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時空のエトランゼ ID:68843

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Academic year: 2021

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(1)

時空のエトランゼ

(2)

︻注意事項︼

  この PDFファイル は ﹁ハーメルン﹂ で 掲載 中の作 品を自動的 に P DF化 した も のです 。  小説 の作 者、 ﹁ハーメルン﹂ の 運営者 に無 断 で PDFファイル及 び作 品を引 用の 範囲を超 え る 形で 転載 ・ 改 変 ・ 再配布 ・ 販売 す る こと を禁 じます 。    

すじ

 西暦2199 年   地 球 は 滅亡 の危機にあった 。   そ ん な中 、ガミラス に占 領 さ れ た 冥王星 奪 還 作戦が発 令 さ れる。 ︻人 物略歴 ︼  国連宇宙 海 軍 三 等 宙 佐  瓜生ミハル    性別   女 ?年 齢27 歳  身長172cm 体 重 は 秘密 !  血液型B型 スリーサイズB85W60H88︵ 年 間 平均値♪ ︶  誕生日2172 年 10月25日蠍座 の女  人 物 イメージ︵転載厳禁︶      実家 は戦 国 時 代 か ら続 く武 家。明治以降 は海 軍 の 家系 であ り、 文 武 両 道 が 家訓。    原 作 ストーリー にて 進み ますが 、 時 々オリジナルストーリー で 閑話 有り です 。  加 筆 ・訂 正は 随 時 行 ってます 。

(3)

  目   

  

│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 登場 人 物 一覧  1 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 1話 メ号 作戦   ︻ 挿絵 有︼   6 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 2話 ヤマト 発 進  ︻ 挿絵 有︼   14 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 3話  木 星重力圏  20 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 4話 コスモゼロ  ︻ 挿絵 有︼   25 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 5話 メ2号 作戦 立 案   31 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 6話 忘 却の彼 方  38 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 7話  時に 西暦2193 年   46 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 8話 冥王星 攻略 ︻ 前 編︼   53 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 9話 冥王星 攻略 ︻後編︼   59 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 10話  太 陽圏境 界 面離脱  67 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 11話  停戦の 使者  77 │ │ │ │ │ │ │ │ │ 12話 メルダ・ディッツ少尉︻ 挿絵 有︼   87 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想︻ 其の 一︼   97 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 13話 脱出  103 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 14話 事実 と 信頼  109 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 15話 ジレル の 魔 女 ︻ 前 編︼   124 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 16話 ジレル の 魔 女 ︻後編︼   130 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 17話 狩り の 角笛︻ 前 編︼   135 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 18話 狩り の 角笛︻後編︼   140 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想︻ 其の 二︼   149 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 19話 目覚め た ミハル  156 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想︻ 其の 三︼   165 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想︻ 其の 四︼ ︻ 挿絵 有︼   171

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│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想︻ 其の 五︼ ︻ 挿絵 有︼   182 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 20話 再会  ︻ 前 編︼ ︻ 挿絵 有︼   187 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 21話 再会  ︻後編︼ ︻ 挿絵 有︼   192 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想︻ 其の六 ︼   196 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 瓜生美 晴の帰 還 ?︹閑話︺   201 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想  ︻伊 東 真 也 ︼   207 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 回想  ︻伊 東 真 也 ︼篇  其 ノ弐  213 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 22話 鉄拳  219

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登場

一覧

  時  原 作 ﹃ヤマト2199﹄ か ら小変更∼ 大幅に 変更 した 人 物 も あ り ま す 。 その 他、私 の 勝 手 気儘 な味 付 け を施 した 人 物 も あ り です 。 組織 ・ 人名 など 実 在の も のとは 一切 無 関係 ですので 、予め ご 理解 ください 。  尚、設定 はあって も 登場しない キャラも 含ま れ てお り ます 。   ︽ オリジナルキャラ ︾ ︻瓜生ミハル︼    瓜生 美 晴 う り ゅ う   み は る       ※ ︻ ︼ ︷ 物 語 の主 人 公  ︸ ︽ 第 一 艦 隊 附 参 謀 長︾  国 連 宇 宙 局 極 東 管 区   統 合 幕 僚 監 部  作 戦 本 部 第 1 作戦 部 所属 ︵便宜上 参謀 本 部 と呼 称︶三 等 宙 佐か ら 異 動  二 等 宙 佐  27 歳   女性  身長172cm B85 ︵Cカップ︶ W60 H88  体 重 は 秘密 ♪   幼 少期より文 武両 道 の 家 に 育 ち 、 宇宙防衛 大入学前までは 一貫 して 学 習院。茶道・華道・日 本 舞踊・ 剣 道・合気道 と 多 才であ る。 瓜生  光政 う り ゅ う  み つ ま さ   父は 宇宙 海 軍 幕 僚長 の 宙将   │││││││││││││││││││││││││ 瓜生 美 晴 う り ゅ う   み は る   ※ ︻ ︼   海 上自衛隊  第 二艦隊 護衛艦[や まと ] 乗組 員  三 等海 尉 24 歳 ︵転生 時 ︶ 男   九 州沖 にて ミサイル 攻 撃を受 け 殉 職 ?か ら転生憑依 した模 様。  宇 宙 戦 艦 ヤ マ ト は 父 が 買 い 揃 え て い た 単 行 本 が 切 っ 掛 け で 興 味 を 持 つ 。防 大入学まで 軍事 に 興 味はなく 、 自衛隊 は就 職 先として 消去法 で 選ん だだけという 一般人。  高 校時 代 に父が リストラ、 その 後 の両 親 の 離 婚 。広島県 の 母 の 実家 に 身を寄 せ る ことにな り、 地元の公 立高 校に 編 入す る。 学 費を考 えて 防衛 大学校へ 進む道を選ん だ 。

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 少 年 期 か ら 空手 を習 ってお り、黒 帯 ︵二段︶ であ る。   本 名 は 藤沢 美 晴    美 晴の 詠み は ﹃よ しは る﹄ だったが 、 事 前に男の子な ら ﹃よ しは る﹄ 女の子な ら ﹃み は る﹄ とす る予定 だったのだが⋮   父の 康 晴が 間違 え て 出生 届に 書 いた 為 だ 。   瓜生 康 晴 う り ゅ う  や す は る ︻ ︼  瓜生 美 晴の父  一 流 家電メーカー に 勤務 していたが 、 経 営 破 綻 に 陥 った 会 社か ら早 期退職を 呈示さ れ退職。 その 後、 離 婚してか ら は横浜 市 の 自宅 に 独り 暮ら しで 、 住 宅関連企 業で 営 業 マンを してい る。  美 晴の 出生 届 を間違 えたのは 、 女の子 ︵み は る︶ を切望 していた 康 晴の 想 いが強すぎたた めら しい 。 藤沢 茜 ふじさ わ  あかね ︻ ︼  瓜生 美 晴の 母 離 婚 後 に 旧姓 に戻 る。   藤沢 玲 奈 ふ じ さ わ   れ な ︻ ︼  瓜生 美 晴の 従 兄 弟 で クラスメイト  高 校卒業 後、 地元の 企 業に就 職 す る。美 晴には片 想 いしてい る。美 晴のこと を﹃ハル﹄ と呼ぶ 。  身長156㎝ B80︵Bカップ︶W57 H82 B型   藤沢 紀 之 ふ じ さ わ  の り ゆ き ︻ ︼  瓜生 美 晴の 叔 父  茜 の兄  玲 奈の父      │││││││││││││││││││││││││   水 原 聡 み ずは ら  さとし ︻  ︼ ︽ヤマト航 空 科 整 備班長︾ 宇宙航 空 母艦 ︹カツラギ︺ ※整 備班長 か ら 異 動

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 三 等 宙尉 43 歳  既 婚 ︵妻 子は 遊星爆 弾に より既 に死 去︶   渕上  克幸 ふ ち が み  か つ ゆ き ︻ ︼ ︽ヤマト航 空 科飛行長︾宇宙航 空 母艦︹カツラギ︺ ※ 飛行長 か ら 異 動  三 等 宙 佐  37 歳  既 婚       ※ 宇宙航 空 母艦 ︹カツラギ︺ は メ号 作戦に 参加 す る予定 であったが 、 試験航行 中の 事 故に より損 失 。 こ れ に より、 メ号 作戦では 航 空戦 力投 入が 叶わ ずに大敗 を喫 す る要因 となった 。 しかし 、 艦載 機 を配備 す る 前だったことは 不 幸中の幸いとな り、損 失 を 免 れ た機体 ・ 搭乗 員 ・ 整 備員 は 部隊 ごと ヤマト航 空 隊 へ 転 用さ れ た 。   芹沢 達 也 せ り ざ わ   た つ や ︻ ︼  宇宙航 空 母艦 カツラギ 艤装員長 か ら初代艦長   一 等 宙 佐  38 歳  独身  芹 沢 軍 務 局 長 の 長 男 で ミ ハ ル の 婚 約 者。 次 元 波 動 理 論 応 用 核 融 合 機 関を 搭 載 した ︻カツラギ︼ の公 試運転 での 事 故で 殉職。  母 の 再 婚 相 手であ る 父の 虎鉄 との 血縁 は無い 。   谷  幸 一 た に   こ う い ち ︻ ︼  宇宙巡洋艦 クラマ艦長 ↓ 宇宙 戦 艦ヤマト艦長   一 等 宙 佐  45 歳  既 婚  沖 田 提 督か ら の 推薦 で ヤマト艦長 に 内定 していたが 、 着 任寸 前に ガ ミラス の強硬偵 察 に よる 攻 撃 にて死 亡。 武 藤 賢司 むと う   け ん じ ︻ ︼   統 合 作戦本 部  第 1 作戦 部長  宙将補 49 歳  既 婚    瓜生 ミハル の 上官  記 憶 喪 失 状 態 の ま ま 復 職 し た ミ ハ ル を 押 し 付 け ら れ た 不 運 な 上 司。 軍人 という よりも官僚タイプ の 人 物であ る が 、 意外 に 親分肌 な性格で 部 下 の 面 倒 見 も 良 い こ と か ら 瓜 生 光 政 か ら 娘 を 預 け ら れ る こ と に

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なった 。  ミハル との 不 倫 関係を疑われる 噂があ る が 、 等の本 人 は全く 知ら な い 上 に 上官 の 娘 に手 を だす 度胸 は 持 ち 合 せていない 。   成 瀬  悠生 な る せ   は る き ︻ ︼   統 合 作戦本 部  第 1 作戦 部 所属  二 等 宙尉 24 歳  瓜生ミハル の副 官   尾 崎  優奈 お ざ き   ゆ う な ︻ ︼  軍 医  一 等 宙尉 28 歳  独身   女性乗組 員を 主に 担 当す る 女医 。 主に 内科を担 当す る のだが 、 実 は 血を見る ことが 苦 手 。  身長165㎝ B88︵Eカップ︶W59 H87   槙 村  洋輔 ま き む ら よ う す け ︻ ︼  宇宙 戦 艦キリシマ 警衛宙曹   宙曹長 28 歳   第 二 次 火 星 沖 海 戦 で ミ ハ ル と バ デ ィ と な り 救 助 活 動 を 行 う 。 そ の 際、負傷 した 伊 東 真 也 を見 つけた 。   瓜生  光政 う り ゅ う  み つ ま さ ︻ ︼   統 合 幕 僚長    幕 僚長 た る宙将︵ 大 将 に 相 当 ︶  59 歳  既 婚  瓜生ミハル の父   瓜生  佳乃 う り ゅ う   よ し の ︻ ︼  瓜生ミハル の 母 53 歳  既 婚   小薗 隼人 こ ぞ の   は や と ︻ ︼

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 瓜生家執事 70 歳  独身   先祖 代々瓜生家 に 仕 え る 筆 頭執事。軍 籍にあったが 、 急 逝 した父か ら執事職を継 いだ 。 そのた め、 40代 半ばにして幼 少 時の ミハル か ら 爺と呼ば れる ことになった 。   甘粕 万里 あ ま か す   ま り ︻ ︼  瓜生家 メイド 26 歳  独身  16 歳か ら仕 え るメイド長  身長160㎝ B93︵Fカップ︶  W62 H89  体 重 は 秘密   新 次 郎 し ん じ ろ う ︻ ︼  瓜生家 の 飼犬 12 歳   白い体 毛 の 紀州犬  従順 で大 人 しいが 、 何故か ミハル︵美 晴 ︶ のことが大好き ら しい 。   ︽ 原 作 キャラ ︾  原 作か ら の 変更点 の み ︻真 田  志郎︼  三 等 宙 佐  ↓ 二 等 宙 佐 ︻伊 東  真 也 ︼  二 等 宙尉 ↓ 一 等 宙尉 ︻加藤 三郎︼  二 等 宙尉 ↓ 一 等 宙尉 ︻篠原 弘 樹 ︼  三 等 宙尉 ↓ 二 等 宙尉 ︻ 山本  明生︼  三 等 宙尉 ↓ 二 等 宙尉 ↓ 殉職後 に特 例 に より三 等 宙 佐  暴徒 に 殺害 さ れ たこと を伏 せ 、 戦死扱いで 処理。

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1話 メ号

作戦

挿絵

有︼

   国連宇宙軍 所属  巡洋艦﹃ く ら ま ﹄         ︽艦 橋 内︾   ﹁始 まったな ・・・﹂  遥 か彼 方 の 冥王星宙域 で光が 交錯 し 、 その片 方付近 で眩い光の 球 が 輝 く 。 地 球艦 が 爆沈 したのだ ろ う ・・・ ﹁ 奴 等 、待 ち 構 え て い や が っ た !  し か も 多 勢 に 無 勢。 彼 我 の 性 能 差 か ら して 、 こ れ では 虐殺 ではないか !﹂      艦 長 は 味 方 艦 隊 が 一 方 的 に ら れ て い る こ と に 歯 ぎ し り し て 悔 し が る。 ﹁沖 田 提 督は 必 ず作戦 を成功 させます !  堪えてください 艦長﹂  俺 は 内心 とは 裏腹 に 悲壮 な 表情 で 叫ん でいた 。・ ・ ・︵ そう 、メ号 作 戦は 成功 す る。 き り しま 以外 の 艦隊を犠 牲にして ︶ ﹁貴様ら参謀 に 俺 の 悔 しさは わ か らん !﹂  艦長 は 俺 の 胸 ぐ らを金モール の 参謀飾緒 ごと 掴み なが ら、 目許 には 粒状 に光 る 物 を漂わ せていた 。 ﹁ 堪 え て 下 さ い っ !  本 艦 は 最 後 ま で 沈 ん で は い け な い の で す !  本 作戦 成功 の 為、 本 艦 の 出 番がないこと を 祈 り まし ょ う ・・・﹂   そう 言 いなが ら、胸 ぐ らを掴む腕を握り締め て 引寄 せ ・・ ﹁ ?  ︰うっ !⋮ わ かってお る。取り 乱してすまなかった ﹂  一瞬 で 猛 っていた男は大 人 しくなった ︵笑︶ ﹁ク ス ッ、 い え ⋮ 本 作 戦 の 責 任 は 作 戦 参 謀 の 自 分 に も あ り ま す の で ⋮ ︵有能 な 艦長 だが 、頭 に 血 が 上り易 いな ︶ ﹂   元 々、 本作戦で 艦隊 と別 動予定 は無かった 。艦隊司令 の 沖 田 提 督の

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判 断 で ギ リ ギ リ に 滑 り 込 ま せ た 変 更 点 が 本 艦 を 艦 隊 の 遥 か 後 方 に 配 置 す る ことだった 。     本作戦の 成功を確実 にす る為 に ・・・   ︵ この 艦長を抑 えて 、 な ん として も俺 が 生還 しないとな !︶       時に 西暦2199  人類 は絶 滅 の危機に 瀕 していた 。    私 は 国連宇宙軍 極東 管 区統 合参謀 本 部 所属  三 等 宙 佐  瓜生ミハル     メ号 作戦では 艦隊附 次席 参謀 として 、 旗艦 き り しま乗 艦を 命じ られ て い た 。 本 部 の 作 戦 参 謀 が 現 地 の 艦 隊 と 一 緒 に 戦 場 へ 赴 く の は 異 例 だ 。 しかし 、 旗艦 [ き り しま ] な ら生 き 延 び る ことにな る と 安 堵 も つ かの 間・・・  沖 田 提 督の命 令 で別 行動 となった ︹ く ら ま ︺ に乗 艦 す る ことになっ てしまった ・・・ ︵史実 では 、 交 戦 開始 とほぼ 同 時に 巡洋艦 ︹ く ら ま ︺ は命中弾 を受 けて 轟沈 す る︶   ︵ 何故 、俺 がこ ん なとこ ろ にい る のか ?︶ ︵今更 なに を考 え る ?︶ ︵今 は 成 すべきこと を成 すことに 集 中し ろ !︶  自 問 自 答してい る と 、 いつの 間 にか戦 闘 は終 わ った 。  通信士 が 旗艦 [ き り しま ] か ら 地 球 の 司令部 へ 暗号電文を 発 信 した と報告が 上 が る。 ﹁アマノイワトヒラク ⋮か ﹂  俺 は呟いた 。

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﹁ 本作戦は 成功 したのだな ? 瓜生参謀﹂ ﹁ はい ﹂ ﹁ そ う か 、 な ら ば 私 の 仕 事 は 本 艦 と 乗 員 を 無 事 に 地 球 へ 帰 還 さ せ る こ とだ ﹂  艦長 は 冷静 な 面持 ちだが 、心 中は 察 して余 り あ る。   恐 ら くは無 傷 ではないであ ろ う 旗艦 [ き り しま ] と 二艦 の み で地 球 へ帰 還 す る のだ 。 無 傷 の [ く ら ま ] を見 た 人々 がどう 思 うかは 想像 に 難 くない ・・・  艦長 は卑怯 者 とか 腰抜 けと 陰口を叩 か れる か も し れ ない 。  ・  ・  ・  ・   ︽三週間後︾   火 星軌道上 に 二艦 は 有 った 。   [アマテラス] か ら回収 した ︵ 積 み荷︶ と 供 に 回収要員を収容 した 。 ︵や は り、サーシャ は 亡 くなったか ・・・︶     本来はこの 世 界に存在しないはずの 俺 に よ って 、 話 の流 れ が 変化 し て い る の だ が 、 あ く ま で も 直 接 的 な 干 渉 を 行 っ た 場 合 に 限 る の だ ろ う 。  謂わ ば 、俺 はこの 世 界の ︹ 特異 点︺ なのだ 。  沈む 筈だった [ く ら ま ] は無 傷 で 残り、 乗 員も 全 員生 き 延 びた ・ ・ ・ こ れ は 、後 の ﹃ヤマト計 画 ﹄ に影 響をも た ら すはずだ ・ ・ ・ ヤマトク ルー の 選抜 が 変化 しかね ん というのが 気掛 か り な ん だ 。   何はと も あ れ、 [ き り しま ] [ く ら ま ] 両 艦 が 生 き 残り ・ ・ ・ 俺も生 き 延 びた !    │││││││││││││││││││││  

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 ││││││││││││     地 球 に 帰 還 し た 俺 は 沖 田 提 督 に 呼 ば れ、 中 央 大 病 院 の 診 察 室 に 居 る。 ち ょ うど 処置 が終 わ ったとこ ろら しく  室内 には⋮  沖 田 提 督  土方提 督   佐渡医師  原 田 看護 師  上記4名 に 俺を 含 め た 5名 が居 る。 ﹁ 帰 還 早 々 に 呼 び 出 し て す ま ん な 。 用 件 は 特 に 無 か っ た の だ が 、 あ の 場には居づ ら か ろ うかと 思 ってな ?﹂  沖 田 提 督はお 見通 しの よ うだ 。 ﹁ と も かく 、目的 は 達成 した 。 ご 苦労 だった ! 瓜生君﹂   と 、 その時 ! ﹁ だ め です よ ! 診 療中です ! ﹂  原 田 看護 師の 声 ︵ きたか ? 古代進︶ ﹁提 督にお 聴 きしたいことがあ り ます ! ﹂  見る と 、 引 き留 めよ うと 肩 に 掴み かか る原 田 看護 師 を引 き摺 り なが ら若 い 士官 が 興 奮 状 態で入ってく る。 ﹁メ号 作戦が 陽動 だというのは本当ですか !?  提 督の前に 立 ち ﹁誰も、 兄 も そ れを知ら ずに死 ん でいった ん ですか ! ﹂ ︽  バキッ ! ︾ ﹁グハァ ! ﹂ ﹁落 ち着きなさいっ !  ここは 病院 だぞ !  ︰あっ !? ⋮すま ん﹂  古代 は 床 で伸びていた ・・・   平手のつ もり が 、チョップを お 見舞 いしてしまった ! ﹁ ばっ ・・・ あ 、 大 丈 夫か ?  おい 、 しっか り し ろ古代 ? ﹂  土方提 督は 怒鳴り つけ よ うとした 言葉を 呑 み込み、 床 に 転 がった 古

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代を心配 してい る・・・ ﹁ な ん じ ゃ、 な ん じ ゃ、 騒々 しい !? む さ 苦 しい男が 集 ま る といか ん な ! 喧 嘩な ら外 へでてく れ ! ﹂   佐渡医師は 処置室内 であ る ことか ら か 、 かな り ご 立腹 だ 。   ﹁わ たしは女ですぅ ! ﹂  原 田 看護 師は ブー垂れる。 ﹁瓜生も 女だ ﹂  土方提 督が 一声   両 提 督 以外 の全 員 が 俺を見る !   ﹁ えっ !? 綺麗 な男の 人 だと 思 ってました ・ ・ どうして男 装 して るん で すか ? ﹂  原 田はびっく り して 質 問してきた 。 ﹁ くくくっ ! ﹂  沖 田 提 督は堪えなが ら笑 う 。   そう 、俺 は女性なのだ 。  身 長 1 7 2 ㎝ B 8 5 W 6 0 H 8 8  位 の は ず ?体 重 は 勿 論 ヒミツ !  因み に ︹ 男 装︺ はしていない 。宇宙 か ら 帰 還 してすぐだか ら、 制 服 の スカート は パンツ なのだ 。黒髪ボブ で 長 さはち ょ い ミディ だが 、 職 務 中には 後 に 纏め て る か ら短 く 見 え る かな ?   ﹁ とこ ろ で 、艦長 の 谷君を一 発で 抑 えた ら しいな ? ﹂  土方提 督が やや驚 きの 表情 で 聞 いてきた 。 ﹁興 奮 し て 私 の 胸 ぐ ら を 掴 ん で き た の で 、 そ の 腕 を 掴 ん で 乳 を 揉 ま せ ま し た 。一 発 で 大 人 し く な り ま し た よ !  あ れ で ダ メ な ら 玉 を 握 っ て やる つ もり でした よ ! アハハ﹂  実 に あ っ け ら か ん と 答 え た が 、 此 れ に は 両 提 督 は 言 葉 を 失 っ て い た 。  

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﹁ 乳 と か 玉 っ て ! 瓜 生 さ ん て 見 掛 け に よ ら ず 豪 快 な ん で す ね ∼ !!  ﹂  原 田はなに やら羨望 の眼 差 しだ ?   ウチ の 森   雪 ﹁ こ い つ を 女 だ と 思 わ ん ほ う が い い ⋮  見 た 目 は と い い 勝 負 な ん だがなぁ ? ﹂   そう 言 いなが ら土方提 督は ニヤリ と 笑 うが ・ ・ ・ 目 は 鋭 い ︵ この 人 っ て 笑 う 顔も怖 いなぁ ︶ ﹁ おいっ ! 古代 !  しっか り せ ん か ! ﹂  土方提 督は 古代 の 襟首を掴み あげ 引 っ張って ゆ く 。 ﹁ ち ょ っとこい 。島∼オマエも だ ! ﹂  3人 は 診察室 か ら出 ていった 。   ﹁私も参謀 本 部 へ戻 り ます ﹂ ﹁ う む、 ご 苦労 だった ﹂        参謀 本 部 に戻った 俺 には ﹃召集令状﹄ が届いていた 。  勿論、話 の流 れ か ら︻ヤマト計 画 ︼ への 召集 だ 。 ︵や は り逃れられん か⋮ ︶    ││││││││││││││││││ ︽召集令状︾  二 等 宙 佐  瓜生ミハル  艦隊参謀長を 命ず る  BBY│01宇宙 戦 艦ヤマト 乗 艦 とす る  ││││││││││││││││││   という 内容 が届いてい る。 ﹁古 代 と 島 は 二 階 級 特 進 で 一 尉 な の に 、俺 は 一 階 級 か ? 参 謀 長 な ら 一 佐 以上 の 補職 じ ゃん か !﹂

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 ブツブツ と 独り言・・・ ﹁ お 前 は 情 報 部 か ?  つ い さ っ き 出 さ れ た 召 集 で 、誰 も 二 階 級 特 進 な ぞしと らん !  ・ ・ ・ そ れ と ﹁俺﹂ は やめろ。艦内 で 艦長 に次ぐ 階級 な ん だか ら な ! ﹂  後ろ か ら上官 に 叱られ た 。 ﹁ そ れ か ら、 こいつに 目を通 しておく よ うにな ﹂  分厚 い百 科事 典の よ うな物 を受 け 取 った 。 ︻ヤマト計 画  参加人員︼   な ん で 紙 の乗 員名 簿な ん だ ?  ま 、 いいか 。  早速 だが 、気 にかかったことがあ る。   まず 、艦長 は⋮と 、谷一 佐か よ !?  や は り︹ く ら ま ︺ が 生還 したか ら な 。   その 後 は 一通り目を通 して み たが 、随分 と 変わ って る !   そ れ と 、古代も島も二尉 に戦時特 例昇進 ? ・・・二尉 ?あ れ ?     そうだった !!   偽 装 中の ヤマト が ガミラス 空 母 の攻 撃を受 け る 前だ !!      暫 くして    ︽警 報 ︾ ︵ 来たか ・・・︶    司令部 は大 騒 ぎになっていた 。  史実通り に ヤマト は空 襲を受 け 、 主砲か ら 発 射 した 三式融合 弾にて ガミラス 空 母を撃 破した 。   その 際、傍 の地 下施設 に 集合 していた クルー が 犠 牲となった ・ ・ ・     その 後、 改 め て作 成 さ れ た乗 員名 簿は 知 っての 通り だった 。   主 要 幹 部 が 犠 牲とな り、 古代 と 島 は め でたく 二階級 特 進 になってい た 。 私   ちな み に の 二 佐への 昇進 は戦時特 例 ではあ る が 、 先の ﹃メ号 作戦 ﹄

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に 於 い て 功 有 り と さ れ た こ と だ そ う だ 。 第 二 次 火 星 沖 会 戦 で 一 尉 に 昇進 してか ら続 き 二度目 の特 例 だ 。     結局のとこ ろ、ヤマトクルー で 私以外 は 代わり 映えしなかった 。     しかし 、 私 の 知る宇宙 戦 艦ヤマト には ︹参謀︺ な ん て登場しないか ら ・ ・ ・ 全く未 知 の 世 界に 踏み込む ことにな る なぁ 。自身 の 行 く末だ けが全く 不明 って !・・・ そ れ が普 通 か    ユニフォーム が 気 にな る なぁ ・・・

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2話 ヤマト

進 

挿絵

有︼

  ︽宇宙 戦 艦ヤマト  第 一艦 橋 内︾   第 一艦 橋 要員 が 集合 してい る。 ﹁ こ れ で第 一艦 橋 要員 は 揃 ったな ﹂ ﹁私 は 技術長 の 真 田だ 。 副 長も 兼 務 す る。以後よろ しく !﹂   副 長 の 真 田 二 佐が 皆を 前に簡単に 自己 紹 介を行 った 。 ﹁ そ れ か ら、皆 に紹 介 す る。参謀長 の 瓜生二 佐だ ﹂ ﹁参謀長 の 瓜生 です 。よろ しく ﹂  濃 い ブルー の ユニフォーム に 参謀飾緒 が印 象的 なそ れ は 、 女性用に 男性用の 上 着 を合わ せた 様 な スタイル だが 、 胸 に 錨をモチーフ にした 柄 は無く ストレート の 黒 帯が縦に 一 本だ 。勿論、 胸 の 盛り上りも ない !  尚、 組織 上 は 艦隊附 き 参謀 であ る た め、 私 は ヤマトクルー ではない 。 ﹁ミハル !?  新見一尉 が やや驚 きの 表情 にな る。 ﹁ あっ !あのときの !﹂  古代 はばつが 悪 そうだ 。 ﹁ な ん だ 、二人 は 知り合 いか ?﹂  真 田は 双方を見る。 ﹁防 大の 同期 です ﹂ ﹁病院 でぶ ん殴られ ました ﹂ ﹁ 久し振 り ね 、薫﹂ ﹁君 はたしか 古代君 ね ?よろ しく ﹂  転生 前の 記憶 は無いので 、新見 には 適 当に 対応 しておくか 。  古 代 に は 軽 く 微 笑 ん で や っ た ら、赤 く な っ て 目 を 逸 ら し た 。 ︵可 愛 い も のだな  フフ︶   そ れより、ユニフォーム が素敵でなに より だ !  他 の 女 性 ク ル ー み た い な ボ デ ィ ラ イ ン ば っ ち り な エ ロ チ ッ ク ス ー ツ はご めん だ 。   この 世 界には ﹃セクハラ﹄ という 概念 は無いのか ?

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 続 いて 真 田副 長 が 落 ち着いた 声 で 通達 す る ﹁司令部 か ら 報告があった ﹂ ﹁冥王星 か ら 敵の 惑星間 弾 道 弾が発 射 さ れ た !﹂ ○6○○ マルロクマルマル ﹁目標 は本 艦 !到 達予 測は ﹂  艦 橋 内 が慌ただしくな る。   ︵ この場で 私 の 出 番は無いか ら、艦内を 散策してく る とし よ う ︶    │││││││││││││││ ︹ 第 一 格 納庫︺  古代 と 加藤 が 立 ち 話を してい る   そして 、 物 陰 には ・・・ ︵フフッ、 いたいた ︶ ﹁隠れ て 盗み聞 きかし ら ?﹂  小声 で 話 し 掛 けて み た 。 ﹁ ひ ゃ っ !? 、 いえ ﹂ ︵ 慌てふた め く 姿 が 可愛 い 仔 猫ち ゃん だこと  クスッ︶ ﹁ あなたはたしか ・・ 主 計科 の ﹂ ﹁ はっ !山本 三尉 であ り ます ﹂  一瞬 怪 訝 な 顔 だったが 、 二 佐の 階級章を見 て 直立不動 で敬礼す る 山 本⋮⋮  固 まった 。       ﹁私 は 参謀長 の 瓜生。よろ しく ﹂ ﹁ あ の 、よ ろ し い の で す か ?ミ サ イ ル が 向 か っ て 来 て い る と 聞 い て ま すが ?﹂ ﹁艦 が 動 かないと 迎撃 できないし 、参謀 の 出 番ではないのでね ﹂ ﹁ 主 計科 の 私も です ・・・﹂  蚊 帳の 外 といった 状 態が 悔 しいのかな ? ﹁ そ れ で 、 お 目 当ては コスモゼロ・・ そ れ と も古代君 ?﹂

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﹁・・・私 は パイロット な ん です !﹂ ﹁パイロット ?で 、 そのあなたが主 計科 ?﹂  私 はとぼけて み せた ﹁航 空 隊を希望 しましたが 、 主 計科 に 配 属さ れ ました ・・・﹂  不満 の 表情 だが 、思 い 詰め てい る様 子だな 。 ﹁配 属 に 関 し て は 上 層 部 の 決 定 だ か ら な ぁ 。 し か し 、パ イ ロ ッ ト を 主 計科 にま わ すのは余 程 の 理 由か ら だ ろ う 。 簡単には 覆らん な ﹂ ﹁上 層 部 ?・ ・ !でした ら、 お 願 いします !私を航 空 隊 へ 転 属させて 下 さい !!  初対面 の 上官 に 対 してあつかましい嬢だ ︵笑︶ ﹁ そ の 権 限 は 艦 長 で あ る 沖 田 司 令 に し か な い 。 た だ し 、相 応 の 理 由 が あ れ ば ・・・飛行長 か戦 術長 の 推薦を つけ れ ば 可能 か も な ?﹂ ﹁古代 戦 術長 の 推薦・・・﹂ ﹁ 機 会 が あ れ ば ア ピ ー ル す る と い い だ ろ う 。 さ て 、話 は こ こ ま で だ 。 持 ち場に戻 り なさい ﹂ ﹁ はっ !失礼します ﹂   その時は ﹃ お 膳立 て ﹄ して やるよ・・・    │││││││││││││││ ︽ 第 一艦 橋 ︾ ﹁ 敵弾 道 弾  月軌道 へ ﹂ ﹁ 本 艦 到 達 まで   あと 6分30秒 !﹂ ﹁月軌道上 に 艦 影 !﹂ ﹁ き り しま   と   く ら ま   です !﹂   ︵ な る ほど 、や は り話 の ベース は 2199 版で 間違 いないな ︶    二艦 に よる一斉 攻 撃 で弾 道 弾の 軌道 がず れ た !  史実 では存在しなかった [ く ら ま ] の攻 撃 が 加わ ったことで 2分4 0秒 の時 間を 稼げたのは大きいぞ ! ︵ 無 傷 の 巡 洋 艦 一 隻 分 は 大 き い な !艦 長 だ っ た 谷 一 佐 は 残 念 だ っ た

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が ・・・ まさか ヤマト艦長 に 抜擢 さ れ た 直後 に戦死とはな ︶   ﹁ 主砲発 射準備﹂ ﹁ 全 艦 発 進準備完了﹂ ﹁抜錨 ! ヤマト 発 進 !﹂  沖 田 艦 長 の 発 令 に よ り 宇 宙 戦 艦 ヤ マ ト は 地 上 を 離 れ 浮 か び 上 が っ た 。 ﹁撃 ち 方始め !﹂    巨 大な 爆炎 が 辺りを包む !  ヤマト は弾 道 弾 を見事 に 撃 破した !   ︽イスカンダル へ 16万8 千光年の 旅 が 始 まった ︾    ││││││││││││││││││  ヤマト は大 気圏を離脱   眼 下 には 赤茶 けた 醜 い大地の 惑星 が 見 え る  20世紀 に 人類初 の 宇宙飛行士 が 残 した 有名 な 一言 ﹁ 地 球 は 青 かった ﹂  今 は 見る 影 も ない ・・・    ク ル ー の 中 に は 初 め て 宇 宙 へ 出 た 者 も 多 い 、皆 そ れ ぞ れ の 思 い で ︽赤 い 星︾を見 つ め ていた 。     地 球圏を離脱 したあた り で 、 火 星宙域 での ワープテスト実施を通達 さ れ。 こ れ か ら 中央作戦 室 にて ブリーフィング が 行われる。  真 田 技術長 が 進行 役で ワープシステム の 概要説明を行 って ゆ く ・ ・ ・ さっぱ りわ か らん  一通り 終えたとこ ろ で 、新見情 報 長 に 替わる。 ﹁我 々 は 波 動 エ ン ジ ン の 莫 大 な エ ネ ル ギ ー を 応 用 し た 兵 器 を 完 成 さ せ ・・・ こ れを﹃波動 砲 ﹄ と呼 称 します ﹂

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   ワープテスト の 実施 と 波動 砲について 説明 が終 わり解 散となった 。 ︵ワープ した先が木 星 で 、 浮 遊 大 陸を波動 砲で吹っ 飛 ばすという 話 だ 。 私 の 出 番はあ る かな ?︶  考 えごと を しなが ら 歩いて 行 く先に 人 影が ?  古代 戦 術長 と平田主 計長 だな ? ﹁瓜 生 参 謀 長 !? ょ う ど 良 か っ た !メ 号 作 戦 の 時 に 艦 橋 に 居 ら れ た 貴 女か ら古代 に 話 して や って もら えませ ん か ?﹂   こち ら に 気 づいた平田主 計長 に呼び止 められ てしまった ・・・ ︵私 が 巡洋艦 く ら まに 移 乗したこと を知ら ない ん だな ︶ ﹁ゆ きかぜのことかな ?﹂ ﹁ はい ・ ・ 僕 の兄は ゆ きかぜの 艦長 でした 。 兄の 最後を知り たい ん です !﹂ ﹁ 大まかなとこ ろ は 、 平田主 計長 の 話 した 通り だ 。私 はあの時は ︹ く ら ま ︺ の 艦 橋に居たので 、ゆ きかぜの 姿を見 た わ けではない ﹂ ︹ く ら ま ︺ と 聞 いて 驚 く 二人 ! ︵ 無 理 も な い 、艦 隊 の 遥 か 後 方 で 行 動 し て い た こ と を 知 る の は 沖 田 艦 長 と ︹ く ら ま ︺ 乗 員 だけだ ︶ ﹁ 火 星 で ︹ き り しま ︺ に 収容 さ れ た時に 一緒 にいた 巡洋艦 ですね 。 奇 跡 的 に無 傷 だったとか 、 別 行動 していた特 務艦 だったと噂の ・・・﹂  真 っ 直 ぐ 見 つ め てく る古代・・・・ ﹁ 噂は本当のことだ 。 乗 員 には 箝口令 が 出 てい る が 、︹ く ら ま ︺ は作戦 途 中 で 艦 隊 が 全 滅 し た 場 合 に 備 え 後 方 待 機 し て い た の だ 。 作 戦 の 詳 細 を 知 っ て い た の は 艦 隊 司 令 の 沖 田 提 督 と 艦 隊 参 謀 長 と 次 席 参 謀 の 私。 そ れ と 、旗艦︹ き り しま ︺ の山南 艦長 の 四人 だけだ ﹂ ﹁や は り・・・陽動 作戦だった ん ですね ﹂ ﹁ そうだ ・・・ 作戦 立 案は 私﹂ ﹁ なっ !あなたが⁉ ﹂   ﹁最 初 の 特 使 が 訪 れ て 、1 年 後 に 次 の 特 使 が や っ て 来 る こ と を 告 げ ら れ た 。 そして 、 1 年 後 には イスカンダル と地 球 の 航路 は 冥王星軌道 に

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交差 していたのだ 。 そのた め、 敵の 目を惹 き 付 け る 大きな ﹃餌﹄ が 必 要 だ っ た 。艦 隊 を 囮 に し て イ ス カ ン ダ ル か ら の 特 使 を 迎 い 入 れ る こ とが メ号 作戦に 於 け る最 優先 事項 だった ﹂ ﹁ 兄は ・・・囮 とは 知ら ずに戦い 、 そして死 ん だ ・・﹂ ﹁知ら なかった 。 だが 、気付 かなかったと 思 うか ?﹂ ﹁ どういうことですか ?﹂ ﹁ 彼 我 の 戦 力 差 を 誰 も が 承 知 の 上 で 赴 い た の だ !敵 殲 滅 な ど 夢 物 語 に 等しい !﹃囮 になって死ね ﹄ と命 令 など 出 来 る かっ !!・・・﹂ ﹁ そ ん なっ⁉ま る で特攻だ ・・・﹂ ﹁私 は 交 信 を 聞 い て い た が 、旗 艦 き り し ま が 撤 退 信 号 を 発 し た 時 に は ︹ゆ き か ぜ ︺ は 生 き 残 っ て い た 。古 代 艦 長 は 旗 艦 を 無 事 撤 退 さ せ る た 殿 し ん が り め に を 務 め た の だ !ゆ き か ぜ が 敵 を 惹 き 付 け て い な か っ た ら、 ︹ き り しま ︺ は 追撃を受 けていただ ろ う ・・・﹂   ﹁ 兄は ・・・ 無 駄 死にではないのですね ﹂   ﹁古代 !彼 らを﹃ 無 駄 死に ﹄ させ る かどうかは 我々 次第だ !﹂   ﹁ は 、 はいっ !﹂  古代 の 目 には 、 そ れ までにない 力 が 感 じ られ た 。 ﹁英 雄 と し て 散 っ た 彼 等 の た め に も、必 ず イ ス カ ン ダ ル へ 行 か ね ば な らん。頼ん だぞ 、古代・ 平田 ﹂ ﹁ ﹁  はっ !﹂  2人 は敬礼す る。   答礼した 私 はその場 を後 にす る。   ﹁ ︵やれやれ、 な ん とか 古代進 は物 語通り の 感 じになったな ︶ ﹂   歩きなが ら考 え る。 ﹁ ︵ 次は 島 か ・・徳川 の 親 父さ ん な ら 大 丈 夫か ︶ ﹂

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3話 

星重力圏

  ︽ヤマト艦内  大浴場 ︾  デカイ 浴 槽 にどっかと浸か り、 正 面 の ガラス越 しに 富士 山 を 眺 め寛 いでい る。ヤマト は イズモ計 画の 移民船 として 設計 さ れ てお り、 その た め に 豪 華 客 船 並 の 設 備 が 整 え ら れ て い る の だ 。 そ の ひ と つ が 温 浴 施設 で 、 人工 温 泉 に 多 彩な ホログラム で景 色を演出 す る 大 窓ガラス に 露 天 風 呂 や サ ウ ナ。 温 水 プ ー ル に 簡 易 ビ ー チ ま で あ る !い や は や 快 適 な も のだ !  私 が居 る のは 勿論 ﹃ 女湯 ﹄ であ る。最初 の 頃 は 気 恥ずかしい 思 い を した も のだが 、最近 は 堂々 と ﹃ 女 ﹄を してい る︵笑︶ ︵ しかし 、 兄がまだ 生 存してい る とは夢に も思 うまいな ・・・︶ ﹁ ま 、話 せ る訳 がない ん だがな ∼ はぁ ・・﹂ ﹁ なに を隠 し 事 して る のかし ら∼ ?﹂  ギクッ として振 り向 くと 新見薫 が 立 ってい る。 ﹁薫 か ・・ 素っ 裸 でどうした ?﹂ ﹁ お 風 呂 な ん だ か ら 裸 に 決 ま っ て る で し ょ っ !! て 、話 を そ ら し て る ?﹂ ﹁古代 のこと よ。 兄 貴 の 最後 の 様 子 を知り たいってね ﹂ ﹁ そう ・・・ あなたは ︹ き り しま ︺ か ら見 てたの ?﹂ ﹁ い や、 後方待 機の ︹ く ら ま ︺ に 移 乗していた 。 だが 、 司令 との 交信 は 聞 いた よ﹂   戦 闘 中に 艦対艦 の 指向通信を す る 余 裕 が無く 、 全 方向通信 だったの で 傍受 できたのだ 。 ﹁古代守・・・ 彼は 最後 にな ん て ?﹂ ﹁ ﹃ 地 球を頼み ます ﹄ だった よ﹂ ﹁ 彼 ら しい わ ね ・・・﹂ ﹁ 死 ん だと決まった 訳 ではない 。行方不明 だ ﹂ ﹁宇宙 で 撃沈 さ れ て 生 きて るわ けないでし ょ !﹂ ﹁撃沈 の 確認 はと れ ていない 。・・ 捕 虜 になって る可能 性 も あ る﹂  一瞬、薫 の 表情 に 変化 があったが ・・ すぐに 伏 し 目 がちになった 。

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﹁ その 可能 性は 限り なく ゼロ に 近 いでし ょ ・ ・ ・ 古代君 に 同 じこと 言 っ たの ?﹂ ﹁言 え るわ けないだ ろ・・・﹂ ︵ 本当に ガミラス の捕 虜 になって る な ん て ︶ ﹁ そうね ・・・ とこ ろ で 、 いつの 間 に 二 佐に 昇進 したの よ ?﹂   え ら く 不満 そうな眼 差 し を向 けてきた 。 ﹁ 帰 還 した 翌日 にだ よ。 戦時特 例 だそうだ ﹂ ﹁ あ ら、 そ れ はお め でとうございます ・ ・ 瓜生 ・ に ・ さ ・ ど ・ のっ !た ま ん ない わ∼二階級も上 の 同期 が 一緒 てのはね !﹂ ﹁ あはは ・・・﹂  同期 は大半が 一尉も しくは 二尉 なので 、 私 の 二 佐という 階級 は異 例 中の異 例 だ 。 戦時特 例 は大 概、 戦 闘 機 パイロット の エース以上 に 適 用 さ れる。      ││││││││││││││││││││     ﹁ワープテスト最 終 フェーズ に入 り ます ﹂ ﹁秒読み 入 り ます ﹂  島航 海 長 に 続 き 、森船務長 が カウント開始   ﹁10 9 ・・・3 2 1 ﹂ ﹁ワープ !﹂  ヤマト は 宇宙 空 間 に 開 いた ワームホール へ 飛 び 込ん で 往 く ・・・     異次元空 間を抜 けた先には !   ﹁ なっ 、 ここは⁉あ れ は木 星 じ ゃ ないか !﹂  島航 海 長 が正 面 に 見 え る 特 徴的 な 紋様 の 惑星を見 て 叫ん だ 。  

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  木 星 の強 力 な 重力圏 に 引 きず り込 ま れるヤマト   ﹁レーダー に 感 あ り !船 ではあ り ませ ん !大きすぎます !﹂    スクリーン に 写 しださ れ たのは 巨 大な浮 遊 大 陸 だ ﹁島 !あの大 陸 へ 滑 空の 要領 で 軟 着 陸 させ ろ !﹂   素 早 く 艦長 が 指 示す る !   ﹁瓜生参謀、 どうかね ?﹂  艦長 が 視線を向 けなが ら聞 いてきた 。 ﹁軍 の デ ー タ ベ ー ス に は 存 在 し な い 大 陸 で す 。 木 星 は 衛 星 も 全 て 調 査 済 ですか ら、 恐 ら くは ガミラス 絡 み と 推 測いたします ﹂ ﹁ 敵 情を得る 機 会 ですし 、調査チーム編成を 具申します ﹂ ﹁よ か ろ う 、古代 !直 ちに チームを編成 し 、 周 辺調査を行 え !﹂   即 座 に 古 代 戦 術 長 を リ ー ダ ー と し た 調 査 チ ー ム が 編 成 さ れ た 。メ ンバー は 榎 本 掌帆長・AU│O9・ 南 部二尉 そして 私 だ 。 ﹁ な ん で 僕 が サンプル集め な ん て ・・ブツブツ﹂ ﹁ブツブツ と 小声 で 愚痴 か ?﹂ ﹁ ぃっ !いえっ !な ん で も あ り ませ ん !﹂  ヘ ル メ ッ ト の バ イ ザ ー を コ ツ リ と ぶ つ け 、至 近 距 離 で 睨 み 付 け て や った 。 慌て る姿 が 思 春 期 の坊 やみ たいだ ︵笑︶  面 白そうだか ら、 こ れ か ら 時 々 か ら かって やろ う ・・  粗方 の サンプルを集め たとこ ろ で帰 艦 命 令 がきた 。   敵 基 地発 見 と 動 きがあった よ うだ 。  ││││││││││││││││││││    │││││││││││││││││    ││││││││││││ ﹁試射を 兼ねての 波動 砲 使 用 を 具申します ﹂  真 田 技術長 は 冷静 な 口調 で 言 う ・・

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︵ 彼は 感情 が全く 顔 に 出 ないというか 、感情 あ るん か ?︶ ﹁私 も 真 田 技 術 長 の 意 見 に 賛 成 し ま す 。 し か し 、 木 星 へ の 直 撃 は 万 が 一を考 えて 避 けて 頂 きたい ﹂ ︵波動 砲で木 星を 破 壊 さ れ ては 困る か ら な ︶ ﹁ 本 艦 と 浮 遊 大 陸 の 射 線 か ら 木 星 を 逸 ら す と な る と 、 木 星 重 力 圏 に 引 き 込 ま れ てしまいます !﹂  島航 海 長 は危 険を訴 え る。 ﹁試 射 の た め に 危 険 は 冒 せ な い が 、 木 星 へ の 影 響 は 極 力 避 け ね ば な ら ん。新見 !発 射ポイントを算出 し ろ !﹂ ﹁既 に 計算済 です 。航 海 長 へ 座標を指 示します ﹂  表 示さ れ た 座標 位 置 へと 艦を進め て 行 く 。 ﹁ 発 射ポイント に到 達 !艦首回頭180 ° ﹁操艦を 戦 術長 へ !﹂ ﹁セーフティロック解除、ターゲットスコープオープン﹂  マニュアル通り に手 順を進める古代。 ﹁ 発 射5秒 前 !・・2  1   発 射 !﹂     次の 瞬間、 眩い 閃 光が眼前 を 照 ら して ホワイトアウト状 態にな る !   そして 見 えてきたのは 粉々 に崩 壊 して 行 く浮 遊 大 陸 の 姿 だった !   な ん と !波 動 砲 か ら 放 た れ た 凄 ま じ い 破 壊 エ ネ ル ギ ー は 射 線 上 付 近 にあった木 星 大 気 層の 表面を抉るよ うになぎ払っていた ! ﹁ 未 知 の 超 兵器なので 、も し や とは 思 っていたが ・ ・ ・ まさかこ れ程 と はな !︵ 危ないとこだったな ︶ ﹂  知 っていたとは 言 え 、現 場で 実際 に 目 にす る と スゲー な !  │││││││││││││││││  ││││││││││ ﹃ ド ォ ォ ン !﹄ ﹁エンジントラブル です !﹂ ﹁ 恐 ら く 、波動 砲 試射 の影 響 かと ﹂   ︵や は り、土星宙域 へ 向 かうことにな るん だな ︶

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   シ ナ リ オ 通 り に ヤ マ ト は 土 星 の 衛 星 エ ン ケ ラ ド ゥ ス へ 進 路 ん 向 け たのだった 。 ﹁ では 、玲 ち ゃん のお 膳立 てしますか ・・・﹂

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4話 コスモゼロ 

挿絵

有︼

  ﹁間も なく 土星宙域 に到 達 します ﹂ ﹁艦長 !﹂  相原通信士 が 叫ん だ ! ﹁ どうしたか ?﹂ ﹁ 救 難 信 号 を 受 信 し ま し た !国 連 宇 宙 軍 の コ ー ド で す が 、微 弱 で 個 別 コード までは特 定不能 !﹂ ﹁エンケラドゥス か ら か ?﹂ ﹁ はい 。 発 信座標 は南極 付近 です ﹂ ﹁コ ス モ ナ イ ト の 搬 入 は 予 定 通 り 真 田 副 長 が 指 揮 を 執 っ て く れ。森 船 務長 は メデックをAU│O9を連れ 救 難信号 の 確認を行 え ﹂ ︵ ち ょ っ と !か ん ち ょ !古 代 は ?不 味 い な 、艦 長 は A U │ O 9 に 操 縦 させ る つ もり だ ︶ ﹁念 のた め、 護衛を付 けては ?敵 基 地は 確認 さ れ ていませ ん が 、 皆 無と も言 えませ ん﹂ ﹁ う む、 では 誰 か ・・﹂ ﹁古代 戦 術長 が 宜 しいかと ・ ・ 機 関 停止中ですし 、能力面 で も 申し 分 な いです ﹂ ﹁よ か ろ う 、古代 !森船務長 に 同行 し ろ﹂ ﹁ はっ !では 、コスモゼロ にて ・・﹂ ﹁ まて 古代 !何 を聞 いていたのだ ?艦長 は [同行] し ろ と 云われ ただ ろ !貴様 が シーガルを操 縦し 、護衛も す るん だ よ﹂ ﹁ へ ?﹂ ﹁や れ や れ、君 は 戦 闘 機 で 付 い て 行 っ て 、上 空 で 旋 回 し て る つ も り か ?﹂ ︵ゼロを持 ってか れ ち ゃ困る しな ︶ ﹁ あ 、言われ て みれ ば 確 かに ・・・﹂   ﹁瓜生参謀 の 言 うとお り だ 古代・・・操 縦兼 護衛 だ ﹂ ︵儂もコスモゼロ で 行 かせ る つ もり だった ・・ 危ないとこだ ︶

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  ほっとくと 話 の流 れ がおかしくな るよ うだ ・・・  要 所 要 所では 気を つけないと BADEND か も な ? ︵ さて 、俺 は子猫ち ゃん の手 伝 い を しに 行 こう ︶    │││││││││││││││││    ││││││││││    ││││││ ﹃航 空 隊 発 進 せ よ !﹄  警 報と共に発 進 命 令 が 下る   発 艦デッキ が 騒々 しい ﹁ どういうことだ⁉ 早 くし ろ !﹂ ﹁ ですか ら、艦 が 上昇 しないと無 理 な ん です !﹂   な ん と も お 粗 末な 話 だ ・・・  誰も気付 いてなかった よ うだ 。   ﹁ ︵ お 、 あ れ は山本 玲 !︶   彼女は 状況を 即 座 に 読取り、上部 格 納庫 へと 向 かった 。  直 ぐ 様後を追 う !  玲 は コスモゼロ一 番機の格 納庫 前にいた 。 ﹁ 山本 三尉 !何 を してい る ⁉ ﹂  背後 か ら 呼ば れ て ︵ビクッ︶ となって振 り向 いた 。 ﹁瓜生二 佐⁉ ﹂ ﹁ こっちへこい !﹂ ﹁・・ はい ﹂   半ば 諦め顔 で 近 づく 玲 ﹁ ついてこい 。も た も たす ん な !﹂ ﹁ はっ ・ はい !﹂ ﹁ 入 れ !﹂   そこは 二 番機の格 納庫

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﹁ 来たな ∼玲 ち ゃん ﹂   に や けた オヤジ が 立 って る ﹁ 水 原 さ ん ?お久しぶ り です !﹂ ﹁ 時 間 が無い !さっさとそ れ に着 替 え ろ !﹂  私 が 指差 した テーブル の 上 には ヘルメット ・ スーツ ・ グローブ ・ ブー ツ に 装備品一式 が並 ん でいた 。  見 て 察 した 玲 は 艦内服 の ジッパーを下 げ ・ ・ ・ 胸 元 を露 にして ・ ・ 手 を 止 め た ? ﹁ あのぅ 、 ここで着 替 え るん です ・・・よ ね ?﹂ ﹁ 時 間 がないと 言 って る !チャッチャ と 脱 げ !﹂ ﹁ はいっっ !﹂     ﹁ おじさ ん はあっち 向 いてっか ら な  ﹂   水 原班長 は 気を 利かせて 背を向 けた 。 ﹁玲 ち ゃ ん。準 備 が 出 来 た ら、 そ こ の 二 番 機 に 乗 り な !ジ ャ ジ ャ 馬 だ か ら 気 を つ け な よ !な ん せ 、 そ い つ に は 明 生 の フ ラ イ ト デ ー タ し か 入ってないか ら な !﹂ ﹁ 兄さ ん の ・・﹂ ﹁ 山 本 !私 達 に 出 来 る の は こ こ ま で だ 。 あ と は お 前 の 腕 次 第 だ !実 力 でその機体 をモノ にし ろ !﹂ ﹁ はいっ !発 艦準備完了 !﹂ ﹁ あ 、 あくまでお前 一人 で 二 番機 を 強奪したことにす る か ら な♪ ﹂ ﹁ はいぃ 、 いってきま ー す !﹂  コスモゼロ は カタパルト か ら 発 艦 して 行 った !      ││││││││││││││││  │││││││││  遡る こと 一 時 間程 前  

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︽ 格 納庫︾  コ ス モ ゼ ロ 二 番 機 が 機 首 と 翼 を 畳 ん だ 状 態 で 格 納 さ れ て い る。ヤ マト は 艦 尾 カタパルト が両 舷 にあ り、 各々 の 下部 に格 納庫 が 設置 さ れ てい る た め に 古代 の乗機の 一 番機は 反対 側の格 納庫 だ 。 ﹁ ここの 責任者 は 誰 か ?﹂  出航以 来 、 一度も 稼 働 していない機体と格 納庫 にて 一人黙々 と 点検 を してい る 整 備員 に 声を掛 けた 。   す る と 、 手 を 止 め 振 り返 って 私 の 姿を確認 す る と ・・ ﹁自分 が整 備班長 の水 原 です 。参謀殿 が何の 御 用であ り ますか ?﹂  4 0 代 半 ば 位 だ ろ う か ?三 尉 の 階 級 章 が 付 い た 整 備 服 姿 は 職 人 気 質を感 じさせ る。 ﹁ 水 原班長 に教えていただきたいことがあ り ます ﹂ ﹁ な ん でし ょ う ?と 、 その前に 階級 が 下 の 者 に敬 語 は 不 用です ﹂ ﹁クスッ  水 原 さ ん て 昔気質 な ん ですね 。・ ・ 失礼 、 私 は戦 闘配備 でな い 限 り は 敬 語 で 話 し ま す か ら ね 。階 級 が 上 の 私 が 決 め ま し た !よ ろ しいですね ?﹂ ﹁ ふぅ 、了解 です !瓜生二 佐どの !・ ・ そ れ で 、私 に 聞 きたいこととは ?﹂ ﹁現 在 、 本 艦 は コ ス モ ナ イ ト 搬 入 の た め に 碇 泊 中 で す 。 こ の 状 態 で 航 空 隊出撃 は 可能 なのですか ?﹂   水 原班長 の 目 つきが 変化 した 。 ﹁ ふ ん っ 、コ ス モ フ ァ ル コ ン は 発 艦 で き な い 。艦 底 ハ ッ チ か ら の 高 度 が低すぎ る か ら な ﹂ ﹁や は り・・・スクランブル は 二 機の コスモゼロ の み か ﹂ ﹁ さすがは優 秀 な 参謀殿 だ ・ ・ ・ しかし 、 発 艦 でき るゼロ は 一 番機だけ だ よ。 こいつは 飛 べない ・・ い や、飛 ばせ る 奴がいねぇ !﹂ ﹁ どういうこと ?ファルコン と 違 いが 有り すぎ る とか ?﹂ ︵コスモゼロ は 量 産機じ ゃ ないか ら か ?︶ ﹁ こ い つ は ま だ 試 作 機 の 段 階 を 終 え た ば か り だ 。初 期 ロ ッ ト の 二 機 が 配備 さ れ て る だけ ・・ い や、も う 一 機あったが ・・・﹂ ﹁古代君 が潰した機体ですね ﹂

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﹁ あ ぁ 、 あ ん と き ゃ 驚 い た !初 め て 飛 ば し て 空 戦 ま で や る と は な !普 通 は 飛 ばすだけで 精一 杯な ん だがな ﹂ ﹁試 作機だか ら ?﹂ ﹁ あ の 機 体 は 量 産 を 前 提 と し て 組 み 上 げ た 零 号 機 っ て と こ だ 。 問 題 は ソフト でね ・ ・ ゼロ は 非 常に 不安定 な機体で 、AI が常に 補 正制 御 し て るん だ ﹂ ﹁ しかし 、AI 制 御 な ん て ファルコン だって ・・・﹂ ﹁ゼロ の AI は未 完成 な ん だ よ !﹂ ﹁ どういうこと ?未 完成品を実 戦 投 入したの !? ﹁飛 行 パ タ ー ン は 基 本 完 成 し た 。 が 、コ ン バ ッ ト フ ラ イ ト は 全 く 空 っ ぽな ん だ よ。開 発に携 わ っていた パイロット が死 ん でしまった ・ ・ 代 役 を 探 す 時 間 も 人 材 も 不 足 し て た し な 。 と り あ え ず 機 体 だ け は 配 備 し よ うとなった時に 古代 が 見事 に 飛 ばし や がった !﹂ ﹁ 彼の天性の素 質 ですかね ・・ ?﹂ ﹁ そ れ だ け じ ゃ な い 、 似 て る ん だ よ。テ ス ト パ イ ロ ッ ト だ っ た 山 本 三 佐にな ・・・﹂ ﹁パイロット の タイプ が似て る ?﹂ ﹁ そ う だ よ。現 代 の パ イ ロ ッ ト、 特 に 戦 闘 機 は や る べ き こ と を 正 確 に 行 う優 秀 な ︻オペレーター︼ であ る ことが求 められる。 しかし 、 テス トパイロット は ︻クリエイター︼ で も なけ れ ばな ら ない ん だ 。秀 才と 天才の 違 いだな ・ ・ ・ 古代 の 実 戦 データ が 集 まった ら、二 番機に もコ ピー す る。 そした ら他 の 凡人パイロット に も飛 ばせ る さ !・ ・ ・ 古代 の コピー だがね ﹂ ﹁ そうですか 、 わ か り ました 。 では 、 不 測の 事 態に 備 えて整 備を頼み ま す 。 この機体 を ね !﹂ ﹁加藤 にで も 乗 ら せ る つ もり か ?﹂ ﹁ 山本 三尉よ﹂ ﹁ 山 本 ?玲 ち ゃ ん か !彼 女 が ヤ マ ト に ?・・航 空 隊 に は い な か っ た ぞ ?﹂ ﹁ 主 計科 にい るわよ ♪ ﹂ ﹁ ふ ん っ 。 そ い つ は 驚 い た !い い だ ろ う 、 い つ で も 飛 べ る よ う に し と

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くぜ !﹂ ﹁古 代 君 同 様 に 既 成 事 実 作 戦 っ て こ と で ね ♪ タ イ ミ ン グ を 見 計 ら っ て 、 ここへ 連れ てく るわ。 あと 、 ヘルメット か らスーツ など 装備一式 用 意 できます ?﹂ ﹁備品庫 に案 内 す るよ、 こっちだ ﹂     こうして ﹃ 山本 玲パイロット転 属 計 画 ﹄ は 実行 に 移 さ れ たのだった 。    ││││││││││││││││    ││││││││││ ︽エンケラドゥス 南極 付近︾ ﹁ そ ろ そ ろ 発 信座標 に 近 い 、艦 体が 見 えて も いい 頃 な ん だが ・ ・ ・ あっ !あ れ だ !﹂  シーガル は ゆ っく り と 軟 着 陸 す る。  外 に 出 た 三 人 の 眼 前 に は 白 く 凍 り つ い た ︹ い そ か ぜ 型 突 撃 駆 逐 艦︺ の 姿 があった 。  確認 の 為 に 艦内を 捜索中に ガミラス軍 か ら襲撃を受 け る古代達 !  迫り く る 敵戦 車 ! ﹃ ドッ !ドッ !ドッ !﹄  上 空 か ら の 攻 撃 を 受 け た 戦 車 は 装 甲 の 弱 い 上 部 を 貫 通 破 壊 さ れ 沈 黙 した 。 ﹁コスモゼロ !? だ ?しかし 、 いい 腕 して る なぁ ﹂

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5話 メ2号

作戦

  ﹁ゆ きかぜ ・・・﹂  古代 の 目 の前に 傷 だ ら けで横た わる︹ゆ きかぜ ︺ 艦 フネ ﹁ 兄さ ん・・・ の だったな ん て ﹂      ││││││││││││││││  │││││││││││   ﹁ヘルメットを はずせ !﹂  加藤隊長 ︵一尉︶ は 仁王立 ちで睨 み つけてい る。傍ら には 篠原 ︵二 尉︶も い る。   山 本 は ゆ っ く り と ヘ ル メ ッ ト を 外 し た 。真 っ 直 ぐ 見 つ め る 瞳 に は 揺る ぎない 意志 が 感 じ られる。 ﹁ ったく 、 お前って奴は ・・﹂    ││││││││││││││││  ││││││││││ ︽ 艦長室 ︾  室内 には 沖 田 艦長 ・ 古代 戦 術長 ・ そして 私、瓜生参謀長 の 三人 がい る。 ﹁ 救 難信号 は 駆逐艦 ︹ゆ きかぜ ︺ の も のと 確認 しました 。同艦 に 生 存 者 は無く 、 不 時着 後 に 脱出 した形 跡も認められ ませ ん。 先ほどの ガミラ ス の 襲撃 か ら す る と 拿 捕さ れ た 可能 性があ り ます !﹂ ﹁ そうか 、生 存 者 は無しか ・・・﹂  沖 田 艦長 は ﹃生 存 者 無し ﹄ の み 報告として 受 けた よ うだ 。 ﹁艦長 !︹ゆ きかぜ ︺ 乗 員 が捕 虜 になった 可能 性があ り ます !﹂  古代 は 艦長 の 対応 に 納得 がいかない 様 子だ 。 ﹁司令、後 は 私 が ・・・﹂ ﹁ う む・・﹂

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 古代 には 私 か ら説明 し よ う 。 ﹁ で は 古 代 戦 術 長。仮 に だ 、拿 捕 さ れ て 捕 虜 に な っ た 乗 員 が い た と す る。 どう や って 事実確認を行 うのだ ?﹂ ﹁ そ 、 そ れ は ・・・ガミラス の ・・・・わ か り ませ ん﹂  私 か ら質 問さ れ て 、古代 は 考 えたが ・・わ か ら なかった 。 ﹁ そ も そ も、 この戦 争 は ﹃宣 戦 布 告 ﹄ 無く 始 まった 。 そして 今現 在に 於 いて もガミラス との公 式 な 接触 は無い 。 このことが 意 味す る のは ?﹂ ﹁・・・・﹂  古代 は 沈黙 してしまった 。 ﹁我 々 地 球 人 類 と ガ ミ ラ ス と の 間 に は 外 交 チ ャ ン ネ ル が 無 い の だ よ ・ ・ ・ 彼等か ら見 た ら、我々 は未 開 の 星 の 原 住 民 でしか無いのか も し れん﹂ ﹁も しかした ら、冥王星 の敵 基 地に ・・・﹂ ﹁古 代、 そ の 可 能 性 は ゼ ロ で は な い が 憶 測 で し か な い 。仮 の 話 だ が 、 我々 な ら 捕 虜を 前 線基 地に 置 いておくかな ?また 、 敵か ら 捕 虜 に 関 し ての メッセージ など も 無い ﹂ ﹁確 かに 憶 測の 域を でませ ん。僕 はどうす れ ば ・・﹂ ﹁今回 の捜索では ﹃生 存 者 無し ﹄ の み !そ れ以外 は 一切口外 無用だ !艦 内 が 混 乱しかね ん か ら な ﹂ ﹁わ か り ました ・・・﹂   ﹁ 奴等 を交渉 の テーブル に 引 きず り出 すには ﹃対 等 ﹄ と 認め させ る しか ないのか も し れん。瓜生参謀長・・メ2号 作戦 を立 案せ よ﹂  沖 田 艦長 は 静 かに 力 強く呟いた 。    ││││││││││││││  │││││││││  │││││   ﹁君 の 行動 は 明ら かな 軍規違反 だ 。 結 果 はどうあ れ ・ ・ ・ 処罰 は免 れん。 わ か る な ?・・ 山本 三尉﹂

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 渕 上 飛 行 長 が や や 困 惑 気 味 に 話 す 横 で は 憮 然 と し た 表 情 の 加 藤 隊 長 が 立 ってい る。 ﹁ はい 、 そ れ は 承知 してます 。 しかし 、 あの時 点 では 最速 ・ 最善 の判 断 と 最 良 の 結 果 を 出 し ま し た !そ れ は 加 藤 一 尉 が 一 番 ご 存 知 の は ず で す !﹂   そう 言 って 玲 は 加藤を見る。 ﹁ っ !﹂  加藤 が 言 いかけたとこ ろを渕上 が 腕を出 して 遮 った 。 ﹁確 かに 君 が 言 う 通り だ ・ ・ が 、 そ れ はあくまで 君 が 航 空 隊 だった ら の 話 だ ﹂ ﹁航 空 隊 に 転 属させてください !飛行長 !﹂ ﹁ダメ だっ !! ﹃ガァン !﹄  怒声 と共に 加藤 は横の ロッカーを叩 きつけた 。 ﹁加 藤 !! 前 は 黙 っ て ろ。 山 本 、君 は 処 分 が 決 ま る ま で 自 室 で 謹 慎 し ていなさい ﹂ ﹁渕上三 佐 !﹂  玲 は 食 い 下 が る ﹁話 は 以上 だ !下 が れ﹂ ﹁・・・・ 失礼します ﹂  玲 はまだ 納得 がいかない 表情 で 退室 した 。   ﹁やれやれ ・ ・ ・ お前が 言 うこと もわ か る が 、 あ れ は戦 力 としては 魅力 的 だ 。 どうした も のかな ?﹂  渕上飛行長 は 加藤を見 つ める・・ ﹁ダメ です よ ・ ・ ・ 渕上 さ ん。 いつ も仰 って る じ ゃ ないですか 、 パイロッ ト は ど ん な に 熱 く な っ て も 心 の 底 で は 常 に 冷 静 で な く ち ゃ い か ん ! と ・・﹂ ﹁ 山本は 違 うか ?﹂ ﹁ あ い つ は 明 生 の 死 を 歪 ん で 受 け 止 め て し ま っ た 。腕 が 良 く て も、 あ いつは 心 の 底 に歪 みを持 ってい るん です ﹂ ﹁惜 しい 腕 だな 。・ ・ ・ そ れ にして も だ 、 彼女が 一人 で や ったにしては

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出 来すぎじ ゃ ね ー か ?裏 に 誰 かい る な ・ ・ ・ いきな りスイッチオン で 飛 ぶ わ けない わ な ︵笑︶ ﹂ ﹁・・・笑 いごとじ ゃ ないっす よ﹂ ﹁ 山 本 は 配 属 さ れ た 当 初 か ら 機 会 を 伺 っ て い た の だ ろ う 。自 分 一 人 で 強奪したと 言 い張ってい る が 、 協 力者 無しには 不可能 だ 。 幹 部 の 誰 か を 味 方 につけて るん じ ゃ ないかな ?﹂ ﹁ 幹 部 ?真 田副 長 とか ・・ い や、違 うな ﹂  加藤 は 考 えて みる が 、思 い当た る人 物は浮かばない 。 ﹁色仕掛 で籠絡したかな ?﹂  渕上 は ニヤッ と 笑 いなが ら加藤をみ た 。 ﹁ はあっ ?あいつはそ ん な器用な 真 似 出 来ないです ﹂ ﹁ ま 、後 は 艦長 がどうす る か ・ ・ 古代 に 続 いて 二人目 の ゼロパイロット が 誕生 す る か も な ?﹂ ﹁ そうか !古代 の奴っ !あいつが手 引 き ・・ あ 、 そか ﹂  加藤 は 以 前 、 自分 の 目 の前で 古代 が コスモゼロを 強奪した 事件を思 いだした 。一瞬疑 ったが 、 当の 古代 が 襲撃 さ れ ていたのだ 。 ﹁ おい 、古代 は無いだ ろ︵笑︶ ﹂    ││││││││││││││  │││││││││   ︽ 艦長室 ︾   山 本 三 尉 の 処 遇 に つ い て 、該 当 部 署 の 責 任 者 が 集 め ら れ て い る。 尚、参加者 は  沖 田 艦長    ︵宙将︶  真 田副 長    ︵二 佐 ︶  古代 戦 術長  ︵一尉︶  渕上飛行長  ︵三 佐 ︶   平田主 計長  ︵一尉︶  瓜生参謀長  ︵二 佐 ︶  以上6名 であ る

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 注 : 戦 術長 の 下 に 飛行長 が 配置 さ れ てい る が 、 本来は 三 佐 以上 の 補 職 であ る 戦 術長 が 一尉 であ る た め、 階級 の 逆転現象 が 起 きてい る。 戦 艦 の場 合 は副 長二 佐 、各部署 の 長 は 三 佐が 相 当であ る。  補足 : 階級 が 同 じで も、職 位の 違 いで 上下関係 が 出 来 る のは 軍隊 に 限 ら ず 企 業 な ど の 民 間 組 織 に 於 い て も 常 識 で あ る。 [軍 組 織 ]職 位 + 階級[民間 組織 ]職 位 + 役 職  民間 の場 合 は組織に より様々 で 一概 に 比較 はできないが⋮    真 田副 長 か ら 経 緯 の報告が 始 まった 。 ﹁ 本 件 に つ き ま し て は 、 戦 闘 機 の 無 断 使 用 列 び に 所 属 部 署 の 職 務 放 棄 の 二 つの 重 大な 軍規違反 が 行われ ました 。規定 に より、 山本 三尉 には 30日間 の 営倉 入 り と 一階級降 格 処分 が 妥 当と判 断致 します ﹂ ﹁処 罰 に 関 し て は 妥 当 で し ょ う 。 で は 、今 回 の 敵 地 上 部 隊 撃 退 と 捜 索 隊 救 援 の 功 績についての 処遇 は 如 何さ れる のでし ょ うか ? ﹂  私︵瓜生参謀長︶ は 疑 問として 投 げて み た 。 ﹁ 本 来 な ら ば 敵 撃 退 と 友 軍 を 救 っ た 功 績 は 感 状 の 1 枚、状 況 か ら す る と 勲章 が 与 え られ たか も し れん﹂  真 田副 長 は ︵良 い 質 問だという 表情 で ︶ 答えた 。 ﹁自 分 は 救 わ れ た 立 場 で す が 、後 数 分 遅 れ て い た ら 捕 虜 に な っ て い た と 思 い ま す 。 地 上 か ら 見 た 限 り で す が 、 山 本 三 尉 の 操 縦 は 見 事 で し た 。航 空 隊 でないのが 不思議 です ﹂  古代 戦 術長 が発 言 した 。 ﹁処 罰 は 当 然 で す が 、 そ の 後 は う ち で 預 か れ ま せ ん か ね ?ゼ ロ を も う 1 機戦 力化 したいとこ ろ ですし ﹂  渕上飛行長 か ら意見 がで る。 ﹁ しかし 、 そ れ では主 計科 の 人員 が 減り ます 。 平田主 計長、 人 手が 減 っ ては 困り ます よ ね ?﹂  私 は平田に 意 味 有り げに 目配 せした 。   平田主 計長 は ︵ な る ほどという 表情 で ︶ 視線を受 け止 め て発 言 した 。 ﹁ 山 本 三 尉 は 主 計 科 に は 向 い て な い で す 。 は っ き り 言 い ま す と ﹃ お 荷 物 ﹄ でしてね ! 今回 の 件 で ︻和︼ を 乱したこと も あ り、 どち ら かで

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貰 って 頂 け る と 助 か り ますね !﹂    一通り の 話を聞 き終えて 沖 田 艦長 が 口を開 いた 。 ﹁皆 の 意 見 も 聞 い た 上 で 考 え た 。現 在 、 本 艦 は 単 独 行 動 中 で あ る。他 か ら の 支 援 を 受 け ら れ な い こ と も 考 慮 し て 規 定 に 捉 わ れ ず 判 断 す る 必要 があ る だ ろ う 。儂 に 一任 して 貰 って 良 いかな ? ﹂  艦長 の 言葉 に全 員 が 了承 した 。 ﹁ う む、 では山本 三尉を 呼 ん でく れ﹂    暫 くして ﹃ 山本 三尉 入 り ます !﹄  艦 長 室 に 入 室 し た 玲 は 艦 長 と 幹 部 を 目 の 前 に し て 緊 張 の 面 持 ち で 直立不動 だ 。顔 は 紅 潮し 、身 体は ガチガチ の よ うだ 。 ︵ 大 胆 な 行動 の割 り に案 外小心者み たいだ ︶ ﹁ 山 本 玲 三 尉 !航 空 機 無 断 使 用 列 び に 職 務 放 棄 に よ り 一 階 級 降 格 と 禁 固30日間を 申し告げ る !﹂  沖 田 艦 長 直 々 に 処 罰 を 言 い 渡 さ れ た 玲 は 身 体 を ブ ル ブ ル 震 わ せ 瞳 か ら は光 るも のが 出 てうつ 向 いた 。  予想 はしていたことだったが 、 実際 の場 面 にな る と 耐 え 難 い 感状 に 支 配 さ れ て 立 ってい る のが や っとだ 。 ﹁ 次 に 、職 務 放 棄 に よ り 主 計 科 か ら 配 転 要 望 が あ る。よ っ て 主 計 科 の 任を解 き 、飛行長預り とす る ︰  ﹂ ﹁ えっ !? ﹂  玲 は 驚 き 顔を上 げた ! ﹁最後 に 、 敵 撃退 と 友軍 救 援 の 功 績 を認め ・ ・ ・ 本来は 昇級 ・ 殊勲 のと こ ろ だが ?差引 き ゼロ として 、 処罰を不 問とす る。 但し 、 職務 放 棄 に 関 しては 営倉 にて 禁固3日間 の 処罰を言 い渡す 。 ︰ 以上﹂  聞 き終えて 、 あま り の展 開 に 立 ち眩 みを起 こしてふ ら ついてしまっ た 玲を私 は 咄嗟 に 抱 き 抱 えた 。 ﹁ しっか り し ろ !  山本 ! ﹂ ﹁ 山本 、下 がって 休め﹂

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﹁ はっ ! 有難 う 御座 います ! ﹂  艦長 に敬礼し 退室 した 。     ふ ら ついた 足取り の 玲を 支えなが ら一緒 に 退室 した 。  艦長室 の前には 保安部長 の 伊 東 一尉 が 待 っていた 。 ﹁ な ん だ 、伊 東だけか ? ﹂ ﹁ ⋮ 私 ではご 不満 でしたか ? ﹂  言われ た 伊 東は 困り顔を見 せた 。 ﹁ こ の 状 態 で は 男 に は 任 せ ら れ ん だ ろ ?見 て み ろ、 極 度 の 緊 張 で 漏 ら しそうだ♪  ﹂ ﹁も っ !漏ら してませ ん っ !! ﹂  弄られ た 怜 は 真 っ 赤 にな り 否 定 す る。 ﹁部 屋までは 私 が 連れ て 行 くか ら、君 は 営倉 入 り の 準備を頼む﹂ ﹁ あぁ 、 な る ほど 。了解 しました ﹂  伊 東 一尉 は細い 糸目をやや開 いて チラリ と 玲を見 て答えた 。 ﹁行 くぞ ﹂ ﹁ あ 、も う大 丈 夫です 。一人 で歩けます ﹂  目を擦り なが ら玲 は 顔を赤らめ ていた 。 ︵見れ ば 見る ほど 可愛 い 仔 猫ち ゃん だ ︶     さて 、 こ れ で役 者を立 て る ことが 出 来た 。   い よ い よ冥王星 攻略作戦に 取り掛 か れる な !

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6話 忘

却の彼

  ︽ 西暦20XX 年  日 本  ︾  2016 年 安 全 保障関連法 が 施行 さ れ、 日 本は周 辺 海 域 での 軍事プ レゼンスを 強 め ていった 。四方を 海に 囲 ま れ た 日 本にとって 、 海 軍力 の 整 備 は 不 可 欠 で あ る。 敗 戦 後 初 と な る 空 母 機 動 部 隊 を 持 つ に ま で なったが 、 未だ 名称 は ﹃ 海 上自衛隊﹄ のままであった 。    最新鋭巡洋艦︹や まと ︺ 艦 フネ   戦 艦 が存在 意義を 失い 、 其の 名を冠 す る が 二度 と 現れ ないと 誰も が 考 えていた 。 とこ ろ が 、 政 府 は 緊 張が 高 ま る 東南 シナ 海 域 で強い 意 思表 示として ︹や まと ︺ の 名を復 活させたのだった ! ﹁・・ !・・ っ !おいっ !﹂﹃ポカッ﹄ ﹁ いてっ ﹂ ﹁ さ っ き か ら 呼 ん で ん だ ぜ ?な に を 夢 中 で 読 ん で る か と 思 え ば 漫 画 か よ ?︻宇宙 戦 艦ヤマト2199︼ か 、 懐 かしいな !ガキ の 頃テレビ で 観 たな ∼﹂ ﹁ あぁ 、 配 属が決まった時に 親 父に 会 ってきた ん だが 、 そ ん ときに本 棚 に あ っ た の を 1 冊 だ け 借 り て き た ん だ 。 両 親 が 離 婚 し て か ら 初 め て 訪 ねた ん だが 、 制 服姿 に 感激 してさぁ ・ ・ ・ 何か手 土 産 持 たそうとすっ か ら ⋮  ﹂ ﹁ そ れ でかぁ 、今 どき 紙 の本で漫画 読む 奴は 珍 しいか ら な ﹂ ﹁ さすがに 残り は 電 子版で全 巻購 入して 読ん で るよ﹂  実 は 何 度 も 読 み 返 し て い る。 子 供 の 頃 に テ レ ビ 版 を 観 た と き は 感 じなかった 思 いが湧いてきて 、 自分 な り に 頭 の中で 修 正 を加 えなが ら 読み返 してい るん だ 。  因 み に 俺 は こ う い っ た 漫 画 や 映 画 に 影 響 を 受 け て 自 衛 官 に な っ た 訳 ではなかった 。 まして や、 国防 の 使 命 感 に 燃 えてな ん てこと も 無い ︵笑︶   普 通 に 大 学 を 出 て も 就 職 先 な ん て 無 い 時 代 だ 。安 定 の 公 務 員 は 人 気殺 到で 狭 き 門 だし 、 特別 職 の 国家 公 務員 ではあ る が 、 危 険度合 いが

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