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(1)

BEA

WebLogic

Server

WebLogic Enterprise

Connectivity

ユー

ザーズ

ガイ ド (非推

奨)

(2)

著作権

Copyright © 2002 BEA Systems, Inc. All Rights Reserved.

限定的権利条項

本ソフトウェアおよびマニュアルは、BEA Systems, Inc. 又は日本ビー・イー・エー・システムズ 株式会社(以下、「BEA」といいます)の使用許諾契約に基づいて提供され、その内容に同意す る場合にのみ使用することができ、同契約の条項通りにのみ使用またはコピーすることができま す。同契約で明示的に許可されている以外の方法で同ソフトウェアをコピーすることは法律に違 反します。このマニュアルの一部または全部を、BEA からの書面による事前の同意なしに、複 写、複製、翻訳、あるいはいかなる電子媒体または機械可読形式への変換も行うことはできませ ん。 米国政府による使用、複製もしくは開示は、BEA の使用許諾契約、および FAR 52.227-19 の 「Commercial Computer Software-Restricted Rights」条項のサブパラグラフ (c)(1)、DFARS

252.227-7013 の「Rights in Technical Data and Computer Software」条項のサブパラグラフ (c)(1)(ii) 、NASA FAR 補遺 16-52.227-86 の「Commercial Computer Software--Licensing」条項の

サブパラグラフ (d)、もしくはそれらと同等の条項で定める制限の対象となります。 このマニュアルに記載されている内容は予告なく変更されることがあり、また BEA による責務を 意味するものではありません。本ソフトウェアおよびマニュアルは「現状のまま」提供され、商 品性や特定用途への適合性を始めとする(ただし、これらには限定されない)いかなる種類の保 証も与えません。さらに、BEA は、正当性、正確さ、信頼性などについて、本ソフトウェアまた はマニュアルの使用もしくは使用結果に関していかなる確約、保証、あるいは表明も行いません。

商標または登録商標

BEA、Jolt、Tuxedo、および WebLogic は BEA Systems, Inc. の登録商標です。BEA Builder、BEA Campaign Manager for WebLogic、BEA eLink、BEA Manager、BEA WebLogic Commerce Server、 BEA WebLogic Enterprise、BEA WebLogic Enterprise Platform、BEA WebLogic Express、BEA WebLogic Integration、BEA WebLogic Personalization Server、BEA WebLogic Platform、BEA WebLogic Portal、BEA WebLogic Server、BEA WebLogic Workshop、および How Business Becomes E-Business は、BEA Systems, Inc の商標です。

その他の商標はすべて、関係各社がその権利を有します。

WebLogic Enterprise Connectivity ユーザーズ ガイド(非推奨)

パート番号 マニュアルの改訂 ソフトウェアのバージョン

(3)

目次

このマニュアルの内容

対象読者... v e-docs Web サイト ... v このマニュアルの印刷方法 ... vi サポート情報 ...vi 表記規則...vii

1.

WebLogic Enterprise Connectivity

の概要

WLEC の非推奨 ...1-2 BEA Tuxedo の CORBA 環境 ...1-2 BEA Tuxedo 製品の CORBA オブジェクト...1-2

ドメイン、トランザクション、およびトランザクション コンテキスト...1-3 環境オブジェクト ...1-4

IIOP と IIOP リスナ / ハンドラ...1-5 BEA Tuxedo の CORBA 環境に関する詳細情報 ...1-6 WebLogic Enterprise Connectivity とは ...1-6 WebLogic Enterprise Connectivity の主要な機能 ...1-6 WebLogic Enterprise Connectivity システム アーキテクチャ...1-7 WebLogic Enterprise Connectivity コンポーネントにおけるクライアントと

サーバ ...1-8

WLEC 接続プール...1-8 WebLogic Enterprise Connectivity コンポーネントがサポートする BEA

Tuxedo セキュリティ機能...1-9

セキュリティ コンテキストの伝播...1-10 接続障害の処理 ...1-11

2.

CORBA

オブジェクトを呼び出す

WebLogic Server

クラ

イアントの作成

始める前に...2-1

WLEC 接続プールのコンフィグレーション...2-2 BEA Tuxedo CORBA オブジェクトへのアクセス ...2-6

(4)

手順 1. クライアント スタブを作成する...2-7 手順 2. Java パッケージをインポートする...2-7 手順 3. WebLogic Server クライアントを BEA Tuxedo ドメインに接続す る...2-7 手順 4. BEA Tuxedo CORBA のオブジェクト参照を取得する...2-8 手順 5. トランザクションを開始する(オプション)...2-9 手順 6. BEA Tuxedo CORBA オブジェクトとその操作にアクセスする .

2-10 手順 7. トランザクションを終了する(オプション)...2-11 トランザクションに関する詳細情報 ...2-11 マルチスレッド処理...2-11 複数のアクティブな WLEC 接続プール ...2-12 アクティブなトランザクションと接続の関係...2-13 トランザクションの管理 ...2-13

(5)

このマニュ アルの内容

こ のマニ ュ アルでは、 BEA WebLogic Server™ 製品の WebLogic Enterprise

Connectivity (WLEC) コ ンポーネン ト の使い方について説明し ます。こ の製品

は非推奨にな り 、 現在はサポー ト さ れていません。 こ のマニ ュ アルの内容は以下の と お り です。

 第 1 章 「WebLogic Enterprise Connectivity の概要」 では、 BEA Tuxedo™ 製 品におけ る CORBA 環境および WLEC コ ンポーネン ト の概要について説明 し ます。 CORBA 環境 と WLEC コ ンポーネン ト が対話する方法について も説 明し ます。

 第 2 章 「CORBA オブジ ェ ク ト を呼び出す WebLogic Server ク ラ イ アン ト の 作成」 では、 WebLogic Server か ら BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト への ア ク セ スに必要な手順について説明し ます。

対象読者

こ のマニ ュ アルは、 WebLogic Server ク ラ イ アン ト (サーブレ ッ ト 、 EJB、 JSP、 ま たは RMI オブジ ェ ク ト ) か ら BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト を呼び出す プ ロ グ ラ マを対象 と し ています。 WLEC コ ンポーネン ト は、 WebLogic Server で 確立 さ れたセキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト を BEA Tuxedo ド メ イ ンへ伝播する メ カ ニズ ムを提供し ます。

e-docs Web

サイ ト

BEA WebLogic Server 製品の ド キ ュ メ ン ト は、 BEA の Web サ イ ト で入手で き ま

(6)

このマニュ アルの印刷方法

Web ブ ラ ウザの [ フ ァ イ ル|印刷 ] オプシ ョ ン を使用する と 、 Web ブ ラ ウザか ら こ のマニ ュ アルのフ ァ イルを一度に 1 つずつ印刷で き ます。 こ のマニ ュ アルの PDF 版は、 Web サ イ ト で入手でき ます。 PDF を Adobe Acrobat Reader で開 く と 、 マニ ュ アルの全体 (ま たは一部分) を書籍の形式で印 刷で き ます。 PDF を表示するには、 WebLogic Server ド キ ュ メ ン ト のホーム ペー ジ を開き、 [ ド キ ュ メ ン ト のダ ウ ン ロー ド ] を ク リ ッ ク し て、 印刷する マニ ュ ア ルを選択し ます。

Adobe Acrobat Reader は Adobe の Web サ イ ト (http://www.adobe.co.jp) で無料

で入手で き ます。

サポー ト 情報

BEA WebLogic Server の ド キ ュ メ ン ト に関するユーザか ら のフ ィ ー ド バ ッ ク は弊

社に と っ て非常に重要です。質問や意見などがあれば、 電子 メ ールで

docsupport-jp@beasys.com までお送 り く だ さ い。寄せられた意見について

は、WebLogic Server ド キ ュ メ ン ト を作成および改訂する BEA の専門の担当者が 直に目を通し ます。

電子 メ ールの メ ッ セージには、 ご使用の ソ フ ト ウ ェ アの名前 と バージ ョ ン、 およ び ド キ ュ メ ン ト の タ イ ト ル と 日付をお書き添え く だ さ い。

本バージ ョ ンの BEA WebLogic Server について不明な点があ る場合、 ま たは

BEA WebLogic Server の イ ン ス ト ールおよび動作に問題があ る場合は、 BEA WebSupport (www.bea.com) を通じ て BEA カ ス タ マ サポー ト までお問い合わせ

く だ さ い。 カ ス タマ サポー ト への連絡方法については、 製品パ ッ ケージに同梱 さ れてい る カ ス タマ サポー ト カー ド に も記載 さ れてい ます。

カ ス タマ サポー ト では以下の情報をお尋ねし ますので、 お問い合わせの際はあ ら か じ めご用意 く だ さ い。

(7)

 会社の名前 と 住所  お使いの機種 と コー ド 番号  製品の名前 と バージ ョ ン  問題の状況 と 表示さ れ るエ ラー メ ッ セージの内容

表記規則

こ のマニ ュ アルでは、 全体を通し て以下の表記規則が使用 さ れています。 表記法 適用 太字のテキ ス ト 用語集で定義 さ れてい る用語を示す。 〔Ctrl〕 + 〔Tab〕 複数のキーを同時に押す こ と を示す。 斜体 強調ま たは書籍の タ イ ト ルを示す。 等幅テキスト コー ド サンプル、 コ マ ン ド と そのオプシ ョ ン、 データ 構造体 と そ の メ ンバー、 デー タ型、 デ ィ レ ク ト リ 、 およ びフ ァ イル名 と その 拡張子を示す。 等幅テ キ ス ト はキーボー ド か ら 入力す る テ キ ス ト も 示す。 例 :

#include <iostream.h> void main ( ) the pointer psz chmod u+w * \tux\data\ap .doc tux.doc BITMAP float 太字の等幅 テキスト コー ド 内の変数を示す。 : void commit ( )

(8)

斜体の等幅テ キスト コ ー ド 内の変数を示す。 : String expr すべて大文 字のテキ ス ト デバ イ ス名、 環境変数、 およ び論理演算子を示す。 例 : LPT1 SIGNON OR { } 構文の中で複数の選択肢を示す。 実際には、 こ の括弧は入力 し な い。 [ ] 構文の中で任意指定の項目を示す。 実際には、 こ の括弧は入力 し ない。 例 :

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... | 構文の中で相互に排他的な選択肢を区切る 。 実際には、 こ の記号 は入力 し ない。 ... コ マ ン ド ラ イ ンで以下のいずれか を示す。  引数を複数回繰 り 返す こ と がで き る。  任意指定の引数が省略 さ れてい る 。  パ ラ メ ータ や値な ど の情報を追加入力で き る。 実際には、 こ の省略符号は入力 し ない。 例 :

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... . . . コ ー ド サンプルま たは構文で項目が省略 さ れてい る こ と を示す。 実際には、 こ の省略符号は入力 し ない。 表記法 適用

(9)

1

WebLogic Enterprise

Connectivity

の概要

以下の節では、 WebLogic Enterprise Connectivity について概説し ます。

 WLEC の非推奨

 BEA Tuxedo の CORBA 環境

 BEA Tuxedo 製品の CORBA オブジ ェ ク ト

 ド メ イ ン、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン、 および ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト

 環境オブジ ェ ク ト

 IIOP と IIOP リ スナ / ハン ド ラ

 BEA Tuxedo の CORBA 環境に関する詳細情報

 WebLogic Enterprise Connectivity と は

 WebLogic Enterprise Connectivity の主要な機能

 WebLogic Enterprise Connectivity シ ス テ ム アーキテ ク チャ

 WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト におけ る ク ラ イ アン ト と

サーバ

 WLEC 接続プール

 WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト がサポー ト する BEA Tuxedo セキ ュ リ テ ィ 機能

 セキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト の伝播

(10)

1 WebLogic Enterprise Connectivity の概要

WLEC

の非推奨

WebLogic Enterprise Connectivity (WLEC) は、 こ の リ リ ースの WebLogic Server 7.0 で非推奨 と な り ま し た。 WLEC を使用し てい る Tuxedo CORBA アプ リ ケー

シ ョ ンは WebLogic Tuxedo Connector に移行し て く だ さ い。詳細については、 「WebLogic Tuxedo Connector」 を参照し て く だ さ い。

BEA Tuxedo

CORBA

環境

BEA Tuxedo は、 エン タープ ラ イ ズ向け コ ンポーネン ト ベース ソ リ ューシ ョ ンの

構築、 デプロ イ メ ン ト 、 および管理を可能にする ソ フ ト ウ ェ ア製品です。 BEA

Tuxedo を使用する と 、 Common Object Request Broker Architecture (CORBA) の Object Request Broker (ORB) と アプ リ ケーシ ョ ン ト ラ ンザ ク シ ョ ン モニ タ イ ン

タ フ ェース (ATMI) で使用でき る オン ラ イ ン ト ラ ンザ ク シ ョ ン処理 (OLTP) の機能を組み合わせる こ と がで き ます。こ れに よ り 、 高度に管理さ れた環境でス ケーラ ブルかつセキ ュ リ テ ィ が確保 さ れた ト ラ ンザ ク シ ョ ン e- コ マース アプ リ ケーシ ョ ン を提供する ためのプ ラ ッ ト フ ォームが実現し ます。

以下の節では、 BEA Tuxedo CORBA の専門用語をい く つか解説し ます。

BEA Tuxedo

製品の

CORBA

オブジ ェ ク ト

CORBA は、 分散 ソ フ ト ウ ェ ア アプ リ ケーシ ョ ンの構築 と 統合に対する オブ

ジ ェ ク ト 指向アプ ローチを促進する、 特定の言語に依存し ない仕様です。 ビジネ ス ロ ジ ッ ク を CORBA オブジ ェ ク ト と し て さ ま ざ ま な言語で実装する こ と がで き ます。 BEA Tuxedo の CORBA 環境では、 C++、 Automation、 および Java 用の 言語バイ ンデ ィ ング をサポー ト し ています。た と えば、 銀行業務アプ リ ケーシ ョ ンには、 顧客口座のオブジ ェ ク ト が存在する こ と があ り ます。 こ れら の顧客口座 オブジ ェ ク ト は、 預け入れ、 引き出し、 および残高照会を行 う ための処理を持つ

(11)

ド メ イ ン、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン、 お よ び ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ン テキ ス ト CORBA オブジ ェ ク ト を記述する には、 Object Management Group (OMG) の イ ン

タ フ ェース定義言語 (IDL) を使用し ます。 CORBA オブジ ェ ク ト の OMG IDL 記述を作成し てか ら、 その OMG IDL を コ ンパ イ ラにかけ ます。こ のコ ンパイ ラ に よ って、 ス タブ と ス ケル ト ンが生成 さ れます。 CORBA フ ァ ク ト リ は、 別の CORBA オブジ ェ ク ト へのオブジ ェ ク ト 参照を作成 する ための操作を提供する オブジ ェ ク ト です。サーバ アプ リ ケーシ ョ ンは CORBA フ ァ ク ト リ を使用し て、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンがそのサーバ アプ リ ケーシ ョ ンに実装さ れてい る CORBA オブジ ェ ク ト にア ク セス でき る よ う に し ます。 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンは、 サーバ アプ リ ケーシ ョ ンで管 理さ れ る CORBA オブジ ェ ク ト への参照を取得し なければな ら ない場合には、 通常、 CORBA フ ァ ク ト リ か ら オブジ ェ ク ト 参照を取得し ます。

Object Request Broker (ORB) は、サーバ アプ リ ケーシ ョ ンに よ っ て管理さ れ る分

散オブジ ェ ク ト と ク ラ イ ア ン ト アプ リ ケーシ ョ ンの通信を可能にする通信バス です。 CORBA 環境では、 アプ リ ケーシ ョ ンは、 通信のためのネ ッ ト ワーク やオ ペレーテ ィ ン グ シ ス テ ムに関する情報を持っ てい る必要はあ り ません。 その代 わ り 、異質な ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ン と サーバ アプ リ ケーシ ョ ンが ORB と 通信する のです。 ORB は、 ク ラ イ アン ト の要求を適切なサーバ アプ リ ケー シ ョ ンに届け、 サーバの応答を要求元の ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンに返し ます。

ド メ イ ン、 ト ラ ンザク シ ョ ン、 および ト ラ

ンザク シ ョ ン

コ ンテキス ト

BEA Tuxedo ド メ イ ンは、 管理の単位 と な る一群のオブジ ェ ク ト 、 サービ ス、 マ シン、 および リ ソースの こ と です。ド メ イ ンは、 アプ リ ケーシ ョ ン機能、 セキ ュ リ テ ィ 上のニーズ、 地理的な位置 と いった特性に基づいて設定で き ます。 た と え ば、 あ る銀行が、 顧客口座用のオブジ ェ ク ト 、 サービ ス、 マシン、 および リ ソー スか ら構成 さ れてい る ド メ イ ン を持っ てい る と し ます。 こ の場合、 その銀行はそ の従業員 と 支払給与の リ ソ ース用に別個の ド メ イ ン を持つ こ と ができ ます。 ト ラ ンザ ク シ ョ ンは、 ビジネ ス ルールに基づ く 一連の操作の こ と です。こ れ ら の操作は、 た と え地理的に分散し ていた と し て も 1 つの論理単位 と な り ます。 1 つの単位 と し て機能する こ と で、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ンのすべての操作が正常に

(12)

1 WebLogic Enterprise Connectivity の概要 完了する (こ の場合、 ト ラ ンザ ク シ ョ ンは正常に完了する) か、 すべての操作が ロールバ ッ ク さ れる ( ト ラ ンザ ク シ ョ ンは失敗する) かのどち ら かにな り ます。 た と えば、 1 つの ト ラ ンザ ク シ ョ ンで、 あ る 顧客の口座か ら現金を引き出し てそ れを別の顧客の口座に入金する と し ます。こ の ト ラ ンザ ク シ ョ ンは 2 つの操作か ら構成 さ れます。ト ラ ンザ ク シ ョ ンが成功する には、 両方の操作が正常に完了し なければな り ません。 ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト は、 ト ラ ンザ ク シ ョ ンのス コープを定義する も ので、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ンに参加し ている オブジ ェ ク ト によ って共有 さ れま す。ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキス ト は、 ローカル変数、 ロ ッ ク 、 カー ソ ル位置、 フ ァ イル制御ブ ロ ッ ク な どの さ ま ざ ま な タ イ プのデータか ら構成さ れます。

環境オブジ ェ ク ト

BEA Tuxedo 製品の CORBA 環境では、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンか ら CORBA サービ ス を利用する ための以下の環境オブジ ェ ク ト を提供し ます。

 Bootstrap オブジ ェ ク ト は、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ン と BEA Tuxedo

ド メ イ ンの間の通信を確立し ます。こ のオブジ ェ ク ト は、 BEA Tuxedo ド メ イ ン内の他の環境オブジ ェ ク ト へのオブジ ェ ク ト 参照も 取得し ます。  FactoryFinder オブジ ェ ク ト は、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンが CORBA フ ァ ク ト リ を見つけ る ためのオブジ ェ ク ト です。 CORBA フ ァ ク ト リ は、 CORBA オブジ ェ ク ト のオブジ ェ ク ト 参照を作成で き ます。ク ラ イ アン ト ア プ リ ケーシ ョ ンか ら使用可能な フ ァ ク ト リ は、 起動時に FactoryFinder に登 録 さ れた も のです。  TransactionCurrent オブジ ェ ク ト は、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンが ト ラ ンザ ク シ ョ ン を管理でき る よ う にする ためのオブジ ェ ク ト です。

TransactionCurrent は、 CORBA Object Transaction Service (OTS) の BEA Tuxedo におけ る実装で、 複数の ト ラ ンザ ク シ ョ ン モデルをサポー ト し ます。 TransactionCurrent オブジ ェ ク ト が提供する 操作には、begin()、commit()、 rollback()、suspend()、resume()、get_status() と いっ た も のがあ り ま す。

 UserTransaction オブジ ェ ク ト は、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ンが ト ラ ン

ザ ク シ ョ ンに参加で き る よ う にする ためのオブジ ェ ク ト です。こ の環境オブ ジ ェ ク ト は、 Sun Microsystems, Inc. の Java Transaction Application (JTA) プ

(13)

IIOP と IIOP リ スナ /ハン ド ラ

ロ グ ラ ミ ング イ ン タ フ ェース を実装し た も のです。 UserTransaction オブ ジ ェ ク ト は、 CORBA Java オブジ ェ ク ト で使用で き ます。

IIOP

IIOP

リスナ

/

ハン ド ラ

Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) は、 ORB 間の相互運用に関する CORBA 仕様

に定義さ れてい る標準プロ ト コルです。 BEA Tuxedo CORBA 環境では、 IIOP リ スナ / ハン ド ラ が、 ORB および CORBA ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ン間の接 続を処理し ます。 IIOP リ スナ (ISL) は、 送られて く る通信データ を、 リ モー ト の CORBA ク ラ イ アン ト に代わっ て管理し ます。 各 ISL には、 1 つま たは複数の

IIOP ハン ド ラ (ISH) が関連付け られています。 ISL は、 ク ラ イ アン ト アプ リ

ケーシ ョ ン を ISH に割 り 当て、 ク ラ イ ア ン ト か ら 生じ る負荷を ISH 間で分散し ます。 ISH は、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ン と CORBA オブジ ェ ク ト の間の 通信 リ ン ク です。 リ モー ト ク ラ イ アン ト をサポー ト する 各 BEA Tuxedo ド メ イ ンには、 ISL が少な く と も 1 つ存在し ます。

図 1-1に、 IIOP の概要を示し ます。

(14)

1 WebLogic Enterprise Connectivity の概要

BEA Tuxedo

CORBA

環境に関する詳細

情報

BEA Tuxedo 製品における CORBA 環境についての詳細は、BEA Tuxedo のマ

ニ ュ アルを参照し て く だ さ い。 BEA Tuxedo 製品を初めて使用する場合は、 『BEA Tuxedo 製品の概要』 を一読 さ れる こ と をお勧め し ます。

WebLogic Enterprise Connectivity

とは

WebLogic Enterprise Connectivity は、 WebLogic Server のコ ンポーネン ト の 1 つ

です。 WLEC を使用する と 、 WebLogic Enterprise Connectivity 接続プール (Administration Console では WLEC 接続プール と 呼ばれます) を使用し て、

WebLogic Server ク ラ イ アン ト (サーブレ ッ ト 、 EJB、 JSP、 および RMI オブ

ジ ェ ク ト ) か ら BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト を呼び出す こ と ができ ます。

WebLogic Enterprise Connectivity

の主要

な機能

WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト の主要な機能は以下の と お り で

す。

 BEA Tuxedo CORBA アプ リ ケーシ ョ ンへの WebLogic Enterprise Connectivity 接続のプー リ ン グ

 単一の WebLogic Server プ ロセ スか ら開始でき る複数のア ク テ ィ ブな

CORBA ク ラ イ アン ト ト ラ ンザ ク シ ョ ン

 WebLogic Server の Administration Console を使っ た WLEC 接続プールのコ

(15)

WebLogic Enterprise Connectivity シ ス テム アーキ テ ク チ ャ

 WebLogic Server の Administration Console を使っ た WLEC 接続プールのモ

ニ タ

 Secure Sockets Layer (SSL) プロ ト コルのサポー ト

 WebLogic Server か ら BEA Tuxedo ド メ イ ンへのセキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト

の伝播

 実行時のプールの再初期化

WebLogic Enterprise Connectivity

システ

アーキテ ク チ ャ

図 1-2に、 WebLogic Enterprise Connectivity シ ス テム アーキテ ク チャ と 、 その

WebLogic Server と BEA Tuxedo シ ス テム と の関係を示し ます。

(16)

1 WebLogic Enterprise Connectivity の概要

BEA Tuxedo ド メ イ ンご と に、 WebLogic Server は WLEC 接続プールを 1 つ作成

し ます。 WLEC 接続プールは、 WebLogic Server の Administration Console で コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン さ れます。 WebLogic Server ク ラ イ ア ン ト は、 その WLEC 接 続プールを使用し て、 BEA Tuxedo ド メ イ ン内の CORBA オブジ ェ ク ト にア ク セ ス し ます。 それ ら のオブジ ェ ク ト は、 リ モー ト マシ ン上にあ っ て も、 フ ァ イ ア ウ ォールの向 こ う にあ っ て も、 あ る いはその両方であ っ て も かまいません。

WebLogic Enterprise Connectivity

コ ン

ポーネン ト における ク ラ イ アン ト とサーバ

イ ン ターネ ッ ト ク ラ イ アン ト は、 WebLogic Server 上のアプ リ ケーシ ョ ンか ら サービ ス を受けます。 こ れ ら のアプ リ ケーシ ョ ンは、 WebLogic Enterprise

Connectivity を介し て BEA Tuxedo ド メ イ ンの ク ラ イ アン ト と し て動作し ます。 BEA Tuxedo ド メ イ ンは要求さ れた CORBA オブジ ェ ク ト を提供し、 その結果を WebLogic Server ク ラ イ アン ト に送 り 返し ます。 する と WebLogic Server ク ラ イ

ア ン ト は、 その結果を処理し、 その他の処理を実行し て、 その結果を イ ン ター ネ ッ ト ク ラ イ アン ト に送信し ます。

WLEC

接続プール

WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト は、 WLEC 接続プールを使用し

て WebLogic Server ク ラ イ アン ト が BEA Tuxedo ド メ イ ンに接続で き る よ う に し ます。 WLEC 接続プール と は、 BEA Tuxedo ド メ イ ンへの IIOP 接続の集合の こ と です。 WebLogic Server は、 起動時に WLEC 接続プールを作成し、 必要に応じ て WebLogic Server ク ラ イ アン ト に接続を割 り 当て ます。 限ら れた数の接続で多 数のユーザにサービ ス を提供で き る ため、 WLEC 接続プールは効率的です。接 続を作成する ためのオーバーヘ ッ ド は起動時に処理 さ れる ため、 WebLogic

Server は CORBA オブジ ェ ク ト と それ ら の操作にすばや く ア ク セ スで き ます。 WebLogic Enterprise Connectivity 接続プールは、 以下の機能を備えています。

(17)

WebLogic Enterprise Connectivity コ ン ポーネン ト がサポー ト す る BEA Tuxedo セ

 BEA Tuxedo ド メ イ ンご と に WLEC 接続プールを 1 つサポー ト し ます。

 WebLogic Server は、 複数のア ク テ ィ ブな BEA Tuxedo ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ

ンテキ ス ト を同時に持つこ と がで き ます。ただ し 、 WebLogic Server 内の 1 つの ス レ ッ ド は、 ア ク テ ィ ブな ク ラ イ アン ト ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト を 1 度に 1 つし か持つ こ と がで き ません。 WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト は、 ネス ト さ れた ト ラ ンザ ク シ ョ ン をサポー ト し ません。  同一の物理的接続を用いた複数の並行要求をサポー ト し ます。 各要求は、 独 自のセキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト を備えています。  実行時に WLEC 接続プールを再初期化でき ます。

WebLogic Enterprise Connectivity

コ ン

ポーネン ト がサポー ト する

BEA Tuxedo

キュ リテ ィ 機能

WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト は、 以下の BEA Tuxedo セキ ュ

リ テ ィ 機能を提供し ます。  認証 認証に よ っ て、 2 つの通信グループに互いに通信する権限が与え られます。 BEA Tuxedo シ ス テムでは、 パス ワー ド と 証明書に基づ く 認証をサポー ト し ています。  機密性 機密性 と は、 意図し た受信者以外の第三者か ら通信上の秘密を守る こ と がで き る能力の こ と です。こ れは、 すべてのデータ を暗号化する こ と で達成さ れ ます。  整合性 整合性 と は、 転送中のデータが途中で変更 さ れていない こ と を保証する も の です。

(18)

1 WebLogic Enterprise Connectivity の概要

 SSL プ ロ ト コル

SSL は、 ク ラ イ アン ト アプ リ ケーシ ョ ン と サーバ アプ リ ケーシ ョ ンの間で

セキ ュ リ テ ィ が確保さ れた通信を確立するプ ロ ト コルです。 SSL は、

CORBA オブジ ェ ク ト への IIOP 要求に対し て提供さ れます。

注意: WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト は、 BEA Tuxedo では CORBA セキ ュ リ テ ィ のアプ リ ケーシ ョ ン プ ロ グ ラ ミ ン グ イ ン タ フ ェー

ス (API) をサポー ト し ていません。

セキュ リテ ィ

コ ンテキス ト の伝播

WebLogic Enterprise Connectivity を使用する と 、 WebLogic Server で確立さ れた

セキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト を使用し て、 BEA Tuxedo ド メ イ ンのセキ ュ リ テ ィ ID を確立で き ます。こ の よ う にセキ ュ リ テ ィ 資格を渡すこ と を、 セキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト の伝播 と 呼びます。 セキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト の伝播には、 WLEC 接続プールが必要です。 WLEC 接続プールでは、 各ネ ッ ト ワー ク接続は、 WebLogic Server のシ ス テ ム管理者に よ って定義さ れたユーザ ID に よ り 認証さ れます。 WLEC 接続プールを確立する には、 パス ワー ド ま たは証明書に基づ く 認証を使用し ます。 図 1-3に示すよ う に、 WLEC 接続プールを使用する と 、 ク ラ イ アン ト か ら

WebLogic Server を経て BEA Tuxedo 製品の CORBA 環境までセキ ュ リ テ ィ 情報

を伝播で き る よ う にな り ます。

(19)

接続障害の処理

接続障害の処理

WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト は、 WLEC 接続プールご と に 2

つの ISL ア ド レ ス リ ス ト (プ ラ イ マ リ リ ス ト と フ ェ イ ルオーバ リ ス ト ) を使用 し て、 接続障害を処理し ます。 WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト は、 以下の場合に接続障害を処理し ます。

 WebLogic Server が起動し た と き

サーバの起動時にプ ラ イ マ リ ア ド レ ス リ ス ト のすべての ISL にア ク セ スで き ない場合、 WebLogic Enterprise Connectivity はフ ェ イ ルオーバ リ ス ト の

ISL ア ド レ ス を使用し ます。  WLEC 接続プールがア ク テ ィ ブな接続を失っ た と き プールが接続を失っ た場合、 WebLogic Server はプ ラ イ マ リ ア ド レ ス リ ス ト の他のア ド レ ス を使っ て再接続を試みます。プ ラ イ マ リ リ ス ト 内のどのア ド レ ス を使っ て も再接続でき ない場合、 WebLogic Server はフ ェ イ ルオーバ リ ス ト のア ド レ ス を使っ て再接続を試みます。 失われた接続は、 必要になっ た と き にだけ再び開かれます。 WLEC 接続プールに対する現在の負荷が、 失わ れた接続を再び開 く ほど重 く ない場合、 それ ら の接続は切断さ れた ま ま と な り 、 他のア ク テ ィ ブな接続が代わ り に使われます。

(20)
(21)

2

CORBA

オブジ ェ ク ト を呼び出す

WebLogic Server

ク ラ イアン ト の

作成

以下の節では、 WebLogic Server か ら BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト にア ク セ スする ための要件について説明し ます。

 始め る前に

 WLEC 接続プールのコ ン フ ィ グ レーシ ョ ン

 BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト へのア ク セ ス

 ト ラ ンザ ク シ ョ ンに関する詳細情報

始める前に

BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト を呼び出す WebLogic Server ク ラ イ アン ト を

実装するには、 あ ら か じ め以下の作業を行ってお く 必要があ り ます。

 WebLogic Server を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し て実行し ます。

 BEA Tuxedo CORBA サーバ アプ リ ケーシ ョ ン を コ ンフ ィ グ レーシ ョ ン し て

実行し ます。

 第 1 章 「WebLogic Enterprise Connectivity の概要」 で説明し た WebLogic

Enterprise Connectivity アーキテ ク チャ について理解し ておき ます。

 イ ン ス ト ール さ れてい る WebLogic Server の /samples/examples/wlec デ ィ レ ク ト リ に収め られている WebLogic Enterprise Connectivity のサンプル を実行し ます。

(22)

WLEC 接続プ ールの コ ン フ ィ グ レ ー シ ョ ン

WLEC

接続プールのコ ン フ ィ グレーシ ョ ン

WebLogic Server ク ラ イ アン ト か ら ア ク セ スする BEA Tuxedo オブジ ェ ク ト を持

つ BEA Tuxedo ド メ イ ン ご と に、 WLEC 接続プールを コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し ます。 WebLogic Server ク ラ イ アン ト 用に確立さ れたセキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト は WLEC 接続プールを介し て BEA Tuxedo ド メ イ ンに伝播 さ れるので、 WLEC 接続プールはセキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト 伝播機能の基礎であ る と 言え ます。

WLEC 接続プールを使用する前に、WL_HOME/lib/wleorb.jar

WL_HOME/lib/wlepool.jarTUXDIR/udataobj/java/jdk/wleclient.jarを、

startAdminWebLogic.shフ ァ イ ルま たは startAdminWebLogic.cmdフ ァ イ ル の CLASSPATH変数に追加し ます。 WLE 5.1 か らサービ ス を受け る EJB を要求す る JSP を使用し てい る場合は、 WLE 5.1 wlej2eecl.jarフ ァ イ ルの場所を

startAdminWebLogic.shフ ァ イ ルま たは startAdminWebLogic.cmdフ ァ イ ル の CLASSPATH変数に追加し ます。

セキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト を伝播する ために、 新規の WLEC 接続プールを作成 し ます。 WLEC 接続プールを作成する には、 以下の手順に従います。

1. Administration Console の左ペイ ンで、 [ サービ ス| WLEC] ノ ー ド を選択し

ます。 Administration Console の右ペイ ンで、 [ 新し い WLEC Connection Pool のコ ン フ ィ グ レーシ ョ ン ] リ ン ク を ク リ ッ ク し ます。 次の表にあ る属性を定 義し ます。 表2-1 [一般] タ ブの WLEC 接続プールの属性 属性 説明 [名前] WLEC 接続プールの名前。 こ の名前は WLEC 接 続プールご と にユニー ク でなければな ら ない。

(23)

WLEC 接続プ ールの コ ン フ ィ グ レ ー シ ョ ン

2. [作成 ] ボ タ ンを ク リ ッ ク し ます。

[プ ラ イ マ リ ア ド レ ス] WLEC 接続プール と BEA Tuxedo ド メ イ ン と の 接続を確立す る ために使用する IIOP リ ス ナ/ハ ン ド ラ のア ド レ ス の リ ス ト 。 各ア ド レ ス の フ ォーマ ッ ト は、//hostname:port。 ア ド レ ス は、UBBCONFIGフ ァ イ ルに定義 さ れて い る ISL ア ド レ ス と 一致し な ければな ら ない。 ア ド レ スと ア ド レ スの区切 り にはカン マ を使用 する 。 た と えば、//main1.com:1024, //main2.com:1044にな る 。 SSL プ ロ ト コ ルを使用す る よ う WLEC 接続プー ルを コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンする には、IIOP リ ス ナ/ハン ド ラ のア ド レ スにcorbalocsプ レ フ ィ ッ ク ス を付け る。 た と えば、 corbalocs://hostname:portにな る 。 [フ ェ イ ルオーバーア ド レ ス] [プ ラ イ マ リ ア ド レ ス] 属性に定義 さ れてい る ア ド レ スを使っ て接続を確立で き ない場合に使用 さ れ る IIOP リ ス ナ/ハン ド ラ のア ド レ スの リ ス ト 。 ア ド レ スと ア ド レ スの区切 り にはカン マ を 使用する 。 こ の属性は省略可能。

[ド メ イ ン] WLEC 接続プールの接続先 BEA Tuxedo ド メ イ ンの名前。WLEC 接続プールは、BEA Tuxedo ド メ イ ンにつき 1 つ し か定義で き ない。 ド メ イ ン名 は、BEA Tuxedo ド メ イ ンのUBBCONFIG フ ァ イ

ルのRESOURCESセ ク シ ョ ンのdomainidパ ラ

メ ー タ に一致 し なければな ら ない。

[最小プールサ イ ズ] WebLogic Server が起動 し た と き に、WLEC 接続 プールに追加する IIOP 接続の数。 デフ ォル ト は 1。 [最大プールサ イ ズ] WLEC 接続プールか ら 開始で き る IIOP 接続の最 大数。 デフ ォル ト は 1。 表2-1 [一般] タ ブの WLEC 接続プールの属性 (続き) 属性 説明

(24)

WLEC 接続プ ールの コ ン フ ィ グ レ ー シ ョ ン 3. WebLogic Server セキ ュ リ テ ィ レルム内のユーザのセキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト を BEA Tuxedo ド メ イ ンに伝播し ます。伝播する には、 接続プールの [ コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン ] タ ブにあ る [ セキ ュ リ テ ィ ] タブの属性を定義し ます。 次の表では、 こ れ ら の属性について説明し ます。 表2-2 [セキュ リ テ ィ ] タ ブの WLEC 接続プールの属性 属性 説明

[ユーザ名] BEA Tuxedo ユーザ名。 こ の属性は、BEA

Tuxedo ド メ イ ンのセキ ュ リ テ ィ レベルが

USER_AUTH、ACL、 ま たはMANDATORY_ACL

の場合にのみ指定する 。 [ユーザパスワー ド] [ユーザ名] 属性に定義し たユーザのパス ワー ド 。 こ の属性は、[ユーザ名] 属性を定 義す る場合にのみ指定する 。 [ユーザロ ール] BEA Tuxedo ユーザロール。 こ の属性は、 BEA Tuxedo のセ キ ュ リ テ ィ レベルが

APP_PW、USER_AUTH、ACL、 ま たは MANDATORY_ACLの場合にのみ指定す る。

[アプ リ ケーシ ョ ンパスワー ド ] BEA Tuxedo CORBA アプ リ ケーシ ョ ンのパ ス ワー ド 。 こ の属性は、BEA Tuxedo ド メ イ ンのセキ ュ リ テ ィ レベルがAPP_PW、 USER_AUTH、ACL、 ま たはMANDATORY_ACL

の場合にのみ指定する 。

[最小暗号化レベル] BEA Tuxedo ド メ イ ン と WebLogic Server と の間で使用 さ れ る SSL の最小暗号化レベル。 指定で き る値は、0、40、56、128。 デフ ォ ル ト 値は 0。 ゼ ロ (0) は、 デー タ を署名す る が暗号化 し ない こ と を示す。40、56、 お よび 128 は暗号キーの長 さ (ビ ッ ト 単位) を指定す る。 最小暗号化レベルが満た さ れ ていない場合、BEA Tuxedo ド メ イ ン と WebLogic Server と の SSL 接続は失敗す る。

(25)

WLEC 接続プ ールの コ ン フ ィ グ レ ー シ ョ ン

4. 変更を保存する には、 [ 適用 ] ボ タ ンを ク リ ッ ク し ます。

5. [対象 ] タブを ク リ ッ ク し てサーバを選択し ます。 [ 適用 ] を ク リ ッ ク し ます。 6. WebLogic Server を再起動し ます。

7. tpusraddコ マン ド を実行し て、 WebLogic Server ユーザを BEA Tuxedo ド メ イ ンで認可済みのユーザ と し て定義し ます。

8. ISLコ マン ド の -Eオプシ ョ ン を設定し て、 WebLogic Server レルムか ら伝播 さ れたセキ ュ リ テ ィ コ ンテキ ス ト を認識し て利用する よ う IIOP リ スナ / ハ ン ド ラ を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し ます。ISLコ マン ド の -Eオプシ ョ ンでは、 プ リ ンシパル名を指定する必要があ り ます。プ リ ンシパル名によ って、

WLEC 接続プールが BEA Tuxedo ド メ イ ンにロ グ イ ンする ために使用する

プ リ ンシパルが定義 さ れます。プ リ ンシパル名は、 WLEC 接続プールを作成 する と きに [ ユーザ名 ] 属性に定義し た名前 と 一致し なければな り ません。

[最大暗号化レベル] BEA Tuxedo ド メ イ ン と WebLogic Server と の間で使用 さ れ る SSL の最大暗号化レベル。 指定で き る値は 0、40、56、 お よび 128。 デ フ ォル ト 値は 0。 ゼ ロ (0) は、 デー タ を署 名す る が暗号化 し ない こ と を示す。40、56、 およ び 128 は暗号キーの長 さ (ビ ッ ト 単位) を指定す る。 最小暗号化レベルが満た さ れ ていない場合、BEA Tuxedo ド メ イ ン と WebLogic Server と の SSL 接続は失敗す る。 [証明書を有効化] 証明書を使用で き る よ う にする チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス 。 デフ ォ ル ト では、 証明書は無効。 [セキ ュ リ テ ィ コ ンテ キ ス ト を有効 化]

BEA Tuxedo ド メ イ ンに渡 さ れ る WebLogic Server ユーザのセキ ュ リ テ ィ コ ン テ キ ス ト を渡す場合は、 こ のチェ ッ ク ボ ッ ク スをオ ンにする 。 デフ ォ ル ト では、 セキ ュ リ テ ィ コ ン テキ ス ト は無効。 表2-2 [セキュ リ テ ィ ] タ ブの WLEC 接続プールの属性 (続き) 属性 説明

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BEA Tuxedo CORBA オ ブ ジ ェ ク ト へのア ク セ ス

WebLogic Server 環境 と BEA Tuxedo CORBA 環境 と の間で証明書を使用する と

い う こ と は、 WebLogic Server 環境か ら CORBA オブジ ェ ク ト への接続を確立す る と き に、 新規の SSL ハン ド シ ェーク が開始さ れる と い う こ と です。 同じ SSL ネ ッ ト ワー ク接続を使用し て複数の ク ラ イ アン ト リ ク エス ト をサポー ト するに は、 そ う し た処理を行 う よ う に証明書を次の よ う に設定し なければな り ません。

1. プ リ ンシパルに対応するデジ タル証明書を取得し て、 プ ラ イ ベー ト キーを BEA Tuxedo の TUXDIR/udataobj/security/keysデ ィ レ ク ト リ に入れます。

2. tpusraddコ マン ド を実行し て、 プ リ ンシパルを BEA Tuxedo のユーザ と し て定義し ます。

3. -Eオプシ ョ ン を使用し て UBBCONFIGフ ァ イルの IIOP リ スナ / ハン ド ラ を定 義し て、 プ リ ンシパルが認証用に使用 さ れる こ と を示し ます。

4. WebLogic Server の Administration Console で WLEC 接続プールを作成する

と き に、 [ ユーザ名 ] 属性にプ リ ンシパル名を定義し ます。

5. IIOP リ スナ / ハン ド ラ のデジ タル証明書を取得し ます。

6. ISL コマン ド の SEC_PRINCIPAL_NAMEオプシ ョ ンでデジ タル証明書を指定 し、-Sオプシ ョ ン を使用し て、 セキ ュ ア ポー ト を BEA Tuxedo ド メ イ ン と

WebLogic Server セキ ュ リ テ ィ レルム と の間で使用する こ と を示し ます。 BEA Tuxedo CORBA アプ リ ケーシ ョ ンでセキ ュ リ テ ィ を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン

する方法については、 『CORBA セキ ュ リ テ ィ 機能の概要』 を参照し て く だ さ い。

BEA Tuxedo CORBA

オブジ ェ ク ト へのア

ク セス

こ の節では、 WebLogic Server ク ラ イ アン ト か ら BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト にア ク セ スする ための手順について説明し ます。

(27)

BEA Tuxedo CORBA オ ブ ジ ェ ク ト へのア ク セ ス

手順

1.

ク ラ イアン ト

ス タ ブを作成する

ク ラ イ アン ト ス タブは、 BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト の操作に対する プ ロ グ ラ ミ ング イ ン タ フ ェース を提供し ます。 ク ラ イ アン ト ス タブを作成する には、

WebLogic Server ク ラ イ アン ト か ら ア ク セ スする BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ

ク ト 用の OMG IDL (Object Management Group Interface Definition Language) フ ァ イ ルを コ ンパ イル し ます。 BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト の ク ラ イ ア ン ト ス タブを作成する には、 BEA Tuxedo ソ フ ト ウ ェ アに含まれてい る idl コ ンパイ ラ を使います。

WebLogic Server の CLASSPATH環境変数に、 BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト の ク ラ イ アン ト ス タ ブが入っ てい るデ ィ レ ク ト リ が含まれてい る こ と を確認し ます。

手順

2. Java

パッ ケージを イ ンポー ト する

以下の Java パ ッ ケージ を WebLogic Server ク ラ イ アン ト に イ ンポー ト し ます。

 org.omg.CORBA.*

 com.beasys.Tobj.*

 com.beasys.*

手順

3. WebLogic Server

ク ラ イアン ト を

BEA

Tuxedo

ド メ イ ンに接続する

各 WLEC 接続プールは、 関連付け られてい る BEA Tuxedo ド メ イ ンへのア ク セ ス を可能にする Tobj_Bootstrapオブジ ェ ク ト を持っ ています。 WebLogic

Enterprise Connectivity は、 BootstrapFactory と 呼ばれる オブジ ェ ク ト を提供し、

こ れが特定の BEA Tuxedo ド メ イ ンの Tobj_Bootstrapオブジ ェ ク ト へのア ク セ ス を提供し ます。 BEA Tuxedo ド メ イ ンに接続する には、 WebLogic Server ク ラ イ アン ト に以下の コー ド を追加し ます。

(28)

BEA Tuxedo CORBA オ ブ ジ ェ ク ト へのア ク セ ス Tobj_Bootstrap myBootstrap = Tobj_BootstrapFactory.getClientContext("myPool"); 各要素の説明は次の と お り です。  getClientContext() メ ソ ッ ド は、myPoolに関連付け られてい る Tobj_Bootstrapオブジ ェ ク ト を返し ます。getClientContext()は、 こ の 名前のプールを見つけ ら れない場合には nullを返し ます。

 myPoolは、 目的の BEA Tuxedo ド メ イ ン用の WLEC 接続プールの名前で

す。 WLEC 接続プールは、 Administration Console で定義する必要があ り ま す。

手順

4. BEA Tuxedo CORBA

のオブジ ェ ク ト 参照

を取得する

WebLogic Server ク ラ イ アン ト で FactoryFinder を使用し て、 BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト への参照を取得し ます。 1. 次の よ う に FactoryFinder オブジ ェ ク ト を取得し ます。 org.omg.CORBA.Object myFFObject = myBootstrap.resolve_initial_references("FactoryFinder"); FactoryFinder myFactFinder = FactoryFinderHelper.narrow(myFFObject); 各要素の説明は次の と お り です。

 myBootstrapは、 BEA Tuxedo ド メ イ ンの Tobj_Bootstrapオブジ ェ ク ト です。  resolve_initial_references() メ ソ ッ ド は、 FactoryFinder オブジ ェ ク ト のオブジ ェ ク ト 参照を返し ます。  FactoryFinderHelperは、FactoryFinderイ ン タ フ ェースに対する補 助機能、 特に narrow() メ ソ ッ ド を提供し ます。  narrow() メ ソ ッ ド は、 オブジ ェ ク ト 参照を キ ャ ス ト し て FactoryFinder オブジ ェ ク ト を指すよ う に し ます。

2. 次の よ う に、 BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト 用のフ ァ ク ト リ を取得し ま

(29)

BEA Tuxedo CORBA オ ブ ジ ェ ク ト へのア ク セ ス org.omg.CORBA.Object myFactoryRef = myFactFinder.find_one_factory_by_id(myFactoryHelper.id()); myFactory = myFactoryHelper.narrow(myFactoryRef); 各要素の説明は次の と お り です。  myFactFinderは、 FactoryFinder オブジ ェ ク ト です。  find_one_factory_by_id() メ ソ ッ ド は、 ID 番号に基づいて フ ァ ク ト リ オブジ ェ ク ト 参照を検索し て返し ます。  myFactoryHelperは、myFactoryイ ン タ フ ェースに対する 補助機能、 特 に narrow() メ ソ ッ ド を提供し ます。  narrow() メ ソ ッ ド は、 オブジ ェ ク ト 参照を キ ャ ス ト し てオブジ ェ ク ト フ ァ ク ト リ を指すよ う に し ます。

3. BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト の find()メ ソ ッ ド を使用し て、 そのオ ブジ ェ ク ト を取得し ます。 た と えば、Simpleと い う オブジ ェ ク ト にア ク セ スする場合は、 以下の コー ド を使用し ます。

Simple mySimple = mySimpleFactory.find_simple(); こ のフ ァ ク ト リ は、Simple オブジ ェ ク ト を検索する ための find_simple() メ ソ ッ ド を提供し ます。

FactoryFinder オブジ ェ ク ト については、 BEA Tuxedo のマニュ アルの 『CORBA

プ ロ グ ラ ミ ン グ リ フ ァ レ ン ス』 を参照し て く だ さ い。

手順

5.

ト ラ ンザク シ ョ ンを開始する (オプシ ョ ン)

BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト には、 ト ラ ンザ ク シ ョ ンのス コープ内でア ク

セ スで き ます。 以下の コー ド 例では、 TransactionCurrent オブジ ェ ク ト を使用し て、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン ス コープ内で BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト にア ク セ ス し ます。 BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト にア ク セ スする と きには、

UserTransaction オブジ ェ ク ト も使用でき ます。

ト ラ ンザ ク シ ョ ンを開始するには、 WebLogic Server ク ラ イ アン ト に以下の コー ド を追加し ます。

(30)

BEA Tuxedo CORBA オ ブ ジ ェ ク ト へのア ク セ ス org.omg.CORBA.Object myTCObject = myBootstrap.resolve_initial_references("TransactionCurrent"); CosTransactions.Current myTransaction = CosTransactions.CurrentHelper.narrow(myTCObject); 各要素の説明は次の と お り です。

 myBootstrapは、 WLEC 接続プールに関連付け ら れてい る BEA Tuxedo

ド メ イ ンの Bootstrap オブジ ェ ク ト です。  resolve_initial_references() メ ソ ッ ド は、 TransactionCurrent オブ ジ ェ ク ト のオブジ ェ ク ト 参照を返し ます。  CosTransactions.Current イ ン タ フ ェースは、 TransactionCurrent オブ ジ ェ ク ト の イ ン タ フ ェース を定義し ます。 こ れを使用する と 、 ス レ ッ ド と ト ラ ンザ ク シ ョ ンの関連付けを明示的に管理で き る よ う にな り ます。  CurrentHelper イ ン タ フ ェースは、Currentに対する補助機能、 特に narrow() メ ソ ッ ド を提供し ます。  narrow() メ ソ ッ ド は、 オブジ ェ ク ト 参照を キ ャ ス ト し て CosTransactionsオブジ ェ ク ト を指すよ う に し ます。 2. 次の よ う に ト ラ ンザ ク シ ョ ンを開始し ます。 myTransaction.begin(); begin() メ ソ ッ ド は、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト を作成し て、 それを前 の手順の myTCObjectに関連付けます。myTCObjectmyBootstrapに関連

付け られてお り 、myBootstrapは特定の WLEC 接続プールに関連付け られ

てい る ので、myTransactionは特定の WLEC 接続プールに関連付け られる

こ と にな り ます。

手順

6. BEA Tuxedo CORBA

オブジ ェ ク ト と その

操作にア ク セスする

WLEC 接続プールに関連付け ら れてい る BEA Tuxedo ド メ イ ンに属する BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト の メ ソ ッ ド を呼び出し ます。

ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト 内のオブジ ェ ク ト にア ク セ スする場合は、 以下 の TransactionCurrent メ ソ ッ ド を使用し てその ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト の 操作 と ク エ リ を行 う こ と ができ ます。

(31)

ト ラ ンザ ク シ ョ ン に関す る詳細情報  suspend()  resume()  rollback_only()  get_status()  get_transaction_name()  set_timeout()  get_control()

手順

7.

ト ラ ンザク シ ョ ンを終了する (オプシ ョ ン)

ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト 内の BEA Tuxedo CORBA オブジ ェ ク ト にア ク セ ス し た場合、 以下のいずれかの TransactionCurrent メ ソ ッ ド を使用し て ト ラ ンザ ク シ ョ ン を終了し ます。  commit()  rollback()

ト ラ ンザク シ ョ ンに関する詳細情報

こ の節では、 BEA Tuxedo 環境での ト ラ ンザ ク シ ョ ンについて さ ら に詳し く 説明 し ます。

マルチスレ ッ ド 処理

BEA Tuxedo CORBA ト ラ ンザ ク シ ョ ン サービ ス を使用する と 、 単一のアプ リ

ケーシ ョ ン プ ロ セスの複数のス レ ッ ド か ら、 別個の ト ラ ンザ ク シ ョ ン を同時に 開始で き ます。 た と えば、 2 つのス レ ッ ド が

CosTransactions.Current.begin() と UserTransaction.begin()を同時に 呼び出す場合、 どち ら のス レ ッ ド も、 それぞれの ト ラ ンザ ク シ ョ ンに対応する別 個の ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト を持ち ます。

(32)

2 CORBA オブジ ェ ク ト を呼び出す WebLogic Server ク ラ イ アン ト の作成 CORBA ト ラ ンザ ク シ ョ ン サービ スでは、 単一のアプ リ ケーシ ョ ンの複数のス レ ッ ド が、 同じ ト ラ ンザ ク シ ョ ン を同時に扱 う こ と はで き ません。 CosTransactions を使用する場合、 以下の よ う に ト ラ ンザ ク シ ョ ンの中断 と 再開 を行っ て、 複数の ス レ ッ ド内でその ト ラ ンザ ク シ ョ ン を使用し ます。 1. 第 1 の ス レ ッ ド では、Current.suspend()を呼び出し て、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン を中断し て Control オブジ ェ ク ト を取得し ます。 2. 第 2 の ス レ ッ ド では、 その Control オブジ ェ ク ト の Current.resume()を呼 び出し て、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ン を再開し ます。 中断さ れていない ト ラ ンザ ク シ ョ ン を ス レ ッ ド が再開し よ う と する と 、 BEA Tuxedo シ ス テ ムは InvalidControl例外を送出し ます。

UserTransactionでは、suspend() と resume()をサポー ト し ていません。し たがっ て、 UserTransaction を使用する と き には、 複数のス レ ッ ド で 1 つの ト ラ ンザ ク シ ョ ン を使 う こ と はで き ません。

複数のア ク テ ィ ブな

WLEC

接続プール

WebLogic Enterprise Connectivity コ ンポーネン ト では、 単一の WebLogic Server

ク ラ イ アン ト で複数の WLEC 接続プールを同時にア ク テ ィ ブにで き ます。 CosTransactions.Current.begin()や UserTransaction.begin()を呼び出 し て ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキス ト を作成する と 、 BEA Tuxedo シ ス テ ムは、 そ の ト ラ ンザ ク シ ョ ンを WLEC 接続プールに関連付け ます。 その ト ラ ンザ ク シ ョ ンのス コープ内で行われ る呼び出し はすべて、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ンの WLEC 接続プールに関連付け られてい る ド メ イ ン内に存在する オブジ ェ ク ト に対する も のでなければな り ません。 1 つの ト ラ ンザ ク シ ョ ンが複数の BEA Tuxedo ド メ イ ンにま たが る こ と はで き ま せん。 別の ド メ イ ン内のオブジ ェ ク ト を呼び出そ う と する と 、 BEA Tuxedo シ ス テ ムは INVALID_TRANSACTION例外を送出し ます。

(33)

ト ラ ンザ ク シ ョ ン に関す る詳細情報

ア ク テ ィ ブな ト ラ ンザク シ ョ ン と接続の関係

WLEC ク ラ イ アン ト が ト ラ ンザ ク シ ョ ンを開始ま たは再開する と 、 WLEC 接続

プールの イ ン フ ラ ス ト ラ ク チ ャは、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ンの コ ンテキス ト 内で送 信さ れ る要求のための接続を確保し ます。 WebLogic Enterprise Connectivity は、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト 外の要求を送信する ために こ の接続を使 う こ と はあ り ません。 WebLogic Enterprise Connectivity は、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ン がコ ミ ッ ト 、 ロールバ ッ ク 、 も し く は中断 さ れる までその接続を確保し ます。 注意: suspend() と resume()を使用でき るのは CosTransactions だけです。 同時にア ク テ ィ ブにで き る ト ラ ンザ ク シ ョ ンの数は、 プール内で使用で き る接続 の数に よ っ て決ま り ます。 ス レ ッ ド が ト ラ ンザ ク シ ョ ンを開始ま たは再開する と きに接続が利用で き ない場合、 WebLogic Enterprise Connectivity は

NO_RESOURCES例外を送出し ます。

ト ラ ンザク シ ョ ンの管理

各ス レ ッ ド は、 独自の ト ラ ンザ ク シ ョ ン コ ンテキ ス ト を備えてい ます。ス レ ッ ド が ト ラ ンザ ク シ ョ ン を開始ま たは再開する と 、 その ト ラ ンザ ク シ ョ ンはコ ミ ッ ト 、 ロールバ ッ ク、 または中断 さ れる までア ク テ ィ ブにな り ます。 その後に WebLogic Server ク ラ イ アン ト を呼び出し て も、 それ ら が同じ ス レ ッ ド 内で実行 さ れる保証はあ り ません。 し たがっ て、 ス レ ッ ド では、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン を コ ミ ッ ト 、 ロールバ ッ ク 、 ま たは中断し てか ら、 WebLogic Server ク ラ イ アン ト の 呼び出し を終了する こ と が大切です。

注意: suspend() と resume()を使用でき るのは CosTransactions だけです。 必要であれば、 次の手順で、 WebLogic Server ク ラ イ アン ト への複数の呼び出し で 1 つの ト ラ ンザ ク シ ョ ン を使用でき ます。 1. それぞれの呼び出し の終わ り に、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン を中断し ます。 2. その次の呼び出し で、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン を再開し ます。 WLS ク ラ イ アン ト への次の呼び出し を行わない う ちに ト ラ ンザ ク シ ョ ンが タ イ ム ア ウ ト する可能性があ る ので、 こ の方法を使用する と きには注意し て く だ さ い。

(34)

図 1-1 に、 IIOP の概要を示し ます。
図 1-2 に、 WebLogic Enterprise Connectivity シ ス テム アーキテ ク チャ と 、 その  WebLogic Server  と  BEA Tuxedo シ ス テム と の関係を示し ます。
図 1-3    セキュ リ テ ィ コ ンテキス ト の伝播

参照

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