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The Japanese Journal of Psychology 1991, Vol. 62, No. 1, 9-15 Response occurrence to the non-reinforced alternative through punishment in rats Toshihi

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(1)

ラ ヅ トの罰事態 における非強化選択肢 への反 応生起

早稲田大学 吉

・ 木

Response

occurrence

to the non-reinforced

alternative

through

punishment

in rats

Toshihiko Yoshino and Hiroshi Kimura (Department of Psychology,

School of Letters, Waseda University, hinjuku-ku, Tokyo ,62)

Each of eight rats was located in the experimental chamber mounted with two levers.

Lever-pressing

to either of the two was maintained by a schedule of food.

After that, a punishment schedule o£ electric

shocks was added.

Neither the reinforcement

nor the punishment

schedule was programmed

on the

other lever, i.e. the non-reinforced

alternative.

The effect of reinforcement, and the joint effect of re

inforcement

and punishment

on responses to the non-reinforced

alternative were compared.

During

punishment

sessions, responses to the non-reinforced

alternative occurred significantly more often than

during reinforcement sessions.

The number of responses to the non-reinforced

alternative was nega

tively correlated with that to the reinforced alternative during punishment

sessions.

Nevertheless,the

occurrence of responses to the non-reinforced

alternative was mainly observed during the first few ses

sions in punishment schedule, or after stepping up the intensity of electric shock.

These results were

discussed in relation to the two theories and models of punishment.

The results imply that the two

theories and models of punishment

are necessary to explain the effect of punishment.

Key words: punishment, symmetrical law of effect, competing-response theory, matching, lever press, rats. 罰 手 続 き は,罰 す る反 応(以 下所 定 の反 応 と呼 ぶ)を 抑 制 させ る以 外 に,様 々 な副 次 的 な 効 果 を持 つ と考 え られ て きた.例 え ば,罰 す る個 体 に恐 怖 を与 え,そ の恐 怖 が 弁 別 刺 激 に般 化 す る,所 定 の反 応 以 外 の 反 応(以 下 競 合 反 応 と呼 ぶ)を 生 起 させ るな ど の 効 果 で あ る.罰 事 態 に お け る競 合 反 応 が何 を意 味 して い るか につ い て は,電 撃 な ど無 条 件 刺 激 に よ る無 条 件 反 応,種 に固 有 な 防 御 反 応 (Bolles, 1970),罰 が逃 避.回 避 条 件 づ けの 過 程 を含 ん で い る た め に 強化 ・維 持 され る 受 動 回避 反 応(Dinsmoor, 1954, 1977)な ど,統 一 的 な見 解 が 得 られ て い ない. 従 来,行 動 を抑 制 さ せ る罰 の効 果 につ い て,大 別 して 2つ の説 明 が な され て き た.対 称 的効 果 の 法則 と競 合 反 応 理 論 で あ る(Fantino & Logan, 1979; Mackintosh,

1983; Rachlin & Hermstein, 1969).対 称 的 効 果 の 法 則 で は,所 定 の反 応 が抑 制 され るの は 罰 の直 接 的 な効 果 と 考 え られ,競 合 反 応 に つ い て は説 明 しな い.一 方,競 合 反 応 理 論 で は,罰 が競 合 反 応 を強 化 ・維 持 す る こ と に よ っ て間 接 的 に所 定 の反 応 が 抑 制 され る と説 明 して,競 合 反 応 の生 起 を予 測 す る.し か し,何 を競 合 反 応 とす る か につ い て統 一 的 で な い とい う問題 は残 され て い る. Hermstein (1970, 1974)は 並 立(concurrent以 下 conc.) VI, VIス ケ ジ ュ ー ル下 で の選 択 行 動 を説 明 した 対 応 法 則 か ら, (1)式 を提 唱 した が,こ の 式 に よ つて,

競 合反応 の問題 の1つ の解決法 が示 唆 されてい る.

(1)

B1は 単 一 の選 択 肢 にお け る行 動 の指 標(反 応 率,ま た は 反 応 従 事 時 間), r1は 単 一 の 選 択 肢 に お け る強化 率, r は選 択 肢 以 外 か ら得 る強 化 率, kは 反 応 率 の 漸 近 値. Herrnstein (1974)に よれ ば,単 一 の反 応 が強 化 され る事 態 は,反 応 す る こ と と反 応 しな い こ と との選 択 を含 ん で い る.こ れ は,実 験 者 が設 定 した 反応 を しな い こ と に対 す る強 化 率 が想 定 で き る こ と を意 味 して い る.罰 事 態 で は, (1)式 に お いて,罰 は選 択 肢 の強 化 率(r1)を 減 じ る の で な く,そ れ 以 外 の反 応(Other behaviors)の 強 化 率 (r0)を 上 げ る よ うに働 く と考 え られ る.そ して 反 応 抑 制 を, r0が 大 き くな り相 対 的 に所 定 の反 応 率 が 小 さ くな る た め と説 明 す るBこ の考 え に よれ ば,選 択 肢 へ の 反 応 を しな い こ とが競 合 反 応 と位 置 づ け られ る.し か し,反 応 を し ない こ との 中 に,前 述 の種 に 固有 な 防 御 反 応,受 動 回 避 反 応 や 凍 結 反 応 な ど を も含 む とい う曖 昧 さは残 され る. 罰 事 態 の選 択 行 動 を説 明 しよ う と した対 応 法則 か ら の 以 下 の2つ の モデ ル は,前 述 の2つ の罰 の理 論 と密 接 に 関 連 して い る(例 え ばde Villiers, 1982; Deluty, 1982). ひ とつ は(2)式 の罰 の減 算 モ デ ル(barley & Fantino,

(2)

10  心 理 学 研 究  第62巻  第1号 1978; Farley, 1980; de Villiers, 1977, 1980, 1982)で あ る. (2)式 は 選 択 事 態 に お け る対 称 的 効 果 の 法 則 の 表 現 式 と 考 え ら れ る(Deluty 1976 Farley, 190)1

(2)

B1, B2は2つ の 選 択 肢 に 対 す る行 動 の 指 標, r1, r2は そ れ ぞ れ の 選 択 肢 で 得 ら れ た 強 化 率, P1, P2は そ れ ぞ れ の 選 択 肢 で 得 ら れ た 罰 率 を示 す. kとaは 実 験 結 果 に 基 づ い て 推 定 さ れ る 定 数,Cは 罰 刺 激 の 強 化 刺 激 に 対 す る 比 率(negative food unit: Farley & Fantino, 1978; Davi-son & McCarthy, 1988, P. 130)で あ る.2

も う ひ とつ は(3)の 加 算 モ デ ル(Deluty, 1976, 1982; Deluty & Church, 1978)で あ る. (3)式 は 選 択 事 態 に お け る競 合 反 応 理 論 の 表 現 式 と考 え ら れ る(Deluty, 1976 Parley, 1980).

(3)

2つ の モ デ ル に つ い て 比 較 検 討 し たde Villiers (1980) とFarley (1980)の 実 、験で は,減 算 モ デ ル が 妥 当 で あ る と の 結 果 が 得 ら れ た.し か し,彼 ら の 検 証 に は 予 測 と記 述 に お い て 不 一 致 が あ り(吉 野,1986),減 算 モ デ ル で は 罰 率 が 強 化 率 よ り大 き い 場 合 に 強 化 価 が 負 と な る 問 題 点 が あ る(Davison & McCarthy, 1988, P. 132).さ ら に, de Villiers (1982)とDeluty (1982)に お け る議 論 で も, お 互 い の モ デ ル の 正 当 性 を 主 張 し あ つ て 結 論 に 至 っ て い な い. de Villiers (1980), Farley (1980)の 検 討 で は,こ の2 つ の モ デ ル が 異 な る 結 果 を 予 測 す る よ う な 実 験 事 態 を 設 定 し て い た.そ う し た,異 な る 結 果 が 予 測 さ れ る 事 態 の ひ と つ に,一 方 の 選 択 肢 の 強 化 率 と罰 率 が 共 に ゼ ロで あ る,つ ま り消 去 で あ る事 態 が 考 え ら れ る.こ こ で,強 化 事 態 か ら罰 事 態 へ の 移 行 に よ り,選 択 肢1へ の 反 応 率 が 50%に 抑 制 さ れ た とす る((2), (3)式 に お い てr1=p1>0, r2=p2=0, c=0.5). (2)式 の 相 対 値 に よ る表 現 式 に 基 づ く, B1, B2に つ い て の 絶 対 反 応 率 は, (4), (5)式 の よ う に な る.

(4)

(5)

B1は, P1=0の と き(強 化 事 態)に 比 べ る と減 少 し,瑞 は ゼ ロ,つ ま り反 応 は 生 じ な い と予 測 さ れ る.一 方, (3) 式 の 相 対 値 に よ る 表 現 式 に 基 づ く と, B1, B2に つ い て の 絶 対 反 応 率 は, (6), (7)式 の よ う に な る.

(6)

(7) B1は,強 化 事 態 に比 べ る と減 少, B2は, 05p1が 加 わ つた こ とで ゼ ロで な くな る,つ ま り反 応 が 生 じ る こ とが 予 測 され る. 以 上 か ら,本 実験 で は次 の手続 き に よ って 罰 の理 論 に つ い て 検 討 す る.同 時 に呈 示 した2つ の レバ ー に つ い て,い ず れ か 一 方 を強 化 スケ ジュ ー ル を設 定 した レバ ー (以下 強 化 レバ ー とす る),他 方 を消 去 と した レバ ー(以 下非 強 化 レバ ー とす る)と して レバ ー 押 し反 応 を安 定 さ せ る.そ の後,強 化 レバ ー のみ に罰 手 続 き を加 え,電 撃 の 強 度 を様 々 に変 化 させ る.こ の とき,非 強化 レバ ー へ の 反 応 生 起 につ い て,強 化 のみ の事 態 と罰 手続 き を加 え た事 態 とで 比 較 検 討 す る.同 時 に,非 強 化 レバ ー へ の反 応 生 起 が,罰 の手続 きに よ る もの で あ るか を確 認 す るた め に,電 撃 強 度 の効果,強 化 ス ケ ジ ュ ー ル,罰 ス ケ ジ ュ ー ル の効 果 につ い て も検 討 す る. 案 験 方 法 被 験 体  ウイ ス ター系 の 雄 の ア ル ビノ ラ ッ ト8匹 を, 自 由摂 食 時 の85%に 体 重 を統 制 した.体 重 統 制 の方 法 は,実 験 セ ッシ ョン30分 後 に与 え るペ レ ッ トの量 を調 節 す る こ と に よ つた.統 制 時 の体 重 は274.6-293.0(平 均282.92)gで あ った. 装 置 標 準型 の ラ ッ ト用 ス キ ナ ー箱(Ralph Ger brands社 製; 307×248×310mm:幅 ×奥 行 き × 高 さ)を 用 い た.餌 皿 が 正面 パ ネ ル 下 方 中央,そ の 左 右 65mmに 反 応 用 レバ ー(約179の 重 さで マイ ク ロス イ ッチ を作 動 させ た)が 取 り付 け られ て い た.床 に は,直 径5mmの ス テ ン レス 製 の グ リッ ドが,そ の 中心 と中 心 の間 隔 が16mmと な るよ う敷 かれ て い た.ス キ ナ ー箱 は 自作 の木 製 防 音 箱(7%×520×600mm)に 入 れ られ,換 気 と外 部 音 の マ スキ ング の た め に排 気 用 プ ァ ン が 回 され た.1回 あ た りの強化 子 は45mgの 固 形 ペ レ ッ ト(室町 機 械 社 製)1個 であ っ た.電 撃 呈 示 装 置 は,室 町 機 械 社 製 のSGS 001 SHOCK GENEFRATOR/ 1対 応 法 則 を 表 わ す と き , Herrnsteln (1961, 1970)に よ る厳 密 な 対 応 法 則(strict matching law)よ り も, Baum (1974)に よ る 一 般 的 対 応 法 則(generalized matcb ing Iaw)を 用 い る の が,現 在 で は 一 般 的 で あ る. Allen (1981), Prelec (1984), Davisoa & McCarthy (1988, p. 48)に よ れ ば,厳 密 な 対 応 法 則 は 一 般 的 対 応 法 則 の 特 別 な 場 合 で あ る.こ こ で は 罰 の モ デ ル に つ い て も 一 般 的 対 応 法 則 の 形 で 表 現 し た. (3)式 に つ い て も 同 様 で あ る.

2cの か わ り に

aGYが 用 い ら れ る こ と も あ る(de Vzl liers, 1980; DaVison & McCarthy, 1988, p. 130).

(3)

SCRAMBLER.を 用 い た.極 性 が ス ク ラ ンブ ル され た 電 撃 を前 述 の グ リ ッ ドを通 じて呈 示 した.電 撃 の呈 示 時 間 は100msで あ っ た.以 下 に示 す強 度 は,装 置 に付 属 した メ ー タ に よ っ た.反 応 の安 定 度 を検 討 す る為 に 累 積 記 録 器(Ra1ph Gerbrands社 製)を 用 い た.罰 手 続 き 中 の音 刺 激 の呈 示 の た め に,三 栄 測 器 社 製PHONO STIMULATOR 3G13を 用 い た.す べ て の実 験 手 続 き を通 じて 実 験 の制 御 とデ ー タ の収 集 に は マイ ク ロ コ ン ピ ュ ー タ(Rockwell社 製AIM65)を 用 い た.

Table 1

Number of sessions, schedules, and changeover delay (COD) condition in

the reinforcement

and the punishment

sessions

手 続 き  1)  ハ ン ド リン グ1日5分 ず つ で5日 間 行 な つ た. 2)  実 験 箱 へ の ア ダ プ テ ー シ ョ ン1日20分 ず つ で4 日間 行 な つ た. 2)以 下 で は マ ス キ ング用 フ ァ ン を 回 し た. 3)  マ ガ ジ ン ト レー ニ ン グ1日60強 化 の セ ツシ ョ ン を2目 問 行 な った.以 上2), 3)で は レバ ー は呈 示 しな か つ た. 4)  シ ェイ ビン グ 漸 次 接 近 法 に よ り1目60強 化 で2 日間 行 な つた.右 も し くは左 の レバ ー の いず れ か を強 化 レバ ー と して,そ の レバ ー のみ を呈 示 し,反 応 を形 成 し た. 5)  連 続 強 化 ト レー ニ ン グ1日60強 化 の セ ツシ ョ ン を2目 間行 な つた.こ こで も 強 化 レバ ー のみ を 呈 示 し た. 6)  予 備 訓 練6)以 下 で は,強 化 レバ ー と非 強 化 レバ ー の 両 方 を呈 示 した .す べて のラ ットについ て,強 化 レ バ ー に対 す る強 化 ス ケ ジ ュー ル を, VI 5s, VI 10s, VI 15s, VI 20sの 順 に移 行 させ た0強 化 ス ケ ジ ュ ー ル の 移 行 は,セ ッシ ョ ン中 に長 い 反 応 休 止 が観 察 され な い等, 比 較 的 安 定 した 反 応 率 に よ つて 直 線 的 な累 積 記 録 が得 ら れ た と 実 験 者 が 判 断 す る こ と に よ つた.ラ ッ ト8704, 8707, 8709の3個 体 につ い て は,そ の 後, VR 30, VR 45, VR 60と 移 行 させ た.こ こ で は, 1セ ッシ ョ ンあ た りの強 化 数 が60を 越 え,か つ,累 積 記 録 にお い て長 い反 応 休 止 が観 察 され な か った 際 に,強 化 ス ケ ジ ュ ー ル を移 行 した.こ れ は, VIス ケ ジ ュ ー ル とVRス ケ ジ ュ ール とで1セ ッシ ョ ンあ た りの 強 化 数 に差 が生 じな い よ うに す る た め で あ つ た. VIス ケ ジ ュー ル につ い て は,通 常 の並 立 ス ケ ジ ュー ル 事 態 と同 様 に, 2sの 切 り替 え 反 応 遅 延 手 続 き(changeover delay:以 下COD)を 設 けた. 7)  強 化 セ ッシ ョ ンTable 1に 強 化 セ ッシ ョ ン と次 項 に述 べ る罰 セ ッシ ョ ンに お け る各 ラ ッ トの手 続 き を示 した.強 化 セ ッシ ョ ンで は, VI 30sま た はVR 60の いず れ か の強 化 ス ケ ジ ュ ー ル に よ って,ラ ッ ト毎 に,連 続5セ ッシ ョ ンで以 下 に示 す 安 定 基 準1-3を 満 た す ま で レバ ー押 し訓 練 を行 な った.3つ の安 定 基 準 を満 た し た最 後 の連 続5セ ッシ ョ ン を 強 化 べ ー ス ライ ン と した. こ の強 化 べ ー ス ライ ンで の デ ー タ を,罰 セ ッシ ョンで の 反 応 率 が どの程 度 抑 制 され た か を検 討 す るた め の基 準 と した. 安 定 基 準1:連 続5セ ツシ ョンで,反 応 配 分(相 対 反 応 率)の 変 動(相 対反 応 率 の 最 大値 と最 小 値 の 差)が そ の 平 均 値 の ±2a5%以 内 で あ る こ と. 安 定 基 準2:連 続5セ ツシ ョ ンで,合 計反 応 数 の標 準 偏 差 が平 均 値 の3.0%以 内 で あ る こ と. 安 定 基 準.連 続5セ ツシ ョ ンで絶 対 反 応 率,相 対 反 応 率 の いず れ もが 一 次 的 な 増 加 ・減 少 傾 向 に な い こ と. こ の安 定 基 準 を満 たす の に30-61(平 均47.25)セ ッシ ョ ン を要 した. 8)  罰 セ ッ シ ョン ラ ッ ト毎 に,罰 セ ッシ ョ ンに お け る反 応 率 を強 化 べ ー ス ライ ンの50%と した 場 合 に,1セ ッ シ ョン あ た りの強 化 数 と罰 数 とが ほ ぼ等 し くな るよ う に罰 スケ ジ ュ ー ル を設 定 した.こ れ は, (2), (3)式 の定 数 Cを ラ ッ ト問 で 共 通 にす る た め で あ っ た0こ こで も, VI

(4)

12  心 理 学 研 究  第62巻  第1号 ス ケ ジ ュー ル の 手続 き には2sのCODを 設 定 した.電 撃 の強 度 は2.0mAよ り始 め,ラ ッ ト毎 に強 化 べmス ライ ン の50%の 反 応 率 に な るま で0.5mAス テ ップ で 調 節 した.そ の後 は特 に基 準 を設 けず,0.1mAス テ ップ で抑 制 と回復 を繰 り返 す よ う に,馴 化 を考慮 しな が ら変 化 させ た.強 度 は最 大6.0mA,最 小0.0mAで あ つた,罰 手続 き が強 化 ス ケ ジ ュー ル の弁 別 刺 激 とな ら な い よ う に(Azrin & Holz, 1966),罰 セ ッシ ョ ン中 は 1000Hzの 純 音(80dB)を 呈 示 した.

強 化 セ ッシ ョン よ り以 降 の条 件 で は1セ ッ シ ョ ン は 30分 と し, 1目1セ ッシ ョン を行 な つ た. VI, VRの 数 列 はFlesher & Hoffman (1962)に よ つ た.

結 果

Table 2

Pearson's product-moment correlation coefficients for the intensity of electric shock and the

number of responses on the reinforced lever

Notes: the level of significance by no correlated t-test.

*p< .05,** p<.01,*** p<.001.

Table 3

Mean number of responses per session on the reinforced and the non-reinforced lever and the results of t-test for the two sessions under the two different conditions

Notes: the level of significance by t-test. * p< .05,*** p<.001. 強 化 レバ ー へ の 反 応 につ い て,全 罰 セ ッシ ョン に お け る電 撃 強 度 と強 化 レバ ー へ の反 応 率 との相 関 を ラ ッ ト毎 に, Table 2に 示 した.こ れ に よれ ば,電 撃 強 度 と1セ ッシ ョンあ た りの強 化 レバ ー の反 応 数 とは必 ず し も負 の 相 関 を示 して お らず,強 化 レバ ーへ の反 応 が電 撃 の強 度 に直 接 対 応 して 抑 制 され てい な か つ た こ とが わ か る.す べ て の ラ ッ トにつ い て,強 化 レバ ーへ の反 応 が抑 制 さ れ る の に伴 つ て,予 備 訓 練 や 強 化 セ ッシ ョ ンで 観 察 され た よ りも多 くの反 応 が非 強 化 レバ ー に生 起 す る傾 向 が示 さ れ た,強 化 セ ッシ ョン と 罰 セ ッシ ョン の 各 々 につ い て, 1セ ッシ ョン あた りの非 強 化 レバ ーへ の反 応 数 をTable 3に ま とめ た. 8匹 中5匹 が,罰 セ ッシ ョンで 有 意 に よ り多 くの反 応 を した こ とが わ か るBし か し,罰 セ ッシ ョ ン 中 にお い て も非 強 化 レバ ーへ の反 応 は必 ず し も持 続 的 で な か つ た.罰 セ ッシ ョン初 期 や 電 撃 強 度 が上 げ られ た 直 後 の セ ッシ ョ ンで,強 化 レバ ー へ の 反 応 が 抑 制 され た 場 合 に特 徴 的 に非 強 化 レバ ー へ 反 応 が生 じ る傾 向 が観 察 され た,強 化 レバ ー へ の反 応数 の,直 前 のセ ッシ ョン に お け る強 化 レバ ー へ の 反 応数 に対 す る比 率 を算 出 した3. 3r=NUMi/NUMi -1 NUMiはiセ ッシ ョン 目の強 化 レバ ー へ の 反 応 数, rは 直 前 の セ ッシ ョン に対 す る抑 制 率 を表 す. rは 直 前 のセ ッシ ョ ン に比 べ て,反 応 が 促 進 した とき1よ り大 き く, 抑 制 され た と き1よ り小 さ くな る.ま た,直 前 のセ ッ シ ョ ン に比 べ て 反 応 の抑 制 が大 きい ほ ど値 は小 さ くな る.

(5)

こ の比 率 と非 強 化 レバ ー へ の反 応数 との 相 関 をTable 4 に示 した.相 関 はす べ て の ラ ッ トにつ い て負 の値 を示 し て お り, 8個 体 中4個 体 で は有 意 で あ つた.

Table 4

Pearson's product-moment correlation coefficients for the number of responses on the non

reinforced lever and the ratio of suppression in the punish

ment sessions

Notes : the level of significance by no correlated t-test. *** p<.001 . 次 に,非 強 化 レバ ーへ の反 応 数 と,強 化 レバ ー へ の 反 応 数,電 撃 強 度 の 問 の相 関 係 数 をTable 5に ま とめ た. これ に よ る と,罰 セ ッシ ョ ンで は強 化 レバ ー と非 強 化 レ バ ーへ の反 応 数 は,す べ て の ラ ッ トに お い て 負 の相 関 を 示 した.無 相 関検 定 の結 果,こ の 負 の相 関 は い ず れ も有 意 で あ っ た.一 方,強 化 セ ッシ ョ ンに お い て有 意 な 負 の 相 関 が 得 られ た の は8710の1個 体 で あ つ た.電 撃 強 度 との相 関 で は, 8706, 8707, 8708の3個 体 に有 意 な 正 の 相 関 が見 られ た が,8709で は 有 意 な 負 の相 関 が 見 られ た. Fable 6に,強 化 セ ッシ ョ ン と罰 セ ッシ ョンの そ れ ぞ れ に つ い て,非 強 化 レバ ー へ の 反 応 数 と強 化 数 と の相 関 係 数 をま とめ た.こ れ に つ い て は,次 項 で 考 察 す る. 以 上 か ら, 1)8匹 中5匹 に つ い て,強 化 セ ッシ ョン に 比 べ て罰 セ ッシ ョ ンで よ り多 くの 反 応 が 非 強 化 レバ ー で 生 起 した こ と, 2)非 強 化 レバ ー へ の 反 応 数 は,罰 セ ッシ ョ ンで の み強 化 レバ ー へ の 反 応 数 と有 意 な負 の相 関 を示 した こ と, 3)非 強 化 レバ ー へ の反 応数 は 電撃 強 度 の効 果 と必 ず し も関連 して い な か つた こ とが わ か つた.こ れ ら の結 果 は,強 化,罰 の スケ ジ ュ ー ル がVI, VRの い ず れ で あ るか に 関係 な か った.ま た,左 右 い ず れ の レバ ー一 が 強化 レバ ー で あ つて も,結 果 に差 はみ られ なか った. 考 察 Table 5

Pearson's product-moment correlation coefficients for the number of responses to the non-reinforced

lever and to the reinforced lever in the reinforcement and in the punishment

sessions, and the intensity of electric shock

Notes: the level of significance by no correlated

t-test.

*p<

,05, **p<01, ***p<.001.

Table 6

Pearson's product-moment correlation coefficients and the results of t-test for the number of responses

on the non-reinforced lever and the number of reinforcements in the reinforcement and

in the punishment sesions, and the number of punishment in the

punishment sessions

Notes: the level of significance by no correlated t-test.

*p< ,05, ***p<,001. 8匹 中5匹 にお い て,強 化 セ ッシ ョン よ り罰 セ ッシ ョ

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14  心 理 学 研 究 歳 第62巻  第1号 ンで の方 が 非 強 化 レバ ー に対 して 多 くの反 応 が生 じた こ と につ い て は,罰 の効 果 と考 え る以 外 に も次 の2つ の可 能 性 が考 え られ る.ま ず,“ レバ ー押 し ” が般 化 した こ と に よ る可 能 性 で あ る.次 に,罰 手 続 き に よ っ て強 化 レ バ ー へ の反 応 数 が低 下 し,そ の た め に強 化 数Bも低 下 した こ と に よ る,強 化 数 の効 果 の可 能 性 が考 え られ る. ま ず 前 者 に関 して は,2つ の レバ ー が呈 示 され て い た 点 で 強 化 セ ッ シ ョンで も罰 セ ッシ ョ ンで も 同 一 で あ つ た.し か し,強 化 セ ッ シ ョンで は強 化 を随 伴 す る反 応 が 般 化 し,罰 セ ッ シ ョンで は強 化 と罰 の両 方 が随 伴 す る反 応 が般 化 して い た と考 え られ る.し た が つ て,非 強 化 レ バ ー へ の反 応 は,強 化 セ ッシ ョン の ほ うが罰 セ ッシ ョ ン よ りも多 くな る と考 え られ る.し か し,非 強 化 レバ ーへ の反 応 は,強 化 セ ッ シ ョン よ り罰 セ ッシ ョ ンに お い て高 い 頻 度 で 生 じて い た(Table 3).ま た,強 化 レバ ーへ の 反 応 数 と非 強 化 レバ ーへ の反 応 数 の相 関 は,罰 セ ッシ ョ ン で のみ 有 意 とな る傾B向に あ つ た(Table 4).こ れ らの 事 実 は,非 強 化 レバ ーへ の反 応 生 起 のパ タ ー ンが,強 化 セ ッシ ョン と罰 セ ッ シ ョン とで 異 な つ て い た こ と を示 し て お り,般 化 の可 能 性 は否 定 され る.

強 化 数 の効 果 は, Brethower & Reynolds (1962)の, 無 罰 コ ンポ ー ネ ン トで の行 動 対 比 に よ つ て競 合 反 応 理 論 と の関 連 性 を検 討 した実 験 に お い て指 摘 され,否 定 され て い た.強 化 数 の効 果 に よ つ て非 強 化 レバ ー に反 応 が生 じた の な ら,強 化 セ ッシ ョン と 罰 セ ッシ ョ ンを 通 じて, 強 化 数 と非 強 化 レバ ーへ の反 応 数 との 関係 は 一定 で あ る と考 え られ る.罰 セ ッシ ョ ンで は す べ て の ラ ッ トに つ い て 有 意 な負 の相 関 が示 され,強 化 セ ッシ ョ ンで は8個 体 中4個 体 に負 の相 関 が示 され て お り(Table 6),必 ず し も一 定 とは い え な い.ま た,罰 セ ッシ ョ ン にお い て,罰 数 と非 強 化 レバ ー へ の反 応数 との相 関 は,す べ て の ラ ッ トにつ い て有 意 な負 の値 で あ つた.こ う した 結果 につ い て は,次 の よ うに考 え られ る.強 化 も罰 も強 化 レバ ー へ の反 応 に随 伴 して お り,強 化 レバ ーへ の 反 応 数 と強 化 数,罰 数 とは高 い相 関 とな る.一 方 で,非 強 化 レバ ー へ の反 応 数 は,罰 事 歳態 で は強 化 レバ ー へ の反 応 数 と高 い 負 の 相 関 が あ り,結 果 的 に 非 強 化 レバ ーへ の 反 応 数 と 罰 数,強 化 数 との相 関 も高 い 負 の値 を示 して い た と考 え ら れ る. 以 上 か ら,こ の実 験 にお い て 非 強 化 レバ ーへ の反 応 が 生 じた の は 罰 手続 きの効 果 で あ つた と考 え られ る.競 合 反 応 理 論 は,罰 セ ッシ ョンで 非 強 化 レバ ーへ の反 応 が生 じた事 実 に対 応 し,所 定 の 反 応 以 外 の反 応 が生 起 す る こ とに よ って所 定 の 反 応 が抑 制 され る とい う考 え が, 2つ の レバ ー へ の 反 応 数 間 の 高 い 負 の相 関 性 に 対 応 し て い る.一 方,対 称 的効 果 の法 則 で は,罰 セ ッシ ョン にお け る非 強化 レバ ー へ の反 応 につ い て 説 明 され な い. 以 上 か ら2つ の罰 の理 論 につ い て 結 論 す る に は,次 の よ うな問 題 点 が残 され て い る.非 強 化 レバ ー へ の 反 応 は,強 化 レバ ー へ の反 応 が抑 制 され て い た とき に も,必 ず し も安 定 して い な か った.例 え ば,強 化 レバ ー へ の反 応 が完 全 に抑 制 され て い て も,非 強 化 レバ ー へ の 反応 が 生 じな か った場 合 もあ つた.こ の事 実 は,競 合 反 応 の生 起 に よ つて所 定 の 反 応 が 抑 制 され る とい う考 えで は 説 明 で き な い.し た が って,競 合 反 応理 論,対 称 的効 果 の法 則 の い ず れ か 一 方 だ けで は,今 回 の実 験 結 果 を説 明 で き な い こ とに な る. 対 応 法 則 か らの2つ のモ デ ル もい ず れ か 一 方 で は 不 十 分 で あ る.(5)式(対 称 的 効 果 の法 則 の表 現 式)に よれ ば, 非 強 化 レバ ー へ の 反 応 は 生 じな い と 予 測 さ れ る.し か し,罰 セ ッシ ョ ンで,強 化 セ ッシ ョン に比 べ て 有 意 に多 くの反 応 が 生 じ る傾 向 が み られ たB一 方, (7)式(競 合 反 応 理 論 の 表現 式)に よれ ば,罰 セ ッシ ョンで 非 強 化 レバ ー へ の反 応 が生 じ,罰 手続 きが設定 されていれ ば持続す る と予 測 され る.非 強 化 レバ ー へ の反 応 は生 じた が,強 化 レバ ー へ の 反 応 数 の1%に も 満 た な い 程 度 で あ り (Table 3),必 ず し も持 続 的 で な か つた.こ う した 事 実 は, い ず れ か 一 方 の モ デ ル を 妥 当 と し た 報 告(de Villiers, 1980; Farley, 1980)や 主 張(de Villiers, 1982; Deluty, 1982)を 支 持 しな い. と こ ろで, Table 4に 示 した よ うに非 強 化 レバ ーへ の 反 応 は,罰 セ ッ シ ョン初 期 や 電 撃 強 度 が上 げ られ た直 後 の セ ッシ ョンで 特 徴 的 に 生 じ る 傾 向 が あ つた.こ れ は, 罰 の2つ の理 論 につ い て 段 階 的 な理 解 の可 能 性 を示 唆 す る.罰 が 導 入 され た 初 期 にお い て特 徴 的 に非 強 化 レバ ー に反 応 が生 起 した こ とは競 合 反 応 理 論,そ の後 の抑 制 が 安 定 した 段 階 にお い て は対 称 的 効 果 の法 則 が,そ れ ぞ れ あ て は ま る とい うこ とで あ る. Fantino & Logan (1979) も指 摘 す る よ うに,通 常,競 合 反 応 は特 定 で き な い.今 回 の非 強 化 レバ ーへ の反 応 も,競 合 反 応 と仮 定 で き る う ち の ひ とつ で あ る.全 体 的 な活 動 水 準 の増 加 や,所 定 の 反 応 が完 全 に抑 制 され た場 合 の凍 結 反 応 も競 合 反 応 の カ テ ゴ リー に含 め て も誤 り とは い え な い.こ の競 合 反 応 の 特 定 の問 題 は,今 後 の重 要 な課 題 と して残 され る.し か し,従 来 の択 一 的 な捉 え方 で は説 明 で き な い 今 回 の実 験 事 実 を,前 述 の段 階的 な捉 え方 で うま く説 明 で き るの で あ る. 今 後,こ の非 強 化 レバ ー で の反 応生 起 が,罰 手続 き に の み観 察 され る特 有 の現 象 で あ るか を検 討 す る必 要 が あ る0今 回 の実 験 で は,強 化 レバ ー につ い て 強 化 と罰 が 設 定 され て お り,典 型 的 な接 近 一回 避 の コ ン フ リク ト事 態 で あ つ た.強 化 セ ッシ ョ ンか ら両 方 の レバ ー を消 去 手続 き に した場 合 に ど うな るか,ま た,強 化 につ い て は両 方 の レバ ー に消 去 手続 き を用 い,強 化 され て い た レバ ー に の み 罰手 続 き を設 定 す る と ど うな るか とい った 実 験 的 検 討 が 必 要 で あ る と考 え られ る.

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参照

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