現地調査(フィールドワーク)
・過疎化が進む島の活性化研究。
・「観光」としての島の存在価値とその捉 え方についての研究。
「教育 GP 」の援助を有効に活用し、なる
べく多くの島をまわる。
まちあるき(まちかど漫遊帖)
・高松市の『まちかど漫遊帖』に参加
高松市瓦町周辺をコースとして設定。
ゼミ生でルートマップを作成し、それに
基づいて参加者をナビゲート。
志々島(2009/5)
本島、佐柳島、粟島(2009/6)※
櫃石島(2009/10、2009/9)
高見島(2009/11)
小豆島(2010/5)※
伊吹島(2010/7)
※金ゼミの方との合同フィールドワーク。
☆研修で台湾(昨年8月)、卒業旅行で沖縄(今年11月)へも
島の観光資源を探る
→午前中、各自で島を探索。
中学生との交歓会
→とれたてのタコのお刺身をごちそうになる。
新聞を使った交流授業
→櫃石中学校は NIE
のリーダー校。※櫃石島は、2010年9月にも訪問。
1人の島民(おばあちゃん)と仲良くなる。
→午前中の探索を終えた後、家に招待され
おいしい黒鯛のお刺身をごちそうになる。 島の栄枯盛衰の過程を事細かに教わる。
・高見では小学校が廃校となり、隣島である佐 柳島と島民合同運動会を行っているという。
子どもたちがほとんどいないということは、
島の将来を担う人がいないということであり、
過疎化を顕著にあらわす例でもある。
今までとは毛色の違う島。
・小豆島には一つの「街」を形成できるほどの 人が住んでおり、ショッピングなども島内で できる。
(高見などは本土からの持ち込みが多。)
・ただ、基準となる数値が違うだけで、小豆島 は小豆島で過疎化・衰退が進んでいるのでは ないかという意見も・・・。
(港には廃墟となったホテルも存在。)
他県とのつながり
高松港と小豆島各港を結ぶフェリーはもちろん、
他県からのフェリーも存在。
・両備、四国フェリー:新岡山港―土庄港(13往復)
・瀬戸内観光汽船:日生港―大部港(5往復)
・小豆島フェリー:宇野港―土庄港(7往復)
・小豆島急行フェリー:姫路港―福田港(7往復)
不定期航路として、
・関西汽船:大阪南港―坂手港(1往復)がある。
→
このあたり、他島とは一線を画する。 栄えているという感じではなかったが、
産業の確立がうかがえるぶん、いくらか活気 があった(いりこ漁)。
→港には常に稼働しているいりこ工場有。
・無料の民俗資料館や港に置かれているマップ など、観光客が来た際に対応できるいくつか の資質は備えてあった。
→資料館のノートには遠足で訪れたと考えら
れる、学校名や個人名の記載があった。瀬戸内島嶼部の活性化について考えてきた。
→活性化=「善」、過疎化=「悪」
という考え方には限界がある。
・そもそも島民はそこまで活性化を望んでいな い場合がある(高見のおばあちゃん談)。
・島自体のキャパシティ的に無理がある。
→たとえば商店を経営するには、商品はもちろん、土地や商 店を経営する人の「エネルギー」が必要となる。観光客が きた場合に対応できるほどの「エネルギー」が、これらの 島にはない(このとき、小豆島は除く)。
島自体の取り組み
・櫃石島では島に入るための「ゲート」があり入島カード を持つ人(またはローカルバス)でないと島に入れない。
→島自体が「必要以上の活性化」を求めていない。
「活性化」は良いことに違いないのだが、私たち の考えによる急な活性化は、島民のこれまでの生 活をおびやかすこと、島の景観や生態系を壊すこ とにもなりかねない。
時間をかけ、各島にあった活性化のモデルを
構築していく必要があるのではないか。
島の未来と学校の関係
島の郷土料理
香川県の離島における人口減少
島民に突撃インタビュー
海の道
島における宿の有無
島における自動販売機の有無
鉄道が走る島
丸亀市本島の伝建地区について
言い伝えから見る、櫃石島の信仰の起源
櫃石島の人々の思い
いくつかの島を比較研究するのか、
または一島を徹底的に研究するのか
ゼミとして、1つの成果・カタチに。
高松市の中心部で生活するようになって3年 弱(漫遊帖開催当時)の私たちが、高松を熟 知する地元の方をナビゲート。
→事前に調査、リハーサルを数回行ってはいた
ものの、所詮私たちの知識は付け焼刃。すごく不安な気持ちでまちあるき当日を迎え ることとなった。
・当日、私たちを心配して 崎さん(漫遊帖創始者)
が駆けつけてくれる。
精神的な支えとして バックアップ。
3開催日とも成功。
(3開催で約20人が参加)
課題
・観光ガイドはスポットにな りがち。「点」だけでなく、
「点」と「点」を結んでい る「線」にも物語がある。
→自分なりの物語を築くのに は、時間がかかる。
(崎さんは7、8回調べられる)
「地域」に通い詰める必要性
物語のつづき
・稲田ゼミの現在の3回生も、今年度の「まち かど漫遊帖」に参加。
→稲田ゼミの伝統の一つになれば
「ゼミとして
この地域における
物語を作っていく」
3回生がまち歩きから得たテーマ。
高松のお土産
高松の歴史探訪
学生の食べるおいしいもの
高松で味わえる各国の料理
高松の自転車関連ショップなど
→ ここから地図を作成
稲田道彦ゼミ 4回生一同