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Cytochemical study on the development of chum salmon egg

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Academic year: 2021

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(1)Title. Cytochemical study on the development of chum salmon egg. Author(s). 松下, 覚; 大居, 平一郎. Citation. 北海道学芸大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 16(1): 55-74. Issue Date. 1965-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/3900. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第1 6巻. 第1号. 北海道学芸大学紀要 (第一部C). 昭和4 0年8月. 農村における青年活動の研究 第n報. 松 下. 青年活動の実態と問題点. 覚. 大居平一郎. 北海道学芸大学旭川分校教育心理学教室. Satoru M ArsUSHITA He i i る 01 chi r ,. ion : A Research of the Young People’s Associat I Com muni in the Rura ty.. ’ Par tn some observat ions on the Young Peopl e s Associat ion,. 第工報にお いては, 青年団・青年学級・青少年クラ ブのニ つの組織をとりあげ, 組織の状況・ 予算 の状況 ・活動の状況の三つの側面から, その特性を比較検討してきた. 第ロ報においては,. これま で考察されなかった側面について, それぞれの組織の特殊性に応じた実態から, その問題 点にさく り を 入 れ る こ と に す る. (註) 1 , 青年団の実態と問題点 まず, これからの青年団の実態の分析の視点について説明する. すなわち 青年団 の 組 織 人 , 員・機関誌 (紙) の発行の状況・定期例会の有無・出席状況及び出席率,会合の状況及び内容 ・ 行事事業の内容・行事事業への参加の状況・役員と団員 の関係・青年団と地域社会の 人々との関 係について, それぞれの全体的傾向を明 らかにした.. ついで, こ の 活動の状況が青年団の構成的特性か ら, どのように規定されるかを検討するため に, 青年団 の活動における積極性・組織人員の大小・所属員の平均年令の高低・学歴や性別及び 職業構成 の同質性・予算の大小などにしたがっ て, それぞれの特性をもっ青年団を抽出し比較検 討し た. し か し, こ こ で は, 注 目 に あ た い す る 傾 向 を 示 す も の に つ い て の み 表 にま と め て 考 察 し. た.. 考察の対象になったそれぞれ の特性をもつ青年団の抽出の規準は つぎの通りである (第2 , . 表~第14表) 1 ( ) 全体-こ の調査における99青年団の全体的傾向. 2 1 活動状況の積極的, 消極的青年団-調査項目中の(第1表)に示されている 9つ の 項 目 の そ { れぞれ の選択肢のうちで, 積極的指標と示 されているものから9個 ~6個記入している14青年団 を積極的青年団, 消極的指標の中から6個 ~3個記入して いる1 4青年団を消極的青年団とした.. (註) 研究目的・調査方法等については, 大居平一郎・松下覚 : 農村における青年活 動 の 研 究 第1報青年 , , 団・青年学級・青少年クラブの実態 北学大紀要第16巻第1号を参照のこと 。 - 55 -.

(3) . 松 下. 覚・大居平一郎. 第1表 積極的及び消極的青年団判定指標 調 査 項 目. 積. 極. 的. 指. 消. 標. 極. 的. 指. 標. o定期例会を実施している. oほとんど単位青年団として会合をもつこと o幹部や役員だけの会合になりやすい. 3 出 席 率. o用件で出席できないもの以外は, 大体出席 する o会合には団員がほとんど出席する. 4 会合の状況. oみんな積極的に意見を発表し活発である. 5 会合の内容. o身近な生活の中から問題をみつけて話し合 いがなされる oできるだけ地域社会の問題をとりあげ, そ の解決に努力している o行事に多くの団員が機極的に参加して, 協 力的に行なわれる. 1 例. 会. 2 出席状況. 6 行事の内容 7 行事への参 加 8 役. 員. 9 地域社会. をまなし、. o役員と団員の気持が一致して活動が行なわ れている ま青年団活動に協力的で色々と o部落の人々も 援助をうけている. o会合は団員の半分以下の出席で, 時に流れ ることがある o幹部の意見が主体で, 出席者の発言が少な し、. o雑談をして会合が終ることが多い o青年団としての活動にあまり意味がみとめ られない o幹部のみの活動になりやすく, 半数近くは 会費会員で, いつも参加者を求めて幹部は 苦労している o役員と団員の間に意識的ずれが感じられる o青年団活動に批判的な人が多く, 活動の障 害になることが多い. 3 ) 組織人員の大 ・中・小青年団-組織人員 40人 ~64人 : 20人 ~29 人 : 7 人 ~14 人 の 範 囲 ( 内数字は抽 にあるものを, それ ぞれ大青年団 (16) , 中青年団 (19),小青年団 (22) とした. ( ). 出した青年団の数である. 以下このように示 す. 8 4 { ) 年令の高・低青年団-単位青年団の平均年令21 .5才 の範囲に .4 才~1 .2才 : 17 ,0才~23 13) とした. ) あるものを, それ ぞれ高年令青年団 (13 , 低年令青年団 ( が, 40%~100% : 20% 人員中の割合 卒者以外のものの組織 ( 5 } 学歴の多・少・無青年団-中. 12 )と 13) ~30% : 及び全くないものを, それ ぞれ多青年団 ( , 無青年団( , 少青年団 (16) し た,. 00% : 30% ~33% の も の を, ( 1 性別の男・女青年団-組織人員に対する男 性の割合70%~1 6 10) とした. 10 ), 女性青年団 ( それ ぞれ男性青年団 ( 額2 一 人当り年間予算 1 予算の大,小青年団一 { 7 .1千円の範囲 .6 千円~0 ,5千円 : 0 ,5千円~5. 15) にあるものを, それぞれ大青年 団 ( , 小青年団 (17) とした. { 8 } 職業-多様な職業構成をもつ8青年団をここに含めた.. まず, 組織人員について検討したものが (第2表) である. 著しい特徴は, 積極的青年団では 9人と, 前者より大規模のものが多い 10人~19人の小規模のものが多く, 消極的青年団は30人~4 0人内外になると団運営に色 がまとまりよく 0人内外の青年団 ということであ る. すなわち, 2 ,4 々の問題が派生しやすいといえよう. しかし, 60人以上の規模をもつものが, 二つも積極的青年 団としてあげられており, その意味では, 組織人員の 規模だけからは結論 づ けられない. 9人の小規模のものが高くな っ ている. これは, 前述の 一人当りの 予算額については, 10人~1 活動状況の結果と関連して, 青年団が小規模で, ある程度予算に め ぐまれているということが, 青年団活動の運営を案外容易に せしめる条件として考えられるかも知れない.. 機関誌,紙 の発行 (第3表) につい ては, ま ったくないものは26%程度で, いずれかと いうと 市町村あるいは単位青年団として多くのもの が発行し, 団員の情報交換及び仲間意識の高揚に努 - 56 -.

(4) . 農村における青年活動の研究 力 し て い る.. 第2表 組 織. とくに, 積極的青年団は, その 割合が消極的青年団より高く, す なわち後者で は1 / 3程度のものは発. 全 9人以下. 体. て, 組織としての共同意識を高め. 70人以上 無 記. 8(8) 33( 3 4 ) 23( 23 ) 1 6(1 6 ) 0( 1 10 ) 5(5) 2(2) 2(2) 0(0). ること が 必要 と な っ てく る ことに. 計. 9 9 (100 ). 行 し てな い,. 10 ハJ I9 20 ^J 29. 組織人員の面からは, 大規模に. なる ほど発行 の割合が高くなって い る. こ れ は, 大 規 模 に な る ほ ど. どうしても機関誌などの発行をし. よると考え られる.. 定期例会 (第4表) に つ い て. 0%程度のものが 実 施 し て は, 7 る. そのうち毎月 の例会を数回も つ も の は40% 程 度 で あ る.. 30 (J 39 40 ハJ 46 50 (J 59 60 ハJ 69. 活 動 状 況. 6 .. 0(0) 8( 5 7 ) 3( 2 2 ) 1(7) 0(0) 0(0) 1(7) 1(7) 0(0). 0(0) 2( 1 4 ) 1(7) 43 6( ) 3( 22 ) 2( 14 ) 0(0) 0(0) 0(0). 0(0) 1 0( 66 ) 1(7) 3( 20 ) 0(0) 1(7) 0(0) 0(0) 0(0). 0(0) 5( 29 ) 2( 12 ) 3( 18 ) 2( 1 2 ) 4( 23 ) 1(6) 0(0) 0(0). 14 (1 00 ). 4 1 (1 00 ). 1 5 (1 00 ). 17( 100 ). た,. 積極的 消極的. 無. 記. 団. 数. 99. の. 他. 行. 活 動 状 況. 体. 30( 30 ) 13( 13 ) 45( 45 ) 12( 1 2 ) 4(4) 1(1) 26( 26 ). そ. 算 小. 1 (注){ ) 第1表の判定指標に基づいて, より積極的なものから1 4青年 団, より消極的なものから1 4青年団を抽出した. ( 2 ) 一人当 り年間予算額2 .5千円~5 ,5千円: 0 .6千円~0 .1千円 の範囲にあるものを, それぞれ大 ( 15) 小 1 ( ) 青年団 7 とし ,. 全 市町村青年団として機関誌発行 同 じ く 機 関 紙 発 行 単位青年団として, 機関誌発行 同 じ く 機 関 紙 発 行 生 活 記 録 な ど の 交 換. 予 大. 積極的 消極的. 第3表 機 関 誌 (紙) の 発. 1 . 2 . 3 , 4 . 5 .. 人 員. 43 6( ) 3( 21 ) 6( 43 ) 2( 1 4 ) 1(7) 0(0) 1(7) 14. 2( 1 4 ) 2( 1 4 ) 3( 21 ) 3( 2 1 ) 0(0) 1(7) 5(3 6 ) 14. 組. 大. 織. 中. 人. 4( 25 ) 2( 12 ) 10( 63 ) 3( 19 ) 1(6) 1(6) 3( 19 ). 4( 21 ) 4( 21 ) 10( 55 ) 4( 21 ) 1(5) 0(0) 5( 26 ). 16. 19. 員. 小. 6( 27 ) 2(9) 32 7( ) 2(6) 0(0) 0(0) 7( 3 2 ) 22. 1 (注)( ) 重複記入があるので, 100%をこす,. 2 { ) 組織人員40人~6 4人 : 20人~2 9人 : 7人~14人の範囲にある青年団をそれぞれ大 (16)・中 (19) 22 ) 青年団とする, ,小(. 積極的青年団と消極的青年団を比較す ると, 前者 では定期例会をもつ割合, とくに毎月 例会を もつ割合が高くな っている. 青年団を充実するために は, 定期例会を決め, 毎月一回 程度は会合 をもつ必要があるように考え られる.. 組織人員との関係では, 大規模のものに定期例会をもつ割合が高い. その中でも毎年例会 の割 合が高い. それに対して, 中及び小規模では必要に応じて会合をもっとするものが相 対 的 に 多 い. すなわち, 組織人員が多くなれば度々の会合はもちにくくなるので, 一応年何回かそれを決 めて行なっ ていることを示している. しかし人員が少なくなれば 必要に応じて会合をもつこと , が 可能であるため, その割合が高くなっ ているのであろう しかし どのような組織でも 月に . , , 一度ほ どは集まり, 色々と生活問題などにつ いて語り合うこと は 仲間意識を高めるために必要 , な こ とで あ ろ う.. 会合の年間回数を検討すると, 青年団の特性による差は明瞭にはみとめられない こ の こ と . -5 7-.

(5) . 覚・大居平一郎. 松 下 第4表 定 全. 会. 例. 活 動 状. 組 大. 況. 消極的. 積極的. 搬. 員. 人. 中. 小. ) 65( 66 40 (40) ) (23 23 ) 26( 2 6 2(2) 2(2) 4(4). 86 ) 12( 64 ) 9( 22 ) 3( 1(7) 0(0) 0(0) 1(7). ′ ) 10( 71 3 6 5( ) 36 ) 5( ) 4( 2 9 0(0) 0(0) 0(0). 8 1 ) 13( 3 ) 6( 7 44 ) 7( 3( 1 9 ) 0(0) 0(0) 0(0). 1 1( 58 ) . ) 5( 26 5( 26 ) ) 37 7( 0(0) 0(0) 1(5). 46 ) 10( 32 7( ) 1 4 ) 3( 36 ) 8( 2(9) 0(0) 2(9). ) 100 99(. ) 14 (1 00. 0 ) 14(10. 0 0 ) 16 (1. (1 00 ) 19. 2(1 00 ) 2. 明. ) 12 12( ) 3 1( 3 2 10 ) 10( 20 ) 20( 5(5) 5(5) 16 ) 16(. 1(7) 44 ) 6( 1(7) 14 ) 2( 1(7) ) 2( 1 4 1(7). 1 4 ) 2( 3 ) 5( 5 3( 22 ) 2 2 ) 3( 0(0) 0(0) 1(7). 3 1 ) 5( ) 4( 25 18 ) 3( i3 ) 2( 0(0) 0(0) 2( 13 ). 3 16 ) .( 32 ) 6( 3( 16 ) 2( 10 ) 0(0) 10 ) 2( 3( 16 ). 2(9) 6( 2 7 ) 2(9) ) 5( 23 1 ‐(4) 1(5) 23 ) 5(. 計 ,. (1 00 99 ). ) 14 (100. ) 0 0 14(1. ) 16(100. 19( 100 ). ) (100 22. 1 . 定期 例会をもつもの o毎月の例会を 数 回 も つ o毎年の例会を 数 回 も つ 2 . 必要に応じて会合をもつ. 3 . ほとんど会合をもたない 4. そ 無. 体. 期. 他. の. 記. 計 年 間 会 合 の 回 数 9回以下 J 14 10 ハ 15 ハー 19 20. J 24. 25 (J 29 30 回 以 上. 不. (注) 定期例会をもつものを毎月例会と毎年例会に分けた. しかし, いずれにも属することのできないも のは除いた,. は, 青年団の運営にと って必要なことは単に会合の回数 の多 少ではなく, みんなが決ま っ た日に 集ま る と い う こ と が 大 切 で あ る こ と を 示 し て い る.. 色々の会合への出席 状況及び出席率 を示したものが, (第5表) 及び (第6表) である. 全体 組織人員 全体 活動状況 積極 消極 大 中 小. 状. 席. 第5表 出. 年 高. 令 低. 況 学. 多. 少. 歴. 無. 性. 男. 比 ー 女. 予. 大. 算. 小. 職業. 1 用件のある時夢 )6 (3 (0) )9 60 5)0 ( )7(70 ( 83 )4 ( 40 、48 54 )5(31)10 ( )9(6 9)7 { }3 (23 { )16 73 1 58 49 ( 93 (7)5(31)1 { )13 )1. 外は大体出席. 2積 極性はない .. )1 ) ( )4 (2 4 ( 13 )2 13 )2 (20 ( 17 )3 (30 (3 て )3 )4 1)0(0)4(25) 2 ( 1 4 (23 26 14)6 (3 8) 5 i3 )2 ( ( 19 )2 ( 14 が, すすんで 19. 出席. 3 いつも同じ顔 5)6 (7 5) )2 (13 )6 (3 0 (30)2 (2 )1 (8}3 8 )6 (38 )5(3 )3 (23 14 { )3 { )8 (62 )3 1 6 57)7 (44 ( 3( 3 0 )1 {7}8. ぶれが出席. 0. 4 幹部役員のみ. (2 4)2 (2 (0)4 5) (1 )0 {811( 0 )1 10)1 (19 5)3 1 (8)2( (5)2 (1 5)1 )3 { 16 )1 {0}7 ( 50)3 (19 1 1 { 11 }0 の会合になる )0 ( 13 (0)0(0) (0)2 (0)0 {0)0 (0)o(0)1(6) 0 {5} 1 {5)0 (0)0 (5) 1 {7)1(7)o(0) 1 記 5 無. 団. 数. 99. 14. 14. 16. i9. 22. 13. 13. 13. 16. 12. 10. 10. 15. 17. 8. 1 ) 年令-単位青年団の平均年令21 (注)( .5才の範囲にあるものを, それぞれ高 .4才~18 ,2才 : 17 .0才~23 青年団とした ) 13 13 ) 低年令 ( 年令 ( , 13) 0%~10 0% :20%~30%及び全くないものを, それぞれ多( 2 { ) 学歴-中卒者以外の参加の割合が4 ) 青年団として示した, 16 )無( 12 少( ) 女性 10 0%~100% : 30%~3競ろのものを, それぞれ男性 ( 3 ) 性比-組織 人員に対する男性の割合7 ( ( 10 ) 青年団とした. 性) 職業-多様な職業構成をもつ青年団 (8) , - 58 -.

(6) . 農村における青年活動の研究 第6表 出. 席. 全体 活動状況 秘 ヨ慎 襲. 組織人員 消極 大 中 小. 年. 状 令. 低. 局. 況 学. 多. 少. 歴. 無. 性. 男. 比. 女. 予 大. 算 小. 1 ほとんど出席 22 ( 2 11 2 2 { 8 10 6 (0)1 (6)5(26 )8 (3 6)2 (1 )5(3 5 8 )5(38 )1(6)4(33 )3 0)1(10 (3 )7(4 7)3( )0 18 (0) 2 半分以上出席 4 0 { 40 )2 1 4 ( )2(1 4)4( 25)9 (47)9(4 1)5(3 8 )4( 3 1)3 (23 )8 ( 50 )4(33 )4( ( 40)4 40 )5(33 )8 ( 47 )3(3 8) 3 半分ぐらい出 α 2 0 0 ) 0 { ’ 3 2 2 1 6 3 8 ( ) ( ) 2 ( 1 1 ) 3 ( 1 4 ) 3 (23 )2( 1 5)4 (3 )3 1 (1 9 )0(0)2 (3 ( 20 )3 0)1(7)2 席 (12)4( 50) 4 半分以下出席 7 {7) 0 {0)5(3 6)4 (2 )2( 5 11 )0 (0)1 (8)1(8)0(0)4( 25 )0(0)0 (0)0 (0)0(0)3 ( 18)0(0) 5 出席が少なく { 5 5 0 0 ) { } 1 ( 7 ) 2 ( 1 2 ) 0 0 ( ) 1 ( ) 5 2 1 ( 5 ) 1(8)1(8)1(6)2 )1 (17 ( 10)0 (0)0 (0)1 て流会になる (6)1(13 ) 6 夏・冬で出席 状況がちがう 27 ( 2 7 )2 { 1 4 )9 ( )8 50)7 64 ( (37 )4 ( 18 )3 ( )3 23 (23 )0(0)6(3 )5(42)1( 8 1 0)4 (40 )1(7)9( 53 )0 (0) ※ 無. 記. 団. 数. 平均値 ※※. (2) 0 2 {0)1(7)0(0)0 (0)0 (0)0 (0)0(0)0 (0)0 (0)0 (0)1 ( 10 )0 (0)1 (7)0 (0)0 (0) 99. 14. 14. 16. 19. 22. 13. 13. 13. 16. 12. 10. 10. 15. 17. 8. 2 .3 1 ,1 3 .5 3 .1 2 .I 1 ,9 2 .7 2 ,2 2,2 2.8 2.2 2.2 2.2 1.5 2 .5 2,9. (註) ※ 他の項目と重複記入があるので, 100%をこす . ※ ※ 1 ~ 5 までの項目を, それぞれ1点~5点に換算して 平均点をそれぞれについて求めた , ,. としては, 50%ほどの青年団で, 用件のあるもの以外は大体出席すると回答さ れ て い る しか . し, 出席率については半分かそれを上まわる程度のものが多く ほとんど出席す るとするものは ,. 20% ほ ど で あ る.. この出席状況及び出席率については, 青年団の特 性に応じて著しい特徴を示して いる . ・ ① 活動状況と の 関係冊当然のことであるが, 積極的青年 囲ま 出席状況及び出席率ともに好 , ましい状態にある。 消極的青年 団では, いつも同じ顔ぶ れのものの出席や幹部役員のみ の会合に. なりやす い傾向がみ られる. 叉半分以下の出席, 流会になるとしているものが4 0%ほどある. そ して季節によっ て出席率が違うとするものも多い。 すなわち出かせ ぎなどの関係で青年団の運営 に 色 々 の 制 約 を 生 じ て い る こ と が う か が わ れ る.. ② 組織人員と の関係-全体として小規模青年団ほど 積極的に参加 し出席しようとする傾向が. みられ, 大規模青年団ではい つも同じ顔ぶれの出席のものが多い この傾向は出席率について も , み られる. 今, 調査項目 の出席率を数値に換算して平均値を算出したものを比較すると 大・中・ , 小青年団の順で 3.1, 2.1, 1.9 と 順 に よ く な っ て い る.. この事実は, 大規模青年団 (組織人員4 0人以上) になるほど, 一応 組織としては定期例会な ど をもち, 団運営に色々の配慮がなされているものの 青年の出席による実質的活動になると 一 , , 部の熱心 ・な青年の活動になりやすくなることを示している. ◎ 平均年令との関係-高年 令青年団ではいつも同じ顔ぶれの出席が多く 低年令青年団 では , 用件のあるもの以外はブぐ体出席すると回答されている 出席率については わずか に低年令 . の方 , が 高年令よりも高いようにみとめ られるが大きな差ではない すなわち高年令青年団 では一部 の . 青年の活動になりやすく, 低年令青年 、団では全体としての活動がなされ やすいと いえよう。 ④ 学歴との関係「中卒者以外 のものの参加 の割合が高い青年団では 用 件のあるもの以外は , 大体出席すると回答したものが54%, いつも同じ顔ぶれ及び幹部役員のみの出席と回答し たもの が53% と な っ て い る. こ れ は, こ の よ う な 青 年 団 で は , 団と し て の ま と ま り を も っ た 活 動 を し て. い る も の と, 一 部 青 年 の 活 動 に よ るも の と に 分 れ る こ と を 示 し て い る . - 59 -.

(7) . 松下. 覚・大居平一郎. 叉, 中卒者以多のものが少な い場合には, 出席状況・出席率ともに好ましくない. しかし, ま がうかがわれる, ったくない青年 団では, 団員の会合への積極的出席の状況 参加意 集団の場合には という同質的 いずれにしても, 中卒者のみ , 団としてまとまりをもち, の 団の中に意識 は 識も高まりやすいが, 少数の異質的な中卒者以外 のものの参加 がある場合に , ずれが生じやすいといえよう. しかし, そのような青年が 多くなれ ば, その青年 達のリー ダー シ あ る こ と を 示 し て い る. ッ プ の も ち 方 に よ っ て, 団 活 動 を よ り 高 め る こ と も 可 能 で. 性比との関係- 男性的青年 団と女性的青年 団とでは, 出席率についてはそれほ どの差はみ 性・女性 とめられない. しかし出席 状況については後者の方が好ましい状況にある. この差は男 ない . という性格の差によるものか, それとも運営上の問題によるものかは明確で 好まし 率もともに ど出席状況・出席 青年団ほ 額が大きい ⑥ 予算との関係 一一人当り年間予算 なものであると い傾向 にある. しかし, 前述したよう に予算額の 大きい青年団は一般的に小規模 すること は で き な いうことからして, 一義的に予算額の大小のみから青年の参加の状況を推測 ⑥. し・・. 職業構成との関係-多 様な職業構成をもつ青年 団では, 積極的な出席の状況を示すものは ま ったくなく, 多くのものがいつも同 じ顔ぶれの出席であ ると回答し, 出席率についてもほとん ど出席という 青年団はない. ここに, 市街地の青年団の運営の困難さとともに, かつ一部の青年 のみの 参加活動になりやすい傾向がうかがわれる. みん つぎに, 会合の状況 及び内容について示した ものが, (第7表) 及び (第8表) である, 1%であり, 積極的青年団では なの積極的な意 見で運営されていると 考えられる青年団は全体の3 当然その特徴をもつものが多い. 組織人員との 関係ではそ れほど大きな違いはみと められない. しかし大規模 青年団では, わ ずかに一部の青年または幹部の意見で運営される傾向があるようで ⑦. あ る. 第7表 会 合 の 状 況 全. 体. 無. 31( 31 ) ) 2 9( 29 29 ) 29( 1 2 ) 21( 他 2(2) 記 3(3). 団. 数. 1 みんな積極的に意 見 を 出 す 2一 部 の 人 の 意 見 の み 3 幹部の 意 見 が 主 体 と な る 4 出席者の発言がなくてこまる 5 そ. の. 99. 活 動 状 況 極 極 目肖 積 ) 10( 71 21 ) 3( 0(0) 14 ) 2( 0(0) o(0). 0(0) 3 6 ) 5( ) 79 1( 1 29 ) 4( 0(0) 0(0). 14. 14. 第8表 会 合 全. 体. 11 ) 0( 1 身近な生活問題の 話 し 合 い 1 3( 83 ) 2 行事の連絡や打合わせが多い 8 3 雑 談 し て 会 合 を 終 る 5(5) 他 1(1) の 4 そ 記 4(4) 無 団. 数. 99. の 内. 組 大. 員 人 織 f 小 中 1. ) 4( 25 8 ) 6(3 3 8 ) 6( 19 ) 3( 0(0) 1(6). 3 2 ) ) 7( 9( 47 ) 45 6 ) 10( 3( 1 23 ) 3(1 6 ) 5( 1 8 ) 1 6 ) 4( 3( 1 ) 0(0) 2( 1 0(0) 0(0) 22. 19. 16. 容. 活 動 状 況 肖 極 積 極 ?. 組. 大. 織. 中. 人. 1. 員 小. 6( 43 ) 11( 79 ) 0(0) 0(0) 0(0). 0(0) 79 ) 11( ) 3( 21 0(0) 1(7). 1(6) 8 7 ) 14( 1(6) 0(0) ) 2( 12. 1(5) 2(9) 86 ) 90 ) 19( 17( 1 ) 0(0) 2( 1 0(0) 0(0) 0(0) 1(5). 14. 14. 16. 19. - 60 -. 22.

(8) . 農村における青年活動の研究. 会合の内容については, 行事の連絡や打合わせが主体とな っ て行なわれているものが多い. 一般的に, どのような青年団も, その運営は一部の青年または幹部の意見ですすめられ, かつ. 行事の連絡や打合わせで会合が終始する傾向にあり, そこに団運営の悩みがあるようである, 青年団ではどのような方針をもって行事・事業が行なわれて いるかを示したものが (第9表) 第9表 行 事・事 業 内 全 体 1 できるだけ地域社会の問題をとりあげ, 解決に努. 容. 活 動 状 況 積 極. 消. 積. 組. 織. 人. 員. 大. 中. 小. ) 13 (13. 8(5 7). 0 (0). 1(6). 2( 11). 3 (1 4). 23 ( 23 ). 3(21 ). ( 43) 6. 6( ) 38. 5(2 6). 4(1 8 ). 6 66 ) 5(. 6 ) 12 (43 (86 ) 1 3( 1 8 ). 9(47) 1 8(82 ). 4 レク リ ェ ー シ ョ ン 活 動 を 主 体 と て 運 営. 40 40 ( ). 4(29 ) 10 ) (71. ) 7( 44. 8(42). ) 9(41. 5 行 事 よ り も, 集 ま っ て 話 し 合 う ことで満足 6 市町村青年団の行事に参加し, 単位団としての行 事は出きない 7 生 産 活 動 を 主 体 と し て 運 営. 1 1( ) 11. 2(1 4). 1 (7). 0(0). 4(2 1). 1 (5). 7(7). 0(0). 0 (0). 0(0). 2( 1) 1. ) 4 (1 8. 11 ( 11 ). 3(21 ). 1 (7). 1(6). 3 (1 6). 2(9). 8 社 会 奉 仕 活 動 を 主 体 と し て 運 営 9 読書会・交換会などで, 一般教養を高める学習活 動を主体として運営 10 青年団としての活動に意味 が み と め ら れ な い. 1 8( ) 18. 3(21 ). 4 (29). 1 ) 2( 2. 4(2 1). (9) 2. 8(8). 1(7). (0) 0. 4( 2 ) 5. 2( 11). 1 (5). 12 12 ( ). 0(0). ) 5 (36. ) 2( 12. 1(5). 3 (1 4 ). 1 (1). 0(0). 0 (0). 1(6). 0(0). 0(0). 3 (3). 0(0). 1 (7). 0(0). 1 (5). 0 (0). 力 して い る. 2 できるだけ地域社会の問題を話し合うが実践活動 にはなりにくい 3 毎年同じような行事の内容 の 繰 り 返 し で あ る. 11 そ. の 無 団. 他 記 数. 99. 14. 14. 16. 19. 22. (註) 自己の青年団に適合する項日をいくつでも自由に記入させた. である. 一般的に, 毎年同じような行事内容の繰り返しとなり, レクリェー ショ ン活動を主体と して運営しているものが多い. その他の項目は頻度も少なく, 多様に分散しており, そこにそれ ぞれの青年団がそれぞれの運営方針をもって多様に活動しているようすがうかがわれる, 単位青年団の重要な役割であると考えられる. 地域社会の問題をとりあげ, 解決に努力する. という項目については, 積極的青年団を除いてはいずれも非常に低い%である. それに対して, レク リ ェ ー シ ョ ン活 動 を 主 体と し て 運 営 さ れ て い る も の は 4 0%程度をどの青年団も示している,. とくに消極的青年団は高い%を示している. 他方積極的青年団は低い, すなわち, 青年団への団 員の積極的参加を求めるために, レクリェー ショ ン活動を大巾にとり入れようとする 傾 向 が あ る. しかし, それのみによっ ては青年団の積極化はのぞまれず, かえ っ て青年団の本来的意味を 失い, 停滞性への危険性をはらむことに注意しなければならない,. 行事・事業への参加 の様相をみると (第10表), 全体的には多くの団員が積極的に参加している ものは30%程度であり, 4 2%のものは参加者をふやすのに幹部が苦労しているとしている.. その状況は, 青年団の特性に応じて特徴的な傾向をもっ ている. 積極的青年団は当然なが ら団 員の積極的参加をえているとしているものが多 い.しかし消極的青年団では,8 6%のものが参加者 をふやす のに幹部が苦労し, かつ レクリェーショ ンへの参加が多く, 他の行事には少な いとする も の が ほ と ん どで あ る. こ れ は, 前 述 の レク リ ェ ー ショ ン活 動 を 主 体 と し た 運 営 が, 青 年 団 の 目 - 61 -.

(9) . 松 下. 党・大居平一郎. 第10表 行 事・事 業 へ の 参 加 全 体. 活動 状 況 積極 消極. 組. 織. 大. 1 多くの団員が積極的に参加 30 ) 12 ( 86 ) 0(0) 3 (19) (30 する 2 レク リ エ ショ ソヘ の 参 加が ) 10( 37 ) 3 (2 1 71) 8(50) (37 多く他は少ない 3 いつも同じ顔ぶれが参加す 30 ) 2 (30 (14 ) 8( 57) 8(50) る 4 いつも団員の半数以上が参 33 (33 ) 5(36 ) 0 (0) 5(3 1) 加する 5 幹部のみの活動になりやす ) 0 ) 4(25 ) 11 (1 1 (0) 7(50 ・ し 6 半数近くは会費団員で参加 しな い 7 いつも, 参加者をふやすの. に幹部が苦労している 無. 言己. 団. 数. 中. 人. 数. 学. 多 少. 小. 歴. 無. 少. (52 ) 0(0 38 ) 6 ) 9(41) 5(38) 6 ( 7(57 50 ) 5 1 ) 1 (8) 4( (57) 5(23 ) 3 (23 (3 7 (63 (1 ) 4 ) 5( 3 1) 2 7) 5 4 1 (1 8) 5 (38 (2 25 ) 2 (1 7 ) 2( 3 ) 8 6 ( 2) 2 (15 (50 2) 7(3 25 (12 ) 0 (0) 2( (0) 1 (5) 2 (1 5) 2 0. ) 0(0) 0(0 12 (0) 1 (0) 2( 4 (4) o(0) 3 (2 1) 1 (6) 0 (5) 0 ) 5(63 8 ) 2( i7 ) 9 ) 4 ) 6 (3 86) 13 (21 (41 (31 42 (42) 2 ( 1の 12( (81) 4 (0) 0 (0) o(0) 0(0) 0(0) 0(0 4 (4) 0 (0) 0(0) 0(0) 0 99. 14. 14. 16. 22. 19. 8. 12. 16. 13. 的をゆがめる傾向を生み出す状況を示している. 組織人員との関係では, 大規模青年団に参加者をふやすための苦労が大きい. また職業構成が. 多様な青年団もその特徴をもっ ている. 積極的青年団の傾向をもつものは, 小規模青年 団と中卒 者以外 のもののいない青年団である. 0% 役員と団員の関係については (第11表) , お互いに気持が一致して運営されているものは4 程 度 で あ り, 他 は 色 々 の 問 題 を も っ て い る と い え よ う.. 今, 青年団 の特性との関係で考察してみると, 役員と団員の気持 が一致して運営される割合の 高いものは, 中卒者のみで運営されている青年団, つぎにわずかに少ないが高卒者 の 多 い 青 年 団, 組織人員の小規模な青年団である. それに対して低 いものは, 男性青年団・高年令青年団・ 員 の 関 係〕. 〔第11表 役 員 と 団 全 1 . 役 員 と 団 員 の 気 持 が 一 致 2 . 役 員 と 一 部 団 員 で 活 動 3 . 役員と団員に意識のず れ が あ る. こ 達 レ カ って 4 . 星名中毒 誉 ゼギ ぢメ 箆.なL 、 無. 記. 団. 数. 年. 令. 織. 組. 大. ) 31 ) 1(7) 5( 44 (44) 14 (1 00 69 1( ) (29) 1 ) 1(7) 4 (44 44 25) (79) 4( ) 0 1 1(11 (0) 11. 中. 人. 員. 小. (4 7) 13(59 9 6 32 (32) 7( 1 (5) 1(5. ( ) 12 12. 0 }). ) 4 (29. ) 3(19. (16) 1(5 3. 4 (4). 0(0). 0 (0). 0(0). 1 (5) i (5. 99. 14. 14. 16. 22. 19. 算. 性 男. 女. 比. 予. 大. 小. ) 5( 31 9( 56 ) 1(6). 9( 75) 3(25) 0 (0). 3(30 ) 5(50) 3(30). 0) 5(5 4(4の 0 (0). 8(53) 5(33) 2( 13). 7(41) 8 (4 7) ( 18 ) 3. (38) 3 5 (6 3) 0 (0). 1 (8). 1(6). )) 0 ({. 1 (10). 1 (10 ). ) 3(20. 2 (12). 1 (1 3). { } (0). 1(6). 0 }). 1(10). (0) 0. (0) 0. 1 (6). 0 (0). 低. 多. 少. 4(31) 7(54) 1(8). 54) 7( 5(38) 2 (15). 8 (6 2) ) 5 (38 0(0). 2(15). 4(31). 1 (8). 0(0) 13. 活 動 状 況 積 極 消 極. 塗圧. 学. 高. 13. 体. 13. 6 1 ‐. 歴. 12. lo. -6 2一. lo. 15. 17. 職. 8. 業.

(10) . 農村における青年活動の研究. 大規模青年団である. 地域社会との関係につ いては (第12表) 8%程度であり, , 協力的・援助的なものは全体として3 第12表 地 域 社 会 と の 関 係 全 1 . 協 力 的, 援 助 的 2 関 心 . 無 3 批判的で障害になる , 4.. そ. の. 8 38( 3 ) 45( 45 ) 16( 1 6 ) 2(2) 5(5). 他. . . 団. 数. 体 11( 79 ) 3( 2 1 ) 0(0) 0(0) 0(0). 6( 38 ) 6( 3 8 ) 3( 1 9 ) 2( 12 ) 1(6). 1(7) 7( 50 ) 9( 64 ) 1(7) 0(0). 19 9. 14. 8( ) 7( 3 7 ) 3 6 8( 42 ) 12( 55 ) 3( 1 6 1(5) ) 1(5) 0(0) 1(5) 0(0) ,. 16. かつ青年団の特性に応 じた特徴はみとめられな い.. 最後に, 積極的指標と消極的指標の度数と青年団の特性との関係 をみたものが (第13表) 及 び (第14表) である. なお比較検討を容易にするために, それぞれの青年団の特性 に し た が っ 第1 3表 積 全 体 0-I 2-3 3-5 6-7 8--9. 無 記. 計 平均値. 組 織. 大. 人 員. 中. 小. 年. 高. 的. 極 令. 学. 低. 多. 指 少. 標 歴. 性. 無. 男. 別. 女. 予 骨. 算. 低. 4 )8 )6 ( )4 (31 )3 )6 3( 34 (50 ) 5( 26 (2 7) 7 5 (23 (38 ) 2(1 )6 3 7) 3(3 0 (60 ) 5( 33 )9 (5 3 ) )7 3 1 )4 1 ) 4(31 ( )4 (25 )7 (37 (3 2) 4( (3 ) 5(31 )3 (25 ) 5(50) 2 30 30 (2 ) 5( 0 33 ) 5( 24 ) 1 9 1 9) 3 (1 7) 3 ( 16 ) 4( 18) 1(8) 0(0) 3(2 3) 4( 25) 4 ( (3 )0 (0) 1 (1 3 0) 1(7) 1(6) 12 (1 (0) 3 ( 16 )3 (14 )1 (8) 3 (23) 2 (15) 1(6) 2( 2) 0 17) 2 )1 10) 3( (20 ( )1 20 (6) 4 (4) 1 (6) 1 (5) 2(9) 0(0) 2( 15) 1 (8) 0(0) 1 (8) 0(0) 0(0) 1(7) 1 (6) 1 (1) 0 (0) 0 (0) 0(0) 0(0) 0 (0) 7(0) 0(0) 0 (0) 0(0) 0(0) 0 (0) 0 (0). { { 100 loo 10o ( 1001 )19 i22 i13 10010 10010 (10 )16{ ( 1 00 )13{1001 { ( 99 0 3 6 { 10 0 )12( 10015 ( 1001 { 1 ) 8( 7 00 100) 2 .9. 2 ,2. 3 .2. 3.4. 1 ,9. 3.7. 第14表 消. 全体. 組 織 人 員. 大. 中. 小. 年 局. 3 .6. 極 令. 低. 的 学. 多. 2 .5. ・指. 少. 4 .O. 2.7. 1 .9. 3 .2. 2.1. 平均値. 1,5. 標 歴. 無. 性 男. 別 女. 予 局. 算. 低. 0-I 64 5) 8( 50) 14 4 (6 ( 74) 16(7 3) 6 ( 6) 9 (69) 1 1 (85 )9 (57 )11(7 2 )8 (80 )6 (60 )1 )8 2 (80 (47) 2-3 2 4 ( 24) 6 ) 6(27 ) 7( )4 )1 (35) 4(2 1 5 4 )3 (23 ) 2(1 5 (25 (8) 2( 20 ) 3(30 )3 )6 (20 (3 5) 4-5 7 (7) 1 (6) 0 (0) 0(0) 0 (0) 2 12 )0 (0) 0 (0) 0 ) ( (0) 0(0) 1 (10) 0 (0) 2( 12 6-7 3 (5) 0 (5) 1(6) 1 (0) 1 (8) 0(0) 1 (6) 0 (0) 0(0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 1(6) 無 記 1 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0(0) 0(0) 0(0) 0 (1) 0(0) 0(0) 0 (0) 0 (0) 0(0) ▲ 計. 4( 50 ) 4( 50 ) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0). 4( 50 4( 50 0(0 0(0 0 (0. 99 ( 1001 10016 6 { 10 0 )19 ( 10 )22 ( )13 { { 10012 { 10010 { 1001 0 100 1 00 )13 { 100 ) 13( 0 ( 1 00 }1 5 ( 100 { 1 ( 100 )17 00 )8 1 .5. 1 .9. 1 .2. 1 ,0. 1 ,6. 1,4. 0 .8. 1 .9. 0 .7. 0,7. 1 .5. 0 .9. 2 .O. 1.5. て, 平均値を算出して表中の下欄に示した. すなわち積極的指標については平均値の高いほど積 極的傾向が強く, 消極的指標については高いほど消極的傾向が強いといえる.. 今, 積極的傾向の強い順に示してみると, 中卒者のみの青年団 (4 )・低年令青年団 (3 ,0 ,7)・ 高卒者の多い青年団 (3 ・小規模青年団 6 ) ) 逆 ( 3 4 などとなる , , , に職業構 成 の 多 様 ・な 青 年 団 ( 1 1 .5)・女性青年団 (1 ,9)・高年令青年団 ( ,9)・低予算青年団 (2 ,1)・大規模青年団(2 .2) の - 63 -.

(11) . 松 下. 覚・大居平一郎. 順に低い. (数字は平均値) また消極的傾向の強いものについては, 低予算青年団 (2 ,9)・高卒者少 ,0)・大規模青年団 (1 0 逆に男子青年団 0 7 ) ・中卒者のみの青年団 ( ( 数参加青年団 ( 1 9 )の順であり ,7)・高卒者の . , , ) が順に 低い. 1 0 多い青年団 (0 .0 .9)・小規模青年団 ( .7)・高予算青年団 (. これ らから一般的に好ま しい状況にあるものは, 中卒者 のみの青年団・高卒者の多い青年団及. び小規模青年団であり, それに対して好ましらざる状況にあるものは, 低予算青年団・高年令青 年団・大規模青年団であるといえよう.. これま で種々の側面から分析的に青年団の活動の状況を検討し, それを規定する青年 記の特性. 要因について考察した. しかし, どのような青年 団であっ てもその運営には色々のなやみをかか え, それぞれ がそれを克服し, よりよき青年団にしたいという希望をもっているといえる. 前述. した好ま しい状況にあると考えられる青年団も, 小規模であり, 予算が多く, 高卒者が多いな ど の特性 があれば, 青年団活動が積極化するというのでなくて, それぞれの特性に応 じた活動の姿 が, 好 ま しい 状 況 を 生 み 出 して い る の で あ る. そ こ で, 青年団の今後のあり方をどうするか. という質問に自由に答えてもらっ た も の か 1青年団である.) ら, 青年達の考え方を考察してみよう. (回答のあったものは99青年団中2 まず一般的に目につくことは, 団員の減少及び団員の意識の低下に関 連する問題である. かれ らは こ れ に 対 し て,. 単位青年団のスp‐ガンとして仲間 づくりをあげている. 青年団を. PR. し, 若人の仲間をふやし, 青年団の意 義を意識させたい 団員の減少が団活動の ブ レーキにな っている. 今後は少数精鋭主義 で生産活動を主体として生活向上につ とめたい な ど の べ られ て い る. な お こ の ほ か に, 青年団員としての在籍期間の短縮 リーダーの若年令化 長男の 参加のみで, 女子青年の不参加現象 つ ぎに運営の問題からは,. な どが問題としてあげられている.. 青年団の行事をすべ て幹部が主体となっ て行なってきたが, 今後. 団 は部門に分けて, 部長を中心に団員に責任をもたせて青年団への関心を高めるようにする 青年団と青年学級をいかに結びつけて 員が少なく小地域なので, 団運営もサークル化したい 運営するかを考えている. な ど の べ られ て い る.. 行事,事業のあり方につい ては,. 生産活動をとり入れて行きたい. これは青年団の 一般的傾向である. また,. ェ ー ショ ン, 交 歓 の 場 と し て 存 続 さ せ た い. というのが6団体あり, 現状としては堅実な建設活動は無理なので, レクリ と現実に妥協的な意見をのべるものが1団体, ミ神. 社奉仕及び部落内の助け合い労働奉仕 を考えているものが3団体あった.. これだけのものから, 青年団 の 今後のあり方についてどのように考えられているかを結論づけ ることはできない. しかし一応青年団の幹部が解決策として考えている大体の方向は理解できよ う,. 今, これ らの考 察から, 私なりに考え られる今後の問題点を整理してみよう, ( 1 ) 現在の青年の都市流出にともなっ て生じた青年団員の減少をいかにうけとめ, 青年団の組 織の崩壊を防ぐとともに, 既成 の組 織をどのように再編成するか. また部落にある青年団・青年 学級・青少年クラ ブなどをいかに統合整理するか.. ( 2 ) 社会の状勢の変化にと もなって, 青年団の目的・意義を どのようにとらえるか. 青年団の 未加入者の増加, 出席・参加意識の低下にいかに対処するか. その際三つの面から解決策が考え られ て い る,. (第 一) 青年団の意 義を再認識させ, 運営方法の工夫によ っ て仲間意識を高める. (第二) 青 - 64 -.

(12) . 農村における青年活動の研究. 年団の性格を目的集団として把握し, 意欲あるものの実践活動に訴える (第三) 団 運 営 の 改 . 善, すなわち幹部中心の運営から, 団員の活動 へと転換 し, サークル活動・ グル ー プ活動を強化. するなどである. { 3 ) 青年団の新しい目的・意義を具体的活動の上で, どのようにうけとめるか すな わちマン . ネリ化した行事事業を再 検討し, 青年の要求・社 会の要求を多様にとり入れる たとえば産業活 .. 動の導入・ レクリェー ショ ン活動の反省・学習活動と地域社会活動の連関 実践化の工夫などで , あ る.. ( 4 ) 青年団の種々の特性に応じた運営様式をいかに見出すか . これらが基本的な青年団の問題としてあげられるであろう しかし ここ では この問題につ . , , いていかに考えるべきかということについてはふれないで 最後の節で青年教育との関連から考 , 察す る. 2 . 青年学級の実態と問題点 青年学級は, 後期中等教育の立場か ら, 学習活動を主体と して運営されている その立場から . 青年学級の実態につ いて検討する. まず, 開設の様式 については (第1 5表) 1学級 ( 59%) が年間を通して定期開設を , 53学級中3 第1 5表 開 定 期 開 設 学 級31学 級 開 設 時 間 毎月 開設回 数 2. 回. 7学級. 3. 回. 6〃. 4. 回. 16 ″. 5. 回. 1〃. 6回以上. 1〃. 夜 間 23学級 昼 間 5〃 昼と夜 2 〃 無 記. 1〃. 設. の. 様. 式. 不 定 期 開 設 ・学 級 22 学 級 設 時 期 年間 開設 回 数 開 設 時 間. 開 夏. 3学級. 1 0回以上. 2学級. 夜. 冬. 1 ″. 20回 ″. 2 ″. 昼. 4 〃. 夏と冬. 2〃. 30回 ″. 3 〃. 農閑期 11 ″ 農閑と夏 3″ 農閑と冬 1″ 農閑・夏・冬 1 〃. 昼と夜. 3〃. 40回 ″. 2〃. 50回 ″. 2〃. 無 記. 1〃. 60回 ″. 1〃. 90回 ″. 2 〃. 無記. 8″. 4学級 1. し, 22学級 (4 1%) が不定期 開設である, 定期開設の学級では月 4回以上 のものは1 8学級(34%) で, 多くは夜間に開設 している. しかし昼間開設 しているものも5学級あり それは大部分月 2 , 回 開設で, 農休日な どの利用によるものである .. 不定期開設学級では農閑期を利用 したものが多 い. しかし, 表に示されているように 学級に , よ って色々な開設 の時期が示されており, そのことから, 農村青年の出席可能時期を色々と配慮 しな が ら開 設 さ れ て い る こ と が う か が わ れ る.. 学級の運営の様式に関して (第1 6表) 9学級 ( 55%) に , まずカリキュラムをもっ ている学級は2. \ す ぎな い. そ して 学 級 主 事 の 話 に よ る と , カリ キ ュ ラ ムを も つ 学 級 でも, そ れ によ っ て 指導 さ れ. て い る も の は ごく 少 数 の よ う で あ る. す な わ ち 学 級 の 運 営 で カリ キュ ラ ム の 必 要 性 は あ る と して. も, 運営上の種々の障害がそのカリキュラムを有名無実にし, 一般的には, 年間指導行事計画の ような概括的なも ので運営されているよう である.. 教科書・テキス ト, 通信教育・放送講座などが利用されているのは, それぞれ10学級 ( 19%), 16学級 (3 0%) であり, 非常に 少ない. これは, 学級運営上これ らのものの利用に限界があり , また教科書・テキス トを利用す るような形式的な学級運営では, 現実の青年の要求に 一致 しない - 65 -.

(13) . 松 下 第1 6表 運 カ リキ ュラ ム. 有 29学級 無 21 ″ 無記 3 〃. 教 科 書・テキストの利用. 覚・大居平一郎 営. の. 様. 式. 通信教育・放送講座の利用. 機 関 誌・紙 の 発 行. 有. 10学級. 有. 1 6学級. 有. 1 4学級. 無. 43 ″. 無. 37 ″. 無. 39 ″. ラジオ農業学校. (教科書及びテキスト) ラ ジオ農業学校テキスト. 4学級 1″ 野幌通信教育テキスト 4〃 社会人の知識 (山女社) 3〃 女性のくらし (山女社) これからの農業 (山女社) 2 〃 社会教育連合会テキスト 1 ″. 成人の書 (成人教育) 及び 生活シリー ズ (家の光). 6学級. 青年学級放送講座 1 〃 青年学級の友へ. 1〃. N H K の 利用. 6″. 野幌酪農通信講座 1 〃 札幌南高校及び野幌 農高校通信講座. 機関誌 年1回. 8学級. 年2回. 3グ. 無 記 機関紙 年3回 ″ 年4回. 1″ 1″ 1″. 〃. 1″. 1〃. 面 が あ る こ と に よ る の で あ ろ う.. さきにのべたカリキュラムの問題も同 じであるが, 学級における指導目標及び内容の あいまい さが, 往々に して学級の運営の目標を漠然とさせ, かつ青年学級の 意義も, 学習指導を強調する ものから, 生活指導または青年の自主活動を強調する ものな ど, そのとり方に よっ て非常に多様 となり, かつ運営もそれぞれの学級によ って非常に違ったものとなる. とくに, 青年の自主的運 でいる. 営を強 調することが, 青年の安易な要求に堕する危険性もはらん , 現しうるだけの客観的条件がと ても それを実 しかし, いかに理想的な青年学級の姿をえがい , とのっていなく ては不可能である. その点では, 現在の青年学級はま ったく不 完全な 状 態 に あ り, その 中でそれぞれの学級がそれぞれの工夫をしな がら運営をしているのが現実の姿である. いずれに しても, 青年学級を単に既成の制度の枠内でいかに改善するかということ以上に, 青年 学級の意 義・目的・あり方について, 青年教育という 大きな視点から再検討し, そのあり方につ い て の は っ き り し た 認 識 を う ち 立 て る こ と が 必 要 で あ ろ う.. 青年学級の運営について, それぞれの学級がそれぞれの工夫を しながら, 種々の困難を克服し. て 行 な わ れ て い る こ と は 前 に の べ た. そ の 際 に, ま ず 第 一 に と り あ げ られ て い る こ と は,. 学級. 生の親睦をはかり, 学習活動を高めるにはどうすればよいか・ ということであ る. それ らの工夫 に つ い て 報 告 さ れ た31学 級 の も の を 整 理 した の が (第17表) で あ る. こ こ に 示 さ れ た も の は, 学. 級 ごと に 多 様 であ る. こ れ を ま と め ると つ ぎ の よ う に な る. . ① レク リ ェ ー ショ ン活 動 を と り 入 れ る. ン サ ー トな ど). ② ③. (ダ ンス パ ー ティ ー ・ フ オー ク ダ ソス ・ レ コ ー ドコ. 社会の年 中行事を企画する. (新年会・観桜会・運動会な ど) 仲 間の交歓の 機会をもつ. (反省会・茶話会・誕生会・贈物交換会・キャンプ・ サイクリ. ングな ど) ④ ⑥. 研修旅行を行なう. (研修旅行・農事視察な ど) 地域の人と交歓の 機会をもつ. (母親との懇 談会・他の青年団との交歓会・他の学級との. 交換会など) ⑥. 他機関の行事へ参 加する. (学校の運動会参加・体育大会・弁論大会 ・研究発表会などへ. の参加な ど) - 66 -.

(14) . 農村における青年活動の研究 第1 7表 学級生の意識を高める工夫 ○学級生の親睦をはかり, 学習活動を高めるための何かの試みがあれば記して下さい . 1. スク エ ア ダ ンス, レコー ドコ ンサー ト. 2 研修旅行, 映画鑑賞会, ダンスパーティー 3 研修旅行, 観桜会, フオークダンス, 料理講習 会, 体育会, 贈物交換会, 新年会 4 野外キャンプ, 近隣学級生の交歓会, フオーク 5. ダ ンス, 歌唱 によ る 親 睦 週 1 回 全 員 で 合唱, レク リエ ー ショ ン. 6 学級とし・ て野外遠足 (炊飯) 社会見学 7 体育大会, 学級生と母親との懇談会, フィルム フオーラム 8 キャンプによる仲間づくり, 部落婦人関係懇話 会. 9 レクリエーショ ン, フオークダソス, 体育-卓 ・ 球・排球 1 0 先進地研究機関の視察見学旅行 (年1回) 11 学級生は青年団員なので, 青年団の行事 (話し 合いの会, 映画会, 踊, 運動会など) に参加. 学校の文化察に協力出演 (農作物・生花展示) 12 サイクリング, ダンスパーティー ・ 13 海水浴, 炊事遠足, クリスマスパーティー, 新 年のつどい, 毎回 レクリエーション, 運動会参 加. 1 4 料理実習, 研修旅行 1 5 バ レーボール, 歌唱指導を講座開始前にする 16 修学旅行, 球技大会, 一日キャンプ, 新年会. 17 キ ヤ ソ プ. 1 8 学習の後でレクリエーション (フオークダソス 卓球など) をしている 1 9 キャンプ, フオーク ダソス, 見学旅行等 20 青年学級球技大会, 弁論大会に参加, 学習後の レク リ エー シ ョ ンと し て バ ドミ ン ト ン, 卓 球 ・ バ ス ケ ッ トを す る. 2 1 運動会, 新年会, レクリエーション大会 2 2 研修旅行 (1泊2日) , 両親ぐるみの懇談会, 近隣青年団と1泊研修会 23 社交ダンス, 卓球, 歌会 24 誕 生 会 の実 施. 2 5 音楽及び試験畠の共同研究, 同好クラブ活動 26 キャンプ, 登山, 研修旅行, 反省茶話会 スポ , -ッ大会,(卓球,剣道 リミレーなど) , 親睦貯 金会 (研修旅行積立) ,料理試食会, 映画鑑賞会 (年1度旭川) 27 フオークダソスなど 28 農閑期に茶話会をし, 運営の問題を話し合う 2 9 キャンプ, 近村の農事視察 3 0 レクリエー ション講習会 (2回) ,球技 (ソフト ボ ー ル, 卓 球, バ レー, ミスケット) 及びスキ. -大会 31 技術交換会, 研究発表会, 研修視察旅行 計 3 1学級. これらのものを多様にとり入れながら, 青年学級を学習ばかりでなく 楽しい生活 の 場 と し , て, 仲間意識・学級意識の高揚が 考えられて いる . では, 一般的に学級運営についてどのような配慮がなされているのであろうか 一応 報告され . た25学 級 の も の に つ い て ま と め た も のが (第18表) で あ る .. それぞれの学級はすべ て特色をも ち, その表現及び重点のおきどころに違いがある それをま . とめると, つ ぎの五つのタイ プに分けられる (末尾の数字は表中の番号) .. ① 学級生の自主性を高めるために, できるだけ学級生の意見を尊重し 学級生との話し合い , ・協議会な どによ っ て年間計画などを決定する (1~8) . ⑨ 他の青年団体 (とくに青年団) と一体となった運営をする そして青年学級は 低年令青 . , 年の学習の場としての役割をもち, 地域の青年活動の一貫と して運営す る (9~10) . ③ 学級生の生活の状況を配慮 して, すべてのものが出席しうるように 開設時期,時間な ど , を考えて実施する. (11~12) ④ 運営をできるだけ青年の要求にあったものとし, レクリェー ショ ン的なものを入れるとと もに, 講義よりも実験・実習的なも のを多くする. (1 3~18) ⑥. 学級運営を地域社会とつながりをもたせ, 地域の人々の協力及び理解をうるようにする . そのために地域の人々との懇談会・学習行事な どの父兄への連絡な どを行なう ( . 19~25) - 67 -.

(15) . 松下. 覚・大居平一郎. 第18表 学級運営についての工夫 ○学級運営について配慮されていることがあれば, 自由に記して下さい. 洋裁学級を開設し, 毎日洋裁・一般教養の学習. 1 学級生の自主的活動の助長及び責任感の養成を. を に÷な っ て い る.. ,もが け て い る.. 15 農村青年がもっとも学習意欲をもつ職業科を多. 2 学級会の数を多くもち, 学習計画, 行事計画な どを自主的に行なわせている. 3 自主的運営による多数参加を心がけている. 4 運営を自主的にするため, 年間予定を立案する 際に, 数回の会合を開き, 青年の意向を求めて. 決定するようにしている. 5 出席率の向 上を心がけている, 6 学級の学習の日程は, すべて学級運営委員会に おいて, 協議決定する. 7 出席率が低下する傾向にあるので (学級生は男 女とも農閑期利用の研修・稼働に出て行く) 残. 存の少数学級生を対象としての行事を尊重して 行かねばならない. 放送講座は全体的に聴取数. を増加させたい. 8 級長をおく. 年度はじめに企画会を 全 員 で 開. く.分館運営委員兼青年学級運営委員会をおく.. く入れ, 青年団と不離一体の関係で運営してい る. 実施機関と学級 生代表・父母有識者とによ る運営委員会をもち, 学級生の意志を充分にと り入れるとともに, 父兄の協力をうる. 16 生活にのぞむ学習内容を主体として行なう. 17 職業指導のため, 農協・町産業課技術員を講師 として協力を求めて実施 している. 18 生産向上の教育に重点を入れて運営したいと思 うが, 指導陣に難色がある.. 19 毎回文書で学習内容を知らせ, 父兄にも理解し. てもらう. 夜の帰宅・始業時間厳守を心がける. 20 父兄との連絡を密にし, 学級の内容・学級生の 動向を知らせる. 年1回父母との懇談会を開く. 21 学級活動を高めるために, 青年と婦人の話し合 いをもち, その中から種々の問題点を求めて, 今後の参考資料とするとともに婦人の理解を高 める. 広範な地域のため出席が困難であるが, 農閑期はもちろん, それ以外の季節でも, とく に農業経営する直前の重要事項について, 普及 員とともに日程を立て, 移動農業講座を実施し. 講師手当の一部を研修費・旅行費にあてる. 9 少人数であるので, 青年の集まりを団活動と学 級活動に分けず, 青年学級即青年団活動となっ て い る.. 1 0 開校以来, 青年団と一体となり, 経営されたの で運営がきわめて容易であった. 地域住民の理 解があり, 開校以来昼間行なっている. すいよぅに夜間に開設してい 11 学級生が出席しや. る.. 12 年令層の相異による障害をできるだけなくする ように内容を考慮し, 農繁期・農閑期を考えて 始業時・終業時の時間的変更をしている, 1 3 長時間の講義的なものは好まず, 学習意欲を高 こし, レクリエーション的なものを多 めるようし く組み, 前年度より集まりがよくなった. 1 4 農家の青年が多いので, 農業に関係した講義・. て い る. 22 区域内の先輩の意見聴取及び団体見学をしてい る.. 23. 村内の青年学級の実情交換・合同村外視察・村 外青年学級との交歓会を実施している.. 24 公民館教養部の助言により, 学級生の父兄の啓. 発協力をうながしている,. 25 婦人学級は比較的活発に運営されているので,. 見学を多く している. 女子には12月~3月まで. それと連絡をとり, 部落づくりに当るように配 慮している. 子供会の育成の役割も果たしても らう.. 計 25学級. このような努力及び工夫とともに, 青年学級をどのように考え, 今後のあり をもって行こう としているので あろうか. 53学級中38学級がそれについてのべて いる. その主 なる意見を整理す. ると大体四つに分類される. 地域の単 まず第一には, 現在の在村青年の減少にと もない, 学級への入級者の減少は 著しく, どの充実 ・設備・講師な 施設 位学級の運営は行き づまりにきている. これを解決するためには, した集合教育が適切であり, これによ っ て専門的な高 度の体系的 指導がなされ るようになるとい . う主張 である. これにふれている学級が12学級ほどあ る. 主な 意見を示すと, 地域的状況や青 年の 生活の状況から青年 が集まりにくい. それで, 今の青年学級を自動 車・調 理などの成 人学校 - 68 一.

(16) . 農村における青年活動の研究. または定時制高校的なも のにかえる必要がある. 請師・施設は専属させるべきで, 市町村の単位 青年学級を一箇所にあっ めて, 専門の請師で専門技術を指導すべきである.・. 第二には職業教育を主体とした学級運営を主張するものが6学級ある. すなわち 後期中等教 育的立場で学級を運営することは, 学級生にほとんど関心がないので, 一 貫した職業教育的運営 を す る の が 好 ま し い・,. 知識の向上と生産性の向上に合致した 実験実習的な学習を地域の実態 にそく してすすめるべきであ る な ど の べ て い る.. 第三には, 青年学級を自主的な学習及び教 育の機関にするばかりでなく, その履修に対して恩 典や資格を与えるな どの法的措置が配慮されるべきだとするものが10学級ある, すなわち 青年. 学級の社会的位置づけ及び資格の明確化をのぞむ 青年学級生に対するなん ら の裏 付 け も な く, 自由入学に して いることに問題があり, 資格附与・恩典 (高校生なみの映画・旅行割引) な どは当然考えてやるべきである な どの べ ら れ て い る.. 第四には, 現在の制度の枠内におし ・て, 青年学級の振興策を考えようとするものが10学 級 あ る. これには, 施設設備の充実, 講師の問題, 運営の工夫の問題 青年自身の考え方の問題など , が あ げ られ て い る. た と え ば 学級生 の意識関心を高めたい , . そのためには学級生の親しみや すい学習内容にする , 補助金が少な いために教材の準備その他思うように運営できない 講 . 師や経費の面か ら魅力ある学級に しなければ ならな い 考 え, 最 初 は か た ぐる しい こ と は 避 け,. すべきだ. ,. 若い人たちが喜んで出席する方法を. レク リ ェ ー シ ョ ン的も の か ら気 分 を 学 級 に 向 け る よ う に. な ど の べ て い る.. 主なものを例としてあげなが ら, 青年学級の今後のあり方について, どのような ことが考えら れているかを示してきた. ここで注目されることは, 現在の青年学級をどのように充実させるか という現実の問題よりも, その制度それ自身に対する根本的改善策がのべられる傾向が強いとい. う こ と で あ る. こ れ ま で 青 年 学 級 に つ い て, 安上りの青年教育 という言葉で, その不完全な 姿が批判されてきた. この事実は, 学級主事など関係者の努力にもかかわらず, 自然に青年の学 習意欲や魅力を消失せしめ, かつ形式的な運営をもたらし, 学級の停滞性を招いてきたといえよ う. これが, 現在の青年 の都市流出及び出かせぎなどの生活状況とからんで, なお一層 の運営の. 困難性をもたらし, また学級閉鎖の傾向さえ生じて いる. このような段階にある青年学級は, も う既成の青年学級のとらえ方では解決することのできない状況にきているといえよう.. では, 新しい観点からどのように青年学級を見なおすべきであろうか. 多く の人の意見では, 集合教育の充実, 職業教育の強化, 教育機関としての法的承認と資格や恩典の附与な どがあげら れている. ここに示されていること, それぞれについての当否は別として, 青年学級を既成 の枠 の中でいかに振興するかという ことから脱皮して, 青年教育をいかにすすめるべ きかという大き な立場か ら, その制度を考えなおさなければならないであろう, 3 . 青少年クラブの実態と問題点 青少年クラ ブの特徴は, プロ ジェクト活動を中心とした青年活動を行なっ ているということで. ある. そこで, プロジェク トの題目を示したもが (第19表) である. 単位青少年クラ ブでなんら か の プ ロ ジ ェ ク トを も っ て い る も の は, 57 ク ラ ブ 中45ク ラ ブ (79%) で あ り, 多 く の ク ラ ブ が プ. ロ ジ ェ ク トを も っ て 活 動 を しよ う と して い る と い え る. そ の 題 目 を み る と 非常 に多 様 で あ る. し か し, そ の 中 で も 生 産 プ ロ ジェ ク トと い わ れ る も の が 主体 と な っ て い る. い ず れ に して も 生 活 に む す び つ い た プロ ジ ェ ク トが 盛 ん に 実 践 さ れ る こ と を 期 待 した い. - 69 -.

(17) . 松 下. プロ ジ ェ ク ト 題 目. 第19表. プロジェクト. プロジェクト題目. 3 3 (労力・収量・被覆種子について) ビー ト移植栽培 2 ビート分根調査 I (9). 1 多角経営による馬鈴薯栽培 1 馬鈴薯の切り方と収量比較 馬鈴薯・水酸マグネ シウムの比較 1 馬鈴薯・硫加燐安2号肥効試験 1 1 馬鈴薯の肥料試験 (5). 人参における施肥法・支根除草. 1 1 1 (3). 野菜類の栽培 白菜の根痛病防除試験 白菜の栽培 白菜軟腐病の防除. (計. 玉ねぎ栽培 ゴボ ー 栽 培 ホ ー レソ草 栽 培 トマ ト栽 培. トマト栽培と利用 ピー マ ン栽 培 メ ロ ンの 試 作. 果菜の栽培 西洋野菜の栽培 エン麦の密播栽培 小麦の栽培. l l 養 . 1 養 1 ▲. 1 i. I I. (1 5). 除草法比較研究 除草剤試験 除草剤使用による労力節減と処. 2 7. (14). I. 電子科学農法による増収効果 水稲におけるもち・うるの選別 生 産 プロ. 14 6 5 4 3 2 2 1 1 1 1 1 2. (計. 58 ). (計. 1 1 ). (経営プロジェクト). 2. I I. 2. 1 2. 飼料作物. 1 ▲. 1 1 1 1 2. 豚 鶏. 養豚・養鶏実態調査. 2 I 置 I 1 除草剤使用と収穫との関係 I PCP 尿素による除草剤及び肥効 2 1 試,験. (2). 作物栽培. 牧草試験 牧草に対する窒素質肥料効果. (水稲プロ ジェクト). 品種比較試験 I 水稲試験・水稲栽培 I 水稲施肥方法比較 (4) 移植・直播の収量比較 2 育苗の研究 I 深.浅耕比較研究 I ニ化メイ 虫防除 I イモチ病一せい撒布 I 機械による稲作をどう思うか I 水稲における協力栽培 (7) 水稲電気照射による増収効果. 乳牛飼育管理について 乳牛の合理的飼料給与. . t i. 56 ). (4). (酪農プロジェクト). Q V. Mg と P602 の土壌への影響. 微量要素肥料の種類別効果 電気処理比較試験 自家乾燥器の研究 堆肥審査 土壌の診断 耕地改良. 1. (3). 金時・サルポマガの試験 小豆・大豆の品種試験 大豆栽培と高度利用. の. 肥料三要素試験 化成肥料試験 塩安肥料試験 塩農薬入り複合肥料試験 Mg 肥効試験. 1 ′ 1. (無) 12クラブ. 12. しいたけ栽培. ビート石灰試験 ビート種子別試験. 剤調査. {有} 45クラブ. 水稲畑作物栽培. (畑作 プロジェクト). 人参三要素適量試験 人参栽培密度試験. 覚・大居平一郎. 農業経営研究 農業経営簿記労働簿記 労働力調査 耕地整理と労働力研究 作物別経済調査 プロ実績と経営の結びつけ 研究日試作試験 気候と農作物との関係 わが家の経営と月給制 テーラー使用時間調査 29 (計 ). 9 6 5 3 1 1 1 1 1 1. 鑑三活プロジェクト) 労働・生活時間の研究 栄養調査. 4 4. 家計簿. I. 作業衣・搾乳衣の研究 食生活・料理研究. 4. 台所改善 健康調査 その他 (農休日と私達) 2 7 (計 ). 7 2 2 3. (そ の 他) クラ ブ活動の研究 出席表の記入 農村青年の考え方の実態 部落の実態調査 - (言 1 7 ). 4 I 1 1. さて, 定期例会と機関紙 の発行の 状況から運営の状況をみようとしたものが (第20表)である. - 70 -.

参照

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