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Factors affecting time to sputum culture conversion in adults with pulmonary tuberculosis: A historical cohort study without censored cases.

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Academic year: 2021

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(1)

Factors affecting time to sputum culture

conversion in adults with pulmonary

tuberculosis: A historical cohort study

without censored cases.

その他の言語のタイ

トル

成人の肺結核における喀痰培養陰性化に影響する因

子について:打ち切り例のない既往コホート研究

セイジン ノ ハイケッカク ニ オケル カクタン バ

イヨウ インセイカ ニ エイキョウスル インシ ニ

ツイテ:ウチキリ レイ ノ ナイ キオウ コホート

ケンキュウ

著者

神田 理恵

発行年

2016-03-10

URL

http://hdl.handle.net/10422/11794

(2)

学 位 の 種 類 博 士 (医 学)

学 位 記 番 号 博 士 甲第752号

学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 授 与 年 月 日 平成28年 3月 10日

学 位 論 文 題 目 Factors affecting time to sputum culture conversion in adults with pulmonary tuberculosis: A historical cohort study without censored cases.

(成人の肺結核における喀痰培養陰性化に影響する因子について:打ち 切り例のない既往コホート研究)

審 査 委 員 主査 教授 杉原 洋行

副査 教授 小森 優

(3)

別紙様式3

論 文 内 容 要 旨

紆…な’名 かんだ りえ

神田 理恵

学位論文昔日

FactorS afFbcting time to sputum culture conversionin adultswithpulmonarytubercul0Sis:Ahistoricalcohortstudy Withoutcensoredcases

(成人の肺結核における喀痍培養陰性化に影響する因子に

ついて:打ち切り例のない既往コホート研究)

【日的】結核は緩やかな減少傾向にはあるものの、単一感染症としてはいまだにu工Ⅴに次い で2番目に死亡者の多い疾患である。貧困や不十分な医療システムのため、多くの国におい て排薗陽性の患者を厳格な隔離状態に置くことが困難である中、伝播を防ぐにはできる限り 排菌は短期間であることが望ましい。治療開始2ケ月後も嗜癖培養陽性が継続することと、 胸部Ⅹ線写真における空洞病変の存在および病変の広がりの程度、喀痍培養のコロニー数、 糖尿病の合併、喫煙などとの関連が今までに報告されている。しかし、ワンポイントにおけ る陰性化率の評価ではなく、噂疲培養陰性化までの全期間に影響を与える因子についてはま だあまり知られていない。また多くの過去の報告は発展途上国からのものであり、十分に交 絡因子の調整がなされていないものも多かった。この研究では、成人の肺結核において、治 療開始から嗜癖培養陰性化にかかる時間に影響する因子について、交線因子の討盤を加え評 価することを目的としている。 【方法】この研究は2000年10月から2002年10月にかけて、大阪市の枚方公済病院(旧・ 京阪奈病院)にて入院拍廉を受けた活動性の肺結核患者120名の診療録から得られたデータ ベースの提供を受けて行った。対象患者は20∼80歳の新規に診断された肺結核で、少なくと も1回嗜癖塗沫陽性であり結核菌の培養陽性が確認できたものとした。抗結核薬の耐性菌を 保有するものは除外した。患者ら憺「結核医療の基準」による初回標準治療法に基づく治療 を受けた。併存症や副作用により治療レジメンは適宜変更された。結核治療開始時に3日連 続の喀痍検査を行い、以後は2週間毎に2日連続の嗜癖検査を繰り返した。2日連続喀疾培 養陰性が得られ、それ以降陽性とならなかった時点を喀疲培養陰性化(culture conYerSion) とした。Cox比例ハザード分析を用いて、噂疲培養陰性化に要する時間に与える因子につい て検討した。変数としては、臨床的に結核の病態に影響を与えうると考えられるもの、嗜癖

(備考)1.論文内容要旨は、研究の日的・方法・結果・考察・結論の順に記載し、2千字

程度でタイプ等で印字すること。 2.※印の欄には記入しないこと。

(4)

(続 紙) 培養陰性化までの期間に影響すると過去に報告されているものなどの観点から、年齢・性別・ 喫煙歴・飲酒歴・糖尿病の既往・空洞病変・レントゲンでの病変の広がり、治療開始時の嗜 癖塗抹の菌量を選択した。 【結果】120名のうち選択基準を満たしたのは89名で、抗結核薬の耐性菌を保有していた3 名を除外した86名の肺結核患者のデータを解析した。拍療開始から喀療培養陰性化までの期 間の中央値は39日であり、最長で116日であった。Cox比例ハザード分析では嗜癖塗沫にお けるグレードが高値であること(HR.0.40;95%Cl,0.23−0.71)と喫煙歴があること(HR, 0.48;95%CI.0.25−0.94)が嗜癖培養陰性化の遅延と関連していたe Kaplan−Meier曲線で比 較をすると、非喫煙者と喫煙者の噂疲培養陰性化率の差は治療開始2ケ月以内で顕著であっ たのに対し、噂疲塗抹グレード高値と低値の差は全治療期間を通して見られるものであった。 【考察】今回の研究では、喀痕の塗抹グレードが高値であることと喫煙歴があることが嗜癖 培養陰性化の遅延と関連していた。 嗜癖検査での薗量と嗜癖培養陰性化までの時間の関係については、過去の報告でも治療開 始2ケ月時点における噂疲培養陰性化率の検討で、嗜癖検査の菌畳が多いことが陰性化率を 低下させる因子と報告されており、それと同様の結果であった。このことは早期発見、早期 治療の重要性を示唆する。 喫煙の結核に対する影響に関しては、発病リスク、再発率、重症化などに恵影響を及ぼす ことが報告されてきたが、嗜癖培養陰性化遅延との関連については十分なェビデンスは得ら れておらず、相矛盾する報告もある。今回の研究では入院時点で全員が喫煙中止となってい るため、過去の喫煙習慣が結核治療に悪影響を及ぼした可能性が示唆される。喫煙が嗜癖培 養陰性化を遅延させる原因としては、タバコ煙が結核菌に対する免疫反応を減弱させるとい う報告がなされており、さらに禁煙によってその免疫機能低下は改善するというということ も報告されている。 研究の限界としてはサンプルサイズが小さいこと、血糖コントロールの評価ができていな いこと、飲酒量の評価ができていないことなどが挙げられる。 【結論】成人の肺結核において、喀痍塗沫グレード高値と喫煙が噂疲培養陰性化の遅延と関 連していた。効果的に結核をコントロールするためには、早期診断・早期治療に加えて、そ もそもの喫煙率低下が望まれる。

(5)

別紙様式8(課程・論文博士共用)

学位論文審査の結果の要旨

整理番号 759 神田 理恵 論文審査委員 (学位論文審査の結果の要旨)(明朝体11ポイント、600字以内で作成のこと。) わが国の結核患者数は緩やかな減少傾向にあるものの、欧米の先進国に比べると未だに多い。 排菌期間を可能な限り短縮し結核の伝播を防ぐために、これまで治療後排菌が続くことに関わ る因子の検討が行われてきたが、互いに相反する結果も報告され、更なる検討の余地があった。 本研究は、2000年から2年間に1病院で新規に診断された噂疲結核菌培養陽性で、耐性菌を保 有せず2週間ごとに2日連続の嗜癖培養を繰り返した患者86名の診療録データのデータベー スの提供を受け、噂疲培養陰性化に要する時間に影響する因子を、Cox比例ハザード分析を用 いて検討し、以下の点を明らかにした。 1)嗜癖の塗抹グレードが高値であることと喫煙歴があることとが嗜癖培養陰性化の遅延と 関連していた。 2)非喫煙者と喫煙者との間の喀痍暗養陰性化率の差は治療開始2ケ月以内で疎音であった のに対し、暗痕の塗抹グレード高値と低値との差は全治療期間を通して見られるもので あった。 3)排菌期間を短縮するた糾こは、菌畳の少ない早期に結核患者を発見すること、社会とし て喫煙率を低下させることが必要である。 本論文は、排菌のある結核患者の排菌期間を短縮するための方策について、新しい知見を与え たものであり、最終試験で論文内容に関連した試問を受け合格したので、博士(医学)の学位 論文に値するものと認められた。 (総字数 568字) (平成28年 1月27日) 別紙様式9(課捜博士用)

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