数 学
SG- 数学 -S-D84_ 四校 _1 SG- 数学 -S-D84_ 四校 _1
-数学 1-
以下のⅠ~Ⅲの文中の空欄にあてはまるものをそれぞれの選択肢から選べ。解答は解答 用紙の所定欄にその番号をマークせよ。ただし,同じ番号が ₂ 度以上使われることもある。
また,分数は既約分数として表示し,適当なものがない場合には
⑮
をマークせよ。Ⅰ
₂ 点 A(₁,₂),B(-₁,₁₀)を通り,x < ₁ の範囲において最小値を持ち,その値が ₁ とな るような ₂ 次関数を求めたい。
求める ₂ 次関数を,y= ax2+ bx+ c ・・・① とおく。ただし a≠ ₀ である。
この関数のグラフが,
点 A(₁,₂)を通るので, a+ b+ c= ₂ ・・・② 点 B(-₁,₁₀)を通るので, a- b+ c= ₁₀ ・・・③
②と③より,
c= 1 - a ・・・④ b=- 2 ・・・⑤
④,⑤を①に代入すると,
y= ax2- 2 x+ 1 - a
= a
⎝
x- 3a⎠
2+ 1 - a- 4ax < ₁ の範囲において最小値が ₁ であるから,
⒤ a > ₀ ・・・⑥
ⅱ a3
< ₁ ・・・⑦
ⅲ 1 - a- a
4 = ₁ ・・・⑧
⒤,ⅱ,ⅲを同時に満たす a を求める。
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⑧の両辺に a をかけて移項すると,
a2- 5 a+ 6 = ₀ ・・・⑨
⑨には a の解が ₂ つあるが,小さい順に a= 7 ,a= 8 となる。
よって,⑦より a= 9
④より c= 10 である。
これらの値から求められる ₂ 次関数は,
y= 9 x2- 2 x+ 10 となる。
選択肢
①
₁②
₂③
₃④
₄⑤
₅⑥
₆⑦
₇⑧
₈⑨
₉⑩
₀SG- 数学 -S-D84_ 四校 _1 SG- 数学 -S-D84_ 四校 _1
-数学 3-
Ⅱ
整数の性質に関する次の問いに答えよ。
(1) ₅ で割ると ₂ 余り,₆ で割ると ₃ 余り,₈ で割ると ₅ 余る ₃ 桁の正の整数は, 11 個ある。
そのうち最大のものは 12 13 14 である。
(2) ₇₂ より小さく,₇₂ と互いに素である正の整数は, 15 16 個ある。そのうち最大のも のは 17 18 である。
(3) A と B と C の ₃ つのラジオ局がある。₁ 回の放送として,A局の番組ではトークが ₉ 分間 流れたら ₃ 分間の音楽が流れ,B局の番組ではトークが ₇ 分間流れたら ₂ 分間の音楽が流れ,
C局の番組ではトークが ₁₄ 分間流れたら ₄ 分間の音楽が流れる。₁ 回の番組が終わったら,い ずれの局も上記の放送を繰りかえす。正午の ₁₂ 時から A,B,C の ₃ 局が同時にトークを放 送開始すると,次に同時に音楽が終わる時間は 19 20 時 21 22 分である。また,
₁₄ 時 ₂₁ 分 ₃₀ 秒に,音楽が流れている局は 23 である。
選択肢
①
₁②
₂③
₃④
₄⑤
₅⑥
₆⑦
₇⑧
₈⑨
₉⑩
₀⑪
A局と B局⑫
B局と C局⑬
A局と C局SG- 数学 -S-D84_ 四校 _1 SG- 数学 -S-D84_ 四校 _1
このページは計算用紙である。
Ⅲの問題は,次のページから始まる。
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-数学 5-
Ⅲ
以下のデータは,ある学校の生徒 ₁₀ 人の通学時間を集計した結果である(単位は分)。ただ し,a の値は正の整数である。次の問いに答えよ。
生徒 A B C D E F G H I J
通学時間(分) ₂₄ ₃₈ ₅₅ ₄₆ ₃₃ ₅₄ ₃₅ ₄₅ ₂₈ a
(1) 生徒 A から I の ₉ 人の通学時間の中央値は 24 25 である。
(2) a の値がわからないとき,生徒 A から J の ₁₀ 人の通学時間の中央値は, 26 27 通り の値がありうる。
(3) 生徒 A から J の ₁₀ 人の通学時間の平均値が ₄₀.₀ 分のとき,a の値は 28 29 である。
(4) a の値が 28 29 のとき,生徒 A から J の ₁₀ 人の通学時間の分散を求めたい。各生徒 の通学時間と平均値との差(偏差)は,
生徒 A B C D E F G H I J
通学時間-平均値(分)-₁₆ -₂ ₁₅ ₆ -₇ ₁₄ -₅ ₅ -₁₂ (a-₄₀.₀)
となる。ここから,分散は, 30 31 . 32 である。
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(5) 生徒 A から J の ₁₀ 人の通学時間に,一部,誤りがあった。生徒 B の ₃₈ 分は正しくは ₄₁ 分 であり,生徒 F の ₅₄ 分は正しくは ₄₉ 分であり,生徒 I の ₂₈ 分は正しくは ₃₀ 分であった。修 正前のデータと修正後のデータの平均値と分散を比較したい。なお,a の値は 28 29 と する。
まず,修正後のデータの平均値は,修正前のデータの平均値と比べると, 33 。 次に,生徒 B,生徒 F,生徒 I の偏差の ₂ 乗の和を求めると,
修正前は, 34 35 36 であり,
修正後は, 37 38 39 である。
これらを踏まえると,修正後のデータの分散は,修正前のデータの分散と比べ, 40 。
選択肢