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名古屋市における精神障害者小規模作業所の現状と課題

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Academic year: 2021

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名 古屋市 にお ける精神 障害者小規模作業所 の現状 と課題

亜矢 巳,久

.約 精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所 は、 地 域 に おけ る精 神 障 害者 の 社 会復 帰 に重 要 な 役割 を 果 た して い る。 本 研 究 は、 名 古 屋市 にお け る作 業 所 の現 状 を把 握 し、 そ の課 題 を 明 らか にす る こ とで 、 今 後 の作 業 所 の あ り方 に つ いて 検 討 す る こ とを 目的 と した。 調 査 は 同意 の得 られ た市 内13ヵ 所 の 作 業所 指 導 員 に対 し、 質 問 用 紙 を 用 い て 聞 き取り 調 査 を行 った。 そ の結 果 、 以 下 の こ とが 明 らか に な っ た。 1)利 用 者 の 多 くが 自分 の 居 住 区 の作 業 所 に通 って お り、 どの作 業 所 も定 員 超 過 状 態 で あ った。 2)利 用 者 へ の手 当 額 は 日額478円 と低 く、 作業 環 境 も十 分 と は言 え な い。 3)各 作 業 所 は 財 源 の8割 以 上 を 名 古 屋 市 か らの 補 助 金 に頼 って い る。 4)作 業 所 指 導 員 は 収 入 の 低 さ、 各 種 制 度 の 不 備 な ど雇 用 環 境 は良 い とは言 え な い。 5)作 業 所 指 導 員 が挙 げる現 在 の作 業 所 の問題 点 は、 資 金 不足 、 作業 所 の今 後 の方 向性 、 指 導 員 数 の不 足 で あ った。 キ ー ワ ー ド:精 神 障害 、 小 規 模 作 業 所 、 社 会 復 帰 1は じ め に 精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所(以 下 、 作 業 所)は 、地 域 に 暮 らす精 神 障 害 者 が 作 業 や レク リエ ー シ ョンな どの プ ロ グ ラム を こ なす 中 で 、 お 互 い に助 け た り助 け られ た り し な が ら個 人 と して の 自立 を図 り、 社 会 参 加 を進 あ て い く とい う社 会 復 帰施 設 の ひ とつ と して位 置 づ け られ て い る。 そ の機 能 は単 に 働 く場 と い うだ けで な く、 安 心 で きる居 場 所 、 仲 間 づ く り、 健 康 管 理 や 生 活 指 導 、 リハ ビ リテ ー シ ョ ン、 さ らに は地 域 へ の 啓 発 活 動 や 家 族 の相 談 な ど広 範 囲 に わ た る1)∼5)。近 年 の 精 神 保 健 福 祉 行 政 に お け る退 院 促 進 、 社 会 参 加 とい う流 れ の 中 で 、 病 院 は退 院 したが 就 労 す る に は ま だ難 しい地 域 に 暮 らす 精 神 障 害 者 に と っ て、 ま た そ の家 族 に と って も、 作 業 所 は生 活 の 重 要 な拠 点 とな って い る。 作 業 所 の数 は利 用 者 の ニ ー ズ か ら全 国 的 に年 々 増 加 し て お り、 き ょ うされ ん(旧 称:共 同作 業 所 全 国 連 絡 会) の 調 べ に よ れ ば2003年8月 の 時 点 で 全 国 に1,749カ 所 (補 助 金 交 付 対 象 箇 所 数)の 精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所 が 設 立 さ れ て い る6)。人 口 約220万 人 を 抱 え、 横 浜 市 、 大 阪市 に続 く大 規 模 な 政 令 指 定 都 市 で あ る名 古 屋 市 に お い て は 、2004年9月 現 在 、34ヵ 所 の作 業 所 が 設 立 、 運 営 さ れ て い る(補 助 金 交 付 対 象 箇 所 数:名 古 屋 市 障 害 福 祉 課 電 話 に よ る確 認)。 ち な み に、 横 浜 市(人 口約355万 人) は58カ 所7)、 大 阪 市(人 口約264万 人)は31カ 所 の 作 業 所 が 設 立 さ れ て お り8)、今 後 も全 国 的 に増 え て い くと思 わ れ る。 これ ら作 業 所 の数 の増 加 に 伴 い 、 名 古 屋 市 内 各 作 業 所 の活 動 内容 も内職 とい つた 単 純 作 業 だ けで な く、 喫 茶 店 の経 営 や お菓 子 の販 売 な ど多 様 性 が見 られ るよ うに な っ て き て い る。 ま た利 用 対 象 者 につ い て も、 統 合失 調 症 の 方 を 中心 とす る もの だ け で な く、 ア ル コー ル依 存 症 や薬 物 依 存 症 、 引 き こ も りの方 を対 象 と した作 業 所 が こ こ数 年 で 見 られ る よ うに なっ た。 作 業 所 の数 が 増 え、 そ の 内容 も多 様 性 が 広 が りつ つ あ る一 方 で 、 作 業 所 は資 金 や設 備 と い った運 営 面 につ い て は大 きな 課 題 を 抱 え て い る2),9)-11)。ま た、 利 用 者 の 多 様 化 す る ニ ー ズへ の対 応 や 、 指 導 員 の待 遇 につ い て の問 題 も しば しば聞 か れ る。 地 域 に暮 らす 精 神 障 害 者 に と っ て重 要 な社 会 との 接 点 で あ り、 ま た安 心 で き る居 場 所 で あ る はず の 作 業 所 が 運 営 的 に問 題 を 抱 え て い る現 状 は、 今後 の 名古 屋 市 にお け る精 神 障 害 者 め 社 会 復 帰 施 策 に も 大 き く影 響 す る と思 わ れ る。 しか し、 名 古 屋 市 にお け る この よ うな 作業 所 の現 状 につ い て 明 らか に した もの は見 名古屋市立大学看護学部(精 神看護学)

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あ た らな い。 そ こで 本 研 究 は、 名 古 屋 市 内 に あ る作 業 所 の現 状 を把 握 し、 そ の課 題 を明 らか にす る ことで 、 名 古 屋 市 に お け る精 神 障 害 者 の作 業 所 利 用 の仕 方 お よ び作 業 所 の あ り方 につ いて 検 討 す る こと を 目的 と した。 なお、作業 所利 用者 は対象施 設 に おい て通常 「メ ンバ 一」 と呼 ば れ て い るが 、 本 文 に お いて は 「利 用 者 」 と記 載 す る こ と と した。 Ⅱ研 究 方 法 1.調 査 期 間 平 成15年7月24日 か ら9月12日 の 期 間 2.研 究 対 象 名 古 屋 市 内精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所27ヵ 所 中、 本 研 究 に対 して 同意 の 得 られ た13作 業 所(A∼M)を 対 象 と した。 3.調 査 方 法 調 査 方 法 は調 査 用 紙 を用 い、 対 象 施 設 の指 導 員 との 面 接 に よ る聞 き取 り調 査 を行 った。 調 査 項 目 は作 業 所 に関 す る基 本 情 報(作 業 所 名 、 運 営 主 体 、 所 在 地 、 交 通 の 便 、 主 な活 動 内 容)の ほか 、 以 下 に示 す 項 目 に つ いて 調 査 した。 1)利 用 者 に関 す る項 目 利 用 定 員 数 、 現 在 の登 録 利 用 者 数 、1日 の利 用 者 数 、 年 齢 構 成 、 在 籍 年 数 、 居 住 地 、 疾 患 名 、1年 間 の 入 所 者 と退 所 者 数 と その 理 由 2)建 物 な ど に関 す る項 目 賃 貸 か 持 ち家 か 、 賃 貸 の 場 合 の 家 賃 額 、 作 業 所 の 広 さ、OA環 境 3)利 用者 へ の手 当 て に 関 す る項 目 利 用 者 へ の手 当額 、 ボー ナ ス の 有 無 4)作 業 所 収 支 に 関 す る項 目 平 成14年 度 収 支 状 況 5)指 導 員 に 関 す る項 目 雇 用 形 態 、 背 景 、 勤 続 年 数 、 性 別 、 年 齢 、 保 険 制 度 や昇 給 制 度 な ど の有 無 、 年 収 6)地 域 と の交 流 ・連 携 に 関 す る項 目 他 機 関 と の連 携 の有 無 、 地 域 住 民 との交 流 、 ボ ラ ンテ ィア の受 け入 れ状 況 、 広 報 誌 や ホ ー ム ペ ー ジ の 有 無 7)現 在 抱 え て い る問 題 4.対 象 施 設 に対 す る倫 理 的 配 慮 各 作 業 所 に は、 あ らか じめ本 研 究 の 目 的 お よ び調 査 内容 、 調 査 方 法 を説 明 した。 併 せ て1)研 究 参 加 は対 象 者 お よ び対 象 施 設 の 自由意 志 で あ り、 中 断 して も対 象 者 お よ び対 象 施 設 の不 利 益 に はな らな い こ と、2) 収 集 した デ ー タは研 究 以外 に は使用 せ ず 、 保 管 も厳 重 に行 う こ と、3)研 究 結 果 は作 業 所 指 導 員 に報 告 す る こ とを説 明 し、 同意 を 得 られ た作 業 所 を対 象 と した。 Ⅲ結 果 本 研 究 に 同意 の得 られ た13ヵ 所 の 作 業 所 につ いて 、 運 営 主 体 はNPO法 人7ヵ 所 、 運 営 委 員 会 方 式5ヵ 所 、 家 族 会1ヵ 所 で あ った。 作 業 所 の 運 営 年 数 は平 均8年 で、 本 調 査 年 度 に 開所 した作 業 所 が2ヵ 所 あ っ た。 各 作 業 所 は お もに統 合失 調 症 、 うつ 病 の 疾 患 を持つ 方 を対 象 と し て い るが、 ア ル コー ル依 存 症 を 対 象 と した作 業 所 が1カ 所 、 引 き こ も りを対 象 と した作 業 所 が1ヵ 所 含 ま れ て い る。 す べ て の作 業 所 が 名 古 屋 市 内 の 鉄 道 や地 下 鉄 の駅 お よ び市 バ ス の停 留 所 か ら徒 歩15分 圏 内 に あ った。 主 な活 動 内容 は 、単 純 作 業 中心 型9ヵ 所 、 生 産 ・サ ー ビス型2 ヵ所 、 レ ク リエ ー シ ョン ・ミー テ ィン グ中 心 型2ヵ 所 で あ った。 1.利 用 者 の状 況 作 業 所 の利 用 定 員 数 につ いて は、 対 象 と した13作 業 所 の う ち定 員 を 設 け て い な い作 業 所 が2ヵ 所 あ り、11 ヵ所 の 利 用 定 員 数 は平 均17.7名 で あ った。 それ に対 し、 13作 業 所 の 登 録 利 用 者 数 の 平 均 は19.1名 、 実 際 の1日 の利 用 者 数 は平 均11.2名 で あ っ た。 定 員 を設 けて い る 11ヵ 所 の うち、 利 用 者 の 登 録数 が 定 員 数 を オ ーバ ー し て い る作 業 所 は7ヵ 所 あ り、残 りの作 業 所 も定 員 数 と 登 録 数 は ほ ぼ 同等 で、 どの作 業 所 もお よそ 満 員 状 態 に あ る と い え る。 登 録 利 用 者 の男 女 比 は男 性178人 、 女 性71人 で、 男 性 利 用 者 が 女 性 利 用 者 の2倍 以 上 で あ った。 利 用 者 を 年 代 別 に見 る と、30代 と40代 の利 用 者 が全 体 の59%を 占め て い たが 、 中 に は20代 が最 も多 い作 業 所 や 、60代 が 最 も多 い作 業 所 もあ った。 利 用 者 の 在 籍 年 数 につ い て は、1年 以 上3年 未 満 が 29%と 最 も多 く、 次 いで1年 未 満 が25%と 多 か った。 入 所 後3年 未 満 の 利 用 者 が 半 数 以 上 を 占 め る一 方 で 、 5年 以 上10年 未 満 と10年 以 上 の在 籍 利 用 者 が併 せ て28 %を 占め て い た 。 利 用 者 の 居 住 地 と作 業 所 利 用 の関 係 に つ い て は、51 %の 利 用 者 が 自分 の 居 住 区 の作 業 所 に通っ て お り、2 ヵ所 の 作 業 所 で は85%以 上 の 利 用 者 が 作 業 所 の あ る同 区 内 か ら通 って い た 。 一 方 、 市 外 か ら通 って い る利 用 者 は全 体 の10%を 占め 、 遠 方 で は安 城 市 や豊 田市 、 瀬

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戸 市 か ら通 って い る利 用者 もい た。 利 用 者 の疾 患 は統 合 失 調 症 が 全 体 の55%を 占め て お り、 次 い で ア ル コー ル 依存 症9%、 躁 うつ 病6%な ど で あ った。2番 目 に多 か った ア ル コー ル 依 存 症 につ い て は、 そ の全 員 が ア ル コー ル 依存 症 を 対 象 とす る作 業 所 に通 所 して い た。 ま た 、精 神 障 害 に 併 せ て 知 的 障 害 な ど他 の 障害 や疾 患 を 合 併 して い る利 用 者 が い る作 業 所 は6ヵ 所 あっ た。 1年 間 の入 所 者 数 の 平 均 は6.2人 で あ り、 退 所 者 数 の平 均 は3.3人 で あ った 。 退 所 理 由 に つ い て は 、 前 年 度 退 所 者 の42%が 就 労 や 家庭 復 帰 で あ った 一 方 で 、27 %が 入 所後 す ぐに退 所 も し くは デ イケ ア な どへ の移 動 、 25%が 中断 や入 院 で あ った。 2.建 物 な ど ハ ー ド面 の 現 状 13作 業 所 の す べ て が 賃 貸 物 件 で あ り 、 家 賃 は 月 額 平 均106,884円 で あ っ た 。 最 も 低 い と こ ろ で 月 額65,000 円、 最 も高 い と こ ろ で 月 額150,000円 で あ っ た 。 作 業 場 の 広 さ は 平 均42.3㎡(約25畳)で あ っ た 。 こ の 広 さ を 登 録 利 用 者 の 平 均 数 で 割 る と 、1人 あ た り の ス ペ ー ス は2.2㎡(約1.3畳 分)と な る 。 ま た 、 利 用 者 の 休 憩 室 の 平 均 は21.1㎡(約12畳 分)で あ っ た が 、 休 憩 室 が な い 作 業 所 か ら40畳 の 作 業 所 ま で 作 業 所 間 で の ば らつ き が 大 き か っ た 。 調 理 ス ペ ー ス の 平 均 は8.9㎡ (約5.4畳 分)、 事 務 室 の 平 均 は8.2㎡(約5畳 分)で あ っ た が 、 事 務 室 が な い 作 業 所 も3ヵ 所 あ っ た 。 こ れ ら作 業 所 の 広 さ に つ い て は13作 業 所 の う ち9ヵ 所 の 指 導 員 が 「狭 い 」 と 考 え て お り、 「トイ レが ひ とつ しか な い 」 「利用 者 の 着 替 え や ロ ッ カ ー が 狭 い 」 「事 務 室 や 休 憩 室 が 別 で ほ し い 」 な ど の 意 見 が あ っ た。 へ OA機 器 の 設 備 状 況 につ い て は 、 テ レ ビ の 設 置100 %《 ビ デ オ 機 器 の 設 置92.3%、 ビ デ オ カ メ ラ462%、 コ ピ ー 機84.6%、 印 刷 機15.4%で あ っ た 。 ま た パ ソ コ ン の 普 及 率 は 平 均1.8台 で あ り 、1ヵ 所 を 除 く12ヵ 所 の 作 業 所 で1台 以 上 の パ ソ コ ンを 保 持 し、 そ の 用 途 は 主 に 書 類 の 作 成 で あ っ た 。 3.利 用 者 へ の 通 所 手 当 今 回 調 査 した13カ 所 の 作 業 所 の うち、 利 用 者 に対 し て通 所 手 当額 を決 めて 支 給 して い る作 業所 は11カ 所 で、 通 所 手 当 て 額 は 「月額1000円 」 か ら 「日額700円 」 ま で の 幅 が あ った 。 通 所 手 当 を 支 給 して い る作 業 所 の 通 所手 当額 の平 均 は 日額478円(月 額7000円 程 度)で あ っ 、 た 。 また 、 ボ ーナ ス につ いて は13カ 所 の うち11ヵ 所 の 作 業 所 が 支 給 して い た が 、 単 に出 勤 日数 だ けで な く、 能 力 給 や 個 人 の 目標 達 成 度 に応 じて 等 、 そ の基 準 も作 業 所 に よ って 様 々 で あ り、 多 い と こ ろで も年 間2万 円 程 度 で あ った 。 指 導 員 の 中 に は 「利 用 者 へ の 手 当 は もっ と多 くあ げ た い と思 う。 しか し、 手 当 を 増 や す ため に は作 業 所 収 入 を 増 や す しか な く、 そ の ため に作 業 量 を 増 や す こ と 『 で 利 用 者 へ の 負 担 が 増 え 、 病 状 の 悪 化 につ なが る こ と も考 え られ る。 ジ レ ンマが あ る。」 と話 して い た。 4.作 業 所 の 収 支 状 況 本 項 目 につ いて は、 対 象 と した13作 業 所 につ いて 、 前 年度 末 に名 古 屋 市 に提 出 した収 支 報 告 に基 づ いて 調 査 し集 計 を お こな った 。 よ って 本 調 査 年 度 に開 設 され た2カ 所 の 作 業 所 につ いて は前 年 度 の 収 支 報 告 が 存 在 しな い た め 除 外 した 。

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年 間 の作 業 所 収 入 平 均 は13,078,478円 で あ り、 最 も 多 い作 業 所 と最 も少 な い作 業 所 の 金 額 差 は お よ そ466 万 円 で あ った 。 収 入 の 内 訳(図1)は 、 作 業 所 の収 入 の84%が 「名 古 屋 市 補 助 金(10,368,000円/平 成14年 度)」 で あ り、 作 業 所 自体 の収 益 で あ る 「作 業所 収 入 」 「作 業 所 収 益 」 は併 せ て6%で1割 に も満 た な い こ と が わ か る。 そ の 「作 業所 収 入 」 に関 して は、 最 も多 い 作 業 所(1,620,000円)と 最 も少 な い 作 業 所(127,584 円)間 で そ の 差 はお よ そ150万 円 で あ った 。 ま た 「寄 付 金 」 も作 業 所 間 で格 差 の あ る項 目 の1つ で あ り、 最 も多 い 作 業 所(1,893,188円)と 最 も少 な い 作 業 所 (38,000円)で そ の差 は お よ そ185万 円で あ っ た。 な お 、 「国 庫 補 助 金 」 は11ヵ 所 の作 業 所 の うち3カ 所 の み が 交 付 さ れ て お り、 「家 族 負 担 金 」 と して家 族 か らお金 を徴 収 して い る作 業 所 は5ヵ 所 、 利 用 者 か ら 「利 用 料 」 を徴 収 して い る作 業 所 は1ヵ 所 の み で あ っ た。 また 、「そ の他 」 の 収入 は区 社 協 助 成 金 な どで あ っ た。 作 業 所 支 出 につ いて の 内訳(図2)は 、 「給 与 」36. 2%、 職 員 の ボ ー ナ ス とな る 「職 員 手 当」15.3%、 パ ー トへ の 「賃 金 」3.1%、 健 康 保 険 や 厚 生 年 金 な ど の 負 担 料 で あ る 「共 済 費 」7.1%と 、 職 員 の 人 件 費 が 支 出 平 均 全 体 の61.7%と 多 くを 占 め て い る。 次 い で、 利 用 者 に支 払 わ れ る 「通 所 手 当」11%、 「使 用 料 お よ び 賃 借 料 」10%の 割 合 が 大 きか った。 5.指 導 員 の 背 景 と就 労 環 境 作 業 所 にお け る指 導 員 数 につ いて は、13作 業 所 す べ て が 常 勤 指 導 員2名 で あ り、 加 え て 愛 知 県 社 会 福 祉 協 議 会 緊 急 雇 用 対 策 事 業 の 一 環 と して 非 常 勤 職 員1名 を 期 限付 きで 雇 って い る作 業 所 が6ヵ 所 あ った。 常 勤 指 導 員 の性 別 は 男 性 が7名 、 女 性 が19名 と女 性 の 占 め る割 合 が大 きい 。 また 指 導 員 の 年 齢 は平 均39歳 で、 最 も多 い の は 「20代」9名 、 次 いで 「50代」4名 で あ った 。 常 勤26名 の うち、 精 神 保 健 福 祉 士(PSW) の資 格 を持 って い る指 導 員 が8名 、 社 会 福 祉 士 の資 格 を持 って い る指 導 員 が3名 で あ った 。 有 資 格 者 の 年 齢 は平 均33歳 、 特 に資 格 を 持 た な い 指 導 員 の 年 齢 は平 均 43歳 で あ った 。 勤 続 年 数 の 平 均 は3。8年で 、 最 長18年 と い う指 導 員 もい た。 指 導 員 の収 入 に つ い て は 、24名 の 常 勤 指 導 員 よ り回 答 を頂 い た。 そ れ に よ る と常 勤 指導 員 の 基 本 給 の 平 均 額 は189,492円 で あ り、 手 取 り額 で は こ れ を さ らに 下 回 る もの と思 わ れ る。 ま た最 も多 い指 導 員 で25万 円 (60代)、 最 も少 な い指 導 員 で15万 円(50代)と 開 きが 見 られ た。 ボ ー ナ ス に つ い て は、 ほ とん どの 作 業 所 で 給 与 の3∼4ヶ 月 分 が支 給 され て い るが 、 ボ ー ナ スの な い作 業 所 も1ヵ 所 あ った。 基 本 給 に ボ ーナ スを 加 算 した指 導 員 の平 均 年収 は約286万 円(税 引 き前)で あっ た。 な お、 年 収 に お け る男 女 差 は み られ ず 、 定 期 昇 給 等 の 取 り決 めが あ る作 業 所 は3ヵ 所 の み で あ った 。 ま た、 住 居 手 当 や 通 勤 手 当 が支 給 さ れ て い る作 業 所 は な く、 退 職 金 積 立 制 度 の利 用 も7ヵ 所 の 作業 所 の み で あ っ た。20代 の 女 性 指 導 員 の何 人 か か らは 「出産 や 育 児 休 業 の 保 証 も な い の で不 安 」 と の声 が 聞 か れ た 。 6.他 機 関 との 交 流 ・連 携 作 業 所 の 他 機 関 との 連 携 状 況 を調 べ た と ころ、13作 業 所 の す べ て が何 らか の 形 で 他 機 関 と の連 携 を取っ て い る と答 え た。 具 体 的 な 連 携 の内 容 につ い て は表1に

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示 す とお りで あ る。 ま た、 利 用 者 同 士 の交 流 は、 一 部 の作 業 所 野 球 チ ー ムに よ る交 流 試 合 程 度 で あ っ た。 一番 身 近 な地 域 住 民 との 交 流 に関 して は、11ヵ 所 の 作 業 所 に お い て交 流 が 「あ る」 と して お り、 そ の 内容 は 「商 店街 の行 事 に参 加 して い る」、 「地 域 農 園 で の他 団 体 との交 流 」、 「バ ザ ーへ の 参 加」、 「小 学 校 で のバ ン ド演 奏 会 」、 「近 所 の工 場 が 飼 って い る猫 の餌 や り」 な ど、 地 域 に根 ざ す作 業 所 の 草 の 根 的 な 交 流 が うか が え た。 地 域 へ の広 報 活 動 と して 「広 報 誌」 を 配 布 して い る 作 業 所 は11ヵ 所 、 イ ンタ ーネ ッ ト上 に 「ホ ー ム ペ 一 ジ」 を所 有 して い る作 業 所 は3ヵ 所 で あ っ たが 、 広 報 誌 の ほ とん ど は関係 者 へ の 配 布 が 多 く、 広 く一 般 市 民 に配 布 して い る と ころ はな かっ た。 7.現 在 抱 え て い る問題 現 在 作 業 所 が抱 え て い る問題 につ いて 、 指 導 員 が 挙 げ た もの を表2に ま とめ た。 多 くの作 業 所 で 問題 と して挙 げ た こ と は、 利 用 者 へ の手 当 の低 さや職 員 給 与 の 低 さ、社 会 福 祉 法 人 設 立 申 請 の た め の 自己 資本 の 不 足 な どの 「資 金 不 足 」 で あ っ た。 加 え て、 作 業 所 の 現 在 の機 能 や 方 針 が 多 岐 に渡 っ て い る こ とや、 新 た な プ ロ グ ラ ムの 開 拓 、 社 会 福 祉 法 人 化 とい った 「作 業 所 の 今 後 の方 向 性 」 も問 題 と して 挙 げ て い た。 い くつ か の 作 業 所 で は社 会 福 祉 法 人 を設 立 し、 生 活 支 援 セン タ ーや 授 産 施 設 な ど を運 営 して い く こ とを検 討 して い た が 、 そ の一 方 で 、 「法 人 化 して 、 授 産 施 設 を作っ た場 合 、 通 所 手 当 はな くな り、 逆 に利 用 者 か ら利 用 料 を取 るこ とに な る。 そ れ は本 当 に利 用 者 の た め に な るの か と 悩 む 。」 と い っ た指 導 員 の 意 見 もあ った。 ま た 、 「指 導 員 数 の 不 足 」 もい くつ か の作 業 所 で 問 題 と して挙 げ て お り、 あ る指 導 員 は 「忙 しす ぎ る。 も う少 し利 用 者 ひ と りひ と りの 相 談 や 今 後 の こ と につ い て話 し合 い た い が、 日々 の 作 業 を こな す こ とで 精 一 杯 に な って い る」 と悩 ん で い た 。 IV考 察 1.利 用 者 の現 状 本 調 査 結 果 か ら、 多 くの 作 業 所 は定 員 超 過 状 態 に あ る こ とが わ か った。30代 お よ び40代 の 利 用 者 が 約6割 を 占 め て い る こ とか ら、 統 合 失 調 症 の 好 発 年 齢 で あ る 20代 に発 病 し、 数 年 の入 院 や通 院生 活 を 経 て 作 業 所 に つ なが って い る と考 え られ る。 ま た 、 作 業 所 在 籍 年 数 が3年 未 満 の利 用 者 が 約5割 を 占め る こ と は、 本 調 査 年 度 に開 設 され た作 業 所 が2ヵ 所 あ る こ と も影 響 して い る と思 わ れ る。 一 方 、 在 籍 年 数5年 以 上 の 利 用 者 が お よそ3割 を 占 めて いた 点 につ いて は、 就 労 先 が な い、 も し くは作 業 所 を就 労 へ の ス テ ップ と して 利 用 す るの で は な く、 安 心 で きる居 場 所 と して 長 年 に渡 り利 用 し て い る こ とに よ る の で は な い か と思 わ れ る。 退 所 者 よ り も入 所 者 の方 が多 い現 状 か ら も、 利 用 者 は年 々 増 え て い く こ とが予 測 さ れ る。 これ らの こ とか ら、 地 域 に

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お け る社 会 復 帰 の ス テ ップ の一 段 階 と位 置 づ け られ て い る作 業 所 が 、 現 在 は入 る こ と も難 し く、 ま た、 出 る こ と も難 しい とい った 停 滞 した 状 況 に あ る ことが 推 測 さ れ る。 加 え て、利 用 者 の多 くが 自分 の居 住 区 の作業 所 に通 っ て い る こ とか ら、 精 神 障 害者 保 健福 祉 手 帳 を 取 得 す れ ば交 通 費 もか か らず、 比 較 的交 通 の 便 も良 い名 古 屋 市 にお い て も、 何 らか の理 由 で他 区 の作 業 所 に 通 う こ と が 難 しい現 状 が うか が え る。 これ は 、地 域 に 根 ざ して い る と い う一 方 で 、 自分 の 目的 に合 った 作業 所 に通 う と い っ た選 択 性 、 自 由 な移 動 と い った流 動 性 が あ ま り な い と い う こ とで も あ る。 自分 の居 住 区 の作 業 所 に入 れ な か った 人 は ど う して い る のか 、 本 調 査 か らは明 ら か に は で きな い が、 少 な くと も名 古 屋 市 に お け る精 神 障 害 者 社 会 復 帰 の シス テ ムが 、 現 在 、 流 動 的 な シス テ ム と して成 り立 って お らず 、 他 の 作 業 所 に よ る相 互 補 完 も十 分 で は な い状 況 に あ る とい え る。 2.建 物 な どハ ー ド面 の現 状 名 古屋 市 内 は周 辺 地 域 に比 べ て地 価 が高 い こ とか ら、 す べ て の作 業 所 が 賃 貸物 件 で あ り、 家 賃 も高 額 で あ る。 そ の た め 、 十 分 な広 さ を確 保 す る こ とは経 済 的理 由 か

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ら難 しい 現 状 が うか が え る。1人 あ た りの 作 業 ス ペ ー ス は約1.3畳 分 で 、 そ こ に机 や 作 業 用 品 、 ロ ッカ ー な どを 置 く と、 そ の ス ペ ー ス は 確 か に狭 く、 ど この作 業 所 も利 用 者 が肩 を寄 せ 合 うよ うな距 離 で 作業 を して い、 るよ うに見 え る。 ま た、 トイ レの数 の不 足 や 、 休憩 室 、 事 務 室 が な い な ど課 題 は多 く、毎 日過 ごす場 所 で あ る 作 業 所 の不 便 さが利 用 者 や指 導 員 に与 え る影 響 は単 に 物 理 的 な側 面 だ け で な く、 心 理 的 に も大 きい と思 わ れ る。 こ の よ うに作 業 所 に お け る作 業 環 境 に つ い て は、 必 ず し も良 い と は言 え な い現 状 で あ るが 、OA機 器 の 設 備 状 況 につ い て は、 比 較 的設 備 さ れ て い る よ うで あ る。 3.利 用 者へ の通 所 手 当 作 業 所 に通 う利 用 者 の報 酬 の少 な さ は、 か ね て か ら の大 き な課 題 で あ る。 就 労 に向 け て の ス テ ップ と して 作 業 所 に働 き に来 て い る利 用 者 に と って 、 報 酬 を得 る こ と は大 き な励 み に な る。 しか し、9時 か ら16時 まで 作 業 所 で過 ご し、 日額478円(月 額7千 円 程 度)の 手 当額 は一 般 的 に考 え て 少 な い。 作 業 所 に通 所 す る こ と の意 義 を 利 用 者 が どの よ う に考 え て い るか に よ って 、 この金 額 の持つ 意 味 も変 わ って く るが 、 この金 額 が労 働 意 欲 に繋 がっ て い くか は疑 問 で あ る。 、4 .作 業 所 の収 支 状 況 現 在 、 作 業 所 は収 入 の84%を 「名 古 屋 市 補 助 金 」 に 頼 り、 作 業 自体 の収 益 で あ る 「作 業 収 入 」 は1割 に も 満 た な い。 ま た支 出面 で は、 人 件 費 と場 所 の使 用 料 が 支 出 の7割 を 占 め て い る。 この こ とか ら、 各 作 業 所 で は財 源 の ほ とん ど を名 古 屋 市 の補 助 金 に頼 り、 そ のお 金 で 場 所 を確 保 し、 職 員 を雇 い、 利 用 者 に通 所 手 当 を 支 払 うだ けで 精 一 杯 と い う自転 車 操 業 的 な現 状 が うか が え る。 加 え て 、 作 業 所 は財 源 を 市 の 補 助 金 に頼 って い るた め に、 年 度 単 位 の 予 算 執 行 と い う枠 に縛 られ 》 活 動 の ため の 資 金 作 りが ま ま な らず 、 仮 に新 た な事 業 を考 えつ いた と して も、 そ の 元 手 とな る資 金 が な い と い うの が 現 状 で あ る。 作 業 所 の 抱 え る様 々 な 問 題 の 根 底 に は、 この よ うに 苦 しい経 済 状 況 が あ る とい って よ い。 伊 礼 ら3)は、 沖 縄 県 のY町 にお け る小 規 模 作 業 所 の 経 済 効 果 に つ い て調 査 し、 作 業 所 の設 置 が入 院費 を含 む 医療 費 の抑 制 に つ なが り、 補 助 金 額 を超 え る経 済 効 果 が あ った との結 果 を得 て い る が、 名 古 屋 市 に お い て も同 様 の効 果 は 当然 な が らあ る と考 え る。 作 業 所 が地 域 に あ る こと で病 院 か ら退 院 で き、 退 院 後 も再 発 予 防 に繋 がっ て い る と い った利 用 者 は多 い。 この よ うな経 済 効 果 が あ る こ とか ら も、 国 や 市 町 村 が 作 業 所 に対 し て 補 助 金 を 出 す こ と は社 会 復 帰 施 策 と して 効 果 的 な手 段 で あ り、 ま た福 祉 と い う観 点 か ら も当 然 今 後 も継 続 して い くこ とが 必 要 で あ ろ う。 しか し一 方 で 、 作 業 所 の 活 動 を 名 古 屋 市 か らの 補 助 金 の み で 支 え て い くと い う現 在 の ス タ ンス は、 補 助 金 の 削減 が あ れ ば 即刻 、 現 在 の 場 所 を 維 持 す る こ と も、 常 勤 職 員 を2名 置 くこ と も厳 し くな る こ と に繋 が る。 作 業 所 は利 益 を追 求 す る と ころ で は な いが 、 名 古 屋 市 の財 政 状 況等 を鑑 み る と、 そ の 存 続 の た め に、 今 後 は 作 業 所 自体 で の収 入 を 増 や して い くこ と考 え て いか な くて は な らな い だ ろ う。 5.指 導 員 の背 景 と就 労 環 境 指 導 員 の平 均 年 齢 は39歳 で あ った が、20代 と50代 が 多 い こ と、 特 に福 祉 医 療 関係 の資 格 を持 た な い 指導 員 の平 均 年 齢 が 有 資 格 者 の そ れ と比 べ て高 い こ とか ら、 これ まで 社 会 福 祉 系 の資 格 者 養 成 機 関 が少 な く、 精 神 保 健 福 祉 士 が 近 年 創 設 さ れ た資 格 で あ る とい う時代 背 景 も踏 まえ 、 特 に資 格 は な いが 経 験 豊 か な ベ テ ラ ン指 導 員 と社 会 福 祉 系 の大 学 を 出 た若 手 指 導 員 とい う構 成 に な って い る と思 わ れ る。 指 導 員 の 労 働 環 境 、 特 に収 入 面 につ いて は平 均 年 収 が 約286万 円 で あ り、 この 額 は平 成15年 国 税 庁 の 民 間 給 与 実 態 統 計 調 査12)によ る平 均 給 与 額444万 円 を大 き く下 回っ て い る。 加 え て 定 期 昇 給 も な く、 通 勤 も住 居 の確 保 も手 当 と して補 償 され ず 、 産 休 や 育 休 は もと よ り退 職 金 す ら準 備 され な い現 状 が あ り、 作 業 所 指 導 員 は こ う した報 酬 の低 さ、 昇 給 制 度 や各 種 手 当 て の 不 備 とい った労 働条 件 の下 で働 いて い る こ とが 明 らか に な っ た。 指 導 員 の勤 続 年 数 が平 均 して短 く、 女 性 職 員 が 多 く、 世 帯 の主 た る稼 ぎ手 とな る男 性 が少 な い の は、 背 景 に こ う した低 収 入 や労 働 条 件 の悪 さが あ る と推 測 さ れ る。 近 年 、 社 会 福 祉 系 の大 学 が増 加 して い るが、 作 業 所 の 現 在 の労 働 条 件 で は優 秀 な人 材 を集 め る こ と は 難 しい と推 測 さ れ る。 韮 沢 ら11)は、1992年 に お け る東 京 都 の 現 状 か ら、 こ う した指 導 員 の立 場 につ い て 「給 与 の多 少 は個 人 の生 活 態 度 ・価 値 観 に よ って 相 対 化 し得 る もの で あ る とは い え 、 将 来 の 自 らの 展 望 を得 られ な い現 状 は、 若 い職 員 の 定 着 率 を 低 く して い る」 と述 べ て お り、 作 業 所 運 営 と家 族 会 との 意 向 の 間 で 指 導 員 が 板 挟 み に立 た さ れ た り、 役 割 を 超 え た 利 用 者 へ の 関 わ り を求 め られ が ち で あ る とい った 、 指導 員 の 心 理 的 負 担 の 大 き さ も重 要 で あ る と指 摘 して い る。 名 古 屋 市 に お け る本 調 査 で も 10年以 上 前 の東 京都 と同様 の現状 が 未 だ見 られ る とい つ て良 い。 作 業 所 の 中 に は 、 職員 の給 与 や 昇 給 に関 す る 話 し合 い が持 た れ て い る と ころ もあ った が 、 ほ とん ど

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の作 業 所 で は、 こ うい った話 し合 い は行 わ れて お らず、 今後 は職 員 の給 与 や人 事 面 、 各 種 手 当 て の 整 備 に つ い て は もち ろ ん、 職 員 の業 務 量 や業 務 範 囲 な どに つ い て も運 営 委 員 会 に お い て オ ー プ ンに して話 し合 つて い く こ とが望 ま れ る。 6.他 機 関 との交 流 ・連 携 地 域 に お け る生 活 の場 で あ る作 業 所 は、 医療 や就 労 の専 門機 関 で は な い こ とか ら、 利 用 者 の生 活 や社 会 復 帰 を支 え る た め に様 々 な機 関 と連 携 を取 って い た。 中 で も作 業 所 の運 営 に関 す る相 談 は 「保 健 所 」 の精 神 保 健 福 祉 相 談 員 、 利 用 者 に 関 す る相 談 は 「病 院 」 のPS Wと い う よ うに 、 相 談 内 容 に 応 じた 使 い 分 け を して い た。 ま た 「ハ ロ ー ワ ー ク」 や 「社 会福 祉 協 議 会 」 な ど は、 作 業 所 も研 修 生 の受 け入 れ を す るな ど機 関 と し て単 に援 助 を受 け る だ け で は な い相 互交 流 の 関 係性 が み え る。 一 方 、 利 用 者 の生 活 者 とい う視 点 に お い て 専 門 家 で あ る保 健 所 の保 健 師 や病 院 の 看 護 師 とい った 看 護 職 とのつ なが りは薄 く、 今 後 の連 携 が望 ま れ る。 ま た、 地 域 住 民 と の交 流 につ い て は 、地 域 に根 ざ す 作 業 所 な らで は の草 の根 的 な交 流 が うか が え た。 閉 鎖 的 な イ メ 一 ジを持 た れ る こと の多 い作 業 所 で あ る が 、 こ う した地 道 な活動 が精 神 障 害者 へ の偏 見 を取 り除 き、 障 害 者 が 住 みや す い社 会 を作 る こと を意 図 した上 で、 意 識 的 に地 域 に 出 よ うと して い る作 業 所 の姿 が うか が え る。 反 面 、 広 報 活 動 と して はパ ソ コ ンな ど の媒 体 を 最 大 限 に使 い、 ホ ー ム ペ ー ジの作 成 や広 く一 般 市 民 に 向 け た広 報 誌 の 配 布 を お こ な っ て い く必 要 性 が あ る と 考 え る。 7.現 在 抱 え て い る問 題 多 くの 作 業 所 が 現 在 抱 え て い る問 題 と して 挙 げ た 「資 金 不 足 」 に つ い て は、 先 の収 支 状 況 で 述 べ た よ う に8割 を 名古 屋 市 か らの補 助 金 に頼 らざ る を得 な い現 状 が あ る。 内職 や 自主 製 品 の販 売 に よ る作 業 所 収 入 の 増 加 に は、 作 業 量 の増 加 や作 業 技 術 の 向 上 が 必 須 と な るが、 そ れ が利 用 者 へ の負 担 とな る こ と は安 易 に予 測 され る。現 在 の作 業 所 は、 一 般 就労 の ス テ ップで あ り、 安 心 で き る居 場 所 で あ り、 対 人 関係 も学 び 、家 族 も相 談 で き る とい った実 に様 々 な役 割 機 能 を担 って お り、 作 業 だ け がす べ て の 目的 で は な い た め、 多 くの作 業 所 は作 業 量 を増 や して た だ黙 々 と作 業 に徹 す る こ とで作 業 収 入 を増 やす こ とに あ ま り重 きを 置 い て い な い。 と す れ ば、 いか に効 率 よ く収 益 を上 げ るか、 他 地 域 の前 例 を参 考 に しなが ら利 用 者 と も十 分 に話 し合 い、 今 後 は対 人 サ ー ビス を中 心 とす る第3次 サ ー ビス も視 野 に 入 れ た多 様 な業 種 へ の チ ャ レ ン ジが 試 み られ るべ きで あ ろ う。 「作 業 所 の 今 後 の 方 向 性 」 につ い て の 問 題 は、 先 に も述 べ た とお り、 現 在 の作 業 所 が利 用 者 の 多 様 な ニ ー ズ を 抱 え て お り、 こ の よ うな利 用 者 の ニ ーズ に応 え た い とい う指 導 員 の 思 い や、 現 在 の 「資金 不 足 」 に よ る 運 営 の 不 安 が 背 景 に あ る と考 え る。 そ の 解 決 の ため に 国 の施 策 を 受 けて 、 現 在 い くつ か の作 業 所 で 社 会 福 祉 法 人 化 へ の 道 が 検 討 され て い た。 名 古 屋 市 と い う大 規 模 な政 令 指 定 都 市 に お いて 、 授 産 施 設 や 生 活 支 援 セ ン ター、 グ ル ー プ ホ ー ム、 福 祉 工 場 とい っ た い くつか の 機 能 が 増 え て い く こ と は必 要 で あ る。 機 能 の 拡 大 に よ って、 現 在 作 業 所 が一 手 に担 っ て い る様 々 な 機 能 を 、 利 用 者 そ れ ぞ れ の ニ ー ズ に添 っ て 分 化 さ せ る こ と が で き、 「利 用 者 の ニ ー ズが 多 岐 に 渡 るた め 機 能 が は っ き り しな い」 とい った 問題 は、 こ の よ うな 方 法 に よ り解 決 さ れ る で あ ろ う。 ま た、貴 重 な 財 源 で あ る補 助 金 や 寄 付 金 につ い て も現 在 よ り は受 けや す くな る可 能 性 が 高 い。 しか し一 方 で、 法 人 化 し て もな お 、 補 助 金 に頼 る経 営 形 態 は そ れ ほ ど劇 的 に変 わ る こ と はな い よ うに も思 え る。 ま た、 一 部 の指 導 員 が悩 ん で い る よ う に、 本 当 に それ が 利 用 者 の ニ ーズ に 添 った もの で あ るの か 、 利 用 者 の ニ ー ズ とい う名 目の 単 な る レベ ル に 応 じた振 り分 け に な らな い か、 機 能 分 化 に よ り居 場 所 を 失 う利 用 者 は い な い か な どを十 分 検 討 しな くて はな らな い。 「指 導 員 数 の 不 足 」 につ いて は、 現 在 の経 済 状 況 で は2名 の 雇 用 が 限 界 で あ ろ う。 しか し、 指 導 員 は た だ 単 に利 用 者 が 集 ま って 作 業 を こ なす の を助 け るだ け で な く、 利 用 者 同 士 の トラ ブル へ の 対 応 や、 作 業 所 に 出 て こ られ な い利 用 者 ま た は家 族 に対 す る電 話 相 談 、 日 常 の事 務 処 理 な ど広 範 な 仕 事 を 抱 え て お り、 そ うい っ た ニ ー ズ に応 え た い と い う指 導 員 の ジ レ ンマ が見 て取 れ る。 この よ うに 「資 金不 足 」 と 「作 業 所 の今 後 の方 向性」、 「指 導 員 の 不 足 」 の 問 題 は、 そ れ ぞ れ が 多 様 な ニ ー ズ を抱 え る現 在 の作 業 所 の 実情 と互 い に 複 雑 に絡 み合 っ て い る と い え、 中 で も 「資 金不 足 」 は大 き な問 題 で あ る と いえ る。 8.今 後 の作 業 所 の あ り方 に つ い て 前 述 した よ う に現 在 作 業 所 が抱 え る 問 題 は多 く、 多 くの 作 業 所 は国 の施 策 を受 け て法 人 化 に そ の 解 決 の 糸 口を 見 いだ そ う と して い る。 名 古 屋 市 に あ る作 業 所 の 多 く は、 各 保 健 所 が 主 体 と な って家 族 会 を 作 り、 家 族 会 の 「子 供 の ため の 居 場 所 を作 ろ う」 とい う力 に よ つ て 設 立 され 、 そ の 後 運 営 委 員 会 やNPO法 人 な ど に 形 を変 え な が ら支 え られ て き た。 こ うい った経 過 か ら、

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経 済 的 に も運 営 方 針 と して も行 政 に依 存 して い る側 面 が あ る こと は否 め な い。 しか し、 前 述 の様 々 な課 題 を 抱 え て い る現 状 か ら、 これ か らの作 業 所 は た とえ法 人 化 した と して も、 いか に個 性 的 で あ る か、 何 を 目的 と して い る のか を明 確 に打 ち 出 さ な け れ ば な らな い と考 え る。 む ろん 、 そ の個 性 は利 用 者 と共 に作 り出 して い く もので あ り、 利 用 者 の ニ ー ズ に添 った、 あ らゆ る可 能 性 を 視 野 に入 れ た ユ ニ 一 ク な もので あ る こ とが 望 ま しい。 そ の た め に各 作 業 所 は、 利 用 者 の ニ ー ズ を正 確 に把 握 す る こ とが 必 要 で あ り、 そ の実 現 が 新 た な作 業 所 の 収 入 に繋 が って い くこ と も考 え られ る。 さ らに筆 者 らは、 都 市 な らで は の交 通 の便 と い った 利 点 を 生 か し、 名 古 屋 市 全 体 の作 業 所 で の相 互 補 完 的 な 連 携 を 取 る こ とが 、 作 業 所 を よ り活 性 化 し、 精 神 障 害 者 の 社 会 復 帰 やQOLの 向 上 を よ り効 率 的 か つ効 果 的 に 支 え る こ と に繋 が るの で はな いか と考 え た。 各 作 業 所 が そ れ ぞ れ の 信 念 に基 づ き個 性 的 な 作 業 所 を 運 営 す る こ とで 、 利 用 者 は 自分 の ニ ーズ に あ った 作 業 所 を い くつ か の メニ ュ ーか ら、 例 え ば イ ンタ ー ネ ッ トな ど を通 じて選 ぶ こ とが で き る。 これ まで は 「誰 か に 勧 め られ て」 と受 け 身 的 で あ った 利 用者 自身 も、 自分 で 行 く場 所 を 選 ぶ こ とに よ り作 業 所 の 利 用 目的 が 自然 と生 ま れ る。 ま た 、 そ の よ うな志 を 同 じ くす る利 用 者 が 集 ま れ ば、 自然 とそ こか らセ ル フヘ ル プ の雰 囲気 も生 ま れ る の で は な い だ ろ うか と考 え る。 希 望 の 作業 所 が た とえ他 の 区 で あ った と して も、 そ こへ 公 共交 通 機 関 を 利 用 して い く こ とが、 社 会 復 帰 の大 切 な第 一 歩 とな る の で あ る。 ま た、 作 業 所 の指 導 員 と して も、 現 在 の よ うに様 々 な機 能 を ひ と りで抱 え込 む の で は な く、 他 の 作 業 所 と緊 密 な連 携 と役 割 分 担 を取 る こ とで、 自分 ら しさ を最 大 限 に生 か した作 業 所 を安 心 して運 営 して い くこ とが で き る の で は な い だ ろ うか。 V結 論 名 古 屋 市 にお け る精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所 の現 状 と課 題 につ いて 、 以 下 の 点 が 明 らか に な っ た。 1)作 業 所 は ど こ も定 員 超 過 の満 員 状 態 で 、°新 規 利 用 者 の受 け入 れ は難 しい。 ま た、 ほ とん ど の利 用 者 は 自分 の 居 住 区 の 作 業 所 に通 って お り、 他 区 の作 業 所 に通 う 利 用者 は比 較 的 交 通 の 便 の 良 い名 古 屋 市 にお いて も少 ない。 2)利 用 者 へ の 手 当額 は 日額 平 均478円 と低 く、 就 労 意 欲 へ と繋 が るの か 疑 問 で あ る。 ま た、 作 業 環 境 も決 し て十 分 と は言 え な い。 3)作 業 所 は財 源 の84%を 名 古 屋 市 か らの補 助 金 に頼 り、 そ の お 金 で場 所 を確 保 し、 職 員 を 雇 い 、 利 用者 に通 所 手 当 を 支払 うだ けで精一 杯 と い う財 政 状 況 で あ る。 そ の た め活 動 の拡 大 に向 けて の 自己資 本 の貯 蓄 は難 しい。 4)作 業 所 指 導員 の労 働 状 況 と して、 慢 性 的 な人 員 不 足 、 収 入 の低 さ、 昇 給 制 度 や 休 暇 制 度 、 各 種 手 当 て の不 備 な ど雇 用環 境 は必 ず し も良 い と は言 え な い。 5)作 業 所 指 導 員 が挙 げ る現 在 の作 業 所 の問 題 は、 資 金 不 足 、 作業 所 の今 後 の 方 向 性 、 指 導 員 数 の不 足 で あ っ た。 以 上 の こ とか ら筆 者 ら は、 今 後 、 各 作 業 所 の法 人 化 に よ る機 能 の拡 大 だ けで な く、 各 作 業 所 が 個 性 的 な運 営 を行 い、 名 古 屋 市 の作 業 所 全 体 で 相 互 に補 完 状 況 を 作 って い く こ とが 、 多 岐 に わ た る利 用 者 の ニ ー ズ に対 応 した地 域 に お け る効 果 的 な リハ ビ リテ ー シ ョ ンシ ス テ ム と な る の で は な い か と考 え る6 謝 辞 本 研 究 に快 くご協 力 くだ さ い ま した作 業 所 指 導 員 の皆 様 に心 よ り感 謝 い た します 。 ま た、 本 論 文 を ま とめ るに あ た り、 名 古 屋 市 の 現 状 につ い て ご助 言 を頂 きま した名 古 屋 市 精 神 保 健 福 祉 セ ンタ 一 の竹 内 浩 所 長 、 名 古 屋 市 健 康 福 祉 局 精 神 保 健 福 祉 係 高 倉 敦 主 事 に深 く感 謝 い た しま す。 文 献 1)簗 瀬 誠・ 榎 本 貞 保 ・有 村 環:通 所 者 の 認 識 す る 精 神 障 害 者 共 同 作 業 所 の 役 割,公 衆 衛 生,63(2),1 38-142,1999 2)南 好 子 ・松 本 光 恵:精 神 障 害 者 の 社 会 復 帰 に 関 す る 研 究 ー 小 規 模 共 同 作 業 所 の 現 状 と 問 題 一,滋 賀 県 立 短 期 大 学 学 術 雑 誌,44,82。88,1993 3)伊 礼 優 ・田 場 真 由 美 ・上 門 亜 希 子 ほ か:沖 縄 県 の 精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所 に 関 す る 研 究(第1報)-Y町 精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所:コ ス ト と ケ ア 必 要 度 の 変 化 ー,沖 縄 県 立 看 護 大 学 紀 要,5,2004 4)片 山 聡 子 ・叶 谷 由 佳 ・ 日下 和 代 ほ か:精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所 のQuality  of Lifeに 関 す る 研 究 ー 生 活 満 足 度 に 焦 点 を 当 て て 一,日 本 看 護 研 究 学 会 誌,26(1),147-161,2003 5)野 間 恵 子 ・荒 賀 文 子 ・釘 田 妙 子 ほ か:精 神 障 害 者 共 同 作 業 所 の 通 所 効 果 につ い て 一 作 業 所 通 所 者 の 調 査 か ら ー,日 本 公 衆 衛 生 誌,40(10),1993 6)き ょ う さ れ ん2003年 度 都 道 府 県 小 規 模 作 業 所 ・小 規 模 通 所 授 産 施 設 数 一 覧,http://www. kyosaren.or.jp/research/2003/1106.htm,2004. 9.21

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7)横 浜 市 衛 生 局 精 神 保 健 福 祉 課 社 会 復 帰 施 設 等 一 覧 公 式 ホ ー ム ペ ー ジ,http://www.city. yokohama.jp/me/eisei/kokoronosodan_center /sub15sisetuitiran.htm1#tiikisagyousyo,2004. 9.21. 8)大 阪 市 こ こ ろ の 健 康 セ ン タ ー,http://www.city. osaka.jp/kenkoufukushi/kokoro/,2004.9.21. 9)増 田 安 代:精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所 の 現 状 と 課 題 和 歌 山 県 立 医 科 大 学 看 護 短 期 大 学 部 紀 要,4,1-8,2001 10)浅 香 紀 子 ・今 瀬 留 理 子 ・鷺 野 谷 ま ち 子 ほ か:作 業 所 を 支 え て き た 関 係 機 関 と の 連 携 と そ の 課 題 一 茨 城 県 に お け る作 業 所 の 現 状 を 踏 ま え て 一,臨 床 心 理 学 研 究,39(1),2001 11)韮 沢 明 ・古 屋 龍 太 ・戸 島 大 樹 ほ か:東 京 に お け る 地 域 精 神 保 健 関 連 諸 活 動 の 課 題 と 展 望 ー ソ ー シ ャ ル ス ペ 一 ス ・と り わ け 作 業 所 活 動 の 新 し い 波 ー, 病 院 ・地 域 精 神 医 学,35(1),1992 12)国 税 庁 統 計 情 報 「民 間 給 与 実 態 調 査 」,http:// www.nta.go.jp/category/toukei/tokei/h15/ minkan.htm,2004.10.12. 13)加 藤 由 利 子:精 神 障 害 者 小 規 模 作 業 所 に お け る 利 用 者 の 生 活 と 意 見,日 本 赤 十 字 看 護 大 学 紀 要,16, 10-18,2002 (受 稿 平 成16年10月15日) (受 理 平 成16年12月21日)

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The Current

Situation

and Issues Facing Community

Psychiatric

Rehabilitation

Workshops

in Nagoya

MIHARA Ayami and KUME Kazuoki

Nagoya City University School of Nursing

(Mental Health and Psychiatric Nursing)

Abstract

Community psychiatric rehabilitation workshops have played an important role in the rehabilitation of mental disorders in the community. The purpose of this study was to investigate the current situa-tion, determine the issues the workshop in Nagoya, and to examine the ideal profile for future work-shops. We interviewed 13 workshop staff members in Nagoya using question forms provided to make the inquiries. The following results were obtained:

1) Most members go to a workshop in their own residential area, and the workshops are all over capacity.

2) Members have low income (478 yen/day), and their work environment is not good.

3) Workshops depend on subsidy from Nagoya City for more than 80% of their needed revenue. 4) The workshop staffs have low income, and the lack of various systems makes for an unfavorable

employment environment.

5) Problems of the workshop mentioned by the workshop staffs include financial difficulties, understaffing, along with issues involving forthcoming directions.

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