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第1章 都市計画マスタープラン見直しの基本的考え方

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Academic year: 2018

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(1)

1

(2)

■都市計画マスタープラン策定後の主な市街地変化

【元町地域】

◦平成

20

年に密集市街地の改善を目指して「堀江・猫実B地区土地区画整理事業」

の事業計画が決定され、堀江・猫実を結ぶ主要な生活道路の整備を猫実地区側か

ら進めており、平成

26

年度の事業完了に向け、取り組んでいます。

◦浦安駅周辺では、以前より都市基盤整備の課題がありましたが、平成

19

年に「浦

安駅周辺まちづくり取り組み方針」が策定され、まちづくりの事業化に向けた検 討が始まっています。

【中町地域】

◦中町地域の住宅地では、開発から

40

年近くが経過して建物の更新時期を迎えたこ

とに加え、東日本大震災での被害により住宅の更新ニーズが顕在化してきており、 良好な住環境の維持保全の視点からまちづくりを進める必要性が高まっています。

◦戸建住宅地では、良好な住環境の保全を目的とした地区計画が、平成

20

年から

24

年の

5

ヵ年で

5

地区決定されました。また、現在、数地区で地区計画などの

検討が進んでいます。 【新町地域】

◦市川二期埋立計画が中止になったことから、平成

19

年に業務系の土地利用を住居

系へ変更するなど土地利用計画を見直し、今後も魅力のある地域として発展する よう開発を進めてきましたが、東日本大震災の発生により、残された未利用地の 開発に影響が生じています。

◦第二東京湾岸道路用地沿いの誘致施設系の土地利用であった場所が、二次開発に よって住宅系に転用されており、良好な市街地の保全や形成のための方向性につ いて、検討が必要となっています。

●市街地変化への対応

 都市計画法第

18

条の2に基づいて、平成

15

年3月「浦安市都市計画マスタープラン」

を策定してから

10

年が経過しました。この間、元町・中町・新町地域では、以下のよう

な市街地の変化が見られます。

(3)

1

1 見直しの背景と目的

●第

2

期基本計画で示された「これからのまちづくりの基本認識」への対応

 浦安市のまちづくりの基本目標である「人が輝き躍動するまち・浦安」の実現に

向けた自治体経営計画として、平成

20

7

月に「第

2

期基本計画」が策定されま

した。第

2

期基本計画では、本市のこれからのまちづくりの基本認識を「『住みや

すいまち』から『住みがいのあるまち』をめざす時代」、「市民がまちをつくり育む 時代」、「持続的発展ができる自治体経営の基礎をつくる時代」として捉えており、 これらを踏まえた都市計画マスタープランの見直しが必要となっています。

●復興計画で示された「災害に強いまちづくり」への対応

 平成

23

3

11

日に発生した東日本大震災では、埋立てにより造成された地

域で液状化現象が発生し、住宅や上下水道、電気、ガスなどのライフライン、道路 や学校、公民館などの公共施設が甚大な被害を受けました。被害からの復旧・復興

に計画的に取り組むため、第

2

期基本計画を補完する復興計画が策定されました。

復興計画では、復興の基本方針を「市民生活の早期の復旧・再建」、「復興の礎とな る災害に強いまちづくり」、「新生浦安に向けた復興まちづくり」としており、これ らを踏まえた都市計画マスタープランの見直しが必要となっています。

●まちづくりの関連計画などとの連携

 浦安市では、平成

15

年の都市計画マスタープラン策定以降、環境基本計画、緑

の基本計画、景観計画などのまちづくりの分野別計画が策定されました。また、千 葉県でも「都市計画区域の整備・開発及び保全の方針」が変更され、これらと連携 した都市計画マスタープランの見直しが必要となっています。

■関連計画などの策定状況

平成

16

3

月 交通バリアフリー基本構想(市)

平成

17

1

月 環境基本計画(市)

平成

17

4

月 緑の基本計画(市)

平成

19

3

月 浦安都市計画区域の整備・開発及び保全の方針の変更(県)

平成

20

3

月 観光振興計画(市)

平成

20

4

月 耐震改修促進計画(市)

平成

20

7

月 第

2

期基本計画(市)

平成

21

3

月 住生活基本計画(市)

平成

21

6

月 景観計画(市)

平成

22

3

月 産業振興ビジョン(市)

(4)

■まちづくりを巡る新たな社会潮流

【少子高齢社会への対応】

◦日本全体の動きと同様に浦安市でも少子高齢化が進んでいます。そ こで、移動手段の確保やバリアフリー化、高齢者の生活支援の充実 など、高齢者が住みやすいまちづくりが求められています。また、 若年世代の住みやすい環境を整え、世代バランスのとれたまちづく りを進めていくことが重要です。

【地球温暖化防止に向けた低炭素社会の実現】

◦二酸化炭素(

CO

2)やメタンなどの排出による地球温暖化現象が課

題となっており、都市整備の分野でも「低炭素まちづくり」が重要

なキーワードになっています。コンパクトな市街地形成や

CO

2排出

を抑えた交通環境の推進、環境負荷削減に配慮した建物づくり、み どりの保全などが求められています。

【安全・安心のまちづくり】

◦首都圏域でも大規模地震などのさまざまな災害の発生が懸念されて います。また、地球レベルでの気候変動により都市型集中豪雨が発 生し、市民の安全・安心への意識が高まっています。このような災 害に対応できる建物や都市構造、地域の体制づくりを進めていく必 要があります。

●「市民と行政の協働のまちづくり」の必要性

(5)

1

1 見直しの背景と目的

 見直しの背景を受けて、次の3つの視点から都市計画マスタープランを見 直します。

●「まちをつくるマスタープラン」から「まちを育てるマスタープラン」へ

 これまでの新市街地の「新しいまちをつくる」発想から、既成市街地の豊 かな成熟化に向けた「ストックを活かしてまちの価値を守り・育てる」発想 を重視したマスタープランとします。

 各地域のさまざまなまちづくりの課題に対して、市民・事業者・行政の役 割分担を明確にし、協働による取り組みやその進め方を示したマスタープラ ンとします。

●施策の方向性を示すだけでなく、実現に向けた仕組みを明示した  マスタープランへ

 まちづくりの方針や計画を示すだけのマスタープランではなく、実現する 仕組み、プロセスを明示したマスタープランとします。

●都市整備分野における総合的な方針として、常に活用される  マスタープランへ

 総合計画(基本構想・基本計画)や復興計画と連携・連動して、都市整備 分野における総合的な方針を示しつつ、個々の分野別計画と連携したマス タープランとします。

 社会経済環境の変化やこれらに伴う市の政策に機動的に対応できる仕組み を持ち、常に市民・事業者・行政のまちづくりへの取り組み指針として有効 に活用されるマスタープランとします。

2

 見直しの視点

●実現プロセスが明示された都市計画マスタープランの必要性

(6)

 都市計画マスタープランの目標年次は、基本構想の目標とする

2020

年(平成

32

年) とします。

 都市計画マスタープランの想定する人口及び世帯数は、将来人口及び世帯数の見通し(平

24

年度人口推計)を基に、目標年次である

2020

年(平成

32

年)で約

17.0

万人、約

7.5

万世帯とします。

1

 目標年次

2

 将来人口及び世帯数

■都市計画マスタープラン期間内における将来人口及び世帯数の見通し

30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 120.0 140.0 160.0 180.0

(千世帯) (千人)

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020(年)

46.8 46.7 46.6 46.3 45.9 45.4 44.8 44.3

25.9 25.7 25.5 25.3 25.0 24.5 23.8 23.3 30.5 30.6 30.9 31.3 31.6 32.1 32.6 33.0 84.0 83.9 83.9 84.2 84.6 84.7 84.6 84.5 22.2 23.6 25.0 26.1 27.0 27.7 28.3 28.9

単独世帯数 非単独世帯数

65 歳以上

30∼64 歳

0∼14 歳 15∼29 歳

2.25 2.26 2.27 2.28 2.29

(人)

2.266 2.266 2.267 2.267

2.264

2.260

2.254

2.247 世帯人員

0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 120.0 140.0 160.0 180.0

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

(千世帯) (千人)

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020(年)

28.7 46.8 28.4 46.7 28.2 46.6 28.0 46.3 27.8 45.9 27.6 45.4 27.4 44.8 27.4 44.3

25.9 25.7 25.5 25.3 25.0 24.5 23.8 23.3 30.5 30.6 30.9 31.3 31.6 32.1 32.6 33.0 84.0 83.9 83.9 84.2 84.6 84.7 84.6 84.5 22.2 23.6 25.0 26.1 27.0 27.7 28.3 28.9

単独世帯数 非単独世帯数

65 歳以上

30∼64 歳

0∼14 歳 15∼29 歳

2.22 2.23 2.24 2.25 2.26 2.27 2.28 2.29

(人)

2.266 2.266 2.267 2.267

2.264

2.260

2.254

2.247 世帯人員 ●人口の見通し

(7)

1

3 都市計画マスタープランの役割と計画体系上の位置づけ

都市計画マスタープランの役割と

計画体系上の位置付け

3

 都市計画マスタープランは、都市計画法第

18

条の

2

に基づき、浦安市における都市計

画の運用の基本的な考え方を示すものであり、都市計画・都市整備分野の施策を方向づけ る基本的な計画です。

 都市計画マスタープランの役割は、以下のとおりです。

●実現すべき具体的な都市・地域の将来像の明示(浦安市全体及び地域の将来の姿)

 市全体や地域の望ましい将来像を示し、さまざまな主体が共有するまちづくりの目標を 設定します。

●都市・地域づくりへの主体的な市民参加と協働推進の指針

 市全体や地域の将来像の実現に向けて、市民・事業者・行政それぞれの特性を踏まえた 役割分担を明確にし、協働による取り組みやその進め方を示します。

●都市計画の決定・変更の指針

 将来像を実現する手段の一つとして、都市計画を決定・変更する際の方向性及び根拠を 示します。

(8)

浦安市

都市計画マスタープラン

市民・事業者・行政によるまちを育てる取り組み

・浦安市環境基本計画 ・浦安市地域福祉計画 ・浦安市産業振興ビジョン

など

・浦安市住生活基本計画 ・浦安市景観計画 ・浦安市緑の基本計画  ・浦安市観光振興計画

など ・千葉県都市整備基本方針

・浦安都市計画区域の整備、  開発及び保全の方針

浦安市総合計画

浦安市

復興計画

基本構想 基本計画

地域地区 地区計画 土地区画整理事業

(9)

1

4 都市計画マスタープランの構成

都市計画マスタープランの構成

4

 都市計画マスタープランの構成は、以下のとおりです。

■都市計画マスタープランの構成と役割

都市計画マスタープランの見直しの基本的考え方

見直しの背景と目的/目標年次と将来人口/都市計画マスタープランの役割と計画体 系上の位置付け/都市計画マスタープランの構成

都市計画マスタープランの実施方針(施策実現の仕組みづくりの方針)

1 都市計画マスタープランの実現に向けた基本的な考え方 2 市民主体のまちづくり

の展開 3 都市計画制度の活用などによるまちづくりの推進 4 計画の推進のために

地域まちづくり方針(地域・ゾーンごとの施策の展開方針)

3地域・2ゾーンごとに、地域住民などのニーズを踏まえた分野別施策の展開方針を構成

分野別まちづくり方針(分野別施策の基本方針)

都市づくりの目標に向けた「市街地」「住宅・住環境」「道路・交通」「水とみどり」「低炭素」「景

観」「安全・安心」を横糸として、「産業」「コミュニティ」「公共施設」「福祉」などの関 連分野との連携を縦糸として各分野の施策方針を構成

浦安市の現状と特性

浦安市の沿革/浦安市の現況と特性/地域の現況と特性

都市づくりの目標(都市づくりの将来像)

1 都市づくりの考え方  2 都市構造  3 土地利用方針

1

6

章 第

4

5

章 第

2

3

1 元町地域まちづくり方針

1 市街地(拠点・軸)のまちづくり方針

2 中町地域まちづくり方針

2 住宅・住環境のまちづくり方針

3 新町地域まちづくり方針

3 道路・交通のまちづくり方針

4 工業ゾーンまちづくり方針

4 水とみどりのまちづくり方針

5 アーバンリゾートゾーンまちづくり方針

5 低炭素のまちづくり方針

6 景観のまちづくり方針

7 安全・安心のまちづくり方針

都市づくり・地域づ くりの将来像を 市民・事業者と共有

都市計画マスタープラ ンの実現手法や評価な どの仕組みを明確化 先導的モデルとなる具 体的な事業実施の方向 将来像の実現に向け た各分野の施策の基 本構成と施策実現化 の考え方や手法を示 し、関連分野の施策 の整合と総合化 地域・地区レベルで 施策を総合的・横断 的に調整

市民によるまちづく りや事業者の開発事 業の指針

参照

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