年末調整セミナー
初めての
担当講師:平賀 信幸
社会保険労務士 ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)ハッピーニャーゴ
① https://hiraga-fp.com2018年版
「概要編」
2
予備知識①
個人が「
儲け
た」
所得
利子所得
譲渡所得
配当所得
不動産所得
事業所得
給与所得
一時所得
山林所得
退職所得
非課税所得
雑所得
年末調整
とは!
給与所得
者の
所得税
の精算!
分類予備知識②
個 人(1月1日から12月31日:暦年)で計算 (商売) 収入金額(成果)-必要経費(犠牲)= もうけ(所得) (会社員などの給与所得者) 給与収入-給与所得控除 = もうけ(給与所得) 必要経費は認めてくれないが… みたいなものは認めてくれる。 会社(事業主)が払っているため、1年間に払った給与が分かる! 所得税課税 確定申告 (翌年2月16日~3月15日) 確定申告?? 多くの会社員が確定申告す るのは負担が大きい (>_<) 会社が従業員等に代わって、「年末調整」 で確定申告の代わりをしてくれる! 利益 帳簿記入⇒決算書 ※収入の範囲で最低65万円ある。年末調整とは??
個人→もうけ(所得) → 課税 ⇒ 国税(所得税)・地方税(住民税) ⇒自 営 業 →確定申告(自分で確定申告をして、所得税の精算をする。) ⇒給与所得者 →年末調整(会社が所得税の調整をしてくれる。) 所得税は暦年単位(1月1日~12月31日)までの1年間の所得に対して課税 給与所得者の方は毎月所得税を概算で、源泉徴収されている! (例)毎月約9千円ほど給与から源泉徴収された。1月から12月まで10万円(概算) 年末調整の結果、確定税額9万円 払い過ぎ ∴還付 所得税は、概算で毎月徴収し、翌月10日までに納付する。(小規模な事業者は、 6か月に1回納付する特例もある。)そして、12月最後の給与で実際の所得税の 年税額と概算額合計額との差額を調整する。←年末調整 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 最後の給与 で調整する。 4給与所得者
の
所得税
の精算!
※所得税には、復興特別所得税を含めて説明します。年末調整事務処理の流れ
11月頃、税務署から書類が届く 年末調整対象者に以下①②③を配布 ①「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(来年用に配布しておくことが多い) ②「給与所得者の配偶者控除等申告書」 ③「給与所得者の保険料控除申告書」 ④「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」 年末調整対象者より、②~④を回収しチェックする。 ※当年分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を確認する。異動がある場合必ず提出してもらう。 原則として、年内最後の給与で年末調整を行うため、12月最終給与が確定しだ い、計算を行い、年末調整をする。 ※前年以前において確定申告で対応している場合に適用されます。12月最後の給 与で年末調整 1月31日 法定調 書提出 従業員さんに書類を渡 し、期限を設け書類を 回収し、チェックする。 賞与 給料 (11月) (12月) (1月) 本年最後に支 払う給与の確 定段階で年末 調整を行う。
遅くとも11月には、年末調整の準備を始めましょう!
管轄税務署か ら一式資料が 送付される。年末調整の対象とならない人 本年中の主たる給与の収入金額が2,000万円超の人 2か所以上から給与を受けている人で、別の会社に「給与所得者の扶養控除 等(異動)申告書」提出している人 年の中途で退職した人で、退職時に年末調整をしていない人 日雇い労働者の人 その他 年末調整の対象となる人 年末まで在籍している人は、年末調整の対象とならない人を除いて、年末調整が 必要です。特に、 「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を出してもらわない と、年末調整ができませんので、対象者には必ず!出してもらいましょう! ※このような方は、退職時に年末調整を行うこととされています。 ●年の途中で死亡退職した人 ●著しい心身の障害のため年の中途で退職した人 ●年の途中で、退職したパートの方等で給与総額が103万以下で、本年中に再就職 等する予定のない方など 10
給与年間収入 (通勤手当等の 非課税を除く) - 給与所得控除 = 給与所得 給与所得 - ※所得控除 = 課税所得 課税所得 × 税率 = 税 額 税 額 - 税額控除 - 概算源泉徴収税額 還付? 追徴? 還付? 追徴? 12月最後の給与で調整! 法定調書 税務署・市町村へ
年末調整計算等の流れ
≪原則≫ ≪翌年1月31日までに≫ ※雑損控除・医療費控除・寄付金控除は年末調整ではできない!年末調整の計算は、原則として、12月の最終給与で終わりますが、まだ、その後 始末が残っています。 年末調整の結果を、翌年1月末までに、税務署や市町村 に報告する仕事が残っているのです。 先ずは! 給与支払報告書・源泉徴収票 ●給与支払報告書(源泉徴収票)は4枚複写または3枚複写 3枚複写 4枚複写 1枚目2枚目→給与支払報告書(個人明細書) 3枚目 →源泉徴収票(税務署提出用) 4枚目 →源泉徴収票(受給者交付用) 1枚目2枚目→給与支払報告書(個人明細書) 3枚目 →源泉徴収票(受給者交付用) 給与支払報告書(2枚)→同じ市町村に住む従業員のものと合わせ、総括表につけ て、市町村へ提出 源泉徴収票(税務署提出用)→管轄の税務署へ提出
年末調整が本当に終わるのは、翌年1月?!
12 ※受給者交付用を除き、マイナンバーの記載が必要!●給与所得の源泉徴収票を提出する人 受給者の区分 提出範囲 年 末 調 整 を し た 場 合 (1)法人(人格のない社団等を含みます。)の役員(取締役、 執行役、会計参与、監査役、理事、監事、清算人、顧問等で ある者)及び現に役員をしていなくても平成30年度中に役員 であった者 平成30年中の給与等の支払金額が150万円を超えるもの (2)弁護士、司法書士、土地家屋調査士、公認会計士、税理 士、弁理士、海事代理士、建築士等(所得税法第204条第1 項第2号に規定する者) 平成30年中の給与等の支払金額が250万円を超えるもの (3) 上記(1)及び(2)以外の者 平成30年中の給与等の支払金額が500万円を超えるもの 年 末 調 整 を し な か っ た 場 合 (4)「給与所得者の扶養 控除等申告書]を提出し た者 イ 平成30年中に退職した者、 災害により被害を受けたため、 平成30年中の給与所得に対す る源泉徴収税額の徴収猶予又 は還付を受けた者 平成30年中の給与等の支払金額が250万円を超えるもの ただし、法人の役員の場合には50万円を超えるもの ロ 主たる給与等の金額が 2000万円を超えるため、年末調 整をしなかった者 全部 (5)「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出しなかった者 (月額表または日額表の乙欄若しくは丙欄適用者) 平成30年中の給与等の支払金額が50万円を超えるもの
次に
その他の法定調書・法定調書合計表 年末調整関係の法定調書(1月末までに提出) 給与所得の源泉徴収票 退職所得の源泉徴収票・特別徴収票 報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書 不動産の使用料等の支払調書 不動産等の譲受けの対価の支払調書 不動産等の売買又は貸付けのあっせん手 料の支払調書法定調書
合計表
提出する法定調書がない場合であっても、法定調書合計表は必ず提出! 【法定調書】税
務
署
へ
14 給与支払報告書 総括表市町
村へ
退職所得の源泉徴収票・特別徴収票退職所得の源泉徴収票・特別徴収票 退職者に退職金を支払った場合に記入します。退職後1箇月以内に受 給者に渡します。なお、税務署・市町村への提出は、役員以外不要です。 報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書 税理士さん・外交員さん等に報酬を支払った場合などに作成します。 (色々なケースがありますが、税理士等の報酬は、支払金額が年間5万 円以下の場合は、税務署への提出は不要です。) 不動産等の使用料等の支払調書 法人等が不動産の使用料を支払った場合に作成します。支払金額が年 間15万円以下は税務署への提出は不要。なお、法人に支払う場合は、 権利金・更新料等のみ、家賃や賃借料は対象外 不動産等の譲受けの対価の支払調書 法人等が不動産を譲り受けた場合に作成します。(同一の者への年間支 払額が100万円以下の場合提出する必要はありません。) 不動産等の売買又は貸付けのあっせん手数料の支払調書 法人等が不動産等の売買又は貸付のあっせん手数料の支払いをした場 合に記入します。なお、同一の者への年間支払金額が15万円以下は税 務署への提出は不要です。 ●給与支払報告書・源泉徴収票以外の年末調整関係法定調書