考 古 学 的 社 会 変 成 過 程観 察 モ デ ル
酉
・︾系井
龍
一
はじめに
本稿は︑社会変化を考古学的に研究する立場(霞=①α・冨×巳き鉾一8
0h甲①三︒︒8同80冨コσq①﹄一⑩ミ)から︑当面の作業仮説として︑社会
構造変成過程に発生する諸現象の観察視点を提示するのが目的である︒
第一章社会変遷 安定したが再び急変を始め︑やがて巨大前方後円墳の造営を根
幹とするK社会が出現した︒この社会も何百年間は安定してい
たが︑古墳造営を中止する等して激動を始めた︒そして強力な
人民管理機構たる都城造営を根幹とし︑古代国家と評価できる
KK社会が出現するに至った︒
かかる変遷は︑図式的には︑各社会の﹁構造維持過程﹂と﹁構造変
成過程﹂の繰り返しと認識できる(第1図)︒また︑様々なマクロ変
化が一斉に発生する構造変成過程の時代は︑既存社会から新生社会へ
の﹁過渡期﹂(激動の社会)とも理解できよう︒
第一節前提
例えば︑次の社会変遷が観察できたとする︒
狩猟採集を生業基盤とするJ社会が何千年間も存続してきた
が︑ある時点から急変し始めた︒紆余曲折の末︑水稲農耕を生
業基盤とするY社会が新たに形成された︒Y社会も何百年間は 安定(激動)安定(激動)安定(激動)安定
関 ÷ 圏 ‑国 ‑圏 ∵ 国 ﹄圏 丁團
構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)構造維持
第二節一般モデル
以上の認識に対し︑時代区分に関する一般モデルでは︑各境目に格
別な過渡期を設定しないのが原則である(第2図)︒これだと理屈上︑
各社会は瞬時に変身する︒となると︑一般モデルに立脚する限り︑各
変成過程を実際に観察したり積極的に究明すべき余地と必然性は生じ
難い︒この観点では︑社会変化研究における一般モデルの存在意義は
小さい︒従って︑有効な新モデルが必要となる︒
1 幽 幽 唾
安定(変身)安定(変身)安定(変身)安定
第三節小林モデル
考古学以外の領域でも︑小林多加士(﹁文明史の構造﹂﹃文明の歴史
学﹄一九九一年)らのように︑明確に過渡期を設定し社会変遷を認識
する実例がある︒この存在は心強い︒中国文明の変遷に関する小林モ
デルの一部を紹介しておく(第3図)︒
圖 ‑團 ‑團 ‑團 ‑圏 ㌣ 團 ‑闇 ﹂
氏族奴隷制(周辺民族融合)家父長奴隷制(北続の侵人)地主佃戸制(西欧の衝撃)
(諸∫百家形成)(新儒教形成)(篭沢東革命)
第四節時代名称 中国型社会セ義
日本列島中枢部の時代区分には︑﹁旧石器(岩宿)・縄文・弥生・古
墳時代﹂︑あるいは﹁古代・中世・近世・近代・現代﹂等の名称が既
存する︒社会変遷一般を︑各種社会の構造維持と構造変成の繰り返し
とみる新モデルでは︑前者に既存名称を拝借できても︑後者には新名
称を要する︒そこで︑前後社会名の頭文字によって﹁A‑B変成(A
社会からB社会の変成過程)﹂等の命名法をとる(第4図)︒
国 ⊥ ‑国 ‑團 ‑国 ‑團 ‑国
既存名称∩/・既存名称∩/・既存名称∩!・既存名称
第五節酒井モデル
一般的な時代区分を踏まながら︑新たに過渡期概念を導入すると︑
上記の社会変遷全体は次のようになる(﹁岩宿時代﹂の用語は佐原真
らによる)︒
(過渡期)(過渡期)(過渡期)(過渡期)
薗 ⊥ 劇 山 ⊥ ⊥ 薗 薗
構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)
(過渡期)(過渡期)(過渡期)(過渡期)
⊥ 山 ⊥ ⊥ 薗 ■ 肉 肉
構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)構造維持(構造変成)
(過渡期)
薗 ⊥
構造維持(構造変成)
第 二 章 研 究階 層
第一節構造研究・変化研究
社会研究の両輪である構造研究と変化研究では︑基本的に別個の戦
略(認識・視点・観察対象・分析法・評価・モデル等)が必要である︒
前者は主に関係パターン(例えば︑セトルメントパターン等)︑後者
は主に変化プロセス(例えばモノ・コトの発生‑消滅プロセス等)の
究明を重視する︒また主たる観察対象は︑前者が構造維持過程︑後者
が構造変成過程(過渡期・激動の時代)となる(第5図)︒
パターンプロセスパターンプロセスパターンプロセスパターン
園 丁園 丁團 剛 園 ‑國 } 團 ‑國
構造研究(変成研究)構造研究(変成研究)構造研究(変成研究)構造研究
次図にマクネッシュによるセトルメントパターンと社会変遷に関す
るモデルを提示しておく︒
動 酬幅
雨 》w顎電
愚
轡 唄 蛍
IU嚇隔i当 し
嚢鷺i鷲
i AsystemicmodelofculturalchangeinprehistoricTehuacan.〆
課
第二節3階層研究一般は構築されるべき理論階層に従って︑低位・中位・高位の
三階層に区別される(早一σqσq霞﹃﹀=一︒︒8qOh>同魯器○}oσqざ巴弓げ8
σq算﹄お⑩一・安斎正人﹃理論考古学﹄一九九四年)︒低位はミニ理論︑
中位は中範囲理論(マートン・森好夫訳﹃現代社会学体系13社会理
論と機能分析﹂一九七二年じo一艮oa﹃国霞弓冨○蔓じo巳一αぎσq冒﹀同筈
器○一〇σq違一箋S阿子島香﹁ミドルレンジセオリー﹂﹃考古学論叢1﹂
一九八三年)︑そして高位は一般理論を構築すべき階層である(第6
図)︒本稿は︑低位研究の前提となる﹁観察作業マニュアル﹂として
機能する︒ル業ア作ユ察二観マ↑
構造研究
⊥
変成研究一 般 理 論
一 論⊥灘
構造研究
⊥
変成研究ミニ 理 論
回 " 囲 " 回
第三節低位研究
そもそも低位研究は︑各研究者が社会変遷を身をもて体感できる程
度の限定地域(例えば︑≦已$﹃℃器三︒︒8﹃8ω①けげ一Φ3Φ暮℃p暮Φヨ︒︒言
芸①≦歪く邑①違お⊂n︒︒●ζゆ︒ZΦ蓉①け巴●巴︒︒﹃誤Φ7①募8蔓︒h島Φ
弓魯養︒碧くpぎ冤0﹄一Φ謡●)の空間範囲で実施するのが基本である︒
その作業は︑考古学的実情の観察・観察結果のモデル化・諸モデルの
ミニ理論化等となる(第7図)︒本稿は︑過渡期一般に発生する諸現
[地域 一 般]高 位
[複数 地 域]中 位
[限定 地 域]低 位
一 般 理 論 t 中 範 囲 理 論
t ミニ 理 論
一
含構造モデル 変成モデル 構造モデル 変成モデル 構造モデル ttttt
國 一團 一圏 一團 一國 一 含
鰹
曾 鰹
→ 縣
曾 鰹
含 鰹
第三章一般システム理論等第一節サイバネティクス
維持過程と変成過程の概念は︑一般システム理論の(ζ霞ξoヨp
﹁誤Φω①8巳○旨①39︒ω"∪①︿聾δ㌣﹀ヨ嘗嘗昌σqζ仁ε巴○窪︒︒巴
勺同08︒︒ωΦω﹂﹃﹀∋霞8pコOQ9Φ5江︒︒け⑰一﹄一⑩①ω)による﹁第ーサイバネティ
クス﹂と﹁第2サイバネティクス﹂や︑バックレー(﹃一般社会シス
テム論﹄新睦人・中野秀一郎訳一九八〇年)による﹁構造静態﹂と
﹁構造生成﹂に対応する(第8図)︒また︑変化一般には︑﹁システム
内側で生じ︑システム自体は不変の変化﹂と﹁システム自体の変化﹂
のニタイプがある(ワッラウイック他﹃変化の原理﹄長谷川啓三訳
一九九二年)︒前者はミクロ変化︑後者はマクロ変化である︒
第ーサイバ(第2サイバ)第ーサイバ(第2サイバ)第ーサイバ(第2サイバ)第ーサイバ
園 ÷ 国 ‑園 丁園 肖 圓 丁園 ‑図
構造静態
ミクロ変化
構造安定 (構造生成)構造静態
(マクロ変化)ミクロ変化
(構造不安定)構造安定 (構造生成)構造静態
(マクロ変化)ミクロ変化
(構造不安定)構造安定 (構造生成)構造静態
(マクロ変化)ミクロ変化
(構造不安定)構造安定
第二節カタストロフ
社会変化一般を︑漸次的変化でなく︑全くの構造変成と認識すれば︑
以下のような﹁ベクトル場﹂と﹁カタストロフ﹂(ルネ・トム・宇敷・
佐和﹃形態と構造﹄一九七七年)的概念も援用できる(第8図)︒た
だし︑あくまで比喩的な程度にとどまる︒
安定した社会状態が︑一定期間︑持続するということは︑
﹁歴史﹂がベクトル場の空間内の︑構造安定なものから成る領
域を通過しつつあることを意味する︒一つの安定した社会状態
から︑別の安定した社会状態へ激動する時点において︑構造安
定なベクトル場の位相型が︑とつじょ変容するのである︒この
とき︑﹁歴史﹂は︑必然的に︑構造安定なベクトル場から成る
集団どうしを区別する﹁境界﹂を通過するのである︒このよう
な境界線上にあるベクトル場は︑構造不安定なベクトル場であ
る︒かくして︑現象における﹁カタストロフ﹂を解析する鍵は︑
ベクトル場の空間内にある︑構造不安定なベクトル場の形態い
かんにかかってくるのである(同上:59160頁)︒
第三節ベクトル場
﹁ベクトル場﹂概念を用いて社会状態を類比する場合︑ベクトル場 が集合する点は﹁アトラクタ﹂︑離脱する点は﹁リベロ﹂と呼ばれる
(同上)︒この観点から︑以下に3社会を例示する(第9図)︒
Y社会は︑地域の諸集落が集合し︑その間を人間・生産物・
情報が均一に往来する等質的な構成体であった︒この場合︑各
集落はリベロとアトラクタを兼務し︑ベクトルは各集落に相互
方向に向かう︒次のK社会では︑各所に巨大墳墓が造営され︑
そこに広範な地域から労働力が集中する階層的な構成体であっ
た︒この場合︑ベクトルは有事的に︑リベロたる諸集落からア
トラクタたる造営地に向かう︒更に新たなKK社会は︑地域を
大きく越えた広範囲な諸集落全体から労働力と生産物等が︑社
会管理機構の都城に集中する階級的な社会構成体であった︒こ
の場A口︑全集落がリベロとして固定され︑全ベクトルは恒常的
にアトラクタたる都城に集中する︒
△ ︑ ︒ ○ 折 Ω ム 〃 ○ ○ " 口
○" 、 ○
第四節クレォド
革命というカタストロフは︑単発的に勃発するのではなく︑
その前後に︑いくつかの必然的でき事が契起的に付随して生じ
ると考えられる︒つまり︑複数個のカタストロフがひとかたま
りになって︑全体全体として必然的に並んでいる︒そういう歴
史の径筋のことを︑トムは﹁クレオド﹂と名づけた(同上631
64頁)︒
この認識を援用すると︑上記3事例(第9図)は︑Y社会として安
定していたベクトル場の状態から︑K社会の状態を経て︑KK社会と
して安定する状態に移行すべく︑一連の現象がしかるべきクレオドに
沿って発生したと理解できる︒
第五節イニシアルキック
∪①<巴ObB①暮○馬p︒詳図冒p⇒pσq誉巳ε﹃巴b巨5目p図げ①
二巳霞ω88註爵爵①ωpヨΦ胃ぎ︒昼①・≧夢ΦげΦσqぎ⇒言σq℃Φ
ずお①b芭⇒δ8貯①ぢげ○ヨ○σq8①8ωpω8冨bOけ①暮芭諄蜜
h︒同pσq鼠2=霞①﹄図ω︒ヨ①︒冨づ8雪鋤Bげ三8ωh霞ヨ霞88︒︒
ph胃白讐p︒︒bOけ8一け●弓三ω一ω誓①言一け芭匹︒犀●(ζ・ζpσqo8げ
一⑩①G︒も・一①①) 過渡期に発生する諸現象の中から︑いわば根幹を特定する作業が不
可欠である︒根幹の﹁イニシャルキック﹂(ζ霞ξp日p一⑩①ω)が︑
新社会生成の実質的な開始点となる︒だが︑何を根幹と認識するかは
各観察者で異なる︒判断が異なると観察対象・評価・モデル等は異なっ
てくる(例えば︑弥生社会生成における﹁稲作農耕﹂︑古墳社会生成
における﹁巨大前方後円墳造営﹂︑古代国家社会生成における﹁都城
造営﹂等は︑各根幹としての共通認識となっている)︒ここでは︑諸
現象観察・時間的特定・発生順序把握・根幹抽出・イニシアルキック
確認等の五作業を要する(第10図)︒
諸変化現象諸変化現象諸変化現象
囹 ‑園 ‑國 陶 ÷ 園 丁園 馬國
⇒
五作業
第六節外圧・対応 ⇒
五作業 ⇒五作業
一般的な認識では︑第ーサイバにより構造維持過程の構成体が︑し
かるべき外圧を受けると︑それに対応すべく根幹がある方向にイニシャ
ルキックする︒それを契機に一連のマクロ変化が発生し始ある︒同時
に第2サイバによる構造変成過程に転換し︑不安定で変化しやすい状
態となる︒そして外圧に対応できる状態にセトルダウンした時点で︑
再び第ーサイバが機能する新たな構成体が出現する(第11図)︒第5
節で提示した作業に加えて︑外圧・イニシャルキック・セトルダウン
の実情を追求することも重要な作業である︒
構造維持班(構造変成)難維持班(横旭変成)難維持班(難変成)難維持
国 薗 薗 園 薗 薗 薗
イニシャルキ︒クセトルダウンイニシャルキ.クセトルダウンイニシャルキックセトルダウン
第三章 社会構造変成過程
第一節基本枠組
社会構造変成は︑A点lA過程lB点ーB過程ーC点を経過し実現
する(第13図)︒開始A点は︑根幹のイニシアルキックを考古学的に
認定し決定する︒過程全体は︑先行社会の解体A現象が顕著な前半期
(AlB点)と︑後出社会の形成B現象が顕著な後半期(BlC点)
に区分できる︒途中に両者の比重が逆転する中間B点が存在する︒終
了C点は︑後出社会の構造維持の根幹のセトルダウンを認定し決定す
る︒ A点
園
B点C点} ↓
一 一⊥
印j
半
『 期
A
1 変
一 B 成
変 期
一 成
後 半
一 期
一 ↓
i
01⊥り乙QU4︹0瓜U
A‑BlCAlBIC
圏
AlB‑C
園 7︻ ←圓 丁国 ‑團 肉 ÷ ︼
1●2●3●4●5●6
第二節時間目盛 1●2●3●4●5●61●2●3●4●5●6
考古学一般では︑時間目盛に土器・石器等の編年区分を用いる︒各
変成過程毎に︑変成全体様式・同前半期様式・同後半期様式の3大目
盛︑と前半3段階+後半3段階11計6段階の6小目盛を設定するのが
合理的であろう(第13図)︒
第三節時間概念
各点・各現象の時間的位置は︑相対法・絶対法・暦年法三者で把握
すべきである︒相対法は編年で型式学的位置︑絶対法は科学的算出で
時間的位置︑暦年法は碑文等で暦年代を導く︒世間一般には︑三者が
一致・整合するとの錯覚がある︒だが︑例えば縄文時代の始まりを︑
紀元前二五〇〇年頃(山内清男)︑紀元前八〇〇〇年頃(水野清一・
小林行雄)︑紀元前一〇〇〇〇年頃(日本史の教科書)︑前者より三〇
〇〇年程度を減じて補正(年輪年代)等の見解があり︑同じ現象に対
しても年代観は大きく異なる︒考古学では︑型式学的位置が基本とな
る︒(実例1)
園
↑開始A点
KK‑K変 成
↑終了C点
園
大規模な前方後円墳の造営終了(ネガディプA過程)
中間B点﹁大化の薄葬令﹂
(ポジティブB過程)
本格的な都城造営
(実例2)
第4様式末布留式初頭
團 国 ‑ ﹃園 ‑ 國
西暦五〇年頃西暦三〇〇年頃
﹁約二五︒年間﹂
贈蝦 丁
(実例3)国
↑開始A点
Y‑K変 成
↑終了C点
園
4様式末15様式(古)
2(中)
3(新)
中間B点
46様式(古)
5(中)
6(新)
布留式初頭
第四節現象識別 15様式
15様式
15様式 (口唇部拡張)
(長頸壷・器台欠落)
ー伝統的5様式
‑伝5様式+庄内式
ー伝5様式+庄内式+布留式傾向 西暦五〇年頃
(一︒五〇年間程度)
西暦一.一〇〇年頃
社会変成は︑先行社会の解体過程と後出社会の生成過程が表裏一体
(変成過程)で進行する︒それ故︑観察者の眼には︑先行社会の解体
A現象と後出社会の生成B現象等が混在した状態で発生する︒従って︑
その識別が必要となる︒時間経過の点では︑理屈上︑変成過程の前半
期にはA現象︑同後半期にはB現象が顕在である︒別に︑前後の脈絡
にそぐわない特異C現象(外圧の対応現象)も発生する(第12図)︒
A現 象 t ネガティブ
⊥」̲
A‑一 國
C現 象 t アフノーマル
B現 象 t ポジティブ 解体過程
團
ロ 1 ロ
コ ロ
・ 混 在 ・
コ コ
コ コ
t 識 別
t 観 察
t 観 察 マ ニ ュ ア ル
おわりに
以上︑社会変化一般を考古学的に研究する立場から︑特に社会の
﹁構造変成過程﹂(過渡期・激動の時代)に発生する諸現象をいかに観
察するかの視点を提示きた︒極めて荒削りであったが︑有効な諸点も
含まれていよう︒先学諸氏の御批判を受けやすく論議を構成している︒
御批判を願う次第である︒多くを学びえた先学に感謝する︒
第五節A・B・C現象
解体A現象は︑﹁解体・衰退・減少・退化・縮小・形骸化・無用化・
小形化・失速・廃絶・廃止・消滅﹂等と評価すべき︑先細り1ーネガティ
ブ現象である︒生成B現象は︑﹁出現・発生・開始・誕生・形成・繁
栄・増加・増大・強化・成長・進化・拡大・一般化﹂等と評価すべき︑
先太り1ーポジティブ現象である︒特異C現象は︑﹁特異・異常・突発
的・逸脱・逆流・ジグザグ・不思議・方向転換・中断・怪奇・意味不
明・変異﹂等と評価すべき︑異状1ーアブノーマル現象である︒