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WHO WE ARE TOP MESSAGE 兆円 3,629 億円 1 3,329 億円 社 机上は 人に寄り添い 生活者の Quality of Life を向上するコミュニケーションロボット 日立が思い描く未来の一例です 2 30 万 7,275 人

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WHO WE ARE

グローバルでの豊富な経験が生み出す日立のパフォーマンス

連結売上収益

*1

地域別売上収益/構成比

*1

企業情報

連結研究開発費

*1

連結子会社数

*2 (国内202社、海外677社)

連結従業員数

*2 親会社株主に帰属する

当期利益

*1

9.3

兆円

3,329

億円

879

30

7,275

商号 株式会社 日立製作所 Hitachi, Ltd. 本社所在地 〒100-8280 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号  電話 (03)3258-1111 代表者 代表執行役 執行役社長兼CEO 東原 敏昭 資本金*2 4,587億円 国内 50% 46,430億円 会社数 203社*3 従業員数 168,000人 欧州 10% 9,644億円 会社数 139社 従業員数 16,000人 その他 5% 5,023億円 会社数 106社 従業員数 12,000人 アジア 22% 20,811億円 会社数 332社 従業員数 88,000人 北米 13% 11,775億円 会社数 100社 従業員数 21,000人 国内:46,430億円 海外:47,255億円 *1 2018年3月期 *2 2018年3月31日時点 *3 株式会社 日立製作所および国内連結子会社202社、計203社 注記:当社の連結財務諸表は、国際財務報告基準(IFRS)に基づいて作成しています。  近年、デジタル技術の進化が産業や社会インフラの再構築を促し、世界中で大きな変化 をもたらしています。デジタル化の鍵となるデータの利活用により、これまでは気付くこと のできなかった解決策や、未来を変える新たなサービスが生まれています。  日立は、

AI

(人工知能)やビッグデータ分析といったデジタル技術(

IT

)に加えて、制御・運用 技術(

OT

Operational Technology

)やプロダクトを有する、世界でもユニークな企業です。 この強みを最大限に生かして 、より付加価値の高い社会インフラをはじめとするデジタル ソリューションをグローバルに提供することで、社会課題を解決するのが日立の社会イノ ベーション事業です。  

2015

年には「持続可能な開発目標(

SDGs

)」が国連で採択され、さまざまな社会課題の 解決に向けた取り組みが世界各地で始まっています。  日立は創業以来、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念 のもと、時代とともに変化する社会の課題解決に取り組んでいますが、この思いは

SDGs

、 そして社会イノベーション事業のめざす方向と同じです。  日立はこれからも社会イノベーション事業を推進し、お客様やパートナーとの協創を通じて、 人々 の

Quality of Life

の向上と、持続可能な社会の構築に貢献し、

SDGs

の実現に向け 邁進してまいります。 執行役社長兼

CEO

TOP MESSAGE

人々の豊かな暮らしを実現する社会イノベーション

机上は、人に寄り添い、生活者のQuality of Lifeを向上するコミュニケーションロボット。日立が思い描く未来の一例です。

3,629

億円

(3)

 創業者小平浪平が抱き 、創業以来大切に受け継いできた企業理念、その実現に向けて先人たちが苦労を積み 重ねる中で形づくられた日立創業の精神。そしてそれらを踏まえ、日立グループの次なる成長に向けて、あるべき姿を 示した日立グループ・ビジョン。これらを日立グループのMISSION、VALUES、VISIONとして体系化したものが、 日立グループ・アイデンティティです。

日立の

DNA

日立グループ・アイデンティティ

 創業以来、

100

年を超える日立の歴史は、創業者小平浪平の「優れた自主技術・製品の開発を通じて

社会に貢献する」という企業理念の上に築かれています。わずか数名で創業した日立は、今では従業員

30

万人を超える企業グループに発展しましたが 、この間、独自の技術を磨き続け、いつの時代でも

社会が直面する課題を解決するプロダクト・サ ービスの提供を通じて 、社会への使命を果たして

きました。

 現在そしてこれからも、日立は幅広い事業活動を通じて、お客様や社会の課題解決に貢献し、活気

あふれる世界の構築をめざします。

 他人の意見を尊重しつつ、偏らないオープンな議論をし、 一旦決断に至れば、共通の目標に向かって全員一致協力 すること。

 他者に責任を転嫁せず、常に当事者意識を持って 誠実にことに当たること。  社会から信頼をかち得るための基本姿勢。

開拓者精神

 未知の領域に、独創的に取り組もうとすること。  常に専門分野で先駆者でありたいと願い、能力を超える ような高いレベルの目標に挑戦する意欲のこと。

MISSION

企業理念

 1910年、日立は茨城県にある鉱山機械の修理小屋で 創業しました。  日本がまだ外国の製品や技術に頼っていた時代に、 小平は、自分たちの技術力を信じ、たゆまぬ努力と尽きる ことのない情熱でモノづくりに挑戦し続けるチームを つくりました。  チームの原動力は、「優れた自主技術・製品の開発を 通じて社会に貢献する」という小平の高い志です。この 志こそが、日立グループの原点であり、「日立グループ・ アイデンティティ」の「企業理念」(MISSION)として、最上 位に位置づけられるものです。 日立製作所創業者 小平 浪平 創業時の修理小屋 日立鉱山発電所(1916年撮影)

VALUES

日立創業の精神

時代を超えてイノベーションを支える

Hitachi Group

Identity

(4)

社会とともに変化する日立の事業

Our Innovation

History

日立の歩み

 日立はいつの時代も、経済・社会・環境の変化に合わせて、社会が直面する課題にイノベーションで

応えてきました。自主技術によるプロダクトの開発・製造から始まり、モノづくりの過程で製造現場の

機器やシステムを動かす

Operational Technology

OT

、制御・運用技術)を磨いてきました。高度

成長期には、インフラを支える大規模なシステム構築を手掛け、

Information Technology

IT

、情報

技術)の開発にも積極的に取り組んできたことで、高度な制御・運用技術や生産技術、最先端の

IT

そして高品質・高信頼のプロダクトを有する、世界的にもユニークな企業へと変化してきました。その

原動力は、社会やお客様の期待に応えるため、幅広い分野で絶え間ない挑戦を続け、多彩な技術革新と

製品を生み出してきた日立のイノベーションです。

1910 創業、最初の製品である 5馬力電動機(モーター) 1932 電気冷蔵庫1号 1933 当時世界最大級のミルモーター (圧延用直流電動機) 1931 食糧難の時代に、肥料増産に 貢献した水電解槽 1924 国産初の大型電気機関車 1942 国産商用第1号電子顕微鏡 1965 国産コンピューター HITAC 5020システム 2001 筑波大学附属病院納めの 陽子線がん治療システム 1974 大型コンピューター HITAC Mシリーズ 2015 組織活性度を計測できる ウェアラブルセンサー 1982 ホログラフィー電子顕微鏡 1968 霞が関ビル納めの 当時日本国内最高速のエレベーター 1968 日本初のオールトランジスタ・ カラーテレビ 1964 当時世界初の時速200kmを 実現した新幹線車両 1972 列車運行管理システム 1974 国産第1号商用炉島根原子力発電所 2011 米国エドモンストンポンプ場納めの 当時世界最高レベルの高効率 大型ポンプ 2016 デジタルイノベーションを加速するソリューションLumadaを立ち上げ、 事業を開始 2004 ストレージシステム 2007 小型軽量な対話型ロボット 「EMIEW2」 2000 指静脈認証の実用化 1999 当時世界最高速の スーパーテクニカルサーバ 1979 銀行ATM量産1号機 1984 256kビットDRAMを量産化 1995 超広視野角スーパーTFT 液晶ディスプレイ   

1910

年代∼

OT

・プロダクト

展開

1960

年代∼

IT

展開

2010

年代∼

IoT

展開

* Internet of Things:モノのインターネット

(5)

プロダクト Lumadaの 社内活用 プラットフォーム を直接提供 競争力のある プロダクト提供 プロダクトを 直接提供 お客様に合わせて プロダクトを集め サービスで提供  2016年5月、日立は2018年度を最終年度とする「2018中期経営計画」を策定しました。グローバル社会の多様 なニーズに対応したサービスを開発・提供するフロント事業の拡大(売上比率40%)、グローバル事業の拡大(海外売 上比率55%超)などの目標を掲げ、社会イノベーション事業を軸として、「IoT時代のイノベーションパートナー 」と なるべく取り組みを進めています。  特にフロント事業の拡大にあたっては、「電力・エネルギー」「産業・流通・水」「アーバン」「金融・社会・ヘルスケア」を 注力分野として、デジタル技術を活用した進化した社会イノベーション事業をグローバルに展開していきます。  日立は、お客様やパートナーとの協創を加速し、社会が抱える課題に対する最適なソリューションを提供していきます。

日立の事業戦略

お客様のサービスに合わせたソリューションをフロントが柔軟に提供 プラットフォーム フロント

お客様

電力・エネルギー 産業・流通・水 アーバン 金融・社会・ヘルスケア

社会課題の解決

OT

制御・運用

IT

把握・分析・予測

プロダクト・システム

ハード・材料・EPCSI 電力機器 鉄道 コンサルティング SI プレエンジニアリング エンジニアリング 家電 エレベーター エスカレーター 自動車機器 産業機器 情報機器 他社品

企業理念の実現、それが社会イノベーション事業

Social Innovation

Business

 昨今の

IoT

AI

といった技術の進展は、ビジネスや人々の暮らしを大きく変えつつある一方、世界の

多くの地域で、高度化・複雑化・多様化した社会課題が顕在化しています。

 国連は、地球社会の共通課題の克服に向けて、

SDGs

(持続可能な開発目標)を提唱し、産業界にも

事業を通じた貢献を呼びかけています。

 日立の企業理念は

SDGs

がめざす価値を体現したものであり、まさしく、創業以来取り組んできた経営

テーマなのです。日立は、社会やお客様が抱えるさまざまな課題をステークホルダーと共有し、日立の

強みである

OT

IT

、プロダクト・システムを最大限に生かして社会課題の解決に貢献する、社会イノ

ベーション事業を強力に推進しています。

欧州

中国

アジア

北米

鉄道 建設機械 高機能材料 エレベーター・エスカレーター 自動車機器 建設機械 鉄道 産業機器/ソリューション ITプロダクト 建設機械 高機能材料 エレベーター・エスカレーター 自動車機器 建設機械 高機能材料

IoT

時代のイノベーションパートナーをめざす

2018

中期経営計画

各地域の主力事業

成長に向けた将来像

(6)

お客様

日立のデジタル

協創による課題解決

Lumada

のユースケース

 Lumadaは、産業分野を中心にユースケースを収集・公開し、お客様との協創を推し進めてきました。お客様との 協創の中で、課題やビジョンを共有してビジネスモデルをデザインし、検証・シミュレーションを通じて具現化することで、 新たな価値を創出していきます。また、2018年4月に立ち上げた日立グローバルデジタルホールディングス社を通じて、 グローバルでのデジタルソリューション展開をさらに加速していきます。 コペンハーゲンメトロの取り組み  日立は、欧州において鉄道を中心としたアーバン分野 に注力しています。車両や信号などの製品・システム 事業から、鉄道分野向けデジタルソリューション事業へ と拡大を図っており、現在デンマークで運行されている 無人運転地下鉄であるコペンハーゲンメトロのインフラ 保有会社であるMetroselskabet社とダイナミック ヘッドウェイソリューションの実証実験を行っています。 同ソリューションは、日立の鉄道システム事業における 子会社であるアンサルドSTS社の列車制御技術と日立 のデジタルおよびIoT技術を融合させたものです。  コペンハーゲンメトロでは、時間帯や周辺施設の状況 による需要変動が大きく、加えて、2019年には新路線 が開業する予定であり、既存路線の乗客数の大幅な増加 も予測されるため、車内混雑の解消が大きな課題でした。  Metroselskabet社は、日立グループの車両や信号 システムを長年採用するなど、日立とは長期的なパート ナーシップ関係にあります。これまでも24時間無人運行 など、日立は先進的なサービスを提供しています。  駅に設置されたセンサーから駅の混雑度を可視化して 乗客数の増減を分析し、その分析結果に基づいて列車 の運行本数を自動で最適化します。これにより、乗客に 対しては、混雑を緩和してより快適な交通移動を提供する とともに、事業者に対しては、列車運行をリアルタイム な需要に追従させることで、省エネや運行効率の向上な どによるコスト削減を実現します。

顧客協創による新たな価値の創出へ

Hitachi

Digital Solution

 日立は、省電力、高速化などプロダクトやシステムの性能向上により、お客様や社会課題の解決に

尽力してきました。しかし、人手不足やライフサイクルの多様化がもたらす、嗜好や価値観の複雑化・

多面化によって、モノづくりの現場では課題の発見そのものが困難となっています。

 そこで日立は、これまで培った

OT

IT

の実績、幅広い知見を生かし、お客様との協創による迅速な

価 値 創 出・課 題 解 決をめざすため、

2016

年にデジタルイノベーションを加 速 するソリューション

Lumada

」を開発しました。産業、鉄道、エネルギー、金融、ヘルスケアなど、幅広い事業分野での

実績からさまざまな専門知識やノウハウを蓄積し、これらを活用したデジタルソリューションを通じて、

より高度な課題を解決し、社会に革新をもたらしていきます。

 お客様のデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速する日立のデジタルソリューション

お客様との協創による新たな価値の創出

Lumada

OT

IT

IoT

パートナー ソリューション パートナー 国・地域・ コミュニティ

お客様の

OT

アセット

(現場データ)

お客様の

IT

アセット

(ビジネスデータ) お客様・パートナーとの協創 (NEXPERIENCEなど) 業種/業務ノウハウ (ソリューション、ユースケース) プラットフォーム製品とテクノロジー (IoTプラットフォーム)

協創

  

(7)

サステナビリティへの取り組み

社会イノベーション事業とサステナビリティ

 国連は2015年、貧困や不平等、不公正の撲滅、気候 変動への対応など2030年までに達成すべき17の目標 として「持続可能な開発目標(SDGs)」を採択しました。 SDGsの達成とより良い世界の構築に向けては、企業に 対しても、長期的視点に立った枠組みを策定し、積極的 にサステナビリティへの取り組みを推進することが期待 されています。  創業以来100年を超える日立の歴史は、創業者・小平 浪平の「優れた自主技術・ 製品の開発を通じて社会に 貢献する」という企業理念の上に築かれています。社会が 直面する課題に対応した製品やサービスの提供を通じて、 企業理念が掲げる使命を果たしてきました。  こうした理念のもと、日立はSDGsをはじめとする、社会 やお客様が抱えるさまざまな課題をステークホルダーと ともに把握し、これまで培ってきたインフラ技術と革新 的なIT技術を組み合わせて社会課題の解決に貢献する、 社会イノベーション事業を強力に推進しています。  社会イノベーション事業における革新的なソリューション や製品の提供を通じて、新たな経済・社会・環境価値を 創出することを経営戦略に据えるとともに、日立の事業 が社会・環境にもたらすネガティブインパクトを低減し、 社会・環境の変化による事業へのリスクを把握し、それに 対する強靭性の向上に努めます。

重要課題の特定

 2017年度、CEOを議長とする「サステナビリティ戦略 会議」において、SDGsの17目標とそれぞれにかかわる 事業が及ぼすリスクと機会についてISO26000や国連 グローバル・コンパクトなどの事項も踏まえて検討し、 日立が認識する重要社会課題として11目標を特定しま した。日立の事業戦略を通じてSDGsの達成に大きく 貢献できる目標として17の中から5つを、企業活動全体 で貢献すべき目標として6つの目標を特定しました。 企業活動全体で貢献すべき6つの目標は、企業としての サステナビリティに影響を与えるものであると考えます。  多岐にわたる事業分野をもつ日立は、SDGsの達成に 幅広く貢献できると考えています。そのため 、前記を 除く残り6つの目標に対しても、短・中期的にどのように 貢献できるかという点について、さらに検討していきます。 日立は、SDGsのそれぞれの目標は相互にかかわっている と理解しており、SDGsの17の目標すべての達成に向 けて、直接的、間接的に貢献していきます。

事業戦略で貢献する目標

 「サステナビリティ戦略会議」で「事業戦略で貢献する 目標」を選定するにあたり、各ビジネスユニット、主要 グループ会社では、SDGsの17の目標と169のターゲット について、主要事業を通じて達成にいかに貢献できるか を約1年間かけて検討しました。その結果、5つの目標 への貢献が大きいことが分かりました。  これら5つの目標は、社会イノベーション事業の注力 4事業分野「電力・エネルギー」「産業・流通・水」「アーバン」 「金融・社会・ヘルスケア」に密接に関連しています。それ ぞれの目標達成への取り組みは日立にとってのビジネス 機会であると同時に、事業を通じた新たな社会的価値の 創出につながると捉え、さらに社会イノベーション事業 を推進していきます。

企業活動全体で貢献する目標

 日立はまた 、ステークホルダー の皆様からの期待に 応えるとともに、社会に対する責任を果たすため、企業 活動全体で達成に取り組むものとして6つの目標を特定 しました。  活動の推進にあたっては 、日立グループ行動規範、 日立グループ人権方針、日立環境イノベーション2050 などの経営方針との整合を図りながら、それぞれの取り 組みについてグループ全体での具体的な目標値を設定 した上で、着実に実行していきます。

日立は、社会イノベーション事業を通じて、

さまざまな課題を解決するとともに、

SDGs

の達成に貢献し、人々の

Quality of Life

向上をめざします。

Hitachi Social Innovation Business 日立はSDGsのすべての 目標の達成に対して 直接的もしくは間接的に貢献 日立は責任ある企業活動と社会イノベーション事業を通じて、 社会が直面する課題に率先して応え、SDGsの達成に貢献します。 企業活動全体で貢献する目標 事業戦略で貢献する目標

SDGs

への貢献

(8)

事業戦略で貢献

社会イノベーション事業を通じた、新たな社会的価値創出の事例をご紹介します。

お客様との協創によるイノベーション

目標9 強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

持続可能な社会を支えるエネルギー

目標7 すべての人に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

誰もが暮らしやすいまちづくり

目標11 都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

新たな価値を生み出す金融サービス

目標9 強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

地域に根ざした水環境ソリューション

目標6 すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

健康で安心して暮らせる社会の実現

目標3 あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

IoT

を活用したスマートマニュファクチャリング

 空調機器のグローバルリーディングカンパニーであるダイキンは、国・地域 をまたいだ生産性や品質のさらなる向上、熟練技能の伝承を重要課題と位置 づけてきました。特に、空調機器内部には、冷媒が通る銅管が詰まっており、 熱に弱い銅管を接続するにはろう付けと呼ばれる技能が必要ですが、テキスト や実技だけでは伝わらない要素も多く、効率的な技能伝承が困難でした。そこ で 日 立 は、Lumadaを 活 用し熟 練 技 術 者と訓 練 者 の 技 能 をMan(人)・ Machine(設備)・Material (材料)という3Mの観点から定量的に評価できる、 ろう付け技能訓練支援システムを開発しました。このシステムは、2017年10 月にダイキンの滋賀製作所ですでに運用開始され、今後ほかの国内拠点や 海外拠点でも順次展開する予定です。

クリーンな風力発電

 日立では、従来の2MWクラス風力発電システムに加えて、2015年に洋上 発電所向けの5.2MWの大型ダウンウィンド型風力発電システムを開発しま した。また 、2016年には翼長を伸ばすことで受風面積を拡大し、年間平均 風速7.5m/s未満の低風速地域でも発電量を増加できるHTW5.2-136を ラインアップに加えました。これによりお客様の幅広いニーズに対応し、今後も 拡大が見込まれる風力発電システム市場で積極的に事業を展開していきます。 日本国内では、これまで325基を受注し、198基*が稼働中です。日立は、社 会インフラを支える電力システムの提供を通じて、低炭素社会の実現に貢献し ていきます。 * 2018年6月末現在

英国における鉄道システムの更新プロジェクト

 英国の都市間高速鉄道計画「IEP」を通じ、日立は従来の車両と比較して旅客 輸送能力、信頼性、保守性および環境面で大幅に進化させた新型車両866両 を納めています。また、運行時間も短縮され、都市間接続も改善されます。

金融機関との協創によるサービス創出

 ファイナンシャル・デバイド*1解消に向けて、中小企業向けレンディング(資 金調達支援)サービスの提供、融資審査サービスの改善、最新ビジネスマッチ ングサービスに対するPoC*2検証など、AIやビッグデータなどのデジタル技 術を活用したサービスを提供しています。  また、ブロックチェーン分野では、ブロックチェーン技術の利用環境を提供 するクラウドサービス、サプライチェーン領域におけるブロックチェーン技術 の活用に関する共同実証などの取り組みを進めています。 *1 ファイナンシャル・デバイド:金融サービスへのアクセスや金融知識の有無によって生じる格差 *2 PoC:Proof of Conceptの略。新たな概念やアイデア実現の可能性を確かめるために実施する、

簡単または部分的な試行

RemixWater

」による水ソリューション事業のグローバル展開

 日立の「RemixWater」は、海水淡水化と下水再利用のプロセスを統合した 工業用水や生活用水向け(飲料水レベル)の新しい省エネルギー・低環境負荷 型の造水システムです。「RemixWater」は2016年、南アフリカ共和国第3の 都市ダーバンで工事を開始、事業期間は4年間を予定しています。(NEDO* 実証事業) * NEDO:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

iMRI

を使った外科療法効果の改善

 日立が開発した術中MRIシステム(iMRI)は、デジタル手術支援ソリューション の中核技術の一つで、手術中に取り残した病変がないか確認ができるように するものです。ここで用いる永久磁石型オープンMRIは、従来の超電導型 高磁場MRIと比べ、ランニングコストを30%削減できるばかりでなく、高画 質な撮像ができるという特長があります。その有用性から日立のオープン MRIは広く用いられ、多くの患者が質の高いヘルスケアサービスを受けること ができるようになりました。日立はさらなるiMRIの普及をめざし、途上国にお いて医療従事者を対象としたiMRI活用のための運用教育支援も行っています。 SDGsへの貢献

(9)

環境戦略

目標13 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

環境ビジョンと環境長期目標「日立環境イノベーション

2050

 世界共通の長期目標として温暖化を2℃未満に抑える という目標や1.5℃に抑える努力の追求など、意欲的な内 容を盛り込んだ「パリ協定」が2016年に発効されていま す。気候変動、資源の枯渇、生態系の破壊など、さまざま な環境課題が深刻化する中、企業の環境負荷軽減への要 請や期待はますます高まっています。  日立は、このようなグローバルな要請と自らの経営方 針を踏まえ、「環境ビジョン」を策定し、生活の質(Quality of Life)の向上と持続可能な社会の両立を長期的に実現 していくことを宣言するとともに、環境経営を推進して「低 炭素社会」「高度循環社会」「自然共生社会」の実現をめざ していくことを明確にしました。さらに、「環境ビジョン」 がめざす3つの社会を実現していくため、2030年・2050 年を見据えた日立の決意を示す環境長期目標「日立環境 イノベーション2050」を策定しています。

「低炭素ビジネス」の拡大を通じた気候変動への対応

 温室効果ガスの排出量の削減を高いレベルで実現する ため、バリューチェーン全体でのCO2排出量を2010年度 比で2030年度までに50%、2050年度までに80%削減 するという目標を策定しました。日立のバリューチェーン 全体の中では、販売した製品・サービスが使用される際 に排出されるCO2排出量が多いことから、製品・サービス 使用時のCO2排出量の削減、つまり、低炭素ビジネスの 拡大に注力しています。  日立は、Lumadaを基盤とするデジタルソリューション によって、ビジネスユニット・グループ会社の強みを統合 するとともに、お客様やパートナーとの協創を通じて「低 炭素ビジネス」を拡大していきます。 低炭素社会をめざすために 高度循環社会をめざすために 自然共生社会をめざすために 自然資本へのインパクトの バリューチェーンを通じてCO2排出量 お客様や社会とともに 長期目標を実現するために、 3年ごとに環境活動項目と目標を設定 日立環境イノベーション

2050

削減 2050年度 削減 2030年度 (2010年度比) 水・資源循環型社会を構築 水・資源利用効率 2050年度 改善 (日立グループ内 2010年度比)

社会イノベーション事業に資する人づくり

目標4 すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

グローバル人財マネジメントの推進

 「IoT時代のイノベーションパートナー」をめざす日立は、 人財と組織のパフォーマンスを最大化するため、日立全 体でグローバル人財マネジメント戦略を展開しています。 その一環として 、日本国外の工場作業員を除く日立の グループ従業員を対象とする「グローバル人財データ ベース」を構築し、日本国内外のグループ全体の人財を 可視化し、人的リソース配分などのマクロ経営に関する 数値を把握できるようになりました。事業の目標と個人の 目標を連動させ、事業と個人双方の継続的な向上・成長に つなげていくパフォーマンスマネジメントシステムを、 日立製作所をはじめ海外を含めた一部のグループ会社 に導入し対象会社を拡大しています。  グローバルな事業成長を目的とした人財育成の仕組み にも力を入れています。2015年度よりグループ・グローバ ル 共 通 のラーニング マネジメントシステム「Hitachi University」を導入し、世界中の日立グループ従業員を 対象にした学習のプラットフォームを構築しました。さまざ まなコンテンツを学習し、一人ひとりの能力を高めることで、 世界中の日立グループ従業員が社会に貢献することをめざ しています。

次世代の人財育成

 

 日立グループおよび日立財団は、科学技術を応用し、 これからの社会課題に挑む力をもった次世代人財を育成 するため、STEM*教育をグローバルで実施しています。 国内では、日立グループ各社の協力による「日立サイエ ンス・セミナー」の実施のほか、スーパーサイエンスハイ スクール(SSH)への科学技術アドバイザーとして研究員 の派遣や、従業員ボランティアによる理科教育支援活動を 行っています。北米地域では、日立ハイテクノロジーズ アメリカ社が同社の「STEM教育支援プログラム」を通じ て、地域の学校、大学、教員研修カンファレンス、科学博 物館ほか、教育に取り組む組織に卓上顕微鏡を貸し出 し、科学への興味関心の向上に貢献しています。2017 年度は全米10州において、100件以上のプログラムを 実施しました。このほか、中国、韓国、シンガポールなど のアジア地域においても、現地の日立ハイテクグループ の従業員が独自に卓上顕微鏡を活用した活動を企画・実 施したほか、ウクライナ、ロシアにも活動の範囲を拡大 しました。日立インド社では、インド国内のSTEM推進に 貢献しているNGOと連携し中高生を対象に科学的思考と 課題解決力、起業家精神を醸成するSTEM教育プログラム 「UJJAWAL MIRAI (明るい未来)」を実施しています。 今後も、社会に変革を起こす次世代人財育成に取り組ん でいきます。

* STEM:Science, Technology, Engineering, Mathematicsの略称。科 学技術・工学・数学分野の教育を指す 卓上顕微鏡を用いた中学生向けSTEM活動(ロシア) オフィス、ファクトリー (ビルトータルソリューション、 スマートマニュファクチャリング) 非化石エネルギーシステム 鉄道システム、自動車機器 産業機器、高機能材料 空間の低炭素化 モビリティの低炭素化 低炭素プロダクツ エネルギーの低炭素化 Lumadaを基盤とするデジタルソリューション

企業活動全体で貢献

ステークホルダーからの期待やグローバルな規範への対応事例をご紹介します。 SDGsへの貢献 風力発電システム エレベーター   エスカレーター 鉄道車両 アモルファス変圧器 日立の注力する「低炭素ビジネス」

(10)

ダイバーシティ&インクルージョン

目標5 ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

持続可能なバリューチェーンの構築

目標12 持続可能な消費と生産のパターンを確保する

ステークホルダーとの協創

目標17 持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

人権の尊重

目標8 すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、 生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する

イノベーションの源泉としての

D&I

 ダイバーシティはイノベーションの源泉であり、日立の 成長エンジンです。性別・国籍・職歴・年齢・性的指向・ 価値観といった違いを「その人がもつ個性」と捉え、それ ぞれの個性を尊重し、組織の強みとなるよう生かすことで、 個人と組織の持続的成長につなげることが日立のダイ バーシティ&インクルージョンです。1990年代以降、 仕事と育児・介護との両立支援制度を整備するなど、 社会の動きに先駆けて、女性をはじめとする多様な人財 の活躍支援に取り組んできました。  現在は「ダイバーシティ for NEXT 100」というスローガ ンのもと、ダイバーシティマネジメントを経営戦略と位置 づけて推進しています。具体的には 、女性をはじめと する多様な人財が、経営や事業をマネジメントする立場 で最大限に力を発揮できる環境づくりを推進しています。  日立製作所では、より多くの女性従業員が指導的立場 に就いたり、経営の意思決定に参画したりできるよう、 役員および管理職における女性の登用について、2つの 目標(KPI)を策定しています。役員については、2013年度 に「2015年度までに女性社員を役員に登用する」という 目標を掲げ 、2015年4月に1人を役員級の理事に登用 しました。この取り組みを引き続き推進し、より一層多様 な意見・価値観を経営に反映させることをめざし、「役員 層*1の女性比率を、2020年度までに10%にする」*2とい う目標を定め、2017年度に社外に公表しました。また、 これまで継続してきた女性を管理職に登用する取り組み については、2020年度までに、2012年度比で2倍の800 人にすることをめざしています。これらは、日立が今まで 以上に女性人財の活用を推進し、ダイバーシティマネジ メントの強化を図るという社内外へのコミットメントです。 *1 執行役および理事など社内で役員級としている役職 *2 女性登用と併せて「役員層の外国人比率を10%にする」という目標も設定

CSR

調達の推進

 日立製作所は、国連グローバル・コンパクトの原則に 則り、雇用と職業における差別の撤廃、児童労働・強制 労働の排除、環境保全活動を遵守項目に加えた「購買 取引行動指針」を調達基本方針として定めています。 サプライチェーンにおけるグローバルな課題をグループ 各社と共有しながら調達活動を行い 、グループ各社も この指針に則って活動しています。サプライヤーとの新規 取引にあたっては、「購買取引行動指針」に基づいた選定 を徹底しています。

 また、2016年度はResponsible Business Alliance

(RBA:旧EICC)の「Code of Conduct Version 5.1」を 参考に「日立グループサプライチェーン CSR調達ガイド ライン」として全面改訂しました。ビジネスユニットおよ びグループ各社のサプライヤー合計約3万社に配布し 周知徹底を図るとともに、内容を理解した旨を書面で入手 しています。1次サプライヤーに対しては、2次サプライ ヤーに対して本ガイドラインに定めた事項についてその 内容を遵守しているか確認するよう求めています。本ガ イドラインは今後も定期的に更新し、企業のサプライ チェーンマネジメントに対する国際社会からの要望を常に 取り入れていきます。また、CSRモニタリング(自己点検) とCSR監査を定期的に行い、関連するリスクや課題を診 断し、サプライヤーがガイドラインを遵守しているか確認 しています。さらにグリーン調達システム「A Gree’Net」 を構築し、製品に含まれる化学物質情報など、環境に関す る情報をサプライヤーから随時入手し、適切な管理を実 施しています。

オープンイノベーションの推進

 2016年、日立は東京大学とともに「日立東大ラボ」を 設置しました。従来の課題解決型の産学連携から発想 を転換し、日本政府が提唱する「超スマート社会」の実現 (Society 5.0)に向けたビジョンを創生・発信し、オープ ンイノベーションで課題解決に取り組みます。新たな オープンイノベーションの先駆けとして 、ICTの発展、 スマートトランスフォーメーションなどを融合した分野 で協創を推進しています。また、将来の社会課題を解決 するためのイノベーションが必要であるという共通認 識のもと、日本国内にさらに3つの共同研究拠点を設置 しました。

人権への取り組み

 日立は、すべてのステークホルダーの人権を尊重した バリューチェーンを実現するため、人権に関する国際規範 を尊重することを掲げた「日立グル ー プ人権方針」を 策定し、全役員・従業員を対象とした啓発活動を継続的 に実施するなど、人権侵害を起こさない組織づくりを、 経営陣が先導して推進しています。また、同方針に基づき、 日立が抱える多様な事業の現場に即し、人権リスクを的確 に把握し、緩和・軽減するための仕組みの構築を進めて います。 男女雇用機会均等法など、法的な強制力によって差別を 禁止する段階 既存の組織文化や制度、手法、慣行などに、マイノリティ を一方的に順応(同化)させている段階 差別や偏見に対する教育などを通し、企業や組織が積極的 に多様性をありのままに受け入れて理解し、尊重する段階 多様な人財の能力を企業の競争優位につなげるため 、 経営戦略の一環として組織全体の変革に取り組む段階 STEP 4 競争優位 経営戦略としてダイバーシティを推進 STEP 3 多様性尊重 STEP 2 法対応 STEP 1 同化 対象範囲の広がり ダイバーシティマネジメントレベルの深化 性別など 女性/男性・家族構成(既婚/未婚) 年齢など 高齢者/中年者/若年者 障がい (身体・知的・精神)障がい者 LGBT レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・ トランスジェンダー 国籍など 国籍・人種・民族・言語 ダイバーシティマネジメントレベルの深化と対象範囲の広がり SDGsへの貢献

(11)

事業セグメント

人々の生活を支える鉄道車両・運行管理システム、発電シ ステム・送変電システムに加え、エレベーター・エスカ レーターや水ソリューションのほか、製造現場を高度化 する産業ソリューションや機器を提供し、高い信頼性に よる豊富な実績を積み重ねてきました。デジタル技術を 活用し、お客様の課題や多様化するニーズに合わせた 最適なソリューションをグローバルに提供していきます。 これまで培ってきた技術力とノウハウを生かし、土木・ 建築、ビルなどの解体、鉱山採掘など、お客様の幅広い ニーズに応え、油圧ショベルをはじめとする建設機械 の販売からサ ー ビス・メンテナンスまでを一貫した ソリューションとしてグローバルに提供しています。 金融をはじめとした幅広い事業分野で得た豊富なノウ ハウと先進のITを融合することで、コンサルティング からシステム構築、運用・保守・サポートまでのシステム ライフサイクル全体を通じて、お客様の多様なニーズに 対応するITサービスを提供しています。 最先端技術を活用し、情報社会を支える半導体製造 装置、計測・分析装置や放送・映像システム、無線通信 システム、人々の健康な生活をサポートするヘルスケア ソリューションを提供しています 。 デジタルソリューションの取り組み 超電導MRI装置向けに故障予兆診断サ ービスを提供し ています 。壊れる前に修理する「予知保守」により、装置 が使用できない時間を短縮し、病院の検査業務の効率 を改善させるとともに、患者が安心して検査を受けられる 環境を提供します 。 デジタルソリューションの取り組み 製造業のお客様に対して、スマートマニュファクチャリングを 実現するソリューションを提供しています。IoTを活用した 製造現場・作業進捗の見える化や、最適な生産計画のシミュ レーター導入などにより、製造現場の生産性向上に貢献 しています 。 デジタルソリューションの取り組み エネルギー・設備情報を一元管理する統合マネジメント サービス「EMilia(エミリア)」を、国内5工場において導入 しています。「EMilia」は、省エネや業務効率の向上、BCP (事業継続計画)などを実現します。

社会・産業システム

建設機械

情報・通信システム

電子装置・システム

主な製品・サービス システムインテグレーション、コンサルティング、クラウドサービス、サーバ、ストレージ、ソフトウェア、通信ネットワーク、ATM 主要な連結子会社(2018年3月31日現在)

日立情報通信エンジニアリング、日立オムロンターミナルソリューションズ、 Hitachi Computer Products(America)、日立金融設備系統(深圳)、日立ソリューションズ、日立システムズ、 Hitachi Consulting、Hitachi Information & Telecommunication Systems Global Holding*、Hitachi Payment Services 、Hitachi Vantara

* Hitachi Information & Telecommunication Systems Global Holding Corporationは、2018年4月1日付で、Hitachi Global Digital Holdings Corporationに商号変更しました。

主な製品・サービス 半導体製造装置、計測・分析装置、先端産業部材、医療機器 主要な連結子会社(2018年3月31日現在) 日立ハイテクノロジーズ、日立国際電気* * 日立国際電気は、2018年5月31日に当社が保有する株式の全部を譲渡し、その後、同年6月4日に当社が同社株式の一部を再取得したことにより、当社の持分法適用会社となりました。 主な製品・サービス 製造業・流通業向けシステム、水処理システム、産業用機器、エレベーター、エスカレーター、鉄道システム、原子力発電システム、再生可能エネルギー発電システム、送変電システム 主要な連結子会社(2018年3月31日現在) 日立GEニュークリア・エナジー、日立産機システム、日立電梯(中国)、日立ビルシステム、日立産業制御ソリューションズ、日立プラントコンストラクション、日立プラントサービス、 日立パワーソリューションズ、Hitachi Rail Europe 、Horizon Nuclear Power 、Sullair US Purchaser

主な製品・サービス 油圧ショベル、ホイールローダ、マイニング機械 主要な連結子会社(2018年3月31日現在) 日立建機 フラッシュストレージ 英国都市間高速鉄道計画 (IEP)向け車両Class 800 鉱山用超大型油圧ショベルとダンプトラック 粒子線治療システム 5.2MWダウンウィンド型風力発電システム ホイールローダ 標準型エレベーター 「アーバンエース」 ハイブリッド油圧ショベル 指静脈認証装置 ATM 現金自動取引装置「 AKe-S」 高分解能FEB測長装置 超音波診断装置 デジタルソリューションの取り組み 監視カメラ画像を活用した人流可視化ソリューションは、 日立の画像解析技術により、動いている人、止まっている人 を自動的に解析し、一人ひとりのカメラ画像を人型のアイ コン画像に置換して混雑状況を可視化することで、プラ イバシーに配慮したサービスを実現しています。

(12)

光ディスクドライブなどの製造・販売のほか、不動産の 分譲販売や賃貸、オフィス・商業ビルの管理サービスなど を手がけています。 社会と皆様の生活課題の解決をめざして、キッチン・ 家事製品、照明・住宅設備機器、冷凍・空調機器を通じた ソリューション・サービスを提供しています。また、製品 の省エネルギ ー性能の向上や環境負荷の低減など 、 社会課題の解決にも貢献します 。 デジタルソリューションの取り組み 空調・冷熱システムとさまざまなデータやノウハウを掛け 合わせて活用することで、故障につながる変化(予兆)を 検出して的確に予防保全する遠隔監視サービス「Exiida (エクシーダ)」を展開しています。

その他

生活・エコシステム

主な製品・サービス 冷蔵庫、洗濯機、掃除機、ルームエアコン、業務用空調機器 主要な連結子会社(2018年3月31日現在)

日立アプライアンス、Hitachi Consumer Products(Thailand)、日立コンシューマ・マーケティング

主な製品・サービス

光ディスクドライブ、不動産の管理・売買・賃貸

主要な連結子会社(2018年3月31日現在)*

日立エルジーデータストレージ、日立ライフ、日立アーバンインベストメント、Hitachi America 、Hitachi Asia 、日立(中国)、Hitachi Europe 、Hitachi India

* Hitachi America, Ltd. 、Hitachi Asia Ltd. 、日立(中国)有限公司、Hitachi Europe Ltd.およびHitachi India Pvt. Ltd.は、当グループの米州、アジア、中国、欧州およびインドに おける地域統括会社であり、当グループの製品を販売しています。 ドラム式洗濯乾燥機 「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」 ロボットクリーナー 「 minimaru(ミニマル)」 大容量冷蔵庫「真空チルド」HWシリーズ 光ディスクドライブ *1 当社の連結財務諸表は、国際財務報告基準(IFRS)に基づいて作成しています。 *2 各部門の売上収益は、部門間内部売上収益を含んでいます。

事業部門別売上収益/構成比

*1、2 (2018年3月期)

93,686

億円

部門別売上収益 小計101,861億円 20% 23% 11% 9% 16% 10% 5% 6% 情報・通信システム 20,089億円 社会・産業システム 23,750億円 電子装置・システム 10,865億円 建設機械 9,591億円 高機能材料 16,575億円 オートモティブシステム 10,010億円 生活・エコシステム 5,401億円 その他 5,577億円 「人・クルマ・社会」に新たな価値を創造し、豊かな社会 の実現に貢献するため、環境や安全分野の領域における 技術開発を加速、日立グループの情報・安全技術や社会 インフラ・サービスを統合した「先進車両制御システム」 を進化させ、「環境保全」「事故撲滅」「渋滞解消」などの 社会ニーズ対応に取り組んでいます。 これまで蓄積した技術力とノウハウを生かし、半導体・ ディスプレイ用材料、合成樹脂加工品、特殊鋼、磁性材料、 素形材、電線・ケーブルなど、幅広い材料・部品を手掛け、 自動車やIT・家電、産業・社会インフラ関連分野などに おける各種製品の高度な機能を支えています。アジア、 北米、欧州などで事業を展開しています。 デジタルソリューションの取り組み 日立化成では 、短納期かつ季節性の需要変動の激しい ビジネス環境における製品の在庫切れを防止するため、 情報可視化ソリューションを構築しています。これにより 適正な生産計画・在庫管理を行い 、欠品ゼロを達成して います 。 デジタルソリューションの取り組み 自動車のエレクトロニクス化に伴いソフトウェア比率が 増加する中、自動車の製造後もタイムリーにソフトウェア を更新していくことが必要となります 。そこで、無線を 活用したOTA(Over The Air)による自動車ソフトウェア 更新ソリューションを提供しています 。

オートモティブシステム

高機能材料

主な製品・サービス 半導体・ディスプレイ用材料、配線板・関連材料、自動車部品、蓄電デバイス、特殊鋼製品、磁性材料、素形材部品、電線材料 主要な連結子会社(2018年3月31日現在) 日立化成、日立金属 主な製品・サービス エンジンマネジメントシステム、エレクトリックパワートレインシステム、走行制御システム、 車載情報システム 主要な連結子会社(2018年3月31日現在) ハイブリッド車用モーター ネオジム・鉄・ボロン系焼結磁石 「 NEOMAX® アイドリングストップ車用バッテリー 「 Tuflong G3」 アモルファス金属 ADAS*1 ECU*2 ステレオカメラ

*1 ADAS:Advanced Driver Assistance System(先進運転支援システム) *2 ECU:Electronic Control Unit(電子制御ユニット)

(13)

〒100-8280 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号  電話(03)3258-1111(大代表) www.hitachi.co.jp Webサイトのご紹介 日立Webサイト www.hitachi.co.jp 日立Webサイトでは、IR情報やサステナビリティなどの企業 情報や、日立グループの製品・サービス情報など、さまざま なコンテンツを公開しています。 グローバルブランドキャンペーン 社会イノベーション事業によってIoT時代の社会・産業の変革をリードしていく日立のコミットメントを示すため、 「Hitachi Social Innovation」をキャンペーンロゴとし、「2018中期経営計画」でめざす日立の思いを

「THE FUTURE IS OPEN TO SUGGESTIONS(未来は、オープンだ。アイデアで変えられる。)」のキャッチコピーに込めています。

日立ブランドチャンネル www.youtube.com/user/HitachiBrandChannel 動画投稿サイト「YouTube」に公開している日立グループ の公式YouTubeチャンネルです。日立グループの社会イノ ベーション事業をはじめ、CSR、歴史・文化、PR活動などを、 動画を通して紹介しています。 社会イノベーション事業サイト social-innovation.hitachi 世界中で日立グループが取り組む社会イノベーション事業に 関する情報をまとめたサイトです。プロジェクト事例やイベ ント、キャンペーン情報などを、11言語で展開しています。

参照

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