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平成 30 年 9 月 25 日 諮問 平成 30 年 11 月 13 日審議 ( 第 27 回第 4 部会 ) 平成 30 年 12 月 11 日審議 ( 第 28 回第 4 部会 ) 第 6 審査会の判断の理由審査会は 請求人の主張 審理員意見書等を具体的に検討した結果 以下のように判断する 1

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Academic year: 2021

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(1)

答 申

審 査 請 求 人( 以 下「 請 求 人 」と い う 。)が 提 起 し た 生 活 保 護 法( 以 下「 法 」 と い う 。)2 5 条 2 項 の 規 定 に 基 づ く 保 護 変 更 決 定 処 分 に 係 る 審 査 請 求 に つ い て 、 審 査 庁 か ら 諮 問 が あ っ た の で 、 次 の と お り 答 申 す る 。 第 1 審 査 会 の 結 論 本 件 審 査 請 求 は 、 棄 却 す べ き で あ る 。 第 2 審 査 請 求 の 趣 旨 本 件 審 査 請 求 の 趣 旨 は 、○ ○ 福 祉 事 務 所 長( 以 下「 処 分 庁 」と い う 。) が 、請 求 人 に 対 し 、平 成 3 0 年 3 月 6 日 付 け の 保 護 決 定 通 知 書( 以 下「 本 件 処 分 通 知 書 」 と い う 。) に よ り 行 っ た 保 護 変 更 決 定 処 分 ( 以 下 「 本 件 処 分 」 と い う 。) に つ い て 、 そ の 取 消 し を 求 め る と い う も の で あ る 。 第 3 請 求 人 の 主 張 の 要 旨 年 金 が 平 成 2 9 年 8 月 1 5 日 に 7 万 円 紛 失 し た の で 今 現 在 借 金 が あ る 。 4 9 0 8 0 円 に 不 満 。 第 4 審 理 員 意 見 書 の 結 論 本 件 審 査 請 求 は 理 由 が な い か ら 、行 政 不 服 審 査 法 4 5 条 2 項 に よ り 、 棄 却 す べ き で あ る 。 第 5 調 査 審 議 の 経 過 審 査 会 は 、 本 件 諮 問 に つ い て 、 以 下 の よ う に 審 議 し た 。 年 月 日 審 議 経 過

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平 成 3 0 年 9 月 2 5 日 諮 問 平 成 3 0 年 1 1 月 1 3 日 審 議 ( 第 2 7 回 第 4 部 会 ) 平 成 3 0 年 1 2 月 1 1 日 審 議 ( 第 2 8 回 第 4 部 会 ) 第 6 審 査 会 の 判 断 の 理 由 審 査 会 は 、 請 求 人 の 主 張 、 審 理 員 意 見 書 等 を 具 体 的 に 検 討 し た 結 果 、 以 下 の よ う に 判 断 す る 。 1 法 令 等 の 定 め (1) 保 護 の 補 足 性 及 び 保 護 の 基 準 に つ い て の 法 の 定 め 法 4 条 1 項 に よ れ ば 、保 護 は 、生 活 に 困 窮 す る 者 が 、そ の 利 用 し 得 る 資 産 、能 力 そ の 他 あ ら ゆ る も の を 、そ の 最 低 限 度 の 生 活 の 維 持 の た め に 活 用 す る こ と を 要 件 と し て 行 わ れ る と さ れ て い る 。 ま た 、法 8 条 1 項 に よ れ ば 、保 護 は 、厚 生 労 働 大 臣 の 定 め る 基 準 に よ り 測 定 し た 要 保 護 者 の 需 要 を 基 と し 、そ の う ち 、そ の 者 の 金 銭 又 は 物 品 で 満 た す こ と の で き な い 不 足 分 を 補 う 程 度 に お い て 行 う も の と す る と さ れ て お り 、保 護 費 は 、上 記 保 護 の 基 準 に 従 っ て 、要 保 護 者 各 々 に つ い て 具 体 的 に 決 定 さ れ る も の で あ る 。 (2) 世 帯 単 位 の 原 則 に つ い て の 法 の 定 め 法 1 0 条 は 、「 保 護 は 、 世 帯 を 単 位 と し て そ の 要 否 及 び 程 度 を 定 め る も の と す る 。但 し 、こ れ に よ り が た い と き は 、個 人 を 単 位 と し て 定 め る こ と が で き る 。」と 定 め 、ま た 、法 3 1 条 3 項 は 、「 居 宅 に お い て 生 活 扶 助 を 行 う 場 合 の 保 護 金 品 は 、世 帯 単 位 に 計 算 し 、世 帯 主 又 は こ れ に 準 ず る 者 に 対 し て 交 付 す る も の と す る 。但 し 、こ れ に よ り が た い と き は 、被 保 護 者 に 対 し て 個 々 に 交 付 す る こ と が で き る 。」と 定 め る 。 (3) 職 権 に よ る 保 護 の 変 更 に つ い て の 法 の 定 め 法 2 5 条 2 項 に よ れ ば 、保 護 の 実 施 機 関 は 、常 に 、被 保 護 者 の 生 活 状 態 を 調 査 し 、 保 護 の 変 更 を 必 要 と す る と 認 め る と き は 、 速 や か に 、 職 権 を も っ て そ の 決 定 を 行 い 、書 面 を も っ て 、こ れ を 被 保 護 者 に 通 知 し な け れ ば な ら な い と さ れ て い る 。

(3)

(4) 保 護 基 準 に つ い て 法 8 条 1 項 の 規 定 に 基 づ い て 保 護 の 基 準 を 定 め た「 生 活 保 護 法 に よ る 保 護 の 基 準 」( 昭 和 3 8 年 4 月 1 日 付 厚 生 省 告 示 第 1 5 8 号 。 以 下 「 保 護 基 準 」 と い う 。) に お い て は 、 法 1 1 条 1 項 各 号 に 掲 げ ら れ て い る 扶 助 の 種 類 ご と に 、要 保 護 者 の 年 齢 別 、世 帯 構 成 別 、所 在 地 域 別 な ど に 分 け た う え 、 各 世 帯 に 対 し て 具 体 的 に 保 護 を 実 施 す る 場 合 に 、 実 施 機 関 が 依 る べ き 基 準 を 設 定 し て い る 。 こ の う ち 、生 活 扶 助 及 び 住 宅 扶 助 の 項 目 に 係 る 支 給 額 の 算 定 方 法 等 に つ い て は 、保 護 基 準 の 別 表 第 1「 生 活 扶 助 基 準 」及 び 同 第 3「 住 宅 扶 助 基 準 」 に お い て 、 そ れ ぞ れ 定 め ら れ て い る 。 (5) 局 長 通 知 に つ い て 法 に よ る 保 護 の 実 施 に 係 る 地 方 自 治 法 2 4 5 条 の 9 第 1 項 及 び 3 項 の 規 定 に 基 づ く 処 理 基 準 で あ る「 生 活 保 護 法 に よ る 保 護 の 実 施 要 領 に つ い て 」( 昭 和 3 8 年 4 月 1 日 付 社 発 第 2 4 6 号 厚 生 省 社 会 局 長 通 知 。 以 下 「 局 長 通 知 」 と い う 。) の 第 7 ・ 2 ( 一 般 生 活 費 )・ (2)・ ケ に よ れ ば 、 (ア) 介 護 保 険 料 加 算 は 、 普 通 徴 収 に 係 る 保 険 料 の 納 期 に お い て 、 納 付 す べ き 実 費 を 認 定 す る こ と と さ れ 、 ま た 、 ( イ)月 の 途 中 で 新 た に 介 護 保 険 料 加 算 を 認 定 し 又 は 認 定 を や め る べ き 事 由 が 生 じ た と き で あ っ て も 日 割 計 算 を 行 う 必 要 は な い と さ れ て い る 。 ま た 、局 長 通 知 第 7 ・ 4( 住 宅 費 )・ (1)・ イ に よ れ ば 、 月 の 途 中 で 保 護 開 始 、変 更 、停 止 又 は 廃 止 と な っ た 場 合 で あ っ て 、日 割 計 算 に よ る 家 賃 、間 代 、地 代 等 の 額 を 超 え て 家 賃 、間 代 、地 代 等 を 必 要 と す る と き は 、1 か 月 分 の 家 賃 、間 代 、地 代 等 の 基 準 額 の 範 囲 内 で 必 要 な 額 を 認 定 し て 差 し 支 え な い も の と さ れ て い る 。 さ ら に 、局 長 通 知 第 8・1( 定 期 収 入 の 取 扱 い )・(4)の ア に よ れ ば 、 恩 給 法 、厚 生 年 金 保 険 法 等 に よ る 給 付 で 、6 か 月 以 内 の 期 間 ご と に 支 給 さ れ る 年 金 又 は 手 当 に つ い て は 、実 際 の 受 給 額 を 原 則 と し て 受 給 月 か ら 次 回 の 受 給 月 の 前 月 ま で の 各 月 に 分 割 し て 収 入 認 定 す る こ と と さ れ 、同 イ に よ れ ば 、老 齢 年 金 等 で 介 護 保 険 法 1 3 5 条 の 規 定 に よ り

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介 護 保 険 料 の 特 別 徴 収 の 対 象 と な る も の に つ い て は 、特 別 徴 収 さ れ た 後 の 実 際 の 受 給 額 を 認 定 す る こ と と さ れ て い る 。 (6) 運 用 事 例 集 に つ い て 東 京 都 福 祉 保 健 局 生 活 福 祉 部 保 護 課 が 作 成 し た「 生 活 保 護 運 用 事 例 集 2 0 1 7 」( 東 京 都 内 の 保 護 の 実 施 機 関 か ら 寄 せ ら れ た 疑 義 照 会 事 例 を 掲 載 し た も の 。以 下「 運 用 事 例 集 」と い う 。)の「( 問 6 - 1 )最 低 生 活 費 の 日 割 計 算 の 原 則 」に よ れ ば 、世 帯 員 の 転 出 を 原 因 事 実 と し て 保 護 の 変 更 を 行 う 場 合 、事 実 発 生 の 翌 日 を 変 更 日 と し 、変 更 の 前 日 ま で を 旧 基 準 と し 、 変 更 日 か ら 新 基 準 と す る も の と さ れ て い る 。 2 以 上 を 前 提 に 、 本 件 に つ い て 検 討 す る 。 (1) 処 分 庁 は 、本 件 処 分 の 直 前 ま で は 、請 求 人 に 対 す る 保 護 を 、請 求 人 を 世 帯 主 、知 人 を 同 居 の 世 帯 構 成 員 と す る 2 人 世 帯 と し て 実 施 し て い た と こ ろ 、知 人 が 平 成 3 0 年 2 月 2 6 日 に 請 求 人 世 帯 か ら 独 立 し て 新 た な 住 居 に 入 居 し た こ と が 認 め ら れ た た め 、翌 2 7 日 か ら 、請 求 人 世 帯 に 係 る 保 護 を 、 1 人 世 帯 の 基 準 を 適 用 し て 実 施 す る こ と を 決 定 し ( 本 件 処 分 )、 こ れ を 本 件 処 分 通 知 書 に よ り 、 請 求 人 に 通 知 し た も の で あ る こ と が 認 め ら れ る 。 こ の 点 に つ い て 、本 件 処 分 は 、法 1 0 条 、3 1 条 3 項 及 び 2 5 条 2 項 に 則 っ て な さ れ た も の と 認 め ら れ る 。 (2) 本 件 処 分 に よ る 保 護 費 の 変 更 額 の 適 正 性 に つ い て 上 記 の と お り 、本 件 処 分 は 、適 正 な 法 的 根 拠 を 有 す る も の で あ る が 、 本 件 処 分 に よ り 具 体 的 に 変 更 さ れ た 保 護 費 の 金 額 に 、違 算 が な い か の 点 に つ い て 、 以 下 に 検 討 す る 。 ア 本 件 処 分 前 の 保 護 費 の 額 に つ い て 本 件 処 分 前 の 請 求 人 世 帯 に 係 る 保 護 費 の 額 は 、生 活 扶 助 の 額 及 び 住 宅 扶 助 の 額 の 合 計 か ら 収 入 認 定 額 を 控 除 し て 、 2 月 分 が 1 1 5 , 2 2 3 円 、 3 月 分 が 1 2 0 , 2 2 3 円 で あ っ た 。 こ れ ら の 内 訳 に つ い て 、生 活 扶 助 の 額 は 、両 月 と も 1 2 1 ,0 9 0 円 で あ る と こ ろ 、 こ れ は 、 保 護 基 準 ( 1 ・ (4) 。 た だ し 、 平 成 2

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9 年 4 月 1 日 か ら 適 用 さ れ る 平 成 2 9 年 3 月 3 1 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 1 6 2 号( 第 2 3 9 次 改 正 )に よ る 改 正 後 の も の 。以 下 同 じ 。) の 別 表 第 1 ・ 第 1 章 ・ 1 ・ (2) に 規 定 さ れ た と こ ろ に よ り 、 請 求 人 ( 7 5 歳 ) 及 び 知 人 ( 6 6 歳 ) の 年 齢 、 世 帯 構 成 ( 2 人 )、 所 在 地 域( 1 級 地 ― 1 、冬 季 加 算 の 地 区 別 に つ い て は Ⅳ 区 )に 応 じ て 算 定 さ れ た 基 準 生 活 費 1 1 8 ,2 9 0 円( 冬 季 加 算 3 ,6 6 0 円 を 含 む ) に 、知 人 が 普 通 徴 収 の 方 法 に よ り 納 付 を 行 う べ き 義 務 を 負 う 介 護 保 険 料 の 実 費 に 相 当 す る 介 護 保 険 料 加 算 ( 保 護 基 準 別 表 第 1 ・ 第 2 章 ・ 7 )と し て 、2 ,8 0 0 円 を 加 算 し た 金 額 で あ る こ と が 認 め ら れ る 。 ま た 、住 宅 扶 助 は 、通 院 の た め 転 居 困 難 等 の 理 由 に よ り 、請 求 人 世 帯 に は 特 別 基 準 が 適 用 さ れ て い る た め 、2 人 世 帯 の 限 度 額 に 相 当 す る 7 5 , 0 0 0 円 を 認 定 し て い た こ と が 認 め ら れ る 。 一 方 、 最 低 生 活 費 か ら 控 除 す べ き 収 入 充 当 額 は 、 2 月 分 が 8 0 , 8 6 7 円 、3 月 分 が 7 5 ,8 6 7 円 で あ る 。な お 、こ の う ち 両 月 に 共 通 す る 7 5 ,8 6 7 円 の 部 分 は 、請 求 人 が 受 給 す る 老 齢 厚 生 年 金 ( 2 月 に 支 給 さ れ る 2 か 月 分 )の 月 割 額 か ら 特 別 徴 収 さ れ る 介 護 保 険 料 の 月 額 を 差 し 引 い た 金 額 で あ る 。そ し て 、2 月 分 に は 、さ ら に こ れ に 過 去 の 月 の 保 護 費 の 過 払 い 分 を 、そ の 後 の 数 か 月 に 分 割 し て 収 入 充 当 を 行 っ て 清 算 す る 方 法 に よ り 処 理 す る も の と し て( 局 長 通 知 第 1 0 ・ 2 ・ (8)参 照 )、5 ,0 0 0 円 が 加 算 計 上 さ れ て い る も の ( な お 、こ れ に つ い て は 、平 成 2 9 年 1 1 月 分 の 過 払 い 分 1 0 ,0 0 0 円 を 、平 成 3 0 年 1 月 及 び 同 年 2 月 に 分 割 充 当 す る 旨 を 、処 分 庁 が 請 求 人 に 対 し 、予 め 平 成 2 9 年 1 2 月 6 日 付 け で 通 知 し て い た も の で あ る 。) と 認 め ら れ る 。 な お 、 知 人 に 関 し て は 、 年 金 収 入 の 認 定 は な い 。 イ 本 件 処 分 に よ っ て 算 定 さ れ る べ き 保 護 費 の 額 に つ い て (ア) 本 件 処 分 は 、請 求 人 世 帯 か ら 、知 人 が 転 出 し た こ と か ら 、1 人 世 帯 に 適 用 す る 基 準 に 沿 っ て 保 護 費 を 算 定 し 直 す も の で あ る 。そ

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う と す る と 、 保 護 基 準 の 別 表 第 1 ・ 第 1 章 ・ 1 ・ (2)の 規 定 に よ り 、請 求 人 の 年 齢 ( 7 5 歳 )、世 帯 構 成( 1 人 )、所 在 地 域( 1 級 地 ― 1 、冬 季 加 算 の 地 区 別 に つ い て は Ⅳ 区 )に 応 じ て 改 め て 算 定 さ れ る 生 活 扶 助 に お け る 基 準 生 活 費 は 、7 7 ,2 1 0 円( 冬 季 加 算 2 ,5 8 0 円 を 含 む )と な り 、転 出 し た 知 人 が 対 象 で あ っ た 介 護 保 険 料 加 算 2 ,8 0 0 円 も 、変 更 に よ り 削 除 さ れ る こ と と な る 。 ま た 、住 宅 扶 助 は 、1 人 世 帯 の 特 別 基 準 に よ る 限 度 額 で あ る 6 9 , 8 0 0 円 に 変 更 と な る 。 一 方 、本 件 処 分 に お い て は 、収 入 の 認 定 に 関 し て は 、何 ら の 変 更 を 加 え る べ き 要 素 は な い か ら 、収 入 充 当 額 は 、従 来 ど お り 、2 月 分 が 8 0 , 8 6 7 円 、 3 月 分 が 7 5 , 8 6 7 円 で あ る 。 (イ) (ア) に よ る と 、 月 の 初 日 か ら 1 人 世 帯 の 基 準 を 適 用 す べ き 3 月 分 の 保 護 費 の 支 給 額 は 、 7 1 , 1 4 3 円 ( = 生 活 扶 助 の 額 7 7 , 2 1 0 円 + 住 宅 扶 助 の 額 6 9 ,8 0 0 円 - 収 入 充 当 額 7 5 ,8 6 7 円 ) と な る 。 (ウ) ま た 、2 月 分 の 保 護 費 は 、月 の 中 途 で 適 用 す べ き 基 準 の 変 更 が あ っ た も の で あ る か ら 、運 用 事 例 集 の 記 載( 1 ・ (6))を 参 考 に 、 月 の 初 日 の 同 月 1 日 か ら 変 更 の 日( 知 人 の 転 出 の 翌 日 )で あ る 同 月 2 7 日 の 前 日 ま で の 2 6 日 間 に つ い て は 、2 人 世 帯 の 基 準 を 適 用 し 、一 方 、変 更 の 日 で あ る 同 月 2 7 日 か ら 月 の 末 日 で あ る 同 月 2 8 日 ま で の 2 日 間 に つ い て は 、1 人 世 帯 の 基 準 を 適 用 し 、日 割 計 算 を 行 っ て 1 か 月 分 の 保 護 費 を 算 定 す る こ と が 相 当 で あ る 。 た だ し 、局 長 通 知 第 7 ・ 2 ・ (2)・ ケ ・ (イ)に よ れ ば 、介 護 保 険 料 加 算 は 日 割 計 算 の 対 象 外 で あ り 、ま た 、同 じ く 局 長 通 知 第 7 ・ 4 ・ (1) ・ イ を 参 考 に す る と 、 1 か 月 分 の 家 賃 相 当 額 で あ る 住 宅 扶 助 に つ い て は 、支 出 の 性 格 上 、日 割 計 算 を 行 う 範 囲 か ら 除 く こ と が 相 当 で あ る と 解 せ ら れ る か ら( 1 ・ (5))、本 件 の 場 合 、2 月 分 に つ い て は 、こ れ ら の 項 目 に つ い て は 、変 更 前 の 2 人 世 帯 の 基 準 に 依 拠 し た 1 か 月 分 の 額 を そ の ま ま 維 持 す る こ と と す べ き で

(7)

あ る 。し た が っ て 、日 割 計 算 を 行 う べ き 部 分 は 、変 更 の 対 象 と な る 項 目 の う ち 、介 護 保 険 料 加 算 を 除 く 生 活 扶 助( 冬 季 加 算 を 含 む ) の 部 分 の み で あ る こ と と な る 。 そ う と す る と 、本 件 処 分 に よ り 決 せ ら れ る べ き 2 月 分 の 新 た な 保 護 費 の 額 は 、1 1 5 ,2 2 3 円( 本 件 処 分 前 の 2 人 世 帯 の 基 準 に よ る 保 護 費 の 月 額 )-{ 1 1 8 ,2 9 0 円( 2 人 世 帯 の 基 準 に よ る 介 護 保 険 料 加 算 を 除 く 生 活 扶 助 の 額 )- 7 7 ,2 1 0 円( 1 人 世 帯 の 基 準 に よ る 生 活 扶 助 の 額 )} ×( 2 日 / 2 8 日 ) = 1 1 2 ,2 8 8 円( 国 等 の 債 権 債 務 等 の 金 額 の 端 数 計 算 に 関 す る 法 律 2 条 1 項 の 規 定 に よ り 、確 定 金 額 の 1 円 未 満 の 端 数 金 額 は 切 り 捨 て る 。) と な る 。 ウ 上 記 イ の と お り 算 定 さ れ る 、2 月 分 1 1 2 ,2 8 8 円 及 び 3 月 分 7 1 ,1 4 3 円 の 正 当 な 保 護 費 の 各 金 額 は 、本 件 処 分 通 知 書 に 記 載 さ れ た 各 金 額 と 一 致 し て お り 、算 出 さ れ た 具 体 的 な 保 護 費 の 金 額 の 点 か ら 見 て も 、 本 件 処 分 に 何 ら 誤 り が な い こ と が 明 ら か で あ る 。 (3) 以 上 の と お り で あ る か ら 、本 件 処 分 は 、法 の 規 定 及 び 保 護 基 準 等 の 定 め る と こ ろ に 則 っ て な さ れ た も の で あ り 、か つ 違 算 も な い も の で あ っ て 、 違 法 ・ 不 当 な 点 は 見 ら れ な い 。 (4) 請 求 人 は 、本 件 処 分 に よ り 、保 護 費 が 算 定 上 減 額 と な り 、変 更 前 に 支 給 さ れ て い た 2 月 分 及 び 3 月 分 の 保 護 費 の 一 部 に 過 払 い が 生 じ て 、 返 還 が 必 要 に な っ た こ と に 不 服 を 述 べ て い る も の と 思 わ れ る が 、処 分 庁 に よ る 保 護 費 の 算 定 に 誤 り は な い と 認 め ら れ る こ と は 、 上 記 (2)に 述 べ た と こ ろ か ら 明 ら か で あ る 。 過 払 い 分 に 係 る 保 護 費 の 返 還 義 務 は 、本 件 処 分 の 結 果 、支 給 の 法 律 的 原 因 が 遡 及 的 に 消 滅 し た こ と に よ り 生 じ る も の で あ り 、請 求 人 が 法 に よ る 保 護 を 受 け て い る 世 帯 の 世 帯 主 で あ る 以 上 、過 払 い と な っ た 保 護 費 相 当 額 に つ い て 、こ れ を 支 弁 し た ○ ○ 区 に 対 し 返 納 を な す べ き 義 務 を 負 う こ と と な る の は 、 や む を 得 な い も の と い う ほ か は な い 。 3 請 求 人 の 主 張 以 外 の 違 法 性 又 は 不 当 性 に つ い て の 検 討

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そ の 他 、 本 件 処 分 に 違 法 又 は 不 当 な 点 は 認 め ら れ な い 。 以 上 の と お り 、 審 査 会 と し て 、 審 理 員 が 行 っ た 審 理 手 続 の 適 正 性 や 法 令 解 釈 の 妥 当 性 を 審 議 し た 結 果 、 審 理 手 続 、 法 令 解 釈 の い ず れ も 適 正 に 行 わ れ て い る も の と 判 断 す る 。 よ っ て 、「 第 1 審 査 会 の 結 論 」 の と お り 判 断 す る 。 ( 答 申 を 行 っ た 委 員 の 氏 名 ) 松 井 多 美 雄 、 宗 宮 英 俊 、 大 橋 真 由 美

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次に、 (4)の既設の施設に対する考え方でございますが、大きく2つに分かれておりま

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