• 検索結果がありません。

「発刊によせて」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "「発刊によせて」"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

「発刊によせて」

著者

細見 和志

雑誌名

関西学院大学人権研究= Kwansei Gakuin

University journal of human rights studies

15

発行年

2011-03-31

(2)

「発刊によせて」

人権教育研究室室長

細 見

和 志

「関西学院大学人権研究第15号」をお届けします。今期をもって、人権教育研究室室長を退くこと になりましたので、大学における人権教育と研究にとって何が大切か、改めて考えてみました。 いうまでもなく大学は教育と研究の場です。ですから、人権教育の科目を提供するだけでは不十分 で、やはり人権問題に関する研究活動が必要です。とはいえ、現実には人権問題を専門とする教員の 数は限られており、大学によっては一人もいないところもあるかもしれません。人権問題は一部の専 門家に任せておけばよいという意識を捨てて、共に人権教育や研究を担っていくのだという気概が必 要でしょう。幸い、関西学院大学には人権教育研究室という組織的な基盤が既に存在します。ここを 中心として、今後も幅広い教員の参画を呼びかけ、研究を活性化する努力を続けていかなければなり ません。 次に重要なのは、人権教育に関する研究です。「大学で行う人権教育として、どのようなテーマを 取り上げるべきか」、「この授業で何を受講生に伝えるのか」という問いに対して、大学として一定の 見識を持って答えるためには、どうしても人権教育そのものに関する研究活動が不可欠です。人権教 育のテーマは時とともに変化し、拡大しています。大学や学生を取り巻く社会状況やグローバルな国 際人権に目を向け、新たな科目の構想立案や教育方法の改善という問題を、組織として引き受けて共 同研究の課題とする必要があります。 最後に、大学の特色を生かした人権研究を、広く社会に発信することが大切です。大学には、多種 多様な分野の研究者がいます。「人権」を共通テーマとした共同研究を組織すれば、今までにない学 際的な研究が可能です。共同研究によって政策現場の経験と学問的研究の新たな知見とを結びつけ、 いままでにない問題解決の方向を提示できるかもしれません。しかし残念なことに、せっかくの研究 成果は往々にして専門の研究者の間でしか共有されず、政策現場に知られることなく埋もれてしまう ことが多いのです。そうならないためには、大学での人権研究の成果を、専門の研究者の枠を超えて、 人権施策に携わる人々や教育現場に積極的に発信していく必要があります。 この「関西学院大学人権研究」はささやかな小冊子ではありますが、これからも関西学院大学での 人権問題ならびに人権教育研究の成果を社会に発信できる研究誌としての役割を担っていきたいと願 っています。

参照

関連したドキュメント

本研究は、tightjunctionの存在によって物質の透過が主として経細胞ルー

1 BP Statistical Review of World Energy June 2014. 2 BP Statistical Review of World Energy

4 6月11日 佐賀県 海洋環境教室 環境紙芝居上演等による海洋環. 境保全教室開催 昭和幼稚園

4 6月11日 佐賀県 海洋環境教室 環境紙芝居上演等による海洋環. 境保全教室開催 昭和幼稚園

人間は科学技術を発達させ、より大きな力を獲得してきました。しかし、現代の科学技術によっても、自然の世界は人間にとって未知なことが

本事象においては、当該制御装置に何らかの不具合が発生したことにより、集中監視室

また、 Alfa Laval が 2010 年 12 月に発表した Aalborg Industries の買収は、中国、ベ トナム、ブラジル等における Aalborg

◆欧州の全エンジン・メーカーの 2008 年、 2009 年の新規受注は激減した。一方、 2010 年の 受注は好転しており、前年と比べ収入も大きく改善している。例えば、 MAN の