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国土交通省「歩行空間のバリアフリーに関する情報をデータ化するツール」を提供

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本社: 1 5 3 -0 0 4 3 東京都目黒区東山 1 -1 -2 東山ビ ル 代表電話: 0 3 -5 7 2 2 -7 6 0 0 カ ス タ マ ー セ ン タ ー : 0 1 2 0 -4 9 4 -8 0 0 http://www.pasco.co.jp/ - 1 / 2 - 2017 年 9 月 5 日 株式会社パスコ (報道資料)

国土交通省「歩行空間のバリアフリーに関する情報をデータ化するツール」を提供

パスコはツールを共同開発し、普及と活用促進に協力します

国土交通省では、ユニバーサル社会の構築に向けて、例えば、車いすの方が通行できるバリアフリールー トについてスマートフォンを通じてナビゲーションするなど、ICT を活用した歩行者移動支援サービスの 普及展開を目指し、バリアフリー・ナビプロジェクト(ICT を活用した歩行者移動支援)を推進していま す。 このようなサービスを実現するためには、歩行空間における段差や幅員、勾配等のバリアフリーに関す る情報をデータ化する必要があるため、国土交通省は2017 年 9 月 4 日に、歩行空間のバリアフリーに関 する情報をデータ化するツール「歩行空間ネットワークデータ整備ツール(試行版)」(以下「本ツール」) の提供を開始しました。 【概要】 本ツールは、タブレット等の携帯情報端末上で歩行空間のバリアフリーに関する情報を入力し、歩行空 間ネットワークデータ(※)としてデータ化することができます。従前はデータ作成に際して、現地調査 した結果をオフィスに持ち帰りパソコン上のGIS ソフトで入力する必要がありましたが、本ツールでは、 現地調査と並行して現地で簡易的に情報の入力、データ化を行うことができます。 ※)歩行空間の形状に合わせてノード(点)とリンク(線)を配置し、属性として段差や幅員等の情報を持たせてデータ化し たもの。歩行者向けのナビゲーション等に用いられるデータ。 (参考:国土交通省ホームページ) 2017 年 9 月 4 日報道発表(国土交通省政策統括官(国土・土地、国会等移転)付) 歩行空間のバリアフリーに関する情報をデータ化するツールを提供します! http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo23_hh_000080.html 【本件と株式会社パスコの係わり】 パスコは、歩行空間における段差や幅員、勾配など、バリアフリーに関する情報を入力・データ化する 「歩行空間ネットワークデータ整備ツール」を国土交通省の監修の下、共同で開発いたしました。 パスコはユニバーサル社会の構築に向けた活動として、本ツールの提供にも協力してまいります。使用 を希望される方は国土交通省とパスコのいずれかの窓口に申請をお願いいたします。なお、データ整備ツ ールは試行版であることから、国の機関、地方公共団体、大学等の研究機関に限り利用できます。

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- 2 / 2 - パスコは、これまでに「ICT を活用した歩行者の移動支援に関する勉強会」や「ICT を活用した歩行者 移動支援の普及促進検討委員会」の運営など、歩行者移動支援に関して継続的に支援してきました。今後 も、地理情報に関する技術を活用し、歩行者移動支援サービスの普及促進に努めてまいります。 (参考)パスコの官公庁・自治体向けサービスについて http://www.pasco.co.jp/products/government/ ■データ整備ツールについて 詳細は参考資料を参照ください。 ■本件に関するお問い合わせ先 株式会社パスコ http://www.pasco.co.jp/ (データ整備ツールの利用申し込み) 中央事業部 技術センター 空間情報コンサルタント室 Mail:kuukan_joho@pasco.co.jp TEL:03-6412-2911 (報道機関) 広報部 TEL:03-3715-1048 プレスリリースの内容は発表時のものです

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(参考資料) 1

歩行空間ネットワークデータ整備ツール(試行版)の概要・利用上の留意点

1.歩行空間ネットワークデータ整備ツール(試行版)の概要 「歩行空間ネットワークデータ整備ツール(試行版)」(以下、「データ整備ツール」)は、「歩行 空間ネットワークデータ等整備仕様案(平成 29 年 3 月版)※」に基づき、歩行空間ネットワーク データの作成(新規作成・編集)と作成したデータの閲覧を行うことができる Web ツールです。 歩行空間ネットワークデータは、段差や縦断勾配等のバリア情報を含んだ歩行空間の状況を表 すデータで、歩行空間のバリアフリーに関する情報を付与した線データ「リンク」と、リンクの 結節点である点データ「ノード」により構成されます。 データ整備ツールを用いた歩行空間ネットワークデータの作成は、国土地理院の地理院地図を 背景情報とし、図形(リンク・ノード)の入力を行い、リンクとノードに付与する属性情報は、 「歩行空間ネットワークデータ等整備仕様案(平成 29 年 3 月版)」で定義している必須項目に従 い選択入力します。作成した歩行空間ネットワークデータの形状と属性情報の内容は、閲覧機能 で確認できます。また、作成したデータを CSV、Shapefile、GeoJSON の形式で出力するエクスポ ート機能、データ整備ツール以外の方法で作成したデータを、データ整備ツールに取り込むイン ポート機能を備えています。 ※ 「歩行空間ネットワークデータ等整備仕様案(平成 29 年 3 月版)」: http://www.mlit.go.jp/common/001177504.pdf 図 1 データ作成画面 ① 歩 行 経 路 の 形状(リンク、ノ ード)を図上入 力 ② プ ル ダ ウ ン メ ニ ュ ー を 用 い て属性情報を 選択入力 ② リ ン ク と ノ ー ド それぞれの属 性情報を表示 ① 属 性 情 報 を 参照したいリン ク又はノードを 図上指定 図 2 データ閲覧画面

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表 1 ユーザ用機能 機能 内容 デ ー タ 新 規 作成・編集 データ追加 ・図形と属性情報の入力を行う機能。図形は、連続する複数の リンクを入力することができ、入力した図形(リンク・ノー ド)に対し同じ属性情報を登録することが可能。 図形編集 ・「データ追加」機能で入力した図形の形状修正と削除を行う 機能。 属性編集 ・「データ追加」機能で入力した属性情報を修正する機能。 データ閲覧 ・作成したデータの図形形状と、リンクとノードそれぞれの属 性情報を閲覧する機能。 エクスポート ・ デ ー タ 整 備 ツ ー ル を 用 い て 作 成 し た デ ー タ を 、 CSV 、 Shapefile、GeoJSON の形式でエクスポートする機能。 インポート ・データ整備ツール以外で作成したデータを、データ整備ツー ルにインポートする機能。CSV、Shapefile、GeoJSON いずれか の形式で作成されたデータのインポートを行う。 表 2 管理者用機能 機能 内容 管理者管理 ・データ整備ツールの管理者情報(ユーザ名、パスワード等) の登録・編集・削除を行う機能。 ユーザ管理 ・データ整備ツールのユーザ情報(ユーザ名、パスワード等) の登録・編集・削除を行う機能。 データ一覧表示 ・データ整備ツールを用いて作成したデータの名称、作成者、 作成日時等を一覧表示する機能。

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3 2.図形に入力する属性情報 データ整備ツールは、「歩行空間ネットワークデータ等整備仕様案(平成 29 年 3 月版)」で定義 している必須の情報項目に従い、リンクとノードそれぞれについて属性情報を入力します。 表 3 リンクに入力する属性情報 情報項目 属性情報 経路の構造 1:車道と歩道の物理的な分離あり 2:車道と歩道の物理的な分離なし 3:横断歩道 4:横断歩道の路面標示の無い道路 の横断部 5:地下通路 6:歩道橋 99:その他 経路の種別 0:対応する属性情報なし 1:動く歩道 2:踏切 3:エレベーター 4:エスカレーター 5:階段 6:スロープ 99:その他 方向性 0:両方向 1:起点より終点方向 2:終点より起点方向 99:不明 幅員 0:1.0m 未満(車いすの通行不可能) 1:1.0m 以上~2.0m 未満(車いすの通行可能(すれ違い困難)) 2:2.0m 以上~3.0m 未満(車いすの通行可能(すれ違い可能)) 3:3.0m 以上(車いすの通行に支障なし) 99:不明 縦断勾配 0:5%以下(車いすの通行に支障なし) 1:5%より大きい(車いすの通行に支障あり) 99:不明 段差 0:2cm 以下(車いすの通行に支障なし) 1:2cm より大きい(車いすの通行に支障あり) 99:不明 歩行者用信号 【信号の有無】 0:歩行者用信号なし 1:歩車分離式信号あり 2:押しボタン式信号あり 3:これら以外の信号 99:不明 【信号の種別】 0:音響設備なし 1:音響設備あり(音響用押しボ タンなし) 2:音響設備あり(音響用押しボ タンあり) 99:不明 視覚障害者誘導用 ブロック等の有無 0:視覚障害者誘導用ブロック等なし 1:視覚障害者誘導用ブロック等あり 99:不明 エレベーターの種 別 0:エレベーターなし 1:エレベーターあり(バリアフ リー対応なし) 2:エレベーターあり(バリアフ リー対応あり) 99:不明 表 4 ノードに入力する属性情報 情報項目 属性情報 階層数 階層数(中間階は、「1.5」等の小数点で表現する。屋外は「0」とする。)

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3.動作環境 データ整備ツールは、クラウド・サーバにインストールして使用します。データ整備ツールの 機能は、PC 又はタブレット端末を用いて、ブラウザを介して使用します。 表 5 推奨動作環境 サーバ側 ・サーバ:メモリ 2GB 以上、ストレージ SSD 50GB 以上、CPU 3Core 以上 ・OS:Ubuntu 16.04 amd64

・その他:Apache 2.4.18 以上、MySQL 5.7.16 以上、Python 3.5.2 以上 クライアント

・PC: Windows(Windows10、Chrome) Mac(macOS10.12 以上、Safari)

・タブレット端末:iPad(iOS10.3 以上、Safari)

Android タブレット(Android5.1.1 以上、Chrome)

4.利用対象者 データ整備ツールは、歩行者移動支援に関する取組を行う国の機関・地方公共団体・大学等の 研究機関に限り利用できるものとします。 5.利用方法 データ整備ツールの利用にあたっては、利用許諾書に同意した上で、所定の利用申請書にご記 入の上、株式会社パスコ(以下「パスコ」)宛に提出してください。利用申請書については、パス コからご案内いたしますので、パスコにご連絡ください。 申請者宛にデータ整備ツールに関するプログラムファイル、セットアップ手順書一式を、CD-R 等によりご提供します。 なお、データ整備ツールは無償で利用することができます。 6. 利用上の留意点 • データ整備ツールの利用に必要な各種データやサーバ等の利用環境は、利用者において用意 してください。 • データ整備ツールの性能及び実行結果等について、パスコはいかなる保証も行いません。ま た、パスコは、データ整備ツールの利用に起因する利用者の直接的又は間接的な損害及び第 三者に対する損害を含むいかなる損害についても、事由の如何を問わず一切の責任を負いま せん。 7.著作権等 データ整備ツールは、国土交通省の監修の下、パスコと共同で開発したツールです。 データ整備ツールの著作権その他の知的財産権は国土交通省及びパスコに帰属します。

表 1  ユーザ用機能  機能  内容  デ ー タ 新 規 作成・編集  データ追加  ・図形と属性情報の入力を行う機能。図形は、連続する複数のリンクを入力することができ、入力した図形(リンク・ノー ド)に対し同じ属性情報を登録することが可能。  図形編集  ・「データ追加」機能で入力した図形の形状修正と削除を行う 機能。  属性編集  ・「データ追加」機能で入力した属性情報を修正する機能。  データ閲覧  ・作成したデータの図形形状と、リンクとノードそれぞれの属 性情報を閲覧する機能。  エクスポート

参照

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