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くらしを支える電気 (10 時間 ) 生活の中に当たり前にある 電気 学校や家庭の中にある 電化製品を調べよう 身の回りにある電化製品を調べるとともに 生活との関連を考えるようにする 学校の施設の中を調査する活動も考えられる 食事冷蔵庫 電子レンジ 生活照明 洗濯機 情報テレビ パソコン 家の中を調

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Academic year: 2021

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1.健康なくらしとまちづくり

本単元のねらいは、市民生活にとって必要な飲料水、ガス、電気の確保や廃棄物(ごみ、下水)の 処理について見学したり調査したりして調べ、これらの事業は計画的、協力的に進められ、地域の人々 の健康な生活や良好な生活環境の維持と向上に役立っていることを考えるようにすることである。 ここでは、飲料水、ガス、電気の中から1つを教師が選択して取り上げるとともに、廃棄物の処理 についても、ごみか下水のいずれかを教師が選択して取り上げる。 子どもの実態や地域の実態に合わせて学習に取り上げる教材を選択することになるが、本単元では 自分たちの生活における具体的な事象を取り上げ、その使い方や確保を調べるとともに、自分たちの 生活と深いかかわりがあること、市民への安定供給のために事業が計画的、協力的に進められている ことをとらえさせることが大切である。

2.私たちのくらしに欠かすことのできない「電気」

水、電気、道路は私たちの生活を支える「三大インフラストラクチャー」と呼ばれている。どれも 私たちの生活には欠かすことのできない、生活基盤を支える社会資本である。その中でも、電気は、 現代の情報化社会の中で、私たちの生活や産業と深く結び付き、まさに必要丌可欠なものである。 私たちの当たり前の日常生活は、実に様々な電化製品により支えられており、またそうした電化製 品のおかげで「便利で」「快適で」「健康な」生活を営むことができるのである。 今や私たちの生活にとって当たり前となった電気を、改めてその存在意義を見つめ直すとともに、 その安定供給のかげにある、電気事業で社会を支える人々の知恵や汗、生き様を学ぶ。電気が当たり 前にあることのありがたみに気付かせるとともに、限られた電気エネルギーを節約することの大切さ に気付かせていきたいのである。

3.

「電気」を取り上げて、楽しく、わかる授業を

まず、自分たちの生活と電気とのつながりについて実感をもってとらえさせたい。自分たちの1日 の生活を振り返り、電気の使い道について体験的に調べることが大切である。例えば、冷蔵庫や炊飯 ジャーなどから「食」との関係を発見させたり、テレビやパソコンなどから「情報」との関係を発見 させたり、また照明や時計などから実生活との関係を浮き彫りにするなど、私たちの生活や産業にと って丌可欠であることをとらえさせたい。 実際に学習を進める上では、電力会社の協力をいただき、電気の作られ方や送り方、停電を防ぐ工 夫や努力についてお話をしてもらうことで、当たり前の裏側にある様々な営みについて気付かせてい きたい。さらには、限りあるエネルギーを節約しようとするなど、実生活へ生かすことにも発展させ ていきたいと考える。

4年 社会科

「くらしを支える電気」

私たちの暮らしに欠かすことのできない電 気。生活や産業に欠かすことのできない電気 の安定供給のなぞに迫ります。

(2)

■「くらしを支える電気」

(10 時間)

主な学習活動

指導上のポイント

生活の中に当たり前にある「電気」 札幌市の1日あたりの電気の使用量のグラフ ◆家庭や地域でのインタビュー活動 ◆電源別発電量について資料をもとに調べる ◆日本の原子力発電の現状についてふれる ○身の回りにある電化製品を調べるとともに、 生活との関連を考えるようにする。 ○学校の施設の中を調査する活動も考えられる。 ○家の中を調査する活動も考えられる。 ○家の人にインタビューする際は、どのような点 で役立っているかを聞き取り調査する。 ※参考 『札幌市政概要』 (札幌市市民まちづくり局企画部統計課) 札幌市役所 HP http://www.city.sapporo.jp/city/ ウェブシティさっぽろ http://web.city.sapporo.jp/ ○電力会社が、安全性の確保に努めながら電気を つくっていることを資料をもとに調べる。 ○発電所を実際に見学する活動も考えられる。 ※参考 北海道電力株式会社 広報部 HP http://www.hepco.co.jp ※参考・資料 『エネルギー環境教育施設見学ガイドマップ』 学校や家庭の中にある 電化製品を調べよう

◆生活

照明 洗濯機

◆食事

冷蔵庫 電子レンジ

◆情報

テレビ パソコン 学校や家庭の中には たくさんの電化製品があるよ 札幌市では1日にどのくらい 電気を使っているのかな? 資料)札幌市の1日あたりの電気の使用量の 推移を示すグラフ 出典)北電HP 札幌市では、なぜこんなに 電気の使用量が増えてきたのかな? 人口の 増加 生活の 変化 まちの 広がり 札幌市の人口が増加したり、まちが広がっ たりしたからじゃないかな。生活もずいぶ んと変わってきたようだよ。 こんなにたくさんの電気を電力会社 の人はどうやってつくっているの? 水力 発電 原子力 発電 火力 発電 地熱 発電 電化製品 生活とのつながり 例) 冷蔵庫 食品を保存することができ る。新鮮さを保つ。

(3)

主な学習活動

指導上のポイント

※参考 北海道電力株式会社 広報部 HP http://www.hepco.co.jp ○身の回りにある電柱を調べる活動も考えられ る。 ○地下にある送電線を調べる活動も考えられる。 ○電気が自分の所に届くまでの道のりを 絵地図にまとめる活動に取り組む。 ○電気の燃料が外国から輸入されていることを とらえる。 ○火力・原子力・水力発電により、安定供給が 図られていることをとらえる。 ○環境面や安全面に配慮して電気の供給が行わ れていることをとらえる。 ○電力会社で働く人たちの仕事が計画的、協力 的に進められていることに気付かせる。 ○緊急時や停電時の対応や他機関との連携につ いてとらえさせる。 ○実際に電力会社の人からお話をいただく活動 も考えられる。 ○現在研究されている新たな発電技術や、我が国 のエネルギー政策について調べる。 ○エネルギー資源の埋蔵量など、資源の問題に ついて調べる。 ○事業所や市役所、地域、学校、家庭などにお ける「節電の取り組み」を具体的に取り上げ るとともに、自分からかかわろうという態度 をもたせる。 ○限られた資源を有効に使うことを考え、節電 に協力しようという意識をもたせる。 電力会社の人たちはどうやって 電気を送っているの? 今つくられたものが、様々な電力設備を 通って、それぞれの場所に運ばれている 変電所 を通り 配電線 を通り 送電線 を通り 電気が自分たちの所に届くまでを 絵地図に表そう 発電所で 発電 燃料は 外国から 安全に 送電 外国から輸入された資源でつくられた 電気が、安全に自分たちのところに! これからのエネルギーや資源問題 について調べ、節電について考えよう! 太陽光発電 揚水発電 地熱発電 限られた資源を有効に使うため 新たな対策が。自分たちも節電に協力を。 資源の問題 資源の埋蔵量 節電への意識 電力会社の人たちは、なぜ 24時間体制で仕事をするの? 緊急時 対応 市民の 安全 社会の 安定 電力会社の人たちは、電気を使う人のため 24 時間がんばり続けているんだ もし本当に停電になったときは?

(4)

■授業例

◆授業のねらい

電力会社で働く人たちが、緊急時の対応のため 24 時間体制で働いていることに気付くとともに、 そうした営みによって、自分たちの毎日の生活が支えられていることがわかる。

主な学習活動

指導上のポイント

電気は コンピュータが 24 時間体制で管理 「常に万全」 のはずなのに・・・ ・指令センターの写真 を提示し、コンピュ ータにより 24 時間 体 制 で 管 理 さ れ て い る こ と を と ら え させる。 ・にもかかわらず、24 時 間 体 制 で 人 間 が 働 い て い る 事 実 か ら問いを生む。 ・子どもの見方や考え 方 を 迅 速 性 を 中 核 にしながら、「市民 の安全」と「社会の 安定」の視点からと らえる。 ・緊急時を想定し,電 気 が 止 ま っ て し ま った場合を考える。 ・ゲストティーチャー と し て 電 力 会 社 で 働 く 人 を お 招 き し て、話をしていただ く こ と も 考 え ら れ る。 ●前時まで 発電のしくみや送電のしくみについて調べ、様々な電気設備が整備 されていることにより、自分たちの生活が支えられていることに気 付いている。 ②働く人は交代制 で24 時間体制 をとっている

電力会社の人たちは、なぜ

24 時間体制で働くの?

緊急時の対応

<迅速性> 安全・安心の 維持のため

市民の安全

万が一に備える すぐ現場へ すぐ伝える

社会の安定

すぐ修理して 停電時間を少なく 緊急に備える

もし災害が発生して

電気がストップしたら?

電力会社の人たちは、電気を使う人のため

24 時間、常にがんばり続けているんだ

他機関と の 連携 復旧作業 素早く 他機関にも 連絡を 素早く 現場へ行き 復旧を ① 電 力 会 社 の 中 に あ る 指 令 セ ンターの写真

(5)

■発展的な学習のアイディア

主な学習活動

指導上のポイント

○身の回りにある電化製品の表示をもとに、消費 電力を調べる。 ○それぞれ調べたことをもとに、グラフや表など にわかりやすくまとめる。 ・各グループで学校の中で調査活動に取り組んで もよい。 ・各家庭の電化製品を調べてまとめるなどの活動 が考えられる。 ・消費電力の多い順に並べるなど、ランキングで 表示すると分かりやすい。

主な学習活動

指導上のポイント

○学校から帰ってから、家庭で電気を使わない 生活を体験してみる。 ・照明・・・ろうそくの火で ・テレビやゲーム・・・見ない、しない ・洗濯や食器洗い・・・自分の手で ○電気のある生活とない生活の違いをわかりや すくまとめる。 ・各家庭に対して体験学習への協力依頼のプリン トを事前に配布しておく。 ・電気がない場合は、どんなことに困るのかを考 えてみる。

主な学習活動

指導上のポイント

○学校や家庭の中で、電気をムダに使っている と思われることを話し合う。 ○国や道、市役所(行政)や事業所が呼びかけ 地域の人々が協力していることを取り上げて 「節電」について話し合う。(ポスターなどを活用) ○学校や家庭で「自分がすぐにできそう」なこ とに取り組み、その成果をまとめる。 ・ムダに使っている時間から計算し、費用を考え てみるのもよい。 ・自分たちだけの取り組みだけでなく、行政や事 業所が呼びかけ、それとともに地域の人々が協 力して取り組んでいることを取り上げる。 ・それぞれが取り組んでいることを発表する場を 設定してもよい。

◆消費電力調べ(2 時間)

◆体験・電気のない生活(2 時間)

◆電気を節約して、むだのない生活を(2 時間)

参照

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