電-36-2-1
1国際電気通信連合無線通信部門(
ITU-R)
第
3 無線通信研究委員会(SG3)及び
関連作業部会(
WP3J・3K・3L・3M)会合
(
2020 年 8 月 10 日~21 日 於: Virtual Sessions)
報 告 書(案)
2020 年8月
ITU-R SG3 及び関連作業部会(WP3J・3K・3L・3M)会合
日本代表団
2
1 会議の概要
国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)第 3 無線通信研究委員会(SG3)会合及び関連作業部会 (WP3J、3K、3L、3M)合同会合が、2020 年 8 月 10 日(月)から 8 月 21 日(金)までの間、Virtual Session として開催された。 (1)日程 - WP3J 会合 : 2020 年 8 月 10 日~8 月 19 日 - WP3K 会合 : 2020 年 8 月 10 日~8 月 19 日 - WP3L 会合 : 2020 年 8 月 12 日~8 月 19 日 - WP3M 会合 : 2020 年 8 月 10 日~8 月 20 日 - SG3 会合 : 2020 年 8 月 21 日 (2)場所 Virtual Sessions (3)日本からの出席者(順不同、敬称略) 熊原 渉 (総務省 基幹・衛星移動通信課 基幹通信室) 内田 寛武 (総務省 基幹・衛星移動通信課 基幹通信室) 石井 守 (情報通信研究機構) 小川 博世 (情報通信研究機構) 陣 英克 (情報通信研究機構) 西岡 未知 (情報通信研究機構) 垰 千尋 (情報通信研究機構) 穂積 Kornyanat (情報通信研究機構) 沢田 浩和 (情報通信研究機構) 高部 政志 (NTT アドバンステクノロジ株式会社) 服部 光男 (NTT アドバンステクノロジ株式会社) 山田 渉 (NTT アクセスサービスシステム研究所) 五十嵐 智史 (NTT データ経営研究所) 松末 竜 (NTT データ経営研究所) 表 英毅 (ソフトバンク株式会社) 小松 裕 (ソフトバンク株式会社) 佐藤 彰弘 (ソフトバンク株式会社) 田中 翔馬 (ソフトバンク株式会社) (4)会合への参加者数及び寄与文書数 SG3 及び関連 WP 会合への国別・機関別参加者数及び寄与文書数を表 1 に示す。26 か国、22 機 関から177 名(うち、日本からは 19 名)が出席し、4 つの WP 会合宛に合計 158 件の寄与文書、 SG 宛に 10 件の寄与文書が入力された。 今回WP 会合では合計 108 件の出力文書が作成され、21 件の文書が SG 会合で採択された。 表1 会合における参加者数及び寄与文書数 主管庁等 出席者数 寄与文書数 全体 3J 3K 3L 3M SG3 全体 3J 3K 3L 3M SG3 豪州 3 3 3 3 3 3 2 2 オーストリア 1 1 1 1 1 1 0.25 0.25 0.25 0.25 ベルギー 0.25 0.25 0.25 0.25 ブラジル 8 6 7 6 6 7 カナダ 2 2 2 2 2 中国 21 18 19 18 18 9 1 1 13 主管庁等 出席者数 寄与文書数 全体 3J 3K 3L 3M SG3 全体 3J 3K 3L 3M SG3 チェコ 1 1 1 1 1 1 仏国 4 2 4 2 4 1 8 5.5 1 5.5 独国 2 1 1 2 1 イラン 10 6 10 6 6 1 イラク 1 1 1 1 1 イスラエル 1 1 1 1 1 1 伊国 1 1 1 1 1 1 日本 19 11 12 14 11 11 6.5 2.5 2 2 カザフスタン 1 1 1 1 ケニア 1 1 ルクセンブルク 1 1 1 1 2 2 2 オランダ 2 2 2 2 2 1 7 7 2 ノルウェー 0.5 0.5 露国 8 5 6 6 6 3 2 2 セネガル 1 1 1 1 1 1 南アフリカ共和国 3 3 3 3 3 3 スペイン 2 2 2 スイス 2 1 1 2 1 1 3.17 1 1.67 3.17 トーゴ 1 1 1 1 1 1 韓国 17 13 17 11 13 7 15 7 13 8 英国 8 6 7 7 6 6 7 2 4 4 米国 18 12 17 13 15 10 22 14 9 4 6
Nord deutscher Rundfunk
(NDR)(独国) 1 1 1 1 1 1
Orange Polska S.A.
(ポーランド) 1 1 1 1 1 1 2.67 2.67 0.67 Intelsat US LLC(米国) 1 1 1 1 1 1 Ericsson Canada (カナダ) 1 1 1 1 1 0.83 0.83 0.83 0.83 Huawei Technologies (中国) 3 3 3 3 3 ZTE Corporation (中国) 4 3 4 1 4 Nokia Corporation (フィンランド) 2 2 2 2 2 1.33 0.33 1.33 0.33 ATDI (仏国) 1 1 1 1 1 1
Rohde & Schwarz GmbH
& Co.KG(独国) 1 1 1 1 1
LS telcom AG(独国) 1 1 1 1 1 1.17 0.67 1.17
Telefon AB-LM Ericsson
(スウェーデン) 1 1 1 1 1 1 0.83 0.83 0.83 0.83
Apple Inc.(米国) 2 1 2 1 1
Intel Corporation
(米国) 1 1 1 1 1 1
Loon LLC(米国) 1 1 1 1 1
Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.
4
主管庁等 出席者数 寄与文書数
全体 3J 3K 3L 3M SG3 全体 3J 3K 3L 3M SG3 Czech Technical
Univer-sity in Prague(チェコ) 0.25 0.25 0.25 0.25
Nanjing University of Posts and
Telecommunica-tions(中国) 1 1 1 1 1
Broadcast Networks
Eu-rope 1 1 1 1
Committee on Radio
As-tronomy Frequencies 1 1 1 1 1
International Amateur
Ra-dio Union(IARU) 2 2 2 2
International Civil Aviation
Organization(ICAO) 1 1
European Space Agency
(ESA) 2 1 1 1 1 1 1.25 1.25 0.25 0.25 European Broadcasting Union(EBU) 1 1 1 3 1 2 1 GSM Association 1 1 1 1 ITU-D 1 1 1 ITU-T 2 1 1 1 1 1 WP3J 6 1 5 WP3K 6 3 3 WP3L 3 2 1 WP3M 3 2 1 CG 11 6 5 3 7 他SG/WP 等 45 12 17 4 38 3 BR 等 4 3 3 3 3 4 12 1 3 2 2 7 合計 177 133 142 102 138 61 182 61 71 28 94 21 連名寄与文書の入力があった場合は、1/n 件(n=連名者数)としてカウント。
5 (5)会合の構成 SG3 及び WP 会合の構成を表 2 に示す。 WP3J に SWG3J-1~3J-4 の 4 つのサブワーキンググループ(SWG)、WP3K に SWG3K-1~3K-4 の 4 つの SWG、WP3L に WG3L-1~3L-3 の 3 つのワーキンググループ(WG)、WP3M に WG3M-1~ 3M-4 の 4 つの WG をそれぞれ設置して検討が行われた。 また、効率的に議論を進めるため、ジョイントサブワーキンググループ(JSWG)が設置された。 JSWG BEL Clutter は、建物侵入損失・クラッタ損失に関する検討を行った。 表2 SG3 及び WP3 会合の構成 (6) WP 会合の開催状況 表3-1 及び表 3-2 に会議の開催状況を示す。WG または SWG の下に具体的な出力文書の起草を行 うドラフティンググループ(DG)が複数設けられた。 SG3:電波伝搬 議長: C. Wilson(豪州)
副議長: R. Bansal(インド)、C. Allen(英国)、A. Belkhadir(モロッコ)、S-H. Bae(韓国)、 L. Castanet(仏国)、S. Kone(コートジボワール)、Z. Zhao(中国)、M. Omer(スーダン)、S. Starchenko (露国) WP WG/SWG 審議項目 議長 3J:基本伝搬 C. Riva(伊国) 3J-1 晴天時大気の影響 P. Bouchard (カナダ) 3J-2 雲及び降水の影響 A. Martellucci(ESA) 3J-3 マッピングと統計的側面 L. Castanet(仏国) 3J-4 植生と障害物の回折 S. Salamon(豪州) 3K:ポイント・エリア伝搬 P. McKenna (米国) 3K-1 サイトスペシフィックな推定法 J. Dieterle(独国) 3K-2 ポイント・エリア伝搬 F. Lewicki(ポーランド) 3K-3 屋内屋外短距離伝搬 W. Yamada(日本) 3K-4 ミリ波アクセスシステム伝搬 開催せず JSWG
BEL Clutter 建物侵入損失・クラッタ損失 C. Allen(英国)、R. Rudd(英国)
3L:電離圏伝搬及び電波雑音 C. Behm(米国) 3L-1 MF 帯、LF 帯及び HF 帯伝搬 A. Canavitsas(ブラジル) 3L-2 電離圏伝搬 R. Orus-Perez(ESA) 3L-3 電波雑音 E. Hill(米国) 3M:ポイント・ポイント伝搬・地球衛星間伝搬 R. Rudd(英国) 3M-1 地上伝搬 S. Salamon(オーストラリア) 3M-2 衛星伝搬 L. Castanet(フランス) 3M-3 干渉伝搬 C. Allen(英国) 3M-4 データバンク A. Martellucci(ESA)
6
表3 SG3 及び関連 WP 会合の開催状況 Monday, 10 August 2020
Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Session 1
(1300-1420)
WP 3K followed
by WP 3J
-
-
-
Session 2
(1440-1600)
WP 3J followed
by WP 3M
-
-
-
Tuesday, 11 August 2020
Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Session 1
(1300-1420)
WG 3J-3
lowed by 3K-1,
WG 3K-2,
fol-followed by
3K-1/2
-
WG 3M-3
Session 2
(1440-1600)
WG 3M-2
lowed by DG 3K-
WG 3K-1/2
fol-2b
-
WG 3M-3
(Terrestrial)
Wednesday, 12 August 2020Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Session 1
(1300-1420)
WP 3L Opening
Plenary
-
-
-
Session 2
(1440-1600)
WG 3J-1
-
WG 3L-1
JWG 3J-3K-3M
Thursday, 13 August 2020
Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Session 1
(1300-1420)
WG 3J-4
-
WG 3L-2
DG 3M-3a
(HAPS)
Session 2
(1440-1600)
WG 3M-2
WG 3K-3
-
WG 3M-1
Additional
session
(1620-1740)
DG 3J-4a
(P.[BI-
STATIC_SCAT-TER]) (Session in
GoToMeeting)
-
-
-
7 Friday, 14 August 2020
Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Additional
ses-sion
(1100-1220)
-
-
-
DG 3M-3b on
P.452
(Session in
GoToMeeting)
Session 1
(1300-1420)
WG 3J-4
-
WG 3L-3
WG 3M-4
Session 2
(1440-1600)
WG 3J-1
WG 3K-3
-
JWG 3J-3K-3M
Additional
session
(1620-1740)
DG 3J-4a
(P.[BI-
STATIC_SCAT-TER])
(Session in
GoToMeeting)
-
-
-
Monday, 17 August 2020Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Session 1
(1300-1420)
WG 3J-2
-
followed by WG
WG 3L-1
3L-2
DG 3M-3a
(HAPS)
Session 2
(1440-1600)
WG 3J-1
JWG 3K-1/3K-2
followed by WG
3K-2
-
WG 3M-3
Additional
session
(1620-1740)
DG 3J-4a
(P.[BI-
STATIC_SCAT-TER]) (Session in
GoToMeeting)
-
-
-
Tuesday, 18 August 2020Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Additional
session
(1100-1220)
-
-
-
DG 3M4a PDNR
P.[DIGPROD] &
CG-3M-4 ToRs
update (Session in
GoToMeeting)
Session 1
(1300-1420)
WG 3M-4
WG 3K-3
-
JWG 3J-3K-3M
Session 2
(1440-1600)
WG 3M-3
followed by WG
WG 3K-1
3K-2
-
WG 3J-4
8 Wednesday, 19 August 2020
Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Additional
ses-sion
(1200-1240)
-
-
-
WG 3M-3
Session 1
(1300-1420)
Closing Plenaries
WP 3L/K/J
-
-
-
Session 2
(1440-1600)
Closing Plenaries
WP 3L/K/J
-
-
-
Thursday, 20 August 2020Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Session 1
(1300-1420)
Closing Plenaries
WP 3M
-
-
-
Friday, 21 August 2020
Geneva time
Virtual Room 1
Virtual Room 2
Virtual Room 3
Virtual Room 4
Session 1
(1300-1420)
Study Group 3
meeting
-
-
-
Session 2
9
2
WP 会合の審議概要
2.1
WP3J 基本伝搬
(1) WG3J-1「Effects of the clear atmosphere」(議長:P. Bouchard(カナダ)) ・入力文書:3J/10,13,15,22,30,31,36,37,39,40,41,51(計 12 件) ・出力文書:3J/TEMP/8,10,15 Recommendation ITU-R P.835-6 の改訂(3J/10,30,36,40) 3J/TEMP/8 ITU-R 勧告 P.835-6 の Annex 3 に関してエディトリアルな修正を提案する文書。 米国より、ITU-R 勧告 P.835.6 の Table2 に記載されている記載の不備を 8 点指摘し、 その修正案が提示され、次回会合で報告書を提出できるように作業を進めていく旨が 報告された。(3J/30) その他、エディトリアルな修正も含め、3J/10,30,36,40 について、承認する旨が示さ れた。 Recommendation ITU-R P.834-9 の改訂(3J/51) 3J/TEMP/10 ESA より、ITU-R 勧告 P.834-9 の第 6 節に記載されている数式について、大気等の条 件を考慮した上での修正提案が行われた。特段の異論はなく承認された。 Recommendation ITU-R P.676-12 の改訂(3J/13,41) 3J/TEMP/15 ITU-R 勧告 P.676-12 に関してエディトリアルな修正を提案する文書。 WG3J-3 において放射線気象学のデジタルマップに関する知見が得られたため、2020 年 中に ITU-R 勧告 P.676-12 の改訂を終えるため、最適な新たなモデルを提案するための Work Plan(1991 年から 2020 年の 30 年間の気候データを取得)の提唱があった。 3J-1 議長は、本 Work Plan を承認し、Work Plan に沿って作業が行われることとなった。 (3J/13)
その他、3J/41 において、エディトリアルな修正が行われ承認された。
(2) WG3J-2「Effects of clouds and precipitation」(議長:A. Martellucci(ESA)) ・入力文書:3J/14,48(計 2 件) ・出力文書:- 3J/14<TEMP_3J_P840>の改訂関係 フランスより、勧告の改訂に向け、非還元 ILWC から雲の減衰量を計算するための新し いモデルを提案が行われた。 3J/48<TEMP_3JFAS3>の改訂関係 フランスより、主な修正箇所として、降雨率モデルに関する計測結果の数値の更新やア イルランドにおけるマンスリーの計測値に関する数値の更新などについて説明が行われた。 特段の議論はなく、次回のWP3J の議長報告に付録されることとなった。
(3) WG3J-3「Global mapping and statistical aspects」(議長:L. Castanet(仏国)) ・入力文書:-(今会合においては、3J/272 Ann. 6,7,8 の 3 文書を主に審議) ・出力文書:- Annex6 の改訂関係 GEO の他の軌道の全体的な減損について、現状サテライト構成のみに対応しているため、 その情報を更新すること、衛星コンステレーション用に、インターネット全体の単一サイ トと複数サイトの時系列の合成の必要性及び測定値を使用して一時的な特殊相関関数を抽 出するための参照メソッドを提供することに関するポイントについて改訂が行われ、承認
10 された。
Annex7 の改訂関係
radio-climatological パラメータについて、代替案となる更新期間は分からないものの、10 年に1度の作成では期間が長すぎるのではないかと指摘があり、また、Table 1(List pf maps of radio-climatological parameters)に記載しているパラメータに不足があるとの指摘もあり、 更新されることとなった。3J-2 議長からは、Table 1 を更新するための調査をして欲しい旨 の指摘がなされた。 Annex8 の改訂関係 3J-2 議長より、ITU-R 勧告 P.1511 を更新することとすることとし、ITU-R 勧告 P.1058 に ついては現状の内容を維持するかどうか確認が行われた。これに対して、議場からは、この 勧告とガイドライン等の他の文書との一貫性についてチェックする必要があると指摘され、 ITU-R 勧告 P.1058 についてはキープされることとなった。その他、エディトリアルな修正 が行われた後、承認された。
(4) WG3J-4「Vegetation and obstacle diffraction」(議長:S. Salamon(豪州)) ・入力文書:3J/6,23,32,33,34,38,43,44,47,50,56(計 12 件)
・出力文書:3J/TEMP/6、5、3
Preliminary Draft Revision to P.833-9 のエディトリアルな修正提案(3J50) 3J/TEMP/6
ITU-R 勧告 P.833-9 の第 3.2.2.1 節に記載されている slant path に関する数式について のエディトリアルな修正を提案する文書。特段の異論はなく承認された。
Proposed draft revision to Recommendation ITU-R P.1407-7 の改訂関係(3J/47) 3J/TEMP/5
WG3M-2 の 審議の結果、ITU-RP.681-11 と ITU-R P.1407-6 の両文書は一般的なモバイ
ルチャネルモデリングを扱う ITU-R 勧告 P.1407 に含めるのがより適切であることが合
意され、その内容を反映することを提案した文書。改訂内容を追加するにあたって、項番 の変更等、エディトリアルな修正が指摘された後、承認された。
Proposed revision to Recommendation ITU-R P.2040-1(3J/23)の改訂関係 3J/TEMP/3
ITU-R 勧告 P.2040-1 の第 3 節の表 3 のレンガ、石膏ボード、合板及び天井板の材料
電気特性値を修正し、レンガの周波数範囲を1-10GHz から 1-40GHz に拡張することを
提案する文書。エディトリアルな修正が行われた後、特段の異論は無く、承認された。
DG4a: [Bistatic Scatter](3J/272 Ann. 9・10,3J/6,32, 33,34,38,44)
Earth sea surface bistatic scattering coefficient prediction(IEEE:3J/44)及び Water surface bistatic scattering coefficient prediction(米国:3J/34)の文書のマージについて
IEEE 及び米国の文書を統合することについて、当初、DG 議長より、IEEE の文書は すでに全員の確認・議論が済んでいる文書である一方、米国は新たなモデルを示した 文書であるため、確認が必要であり、それが完了するまでは、他の WP へ送付するこ とはできない旨が合伝えられた。これに対して、米国からは文書の内容について、昨年 の内容と酷似しているものであり、ストラクチャーを修正したものであることが説明 された。これに対して、DG 議長からは、米国からの提案は既存のコントリビューショ ンから大きく変更されており、ストラクチャーの変更だけではないため、変更箇所を 特定することが難しい旨がコメントされた。審議は平行線たどるため、オフラインで の会合が重ねられた後、会合の結果が反映されたものが承認されることとなった。
Draft reply liaison to Working Party 7C について
IEEE の草案に対して、米国から、IEEE 及び米国から提案しているリエゾン文書は、 一つは風速であり、もう一つはその使用モデルについて言及されているため、関係し
11 てはいるが、別々の事案を取り扱っているため、2つの文書を保持することがよいと 提案があった。これに対してDG 議長より、WP7C は風速のモデルについては、求めて いないため混乱を招く恐れがある旨がコメントされた。これに対して、IEEE からも DG 議長のコメントに賛同する旨が示され、また、一つの事案に対して2つのリエゾン文 書を他の WP に送ることは一般的ではないと、米国の意見に対して反対する旨が伝え られた。この他、エディトリアルな修正が加えられた後IEEE が提案する文書にて、承 認されることとなった。
12
2.2
WP3K ポイント・エリア伝搬
(1) SWG3K-1「Path specific prediction methods」 ・入力文書:3K/320, 325, 30, 41, 47, 51, 52 ・出力文書:3K/TEMP/14, 15, 16, 1, 2 SWG3K-1 では I. Stevanovic 氏を議長として会合が開催された。本会合では ITU-R 勧告 P.1812 に関 する議論が行われるとともに、SWG3K-2 と joint で TG6/1 に対する活動について議論が行われた。 ITU-R 勧告 P.1812 英国寄書(3K/47)は、クラッターロスの 2 重カウントについて指摘するとともに対象上 限周波数を 6GHz に拡張する提案であり、修正モデルについて英国国内で実施された測定 によって検証された結果が提示された。この結果、3K/TEMP14 が出力され、次回会合まで に提案モデルの検証を行うことが求められた。また、ITU-R 勧告 P.452 におけるクラッタの 扱いの変更に基づき、ITU-R 勧告 P.1812 のクラッタの扱いについても CG を新規に設立し て検討を進めることとなり、これをToR として定める 3K/TEMP/16 が出力された。スイス 寄書(3K/30)に基づき、ITU-R 勧告 P.1812 の最新版を MATLAB/Octave コードとしてイン プリしたデジタルプロダクトに関して3K/TEMP/15 として出力されるとともに、ITU-R SG3 ホームページに掲載されることとなった。 TG 6/1 (JWG 3K-1, 3K-2)
3K/51 は European Broadcasting Union からの寄書であり、700MHz や 800MHz の移動通信 サービスと他のサービスの共存について評価できる伝搬情報の提供を求めている。また、 3K/52 は Broadcast Networks Europe からの寄与文書であり、地上デジタルテレビ放送(DTTV: Digital Terrestrial Television Broadcasting)と他のサービスの共存を評価するためのシミュレ
ーション値に関する情報提供を求めている。これら寄与文書に基づきCG3K-4 の ToR を改
訂し(3K/TEMP1)、これらの活動を進めることとした。また、TG 6/1 に対して、SG3 での対
応組織を通知するリエゾン文書(3K/TEMP/2)を出力した。
(2) SWG3K-2「Path general prediction methods」
・入力文書:3K/320, 325, 327, 1, 5, 29, 37, 41, 43, 45, 51, 52, 58 ・出力文書:3K/TEMP/1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 11, 12, 13, 21
F. Lewicki 氏を議長として SWG3K-2 が開催され、ITU-R 勧告 P.1546、ITU-R 勧告 P.528 を中心に 議論が行われた。ITU-R 勧告 P.528 に関する DG3K-2b が設立されるとともに SWG3K-1 と joint で TG6/1 に対する活動について議論が行われた。 ITU-R 勧告 P.1546 関連 スイス寄書(3K/29)に基づき、ITU-R 勧告 P.1546 の最新版を MATLAB/Octave コードと してインプリしたデジタルプロダクトに関して 3K/TEMP/4 として出力されるとともに、 ITU-R SG3 ホームページに掲載されることとなった。 DG3K-2b:ITU-R 勧告 P.528 関連(DG 議長:W. Kozma) ICAO からの寄与(3K/5)は、適用可能な下限周波数が 125MHz に下げられた ITU-R 勧 告P.528 について、ICAO で標準化されたシステムは 108MHz から存在することや偏波の違 いについて次回の改訂時に考慮することを要請したものである。本寄与文書に関連した改 訂提案が米国からの寄書(3K/37)として入力され、2021 年の SG3 においてこれらの課題 を解決する勧告の改訂を予定する旨が記載されたリエゾン文書 3K/TEMP/11 及び改訂案 3K/TEMP/12 が出力されるとともに。本活動を進めるための CG 3K-3M-9 の ToR 変更を行 う3K/TEMP/6 が出力された。
ITU-R 報告 P.2345 は ITU-R 勧告 P.528 のための伝搬モデルとして IF77 が記載されてい
る。現在の勧告はIF77 の一部分であり、かつ完全な IF77 モデルに関する記載はどの勧告に
13 ープの修正を行うことで ITU-R 勧告 P.528 との関係性を明確にする提案を行っている。議 論の結果、本提案は3K/TEMP/13 として改訂案が出力された。米国からの寄書(3K/45)は ITU-R 勧告 P.528 のエディトリアルな修正の提案であり、会合において本提案はエディトリ アルな範疇であると判断されたため、3K/TEMP/8 として改訂案が出力された。WP5B から のリエゾン文書(3K/58)は WRC23 AGENDA ITEM 1.10 に関連する情報提供を要請するリ エゾン文書であり、CG 3K-3M-9 にて活動を行う旨が記載されたリエゾン文書 3K/TEMP/5 を出力するとともに、CG 3K-3M-9 の ToR を修正する 3K/TEMP/6 が出力された。 TG 6/1 (JWG 3K-1, 3K-2) ※SWG 3K-1 の該当箇所を参照
(3) SWG3K-3「Short range propagation studies」
・入力文書:3K/14, 16, 20, 22, 23, 24, 25, 27, 38, 39, 40, 42, 46, 57, 59, 320 ・出力文書:3K/TEMP/23, 24, 26, 27, 28
W. Yamada 氏(日本)が議長を務めた。審議の結果、出力文書として新 ITU-R 報告 P.[EEMS]に 関する作業文書(3K/TEMP/23)、ITU-R 勧告 P.1238 将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/24)、 ITU-R 勧告 P.2406 将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/25)、ITU-R 勧告 P.1411 将来改訂に向け た作業文書(3K/TEMP/26)、3K-3 活動報告(3K/TEMP/27)が出力された。 入力文書 議長報告(3K/320)では、前回会合の各申し送り事項について、議長より紹介された。コ メント質問等は無かった。CG 3K-6 議長報告(3K/14)では、前回会合後の CG3K-6 での議 論内容について、CG 3K-6 議長(Dr. Juyul Lee)より報告された。韓国からこの寄与文書だ
けに関連することではないが、Path loss の用語を Basic transmission loss に修正するのはいつ
になるかとの問いに、議長からWorking document に記載することが回答された。韓国寄書
(3K/16)では、LOS, NLOS 廊下環境の屋内伝搬測定結果(3, 6, 10, 17 GHz)に基づいた ITU-R 勧告 P.1238 の改訂が提案された。議長から測定データを提供可能かとの問い合わせに対
し、韓国から提供可能であると回答された。韓国寄書(3K/20)では、LOS, NLOS オフィス、
LOS, NLOS 廊下環境の屋内伝搬測定結果(28, 38, 71.6 GHz)に基づき、ABG (alpha-beta-gamma)モデル、CI(closed-in free space)モデルによるパスロスモデルが提案された。韓国
寄書(3K/22)では、V2V 環境の 5.9GHz 帯の測定結果を紹介された。議長からドップラー 最大周波数の定義について質問があり、韓国から測定された最大の周波数シフト量である ことが回答された。韓国寄書(3K/23)では、オフィス環境(大小 2 種)、会議室環境、廊下 環境(大学とオフィスの2 種)の屋内伝搬測定結果(340, 410GHz)に基づいた ITU-R 勧告 P.1238 の改訂が提案された。韓国寄書(3K/25)では、ITU-R 報告 P.2406 に 340, 410GHz の オフィス、廊下環境のパスロス係数測定結果を含める改訂が提案された。議長から(3K/23) 及び(3K/25)について、測定データを提供可能かとの問い合わせに対し、韓国から提供可 能であることが回答された。また韓国から100GHz 以上のデータ数が少ないことが CG 3K-6 で議題になっていること、及びそれらの高周波数帯での測定は無指向性アンテナでの測定 結果ではないため、低周波数帯の測定と条件が異なることが議論されていることが紹介さ れた。韓国寄書(3K/24)では、廊下環境のパスロスモデル(300GHz)について、既存のモ デルがあるため、前回会合でハーモナイズが要求されていることに対応し、2つのデータ セットを混ぜてパスロス係数を再抽出した値で、ITU-R 勧告 P.1238 の表の値を改訂する案 が提案された。日本から 300GHz のパスロス係数のハーモナイズ提案に使用されたデータ は、異なるアンテナビーム幅のデータを含むため、オリジナルのパスロス係数を表内もし くは表の注記に記載すべきではないかとのコメントに対し、韓国から表の注記に記載する 修正提案が行われた。更に日本から追加の質問が行われ、今回のマージ案に使用された測 定データの送受信アンテナのビーム幅はそれぞれ7 度と 10 度と小さいが、今後、アンテナ ビーム幅が大きく異なるデータが同周波数、同環境にて提案された場合はどのように取り 扱うのかとの問いに対し、韓国からは表内に並記するか表の注記に記載する方法が考えら れると回答された。その結果、日本からマージの必要性について再確認が行われ、表内に並 記して残すことが提案されたが、議長よりCG 3K-6 で ITU-R 勧告 P.1238 の表のシンプル化
14 が議論されており、更なる検討が必要と考えられるため、来年の会合までCG で議論を継続 することが提案された。韓国から現時点では2つのパスロスを並記した状態とし、CG で議 論を継続することに異存ないことが回答された。CG 3K-6 議長、韓国、日本から賛同が得ら れたため、来年の会合に向けて議論を継続することとなった。韓国寄書(3K/27)では、高 速鉄道環境における屋外伝搬測定結果(28GHz 帯)に基づいた ITU-R 勧告 P.1411 の改訂が 提案された。議長からチャネルが固定されているとみなすことができる距離(Stationary distance)は列車の速度で変わるかとの質問に対し、韓国から列車の速度で変化するので、 列車の速度は重要なパラメータであると回答された。米国寄書(3K/38)では、LOS, OLOS
(Obstructed line-of-sight。人体、森林等により直接波が遮蔽された状況。), NLOS の屋外伝 搬測定結果(28.5, 60.5GHz)に基づいた ITU-R 勧告 P.1411 の改訂が提案された。英国から CG 3K-6 で内容を議論することが提案され、CG 3K-6 議長(韓国)から CG で議論可能なこ と及び測定環境の既存カテゴリとの関係について確認が必要であることがコメントされた。 韓国からOLOS の定義についての質問があり、米国からはミリ波通信などで発生する OLOS 環境の追加を提案していることがコメントされた。議長からは、寄書 3K/39 にも関係して おり、勧告には OLOS の分類がないため、更なる検討が必要とコメントされた。英国から CG 3K-6 で内容を議論することが提案され、CG 3K-6 議長(韓国)から CG で議論可能なこ と及び測定環境の既存カテゴリとの関係について確認が必要であることがコメントされた。
米国寄書(3K/39)では、LOS オフィス環境、LOS, NLOS 廊下環境、LOS データセンタ環境
の屋内伝搬測定結果(28.5, 60.5, 83.5GHz)に基づいた P.1238(表 2,4,5,9,10)の勧告改訂が
提案された。韓国から寄書のAnnex の表 2 を保持し、来年度に向けて CG 3K-6 で議論を継
続することが提案され、米国も了承した。Nokia 寄書(3K/40)では、LOS, NLOS 工場環境
の屋内伝搬測定結果(3.5, 28 GHz)に基づいた ITU-R 勧告 P.1238 の改訂が提案された。議 長からの測定データの提供可否の質問に対し、可能であるとの回答がされた。クラッタ密 度をどのように計算したかの質問に対し、工場内の2次元の床面図から計算したことが回 答された。韓国からは、クラッタ密度など新しい要素が多いので、CG 3K-6 で継続議論が必 要との提案があり、議長からも了承された。Nokia からは、3 次元クラッタは難しいので、 セクション1のような提案になっていることが追加でコメントされた。ORANGE POLSKA
寄書(3K/42)では、LOS 廊下環境、LOS, NLOS オフィス環境の屋内伝搬測定結果(300, 600, 900MHz)が紹介された。韓国から、紹介された低い周波数の測定データは ITU-R 勧告 P.1238 の将来の改訂に重要であること、またLOS/NLOS オフィス環境の結果の違いが小さい理由 を説明するのが難しいことがコメントされ、Orange Polska からは送受信期間の壁が石膏ボ ードのためにLOS/NLOS の違いが小さいことや、他の壁材であれば違いが大きくなること が回答された。また議長からの測定データの提供可否の質問に対しては、可能であるとの 回答であった。英国寄書(3K/46)では、廊下環境、オフィス環境、コンピュータラボ環境、 工場環境の屋内伝搬測定結果(0.6 - 73GHz)に基づいた ITU-R 勧告 P.1238 の改訂が提案さ れた。寄書の図 1 の測定環境に関する質問に対し、英国からカンファレンスルームである ことが回答され、環境の定義についてはCG 3K-6 で更に議論することがコメントされた。 韓国、英国、議長からの測定データの提供可否の質問に対しては、可能であるとの回答であ った。リエゾン文書(3K/57)では、WP5A から WP7C へのリエゾン文書が議長より紹介さ れた。リエゾン文書(3K/59)では、WP5C から WP7C へのリエゾン文書が議長より紹介さ れた。議長より(3K/57),(3K/59)を情報として了知し、ノーリアクションとすることが 報告された。コメントはなかった。 出力文書 本会合を通じて、新 ITU-R 報告[EEMS]に関する作業文書(3K/TEMP/23)、ITU-R 勧告 P.1238 の将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/24)、ITU-R 勧告 P.2406 将来改訂に向けた 作業文書(3K/TEMP/25)、ITU-R 勧告 P.1411 の将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/26)、 3K-3 活動報告(3K/TEMP/27)が出力された。 ITU-R 勧告 P.1411 将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/26)では、前回からの申し送り 事項(Item 1,2,3,4,5,6)は、そのまま保持することが提案され、今回の追加提案事項(Item 7,8,9)が文書に追加された。その他、エディトリアルな修正が行われた。Item 7 については、 コメントなし。Item 8 については、議長から、勧告において時速 200km 以上が High Doppler
15 環境の定義であるため、韓国寄書の28GHz 帯の時速 170km の測定結果は定義に即さず、今 後の継続議論が必要とコメントされた。韓国からは、時速200km と High Doppler 環境の定 義が一致しているか疑問であり、ミリ波システムでは(移動速度は)重要なパラメータであ るため、来年度には表記の速度を変更する可能性があり、更なる議論が必要であることが コメントされた。Item 9 について、議長から、屋外伝搬としては伝送距離が短いこと、OLOS の定義に関して更なる検討が必要なこと、伝搬損失モデルを抽出するにはデータが不十分 と考えられることがコメントされた。他の参加者からのデータも含めてより良いモデルを 開発するため米国にCG 3K-6 への参加が勧められた。韓国からも、測定距離の短さ及び2 つの周波数の測定データからABG モデルのパラメータを作成しているため、データが不十 分であり、さらにデータを追加する必要があるとコメントされた。英国からも同様のコメ ントがされた。 ITU-R 勧告 P.1411-9 の将来改訂に向けた作業文書案(3K/TEMP/26)は、既存の項目も含め て以下の9 項目から構成される。 ① WRC-19 議題 1.11 を考慮した 90 GHz 帯における列車環境での伝搬損失モデルと遅延 拡がりモデルの追加(3K/320:議長報告)。 ② 伝搬損失モデル(CI モデル及び FI モデル)と測定データの追加(3K/320:議長報告)。 ③ 屋根越え伝搬モデルの適用周波数範囲の最大値を 5 GHz から 26 GHz まで拡張 (3K/179:日本、3K/320:議長報告)。 ④ 25.5 GHz 帯と 39.5 GHz 帯における伝搬損失モデル、遅延スプレッドモデル、角度スプ レッドモデルの追加と、トンネル環境の記述の追加(3K/320:議長報告)。 ⑤ 郊外地 NLOS 環境における 0.99~39 GHz の新たな伝搬損失モデルとマルチパス関連デ ータの追加(3K/320:議長報告)。 ⑥ 都市部における 39 GHz のマルチパス関連データの追加(3K/320:議長報告)。 ⑦ 既存のデータを用いた交差偏波特性の定量化を 6 章「偏波特性」に追加(3K/320:議 長報告)。 ⑧ 高速鉄道環境における屋外伝搬測定結果(28GHz 帯)の追加(3K/27:韓国) ⑨ 屋外伝搬測定結果(28.5, 60.5GHz)の損失係数、遅延スプレッドモデル、角度スプレッ ドモデルの追加(3K/38:米国) ITU-R 勧告 P.1238 将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/24)では、前回からの申し送り 事項(Item 1,2,3,4,6)は、そのまま保持することが提案され、今回の追加提案事項(Item 7,8, 9)が文書に追加された。Item 5 (b)については、韓国から、300GHz 廊下環境のハーモナイ ズについて、議長のコメント内容を了承すると回答された。Item 7, 8, 9 について、コメント はなかった。 新ITU-R 報告[EEMS]に関する作業文書(3K/TEMP/23)では、前回会合からの申し送り文 書であり、議長からそのまま保持することがコメントされた。 ITU-R 勧告 P.2406 将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/25)では、(3K/25)の内容が文 書に追加された。議長より、ITU-R 勧告 P.2406 の改訂は P.1411 と P.1238 の改訂に合わせて 行われることになっているため、このドキュメントは P.1238 の改訂時に同時に議論される ことがコメントされた。 3K-3 活動報告(3K/TEMP/27)では、議長から前回からの変更点と今回の会合での活動報 告について紹介された。 ITU-R 勧告 P.1238 将来改訂に向けた作業文書(3K/TEMP/24)は既存の項目も含めて以下 の6 項目から構成される。
① Basic transmisstion loss 係数とフロア透過損失の測定データの追加及び詳細な測定デー タの追加(3K/320:議長報告)。 ② 屋内環境分類の新しい定義と表の再構築の提案(3K/320:議長報告)。 ③ 損失係数、シャドウフェージング、遅延スプレッド及び XPR に関するデータの追加。 また、角度スプレッドに関する新しい節の追加(3K/320:議長報告)。 ④ 6 GHz 境界における平均距離に対する伝搬損失係数とシャドウフェージングの標準偏 差に関する新表の追加(3K/320:議長報告)。6 GHz を境として周波数を分割して検討
16 する妥当性の説明(3K/320:議長報告)。 ⑤ 300, 340, 410 GHz における損失係数の追加(3K/320:議長報告、3K/288, 3K23, 3K/24: 韓国) ⑥ 損失係数、シャドウフェージング、遅延スプレッドデータの追加(3K/320:議長報告)。 ⑦ LOS, NLOS 廊下環境の屋内伝搬測定結果(3, 6, 10, 17 GHz)の損失係数、シャドウフ ェージング、遅延スプレッドデータの追加(3K/16:韓国)
⑧ LOS オフィス環境、LOS, NLOS 廊下環境、LOS データセンタ環境の屋内伝搬測定結果
(28.5, 60.5, 83.5GHz)のデータ追加(3K/39:米国) ⑨ LOS, NLOS 工場環境の屋内伝搬測定結果(3.5, 28 GHz)の損失係数、シャドウフェー ジングデータの追加(3K/40:Nokia) ITU-R 報告 P.2406 改訂案(3K/TEMP/25)は以下の 1 つの項目の改訂案である。 ① 周波数の上限値を 450 GHz に変更し、6.11 節に新たな伝搬損失係数を追加。 新ITU-R 報告 P.[EEMS]に対する作業文書(3K/TEMP/23)では、表面の電磁特性に関する 新課題に対応するための一例として表面の電磁特性が電波伝搬特性に与える影響について 報告。 その他の議論 WG3K-3 に関連する文書(P. 1238, P. 1410, P.1411, P.1791, P.2406, Q.203, Q.211)について議 長より紹介。P.1410 のメンテナンスの役割が追加され、ラポータは W. Yamada 氏となった。
(4) JSWG「Building Entry Loss and Clutter」
・入力文書:3K/13, 28, 35, 17, 18, 12, 19, 26, 31, 32, 44, 50, 10, 49, ・出力文書:3K/TEMP/18, 19, 20
R. Rudd 氏と C. Allen 氏が議長を務め、ITU-R 勧告 P.2108 及び P.2109 並びにクラッタ損失と建物 侵入損失の組み合わせについて議論が行われた。議論に割ける時間の制約があったため、いくつか の文書が次回会合へ持ち越しとなったものの、審議の結果、出力文書として下記3 つの TEMP 文 書が出力された。 ・ 3K/TEMP/18:CG 3J-3K-3M-8 の ToR 変更 ・ 3K/TEMP/19:CG 3K-3M-12 の ToR 変更 ・ 3K/TEMP/20:ITU-R 勧告 P.2108 の改訂案 Rep. P.2346 韓国からの寄与文書(3K/28)は工場環境での 3-40GHz 帯伝搬測定の結果である。また、韓 国からの寄与文書(3K/17)は建物侵入の前にクラッタが存在するときの測定結果を紹介した 文書である。両文書ともに、ITU-R 報告 P.2346 の改訂を提案しているが時間の都合により、 CG 3K-3M-12 において改訂に向けた議論が行われることとなった。 Rec. P.2108 Ericsson 等からの寄与文書(3K/31)は、ITU-R 勧告 P .2108-0 の 28 GHz 測定データに見ら れるエラーへの対処と新たな測定データの反映を行うための新たなクラッタ損失モデルを 提案し、ITU-R 勧告 P.2108 の改訂提案を行っている。本文書を基にして、将来勧告改訂案 の3K/TEMP/20 が出力された。また、Ericsson 等からの寄与文書(3K/32)は地球と地上間のク ラッタ損失に関する情報文書であり、現状の統計的アプローチにより適用可能下限周波数 である10GHz を 0.5GHz まで拡張可能であることを測定結果とともに紹介している。英国 からの寄与文書(3K/44)は 26GHz 帯によるクラッタ損失の測定結果を紹介している。測定結 果よりP.2108 モデルは 5G でのミリ波セル範囲である 50m ほどの短距離においても適用可 能であることを明らかにした。中国からの寄与文書(3K/50)は WP5D からの 10GHz 以下の 地上-上空間の伝搬損失推定モデルに関する情報提供依頼のリエゾン文書(3K/7)に関連する 文書であり、都市内において7GHz のレイトレースシミュレーション結果を紹介し新 ITU-R 報告 P. [CLUTTEITU-R]への反映提案を行っている。また、WP5D へのリエゾン回答文書の提 案も行っている。さらに日本からの寄与文書(3K/49)は ITU-R 勧告 P.1409 に対する改訂提案
17 であるが、10GHz 以下のクラッタ損失に関する有益な測定結果であるため、ITU-R 勧告 P.2108 の改訂においても参考にされることとなった。韓国からの寄与文書(3K/19) は 4.99、 18.8、24.8 及び 33.2 GHz における 2 つの異なる都市の 2 つの経路上の傾斜経路統計モデル に対する新しい測定結果を示した。測定データはCG 3 K-3 M-12 のクラッタ測定データバ ンクに提供されることとなった。上記文書はCG 3K-3M-12 においてさらなる議論が行われ ることとなった。さらに、韓国からの寄与文書(3K/26)は 3 GHz と 24 GHz の郊外環境での 斜経路測定結果を紹介したもので、WP 3 K 議長報告(3K/320 Annex 10)に記載されている共 通フォーマットに基づいて記載されている。本文書は、新ITU-R 報告 P. [CLUTTER]の草案 作成に向けた新しい作業文書に含むためにCG 3K-3M-12 に割り当てられた。 Rec. P.2109 米国からの寄与文書(3K/35)は、ITU-R 勧告 P.2109 の BEL モデルについて実測データとの 比較結果を紹介しつつ、将来の改訂のために必要となる作業について議論を呼びかける文 書である。この文書に記載された内容を参考にしながらCG 3K-3M-12 において更なる議論 が行われることとなった。 その他 韓国からの寄与文書(3K/18)は BEL とクラッタを同時に扱う際の問題について、2 つのモ デルの加算によって評価を行うことが妥当なのかについて議論を呼びかける文書である。 本文書では、BEL とクラッタの 2 つの CDF を独立に計算した結果を加算するアプローチを 提案している。議論の結果、本アプローチが適正であることが合意された。 また、WRC23 に向けた CG 活動を進めるために CG 3J-3K-3M-8 及び 3K-3M-12 の ToR 改 訂を行うTEMP 文書が出力(3K/TEMP/18、3K/TEMP/19)された。
18
2.3
WP3L 電離圏伝搬及び電波雑音
(1) WG3L-1「MF, LF and HF propagation」(議長:Angelo Canavitsas(ブラジル)) ・入力文書:3L/9, 10, 25 ・出力文書:3L/TEMP/15, 16, 17, 18 3L/9:ITU-R 勧告 P.368 の改訂に関する寄書(米国)。地上波伝搬モデルについて、ライセン スの理由により、GRWAVE に代わり LFMF-SmoothEarth を提案。同モデルは SG3 以外の勧 告とも関係しているためDG にてリエゾン文書が作成され(3L/TEMP/16)、承認された。 3L/10:ITU-R 勧告 P.534 の改訂を提案(米国)。スポラディック E 層臨界周波数 foEs の全 球マップの記述について改訂を提案。審議は次年度に先送りされた。議長報告に添付 (3L/TEMP/17)。 3L/25:WRC-23 アジェンダ項目 1.9 に関するリエゾン文書(WP5B)。DG により回答文書 が作成され(3L/TEMP/15)、承認された。
(2)WG3L-2「Trans-ionospheric Propagation」(議長:R.Oruz Perez(ESA)) ・入力文書:3L/104 Annex 1-4, 13, 16 ・出力文書:3L/TEMP/12, 13 3L/104 Annex 1-4:前回会合での WP3L 議長報告の添付文書。特段の議論はなかった。 3L/13:ITU-R 勧告 P.531 に関する寄書(フランス)。電離圏を通過する電波のシンチレーシ ョン指標について、標準となる導出方法を提案。今後fascicle などに掲載される方針として 議長報告に添付された(3L/TEMP/12)。 3L/16:WRC-23 議題 1.7 に関するリエゾン文書(WP5B)。DG により回答文書が作成され (3L/TEMP/13)、承認された。 (3) WG3L-3「Radio noise」(議長:E.Hill(米国)) ・入力文書:104 Annex 5 to 8, 105, 4, 5, 6, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24 ・出力文書:3L/TEMP/1, 2, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11 3L/104 Annex 5 to 8:前回会合での WP 3L 議長報告の添付文書。特段の議論はなかった。 3L/105(EBU):屋内環境での個別雑音源からの放射測定の方法論に関する文書。特段の議 論 は な く 、ITU-R 勧 告 P.372 の改 訂に向けて 議長報 告に添付さ れることと なった (3L/TEMP/10)。 3L/4(EBU):ITU-R 勧告 P.372 の人工電波雑音のパートに関する改訂提案。ドイツ及び日 本から測定法は ITU-R 勧告 SM.2093 に従い、インパルス雑音や単一キャリア雑音(Single
career noise)の特性を含めるべきとの意見や、勧告 P.372 の Man-made noise の定義のうちの ひとつ”indoors or for antennas near to obstructions, aggregated unintended radiation, as above, to the extent possible, but also including typical radiation levels from individual or small numbers of sources, in defined typical environments”に該当するノイズは”radio environment”のような新
たな定義を与えて”Man-made noise”とは区別して扱うとの意見が出された。ITU-R 勧告 P.372 の改訂ではこれらの意見を考慮して継続して検討を進めるために、議長報告に添付す ることとなった(3L/TEMP/2)。 3L/5, 18(オランダ):近年オランダで取得された屋外電波雑音データを RNDB (Radio Noise DataBank)に追加したことを通知する文書。特段の意見はなかった。 3L/6, 17(オランダ):従来ドイツが務めていた RNDB のデータバンクキーパーは前回 2019
19
年5 月の WP 3L 会合以降は実質的にオランダに引き継がれているが、これを正式に認める
ようSG 3 に要請するもの。特段の反対意見はなく SG 3 に諮ることが合意された。
3L/19, 24(CG 3L-7):CG 3L-7 での活動報告(3L/19)及び ITU-R 勧告 P.372 の暫定改訂案 (3L/24)。が提出された。ITU-R 勧告 P.372 の暫定改訂案には、Man-made noise に関する項目 が含まれていないが、CG- 3L-7 からは、Man-made noise の項目は従前の勧告での記述をさ らに拡張させて今後追記されることが伝えられた。Man-made noise に関する追記内容の主 要部分はイギリスBBC を主体とした EBU で検討されていることも併せて伝えられた。CG 3L-7 の活動報告は議長報告に添付されることとなった(3L/TEMP/6)。また、ITU-R 勧告 P.372 の暫定改訂案は次回会合での改訂に向けた検討のため、議長報告に添付することとなった (3L/TEMP/11)。
3L/20(オランダ):ITU-R 勧告 P.372 の改訂に向けて、オランダで取得された Quiet rural 環
境での電波雑音データを提出するもの。WG での議論では扱われなかったものの、今後の勧 告改訂に向けた検討のために議長報告に添付することとなった(3L/TEMP/7)。 3L/21(IARU):IARU が独自に構築したシステムを用いてドイツにおいて 30MHz 以下の周 波数帯の電波雑音データを取得しており、それらをWP 3L 入力することを事前に通知する もの。今会合では特段の反対意見はなく、今後の検討のために議長報告に添付することと なった(3L/TEMP/8)。
3L/22(IARU):ITU-R 勧告 P.372 での made noise の適切な評価のために、HF 帯 Man-made noise の測定法に関する ITU-R 報告 SM.2155(及び ITU-R 勧告 SM.1753、ITU-R 報告 SM.2055)での受信機雑音やアンテナ効率の記述について見直しを提案するもの。ドイツか らの意見を基にWP1C へも寄書を入力するとともに、WP 3L でも継続議論するために議長 報告に添付されることとなった(3L/TEMP/9)。 3L/23(オランダ):RNDB に登録されたデータに関して、受信機ノイズの影響を除去するこ とを提案する文書。日本から、電波雑音データはユーザから参照されるものであるため、補 正を行うならば、ユーザが識別できるように、どのデータに適用されたかと、どのような方 法を用いたかを付記すべき、また、補正が適用されていない元のデータも残しておくべき 旨コメントがあった。データ補正について継続議論するため、議長報告に添付されること となった(3L/TEMP/5)。
20
2.4
WP3M ポイント・ポイント伝搬・地球衛星間伝搬
(1) WG3M-1「Terrestrial paths」(議長:S. Salamon(オーストラリア)) ・入力文書:3M/51, 65 ・出力文書:3M/TEMP/1 Recommendation ITU-R P.530 の改訂関係 3M/51 DBSG3 Table I-2 の修正 ITU-R 勧告 P.530 のマルチパスモデルのデータを提供する表について、過去にブラジ ル、セネガル、トルクメニスタン、キルギスタン、オーストラリアから受理した記録を 修正するもの。修正と追加の提案はすべて承認されたが、ブラジルより、このデータに ついてもう少し分析をしたうえで次回会合にてフィードバックしたいとのコメントが あったため、ペンディングとなった。 3M/65 新しいマルチパスモデルの提案 新しいGLS モデルは、近傍または同位置のポイント間の空間的な相関関係を考慮に入 れており、資料3M/51 の表を使用したテストでは、既存のマルチパスモデルは全体的な 誤差標準偏差が7dB であるのに対し、新しいモデルは全体的な誤差標準偏差が 5.2dB で あることが示されている。特段の議論はなく、ITU-R 勧告 P.530-17 の改訂草案として議 長報告に添付されることとなった(3M/TEMP/1)。
(2) WG3M-2「Earth-space paths」(議長:L. Castanet (フランス)) ・入力文書:3M/415 Ann.2, 3, 4, 5, 6, 9, 3M/28, 41, 50, 61, 62 ・出力文書:3M/TEMP/5, 6, 32 ITU-R 勧告 P.618 関係 ITU-R 勧告 P.618 の改訂に向けた作業文書(3M/415 Ann.5)について WG3M-2 議長より修 正提案がなされ、エディトリアル修正のうえ合意に至り、議長報告に添付されることとな った(3M/TEMP/5)。 ルクセンブルクより提案のあったITU-R 勧告 P.618-13 が提供している実装に向けたサン プルコード(3M/28)については、質疑の上承認され、WG3M-4 に送付された。 前回会合の報告書の添付文書(3M/415 Ann.3, 4, 9)について、いくつかの計算式について 修正提案があり、特段の議論はなく承認された。なお、ITU-R 勧告 P.618-13 の改訂に向けた 作 業 文 書 (3M/415 Ann.2)については引き続き議長報告に添付されることとなった (3M/TEMP/32)。 ITU-R 勧告 P.681 関係 ITU-R 勧告 P.681 の改訂に向けた作業文書(3M/415 Ann.6)について WG3M-2 議長より修 正提案がなされ、エディトリアル修正のうえ合意に至り、議長報告に添付されることとな った(3M/TEMP/6)。 ノルウェー国防研究機構(FFI)が 2014 年に実施した X バンドでの車両衛星通信実験の 結果の紹介及びITU-R 勧告 P.681-11 の修正案に対する提案については、次回会合に持ち越 されることとなった。(3M/61)、 ITU-R 勧告 P.681-11 の第 6 節の実装例である Matlab コードの更新版の提案(3M/62)が あり、特段の議論はなく承認され、WG3M-4 に送付された。 ITU-R 勧告 P.311 関係 ITU-R 勧告 P.311 で提供されるフォーマットに従って測定された各種データ(3M/50)に ついて米国より提案があり、特段の議論はなく承認され、WG3M-4 に送付された。
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(3) WG3M-3「Interference Paths」(議長:C. Allen(英国))
・入力文書:3M/415 Ann. 08, 13, 14, 3M/418, 4, 5, 6, 7, 9, 12, 18, 29, 39, 40, 52, 53, 56, 57, 58, 59, 70, 89 ・出力文書:3M/TEMP/14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 24, 25, 26, 27, 28, 29, 30, 31 SWG3M-3(議長:C. Allen(英国)) リエゾン対応 以下6 件のリエゾン文書及びその回答について審議が行われ、情報の補記及びエディ トリアル修正のうえ該当WP に送付された。 WRC-23 議題 1.1, 1.2 に係る WP5D へのリエゾン回答(3M/5→3M/TEMP/20) WRC-23 議題 1.13 に係る WP7B へのリエゾン回答(3M/6→3M/TEMP/24) WRC-23 agenda items 9.1, topic b)に係 る WP4C へのリ エゾン回答 (3M/9→
3M/TEMP/25)
WRC-23 議題 1.18 に係る WP4C へのリエゾン回答(3M/12→3M/TEMP/26) WRC-23 議題 1.3 に係る WP5A へのリエゾン回答(3M/70→3M/TEMP/27) WRC-23 議題 1.8 に係る WP5B へのリエゾン回答(3M/89→3M/TEMP/28) Analysis of P-Series Recommendations for The Preparation of Draft Reply Liaison Statements
WP3M に対する他 WP からのリエゾン文書が非常に多い現状を受け、電波干渉及び共 有に関して参照すべきITU-R P シリーズの勧告やハンドブックを電波伝搬のシナリオ・ 該当周波数帯に沿って体系化するものである。WP3M として本文書を他 WP に向けて発 信するとともに、この記載内容を抜粋することでリエゾン回答を作成できる状態を目指 している。寄書としては入力されておらず、現段階ではSharepoint 上で作業が進められ ている状況である。 本文書の内容(取り上げている各勧告等に関する記載ぶり、今後の作業予定等)につ いてWG3M-3 議長より説明があり、勧告等ごとに情報の肉付けやエディトリアル修正に 関するコメントが寄せられた。本会合での議論の結果は3M/TEMP/29 として取りまとめ られ、CG において引き続き議論されることとなった。 CG の規約変更 CG-3K-3M-14 の規約変更案について審議が行われ、特段の質疑はなく 3M/TEMP/31 と してWP3M に送られた。
DG3M-3a:Recommendation ITU-R P.1409(HAPS 関連)(議長:H.Suzuki(オーストラリア)) WP5D からのリエゾン文書(3M/4)では、2.7GHz 以下の周波数帯において HIBS-UE、 HIBS-航空サービス、HIBS-宇宙サービスの各シナリオを考慮した共用検討に関する伝搬特 性の情報が求められており、本会合では日本が作成したリエゾン回答案(3M/57)を基に議 論が行われた。主にイランや英国のコメントにより文書の修正が行われ、初期回答(initial response)としてのリエゾン回答(3M/TEMP/14)が出力された。本文書には下記が記載され ている。
WP5D の要請する干渉シナリオ/パスは HIBS and the ground/aeronautical/space services、UE and the ground/aeronautical/space services の 6 つの干渉パスと理解した。 ITU-R 勧告 P.1409 で参照する幾つかの既存勧告について、改善すべき事項を明ら かにし、今後CG 3J-3K-3M-14 で継続検討し期限までに回答する。 WP5D メンバーがこの CG に参加することを推奨する。 本リエゾンは初期回答(initial response)であって、今後の作業のため、フィードバックが あれば歓迎する。 ITU-R 勧告 P.1409 の改訂に向けた作業文書については、日本寄書(3M/58)及びロシア寄 書(3M/53)を基に議論され、各国の提案を一つの文書にまとめる方針となり、日本とロシ アのオフラインにより日本案とロシア案を併記することが合意された。そして、時間の都 合により結論に至らなかったHAPS 伝搬モデルについて(1)予測される全てのモデルを本文 に記載すべきか他の勧告と重複するモデルは参照すべきか、(2)共用検討とシステムデザイ ンのモデルを分けるべきか両方に対応する統一モデルとすべきか、について今後の CG 3J-3K-3M-14 での継続検討が必要である旨を Summary として文頭に記載した作業文書
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(3M/TEMP/30)が出力された。また、ITU-R 勧告 P.1409 の改訂を議論している CG 3J-3K-3M-14 の ToR に WRC-23 議題 1.4 に関する HAPS 伝搬モデルの適用周波数範囲の拡張につ
いての項目が追加され出力された(3M/TEMP/31)。
DG3M-3b Recommendation ITU-R P.452(議長:R. McDonough(米国)) Digital Product 関係 スイスより入力された、P.452-16 を実装した MATLAB/Octave プログラム(コード、イ ンターフェース、説明書等)について検討が行われ、合意のうえ本文書を基とするTEMP 文書が WP3M に送付されることとなった(3M/TEMP/15)。同様に、P.2001 を実装した MATLAB/Octave プログラムについても、同意の上 TEMP 文書が WP3M に送付されるこ ととなった(3M/TEMP/17)。なお、事務局より、このようなプログラムを内容とする寄 書については、十分なセキュリティ対策を施し、また更新等内容を抜粋した文書を付け るよう要請があった。 Recommendation ITU-R P.452 の改訂関係 3M/52(ロシアによる ITU-R 勧告 P.452 のエディトリアル修正提案)及び 3M/56(英国 による3K/47 に関連するクラッターモデルの考え方の変更について ITU-R 勧告 P.452 と 同P.1812 で一致させるための提案)について検討が行われた。3M/52 については特段の 議論なく合意されたが、3M/56 部分については、さらなる情報収集及び新たな観点を加 えて合意に至る必要があるとの結論に至り、本会合における検討結果をとりまとめた ITU-R 勧告 P.452 の修正草案にその旨を記載のうえ、CG に引き継ぐこととした (3M/TEMP/16)。
DG3M-3c Response to CEPT(議長:C. Wilson(オーストラリア)) CEPT へのリエゾン回答
116-260GHz 帯の伝搬に係る CEPT のリエゾン文書(3M/18)への回答について、オフ ラインでイランと内容の調整が図られた。技術的検討の時間が不十分であることから、 リエゾン文書としての正式な返答ではなく議長報告のノートとして、議論途中のもので
ある但し書きをしたうえで返答することが承認された(3M/TEMP/18)。
DG3M-3d Response to WP 7B LS on IMT-EESS/SRS coordination(議長:C. Allen(英国)) WP7B へのリエゾン回答 WP7B において検討を行っている新勧告草案(DNR)ITU-R SA.[IMT-EESS/SRS COORDINATION]に関するリエゾン文書(3M/7)について、オフラインでリエゾン回答 案の検討が行われた。文書の主語をWP3K,3M として明示すべきであるなどのエディト リアルな修正の指摘のほか、文書の末尾に勧告文書ITU-R P.452 と ITU-R P.2108 につい て議論が未完であり修正の可能性がある旨とWP7B からのフィードバックを必要に応じ て受け入れる旨を追記すべきであるとする意見があった。これらを反映し 3M/TEMP/19 として承認された。 WG3M-3 Closing 審議対象となった各SWG/DG のアウトプット(リエゾン文書、CG の ToR 変更、等)に ついては、一部エディトリアルな修正のうえすべて承認された。
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(4) WG3M-4「Digital Products」(議長:A. Martellucci(ESA)) ・入力文書:3M/21, 45, 46, 66, 67 ・出力文書:3M/TEMP/9, 10, 11 SG3 Software のレビュー 複数の統合ソフトウェアデジタルデータ成果物のレビュー結果及び、エディトリアル修 正と改訂を行うことが、米国(CG-3M-4)より提案された(3M/45)。ITU-R 勧告に対し、使 用できないソフトウェアの言及がなされているものについては削除を促すことや、各ソフ トウェアについて、Win.10/64bit 上で動作させた場合の評価等が示された。英国より、デジ タルワールドマップ(IDWM)については ITU-R 勧告 P.452 等に記載が不可欠である旨コ メントがあっため、本文書については継続検討となった。また、今後の検討評価に向け、 CG-3M-4 において検討を続行するため方法をカウンセラーに確認することとなった。
ITU-R 勧告 P.1144-10 の Table2 と SG 3 ソフトウェアの Web ページを統合することが、米
国(CG-3M-4)より提案された(3M/45)。内容について合意され、あわせてこれに関するタ
スクをCG-3M-4 の ToR に追加することとなった(3M/TEMP/10)。
CG-3M-4 で取り扱われた、対流圏の地球空間への影響に関連した ITU-R 勧告 P シリーズ
のPython 実装(3M/67)については、CG-3M-4 にて引き続き審査が行われることとなった。
DG3M-4a 関係:新 ITU-R 勧告 P.[DIGPROD]草案
SG3 の活動における著作権を含む出版及び頒布に関連するデジタル製品の使用方法につ い て の 調 査 結 果 を 報 告 し た 文 書 (3M/66)、デジタル製品に係る新 ITU-R 勧告草案 (Preliminary Draft New Recommendation ITU-R P. [DIGPROD])の Drafting Group での議論結
果についてDG3M-4a 議長より説明があり、内容について合意に至った。これらの内容は新
ITU-R 勧告 P.[DIGPROD]草案のインプットとして議長報告の添付とするべく、WP3M に送 られた(3M/TEMP/9)。
CG3M-4 の ToR 見直し
WG3M-4 に関連する、CG 3M-2(Current DBSG3 databanks)及び CG-3M-4(Activities for SW, digital maps and reference numerical data)の作業内容と今後の計画について説明された。 このうちCG-3M-4 に関しては、WG3M-4 議長(DG3M-4a 議長を兼任)から“Modification of the Terms of reference of Correspondence Group 3M-4: Software products, digital maps, and reference numerical data products”により DG3M-4a での議論の結果を紹介のうえ規則修正が 提起され、合意に至った(3M/TEMP/10)。
DG3M-4b 関係:Software の審査状況
Review of Software Digital Data Products and Inputs For SG3 WPs Activities 及び Documents assigned to Correspondence Group 3M-2: Current DBSG3 databanks に基づき、CG-3M-2 での SG3 関連勧告等に基づくソフトウェア実装のインプット状況及びその審査状況、今後の審査計
画(本会合期間中に審査を終えられなかったため、CG-3M-2 で継続対応)について
WG3M-4 議長より説明があり、内容について合意に至り、これら文書は WP3M 議長報告への添付 とするべくWP3M に送られた(3M/TEMP/11)。
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SG 会合の審議概要
SG3 会合は 8 月 21 日に Virtual Room 1 において C. Wilson 氏を議長として開催された。参加者は我
が国を始め米国、英国、仏国、豪州、イラン等70 名程度であった。
議事(3/ADM/1)の承認の後、ラポータとして H. Suzuki 氏(豪州)が指名された。
3L 議長 C. Behm 氏から Honorary Chairman of Study Group 3 として、L. Barclay 氏がノミネートさ れ、参加者からの賛同を得た。 前回SG3(2019 年 5 月)の報告(3/150)及び承認の後、SG3 に関連する RAG の結果が報告され、 承認された(CA/252)。 WP 議長による報告(3/15、3/16、3/17、3/18)がなされ、特段の議論は行われなかった。 WP 会合の審議結果を踏まえた SG 会合への寄与文書一覧を表 6 に示す。SG3 では 79 件の勧告を所 掌しており、今会合では5 件の勧告改訂がなされた。報告については 1 件の改訂が提案・承認され た。所掌する研究課題は24 件であるが、今会合では審議されなかった。 SG3 会合の結果を踏まえた勧告の現状を表 7 に、研究課題の現状を表 8 に示す。表 9 に SG3 が担当 する決議と意見の現状、表10 に報告の現状を示す。 今後の予定 今後の予定として、以下の案が提示された。 次々回WP 会合(3J.3K,3M) 2021 年 4 月 26 日~2021 年 4 月 29 日(Virtual ミーティング) 次々回WP 会合(3J.3K,3M) 2021 年 6 月 21 日~2021 年 7 月 1 日(ジュネーブ)※予定 次々回WP 会合(3L) 2021 年 6 月 23 日~2021 年 7 月 1 日(ジュネーブ)※予定 次々回SG3 会合 2021 年 7 月 2 日(ジュネーブ)※予定 次回会合に向けて継続審議として議長報告に記載されている案件への追加寄与及び新規寄与が期待 される。
25 表4 各 WP における入力文書一覧 表4-1 WP3J 入力文書一覧表 文書 番号 提出元 題目 関連文書 出力文書 3J/TEMP/ 273 WP 1A Liaison statement to ITU-R Working Parties 3J, 3K,
3M, 5A, 5C, 7C AND 7D - Information related to WRC-19 agenda item 1.15
3K/321, 3M/416 274 WP 1A Reply liaison statement to Working Parties 3J, 3K, 3L
and 3M - Building entry losses in the range 9 kHz to 10 MHz (far-field and near-field)
3K/322, 3L/106, 3M/417 275 ITU-D SG 1 Liaison statement from ITU-D Study Group 1 Question
2/1 to ITU-R Working Parties 3J and 3K on collabora-tion - ITU-D Study Group 1 Quescollabora-tion 2/1: Strategies, policies, regulations and methods of migration and adoption of digital broadcasting and the implementation of new services
3K/326
1 WP 3J Documents to be carried over from the 2015-2019 study period
2 ITU-T
TSAG Liaison statement on ITU inter-sector coordination 3K/2, 3L/2, 3M/2 3 WP 5D Liaison statement to Working Parties 3J, 3K, and 3М -
Information for studies on WRC-23 agenda item 1.4 3K/6, 3M/4 4 WP 5D Liaison statement to ITU-R WP 3K and 3М (for
infor-mation to WP 1B, 3J , 4А, 4В, 4С, 5А, 5В, 5С, 7В, 7С, 7D) - Preparations for WRC-23 agenda items 1.1 and 1.2
3K/7, 3M/5 5 WP 7C Liaison statement to Working Parties 4A, 4C, 5A, 5B,
5C (copy to working parties 3J and 3M for information) - Request system characteristics of primary services to be used for sharing and compatibility studies in the fre-quency range 231.5-252 GHz and adjacent bands
3M/8
6 WP 7C Reply Liaison Statement to Working Party 3J - Analysis of interference received by EESS (passive) sensors po-tentially caused by surface water reflections
7 Director, Ra- diocommu-nication Bu-reau
Outcome of the sixteenth meeting of the Chairmen and Vice Chairmen of the Radiocommunication Study Groups, Working Parties and other subordinate groups
3K/9, 3L/7, 3M/17 8 Switzerland (Confedera-tion of)
Liaison Statement to ITU-R Working Parties 3J, 3K and
3M 3K/10, 3M/18
9 CG 3J-11 Report on activities during May 2019 to August 2020 10 CG 3J-11 Working document towards a preliminary draft revision
to ANNEX 3 of Recommendation ITU-R P.835-6 3M/19 8 11 Chairman,
Coordination Committee for Vocabu-lary (CCV)
Liaison Statement to Radiocommunication Study Groups and Working Parties
(copy for information to ITU-T and ITU-D Study Groups) 3K/11, 3L/8, 3M/20 12 Chairman CG-3J-3K-3M-8
Correspondence Group 3J-3K-3M-8 - Report on
activi-ties of the Correspondence Group 3K/13, 3M/24 13 France Working document towards a preliminary draft revision
to Recommendation ITU-R P.676-12 3M/25 15 14 France Working document towards a preliminary draft revision
to Recommendation ITU-R P.840-8 3M/26 15 Luxembourg A proposal for the replacement of low-quality figures in 3M/27