「フランスにおける陶磁器製品の市場動向調査」
2007 年 3 月
本報告書に関する問い合わせ先: 日本貿易振興機構(ジェトロ) 輸出促進課 〒107-6006 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル 6 階 TEL:03-3582-5313 FAX:03-5572-7044 【免責条項】 ジェトロは、本報告書の記載内容に関して生じた直接的、間接的、派生的、特別の、付随 的、あるいは懲罰的損害および利益の喪失については、それが契約、不法行為、無過失責 任、あるいはその他の原因に基づき生じたか否かにかかわらず、一切の責任を負いません。 これは、たとえ、ジェトロがかかる損害の可能性を知らされていても同様とします。
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日本貿易振興機構 輸出促進課宛 ● ジェトロアンケート ● 「フランスにおける陶磁器製品の市場動向調査」 ジェトロでは将来の市場として、潜在的需要が高い可能性のある国や地域のマーケット情報を日本の中堅 中小企業の方々に紹介することを目的に本調査を実施いたしました。報告書をお読みいただいた後、是非 アンケートにご協力をお願い致します。 ■ 質問1:今回、本報告書で提供させていただきました「フランスにおける陶磁器製品の市場動向 調査」について、どのように思われましたでしょうか?(○をひとつ) 4: 満足 3: まあ満足 2: やや不満 1: 不満 ■ 質問2: 上記のように判断された理由、また、その他、本報告書に関するご感想をご記入下さい。 ■ 質問3:その他、ジェトロへの今後のご希望等がございましたら、ご記入願います。 貴社・団体名: 部署名 : ★ ご記入いただいたお客様の情報は適切に管理し、本報告書の成果把握に利用いたします。 ★ ご協力ありがとうございました。は じ め に ジェトロは、今回フランス市場に焦点を当て、日本製陶磁器製品の輸出促進を目的に、 パリで開催されるメゾン・エ・オブジェや、手工業品展示会の展示会を利用した現地での インタビュー調査を盛り込み、フランスにおける陶磁器製品(特に磁器)の市場動向の調 査を行った。本報告書が、我が国の陶磁器・生産者の方々にとって、販路拡大の一助とな れば幸いである。 2007 年 3 月 日本貿易振興機構(ジェトロ)
フランスにおける陶磁器製品の市場動向調査
1. 市場調査の目的、調査対象およびその方法... 1
2. インタビューへの反応と回答...
2 3. 日仏の輸出入規模... 6 4. フランスのメーカー、小売店の概要... 15
5. フランスおよび、EU 市場向け輸出実務の手引き... 19
6.展示会出展のメリット... 22
7.フランス進出に向けての考察... 25
8. 市中店舗の調査レポート... 26
9. 資料(業界誌、雑誌)の紹介... 27
別添:市中店舗の調査レポートデータ1.市場調査の目的、調査対象およびその方法
<調査目的> フランスにおける陶磁器(特に磁器)の市場動向を把握することで、日本製の陶磁器 輸出を促す。 <調査対象> 伝統工芸品業界・日用品業界、及び業界紙。 <調査内容> a.インテリア産業の市場規模と、流通している商品(品目別構成)はどのようなも のか。 b.伝統工芸品業界及びインテリア業界は、陶磁器商品にどのようなイメージを持っ ているか。また、サンプルを見てどのようなイメージを持つか。 c.伝統工芸品業界及びインテリア業界は、天草陶磁器商品を(価格、デザイン、機 能性等について)どのように評価しているか。 d.調査を行う各店舗において商品構成として陶磁器はどれくらいの割合を占めて いるのか。 e.近年(過去 5~6 年)陶磁器の輸入動向はどのようなものか。対象商品は①食器(ど んぶり、コップなど)②キャンドルスタンド(ランプシェード)③照明器具(スタン ド)④陶板⑤テーブル天板、など <調査方法> a. 2006 年9月1日~5 日に開催された「メゾン・エ・オブジェ」(MAISON ET OBJET: 室内インテリアとギフト展)会場出展業者への聴き取り(見本を提示し、その感 想意見の情報収集も含む)。 b.国立統計研究所(INSEE)からの情報収集。 c.市中店舗の視察を行い、店内情報の収集と併せて可能な限り見本品を見せ、天草 陶磁器の具体的な市場状況を聞き取る。2. インタビューへの反応と回答
下記の 2 展示会場と市内店舗でのインタビュー時に天草陶磁器商品の見本を持参し、聴 き取り調査を行った。 ● 2006 年 9 月1日~5日、室内インテリアとギフト展 (Maison et Objet/メゾン・エ・オブジェ) www.maison-objet.com (約 3,000 社出展、約 76,000 人来場)● 2006 年 12 月 6 日~10 日、手工芸品展示会(Métiers d’art et de Creation) www.crma-idf.fr (パリ圏手工芸振興会議所主催、2 年に 1 回の催し、270 社出展) ● パリ市内店舗へのインタビュー <インテリア産業の市場規模と、流通している商品はどのようなものか> a.展示会の出展商品群が表しているように、食器だけ、またはインテリアだけの展 示会は皆無で、現在一番多いのは、食器+キッチン用品+内装インテリア+ギフ トが一つの商品分野枠として扱われる場合である。そのため、各種の国の統計も 渾然としており、その中で室内インテリアだけの統計数値を抜き出すのは不可能 である。パリ市内の店舗数から市場規模を推定することも検討したが、室内イン テリアと区分けされている業態が無く、数字も得られないため、インテリア産業 の市場規模は表示できない。 b. 展示会場の構成から判断する限り、室内インテリアとして流通している主要品 目は以下の通り。 ・カーペット、カーテン関連商品 ・照明器具(居間用のシャンデリアやキッチン用、寝室用など使用場所ごとにア レンジされた商品) ・小型家具(特にデザイン性の高い椅子や小机、収納ケース、CD/IT 関連の整理 用品など) ・置物(陶磁器、ガラス、金属、プラスチック、木、布などの素材) ・絵画、リト、ポスター、額など ・アロマ系の香炉、香油、消臭剤など ・デザイン性の高いキッチン用品 c.食器の専門メーカーが、絵皿や陶磁器の壷、置物などを製作しており、またクリ スタルの専門メーカーがコップ、皿と併せて時計、アクセサリーも製作している。 そのためメーカー、販売店共に食器や室内インテリアの分野区分は難しくなって いる。 <伝統工芸品業界及びインテリア業界は、陶磁器商品にどのようなイメージを持って
いるか。また、サンプルを見てどのようなイメージを持つか(価格、デザイン、機 能性などについて)> a.陶磁器商品の素材に対しては特別な感想はなく、ガラスや木、金属など他の素材の 一つという捉え方が多い。「工芸展示会場」では、インテリア商品として金属と木工 商品が多く展示されており、陶磁器は少なかった。 b.「室内インテリアとギフト展」は大量生産品が多く、工芸品は一部しか展示がない が食器・インテリアを含め、生活雑貨全般の商品方向性としてアジアの禅ブームが 去り(2000 年~2004 年頃がブームだった)、カラフルで生活を楽しめるようなライ トカジュアル商品が台頭してきている。来場者は再販者(小売店・百貨店・チェー ン店や輸入業者などのバイヤー)が多い。 c.「工芸品展示会」の商品傾向は、流行に左右されず、あくまでも手工芸品のよさを 前面に出した商品が多い。一点作品風の手の込んだ作りや製作者の熱意が表れてい るような商品が多いが、販売の仕方も商品と言うより作品に近い売り方と展示の仕 方であった。来場客は個人消費者で、一般市場ではあまり販売されてないような、 こだわりの商品が好きそうな中年以上のアッパークラスの客層が多い。 d.天草陶磁器の見本を提示し感想を求めた結果 ・価格が高い。平均的に約 40~50%引きを上代定価にすれば一般的価格。 ・白の下地の濁り色がフランス人向きでない。ただ、藍色の柄はアジアのイメージが して好きなので無地でなく藍色の柄をつけたほうが販売しやすい。 ・デザイン性が欧州の商品と比べると弱い感じがする。もっと、外形に変化をつけた ら良いかもしれない。 ・手作りの味わいは良く、手工芸品として販売店舗を選べば販売も可能と思われるが、 どこでも簡単に販売ができる商品ではない感じがする。 ・機能的な面は特に指摘はなし。 ・陶板は購入客が何のために、どこに使うか、どこの装飾にするか、など購入に際し て、イメージしづらい。フランス人の室内を想像した場合、価格以前に、商品自体 として販売は難しい。 ・見本の5点を店頭に並べた場合、小どんぶり・コップ・キャンドルスタンド・照明 具・焼酎杯・陶板の順に興味を示すと思われる。 見本を提示して感想・意見を求める際は、店頭上代価格も提示しないと無意味な ため、下記のように日本出荷価格から諸経費を概算してフランス上代価格を設定 し、見本の提示と併せて下記の価格を希望上代として示した。(後記の5.フラン ス及び、EU 市場向け輸出実務の手引きで以下のフランス上代価格の計算は検証 されたい)
<フランスにおける想定上代価格(円換算、1eur=150 円)> ①小どんぶり 45~65 eur(6,750~9,750 円) ②コップ 、焼酎杯 20~45 eur(3,000~6,750 円) ③キャンドルスタンド 45~65 eur(6,750~9,750 円) ④照明陶球 (電源使用) 225~670 eur(33,750~100,500 円) ⑤陶板 115~220 eur(17,250~33,000 円) <過去 5~6 年の陶磁器の輸入動向はどのようなものか> フランスでは、(欧州の国々もそれぞれ同じような環境)中級以上の陶磁器食器 は自国の製品の販売拠点しかなく、外国からの商品はほとんど購入ができない。た とえば、ウエッジウッド(イギリス製)・ロイヤルコペン(デンマーク製)アウガー デン(オーストリア製)ジノリ(イタリア製)ヘレンド(ハンガリー製)など、日本で も有名な高級食器をフランスで購入するのはほとんど不可能である。現在、ウエッ ジウッドがかろうじて百貨店等に販売拠点を持っているが、他のブランドはフラン スでは購入はまず不可能である。ただし、置物や人形、アクセサリー等は海外メー カーもかなり入っており、リヤドロ(陶磁器人形、スペイン)スワロフスキー(クリ スタル置物、オーストリア)ジャンセン(銀器の置物・カトラリー、デンマーク) などがある。 価格的に中級のイイタラ(食器、フィンランド)は 2005 年ぐらいから、百貨店・ 専門店で販売され始めている。また中級以下の価格帯の食器は、ポルトガル・スペ イン・ドイツ・東欧の商品が出回っている。中国製はまだ中華街に近い地区での販 売に限られており、パリの中心地での販売には至っていない。商品の仕上がりや仕 入ルートがまだ、出来上がってないと推測される。以前は、外国の高級食器メーカ ーもパリでの販売拠点を持つ動きがあったが近年ではそのような動きはなくなっ ている。 以上の考察と業者のインタビューを総合すると ・欧州内メーカーの海外戦略に関して 食器は各国の販売市場規模に対し、各海外メーカーがデザインや商品趣向を変更 するほどの市場が無く、物流コストと納期の問題で海外メーカーが単独で販売拠点 を確保するのは難しい。ただし、インテリア性の高い人形などは海外商品にも販売 拠点の確保がしやすい。中級以下の価格帯の食器は、市場性が高いが現在は、カジ ュアルデザインがなされていないと難しい。 上記で説明した市場は、あくまでも欧州内で中・上級生活者向けの一般消費市場 を対象にしたものである。商品自体のベースは欧州内では同じで、違いはメーカー
各社の色やデザイン、価格、歴史性ぐらいである。 ・日本の陶磁器の場合 日本製品をヨーロッパで販売しようとする場合は、これまでにみてきたような環 境に参入することになる。趣味性の強い和風の食器や置物の市場は、いわゆるアジ アファン(または日本ファン)の市場となり、上記とは少し異なっている。だが基 本的には、和風の手工芸商品を好きな客層を幅広く取り込むことで市場の確保が可 能と思われる。逆に言えば、和物・イギリス物・フランス物・イタリア物などの強 力な商品群の中で、日本にも根強い北欧物のファンがおり、その北欧ファンを核に しながらどのように市場を拡大していくかといった課題と似た状況だろう。
3. 日仏の輸出入規模
本章では各種統計をもとに、日本とフランスの輸出入規模を俯瞰する。統計中の「チ ャイナウエアー(陶磁器製品)」がどのようなクラスの食器を表すかは不明だが、念の ため以下に日仏政府関係の数字を記載する。 日本からフランスへのチャイナウエアーの輸出額は1億 1420 万円で、これは輸出総 額の 0.01%にしか満たない。一方、フランスから日本へ輸入されているチャイナウエア ーの額は4億 1564 万円と輸入超過の状態である。陶磁器の全ての商品(チャイナウエ アーに限らず建材・工業資材も含む)はアメリカ向け輸出が突出しているが、テーブル 廻りの商品に限ればフランスやドイツなど欧州の国々も無視できない市場と考えられ る。 a.日本貿易統計(出典:財務省)の概要 ・日本の輸出総額の 13.50%を、また輸入総額の 17.33%をフランスが占めている。 ・日本から輸出されている陶磁器製品(食器・キッチン廻り・室内インテリア類のチ ャイナウエアーに限る)は輸出総額の 0.16%である。また、同輸入総額は 0.54%で ある。 ・日本からフランスへ輸出されている陶磁器製品(食器・キッチン廻り・室内インテ リア類のチャイナウエアーに限る)はフランスへの輸出総額の 0.01%である。ちな みに金額は、1億 1420 万円。フランスから日本へ輸入されている陶磁器製品はフ ランスからの全輸入額の 0.04%で、金額は4億 1564 万円。 ・日本からの陶磁器商品(チャイナウエアーを含む全ての陶磁器商品)の国別輸出先 をみると、総額ではアメリカがトップであり、他は東南アジアの近隣諸国となって いる。ただし、商品によっては欧州のイギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・ ラトビアなどの国も上位5位以内に入っている。 <貿易総額(全ての品目:対世界全体) 2005 年> 輸出 6 兆 3370 億 6,600 万円 輸入 5 兆 4287 億 5,800 万円 <対フランス貿易総額 2005 年> 輸出 \856,230,085,000(13.51%) 輸入 \940,720,957,000(17.33%) (カッコ内は、貿易全体に対するフランスの割合)<陶磁器製品品目別輸出額(対世界全体) 2005 年> 統計品目番号 内容 輸出額 6911.10.110 磁器製喫茶用品 \1,050,764,000 6911.10.191 磁器製食卓用品(32 個以上のセット) \197,058,000 6911.10.192 磁器製食卓用品(32 個未満) \4,720,680,000 6911.10.200 磁器製台所用品 \235,972,000 6911.90.000 磁器製家庭用品・化粧品 \94,652,000 6912.00.110 陶製食卓用品 \372,245,000 6912.00.191 陶製食卓用品(32 個以上のセット) \7,899,000 6912.00.192 陶製食卓用品(32 個未満) \1,966,756,000 6912.00.200 陶製台所用品 \521,443,000 6912.00.900 陶製家庭用品・化粧品 \77,427,000 6913.10.000 陶磁器の小像・装飾品 \424,938,000 6913.90.000 その他の小像・装飾品 \237,354,000 6914.10.000 その他の陶磁製品(磁器) \172,146,000 6914.90.000 その他の陶磁製品(磁器以外) \8,039,913,000 総額 \18,119,247,000 輸出総額に対する陶磁器製品の占める割合 0.156%
<対フランス陶磁器製品品目別輸出額 2005 年> 統計品目番号 内容 輸出額 6911.10.110 磁器製喫茶用品 \22,250,000 6911.10.191 磁器製食卓用品(32 個以上のセット) 数字なし 6911.10.192 磁器製食卓用品(32 個未満) \33,067,000 6911.10.200 磁器製台所用品 数字なし 6911.90.000 磁器製家庭用品・化粧品 数字なし 6912.00.110 陶製食卓用品 \20,709,000 6912.00.191 陶製食卓用品(32 個以上のセット) \794,000 6912.00.192 陶製食卓用品(32 個未満) \30,500,000 6912.00.200 陶製台所用品 \560,000 6912.00.900 陶製家庭用品・化粧品 \3,678,000 6913.10.000 陶磁器の小像・装飾品 \732,000 6913.90.000 その他の小像・装飾品 \1,889,000 6914.10.000 その他の陶磁製品(磁器) \482,000 6914.90.000 その他の陶磁製品(磁器以外) \47,056,000 総額 \161,717,000 対フランス輸出総額に占める陶磁器製品の割合 0.013% 出典:財務省「日本貿易統計」 http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm 数字は全て、2005 年(1~12 月)の累計。 b.フランスの市場規模(人口)と生活環境の参考資料 生活環境の数値は、フランス人を対象としているが大枠は欧州各国も同じような生 活環境の傾向とみることができるのではと考え、下記に列挙した。また、国の人口や 都市の人口等も、「日本でイメージされているよりもかなり少ない」と実感していた だくために載せた。下に挙げた中では、パリ・ロンドンが欧州の首都の中でも突出し て人口を擁しているが、他の首都は50~100万人ほどの人口である。 ①2004 年 1 月 1 日の地域別人口 下表は、23 の地域と海外 4 県の総人口表である。ちなみにパリは「Ile de France」 地方になる。概算として、フランス本土で 6,000 万人。海外 4 県を併せ 6,200 万人。パ リ首都圏では 1,100 万人(半径 60km の円周内)で、パリ市内の人口は 200 万人(面積は 105km²)。(参考:フランス政府観光局 http://jp.franceguide.com/、
<フランスの人口の多い都市ベスト 5 2004~2005 年)> 1 パリ 2,093,943 2 マルセイユ 784,545 3 リヨン 449,979 4 トゥールーズ 414,801 5 ニース 338,377 (参考)東京都の面積:2187km²、東京都の人口:1231 万人(2005 年) 東京都公式ホームページ http://www.metro.tokyo.jp/index.htm
地域 人口(千人) Alsace 1,793 Aquitaine 3,049 Auvergne 1,327 Basse-Normandie 1,443 Bourgogne 1,616 Bretagne 3,011 Centre 2,480 Champagne-Ardenne 1,330 Corse 272 Franche-Comté 1,133 Haute-Normandie 1,805 Île-de-France 11,264 Languedoc-Roussillon 2,458 Limousin 712 Lorraine 2,329 Midi-Pyrénées 2,687 Nord - Pas-de-Calais 4,026 Pays de la Loire 3,344 Picardie 1,875 Poitou-Charentes 1,687 Provence - Alpes - Côte d'azur 4,666 Rhône-Alpes 5,893 France métropolitaine 60,200 Guadeloupe 443 Guyane 185 Martinique 393 Réunion 763 France métropolitaine et Dom 61,984
②1962~2004 年の年齢別人口比較 フランスの高齢者の人口比は、世界的な潮流と同様に、毎年確実に上がり続けている。 (%) 1962 1968 1975 1982 1990 1999 2004 0-19 歳 32.2 32.2 30.7 28.7 26.5 24.6 23.8 20-39 歳 26.6 26.4 27.9 30.3 30.3 28.1 26.8 40-59 歳 23.1 22.6 22.5 22.5 23.3 26.0 27.6 60-74 歳 13.2 13.7 13.3 11.9 12.8 13.6 13.1 75 歳以上 4.9 5.1 5.6 6.6 7.1 7.7 8.7 合計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 資料:INSEE より作成 ③単身者の男女・年齢別比率 同調査によると 40 歳代の成人は、カップル世帯よりも一人暮らし世帯のほうが上回っ ている。また同年代の場合、男性の一人暮らしが女性の一人暮らしを上回っている。2004 年では 830 万人の男女が一人暮らしである(総人口の 13.39%)。一人暮らしの形態がその まま陶磁器商品の購入に関係するとは考えられないが、生活者の基礎環境として掲載する。 資料:INSEE より作成
④平均家庭構成人数 フランスでは、以前より核家族傾向が強かったが近年、更にこの傾向が進み、2004 年 段階では、1 家庭が 2.3 人構成となっている。 資料:INSEE より作成 ⑤平均的家庭の部屋数 家族人数が減って部屋数が増えることにより、室内の空間は余裕が出てきている。そ れゆえ家具やテレビ、冷蔵庫などの大型家電製品の設置が容易になり、家庭で時間を過 ごす人が増えている。 資料:INSEE より作成
⑥家族構成別の出費(2002∼2004 年) (%) 1 人暮らし 子供のいな いカップル 子供のいる カップル 父子(母子) 家庭 その他の世 帯 食品 15.0 17.8 16.5 16.7 19.7 アルコール飲料,タバコ 3.0 3.3 2.7 2.9 3.4 衣服、靴 5.1 5.5 8.0 7.4 6.0 住居、燃料 24.5 15.8 13.6 21.8 14.8 家具調度、家事設備 6.2 7.3 6.0 5.2 6.2 健康 4.5 5.0 4.3 3.7 4.6 交通 12.2 16.4 17.8 12.4 15.9 コミュニケーション 3.6 2.6 2.5 3.7 3.0 趣味、文化 8.1 8.3 8.9 8.3 8.3 教育 0.1 0.1 0.8 0.8 0.4 レストラン、宿泊 6.6 5.6 7.5 6.7 6.1 その他(1) 11.1 12.4 11.4 10.4 11.6 合計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 資料:INSEE より作成 (1)財産、宝石、革製品、家以外で子供を預ける費用、財政管理、保健、その他のサービスなどを含む。 ⑦年齢別の出費構成(2002∼2004 年) 25 歳以下 25∼44 歳 45∼64 歳 65 歳以上 食品 9.9 14.8 17.5 21.4 アルコール飲料,タバコ 3.6 2.9 3.1 2.7 衣服、靴 6.8 7.5 6.8 4.3 住居、燃料 27.3 16.7 14.5 18.7 家具など 4.8 6 6.3 7.7 健康 1.8 3.9 4.2 6.8 交通 16.8 17.3 16.9 11.3 コミュニケーション 3.7 2.7 2.8 2.8 趣味、文化 8 8.8 8.9 7.2 教育 0.9 0.4 0.6 0.1 レストラン、宿泊 7.7 7.7 6.8 3.9 その他(1) 8.7 11.3 11.6 13.1 合計 100 100 100 100 資料:INSEE より作成 (1)財産、宝石、革製品、家以外で子供を預ける費用、財政管理、保健、その他のサービスなどを含む。
⑧世帯の収入額別出費構成(2002∼2004 年) 9441€以下 9442∼12664€ 12665∼16278€ 16279∼22607€ 22607€以上 食品 20.3 19.0 18.1 16.4 13.9 アルコール飲料,タバコ 3.6 3.1 3.1 2.8 2.8 衣服、靴 6.4 6.1 6.3 6.5 7.3 住居、燃料 22.2 19.8 17 14.4 13.6 家具など 5.2 5.3 5.9 6.3 7.8 健康 4.2 4.9 4.6 4.5 4.4 交通 11.7 14.5 16.6 18.8 16.2 コミュニケーション 3.5 2.9 2.8 2.6 2.5 趣味、文化 6.8 7.8 8.0 8.4 10.0 教育 0.5 0.4 0.4 0.4 0.5 レストラン、宿泊 4.5 5.0 5.8 7.0 8.8 その他(1) 11.1 11.2 11.4 11.9 12.2 合計出費 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 資料:INSEE より作成 (1)財産、宝石、革製品、家以外で子供を預ける費用、財政管理、保健、その他のサービスなどを含む。
4. フランスのメーカー・小売店の概要
a.フランスのテーブルウエアー業界の専門誌 2002 年まで「フランステーブルアート協会」という団体があり、食器と陶磁器製 のインテリアの業界紙を毎月発行していた(店舗・メーカー・新商品の紹介や販売数 字などの業界環境の記事)。現在その協会は無くなったものの、食器メーカーや小売 店の有志が集まり「食器振興委員会」と形を変えて、主に展示会の主催を行っている。 (COMITE des ARTS de la TABLE www.comitedesartsdelatable.fr )現在、通年発行通年されているテーブルウエアーの専門誌は ①”Table & Cadeau”(11eur:約 1,650 円)
②”OFFRIR INTERNATIONAL”(9eur:約 1,350 円) の 2 誌である。両誌とも書店での販売はほとんどなく、年間購読者向けだ。内容は店 舗・メーカー・新商品・催し物の紹介などとなっている。日本から進出の際は、両誌 への広告も可能だが、効果はあまり期待できないと思われる。同誌以外では、書店販 売されているデザイン、ギフト(季節限定)、生活などの専門誌の中で、食器の紹介が季 節ごとに行われている。しかしながら、これらの場合はかなり特徴の強い商品でないと 紹介されないようだ。 b.フランスのテーブルウエアー業界の推移 ① 新婚カップル向けの市場の減少 フランスはもともと陶磁器では世界的に有名なリモージュ地方をかかえ、食器関連市 場は長い間安定していた。特に販売先としては新婚家庭への供給が大きかった。販売方 法は、百貨店や専門店での「リストデマリアージュ」というものである。まず新婚カ ップルが、友人・親戚など祝儀をもらう予定の方々に「欲しい商品のリストは** 百貨店に置いてあります」と連絡する。次に、ご祝儀を贈る方々がその百貨店の窓 口に新婚カップルの名前を告げる。そうすると、彼らはその商品リストを見ること ができ、それぞれが予算にあった商品をプレゼントできるというシステムである。こ れはフランスでは習慣として定着してきたし、希望商品としての食器需要は重要な 位置づけにあった。しかし電化商品や他のインテリア商品、家具などの需要の中で 食器類の要望が相対的に減ったこと、またこの習慣が段々と廃れてきたこともあり、 同市場から陶磁器食器が激減している。百貨店や専門店の食器の品揃えが旧来のブラ ンドで改良がなく、客の趣向から遊離してしまったことと、この習慣自体が段々と若い カップルや友人達の意識に合わなくなっていることがその根本的な背景であろう。リス トデマリアージュの食器専門店が集中的に集まっていたパラデイ通りは、多いときで 100 軒は営業をしていたが、現在は4軒ほどが残っているだけの状態となっている。
② 国内市場のほとんどがフランスメーカーの商品販売 「 リ モ ー ジ ュ 焼 き 」 の 中 で は ベ ル ナ ー ド 社 (BERNARDAUD) と ア ビ ラ ン ド 社 (HAVILAND)の2社が大手メーカーである。現在は、ベルナード社は色を多く使い シェープを大幅に変更して新しいカジュアルな生活嗜好に合わせようとしており、 アビランド社はクラシックラインを守りながら一部のシリーズで外部のデザイナ ーとのコラボレーションで新しいイメージ商品を始めている。リモージュ地方の近 くの「ジアン焼き」やフランス西部の「カンペール焼き」などが次に続く有名な窯 元地方だが、これらの陶磁器はフランス国内での販売に限定されており(現在、ジ アン焼きは日本への販路開拓が始まっている)、アメリカ・日本などの海外市場で の既存販売は上記のベルナード社、アビランド社の2社のみと言える。また、これ らフランスの陶磁器は他の欧州の国々ではほとんど市場をもたない。欧州の陶磁器 はそれぞれの国で製作販売されているのがほとんどで、欧州内の他国での販売は無 いに等しい。海外では、アメリカと日本の2国が欧州陶磁器の主な市場と言える。 また 2002 年ごろから新たに、旧来の陶磁器専門メーカーとは異なる販路から、 モードブランドが参入している。これにはたとえば、エルメス・ルイヴィトン・グ ッチ・ベルサーチ・ブルガリなどが挙げられる。アクセサリー・雑貨・室内インテ リア(家具や食器など)などの市場に、生活文化の提案をモードから始めるという コンセプトだ。当然のことながら、これらのメーカーの商品は全世界での販売を当 初から想定している。ちなみに、これらブランド食器の製造は下地メーカーへ発注 されており自社工場を持つ意向はないようだ(エルメスのみは転写焼付けの工場を持 っている)。 ③ 室内インテリア、陶磁器の新しい動き 室内インテリア・陶磁器業界では、オランダ・ベルギーのメーカーが火付け役と なり、2002 年ごろに生まれた新たな業態が急激に伸びてきた。内容は、例えばオ ランダの企画会社(またはインテリアメーカーなど)がデザインや素材を選び、商品 を考える。その後、東南アジアや東欧のメーカーへ見本発注を行い、展示会でそれ を展示し受注を取る。売り手は受注内容を見て、発注数が少ない商品は発注をキャ ンセルしてもらい、ある程度の発注を確保できた商品のみを入荷し、配送する。つ まりこれらのメーカーは、在庫リスクを避け、工賃と素材入手の安い国で製造をす ることで価格の低減を実現し、競争力をつけて市場拡大を行っているのだ。 難点は、一度受注した後に売り手の都合でキャンセルが発生することが挙げられ る。1回目の納期はある程度守られるが、2回目からの追加発注は量がたまるまで 配送しないため、納期が分からないということも問題だ。またトレンドの色、素材、 商品が外れれば、安い価格であっても受注につながらない。このことにより買い手 が離れていく危険性が出てくるため、売り手はデザインや商品開発部署への資金投
入が必須となる。さらに問題なのは、東南アジアでは、下請けメーカーが欧州から の指示デザインをそのまま盗用し、自社商品を作って欧州の親商品と競合をするケ ースも出始めていることだ。意匠登録や商標登録が、室内インテリアや陶磁器の分 野ではなじまないため、このような現象が起こっている。中国製を初め、安い商品 は以前から潤沢にあったが(アジア以外でも東欧や北アフリカからの輸入品)、デ ザインや商品自体に欧州人の嗜好に合わない商品が多く市場が伸びなかった。欧州 人の嗜好に沿った商品を安い価格で販売できるこのシステムは、まだまだ伸びてい る。この手の業者は、現在ではパリ市内や他の国々の首都でも店舗展開を行い、シ ョールーム兼小売店舗として広がっている。同業態で、パリの「メゾン・エ・オブ ジェ」展に出展している主な会社名を参考までに下記に列挙する。 AMADEUS (www.amadeus-online.net) CHEHOMA (www.chehoma.com) DEKERCOET (www.dekercoet.com) LEBRUN (www.lebrun.fr) BLANC D’IVOIRE ANGES & COMPGNIE EDELWEISS LE GRAND COMPTOIR c. フランスの中級以上の陶磁器(食器・ギフト)市場規模 複数の中級以上の陶磁器メーカー営業担当者に対する聴き取りによると、フラ ンスの中級以上の陶磁器(食器・ギフト)の店舗数は、パリ市内で平均 25 店、パ リ近郊で7店、2大都市(リヨン、マルセイユ)で 15 店、その他の地方で 30 店 の合計 77 店舗である。陶磁器商品やギフトを扱う店舗はもっとあるが、価格面や 店舗イメージ、販売方法などで店舗側が仕入れられなかったり、逆にメーカー側 が断ったりもする(低価格商品販売の店やディスカウント店など)。中級以上のフ ランスのメーカーが抱える卸先数が 77 店舗として、1店舗の陶磁器関連の平均売 り上げは、月商 35,000eur である。 月商平均 35,000eur ×77 店舗×12 ヶ月=3,234 万 eur(約 48 億 5,000 万円) 中級以上の陶磁器(食器・ギフト)のフランスの小売店販売市場は 48 億 5000 万円ほどと推測される(エルメスなどのモード系ブランドの店舗販売額は含まな い)。また、フランスの店舗の年間仕入れ総額は 20 億 2,000 万円ほどである(仕 入額は小売総額を 2.4 で割って算出する。仕入れを 100 とした場合、240 が消費
税込みの店頭上代とするのが一般的なため、小売額を 2.4 で割れば仕入額が算出 される)。
ちなみにフランス陶磁器メーカーで1~2位の地位にあるアビランド社の年商 は、2005 年度で 10,839,000eur(約 16 億円、従業員数 218 名)であり、同社はア メリカ・日本向けの輸出も行っている。
5. フランスおよび、EU 市場向け輸出実務の手引き
a.日本から輸出の際の、諸手続き 日本からの輸出者は、日本の税関手続きは殆どなく、運送会社がほぼ全てを代 行してくれる。日本から輸出をする場合の一般的な書類は、品番、素材、単価、原 産国、価格条件の明記された請求書と、パッキングリストを送付すれば殆どの国で も問題なく通関ができる。(国によっては、日本の政府下部機関発行の原産地証明 書を要請される場合もある) 輸出に関しては、日本税関の通関関連の手続きよりも販売先との間で価格条件 を明確にしておくことが重要である。前記の請求書内に書く必要がある「価格条件」 とは、輸出者の販売価格が、どの地点での渡し価格か明確化が必要である。 → 日本の工場渡し価格の場合、「EX WORK」 → 日本の出荷空港や港渡しの場合、「FOB」 → 相手国の通関前で渡す場合、「C&F」(運送途中の保険は入ってない) → 上記、同一条件、「CIF」 (運送途中の保険も輸出者が負担する場合) 以上の 4 つのパターンから価格条件を選ぶのが一般的である。 b. フランスの関税率例 現在、世界中で通関用に商品コード化が進んでいる。このコードを HS コードと 呼ぶ。今回、見本を預かった商品の HS コード とフランスの関税は以下のように なる。 HS CODE 関税率 ①小どんぶり 691110000000R 12% ②コップ 、焼酎杯 691110000000R 12% ③キャンドルスタンド 691110000000R 12% ④照明具 (電源使用) 940540910001B 2.7% ⑤陶板 風呂場 台所の壁 691110000000R 12% ⑥陶板 テーブル板 691110000000R 12% なお、④の照明具は EU 内でも使用できる仕様になっている必要がある(プラ グが欧州式でコードの耐電流が欧州用仕上げになっている。これらの仕上げは 「CE MARK」と呼ばれており日本側で出荷前に国の下部機関で承認認可をもらう必 要がある。) c. 日本の工場渡し価格からフランスの上代設定額までの計算方法。 日本の工場出し価格を 100 円とした場合、日本からフランスまでの送料は 25~30%ほど(量や商品の重量で変わる)と仮定する。 またフランスの関税が 12%(商 品代+運賃を加算した額に対して)である場合、上記の総額が、フランスの発注者か ら見た場合の仕入原価となる。通常の店頭上代はこの(仕入原価×2)×119.6% (付 加価値税)となる。店頭価格表示は内税。 →(100 円×125%)×112%=140 円(仕入輸入原価) →(140 円×2)×119.6%=334.88 円(円での店頭価格) 現在のレートが 1EUR=150 円で計算すると、 334.88÷150=2.23eur(eur での店頭価格) 日本から入手した工場渡し価格でフランス上代を計算すると以下のようになる。 日本の工場渡し価格 ⇒ パリ上代設定額(工場渡し価格× 3.35 倍÷150) ① 1~2000 円 ⇒ 22~45eur -Æ 20~45eur で見本見せ。 ② 2~3000 円 ⇒ 45~67eur -Æ 45~65eur で見本見せ。 ③ 1~3 万円 ⇒ 223~670eur -Æ 225~670eur で見本見せ。 ④ 5000~1 万円 ⇒ 112~223eur -Æ 115~220eur で見本見せ。 上記の計算のように、日本の工場渡し価格が 100 の場合、フランス上代は 335 と なる。運賃を商品代の 25%で計算しているのは、小口輸出(50~60 万円ほど)を想 定しているためで、輸出額が 150 万円などになると運賃のパーセントは 15~20%と 縮小できる。更に金額が大きくなれば、更に運賃のパーセントは縮小する。基本的 には、運送額が 300~400 万円以上でないと運賃比率が高すぎで、欧州での販売の際 には上代価格が高くなりすぎる。ちなみに、一般的には運賃比率は商品代の 10%以 下に抑えないと上代設定に響いてくる。これらは航空便での計算なので、ある程度 のボリュームの場合は船便をお勧めする。 逆のケースだが、欧州から日本へ輸出されているブランド商品の概算方法は以下 のようになる。(家庭雑貨を想定。輸入・卸会社のマージンは当然ケースによって異 なるが、下記が一般的な数値。) メーカー工場渡し価格を 100 とした場合(フランス店頭上代は 240)、 ・運賃が商品代の 10% ・日本の関税が 10%(商品によって異なるが、現在大半の商品が 8~10%) ・輸入会社のマージンが輸入仕入原価の 30%ほど ・卸会社のマージンが 30% ・小売店は仕入れを6掛けとして店頭上代を設定。 ・(100×110%)×110%=121 (輸入原価) 121×130%=157 157 × 130%=204 204÷60%= 340 (店頭上代)
よって、欧州から日本への輸出の概算方法からわかることは以下のとおり。 ■ フランスの店頭上代の 1.4 倍が日本の店頭上代。 ■ フランスのメーカーの工場渡し価格から 3.4 倍が日本の上代。 ■ フランス上代の 1.8 倍以下に日本上代の価格設定をするのが一般的。 これら2つのケース(日本→フランス、フランス→日本)のメーカーの工場渡 し価格と相手国での販売上代比率はほぼ同じ。ただし、日本で販売の場合、輸入会 社と卸会社が入って販売努力や在庫リスクを負うが、フランスの上記のケースの場 合、この2社が不在のため仕入れ規模は小額となる。フランスでも輸入会社と卸会 社を仲介させた場合、日本の工場渡し価格をかなり下げないと流通ができなくなる 可能性が高い。
6. 展示会出展のメリット
a.大規模展示会の比較概要(室内インテリア・食器・ギフト等の展示会) 欧州を代表する大型展示会は以下の4展示会が有名である。規模的には、「フラン クフルト・メッセ」(ドイツ)、パリの「メゾン・エ・オブジェ」(フランス)、ミラノ の「マチェフ」(イタリア)、「バーミンガム」(イギリス)の順になる。いずれの展示 会も開催時期は1月末と9月初めの年2回である。モード関連の展示会のように展示 商品の季節分けは厳密にはされていないが、1月末の展示会は春夏用商品が主で、ク リスマス用の商品も同時に出ている。9月展はクリスマス用の商品が主である。これ らからもわかるように、欧州の店舗販売も、年間で一番の販売時期はクリスマス時期 である。 以下に、各展示会の特徴を簡単に記しておく。 ドイツの「フランクフルト・メッセ」は同商品分野の展示会では最も広い展示面積 である。単品で安い商品を探すバイヤーが多く集まるが、食器は1月展のみに出展さ れる。出展メーカーは世界的に有名なブランドメーカーが参加し、欧州全体からバイ ヤーが集まり、欧州で最も国際化が進んだ展示会となっている。ただし近年は低価格 の商品展示が進み、バイヤーの多くもそれを望むようになったため、中国製品の展示 スペースが拡大している。欧州のバイヤーには問題ないが、日本からの出展を考えて いる場合には、このような事情に留意しておくべきだろう。 フランスの「メゾン・エ・オブジェ」はトレンド商品を探すには欧州で一番適して いる。展示メーカーの多くが自社でトレンドに沿ったコンセプトを持ち、販売提案の 方向性を色濃く出している。例えば、ナチュラル嗜好・コンテンポラリー嗜好・クラ シック・カントリー嗜好など、バイヤーの販売コンセプトに合った仕入れメーカーを探 せば一つのメーカーで幅広の商材が調達できるということだ。ドイツの「フランクフル ト・メッセ」の単品仕入額よりは、コンセプトデザインの付加価値分だけ高額にはな るが、販売店舗から見た場合、簡単にトレンディーな販売店(コーナー)が作れると いうメリットがある。ちなみに同展の出展社数はおよそ 3,000 社であり、そのうち約 35%が海外企業である。来場者は約 76,000 人である。 イタリアのマチェフは、ドイツの「フランクフルト・メッセ」と同じようにコンセ プト商品と言うよりは、単品の安価な商品展示が多い。ドイツとの比較で言えばドイ ツのほうがある程度トレンドを意識したデザイン単品展示が多いが、イタリアはクラ シックなデザインの傾向が強い。 イギリスの「バーミンガム」は、値段などがドイツとフランスの中間に位置した展 示商品が多い。単価はドイツやイタリアより高いが、フランスのトレンディーな商品 よりは安い。だがコンセプトはフランスより弱い。このような商品にイギリス風の嗜 好が加味された展示が多い。上記の主要4展示会の展示商品は陶磁器や食器だけではなく、室内インテリア・食 器・台所用品・ギフトの展示会として催されている。 b.商品紹介・販売の主要な営業行為は展示会 ①フランスには日常消耗品の卸会社はあるが、陶磁器(食器・ギフト)・室内インテ リア品・台所用品などの卸会社はほとんどない。そのかわり、メーカーが直接小売 店へ卸す流通経路を採っている。フランスは販売店舗が日本ほど緻密な販売計画を もっていないし、また消費者が入荷を待つという傾向もあり、卸業務が成り立ちづ らいのだ。 ②前記(3-b)で述べたようにフランスは都市人口が少なく、地方に行けばいくほ どそれは激減する。また国土面積が広いため、メーカーが営業マンを雇用して店廻 りをさせると、移動経費がかかり過ぎて採算が取れなくなる可能性が高くなる。さ らに欧州の地方に暮らす消費者の気質は、購買に対してそれほど積極的ではないた め、店舗の1回の仕入額が小さく、費用対販売額の比率が悪い。見本の持参もかさ ばるために難しい。これらの理由から、店廻りの営業マンは基本的にはいない。 ③以上のような状況のため、販売は年2回の展示会で行われる。1回目の入荷後のリ ピートオーダーは、カタログから品番を取って発注をしていく。カタログも商品入 れ替えや費用の面で負担になるため、徐々に、ウェブサイト上のカタログや CD ロ ムに移行しつつある。卸価格のみは個別にメールで送る、あるいはパスワードが必 要なウェブサイトで閲覧できるようにしている。カタログは商品提案用ではなく発 注用との考えが強いため、部数も少なく発注をする頻度の高い客にしか渡さない場 合が多い。 ④海外メーカーのフランスでの販売方法の主な推移状況は、次のとおりである。海外 メーカーの多くは 1996 年~1997 年ごろまで、フランスに代理店を置き、その代理 店が展示会に出展・販売をしていた。2000 年~2001 年ごろからは、代理店が展示 会で出展・販売するシステムは変わらないものの、在庫をもたないことで受注発注 のリスクを軽減するシステムに変わってきた。2003 年ごろには、代理店が少なく なり、個人会社(スタッフが1~2名)が受注の窓口となって海外の親メーカーへ 受注を流す方法が盛んになってきた。代金は海外の親メーカーへ支払われ、個人窓 口は、業務委託として販売額の数パーセントのコミッションを受け取るというシス テムである。 ⑤展示会に来場する客層は、バイヤー(百貨店、専門店、通販など、商品販売を業務 としているあらゆる業態)だけでなくプレス関係も新しい感覚の商品を探しに来る。 プレスが雑誌等で取り上げる際は販売拠点やオーダー先を記載してくれる場合が 多いので、商品が広く認知されるためにはプレスへの撮影用貸し出し窓口は重要で ある。
⑥日本から商品販売の展開を考える場合、個々に店舗を見て直接交渉も可能ではある が、販売可能性の広がりの点で見れば展示会への出展が不可欠である。特に、日本 からの輸出となるため可能な限りロットを増やす方向で見ていかないと、輸出諸経 費が足かせとなって欧州での競争力のある価格への到達が難しくなる。まず展示会 で商品を広く露出し、顧客の反応を見ながら可能な限りの価格調整を行い、個別に 集中営業をするのが一番効果的と思われる。
7. フランス進出に向けての考察
a.見本商品の展示会での反応について 前記、「インタビューへの反応と回答」で価格や嗜好性などについて意見を聞いた が現在のフランス上代価格での販売は大変に難しいと思われる。また、形状・色・柄 なども、フランス人の嗜好をライフスタイルから考察をする必要があると思われる。 現状のままだと、専門店から小額の発注を受け、諸経費が店舗の原価に影響し、単発 の販売で終わる可能性が高い。熊本県の場合でいえば、天草陶器の良さの中に手作り 感や芸術性をもっと強力に誇示した商品のほうが、市場競争力が高まると思われる。 はじめは価格を極限まで抑えて市場を耕し、小額の受注も受けながら嗜好性を探るこ とで、輸出基盤を作ることができるだろう。 b.フランス進出の一つの方法 現在、和物の専門店などが日本の陶磁器を販売してはいるが、それは業務輸入では なく個人輸入の段階と考えられる。市場が小さいため販売力が十分でなく、また輸送 ロットが少ないため結果として末端価格に競争力がないと思われる。これらの課題を 解決し、市場の確保と拡大を目指す必要がある。 企業の資金・人材・開発力・欧州への進出意欲、など色々な要因があり、進出の仕 方もそれらの基礎条件で異なってくると思われるが、確実性が高いと思われる方法は ・専従者を1名パリ(または欧州の他の都市)に置く。 ・百貨店・専門店などに見本と価格を提示し反応を聴く。 ・バイヤーと継続的にコンタクトをとり、その意向や売り場の実情に近づくように 努力する。 ・展示会に出展しさらに客層を拡げ、新たな販売先を探し出す。 ・新規客へ見本と価格を提示し、意向を聞きながら営業を続ける。 ・展示会でプレススタンドにもカタログ等を見せ、撮影用貸し出しの営業をする。 ・伸びのある販売先に集中的に営業をし、核となる販売先を増やす。またロットを 伸ばし諸経費を押さえ、より競争力のある価格を実現させていく。 専従者は 1 名で十分だが、市場のリサーチ・営業・プレス対応などの広域な視点で 見られるような人を選ぶ。これらの下地が出来上がった段階で、ショールームや直営 店(アンテナショップ)へと環境を変えていけばよいと思われる。8. 市中店舗の調査レポート
a.調査票の項目説明 (A)を百貨店:2件 (B)をフランスのインテリア、雑貨、和商品販売店:52 件 (C)を日系オーナーの和物販売店:9 件 と区分けし、合計 63 件の調査を行った。 b.店舗選定の基準 日本からの輸入商品の場合、価格やテイストの点で低価格店舗にはあまりそぐわな いと考え、中級クラス以上の商品販売店を調査対象とした。パリでは、店舗の傾向が 地区で明確に別れているため、まず地区を定め、その地区を視察した。それから販売 商品や価格帯等を見ながら調査店を決めていった。 また、モード系や生活系の一般雑誌掲載の店舗紹介ページから、和物を扱いそうな 店舗をピックアップし、現地で店を見て調査店対象とするか否かを決めた。店舗によ っては、販売商品の価格・格ともに適しているが、例えば欧州風のクラシックな商品 しか扱っていないような店は、「将来的に和物の扱いは期待できない」として除外し た。地区で選定したのは、シャンゼリゼ地区、オペラ地区、サンジェルマン地区、サ ンミッシェル地区、マレ地区、バスチーユ地区、パッシー地区である。 各店舗についての詳細は、別添資料を参照されたい。9. 資料(業界誌、雑誌)の紹介
①Table & Cadeau (題名直訳、テーブル廻りとギフト)
1 冊 11 eur(約 1,650 円)で 年 8 回の発行。発行部数は 8000 冊/号。 読者対象はテーブル廻りとギフトの関係者。 一般書店ではほとんど販売されておらず、年間購読方式。 ②OFFRIR INTERNATIONAL (題名直訳、インターナショナルな提示) www.editolux.com 1 冊 9 eur(約 1,350 円)で 年 6 回の発行。発行部数は 1 万冊/号。 対象はテーブル廻りとギフトの関係者。 一般書店ではほとんど販売されておらず、年間購読方式。 ③le journal de la Maison (題名直訳、家の雑誌)
http://www.journaldelamaisonabo.com/catalogue_detail.asp?titre = 257&cat = 10&StoreID=FoirExpo 1冊 3eur (約 450 円) で 年 10 回の発行。発行部数 150,000 冊/号。 読者対象は一般消費者で、一般書店や市内キオスク等で販売されている。 室内インテリア(食器も含む)の内容がメイン。 ④residences decoration (題名直訳、住居のデコレーション) http://www.viapresse.com/via/239/abonnement-magazine-residences-decoration.html 1冊 4.9eur(約 735 円) で 年 6 回の発行。発行部数 120,000 冊/号。 読者対象は一般消費者で、一般書店や市内キオスク等で販売されている。 室内インテリア(食器も含む)の内容がメイン。 以 上
書類番号: A-1 カテゴリー:百貨店 tel: 01 44 39 80 00 fax: 01 44 39 80 50 mail: web: www.lebonmarche.fr 店・又はコーナーの面積:約900㎡(食器コーナー) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ある(何軒)・○ない 店内主要品価格帯: ~ 陶磁器品の主要価格帯: ~ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 日本外のアジア商品の販売を: している ・ していない ①1852年創業の、世界で最も古い百貨店。数年前、ルイ・ヴィトングループに買われた。パリの高級地区に あり、客層もブルジョワ階級が多く、商品も質の良い、モードなものが多い。海外のバイヤーもトレンド商品や 展示仕様の視察でよく訪れる。 仕入れはどのようにして: ②食器売り場は、ガラス、陶磁器、銀器、食卓デザイン雑貨もの、などのコーナーがある。 ④1年前に比べ、食器売り場のスペースは約2割ほど縮小されている。 ③入っているブランドは、ベルナルド、バカラ、クリストフル、ラリック、ヴィルロイ&ボッホ、アビランド、ドー ム、ウェッジウッド、ドリアード、レイノー、ケンゾー、ジアン、北欧製品(マルチ)。殆どがフランスのブランド。 3 4 5 コメント ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 Le Bon MarcheLe Bon MarcheLe Bon MarcheLe Bon Marche
ショップ住所: 22 rue de Sevres 75007 Paris
仕入れ担当者名:
販売商品例/価格 1
書類番号: A-2 カテゴリー:百貨店 tel: 01 42 82 38 33 fax: 01 45 26 76 11 mail: web: www.galerieslafayette.com 店・又はコーナーの面積: 1,000㎡(コーナー面積) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ○ある(53軒)・ない 店内主要品価格帯: ~ 陶磁器品の主要価格帯: ~ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ⑤キッチン用品(食器、鍋類、雑貨など)が全体の約半分を占めている。客層はフランスのブルジョワ階級 と、観光客が多め。 ②商品はデザインが良く、品の良いブランドものや、今のモードを取り入れた旬なポップデザインものなど。 ③食器売り場は、陶磁器、銀器、ガラス製品、テーブルデコレーションを販売。 ④食器のブランドで入っているのは、ベルナルド、ドーム、ローゼンタール、ジアン、フィリップ・デズリエ、ヴィルロイ・ボッ ホ、Medard de Noblat、クリストフル、Tralalart、Guy Degrenne、エルメス、レイノー、サンルイ、アビランド、ウェッジウッド、 クリスタル・ド・セーブル、バカラ、ラリック、ラファイエットコレクション。 5 ①ギャラリーラファイエットのメゾン館(「家」のフランス語)で、家庭用品(インテリア、キッチン用品、バスルー ムグッズ、雑貨)をメインに販売。 販売商品例/価格 1 コメント 2 3 4 仕入れはどのようにして: ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 Galerie LafayetteGalerie LafayetteGalerie LafayetteGalerie Lafayette
ショップ住所: 40 boulevard Haussmann 75009 Paris
書類番号: B-1 カテゴリー:インテリア、雑貨 tel: 01 42 68 12 76 fax: 01 42 68 12 75 mail: [email protected] web: www.habitat.net 店・又はコーナーの面積: 100㎡(コーナー) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ある(パリで5軒)・ない 店内主要品価格帯: 2€ ~ 4000€ 陶磁器品の主要価格帯: 3€ ~ 50€ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 5% 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ④価格は他のインテリア類の感覚からみると、食器は安め。 ⑤食器はセレクトではなく、habitatオリジナルシリーズ。生産国表示ないため、どこの国で作っているのかは 分からないが、おそらく中国などと予想される。 ⑥客層はモードを意識する若いブルジョワ層。 ①世界的に展開する、おしゃれなインテリア・雑貨ショップ。 仕入れはどのようにして:オリジナル品はメーカーと共 に製作し仕入れ、他は展示会で。 ②メインはソファやテーブル、棚などの大型インテリア。食器は一番奥にワンコーナーを設置。 ③食器はシンプルなデザインが多く、アジアを意識したデザイン(湯呑、ご飯用茶碗、お茶セットなど)もみら れる。 3角皿(24.5cm四方) 7.5€ 4マグカップ 7€ 5急須 30€ コメント ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: habitat名 habitat habitat habitat
ショップ住所: 30 boulevard des Capucines 75009 PARIS
仕入れ担当者名:
販売商品例/価格 1丸皿(26cm) 5.5€ 2カフェオレボール 9€
書類番号: B-2 カテゴリー:インテリア・雑貨 tel: 01 42 60 65 32 fax: mail: [email protected] web: www.compagniefrancaisedelorientetdelachine.com 店・又はコーナーの面積: 50m2(店) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ○ある(9軒)・ない 店内主要品価格帯: 5€ ~ 1000€ 陶磁器品の主要価格帯: 5€ ~ 250€ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 60% 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ②店はアジアの色を出しているが、デザインはあくまでもシンプルで(特に食器)でシックなイメージ。 ③食器は陶磁器がメイン。ガラス・木製品はほとんどない。 5花瓶 105€ 仕入れはどのようにして:仕入本部と各店舗の2本の 経由で、各店舗は展示会で発注をし、追加発注はメー ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 Compagnie Francaise de l'Orient et de laCompagnie Francaise de l'Orient et de laCompagnie Francaise de l'Orient et de laCompagnie Francaise de l'Orient et de la Chine ChineChine Chine ショップ住所: 24 Saint-Roch 75001PARIS 仕入れ担当者名: ①中国や中央アジアの食器や家具を販売。 販売商品例/価格 1角皿18cm 25€ コメント 2丸皿28cm 53.4€ 3ボール 8€ 4お茶ポット 75€ ④アジアの雰囲気が好きなフランス人が大半の客。 ⑤価格も、安くはないが、市場的には妥当なライン。 ⑥お店はパリサンジェルマン界隈に3店舗、16区に2店舗、オペラ界隈に2店舗、ブリュッセルとバルセロナ1 店舗ずつ。バルセロナが本店のよう。
書類番号:B-3 カテゴリー:セレクト tel: 01 55 35 33 90 fax: 01 55 35 33 99 mail: [email protected] web: www.colette.fr 店・又はコーナーの面積: 1900㎡(店、3階層) 日本商品の有無: ○ある ・ ない チェーン店の有無: ある(何軒)・○ない 店内主要品価格帯: 2€ ~ 2万€ 陶磁器品の主要価格帯: ~ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 日本外のアジア商品の販売を: している ・ していない コメント ①モードの先端を走る、話題のセレクトショップ。常にモード関連、バイヤーなどで人が溢れている。 ②販売商品は、CD、アクセサリー、化粧品、洋服、本、フィギュア、雑貨、時計など。 ③店の内容上、常に新しいものへと変化が要求されるので、商品の入れ替えが激しい。 ④行った時は、食器の販売はなかったがほぼ毎日販売商品が変わり、陶磁器の販売も行われる。 ⑤現代日本人アーティストのイラスト集や、日本のファッション雑誌なども6~8種類ほど、置いている。 ⑥雑貨系を日本のポップトレンド(クールジャパン)の感覚で商品選定がされているため、日本製品が多い。 又、モード系商品は欧州の超有名ブランド(グッチ・フェンデー・フェラガモ・D&Gなど)も併せて販売されてお り、従来の店舗形態にはなく、嗜好的にアメリカ人に合致している様子。アメリカ人の高額旅行者が主な客層 で、又 欧州のモード系高額客層も捉えている。 4TATANAMI KEIICHIイラスト集 26€ 5 仕入れ担当者名: 販売商品例/価格 1 CD 18€ 3NODA NAGIイラスト集 26€ 2フィギュア・マスコット 8€ ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 colettecolettecolettecolette
ショップ住所: 213 rue St Honore 75001 Paris
仕入れはどのようにして:メーカーからの提案持込が 主
書類番号: B-4 カテゴリー:インテリア・雑貨 tel: 01 48 06 09 21 fax: mail: web: www.hometrotter.com 店・又はコーナーの面積: 150㎡(店) 日本商品の有無: ○ある ・ ない チェーン店の有無: ○ある(9軒)・ない 店内主要品価格帯: 5€ ~ 1000€ 陶磁器品の主要価格帯: 5€ ~ 110€ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 20% 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 Home TrotterHome TrotterHome TrotterHome Trotter
ショップ住所: 13 rue Daval 75011 Paris Paris 仕入れ担当者名: 販売商品例/価格 1カフェオレボール 5.8€ 2平皿 17.5€ 3日本製湯のみ 9.2€ 4日本製ご飯茶碗(6個セット) 94.55€ 5 仕入れはどのようにして:本部と各店の2本経由。各 店舗は展示会などで発注する。 コメント ⑤また、日本製の食器と雰囲気が似ている、フランスのメーカーの食器も販売。値段は日本製のものよりも 40~50%ほど安め。 ①ヨーロッパ風に「ZEN」をイメージしたラインナップで、ソファ、テーブル、ベッドなどのインテリアと、食器、雑 貨などを販売。 ②パリに3店舗と、リール、リヨン、ナント、ニース、ストラスブール、バルドワにお店がある。 ③日本の商品は、陶磁器の食器(湯のみ、ご飯茶碗、お皿など)と、線香を販売。 ④湯呑や茶碗を6個セットや8個セットで売っている。(よって価格も高め)
書類番号:B-5 カテゴリー:インテリア tel: 01 44 07 02 02 fax: 01 44 07 02 05 mail: [email protected] web: www.catherinememmi.com 店・又はコーナーの面積: 100㎡(コーナー) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ○ある(5軒)・ない 店内主要品価格帯: 50€ ~ 2万€ 陶磁器品の主要価格帯: 50€ ~ 150€ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 15% 日本外のアジア商品の販売を: している ・ ○していない ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 CATHERINE MEMMICATHERINE MEMMICATHERINE MEMMICATHERINE MEMMI
ショップ住所: 11 rue St Sulpice 75006 Paris
仕入れ担当者名: Ms. CATHERINE MEMMI 販売商品例/価格 1カップ49€ 2ボール65€ 3丸皿120€ 4 5 仕入れはどのようにして:主流扱い品はデザインを自 社で起こし、製造をアジアで行っている。周辺品は展 示会で発注。 コメント ①おしゃれで高級な、シンプルモダンなインテリアショップ。 ②お店はパリ、ニューヨーク、ロンドン、ブリュッセル、東京に各1店舗ずつ。 ③展示商品の数は少なく、大きなソファ、ベッドなど、ゆったりとした配置。 ④食器はフランス人デザイナーのもの(セラミック)で、1点1点手作りのもの。 ⑤店内はこげ茶色と白で統一されており、食器も茶と白で、デザインはいたってシンプル。
書類番号:B6 カテゴリー:インテリア・雑貨 tel: 01 43 25 00 79 fax: mail: web: 店・又はコーナーの面積: 30㎡(店) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ○ある(2軒)・ない 店内主要品価格帯: 5€ ~ 1000€ 陶磁器品の主要価格帯: 10€ ~ 20€ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 5% 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ④食器は銀製品(2/5)、プラスチック製品(2/5)、陶磁器(1/5)で、陶磁器の割合は少なく、価格も安め。 ⑤日本製品の販売は今の所はないが、店の雰囲気的に、販売の可能性は高い。 3小皿5枚セット 15€ 4 5 コメント ①シックなコンテンポラリー&エスニック調のインテリア・雑貨店。 仕入れはどのようにして: 展示会など ②お店はパリ市内の、サンジェルマンと15区に1件ずつ。 ③ソファやテーブル、ランプなどのインテリアと、小物入れ、写真立ての雑貨、食器を販売。 ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 La joie de vivreLa joie de vivreLa joie de vivreLa joie de vivre
ショップ住所: 72 rue de Seine 75006 Paris
仕入れ担当者名:
販売商品例/価格 1マグカップ 10€
書類番号:B7 カテゴリー:インテリア tel: 01 42 74 05 69 fax: mail: [email protected] web: www.futonyokado.fr 店・又はコーナーの面積: 120㎡(店) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ある(何軒)・○ない 店内主要品価格帯: 50€ ~ 1500€ 陶磁器品の主要価格帯: ~ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ⑤家具は日本と中国が混ざっている感じ。 ②ベッド、ソファ、テーブル、棚、ランプ、畳などを扱っている。 ③陶器、食器は現在販売していない。店の装飾品として置いてある程度。 ④畳はイグサでできているが、日本製ではなく、アジアの別の国からの輸入。 5 ①和風ベッド用品(FUTONふとん)とインテリアの販売店。 販売商品例/価格 1ソファ 793€ コメント 2テーブル 339€ 3畳(1畳) 87€ 4ベッド 1041€ 仕入れはどのようにして: ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 YOKADO FUTONYOKADO FUTONYOKADO FUTONYOKADO FUTON
ショップ住所: 8 boulevard de Sebastopol 75004 Paris
書類番号:B8 カテゴリー:インテリア・雑貨 tel: 01 40 29 06 86 fax: 01 40 29 03 86 mail: [email protected] web: www.conceptua.com 店・又はコーナーの面積: 160㎡(店) 日本商品の有無: ○ある ・ ない チェーン店の有無: ○ある(何軒)・ない 店内主要品価格帯: 1€ ~ 2500€ 陶磁器品の主要価格帯: 5€ ~ 30€ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 5% 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ④日本製の陶磁器食器と、中国製の陶磁器食器が並べて置いてあった。日本製はやや高め。 ⑤商品の配置がやや乱雑で、全体的に、「エスニック風」が好きな「大衆向け」のインテリア・チェーン店といっ た感じ。 コメント ①インテリア・雑貨のチェーン店。 ②メインはソファやテーブル、棚などのインテリアで、食器も少し置いている。 ③家具はモダンなデザインで、多少エスニックをイメージしている感じ。値段は比較的安め。 3茶碗 5.5€ 4日本製箸 1€ 5日本製ご飯茶碗 10.9€ 仕入れはどのようにして: 仕入れ担当者名: 販売商品例/価格 1花瓶11€ 2角皿2枚セット 22€ ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 CONCEPTUACONCEPTUACONCEPTUACONCEPTUA
ショップ住所: 4 boulevard de Sebastopol 75004 Parisz
書類番号:B9 カテゴリー:インテリア tel: 01 40 13 08 08 fax: mail: web: www.sof.fr 店・又はコーナーの面積: 70㎡(店) 日本商品の有無: ある ・ ○ない チェーン店の有無: ○ある(4軒)・ない 店内主要品価格帯: 15€ ~ 800€ 陶磁器品の主要価格帯: ~ 陶磁器商品の対全店頭販売スペース比率: 日本外のアジア商品の販売を: ○している ・ していない ショップ ショップショップ
ショップ名名名:::: 名 SOFSOFSOFSOF
ショップ住所: 23 boulevard de Sebastopol 75004 Paris 仕入れ担当者名: 販売商品例/価格 1クッション 25€ 2マットレス 450€ 3ソファ690€ 4畳 90€ 5 仕入れはどのようにして: コメント ①ベッド、ソファベッドの販売店。それ以外のインテリアはほとんどない。 ②基本的にはヨーロッパテイストだが、畳や障子も一部置いてある。 ③店はパリ市内に2件、パリ郊外に2件ある。 ④デザインはいたってシンプル。布も一色もので、柄物はない。 ⑤畳は店内に1つだけ、飾られていた。材料はイグサで作られている。