タングルロック・タングルスペーサー製品概要
(タングルスペーサー特許取得・タングルロック特許出願中)タングルロック・タングルスペーサー付き溶接金網の施工方法概要
(工法特許出願中)ライズバレー株式会社
はじめに
職人不足の建設業界に革命を起こす
ワイヤーメッシュロック及び高さ保持機能製品タングルロック
~ 結束からロックへ ~
ビル建設や土木工事などで広範囲に生コン(生コンクリート)を流す際は必ずコンクリートひび割れ防止 のために鉄筋配筋又はワイヤーメッシュ(溶接金網)が使用されております。「コンクリートあるところワ イヤーメッシュあり」といわれるほど、ワイヤーメッシュはコンクリートのひび割れ防止として土木建築多 くの現場で使用されております。建築工事では鉄骨構造の高層ビル建築において合成スラブ用デッキプレー トを採用している物件も多くワイヤーメッシュの需要が増加している傾向にあると考えられます。 【ワイヤーメッシュ結束風景】 ワイヤーメッシュの施工は現場で運搬・配置し、結束作業(メッシュ 同士の継手部を結束線でつなぐ作業)及び、スペーサー取付作業を行 います。 専門的な技術と知識・経験が必要で熟練した職人が施工しなければ、メッシュ同士の継手部の重ね量(1.5 マス以上)の不足、スペーサー取付位置の間違いによる被り量の不足、および施工不慣れにより施工歩掛が 伸びず行程遅延 等のトラブルが発生する可能性が考えられます。 特に、大規模現場では何百~何千箇所と行う必要があるので、多くの職人が必要な状況なっています。しかし、御存じの様に今日本は深刻な人手不足の時代です。熟練した職人を必要な期間だけ必要な人数集 める事は容易ではない状況です。さらに現状の状況のままであれば高齢化の為5年毎に職人の人数は半減し て行くとまで言われているのが現状です。 そこで弊社では、熟練した職人の方が行う作業を素人の方でも簡単に 行うことが可能な施工方法として「タングルロック」を使用してワイヤ ーメッシュとワイヤーメッシュをロックする施工方法を実現しました。 素人の方でも職人同等の品質を確保する事が出来る施工方法です。 さらに、施工歩掛を伸ばす施工方法である為、今まで職人さんが数人で1日がかりで行っていた作業量も、 少人数・短時間で行う事も可能となりました。 今後も労働人口減少が予想される国内では、省力化に向けて開発・製品化を積極的に行い市場への供給を 行います。そして国内に限らず海外市場への投入も視野に入れ、暑さ・寒さなどの気象条件で休憩を多く挟 まなければならず作業が進まない現場でも弊社の製品がある事により効率的な建設が行える状況を提供し ていきます。 色々な条件が揃う必要がありますが、タングルロックによるワイヤーメッシュロック工法は施工能率を上 げます。 施工能率を上げる事は施工時間を短縮するということです。躯体工事の工事日数を短縮する事が可能になり ます、その結果、タワークレーンの設置期間が短くなる等の効果が見込めます。 工期短縮は工事費の減額に大きく影響します。 総工費も安く抑える事が可能になりますので、大きなコストメリットが見込まれることと考えられます。
弊社製品の特色及び利点
1. 施工性の向上 ・事前に工場又は現場にてワイヤーメッシュにタングルロック・タングルスペーサーを取付けた製品 で施工する為、結束作業・スペーサー取付作業が不要となり敷きこみ作業時間短縮できます。 ・結束作業が不要、踏むことで結束同等以上の性能が確保出来るので、現場経験の少ない作業員でも 施工可能です。 ・結束作業が少なくなるため、腰を屈める作業が減少します。 作業員の疲労軽減となり作業の持続性が良くなり 1 日の施工数量の増加が見込めます。 また、ワイヤーメッシュを運ぶ・置く・踏むだけの作業のため作業スピードも速くなります。 ワイヤーメッシュ 2.0m×4.0m 10枚施工での検証 在来工法(結束+スペーサー取付) 腰を屈める作業 80回/人 タングルロック工法(結束+スペーサー取付不要) 腰を屈める作業 17回/人腰を屈める作業 約80%減少
・メッシュ割付図を作成することで、メッシュ必要数量が事前に把握出来るので必要数量分のみ搬入 施工時にメッシュ数量の不足、および施工完了後余ったメッシュの片付け不要となります。 2. 敷き込み作業完了後の利点 ・メッシュの 4 枚重ね部分は 5 段(30mm)を確保 ・コンクリートの被り問題発生なし ・メッシュのズレが発生しないため、整然としたメッシュ配筋仕上がりとなる ・タングルロックがメッシュを掴んでる強度(160 ㎏/爪4か所)の為、コンクリート打設時外れる 可能性が非常に少なくメッシュの位置保持能力が優れコンクリート打設後の品質向上が見込める ・コンクリート打設時にスペーサーが外れてしまいワイヤーメッシュが脱落することがありません。 メッシュの位置保持能力が優れていますので、バースペーサー(特殊スペーサー)使用した場合 と同等の性能があるとの見解を受けることができております。 品質管理の観点からみても高評価を得ることができております。3. メッシュ材料ロス率の低減(メッシュの総使用枚数の削減される) ・メッシュの重なりが 2 マスから 1 マス半となり、材料のロス率が下がります。 *合成床板の認定工法の条件にワイヤーメッシュの重ね部は 1.5 マス以上との条件があります。 在来の結束作業ではズレ止めの為メッシュの交差部を重ねて結束する必要です。 上記の理由で結束の場合は 2 マス重ねとする必要があるのです。 *タングルロック工法の場合は十分な固定力がある為、監理者の検査で 1.5 マス重ねで問題ない との判断を頂きました。 ワイヤーメッシュ重ね部分のロス率 ワイヤーメッシュ 2.0m×4.0m 2.0 マス重ね(300㎜) ロス率 約16% ワイヤーメッシュ 2.0m×4.0m 1.5 マス重ね(250㎜) ロス率 約13% ロス率 約3% 向上 施工総面積 10,000m2 の現場での必要なワイヤーメッシュ数量
ワイヤーメッシュ 2.0m×4.0m 2.0 マス重ね ロス率 約16% 1,488 枚 ワイヤーメッシュ 2.0m×4.0m 1.5 マス重ね ロス率 約13% 1,437 枚 使用数量 51 枚の削減
製品概要
使用材料 ① JIS 規格のΦ6 線材(全製品共通) 製品写真 ●1.5 マス対応タングルロック(デッキ凸部からのコンクリート厚さ t=90 用) ●タングルスペーサー(デッキ凸部からのコンクリート厚さ t=90 用) *デッキ凸部からのコンクリート厚さにより対応製品の高さ寸法の異なる製品も準備しております デッキ凸部からのコンクリート厚さ t=80 用 デッキ凸部からのコンクリート厚さ t=100 用 の準備がございますタングルロック製品の性能(掴み強度) (メッシュ取り付け部強度試験状況)
試験体
№
最大荷重
1
1544N
(≒
154.4kg)
2
1620N
(≒
162.0kg)
3
1620N
(≒
162.0kg)
タングルロック製品の性能(掴み強度) (ロック部掴み強度試験状況)
試験体
№
最大荷重
1
290N
(≒
29.0kg)
2
344N
(≒
34.4kg)
3
291N
(≒
29.1kg)
タングルロック製品の性能(掴み強度) (メッシュロック部強度試験状況)
試験体
№
最大荷重
1
882N
(≒
88.2kg)
(下+上 掴み)
2
926N
(≒
92.6kg)
(下+上 掴み)
3
1218N
(≒
121.8kg)
(下+下 掴み)
タングルロック・タングルスペーサー付き溶接金網の施工方法
施工手順
事前作業(デッキ割付図チェック・ワイヤーメッシュ配置図作成) ① デッキ割付図を基にワイヤーメッシュ割付図作成 ・CAD を使用してワイヤーメッシュ割付図を作成 ・ワイヤーメッシュの施工順番を記載 ・柱やファスナー位置等の切断部分を記載 ・ワイヤーメッシュ使用枚数割り出し *デッキ割についての要望事項 一般的に梁によりデッキ割付が区切られるが、デッキ割付計画時に梁をはさみ両側に配置される デッキ凸部の芯‐芯の間隔を300の倍数である600又は900となるようにお願いしたい。 デッキ割付図面の事前チェックについても対応いたします。 ② ワイヤーメッシュ割付図を基にタングルロック・タングルスペーサーの配置図作成 ・ワイヤーメッシュの施工順番に従って、デッキの山と谷を考慮し弊社製品を配置 ・弊社製品の配置ピッチを記載。配置ピッチを 900mm以下とする ・弊社製品の使用個数を割りだし ワイヤーメッシュ割付参考図工場作業(弊社契約のワイヤーメッシュメーカーのヤードにて) *現場内でのタングルロック・タングルスペーサー取付作業も可能です ③ ワイヤーメッシュ製品にタングルロック・タングルスペーサー取付 1. 取付は専用工具を使用します 2. 弊社製品の配置図を基に、ワイヤーメッシュへ取り付け ※取付方向、取付位置に注意 3. タングルロックを取り付けたワイヤーメッシュ施工順番に合わせて積上げ・緊結 現場への搬入準備 参考資料(タングルロック・タングルスペーサー取付位置、施工順序)
現場作業(ワイヤーメッシュ荷受け・現場敷き込み) ④ 施工 ・荷受け 荷受け状況(参考) ・施工順番に積み重ねられたワイヤーメッシュを割付図順に配筋 ・1 枚目の配筋はズレを防止するため、結束やズレ防止工具を使用 ・2 枚位目以降、縦方向と横方向のワイヤーメッシュの重なりは 1 マス半を厳守 ・弊社製品のロック溝にメッシュ筋が乗っていることを確認 ・メッシュ筋をロック溝に落とし込むように足で踏む ・結束作業が不要なので、鉄筋工での施工に限らず一般作業員での作業可能 ・結束ではなくタングルロックでメッシュ同士を緊結固定する為、一般作業員の施工でも 敷き込み、緊結固定品質のばらつきは発生しない 敷き込み作業状況(参考) a.1.5マス重ね敷き込み状況 b.タングルロック部踏み込み状況