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電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則 の一部を改正する省令案等 に関するパブリックコメントの結果について 平成 30 年 3 月 23 日掲載 平成 30 年 3 月 29 日追記 資源エネルギー庁 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行

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「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則

の一部を改正する省令案等」に関するパブリックコメントの結果について

平成30年3月23日 掲載

平成30年3月29日 追記

資源エネルギー庁

「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部

を改正する省令案等」の策定に向け、下記要領にてパブリックコメントを実施いたしまし

た。御意見の概要及び御意見に対する考え方は別紙のとおりです。

御意見の概要と御意見に対する考え方の公示に当たっては、平成30年3月23日に決

定した来年度以降の調達価格に関係するもの(番号1~68)について同日に先行的に公

示しておりましたが、その他(番号69~113)についても、平成30年3月29日に

追記して公示いたしました。

御協力ありがとうございました。

1.実施期間等

(1) 意見募集期間

平成30年2月7日(水)~平成30年3月8日(木)

(2) 実施方法

電子政府の総合窓口(e-Gov)ホームページ、経済産業省ホームページの掲載等

により周知を図り、e-Gov、FAX、郵送により御意見を募集。

2.到達件数等

到達件数:586件

御意見の概要と御意見に対する考え方:別紙のとおり

3.本件に関するお問い合わせ先

資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー課

TEL:03-3501-4031

(2)

番号

意見内容

考え方

1 いずれの電源についても、2020年度の調達価格は2019年度と同額を維持すべきである。そもそもの調達価 格の設定が厳しく、算定方法の見直しや価格の引き上げを行うべきではないか。再生可能エネルギーの売 電価格が下がると再生可能エネルギーに参入するメリットが少なくなってしまうし、新しい産業にチャレンジ する企業が減少し、日本の国際社会での競争力低下に繋がると思う。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今回、各電源の2018年度以降の調達価格等については、FIT認定事 業者の定期報告に基づくコストデータや業界団体からのヒアリングを踏まえて取りまとめられた調達価格等算定委員会意見を尊 重して決定しました。 2 今般提示された来年度以降の調達価格は、全電源についてIRRを据え置くことを前提としている。利潤配慮 期間の終了後は、同期間の上乗せ分をIRRから差し引くのが原則である。特定の電源について特別にIRRを 維持すべき具体的根拠が十分に示されない限りは、IRRを引き下げるべきである。少なくとも、認定容量の増 加傾向が明らかな電源について、利潤配慮分を上乗せしたIRRを維持するのは不適切である。認定済案件 は時を追って運転開始していくことが見込まれるため、運転開始済容量の増大を待つ必要はない。また、次 回以降の調達価格の検討にあたっては、運転開始済事業者のIRR実績を調査し、調達価格設定時の想定と 大きな乖離がある場合には、調達価格の算定方法等を改善すべきである。  太陽光発電以外のIRRについては、2015年6月末をもって法律に基づく3年間の利潤配慮期間の終了後、十分に導入が進んで いないことから、「供給量勘案上乗せ措置」として1~2%の上乗せが維持されたうえで、今後どれだけ継続するかについて、今 後の導入量、FIT認定量の推移を注視することとしています。御指摘も踏まえつつ、今後も引き続き、こうした制度趣旨に沿った 適切な「供給量勘案上乗せ措置」の運用をしてまいります。  また、FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要する と認められる費用等を基礎とし、認定事業者が認定発電設備を用いて再エネ電気を供給しようとする場合に受けるべき適正な利 潤等を勘案して算定することとされています。引き続き、適正な利潤を勘案した適切な調達価格等の設定に努めてまいります。 3 持続ある再エネにとって重要なことは買取期間終了後に卸価格+非化石価値価格での買取価格が実現で きること。この実現が難しい技術(例:小型風力、輸入材によるバイオ発電)が過度な補助で大量導入されて も再エネが持続しないと考えられる。このため、これら技術に対して、別手段(地産地消補助)などで育成す るなど方策が望ましいのではないか。  御指摘のとおり、FIT制度は、需要家の負担により相対的にコストの高い再エネを支援することで導入を促進し、それによって導 入コストの低減を実現し、再エネの自立的な導入拡大を図る制度です。このことを踏まえると、将来的に自立化できない電源を FIT制度で支援し続けることは適切ではないと考えています。  今年度の調達価格等算定委員会意見においては、「直近の1年間でFIT認定が大幅に進み(2017年3月末時点で既に6,400件 (12万kW))、2017年9月末時点で339件(5,400kW)が導入されたことから、既に小型風力発電については、FIT制度からの自立化 可能性を含めた取扱いを判断するのに必要なデータが集まっているといえる。」とした上で、「小型風力発電はFIT制度からの自 立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区分でコ スト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電と同区分として取り扱うことが適切である。」とされており、 この意見を尊重して、小型風力発電の取扱いを決定しました。  一方で、小型風力は自家消費や防災用、離島等などの用途で活用を進めていくことが期待される電源であり、今年度の調達価 格等算定委員会においては、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応じたFIT制度外 での支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」との意見が取りまとめられました。これを尊重し、自家消 費等の特殊用途における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制度 外での支援の在り方を検討してまいります。  なお、全てのFIT電源の自立可能性について、今後も調達価格等算定委員会において不断の検証が行われることになると考え ています。 4 水素貯蔵設備等のエネルギー貯蔵設備を活用した発電についてもFIT制度による買取りの対象とするべき ではないか。  FIT制度は、再生可能エネルギー発電の技術に対し、固定価格での買取りにより導入を加速させるための制度であり、FIT法第 3条第2項において、経済産業大臣は再エネ発電設備(再生可能エネルギー源を電気に変換する設備及びその付属設備)の区 分等ごとに調達価格等を定めることとされています。  水素貯蔵設備等のエネルギー貯蔵設備はFIT法に規定する再エネ発電設備に当たらないため、FIT制度による買取対象とする ことはできません。 5 価格目標の実現に向けて、買取価格の見直しが必要と判断される場合には、躊躇なく柔軟に見直しを行うべきである。25%の水準を使っているが、一層のコスト低減を図るためにはより上位の値を参照するべきで ある。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎とし、価格目標等を勘案して算定することとされています。引き続き、価格目標等を勘案した適正な調達 価格等の設定に努めてまいります。  また、調達価格の算定に当たり、コスト低減を図っていくためにトップランナー的なアプローチを取る場合、どの水準をトップラン ナーとして採用するかは、調達価格等算定委員会意見を尊重して決定しています。 6 調達価格等は調達価格算定委員会意見を尊重して決定されているとあるが、議事録が公表されていないの ではないか。何を尊重しているのか不明ではないか。  今回の取扱いの前提となる議論は、調達価格等算定委員会においてなされ、その議事は公開されています。議事録について は、2017年末までに開催されたものについては現時点で既に公表しており、2018年に開催されたものについては現在内容確認 中のためまだ公表できていませんが、議事要旨については既に公表を行っております。また、Ustreamを活用して会議を生中継 しており、会議終了後1ヶ月以内はUstreamで会議の録画を閲覧することが可能です。

電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等に関するパブリックコメントに関する意見概要及び回答

1.調達価格について(各電源に共通の事項)

(3)

番号

意見内容

考え方

7 来年度の10kW以上の調達価格は採算が合わないため、再考するべきではないか。価格を低下させた根拠 は十分ではなく、実感からも離れている。日本の太陽光発電の普及率が30%程度となるまでの間、調達価格 を維持するべきではないか。寒冷地では太陽光発電の設置コストがまだ高いため、調達価格を据え置きとし てほしい。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今年度の調達価格等算定委員会においては、FIT認定事業者の定期 報告に基づくコストデータや業界団体からのヒアリングを踏まえ、システム費用の低下や設備利用率の上昇が見込まれることな どから、太陽光発電(10kW以上)の2018年度の調達価格を18円/kWhとする意見が取りまとめられており、この意見を尊重して決 定しています。 8 太陽光パネルのコストは直近の5年間で73%も低下しており、もはや太陽光発電をFIT制度の対象とする必要はないのではないか。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今年度の調達価格等算定委員会においては、FIT認定事業者の定期 報告に基づくコストデータや業界団体からのヒアリングを踏まえて、太陽光発電(10kW以上)の2018年度の調達価格を18円/kWh とする意見が取りまとめられており、この意見を尊重して決定しています。  太陽光発電については、住宅用はできるだけ早期に売電価格を電力市場価格11円/kWh並みとすること、非住宅用は発電コス トを2030年に7円/kWhとすることという価格目標を掲げており、この価格目標も踏まえつつ、将来的なFIT制度からの自立化を促 してまいります。 9 太陽光発電(10kW以上)の買取価格は規模別・タイプ別(屋根置き、地上置き等)にきめ細かく設定すべきではないか。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。同項の趣旨を踏まえると、一定の区分の中で効率的に実施すること ができる案件から導入を図っていくことが重要であり、再生可能エネルギーの最大限の導入と国民負担の抑制の両立を図る観 点から、区分の細分化には慎重であるべきと考えています。 10 太陽光発電の調達価格はまだ高い。  御指摘のとおり、現在の日本の太陽光発電の調達価格は、欧州等と比べて高い状況にあります。こうした中、昨年、FIT制度を大きく見直し、①再エネの中長期の価格目標を定めるとともに、②競争を通じて買取価格を引き下げる「入札制度」を新たに導入 したところであり、コスト削減を図るための技術開発の推進等の施策も総動員しながら、再エネのコスト低減を図ってまいります。 2.調達価格(太陽光発電)

(4)

番号

意見内容

考え方

11 浮体式洋上風力の調達価格については36円とされている。コストに関する十分な調査・検証を行った上で、 適正な調達価格を設定いただきたい。また、着床式と浮体式を区分することは、両者の技術的成熟度等の 観点から一定の合理性があるが、浮体式の36円/kWhという調達価格は、他の再生可能エネルギー電源と 比べても高い水準であり、今後、未だ実証段階に留まる浮体式風力のコストデータを参照して調達価格を引 き上げるようなことがあってはならない。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今年度の調達価格等算定委員会において、浮体式洋上風力につい ては、まだ実証段階にあることに留意し、2020年度の調達価格を2019年度から据え置くとする意見が取りまとめられており、この 意見を尊重して決定しています。  今後、必要に応じて調査・検証を行いつつ、引き続き適正な調達価格の設定を行ってまいります。 12 風力発電の導入促進のため、陸上風力発電の2020年度の調達価格は2019年度から据え置きとするべきで はないか。電力会社の募集プロセスによる開発期間長期化・コスト増のほか、調達価格の算定に含めるべ きコストに不足がなかったか十分考慮いただきたい。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今年度の調達価格等算定委員会において、陸上風力発電について は、FIT認定事業者の定期報告に基づくコストデータや業界団体からのヒアリングを踏まえて、2020年度の調達価格を18円/kWh とする意見が取りまとめられており、この意見を尊重して決定しています。  調達価格の算定の際に基礎とすべき通常要すると認められる費用については、全てFIT認定事業者の定期報告に基づくコスト データに含まれていると考えています。 13 調達価格等算定委員会は洋上風力(着床式)について「一般海域の海域利用ルール整備に合わせて、ルー ルの適用される案件は入札制に移行」としたが、この点についてなぜ今回の告示の改正では一切言及され ていないのか。  着床式洋上風力発電については、今年度の調達価格等算定委員会において、「一般海域の海域利用ルールの開始にあわせ て、まずはルールが適用される案件について、入札制へ移行することとした。」との意見が取りまとめられました。したがって、こ の意見を尊重すると、入札制への移行時期は一般海域の海域利用ルールの開始時であり、当該時期に合わせて関係省令等を 改正し入札対象とすることとなるため、今回の改正案においては規定しておりません。 14 風力発電について、2020年度の買取価格が将来的なシステム費用の低減を前提に示されたことは一定の 評価ができるが、2020年度までの買取価格は深刻化する電力系統の制約や長期化している環境アセスメン ト手続など様々な課題を考慮した買取価格や運転開始期限の設定を行う必要がある。システム費用は実績 値が調達価格等算定委員会の想定値を上回る状況が続いており、適切な買取価格の設定が引き続き求め られている。新設と共にリプレースについてもタイプ別や地域ごとの実情を考慮する必要がある。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今年度の調達価格等算定委員会において、陸上風力発電について は、FIT認定事業者の定期報告に基づくコストデータや業界団体からのヒアリングを踏まえて、2020年度の調達価格を18円/kWh とする意見が取りまとめられており、この意見を尊重して決定しています。  資本費の想定値の設定に当たっては、中長期の価格目標を目指して効率化を促していくため、トップランナー的なアプローチに より、規模の大きい7,500kW以上の発電設備に係る資本費の中央値を採用しているため、実績値が想定値を上回っているものと 認識しています。  また、タイプ別や地域ごとの調達価格等の設定については、FIT法第3条第4項の趣旨を踏まえると、一定の区分の中で効率的 に実施することができる案件から導入を図っていくことが重要であり、再生可能エネルギーの最大限の導入と国民負担の抑制の 両立を図る観点から、区分の細分化には慎重であるべきと考えています。 15 洋上風力について、制度面の整備のスピード感と調達価格の低減のスピード感が合っていないと思われる ため十分考慮いただきたい。着床式洋上風力の2020年度の調達価格は、平成31年度から据え置いて36 円 していただきたい。風力(着床式洋上風力)の2020年度の調達価格は平成31年度から据え置いて36 円して いただきたい。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今年度の調達価格等算定委員会においては、FIT認定事業者の定期 報告に基づくコストデータ、業界団体からのヒアリングや国内外の動向を踏まえて、①一般海域の海域利用ルールの開始にあわ せて、ルールが適用される案件については入札制に移行することとし、②一般海域利用ルールが適用される案件以外は、当該 ルールの整備状況や洋上風力発電の認定状況も踏まえて、今後の委員会において、入札制への移行可能性も含め、その取扱 いについて改めて議論し、2020年度の調達価格等は今年度は決定しないこととし、③浮体式洋上風力発電については、2020年 度の想定値を2019年度から据え置くこととされました。洋上風力発電に関する取扱いは、この意見を尊重して決定しています。 16 陸上風力(リプレース)の2020年度の調達価格を2019年度から据え置くことに賛成。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。今年度の調達価格等算定委員会においては、FIT認定事業者の定期 報告に基づくコストデータや業界団体からのヒアリングを踏まえて、陸上風力発電(リプレース)の2020年度の調達価格を16円 3.調達価格(風力発電(小型風力発電を除く))

(5)

番号

意見内容

考え方

17 来年度より20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いは急過ぎるのではないか。事業者の予見可能性 を欠くのではないか。数年間は55円/kWh程度の調達価格を設定するべきではないか。20円/kWhでは事業 を行っていくことが困難である。20kW未満と20kW以上の区分統合に反対。根拠を教えてほしい。政府が自ら 作った20kW未満という区分をなぜいまさら撤廃するのか。  小型風力発電の調達価格等については、昨年度の調達価格等算定委員会より議論がなされ、「設置期間が短い上、まだ得ら れるコストデータも少なく、動向を注視すべきことから、予め3年間の調達価格を定めないことした。今後データ収集進め、来年度 以降、調達価格の見直しについて議論を深めるべきである。」という意見が取りまとめられました。その後、今年度の委員会で は、第30回委員会(2017年9月28日)において小型風力発電を今年度の委員会の論点として取り扱うことを決定し、以降事業者 団体からのヒアリングも含めて、計5回(第30回、第32回、第33回、第35回、第36回)にわたって議論が行われてきました。  こうした中、今年度の委員会意見において、①資本費が低減傾向にないこと、②設備利用率が想定値よりも低いこと、③事業 者団体からのヒアリングで「2030年に小形風車の発電コスト30円/kWhを下回る」という目標が提示されたことを踏まえ、「小型風 力発電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当とはいえない。他方、20kW以上 の風力発電と同じ区分でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電と同区分として取り扱うことが適 切である。」とされたことを尊重し、来年度より20kW以上の区分と統合することが適当であると考えています。  なお、同意見において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応じたFIT制度外での 支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」とされたことを尊重し、自家消費等の特殊用途における意義を 踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制度外での支援の在り方を検討してま いります。また、小型風力発電に係るFIT制度上の調達価格等の在り方については、来年度以降の調達価格等算定委員会にお いて、コスト動向等に変化があれば、引き続き総合的に議論が行われることになると考えています。 18 「100kW未満」あるいは「50kW未満」といった区分を設けて、中規模の案件を支援するべきではないか。  FIT法第3条第4項においては、調達価格は再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要する費用等を基礎として算 定することとされています。  今年度の調達価格等算定委員会意見において、陸上風力発電(20kW未満)について、「20kW以上の風力発電と同じ買取区分 でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電と同区分として取り扱うことが適切である。」とされたこ とを尊重すると、来年度以降の陸上風力発電については、一定の規模によって区分を細分化するのではなく、陸上風力発電全 体の中で規模を問わず効率的な案件から導入が図られることが国民負担の抑制の観点から適切であると考えています。  なお、小型風力発電に係るFIT制度上の調達価格等の在り方については、来年度以降の調達価格等算定委員会において、コ スト動向等に変化があれば、引き続き総合的に議論が行われることになると考えています。 19 20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いに関する経過措置については、FIT認定申請等の期限(2月 末)が本パブリックコメントの意見提出期間中となっているが、国民の意見を聴くつもりがないのではないか。 例えば、半年程度前もってパブリックコメントを実施すべきではなかったか。  御指摘の経過措置についても本パブリックコメントの対象であり、FIT認定申請等の期限はあくまで本パブリックコメントの内容 が原案どおりに施行された場合の期限をお示ししているものであるため、御指摘は当たらないと認識しています。仮に、調達価 格等算定委員会の意見に反してパブリックコメントの意見提出期間終了後の期日をFIT認定申請等の期限とする案をパブリック コメントにかけた場合、「やはり期限を前倒すべきである」という御意見を頂いても、既に経過してしまった期日まで事後的に期限 を前倒すことはできませんが、委員会意見を尊重した案(今回の原案)をパブリックコメントにかければ、「期限を後ろ倒すべきで ある」という御意見にも論理的には対応可能ですので、パブリックコメントの内容として適切であったと考えています。  また、FIT法第3条第1項において、経済産業大臣は、毎年度、当該年度の開始前に調達価格を定めることとされており、当該 規定に従って適切な時期に調達価格の決定を行っていることから、来年度以降の調達価格の決定に当たって実施した今回のパ ブリックコメントの時期も適切であったと考えております。 4.調達価格(小型風力発電)

(6)

番号

意見内容

考え方

20 20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いについて、最新の小型風車は高効率化が進み、設備利用 率が上昇していることなども踏まえると、現状のデータでFIT制度からの自立化を判断することは時期尚早で はないか。小型風力発電についてもFIT制度からの自立化は可能ではないか。小規模な水力、バイオマス、 地熱といった電源は買取を継続するのに、なぜ小型風力発電だけが自立化不可能と判断されたのか。  今年度の調達価格等算定委員会意見においては、「直近の1年間でFIT認定が大幅に進み(2017年3月末時点で既に6,400件 (12万kW))、2017年9月末時点で339件(5,400kW)が導入されたことから、既に小型風力発電については、FIT制度からの自立化 可能性を含めた取扱いを判断するのに必要なデータが集まっているといえる。」とした上で、「小型風力発電はFIT制度からの自 立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区分でコ スト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電と同区分として取り扱うことが適切である。」とされており、 この意見を尊重して、決定しています。コストデータ等の動向については、来年度以降の委員会において、引き続き注視していけ るよう、事務局として情報収集・分析に努めてまいります。  また、小型風力発電に係るFIT制度上の調達価格等の在り方については、来年度以降の調達価格等算定委員会において、コ スト動向等に変化があれば、引き続き総合的に議論が行われることになると考えています。  地熱・中小水力・バイオマスの各電源については、それぞれ価格目標として、「当面は、FITに加え、地元理解促進や環境影響 評価手続の迅速化等により、大規模案件の開発を円滑化。中長期的には、技術開発等により開発リスク・コストを低減し、FITか らの自立化を図る。」「当面はFITに加え、流量調査等によるリスク低減を進め、新規地点開発を促進。新規地点開発後は低コス トで発電可能であることも踏まえ、技術開発によるコスト低減等を進め、FITからの中長期的な自立化を図る。」「燃料の集材の効 率化等の政策と連携を進めながら、FITからの中長期的な自立化を図る。」ことを掲げており、FIT制度以外の政策と連携して地 元との共生等を図りながら、FITからの中長期的な自立化を図っていくこととしています。一方、小型風力発電については、価格 目標として、「導入動向を見極めながら、コスト低減を促し、FITからの中長期的な自立化を図る。」ことを掲げており、この価格目 標も踏まえつつ、今年度の調達価格等算定委員会においては議論をいただいたものと認識しています。その上で、小規模な水 力・地熱・バイオマスも含めた全てのFIT電源の自立可能性については、今後も調達価格等算定委員会において不断の検証が 行われることになると考えています。 21 調達価格等算定委員会においても、事務局から認定と導入の乖離の理由や、経過措置を実施した場合の 申請見込みについては明確な回答がなかった。小型風力発電に関する現状把握がまったくできていないの ではないか。  小型風力発電のFIT制度における認定と導入の乖離の理由については、調達価格等算定委員会(第33回)において事業者団 体から御説明があり、こうしたヒアリング等を通じて経済産業省としても現状を把握しています。また、経過措置については、「真 に開発中の案件にのみ適用する」という考え方が何より重要であり、これを実施した場合の申請見込みについては、予断を与え ることを申し上げるべきではないと判断したものです。  コストデータや国内外の動向といったデータは、今年度の委員会(第32回及び第35回)の事務局資料として提示しており、経済 産業省として現状把握ができていないという御指摘は当たらないと認識しています。他方、今後のコストデータ等の動向について は、来年度以降の委員会において、引き続き注視していけるよう、事務局として情報収集・分析に努めてまいります。 22 調達価格等算定委員会では、20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いについて、委員会として瑕疵はないといった議論があったが、突然の決定であったことを踏まえると、瑕疵があったのではないか。  小型風力発電の調達価格等については、昨年度の調達価格等算定委員会より議論がなされ、「設置期間が短い上、まだ得ら れるコストデータも少なく、動向を注視すべきことから、予め3年間の調達価格を定めないことした。今後データ収集進め、来年度 以降、調達価格の見直しについて議論を深めるべきである。」という意見が取りまとめられました。その後、今年度の委員会で は、第30回委員会(2017年9月28日)において小型風力発電を今年度の委員会の論点として取り扱うことを決定し、以降事業者 団体からのヒアリングも含めて、計5回(第30回、第32回、第33回、第35回、第36回)にわたって議論が行われてきました。こうし た経緯を踏まえ、20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いについて、委員会としての議論に瑕疵は無かったものと認識し ています。 23 20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いについて、社会的な影響(失業や倒産等)が大きいことをど のように考えるのか。こうした影響の効果測定ができているのか。そういったデータを収集・開示したうえで 再度改正案を作成し直すべきではないか。  小型風力発電については、今年度の調達価格等算定委員会意見において、①資本費が低減傾向にないこと、②設備利用率 が想定値よりも低いこと、③事業者団体からのヒアリングで「2030年に小形風車の発電コスト30円/kWhを下回る」という目標が提 示されたことを踏まえ、「小型風力発電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当 とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区分でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電 と同区分として取り扱うことが適切である。」とされたことを尊重し、来年度より20kW以上の区分と統合することが適当であると考 えています。FIT制度が再エネ発電事業者の皆様の事業に与える影響は大きいと認識しておりますが、一方で、調達価格等につ いては、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要する費用等を基礎として算定する こととされており、実際のコストデータを基礎として算定を行った上で、決定した調達価格で効率的に事業を実施できる事業者に 限ってFIT制度による支援を行っていくことが、国民負担の抑制の観点から適切であると考えています。  なお、同意見において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応じたFIT制度外での 支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」とされたことを尊重し、自家消費等の特殊用途における意義を 踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制度外での支援の在り方を検討してま いります。また、小型風力発電に係るFIT制度上の調達価格等の在り方については、来年度以降の調達価格等算定委員会にお いて、コスト動向等に変化があれば、引き続き総合的に議論が行われることになると考えています。

(7)

番号

意見内容

考え方

24 小型風力発電については、20kW未満と20kW以上の区分を統合するのではなく、55円/kWhの調達価格によって、国内メーカーを育てることが先決ではないか。事業への参入障壁を上げることによりコスト競争が進 まず、消費者利益が損なわれるのではないか。  国内メーカーも含めた小型風力発電産業の育成については、今年度の調達価格等算定委員会意見において、「自家消費や防 災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応じたFIT制度外での支援のあり方について、関係省庁と連携し て検討すべきである。」とされたことを尊重し、自家消費等の特殊用途における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発 電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制度外での支援の在り方を検討してまいります。  小型風力発電については、調達価格等算定委員会意見のとおり、55円/kWhという高価格でのFIT制度による支援を続けること によってコスト低減を進め、FITからの自立化を図ることは困難であると現時点では考えています。他方で、小型風力発電に係る FIT制度上の調達価格等の在り方については、来年度以降の調達価格等算定委員会において、コスト動向等に変化があれば、 引き続き総合的に議論が行われることになると考えています。 25 20kW未満と20kW以上の区分を統合した場合、世界市場における日本の評判が落ちるのではないか。国の 制度が短期間で大幅に変わりうるという事例を容認することで、今後海外メーカーの参入ハードルが高くな り、日本への再エネ投資に対してネガティブに作用するのではないか。  小型風力発電の調達価格等については、昨年度の調達価格等算定委員会より議論がなされ、「設置期間が短い上、まだ得ら れるコストデータも少なく、動向を注視すべきことから、予め3年間の調達価格を定めないことした。今後データ収集進め、来年度 以降、調達価格の見直しについて議論を深めるべきである。」という意見が取りまとめられました。その後、今年度の委員会で は、第30回委員会(2017年9月28日)において小型風力発電を今年度の委員会の論点として取り扱うことを決定し、以降事業者 団体からのヒアリングも含めて、計5回(第30回、第32回、第33回、第35回、第36回)にわたって議論が行われてきました。このよ うに、今回の決定に当たっては、十分な議論がされてきたものと認識しています。  こうした議論を踏まえ、今年度の委員会意見において「小型風力発電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの新 規認定を行い続けることは適当とはいえない」とされたことを尊重し、今回、調達価格等の取り扱いを決定したものであり、法律 に基づく適正な手続を経ていることから、御指摘は当たらないと考えています。 26 20kW未満と20kW以上の区分を統合することで、小型風力発電の普及が止まってしまうのではないか。技術の芽を摘むことになるのではないか。  小型風力発電産業の育成については、今年度の調達価格等算定委員会意見において、「自家消費や防災用離島等での活用 といった小型風力発電が果たしうる役割に応じたFIT制度外での支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきであ る。」とされたことを尊重し、自家消費等の特殊用途における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展する よう、関係省庁と連携してFIT制度外での支援の在り方を検討してまいります。 27 調達価格等算定委員会では、小形風力発電協会からの事業者ヒアリングが行われたが、他の団体からのヒ アリングも行うべきではなかったか。また、価格の決定に当たって、日本海事協会に意見聴取はしたのか。  調達価格等算定委員会においてヒアリングを実施する事業者団体等の選定については、委員会としての決定事項であるた め、経済産業省として御回答は差し控えさせていただきます。  また、調達価格については、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要する費用等 を基礎として算定することとされており、日本海事協会の認証制度は直接これに関係しないことから、特段の意見聴取等は行っ ておりません。 28 20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いについては、その前提となる議論が公開されていないので はないか。また、調達価格等算定委員会での議論は数分程度にとどまっており、十分な議論がされていな いのではないか。数分の議論にもかかわらず、委員会の意見をなぜ尊重することができるのか。また、1月 の委員会の議論は数分程度だったのに、2月は1時間弱の議論がされており、議論の方法が杜撰ではない か。  今回の取扱いの前提となる議論は、調達価格等算定委員会においてなされ、その議事は公開されています。  小型風力発電の調達価格等については、昨年度の委員会より議論がなされ、「設置期間が短い上、まだ得られるコストデータ も少なく、動向を注視すべきことから、予め3年間の調達価格を定めないことした。今後データ収集進め、来年度以降、調達価格 の見直しについて議論を深めるべきである。」という意見が取りまとめられました。その後、今年度の委員会では、第30回委員会 (2017年9月28日)において小型風力発電を今年度の委員会の論点として取り扱うことを決定し、以後事業者団体からのヒアリン グも含めて、計5回(第30回、第32回、第33回、第35回、第36回)にわたって議論が行われてきました。したがって、数分程度の議 論しか行われていないという御指摘は当たりません。  また、FIT法第3条第7項において、経済産業大臣は、調達価格等を定めるに当たり、調達価格等算定委員会の意見を聴かな ければならず、その意見を尊重するものとすると規定されています。

(8)

番号

意見内容

考え方

29 20kW未満と20kW以上の区分を統合することにより、小型風車の保守点検等を行っている販売事業者が日本から撤退し、運転開始後の設備にも影響が出ることが想定されるが、保証は行うのか。  仮定の御質問であるため、回答は差し控えさせていただきます。 30 20kW未満と20kW以上の区分を統合することにより、過疎地の地方創生への期待が閉ざされてしまうのではないか。  調達価格については、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要する費用等を基礎 として算定することとされており、実際のコストデータを基礎として算定を行った上で、決定した調達価格で効率的に事業を実施 できる事業者に限ってFIT制度による支援を行うことにより、再生可能エネルギーの最大限の導入と国民負担の抑制の両立を図 られることになると考えています。 31 20kW未満と20kW以上の区分を統合することにより、小型の風力発電についてのみ大幅に調達価格が下落することになり、実質的に大企業を優遇する措置となるのではないか。大型の風力発電についても、調達価 格を引き下げるべきではないか。  20kW未満と20kW以上の区分の統合は、20kW以上の風力発電事業については何ら変更を生じさせないため、御指摘は当たら ないと考えます。  なお、2020年度の陸上風力発電の調達価格は18円/kWhという案をお示ししており、これは2019年度の調達価格から1円/kWh 引き下げたものです。 32 既に連系している設備で考えると、まだエネルギーミックスの水準に達していないことから、20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いを見直すべきではないか。今回の取扱いは再生可能エネルギーの最大 限の導入という政府の方針に反するのではないか。  今回の取扱いについては、今年度の調達価格等算定委員会意見において、「小型風力発電はFIT制度からの自立化が困難で あり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区分でコスト効率的に 事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電と同区分として取り扱うことが適切である。」とされたことを尊重し、決定 しています。委員会におけるFIT制度からの自立化の判断に当たっては、エネルギーミックスの水準との関係如何にかかわらず、 自立化が困難である電源を今後も引き続き高い価格で新規認定し支援していくことは適当ではないという判断がされたものと承 知しています。  また、今回の取扱いについても、再生可能エネルギーの最大限の導入と国民負担の抑制の両立という政府の基本方針に揺ら ぎはありません。今年度の調達価格等算定委員会意見において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が 果たしうる役割に応じたFIT制度外での支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」とされたことを尊重し、 自家消費等の特殊用途における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携して FIT制度外での支援の在り方を検討してまいります。 33 20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いに関する経過措置は厳しすぎるのではないか。  FIT制度の買取価格を低下させる場合については、実際のコストを踏まえた検討を行い、低下させた買取価格で実施可能な事 業に限って、FIT制度で支援するという考え方に立っていることや、経過措置を設けることによって高い買取価格での認定案件が 増加し、結果的に国民負担が増加することも踏まえると、国民負担の抑制の観点から経過措置を設けないことが原則です。こう した原則に従って、これまで、例えば毎年太陽光発電の価格を低減させる局面では、特段の経過措置は設けられてきませんでし た。  他方、開発に当たって、地元との調整や水量・風況の調査等の事前手続が必要な電源については、調達価格等算定委員会で 御議論いただいた上で、真に開発中の案件に限って、経過措置を設けるという判断もあります。こうした考え方の下、例えば2017 年度は、大規模バイオマスや中小水力について、地元自治体と最終調整中のものを真に開発中の案件と想定して経過措置を設 けました。  小型風力発電については、委員会において経過措置を設けるべきではないという指摘が複数の委員からありましたが、委員会 意見では、「既に土地の確保等の必要な手続を済ませており、残るはFIT申請手続を控えるのみといった段階にある案件が一定 数存在しうることを踏まえ、例外的ではあるが、真に開発中の案件に限って経過措置を設けることとした。具体的には、土地の確 保を証明する賃貸借契約書等の書類を含む接続契約以外の必要書類を全て揃えた上でFIT認定の申請及び接続契約の申込み を2018年2月末までに完了し、かつ、2018年7月末までに接続契約の締結が確認できた案件に限って2017年度の価格で買い取 るという経過措置の対象とすることとした。」とされ、この意見を尊重して、決定しています。

(9)

番号

意見内容

考え方

34 単純なコスト計算ではなく、効率と多様性のバランスなどといった観点から、20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いは見直すべきではないか。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされています。  小型風力発電については、今年度の調達価格等算定委員会においてコストデータ等を踏まえつつ議論がなされ、「小型風力発 電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当とはいえない。他方、20kW以上の風 力発電と同じ区分でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電と同区分として取り扱うことが適切で ある。」という意見が取りまとめられたと承知しており、この意見を尊重し、決定しています。 35 小型風力発電について、パブリックコメントの実施に当たっては、調達価格等算定委員会の委員の情報、政策決定のプロセスを公表するべきではないか。また、調達価格等算定委員会以外の委員会では議論してい ないのか。  調達価格等算定委員会の委員の情報については、委員会の各回で資料として配布されている「委員名簿」を御覧ください。ま た、今回の小型風力発電の取扱いについては、調達価格等算定委員会で議論が行われていますが、議事は公開されています。  FIT法第3条第7項において、経済産業大臣は、調達価格等を定めるに当たり、調達価格等算定委員会の意見を聴かなければ ならず、その意見を尊重するものとすると規定されていることを踏まえ、調達価格等算定委員会において御議論をいただくのが 適切と考えており、他の審議会等では特段の御議論をいただいておりません。 36 小型風力発電については、20kW未満と20kW以上の区分を統合するのではなく、FIT制度からの中長期的な 自立化に向けた具体的なロードマップを早急に提示した方がよいのではないか。2030年に発電コスト30円 /kWhを下回るという業界目標の達成は可能である。  小型風力発電については、今年度の調達価格等算定委員会意見において、①資本費が低減傾向にないこと、②設備利用率 が想定値よりも低いこと、③事業者団体からのヒアリングで「2030年に小形風車の発電コスト30円/kWhを下回る」という目標が提 示されたことを踏まえ、「小型風力発電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当 とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区分でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電 と同区分として取り扱うことが適切である。」とされたことを尊重し、来年度より20kW以上の区分と統合することが適当であると考 えています。  なお、同意見において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応じたFIT制度外での 支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」とされたことを尊重し、自家消費等の特殊用途における意義を 踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制度外での支援の在り方を検討してま いります。また、小型風力発電に係るFIT制度上の調達価格等の在り方については、来年度以降の調達価格等算定委員会にお いて、コスト動向等に変化があれば、引き続き総合的に議論が行われることになると考えています。 37 20kW未満と20kW以上の区分を統合するに当たって、日本の小型風力発電に関する技術を調査したか。  小型風力発電の技術については、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構がその部品の実証研究を行うな ど、必要な調査・研究を行っています。 38 資源エネルギー庁は2018年度・2019年度の陸上風力発電(20kW未満)の調達価格は変更しないというスタンスであったと認識している。金額を変えるのであればその傾向を予め示すべきではないか。  これまでに資源エネルギー庁として、2018年度及び2019年度の陸上風力発電(20kW未満)の調達価格が55円/kWhであるとい う見解をお示ししたことはありません。  FIT法第3条第1項において、経済産業大臣は、毎年度、当該年度の開始前に調達価格を定めることが原則とされており、今後 も引き続き、法令に則って適切な時期に調達価格の決定を行ってまいります。

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番号

意見内容

考え方

39 20kW未満の区分について、20kW以上の区分と統合するのではなく、太陽光と同様に段階的に価格を引き下げるべきではないか。突然20kW以上の区分と統合して価格が半減するのは、太陽光発電の場合との公 平性を欠くのではないか。  小型風力発電については、今年度の調達価格等算定委員会意見において、①資本費が低減傾向にないこと、②設備利用率 が想定値よりも低いこと、③事業者団体からのヒアリングで「2030年に小形風車の発電コスト30円/kWhを下回る」という目標が提 示されたことを踏まえ、「小型風力発電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当 とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区分でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電 と同区分として取り扱うことが適切である。」とされたことを尊重し、来年度より20kW以上の区分と統合することが適当であると考 えています。  太陽光発電については、非住宅用は2030年に発電コスト7円/kWh、住宅用はできるだけ早期に売電価格11円/kWhなどといっ た目標を掲げて、FITからの自立を目指してコスト低減を進めているところであり、将来的な自立化に向けた道筋が示されていま す。他方で、小型風力発電は現時点では将来的な自立化が困難と考えられることから、FIT制度上異なる取扱いをする合理的な 理由があると考えています。 40 小型風力発電事業による収益を離島の子供たちの進学のための奨学金に充てる予定であったが、20kW未 満と20kW以上の区分が統合されることによって、計画の実現が難しくなった。代案を提案してもらえるのか。  今年度の調達価格等算定委員会において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応 じたFIT制度外での支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」との意見がまとめられたことを尊重し、自家 消費等の特殊用途における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制 度外での支援の在り方を検討してまいります。 41 20kW未満と20kW以上の区分を統合する取扱いについて、今後の活用方法として自家消費や防災用、離島 での活用等をFIT制度外で進めていくことが示されたが、具体的な方針が策定されないのであれば、今回の 取扱いの緩衝要素にはなりえない。安易に支援をやめるのではなく、具体的な支援の方策が示すべきでは ないか。仮に区分を統合する場合には、小型風力産業を発展させるために別のかたちでの政府による支援 が必要なのではないか。  今年度の調達価格等算定委員会において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応 じたFIT制度外での支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」との意見がまとめられたことを尊重し、自家 消費等の特殊用途における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制 度外での支援の在り方を検討してまいります。 42 小型風力発電も含め、欧州が安い調達価格を参考にするだけではなく、日本らしい調達価格があってもよい のではないか。再エネを増やすと決めた以上、より効率の良い安定電源発電事業者を選定して、より健全な 発電所を開発させるべきである。  再生可能エネルギーの最大限の導入と国民負担の抑制の両立に向け、より効率が良く、安定的に発電が可能な事業者に再エ ネ発電事業を実施していただくことが重要である考えています。そのためにも、欧州等の例も国際水準として参考としながら、取 組を進めていくことが必要です。  FIT制度における調達価格は、FIT法第3条第4項に基づき、再エネ電気の供給が効率的に実施される場合に通常要すると認 められる費用等を基礎として算定することとされており、法令に則って決定しています。 43 2017年度のFIT認定申請締切が1月12日であったのに対し、小型風力発電の取扱いの方向性が調達価格 等算定委員会で取りまとめられたのが1月19日であったことはおかしいのではないか。経過措置もこれを火 消ししているだけなのではないか。  FIT法第3条第1項において、経済産業大臣は、毎年度、当該年度の開始前に調達価格を定めることとされており、ある年度に おけるFIT認定申請の事務的な締切と、調達価格等算定委員会において翌年度の調達価格の方向性が取りまとめられる時期と は、本来牽連性はないものと認識しています。  小型風力発電の取扱いについては、調達価格等算定委員会において経過措置を設けるべきではないという指摘が複数の委 員からありましたが、委員会意見では、「既に土地の確保等の必要な手続を済ませており、残るはFIT申請手続を控えるのみと いった段階にある案件が一定数存在しうることを踏まえ、例外的ではあるが、真に開発中の案件に限って経過措置を設けること とした。具体的には、土地の確保を証明する賃貸借契約書等の書類を含む接続契約以外の必要書類を全て揃えた上でFIT認定 の申請及び接続契約の申込みを2018年2月末までに完了し、かつ、2018年7月末までに接続契約の締結が確認できた案件に 限って2017年度の価格で買い取るという経過措置の対象とすることとした。」とされ、この意見を尊重して、決定しています。その 際、当該年度のFIT認定申請締切の後に、委員会において翌年度の調達価格の方向性が取りまとめられたことは、例外的な経 過措置を設けるに当たり、委員会における考慮要素の1つとされたものと認識しています。

(11)

番号

意見内容

考え方

44 経過措置について、小型風力発電がFIT制度からの自立化が不可能であることが調達価格等算定委員会で 判断されたことを踏まえると、経過措置案件については55円よりも低い調達価格とするのが適切ではない か。  御指摘のとおり、調達価格等算定委員会意見において「小型風力発電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの 新規認定を行い続けることは適当とはいえない。」とされたことを踏まえると、国民負担の抑制の観点から、経過措置案件につい て55円/kWhより低い調達価格を適用するという考え方もあり得ます。  他方で、調達価格等算定委員会では真に開発中の案件に限って経過措置の対象とすることで追加的な国民負担の抑制を図 ることとし、委員会意見において「既に土地の確保等の必要な手続を済ませており、残るはFIT申請手続を控えるのみといった段 階にある案件が一定数存在しうることを踏まえ、例外的ではあるが、真に開発中の案件に限って経過措置を設けることとした。具 体的には、土地の確保を証明する賃貸借契約書等の書類を含む接続契約以外の必要書類を全て揃えた上でFIT認定の申請及 び接続契約の申込みを2018年2月末までに完了し、かつ、2018年7月末までに接続契約の締結が確認できた案件に限って2017 年度の価格で買い取るという経過措置の対象とすることとした。」とされたことを尊重して、当該経過措置の案件については、実 質的に2017年度の案件の同様のものとみなし、こうした決定しています。 45 20kW未満と20kW以上の区分を統合することにより、一般国民が風力発電設備を設置することはできなく なってしまうのではないか。  20kW未満の風力発電設備であってもコスト効率的に実施するものは、引き続きFIT制度の支援対象となります。また、FIT制度 上、個人が20kW以上の風力発電設備を設置することも可能です。 46 投資目的の企業を排除している趣旨に見えるが、国策として如何なものか。  小型風力発電については、今年度の調達価格等算定委員会意見において、①資本費が低減傾向にないこと、②設備利用率 が想定値よりも低いこと、③事業者団体からのヒアリングで「2030年に小形風車の発電コスト30円/kWhを下回る」という目標が提 示されたことを踏まえ、「小型風力発電はFIT制度からの自立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当 とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区分でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電 と同区分として取り扱うことが適切である。」とされました。これを尊重し、来年度より20kW以上の区分と統合することにより、再生 可能エネルギーの最大限の導入と国民負担の抑制の両立を図られることになると考えています。 47 経過措置について、電力会社から2018年7月31日までに接続同意書類を提出することとされているが、電力 会社から間に合わない場合があるとの回答があった。対処いただきたい。  今回の経過措置は、すぐに実現可能な、真に開発中の案件に限って例外的に設けたものです。接続同意書類の提出までには 十分な期間を設けていると認識しており、経過措置を設けた趣旨に鑑みれば、これ以上の特別な対応をすることは適切ではない と考えております。

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番号

意見内容

考え方

48 日本は海に囲まれ、すぐれた風況が期待できる場所が存在している。小型風力発電を行おうとしていたので、今回の20kW以上と20kW未満の区分統合は残念だが、知恵を使ってなんとかやっていこうと思う。  20kW未満の風力発電設備であってもコスト効率的に実施するものは、引き続きFIT制度の支援対象となります。また、今年度の 調達価格等算定委員会意見において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応じた FIT制度外での支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」とされたことを尊重し、自家消費等の特殊用途 における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制度外での支援の在り 方を検討してまいります。  なお、小型風力発電に係るFIT制度上の調達価格等の在り方については、来年度以降の調達価格等算定委員会において、コ スト動向等に変化があれば、引き続き総合的に議論が行われることになると考えています。 49 小型風力の区分撤廃に賛成。少し遅かったくらいだと思う。国民負担と再エネ導入効果のコスパで考えれば 至極妥当。経過措置など一切不要で、即時撤廃するべき。FIT制度はエネルギー政策そのものであって、風 車メーカーの事業を成り立たせるためのツールではない。経過措置を設けるとしても、2月までに事業計画 認定要件の重要な柱である接続同意を済ませることまで求めるべきであった。今後、こうした経過措置は厳 に慎むべきである。  小型風力発電の調達価格等については、昨年度の調達価格等算定委員会より議論がなされ、「設置期間が短い上、まだ得ら れるコストデータも少なく、動向を注視すべきことから、予め3年間の調達価格を定めないことした。今後データ収集進め、来年度 以降、調達価格の見直しについて議論を深めるべきである。」という意見が取りまとめられました。その後、今年度の調達価格等 算定委員会意見において、①資本費が低減傾向にないこと、②設備利用率が想定値よりも低いこと、③事業者団体からのヒアリ ングで「2030年に小形風車の発電コスト30円/kWhを下回る」という目標が提示されたことを踏まえ、「小型風力発電はFIT制度か らの自立化が困難であり、55円/kWhでの新規認定を行い続けることは適当とはいえない。他方、20kW以上の風力発電と同じ区 分でコスト効率的に事業を実施する案件については、20kW以上の風力発電と同区分として取り扱うことが適切である。」とされた ことを尊重し、御指摘のとおり、来年度より20kW以上の区分と統合することが適当であると判断したものです。  経過措置については、調達価格等算定委員会においても、御指摘のように経過措置を設けるべきではないという指摘が複数 の委員からありましたが、委員会意見では、「既に土地の確保等の必要な手続を済ませており、残るはFIT申請手続を控えるの みといった段階にある案件が一定数存在しうることを踏まえ、例外的ではあるが、真に開発中の案件に限って経過措置を設ける こととした。具体的には、土地の確保を証明する賃貸借契約書等の書類を含む接続契約以外の必要書類を全て揃えた上でFIT 認定の申請及び接続契約の申込みを2018年2月末までに完了し、かつ、2018年7月末までに接続契約の締結が確認できた案 件に限って2017年度の価格で買い取るという経過措置の対象とすることとした。」とされ、この意見を尊重して、決定しています。  なお、同意見においても、「この経過措置は、①今回の取扱いによる小型風力発電の調達価格の変更が55円/kWhから20円 /kWhと大きいこと、そして、②今年度のFIT認定申請期限後に小型風力発電に係る本委員会の結論の方向性が示されたことを 考慮した、今回に限定した例外的な措置であることを確認した。」とされており、今後の調達価格の低下に伴う対応については、 同意見の考え方を尊重していくことが重要と考えています。 50 仮に小型風力発電をFIT制度ではなく補助金で支援するとしても、国民負担で支援していることに変わりないのではないか。  今年度の調達価格等算定委員会意見において、「自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割 に応じたFIT制度外での支援のあり方について、関係省庁と連携して検討すべきである。」とされたことを尊重し、自家消費等の 特殊用途における意義を踏まえて、当該用途を中心に小型風力発電産業が発展するよう、関係省庁と連携してFIT制度外での 支援の在り方を検討してまいります。  御指摘のとおり、仮に補助金で支援を行う場合でも最終的に国民の皆様の御負担となることは変わりませんが、全国一律での 負担を求め、支援を行うFIT制度と比較すると、自家消費や防災用離島等での活用といった小型風力発電が果たしうる役割に応 じたきめ細やかな支援の方が、より上述の目的の達成に資するものと考えております。 51 仮に20kW未満の区分について55円/kWhでの買取りを続けた場合、国民負担はどの程度になるのか。1世帯当たりの負担を教えていただきたい。  将来の国民負担額については、導入量や設備利用率等の前提に様々な仮定がありうるため、御回答は差し控えます。いずれにしても、全国の電気の使用者に御負担をお願いする以上、1世帯当たりの負担額にかかわらず、再生可能エネルギーの最大 限の導入と国民負担の抑制の両立に努めていくことが重要であると考えています。

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