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予測 (2020/08/07)(東京の推計・予測曲線を更新した. 世田谷区の推計・予測曲線を追加した))

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Academic year: 2021

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(1)

3月, 4月の流行の山 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 赤折線:東京都の新規陽性者 発生数(実データ) 黒曲線:推計・予測曲線 新規陽性者数 8月22日 8月29日 9月5日 東京都の新型コロナウイルス感染症新規陽性者数予測(2020年8月7日現在) (6月12日に作成した予測曲線を約50日ぶりに更新) 8月9日(日)に緊急事態宣言 最大1日690人の新規陽性者 発生 (発生日8月22日, 以降減少) 8月16日(日)に緊急事態宣言 最大1日848人の新規陽性者発生 (発生日8月29日, 以降減少) 8月23日(日)に緊急事態宣言 最大1日1032人の新規陽性者発生 (発生日9月5日, 以降減少) 本予測はあくまでも研究途中の成果を参考のために公開しているものであり具体的な行動の根拠とされることは想定して おりません。(土谷 隆) 推計・予測曲線作成時点 (8月4日). この線より右は「予測」

(2)

本予測はあくまでも研究途中の成果を参考のために公開しているものであり具体的な行動の根拠とされることは想定して おりません。(土谷 隆) 東京都の新型コロナウイルス感染症新規陽性者数予測(2020年8月7日現在) 拡大図(この図では緊急事態宣言は想定していない) 赤折線:東京都の新規陽性者 発生数(実データ) 黒曲線:推計・予測曲線 推計・予測曲線作成時点 (8月4日). この線より右は「予測」 新規陽性者数 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 一人の陽性者が一日に感染させる平均人数をβとする.βは東京では3月下旬に0.16であった. 6月から7月まではβ=0.16*0.7であったが,感染拡大に対する警戒からから,7月に β=0.16*0.55に低下したとして推計した.

(3)

東京都の新型コロナウイルス感染症新規陽性者数予測(2020年8月7日現在)拡 大図(移動平均版)(この図では緊急事態宣言は想定していない) 赤折線:東京都の新規陽性者発生数 (実データ)移動平均 黒曲線:推計・予測曲線 推計・予測曲線作成時点 (8月4日). この線より右は「予測」 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 新規陽性者数 前頁で表示した原データは曜日効果などの癖があるため,当該日の前後7日間,15日の 移動平均をとり安定化したもの.原データは4月上中旬には推計曲線より下にずれ, 4月下旬から5月上旬は上にずれている.別の発症日別のデータとの比較より, このずれは, 4月上旬の最流行期に事務処理に遅れが出て,それを後ほど取り戻した,と推定される. 本予測はあくまでも研究途中の成果を参考のために公開しているものであり具体的な行動の根拠とされることは想定しておりません。(土谷 隆)

(4)

各パターンにおいてある日から引き続く10日間,

14日間に発生する新規陽性者数の最大値

((未発症陽性者も含む)一人の陽性者が平均10日-14日入院すると仮定した時

の最低必要病床数の目安)

前回

1750人 ---

2350人

4/8 , 4/6

本予測はあくまでも研究途中の成果を参考のために公開しているものであり具体的な行動の根拠とされることは想定して おりません。(土谷 隆)

8月 9日に緊急事態宣言

6240人 ---

8250人 8/16, 8/13

8月16日に緊急事態宣言

7680人 --- 10300人 8/22,8/19

10日間

14日間

(10日間,14日間)

発生日

8月23日に緊急事態宣言

9370人 --- 12590人 8/29,8/26

(5)

本予測はあくまでも研究途中の成果を参考のために公開しているものであり具体的な行動の根拠とされることは想定しておりません。(土谷 隆) 世田谷区の新型コロナウイルス感染症新規陽性者数予測(2020年8月7日) (推計・予測曲線作成日:7月31日) 赤折線:世田谷区の新規陽性者 発生数(実データ) 黒曲線:推計・予測曲線 新規陽性者数 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 推計・予測曲線作成時点 (7月31日). この線より右は「予測」 一人の陽性者が一日に感染させる平均人数をβとする.東京の再拡大ではβ=0.16*0.7から 0.16*0.55に低下しつつあるように見えるのに対し, 世田谷はβの値は0.16*0.68 であり,あまり 変わらない.β=0.16が東京での3月までの値. 典型的な住宅地で感染が拡大していることを 示しており,行く末が懸念される.

(6)

本予測はあくまでも研究途中の成果を参考のために公開しているものであり具体的な行動の根拠とされることは想定して おりません。(土谷 隆) 大阪府の新型コロナウイルス感染症新規陽性者数予測(2020年8月7日現在)拡 大図(この図では緊急事態宣言は想定していない) 赤折線:大阪府の新規陽性者 発生数(実データ) 黒曲線:推計・予測曲線 新規陽性者数 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 一人の陽性者が一日に感染させる平均人数をβとする.東京の再拡大ではβ=0.16*0.7 なのに対し, 大阪は0.16*0.95 なので早く陽性者が増えるので注意が必要. β=0.16が3月までの値(東京・大阪 共通). 本モデルではデータより1人の陽性者が感染以来15日間他人に感染させるとしている. 推計・予測曲線作成時点 (7月18日). この線より右は「予測」

(7)

大阪府の新型コロナウイルス感染症新規陽性者数予測(2020年8月7日現在)拡 大図(移動平均版)(この図では緊急事態宣言は想定していない) 赤折線:大阪府の新規陽性者発生数 (実データ)移動平均 黒曲線:推計・予測曲線 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 新規陽性者数 本予測はあくまでも研究途中の成果を参考のために公開しているものであり具体的な行動の根拠とされることは想定しておりません。(土谷 隆) 推計・予測曲線作成時点 (7月18日). この線より右は「予測」 前頁で表示した原データは曜日効果などの癖があるため,当該日の前後7日間,15日の移動 平均をとり安定化した移動平均と推計・予測曲線を比べている.前ページの原系列は, 予測の 下方にずれているが,この理由が検査数の限界による可能性もなくはなく,慎重に推移を見守 る必要がある.

(8)

• ここで用いている予測手法等については,

http://www3.grips.ac.jp/~tsuchiya/prediction_july9.pdf

,論文「新

型コロナウイルス感染症の広がりに関する一考察」(土谷隆:

GRIPS ディスカッション・ペーパー 20-4)をご覧下さい.

• なお,本予測の過去の版は

http://www3.grips.ac.jp/~tsuchiya/

より取得可能である.

• 発生陽性者がこのまま増加した時に,何人程度までならば大き

な遅滞を伴わずに自治体が実体に近い数字を発表できるかは不

明である.関係者の尽力如何にかかわらず,たとえば

一日500人

程度の発生陽性者が出ているのに,処理能力の限界より,発表さ

れる陽性者の数が200人程度,と少なくなり

,国民が実態を把握

できなくなる可能性はあり,それは大きな懸念材料と考える.

(9)

• 今回,

東京都に関しては,6月12日以来固定してきた推計・予測

曲線を50日ぶりに更新した

.これは,感染爆発への警戒からか,

若干,感染拡大の速度が低下したことを考慮したものである.実

際,感染力β(1人の感染者が1日に新たに何人に感染させるか

の数値)が7月初旬に0.16*0.7から0.16*0.55程度に低下している

ことが推定される.感染拡大が鈍化したとはいえ,

• 今後,このまま推移すると,1日の発生陽性者数は月末に向け

て1000に近づく.自発的な自粛要請に基づいて対応する限りは,

それが強化されたとしても,発生陽性者数の早期減少はまった

く見込めず,1日の発生陽性者数が400から500を超える日が長

期にわたり持続し,医療システムが疲弊して医療崩壊に繋がる

可能性が高い.

今直ちに緊急事態宣言を発出して

,感染の拡大

に歯止めをかけ,

医療崩壊・それに伴う社会の大きな混乱

を避

けるべきである.

(10)

• 東京都では既に60代以上の感染者数は3月・4月流行時の半

分程度に到達している.前回と同じペースであれば40名から5

0名の人工呼吸器を使用する患者さんが発生していてもおかし

くないが(最大90名),現在のところ幸い,20名弱に留まっている

( https://crisis.ecmonet.jp/

). これは,前回の流行を踏まえて医

療システムが整えられた結果であると考えられる.

• この事実は,むしろ,

発生陽性者が増え,医療システムの運用が

スムーズに行かなくなると, 急速に重症患者が増える

ことを示す

ものと捉えるべきである.実際,

大阪では重症患者が急増

して

いる.

• 今回,世田谷区を追加した.同区の発生陽性者数の推移は,

型的な住宅地域において感染が着実に拡大しつつ

あることを示

している.

(11)

• 7月18日より

大阪について解析と予測

を追加している.

βの値が

東京よりも大きく,東京よりも急速に陽性者が増える

恐れがあり,

医療崩壊を起こすことがないように,最大限の緊張感を持って

推移を見守る必要がある.

特に8月初めから陽性者数が200前

後に留まっているのが,実際に感染拡大速度が収束しつつある

のか,検査数の限界から来ており,感染爆発が起きつつあるの

かを見極める必要がある.

重症者患者の増大が顕著な点も心

配である.

緊急事態宣言の必要が切迫しているのは大阪も同様

である.愛知,福岡,沖縄も緊迫した状況にある.

• 緊急事態宣言を発し,現状を落ち着かせない限りは,当面の対

応に追われまくり,冷静に

今後の社会・経済運営をどのようにし

ていくかについての戦略的な議論

を行うことは困難と考える.

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