.
1. . ・
・
‑▲
■
・ ・
・
・
1′
・
1‥・
‥二・
∴1・
・ ・
・ ・
・ ・
・
≠・
1…
:
‥L
・
=・
‑ト‑
≠‥・
キ‑」 ・
・
‥:
な・ ・
三戸:
■
テ・
き‥
1
・
…1ト1■
Jl㌧こ1
∫ 1 ト
≧
丁
‥
j
ノ
苧∵:
‑ト・
‡き‑ト ・■
‥■
・
二ン■ ノ
′
・
‥1▲
∴・
・ ′
‑・
‥Jl一・
且‑
■
三‑1・・
三∵・・
〜・ ト
‥‥
‥
・.
:▼‥‑
・
I
・
∴. .
….
、 .
金沢大 学十 全 医学 会 雑誌 第
10 3巻 第
1号
2 3 卜 242(
1 9 9 4)
セ
ロト
ニン の 嗅 覚 機 能
への 影 響
金 沢 大 学 医 学 部耳 鼻 咽 喉 科学 講 座 (
主任
:古川 匁 教授)
壕 谷 才 明
231
嗅 球
におけ
るセ ロ トニソ(
s e r oto nin)
の働 き
を調
べる た め, ラッ トで嗅 球
に投 射す
るセ ロ トニ ン線 維
を神 経 毒
を用
いて選
択 的
に障 害
し嗅 覚
に与
え る影 響
を実 験 行動 学 的
,神 経 組織 学 的
に検 討
し た■あ
ら か じ め右 側 喚 球
を除 去
し, ナ ラ マイシ ンによ る喚 覚条 件
づ け学 習
を行
い正解 率
が 1 00 % になった乱 左 側
の内側 前 脳 束
にセ ロ トニ ン神経 毒
であ
る 5∫7‑
ジハイ ドロ キシト リプタ ミン( 5,7‑d ihydr o xy try p tami n e,5,7‑D H T
)
を注
入 した.注
入後
3 日, 7 日, 1 4 日,21 日,2 8 日に ナ ラマイシ ンによ る喚 覚 行 動実 験
を した後 潅 流 固 定
し,嗅 球
はセ ロトニン , ドー パ ミン ベ ー タハイ ドロキシ レ ー ス(
dopa min eβ ,
hydr o xyla s e)
, タイP シ ソハイ ドロ キシ レ ー ス
(
t yr o sin e hydr o xyla s e)
に対 す
る抗 体
を,喚
上皮
ほ プロ テイ ン ジ ー ン プロ ダ クト 9・5(
pr otein ge n e pr odu ct9.5,P G P 9.5)
に対 す
る抗 体
を用
い て免 疫 染 色
し観 察
し た■ 5,7‑
D H T注
入群
は嗅球
の セロ トニ ン線維
の障 害
の程 度
濫 よ りセ ロトニ ソ線 維
の糸 球 体優 位
の分 布
が消 失
し ていた完 全 障害 群
と糸 球 体 優位
の分 布
が残
って いた 不完 全障 害 群
に分 類
し た・ その結 軋 完全 障害 群
は行動 実 験
にて 5,7‑D H T注
入後
2 1 〜2 8 日には無 嗅 覚
の状 態
と な ること が わ か っ た・組 織 学 的 検 索
で ほ喚 球
の大 き
さ は縮 小
し,喚 神経 線 維 層
の消 失
と糸 球 体層
,顆 粒 細胞 層
の萎 縮
が認
め られ た・喚
上皮
は著
明に萎 縮
し,P G P 9・5陽性
の
嗅細 胞
は減少
ま た は完 全
に消 失
し ていた. 不完 全 障害 群
では明
ら か な行 動 学 臥 形 態 的 異常
を認
め な かっ た・以
上の結 果
か ら,喚 球
での著 明
なセロ トニ ンの低 下
は著
しい嗅 覚機 能 低 下
をき
たす
こと が明
ら かになった・嘆 覚 障 害
の1 つ の新
しいメ カニ ズムを提 起
でき
るも
のと思
わ れ る.K
ey w o rd
s s e r oto ni
n ,5
,7
‑dih
yd
ro xy try p tami
n e, 01f
acto rydi
stu rb
a n c e】 01f
a ctoryb
ulb
, Olf
a cto ry epi
th
eli
u mセロ トニ ン
(
s e r oto nin)
は,1 9 5 3年
Tw a r og らによって中 枢 神 経組 織
の中
に広 く 分 布
していること が始
めて生 化学 的
に証
明 さ れ たモ ノ ア ミン系
の神 経 伝 達物 質
であ
りl ),睡 眠
,体 温 調 節
, 血圧 調節
,情 動
,行動
な どへの関 与
が 示唆
され
て い る2).免 疫紐 織 化 学法
の発 達
に伴
ってセ ロトニン ニ ュ ー ロ ンの細 胞 体
と線 維
の分布
が形態 学 的
に調
べ られ,細胞 体
は脳 幹
に のみ限 局
して いる が, その線 維
は大脳 皮 質
か ら脊 髄
に至 る まで中 枢 神 経 系
全域
に膨大
な分 枝
をのば
して いること が明
ら かになった.限 局
し た部
の
細胞 体
よ り中枢 神 経 系
全体
に広 く 線 維
を投射 す
る という形 態 的特 徴
か ら, セ ロ トニ ン ニ ュー ロ ン
系
ほ 全体 調 節 系
と してニ ュ ー ロ ンの
伝 達 磯 構
を修飾
し,様
々な形
で活 動
レ ベルを調節 す
るの に役
だっ ているも
のと推 定
さ れ ている. セ ロ トニ ン線 維
の
分 布
ほ領域
によって明 瞭
な動 物 種 差
を 示す
が3 )、5 ) ラッ ト嗅 球
には
脳幹
の背 側縫 線 核
, 正中縫 線 核
よ り で た線 維
が内側 前 脳 束
を通
り,喚 球
の糸球 体 層
に叢
を な して豊 富
に投 射す
る6 ト g).糸 球 体層
は末 梢 感 覚受 容 細 胞 ( 嗅細 胞
) と嘆 球
の出 力
ニ ュ ー ロ ン群
(僧帽細 胞
と房 飾 細 胞)
との間
の シナプス形 成
の部位
であ
ること か ら, セ ロトニンほ 一次 感 覚
ニ ュ ー ロ ンか ら二次 感 覚
ニ ュ ー ロンへ の
情報 伝 達
に関 与
して いるも
のと推 定
さ れ る6 )1 0 ).実 際
にセロトニ ンほこ の
情 報伝 達
に抑 制
を及 ぼす 事
が電 気 生
理学 的
に報 告
されて いる1 1 )1 2 ). しか し, セロ トニ ンが喚覚 機 能
にどのよう
に関与
している か は 不明
であ
る.平成 5 年 1 2 月 1 6 日 受 付
,平 成 6 年 1 月 2 0 日 受 理
A b b
r e vi
ati
o n s :. C
x, C er eb
r al
c ortex ;D B H
,d
opa mi
n eそこ で
今
回著 者
は, ラッ トを 用い て喚 球
に投射 す
るセ ロ トニン
線 維
を選 択 的
に障害
し, そ れによ り嗅 覚
にどのよう
な影 響
が でる か を防鼠 剤
シ クロ へ キシ ミド を用
いた喚 覚行 動実 験
に て検 討
し た. その結 果
,喚球
での著 明
なセ ロ トニソ低 下
は著
しい嗅 覚 機 能 低 下
をき
たす
こと が明
ら かになった. こ の セ ロ トニ ン神 経 毒
によって誘 発
さ れ る実 験 的 喚 覚 障害
につ いて行動 学 的 並
びに
形 態 学 的
に詳細
に検 討
したの で報 告す
る.対 象
お よ び方 法
体重
2 0 0g 〜4 0 0g の成 熟雄
Spr agu e‑
Da wley系
ラッ トを使 用
し,
表
1 に示 し た手 順
に従
い実 験
を行
った. な おラッ ト はシ クロ へ キシ ミド
(
ナ ラマイシ ンR,以 下
ナ ラマ イシ ンと記 述 す
る) ( 田辺
,大 阪
) にほ未 経験
のも
の であ
る.Ⅰ.
右側 喚 球 除去
個
々の実 験 動 物
に つい て ,喚 覚機 能
,喚 球
セ ロ トニ ン量
J嗅
上皮
と喚球
の形 態 的変 化
の3者
を 正確
に対 応
させる た めに, 全例
の ラッ トであ
ら か じ め右 側
の喚球
を除 去
し左側
一側
のみで検 討
を おこなった.ベ ン ト パ ル ビ タ ール
(
5 0mg/
kg, ネンブター ルR, ダ イナポット
大 阪)
の腹 腔 内 投 与
によ る麻酔 下
に頭 部
正中
に皮 膚 切 開
を いれ,右 側
の前 頭 骨
の最 前 方
をマ イク ロ ド リル にて削 開 除 去
し,右 側 喚 球
を再 出
さ せ た. その後 右側 喚 球
上の硬膜
にメ スで.
β
‑h
yd
r o xyl
ase;5
,6
‑D H T
,5
,6
‑d ih
yd ・
r OW t‑
ry p tam i
n e5
,7
LD H T 1・
,5
,7
‑dih
yd
roxy try p ta mi
ne;E P L
,・
eXte r na l
pl
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aye r ;G C L
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rai
nb
u ndl
e;M R N
,m i d b
rai
n r aph
e n u cl
ei
;O B
, Olf
a ctory2 32
塚
切 開
をいれ
た後
,嘱 管
にて右側 喚 球
のみ を吸 引 除 去
し た.止
血 は線 維性
コラ ー ゲン塩 酸 塩 (
ア ビ テゾ) (
ゼリア,東 京)
にて お こなった.止
血確 認 後
I頭 皮
を綿 糸
にて縫合
した.Ⅰ.
嗅覚 行 動 実 験
1 . ナラマイシ ンナ ラマイシンは
特 有
の臭
いと味
を持
つ. ラッ トに とってナ ラマ イシンの
臭
いは特
に忌避
を おこす も
ので は ないが, ナ ラマイシ ンの
味
は 不快
でナ ラマイシ ンを口 にす
る と唾
を出
しロを床 面
に こ
す
りつけ も
がく
. ラッ †は何 度
かナ ラマ イシンの昧
を経 験 す
る と,そ
の臭
いを記 憶
し, その後
はナ ラマ イシ ンの臭
いを かいだ だ
け
でナラマ イシンを忌 避 す
る よう
に な る1 3 卜 1 6) 2 . ナ ラマ イシンによ る条 件
づけ 学 習
右 側 嗅 球 除 去後
,す
べ て の ラ ッ トに ナ ラ マイシンによ る条 件
づけ学 習
を おこな
った.飼料
ほ任 意
に与
え た が, ラッ トを喝
の状態
にす
る た め 7 2時 間 断 水
と し た. その後
ラ ット飼 育
ケ ー ジ に ラッ† を 1匹
入 れ,水 道 水
の入った給 水 瓶
と 0.01 % ナ ラマイシン水 溶 液
の入 っ た給 水 瓶
を同 時
に与
え た.水 道 水
の入 った給 水 瓶
を な め た場 合
を"
正
解
け と し. ナ ラマ イシンの入 った給 水 瓶
をな
め た場 合
を"
誤
り"と
した.試 行 中 も 喝
の状 態
を維持 す
る た め,給 水 瓶
の先 端
に 口をつけ
る とす ぐ
に給 水瓶
を と り はず
し て, ラッ ト は 1 回 に少 量
し か飲 水
でき
ないよう
に した, 1 回給 水 瓶
にロをつけ
る度
に両 方
の給 水 瓶
を と り はず
し, Gelle r m a n n系 列
に従
って規則 性
のないよう
に それぞ
れの給 水瓶
の位置
を替
え た. 1 0 回の試行
を 1 ク ー ルと し,̀̀
正解
" 回数
を試 行
回数 (
1 0 回)
で険
したも
の を 正解 率
と した. ナラマイシンの学 習
を完 全 な も
のとす
る た め数
クー ルを行
い, どの ラッ トも
3 〜 4 ク ー ルで最 終 的
な 正解 率
が 1 0 0 %と な
った.Ⅲ.
喚球
に おけ
る セロト
ニン線維 障 書 動物
の作 成 ( 図
1)
叩 1 . 5.7‑ジハイ ドロキシTt リ プ タミソ(
5,7‑d ihydr o xy try p ta m‑i
n e, 5,7‑D H T
) 注
入群
5,7‑D H T
(
S igm a,StLo uis,U S A)
はセロ トニ ン ニ ュー ロ ンの
神 経 毒
でセ ロ トニ ン ニュー ロン に
選 択 的
に取
り込
ま れ細 胞 障 害
Tablcl. Expe rim e ntalpr o c edu r e s
(
1)
Rats w e r e s ubj
e ctedto r e m o v al of u nilate r al olfa cto ry bulb.(
2)
Bulbe ctomi z ed r ats w e r e tr ain ed to a v oid O・01 %cyclohe ximi de
(
Na r a mycin)
s olutio n・(
3)
Conditio ned r ats rec eived tw oinj
ectio n s of 5, 7‑dihyd‑roxy try p ta min e
(
5, 7‑D H T,4 0 r 8 p gin 4 pl)
or v eh icle(
4 JLL of is oto nic s alin e c o ntaining O.1 % a s c o rbic a cid)
into the r o str al(
A : 2.0, L: 1.5, D : r 8.O m m)
a ndc a ud al
(
A : ‑2.0, L: 2.0, D: d8.5 m m)
pa rts of the m edial fo r ebrain bu ndle c o ntr alate r a11y to bul be cto my.(
4)
0 1fa cto ry fu n ctio n w a s e x ami n ed by the abilit y todis c rimin ate O.01 % cyclohe ximide s olutio n fr o m w ate r
3,7,1 4,2 1, a nd 2 8 days afte rin
j
e ctio n s of 5,7‑D H Tor vehicle.
(
5)
A fte r c o m pleting the beha vio r ta sk. all r ats w e r e pe rfus ed with a fix ativ e. a nd spe cim e n s in cludingolfacto ry epitheliu m s, 01factory b ul bs and othe r br ain a r e a s w e r e take n fo r m o rphologl Cal a n alys e s. T he e v alu atio n of t he degr e e of s e r oto nin dep letio nin e a ch oIfa cto ry bulb w a s do n eim m u n ohisto chemi c a11y・
性
の複 合物
と な りニ ュー ロ ンの
退 行
・変性
を おこす 事
が知
ら れている1 8). こ の 5,7‑D H T を
脳 幹
の縫 線 核
にあ
る細 胞 体
か ら喚球
へ セロ トニ ソ
線 維
が投 射 す
る途 中
の経 路
であ
る内 側 前 脳束
へ注
入 し,左 側
の喚 球
におけ
るセ ロ トニ ソ線 維
を障 害
し た1 9).右側 嗅 球 除 去 後
t ナ ラマイシンによ る学 習
で正解 率
が 1 00 % と なっ たラッ ト2 0 匹 を使 用
し た.ベ ン トパ ルビタ ー ル
全 身 麻 酔 下
にラット頭 部
をス テ レオ手 術 台
に固 定
し,左 側
の内側 前 脳 束
上にあ
た る前 頭 骨 (
プレグマよ り 2m m前 方)
と頭 頂 骨 (
プレグマよ り 2m m後 方)
に マイクロ ド リルで小 孔
をあ け
た, こ の孔
よ り左 側
の内 側 前 脳束
の吻 側
と尾 側
の2 ケ所
に 4plず
つ 5,7‑D H T(
4 〜8p g/ 毎
1生 理 食塩 水
, ア ス コル ビソ酸
1/ 唱ル
1加)
を注
入 し た.注
入 ほ Ha milto n マイクロ シリソジ
(
1 0J上1用)
を用
いて l函 /
min の速度
で注
入 し,周囲
への
漏 洩
や組 織
の機 械 的 損 傷
を極 力少
なく す
る よう
に つと め た.2 .
対 照 群
右 側 喚 球 除 去 後
, ナ ラマイシ ンによ る学 習
で正解 率
が 1 0 0 % と なったラッ ト1 0 匹 を使 用
し た.上
記
と同様
に,左 側
の内 側 前 脳 束
の吻 側
と尾 側
の2 ケ所
に 4〟1ず
つ生 理 食 塩 水 (
アス コル ビン酸
l鵬ル
l加)
を注
入 し た.Ⅳ.
処 置 後
の喚 覚 行 動 実 験
5,7
‑
D H T注
入群
一対 照 群
とも
に処 置 後
3 日, 7 日,1 4 日,21 E ㍉ 2 8 日に前述
し た方 法
で 1 ク ー ル(
1 0 回試 行) ず
つ喚 覚 行動 実 験
を おこない, 正解率
をも
と め た.各 群
の各 観 察
日におけ
る各
ラッ トの正解 率
の和
をラット数
で除
し たも
のを平 均
正解 率
と し た. 理論 的
にほ嗅 覚
が 正常
なラット
群
の平 均 正 解 率
ほ 1 0 0 % に近
づき
,無 喚 覚
の状 態
の ラット群
の
平 均
正解 率
ほ 5 0 % に近
づく
ことにな る. ナ ラマイシンによ る喚 覚行 動実 験
で喚 覚 墳 能
を検 定 す
ることの妥 当性
を確
か め る た め に,次
のよう
な予 備 実 験
を おこなっ た.今
回の実 験
と同
一条 件
で右 側 喚 球
を除 去後
, ナ ラ マイシンによ る学 習
で 正解率
が 1 0 0 % に なっ たラッ ト 3 匹につ いて, さ らに左 側 嗅 球 除 去
を おこなった.
両 側 嗅 球 除 去 処置
をう け
たこれ らの ラッ ト につい て 正解率
を求
め た結 果
,処 置後
3 日 か ら2 8 日 ま での観 察期 間
を通
じ て平均 正 解 率
ほ 5 0 % であ
った. こ の こと から
ナ ラ マイシンF ig.1. S im plified s che m atic diagr a m sho wing a s c e nd ing s e r oto n e rgic pathw ays in r at br ain. O lfa cto ry bulb ( O B
)
r e c eiv e s r n a s siv e s e r oto n egic inputs thr o ugh m edial fo r ebr ain bu nd le
(
M F B)
. Ar r o wsind ic ate inj
e ctio n site sof 5,7‑d ihydr o xy try p ta min e(
5,7‑D H T)
o r v ehicle. Cx,C e r ebr alc o rte x; M R N, mid br ain r aphe n u clei; St,Striatu m.
b
ulb
iO N L
, Olf
a cto ry・
・n e r V e・Y ユ
aye r;0
・3 % P B S T
, ph
o sph
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;P G P 9
・5
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・5
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t, Stri
atu m ;r
iT H
, t yr O Si n
eh
yd
r o xyl
a s e・セロ トニ ソと
嗅 覚 障害
p こよ る
行動 実 験
は嘆 覚機 能
を調
べる 上で十 分
に信 頼性
があ
るも
のと
考
え られ た.統 計 的
に各 群
の間
の差
を調
べる た め,各 群
の平均正 解率
の間
で 一元 配 置分 散 分 析
の軋
Scheff 6 の多重 比 較 法
を行
い , p < 0・O l を有 意差 あ
り と し た・Ⅴ.
組 織学 的 観 察
1 .固 定
2 8 日 日の
行動 実 験
を終 了
し た乱 す
べての ラッ トをベ ン トバ ルビタ ール深麻 酔 下
に開 胸
し疑 心 的
に潅 流 固 定
し た・海 流 液
は 4 % パ ラ ホ ル ム ア ルデ
ヒド, 0・l % ダル ク ー ル ア ルデ ヒド,0.2 % ピ クリン
酸
を含
む 0.1 M燐 酸 緩 衝 液
を用
いた ・潅 流 固 定 軋 鼻 中 隔
と 一塊
にな
った鼻 粘膜
と脳
を取
り出
し, 4 % パ ラ ホ ルムア ルデ
ヒド,0.2 % ピ クリン酸
を含
む 0.1 M燐 酸 緩 衝 液
にて一
晩後 固 定
し,1 5 % シ ョ糖 加 燐 酸 緩 衝 食塩 水
にて 2 日間 浸透
さ せ た.嗅 球
は脳
から 切
り放
し,前 額 断 方 向
に3 つ の部 位 ( 吻 側 臥 中 央 乱 尾 側 部)
に分 け
た・吻 側 部
1/
3 の嗅球
はエ ボン包 埋用
のブロ ッ クと した.中 央部
1/
3 の嗅 球
と残
りの脳
はミ クロ トー ム にて
前額 断 方 向
の厚
さ 2 0〃m の連 続 凍 結 切片
を作 成
し以下
の免 疫 阻織 化 学 的 検 討
に用
いた.鼻 中隔
と 一塊
にな
った鼻 粘 膜
はエ チ レン ジア ミン 4酢 酸 (
ethyle n edia min etetr a a c etic a cid,E D T A)
にて脱 灰
, ア ル コ M ル上昇 系 列
にて脱 水 後
パ ラフィン
包
唾 し, ミ クロ ト ムにて前額 断方 向
の厚
さ録
m の切 片
を作 成
し た.2 .
免 疫鼠 織 化 学 的 検 討
免 疫 染 色
はアピ ジン ー ビ オチ ソ ー複 合 体 法 (
a vid in biotinpe r o xida s e c o mple x m ethod, A B C
法)
に て行
った・1
) 嗅 球
,前 脳
凍 結切 片
は 0.3 % ト ラ イ トンⅩ加麟 酸 緩 衝 食 塩 水(
pho sphate‑buffe r ed s alin e wi th O.3 % Trito n‑Ⅹ1 0 0,0,3 % P B S T
)
に2 日間
つけ
た後
1超音 波
を 1分 間
かけ
た.0.3 %過 酸 化 水 素 加 燐酸 緩 衝 食 塩 水
にて1 0分 間 内 因性
ペルオ キシダ ー ゼ の活 性
を阻
止 し, さ ら に非特 異 的反 応
を阻 止す
る た め 5 % 正常
ヤギ 血清
を1 5分 間反 応
さ せ た後
,一
次 抗 体
を室温
で 一晩 反 応
さ せ た. 一次 抗 体
と して抗
セロトニ ン抗 体 (
1 :5,0 0 0) (
Euge n e Te ch, Ra m s ey, U S A)
,2 3 3
抗
ドー パ ミン ベ ー タハイ ドロ キシ レ ー ス(
dopami n eβ
‑hydr o xy‑ la s e, D B H) 抗体 (
1 :5,0 00) (
Euge n e Te ch)
,抗
タ イロ シ ソハ イ ドロ キシ レ ー ス(
t yr o sin e hydr o xyla s e, T H) 抗 体 (
1: 5,0 0 0)
(
Euge n e Te ch)
を使 用
し た. 二次抗 体
ほ どオチソ化
ヤ ギ抗
ウサギ IgG
抗 体 (
1:2 0 0) (
Ve cto r,Bu rlinga m e,U S A)
を使 用
し室 温
で 1時 間反 応
さ せ た. ついでペルオ キシダ ー ゼ標 識
ス トレプ トアピ ジン
(
D A K O, G lo stru P,De n ma rk,1:60 0)
と 1時 間反 応
さ せ た.発 色
は ジア ミ ノベ ンチジン(
3,3㌧diami n obe n zid in e) 溶 液
に て 7 〜1 5
分 間反 応
し た.ま た
隣 接 切片
は, クレ シ ー ル紫 (
c r e syl vioIet)
に て ニ ッスル染 色
を行
った.2
) 喚
上皮
パラ フィ ン
切 片
は脱
パ ラ フィ ン し た後
】 0,3 %過 酸 化 水 素 加
メ タ ノ ー ル にて1 0
分 間 内 因性
ペル オ キ シダ ー ゼ活 性
を阻 止
し た. 0.3 % P B S T に2時 間
つけ
た後
, 0.4 % t リ ブシ ソにて1 0分 間 消 化処
理 を加
え た.非特 異 的 反 応
を阻害 す
る た め 5 % 正常
ヤ ギ 血清
を1 5分 間 反 応
さ せ た. 一次 抗 体
は抗
プロテ イ ンジー ンプロ ダク ト 9.5
(
pr otein ge n e pr odu ct 9・5, P G P 9・5) 抗 体 (
1:2,0 0 0
) (
U ltr a clo n e,W ello w,Engla nd)
を 一晩反 応
さ せ た. ニ次抗 体 以降
ほ 上記
と同
じ操作
を おこなっ た.喚粘 膜
で は P G P 9・5 は喚 細 胞
と嘆 神経 線 経
で特 異 的
に陽 性
と な るの で2 0) 帥,嗅 細 胞
の形 態 観 察
と同 時
に喚
上皮
と呼 吸
上皮
の鑑 別
の目的
で使
用 し た.3 . いレイ ジンブル ー
染 色
吻側 部
1/
3 の喚球
は 2 % オス ミウム酸
で後 固 定
,エ タ ノ ー ル
系 列
で脱 水 後
エ ボン包 哩
し, L K B 8 8 0 0 U ltr ato m eⅢ(
L K B,Sto ck holm ,Sw ede n
)
にて 1FLm の切 片
を作成
した. こ の際喚 球
の
免 疫染 色 並
びにニ ッ ス ル染 色 標 本
との対 比
を容 易
にす
る た め,喚球 中央 部
に近
い部 位
の切片 標 本
を作成
した・ ト ルイ ジンブル ーで
染 色 後
1光学 顕 微 鏡 下
で喚 球
の形 態
を観 察
した.成 績
Ⅰ.
喚 球
に お け る セロトニン頼 経 ( 図
2 ) 1 .対 照 群 ( 図
2a)
F ig.2. P hoto mic r ogr aphs of c o r o n als e ctio n s thr o ugh olfa cto ry bulbs showi ng s e r oto nin‑im rpu nqr e a ctiv e fibbr sin cdnt (01 c a s e
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