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平成23年度放射線安全管理講習会 受講報告

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Academic year: 2021

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平成

23年度放射線安全管理講習会 受講報告

総合技術センター

運営・管理支援分野 黒田トクエ

(Tokue Kuroda)

1.はじめに 平成 23 年 12 月 15 日によみうり文化ホー ルで開催された平成 23 年度の放射線安全管 理講習会に参加したので,報告する。 2.目的 放射性同位元素等の安全取扱い・管理に関 する知識・技術の向上を図り,放射線障害の 防止を目的とする。 3.内容 講演Ⅰ.「放射線障害防止法の最近の動向につ いて」 講師:文部科学省科学技術・学術政策局 原子力安全課放射線規制室 松本武彦氏 平成 24 年 4 月 1 日施行予定の放射線障害 防止法の改正について,現時点での概要の説 明があった。 現在検討されている放射化物の規制,廃止 等の措置,クリアランス制度,経過措置等に ついての状況が良く分かった。 講演Ⅱ.「国際放射線防護委員会(ICRP)2007 年勧告の考え方について」 講師:社団法人 日本アイソトープ協会 常務理事 佐々木康人氏 放射線や放射性同位元素が発見された当初, 利用ばかりが優先され,防護が考慮されてい なかったため,被ばくが問題となった。それ に 対 応 す る た め 国 際 放 射 線 防 護 委 員 会 (ICRP)の前身が設立された。ICRP は助言 的役割を果たし,放射線防護の原則について の勧告を果たしてきた。この勧告は,各国, 各地域,各国際機関の規範や規則の基礎をな している。日本でも勧告を取入れ,放射線障 害防止法の改正が行われている。現在,取入 れを審議されている 2007 年勧告について策 定基準の根拠や変更点,用語など解説された。 講演Ⅲ.「記帳記録の要訣について」 講師:独立行政法人 物質・材料研究機構 杉山和幸氏 平成 22 年 4 月 1 日施行により改正された 記帳・記録について,具体例を示しながらの 解説であった。不備を生じやすい例などを挙 げての説明はよく理解できた。非密封放射性 同位元素及び放射線発生装置の使用者は注意 する必要があり,記帳・記録を注意点に沿っ て再度見直しする予定である。 講演Ⅳ.「低線量被ばくと人体に与える影響に ついて」 講師:独立行政法人 国立がん研究センター 中央病院 伊丹 純氏 環境放射線レベルと人体について講演され た。また 3・11 東日本大震災時の原子力発電 所の事故を受けて,葉類・卵肉類の放射能の 経緯や,食品の暫定規制値,セシウムの暫定

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規制値計算根拠と仮定,安定ヨウ素剤につい て解説された。事故後よく質問を受けるが, 回答するために役に立つ情報で非常に有意義 であった。 特別講演Ⅴ.「放射線被ばくと放射線緊急被ば く医療について」 講師:独立行政法人 放射線医学総合研究所 後藤孝也氏 やはり,東日本大震災に伴う原子炉の事故 を踏まえてか,世界や日本の放射線事故・事 件の状況や推定される被ばく線量などの解説 があった。 また,日本の緊急医療体制や放射線の人体 影響を基に緊急時の対応方法の注意点などの 説明があった。いざという時,必要な防護用 品や採取試料等できる範囲で準備しておくこ とが重要である。 4.おわりに 平成 24 年 4 月 1 日施行予定の放射線障害 防止法の現時点での状況,原子力発電所事故 が起こったときの対処法など,最新の情報を 得ることができ非常に有意義であった。

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