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長崎以西底曳網漁業における生産と市場の対応関係

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長崎大学水産学部研究報告 第64号(1988) 53

長崎以西底曳網漁業における生産と市場の対応関係

也,八 庸夫,浜

The co-relations of production and marketing of the East China Sea bull trawl fishery catches in Nagasaki

Shinya IKEDA, Tsuneo YAGI and Eiji HAMADA

This research was focused on a selected fishing ground and fish species caught from there and marketing of the catches as production strategies. The distribution, use and price analysis of catches within the consumption areas of Nagasaki city depict marketing strategies. Comparisons of these facts has also been done with that of Fukuoka.

It has been understood through the study that large trawlers ventured as far as west of 130 degrees east and that managers of these trawling companies in N agasaki city still remained on the decision of selling catches for daily dishes in a form of whole raw fish. Their counterparts in Fukuoka city have taken a step forward into processing their catches in various forms and have gone fur- ther into developing fisheries in developing countries and importing catches from there.

Now that the trawlers are able to venture further away from the landing ports managers in Nagasaki are requiring positive marketing policies including plants to process their own catches and develop fisheries in developing coun- tries from which they could import fish. These plans conform with the needs of the consumers under the current continuous decline of catch and stiff economic competition with China, Korea and other countries.

Key words :以西底曳 catches ;

Large trawlers west of 130°E ; 漁獲の用途 Use of catches ;

漁獲 の仕 向 商 品形 態

Distribution of commodity forms of catches

は じめ に 調 査 対 象 と調 査 方 法

長崎以西底曳網漁業 におけ る生産 と市場 の対応関係 の実態調査 は,社 団法人 日本遠洋底曳網漁業協会(以 下底曳協会)長 崎支部(会 員20社),長 崎市 内の以西 底曳網漁業者18社 中16社,長 崎魚市株式会社,で の 聞 き取 り調査を中心 に,昭 和62年11月 〜翌年2月 の

間 に行 っ た もの で あ る。 同時 に補 足 と して,底 曳 協 会 福 岡 支 部,福 岡 市 内 の以 西 底 曳網 漁業 者1社,株 式 会 社 福 岡 魚 市 場,大 阪 魚 市 株 式 会 社 福 岡 出張 所,で の 聞 き取 り調 査 を行 い,ま た,西 海区 水 産 研 究 所 で参 考 と な る お話 を聞 い た。

調 査 を 行 っ た長 崎 市 内 の以 西 底 曳 業 者16社 の 中 に は実 質 的 に同 一 経 営 の も の が あ り,本 論 中 で は そ れ を 1経 営 体 と して 取 り扱 い,実 質10経 営 体 とな って い る。

(2)

54 池田,八木,浜田:長崎以西底曳網の生産と市場の対芯の関係

 本論をとりまとめるにあたっては,吉木武一「以西 底曳網漁業の構造変化に関する研究」(1983年)を参 考にした。

 最後に,この場をかりて調査に御協力頂いた各位に 謝意を表する次第である。

1.長崎における以西底曳網漁業の位置

 昭和61年の長崎漁港総水揚高は,200,422ト.ン,

777.9億円(「長崎魚市場の概要」昭和62年度版 長崎魚市㈱)であるが,そのうち79,454トン(40%),

264.4億円(34%)(底曳協会長崎支部資料),が以西 底曳網漁業による水揚である。また,同年の長崎魚市 株式会社の取扱高154,485トン,552.2億円(「長崎 魚市場の概況」同)のうち39,641トン(26%),110.4 億円(20%)(「長崎魚市場の概況」同),が以西底曳 の漁獲する「遠洋物」である。以西底曳の長崎漁港総 水揚高に占める割合,長崎魚市㈱取扱高に占める割合 は,ここ5年ないし3年低下傾向にある(三一1,図 一2)とはいえ,依然大きなウエイトを占めている。

また,長崎漁港水揚上位魚種20魚種のうち,以西底 曳による水揚が70%以上のものが13魚種で,イカ,

アカメ,カレイについてはその90%以上が以西底曳 によって水揚されている(表一1)。

取扱量:千トン

150

10fi

5fi

1哺

a

52 53 5

□魚市総取扱 團内遠洋物

水揚量:千トン

55 ss 57 ss 59 60 61

年次(昭和)

図一2 長崎魚市㈱総取扱量と遠洋物取扱量の推移     (「長崎魚市場統計年報」長崎県魚市場管理事務所,

    「長崎魚市場の概要」ll召和62年度版 長崎魚市㈱)

表一1 昭和61年 長ll府港水揚上位魚種のうち    以西底曳網漁業による漁獲の多い魚種

魚  種  長崎水揚トン 以西水揚トン %

50 1コκ人1コ コ勿

00

50

00

50

o

□長崎総水揚 團内以西水揚

いか たち ぐち はも えそ まながっお あかあ れんこだい えい いぼだい なまず ふぐ かれい

17,605 9,602 7,488 4,724 3,841 3,650 3,632 3,534 3,045 2,874 2,869 2,823 1,765

16,521 7,67tl 5,310 4,186 3,005 3,710 3,571 2,682 2,321 2,3tlO 2,56xt 2,020 2,170

 94  80  71  89  78  87  98  76  76  81  89  72

(100)

52 53 54 55 ss 57 58 59 6e or

杢F〜タぐ (昭和)

図一1 長崎漁港総水揚量と以西底曳水揚量の推移     (「長崎魚市場統計年報」長崎県魚市場管理事務所,

    「長崎魚市場の概要」昭和62年度版 長崎魚市㈱,

    底曳協会長崎支部資料)

(「長崎魚市場の概要」昭和62年度版 会長崎支部資料)

長崎魚市㈱,底曳協

 このような点から,長崎において以西底曳網漁業は 重要な位置にあり,長崎の水産物流通を考える上で,

その生産,市場対応をみることが一っの課題となって

いる。

2.長崎以西底曳網漁業の生産の特徴

 表一2の根拠地別漁業者数許可船数,漁獲高の推 移及び図一3の漁獲量の推移で明らかなように,長崎 は以西底曳網漁業の最大の根拠地である。それぞれの 根拠地ごとに多くの点で異なるものがあるが,ここで

(3)

         長崎大学水産学部研究報告 第64号(19,・88)

表一2 以西底曳網漁業根拠地別漁業者数(社),許可船数(隻),漁獲高(トン)の推移

55

血合   一隻ン 俺又ン 佳又ン 俺又ン 佳又ン 惟一ン 雄スン 註脚ン 催又ン 隻ン5ト 5ト 4ト 4ト ート 9ト 6ト 5ト 5ト  5ト・︒銘・︒%・︒妊・︒弱謬が画譜謹器離画讃誌略礁臨議餓灘

関下

二戸

隻ン 隻ン 隻ン 隻ン 佳又ン 俺又ン 俊スン 隻ン 隻ン4ト 4ト 4ト 4ト  4ト  4ト  4ト 3ト  3トポー鎗−娼−麗−㎎−%ポー伍詔=社坦 三層 社瑠 社U 社9 二野 社瑠 社9 社91    1    1    1    1    1    1    1    1       ﹁

岡福

隻ン 催又ン 隻ン 隻ン 倥又ン 俺又ン 隻ン 隻ン 隻ン 隻ン0ト 4ト 5ト 7ト 2ト 3ト ート ート ート 0トぎB5・娼︒・f謬謡ボぎぎぎ膿蝋鍵躍欝濯細雪猫職犠

崎長

隻ン 隻ン 隻ン 隻ン 佳又ン 佳スン 儀スン 佳スン 隻ン ︷隻ン3ト 9ト 0ト 8ト 3ト 0ト 9ト 9ト 6ト 0ト解2・認譜必−598上灘潔3羽・鼠諜識瓢黒目諜叢糀鷺職

年  年  年  年  年  年  年  年  年  年       QV     O     1      7     82     3     4     5     65   5   5   5   5   5   5   5   6   6和  和  和  和  和  和  和  和  和  和昭  昭  昭  昭  昭  昭  昭  昭  昭  昭

(「遠洋底曳情報」第87〜96号 底曳協会)

漁獲量:百トン

000. 壁」福

800 圏戸火

600

ξ:・i

目下

欄㎜ ll鷺 ii:iliii 1馨:i 1︑

∴ン≒=:,i, ;x

ooo

㎜o

田一m﹁080 60 40 52 53 55

i「鞭

7 60 61

図一3 以西底曳網漁業漁獲量の推移     (「遠洋底曳情報」第87〜96号

□長崎 團福岡

年次(昭和)

底曳協会)

は生産についての長崎の特徴を簡単に述べることにす

る。

 a. 「南の漁場」での操業と魚種構成

 長崎の以西底曳船の漁場は, (一部の冬の大正えび 漁場を例外として)済州島以南の東海で,中心となる のは北緯30度以南の「南の漁場」である。この漁場は,

機船底曳網漁業の創始期に「阿波船団」によって開発 された底魚漁場を継承したもので,その漁獲物組成の 特徴:は,タチ,グチ,エソ等の潰物に加えて,マナガ ツオ,レンコダイ,シズ等赤魚まじりの惣菜物が相当 なウエイトを占めている点にある。

 表一3底曳協会長崎支部漁獲上位魚種は「南の漁場」

の漁獲物組成の特徴をよく表している。これを,北緯 30度以北の「北の漁場」での漁獲iが中心の福岡と比べ ると,長崎船が多獲する魚種のうち福岡船も多獲して いるものは,シログチ,ハモのみで,一方福岡船が多 獲するカニ,カレイ類,ヒラメ,ワカイカの長崎船に よる漁獲は少ない。

(4)

56 池田,八木,浜田:長崎以西底曳網の生産と市場の対応の関係

画一3 昭和61年底曳協会長崎支部漁獲上位魚種 魚   月 数   量(kg)

%o

た ち こういか あかいか しろぐち あ じ は も あかめ まながつお

*1その他いか え そ れんこだい なまず し ず すえい あまだい さばふぐ めだか こ ち

※2その奪えび か に かます さわら ひらあじ

7,674,309 6,543,875 6,175,716 5,129,450 4,298,439 4,185,918 3,571,204 3,169,960 3,082,583 3,005,341 2,681,912 2,563,818 2,339,934 2,321,362 1,507,360 1,295,453 1,178,852 1,005,345 977,532 930,790 867,480 810,821 804,332

647617998883220387379216274424987320996422100098765543333332111111111

魚   種

額(千円)

%o

まながつお あかいか こういか

※1その他いか れんこだい は も し ず しろぐち 大正えび あ じ た ち あかめ なまず

※2その他えび めだか あまだい

※3その他ふぐ まだい すえい え そ かます さばふぐ ひらあじ

2,800,499 1,978,835 1,770,678 1,631,028 1,524,561 1,326,444 1,318,514 1,262,212 1,223,&17 1,120,342 673,212 652,790 575,683 567,491 535,294 444,768 438,287 416,632 405,978 373,199 360,956 347,722 304,071

980772973457852868416155471709762541106655433107665544442222211111111

(底曳協会長崎支部資料)

注:※1 こういか,しりやけいか,あかいか,

  ※2 大正えび以外のえび   ※3 さばふぐ以外のふぐ

わかいか以外のいか

 b.独自の託送方式

 長崎船は漁獲物の運搬を,専用運搬船による輸送と 操業船による託送の併用,という独自の方式により行 なっている。これは,各経営体又は複数経営体が共同 で漁獲物運搬を行うグループ(操業船5組忌17組)ご とに,運搬船2隻〜4隻(平均:操業船 4.6組あた り運搬船1隻)によるピストン輸送に併せて,操業船 がv一テーションを組んで終漁時( 1航海40〜55日)

に他の操業船をまわって漁獲物を託送するということ である。この結果,漁獲物はおおよそ1〜2日に1回 運搬され,漁獲後2〜6日以内に漁港へ水揚される。

この方法は,専用運搬船のみによる輸送に比べて少な い運搬船で頻繁に漁獲物を運搬できるため,鮮度や輸 送効率の点で有利である。(たとえば専用運搬船の輸 送に依存する福岡のあるグループは,操業船5組に運 搬船3隻で5〜7日に1回の運搬をしている。一方操 業船の操業日数は1航海90〜120日と長い。)

 また,長崎では冷凍機を備える船は少ないが,これ は,大正エビ漁をする船が少ないこと,「北の漁場」

で主要なカニのように冷凍した方が良いものが少ない こと,冷凍によってではなく独自の託送方式によって 鮮度の向上をはかったことのためである。

3。生産戦略

 長崎の以西底曳網漁業斌どのような生産戦略を持っ ているかを,ここではその市場対応に特に関係する,

漁場一魚種選択と,漁獲物の商品化について述べるこ とにする。

 a.漁場一魚種選択

 以西底曳網漁業においては,漁場を選択することは すなわち「どの魚種をどれだけ獲るか」を選択するこ とになる。実際には,これにコスト計算や外部的制約

(法律,国際協定等)が加わって漁場の選択が行われ るわけだが,中でも魚種の選択は,その後の漁獲物の 商品化や,販売戦略等の市場対応と深く関係する問題 である。

 2.のa.で述べたように,長崎船は「南の漁場」

を中心に操業しているが,より細かくみると各経営体

(5)

長崎大学水産学部研究報告 第64号(1988) 57

の漁場選択は4っのパターンに分類される。この4パ ターンの漁場一魚種選択を分析することは,個別経営 体の生産戦略,販売戦略,経営戦略の分析に欠かせな いことであり,又以西漁場の資源動向や各経営体の戦 略とも相関わって,長崎以西底曳網漁業の生産力構造

を明らかにし,その将来予測にも意味を持つことであ

る。

 今回の調査では,個別経営体の漁獲統計が得られた ものが4経営体に限られるので詳細な分析はできない が,今後の参考のために4パターンの概要を述べてお

く。

 ① 冬に大正エビ漁場で操業するもの

 これは,12〜2月に北緯35度以北の黄海大正エビ 漁場で操業し,3〜11月を東海で操業,又は夏の北洋 スケソウダラ漁に従事するもので,昭和60年には3経 営体(1経営体と1グループ)(実稼働46隻)がこれ にあてはまった。ねらいもの(魚種)は12〜ユ月の大 正エビに特徴がある。

 しかし,昭和60年からは1経営体が,大正エビ資 源の減少を理由に,ねらいものの中心を大正エビから マナガツオ等のひれもの(魚)にかえており,昭和61 年からはこの経営体が,昭和62年からはグループを同

じくする1経営体が大正エビ操業をやめ,同時にこの グループは北洋操業をやめたたあ,昭和62年には以西 専業の1経営体(実稼働14隻)がのこるのみとなって

いる。

 ②近場(済州島沖〜北緯30度線東側)を中心に   操業するもの

 これは,11月中旬〜3月に済州島沖に日韓共同規制 水域で操業し,4,5月女島南沖から南下し9〜10月 北緯30度線東側で操業するもので,2経営体(実稼働 32隻)がこのパターンにあてはまる。魚種は冬の済 州島沖のシログチ,コウイカ,春のレンコ,アジ,夏 のアカイカ,ナマズ,秋のタチに代表される。

 長崎ではこの2経営体が昭和62年からの日韓水域 の規制強化の影響をうけることになる。そのため,1 経営体は11〜3月を日韓水域近海の操業に切り換え る予定で,もう1経営体は東海の西側も含めた漁場開 発を検討している。

 ③北緯30度線以南を中心に操業するもの  これは,周年を北緯30度以南で操業するもので,3

経営体(1経営体と1グループ)(実稼働65隻)がこ れにあてはまる。魚種は豊富で夏のアカイカの他,コ

ウイカ,タチ,アカメ,エソ等「南の漁場」で典型的 なものに代表される。

 ④広く東海で操業するもの

 これは,女島沖以南の東海で広く操業するもので

(おおまかに言うと夏は東海西側で,冬は東側で操業 する傾向にある),2経営体(実稼働50隻)がこれに あてはまる。魚種は③と同様に豊富で「南の漁場」で 典型的なものに代表される。

 昭和62年からは①の大正エビ操業をやめた2経営 体(1グループ)(実稼働32隻)がこのパターンで操 業することになるので;4経営体(2経営体と1グルー プ)(実稼働82隻)となる。

 b.漁獲物の商品化

 漁獲物は,漁獲後様々な過程を経て,商品として市 場に投入される。長崎の以西底曳漁獲i物の平均的な商 品化過程は,漁獲→一次選別→予冷→二次選別→箱立 て→氷打ち→ダンブルで保蔵→運搬船に積み替え→運 搬→陸揚げ・荷役→長崎市場へ上場又は他市場へ発送

(直送),というものである。その商品の形態は,ラウ ンド状態の生鮮品が一定の規格入量で魚函に詰められ ているものである。

 商品化形態を分析するために,商品化過程で留意す る点,商品化戦略について訊ねた結果は,次のような ものである。

 まず,商品化戦略として「鮮度保持による付加価値 アップ」を,調査したすべての経営体が挙げており,

そのために留意する点として,適切な予冷,迅速な処 理,スチロール函化,集団操業による託送のスピード 化,等を挙げている。

 予冷は,一次選別(有用魚と不用魚,ゴミ,大まか な魚種大小の選別)の後に漁獲物を水氷又は冷海水に 漬けることで行われるが,魚種大小により時間等のノ

ウハウがあるようで,そのための特別な装備として

「企業秘密の大がかりな予冷装置」を導入していると 答えたものが1経営体ある。

 また,鮮度保持のための装備導入として,選別を半 自動化して,処理能力を高め迅速な処理をめざしてい る,と答えたものが1経営体ある。

 スチロール等化は3経営体が挙げているが,その理 由としては,低温が保て鮮度保持に有利ということの ほかに,販売の多様化小口化傾向に対応している,ふ た付きのためごみが付かず見栄えが良いことを挙げて

いる。

(6)

58 池凪八木,浜田:「キ崎以西底曳網の生産と市場の対応の関係

 鮮度保持の他の商晶化戦略としては,規格入量の統 一を2経営体が挙げている。うち1経営体は,理由と して加工向けの大ロ取引を意識していることをあげて

いる。

 加工向けの増加を意識した規格入量の統一を挙げる ものが1経営体あるとはいえ,いずれにせよ,「ラウ ンド,生鮮状態での高鮮度の惣菜魚生産」という従来 からの商品化形態から変化はない。

 他の商品化形態として,「活魚」を例にとると,今 までに活魚生産を行ったものは3経営体あるが,現在 もなお行なっているものは1経営体のみで,新たに活 魚生産を始めようとするものはない。過去に活魚生産

を行ったもののうち1経営体は,昭和52〜57年頃,

キャンバス製水槽でカニ,ハモ,エビ,タコの活魚生 産を行なっていたが,設備あ関係で大量輸送できない,

へい死が多かったことを理由にやめている。他の1経 営体も,昭和55〜57年頃,ハモ,ヌマエビ,ウチワ エビ,カニの活魚生産を行なっていたが,魚市の受け 入れ体制(設備)が無かったことを理由にやめている。

(この経営体は,受け入れ体制が整えば再開したいと 答えている。)現在のこる1経営体も,プラスチック 水槽とエアレーションのみの設備でタコ,イシダイを 冬期のみ活魚で水揚しているにとどまっている。

 このような長崎の商品化形態を比較検討するために,

船上での一次加工,活魚化の進む福岡の商品化形態に ついて以下若干述べておく。

 福岡では,その漁獲物の内容が長崎と異なること,

漁獲物の運搬方式が異なることから,早くから冷凍機 が普及しており,漁獲物の船内冷凍を行なっている。

船内冷凍される魚種は,カニ,ワカイカ等のイカ類,

大正エビ等のエビ類ハモ,等である。船内冷凍のメ リットは,カニ,エビ類のように生鮮状態では鮮度低 下の早いものに対しては安定して高鮮度が保てること,

ストックが可能なことにより,季節的な需要に対応で きる(たとえば,カニは冬の鍋物用の需要が多いが漁 獲は夏〜秋に多い)ことで,安定した高価格を実現で きる所にある。また,船内冷凍の際に,販売の小口化 に対応して,1ケースの内容を更に2分,4分のパッ

表一4 底曳協会長崎支部 仕向地別出荷量の推移

昭和52年 昭和53年 昭和54 昭和55年 1昭和56

東 京

5,964 4.86 5,536 4.65 4,964 4.16 6,664 5.58 3,713

907 0.74 705 0.59 764 0.64 882 0.74 549

(関 東 計) 6,871 5.59 6,241 5.24 5,728 4.79 7,546 6.31 4,262

静 岡 375 0.31 159 0.13 316 0.26 231 0.19 204

愛 知 11 0.01 13 0.01 19 0.02 20 0.02 102

名古

4,269 3.48 4,233 3.56 3,231 2.70 2,713 2.27 2,560

(東海・中京計) 4,655 3.79 4,405 3.70 3,566 2.99 2,964 2.48 2β66

4,735 3.86 4,968 4.17 3,977 3.33 3,998 3.35 3,028

大 阪

16,319 13.29 15,794 13.26 13β82 11.62 13,073 10.94 11β05

10,977 8.94 11,599 9.74 9,940 8.32 8,799 7.36 8β39

兵 庫 1,494 1.22 1,479 124 1,523 1.30 11491 125 1,108

(関 西 計) 33,525 27.30 33,840 28.42 29β32 24.55 27β61 22.89 24,780

岡 山

1,805 1.47 1β85 1.16 1β45 1.54 1β33 1.53 1,622

広 島

4,646 3.78 4,526 3.80 5,008 4.19 4,249 3.56 4,219

9,302 7.57 9,032 7.59 8,897 7.45 8,853 7.41 10,533

(中 国 計) 15,753 12.83 15,393 12.93 15,750 13.18 M,935 12.50 16,374

大 分

1β25 1.49 1,875 1.57 1,275 1.07 1,261 1.06 1,230

福 岡

15,558. 12.67 14,364 12.06 14,559 12.19 14,536 12.16 15,595、

3,587 2.92 3,504 2.94 3,290 2.75 3,204 2.68 3,443

2,151 1.75 2,106 1.77 2,271 1.90 2,104 1.76 2,475

(九 州 計) 23,121 i8.83 21,849 18.35 21,395 17.91 21,】05 17.66 22,743

1

一長

36,909 30.05 36ρ63 30.29 41,188 34.48 43,275 36.21 42,862

そ の 他 1,981 1.61 1,275 1.07 2,479 2.08 2,355 1.97 1,848

合 計

122,820 100.00 119,066 100.00 119,458 100.00 119,516 100.00 115β98

(底曳協会長崎支部資料)各年左側トン数,右側%。

(7)

長崎大学水産学部研究報告 第64号(!988) 59

クに細分したり,カニの「切りかに」加工を行い,.更 に付加価値を高めている。

 この他に福岡では,漁獲物の活魚化も進んでいる。

これは試行期聞が長かったが昭和56,57年頃からメ ドがっき,水温,水質の変化によるへい死という問題 を設備の改良等で克服して現在軌道に乗りつつある。

活魚化される魚種はカニ,ハモ,タコ等に限定される が,カニについては活魚化によって生鮮状態での早い 鮮度低下を防ぎ,ハモについては高級惣菜物断を実現

し,販売価格を大きく上昇させている。

 また,近年,ラウンド,生鮮状態の「一般物」(惣 菜用)についても,入量を減らして販売の小口化に対 応している。

 このように,福岡が多様な商品化形態を持っている のに対して,長崎は「ラウンド,生鮮状態」一本槍と いうことは,冷凍機が普及していない,冷凍に向く魚 種が少ない,独自の託送方式により早い漁獲物運搬が 可能,という相違点があるにせよ,商品化という点に おいては福岡に遅れをとっていると言わざるを得ない。

4.市場対応

 広義に市場対応というとき,それは単に出荷販売の みを指すに留まらず,出荷販売に対応した商品の生産 をも含むことが妥当であると考えられる。商品の生産 という面は,3.生産戦略で取り上げたので,ここで は市場対応の中でも,出荷販売の面を取り上げ,市場 の選択(仕向地別出荷)と,市場選択の要因(荷割時 の判断基準)とその中での長崎市場の位置づけ,につ いて述べることにする。

 a.仕向地別出荷

 長崎の以西底曳業者は,長崎漁港に水揚した漁獲物 を長崎市場に上場する他,九州から関東までの各地の 市場に「直送」している。

 ただ,ここで注意を要することは,実際の各地の市 場への以西物の流通は, 「直送」の他に,一度長崎市 場へ上場されたものを仲卸が各地の市場へ発送するも のもあるので,「直送」=流通とならないことである。

 仕向地別出荷量の推移(二一4,図=4)をみても 解るように,関東,東海・中京,関西へはここIO年近

(単位:トン,%)

昭和57年 1沼禾n58盗1三 睡召不日596il… ll召不li60杢F 1「忍不H6141三

3.20 0.47 3.68

3,372 3.30 422 O.41 3,794 3.71

3,162 3.15 375 O.37 3,537 3.52

2,861 270 3,131

3.07 1.29 3.35

2,152 193 2,345

2.65 0.24 2.65

2,132 2.68  146 O.1.8 2,278 2.87

O.18 0.09 2.21 2.47

 56 O.55  24 O.02 2,331 2.28 2,411 2.36

103 O.10  30 O.03 2,472 2.46 2,605 2.59

126  46

2,353 2,525

O.13 0.05 層2.52 2.71

 72  17

1,755 1,844

O.09 0.02 2.16 2.27

 70 O.09  28 O.04 1,284 1.62 1,382 1.7x1

2.61 10.19 7.63 0.96 21.38

2,513 2.46 11,400 11.15 8,023 7.85 1,046 1.02 22,982 22.48

2,941 2.92 11,353 11.29 7,843 7.80  981 O.98 23・118 22e99

2,435 9,723 6,797

 751

19,706 2.61 10.42 7.28 0.80 21.11

2,074 7,8,19 4,951

 754

]5,628 2.55 9,66 6.09 0.93 19.22

2,081 2.62 8,038 10.12 4,461 5.61  6t18 O.82 15,228 19.17 1.40 1,367

3.64 3,446 9.09 9,334 14.13 14,147

1.34 3.37 9.13 13.84

1,449 1.44 3,938 3.92 8,385 8.34 13,772 13.70

1,379 3,421 6,rl 14

11,222 1.48 3.64 6.87 12.02

1,212 2,732 5,405 9,349

1.49 3.36 6.65 11.50

1,206 1.52 2,838 3.57 tl,383 5.55 8,427 10.61

1.06 13.46 2.97 2.14 19.62

 846

12,444 2,930 2,069 18,289

O.85 12,17 2.87 2.00 i7.89

 768

12,401 2,675 2,113 17,957

O.76 12.33 2.66 2.10 17.86

 640

10,726 2,377 1,638 15,38工

O.69 1;A9 2,55 1.75 16.48

 tl 98 8,9tlO l,857 1,436 12,731

O.61 11.00 2.28 1.77 15.66

 649

8,177 1,520 1,220 11,566

O.82 10.29 1.91 1.54 14.56

36.98 38,919 38.06 38,286 38.08  1.59 1,709 1.67 1,268 1.26 100.00 102,254 100.00 100,544 100.00

tl O,205 1,168 93,341

43.07 37,790  1.25 1,092 100.00 81,291

46.49  1.34 100.00

39,566 49.80 1,020 1.28 79,454 100.00

(8)

60 池凪八木,浜田:長1埼以西底曳網の生産と市場の対応の関係

出荷:量:百トン

1fi,oO! E11i

110D

・ 1000

gon 80D

?oo

600 500 40e 30U 200 10D

心月国西長坊中回忌國圏昌

年次(昭和)

図一4 底曳協会長崎支部 仕向地別出荷量の推移     (底曳協会長崎支部資料)

く,中国,九州へはここ5年のうちに出荷量を減らし,

昭和61年には,関東2,278トン(構成比2.9%),東 海・中京1,382トン(1.7%),関西15,228トン(19.2

%),中国8.42アトン(10.6%),九州11,556トン(14.6

%)となっているのに対して,長崎への出荷量は横這 いで,同年39,556トン(49.8%)となり,全出荷量に 対する構成比は昭和52年30.1%から昭和61年49.8

%へと上げている。l

 b.荷三時の判断基準と長崎丁場の位置づけ  市場の選択は,どの魚種をどれだけの量どこの市場

に出荷するかという「荷割」によって行われる。荷割 は,生産者自ら行う場合=生産と営業が統合された

「生販一体」と,関係会社が生産者に委託されて行う 場合=生産と営業が分離された「生販分離」がある。

長崎では,調査経営体のうち,「生販一体」が8経営 体,「生販分離」が2経営体と「生販一体」が主流と なっている。

 荷下時の判断基準として第一に挙げられることは,

市況,相場,それに直接関わる入荷量等で,7経営体 がこれを挙げている。ある市場で,ある魚種の需要が どれだけであるかは,最終的にその相場が表すことに なる。需要以上に供給(入荷量)があれば価格は下が り,その逆では上がる。

 仕向特別出荷量の推移も,結局は,その市場価格か ら出荷経費を差し引いた手取りが多いか少ないかを基 準に魚種数量を荷割していった結果にすぎない。そ ういう意味で「長崎仕向が増えた」等の変化を聞くこ

とはできたが,意図的に荷割を変えたり,判断基準を 変えたということは聞くことができなかった。ただ,

水揚絶対量の減少のため,以前のような「とにかく量:

を消化するために多くの市場に分散させる」というケ ースはなくなっている。

 市況等の情報は,現在,全ての経営体が各市場の荷 受(卸売り会社)から毎日電話,FAXで受けており,

以前のように,東京,大阪等に自社の出張所や連絡員 をおいて情報収集にあたるということはない。このこ とに関して,情報のスピード化,平均化により,各市 場の価格差が近年小さくなってきている,と指摘する

ものが1経営体ある。

 荷割時の判断基準である市況が,ある魚種について,

ある市場で常時高価格がつき量もはける場合,その逆 の場合,それは「向き,不向き」すなわち魚種の市場 特性という大きな傾向として認識される。従来強いと されていた魚種の市場特性は,現在でも強いとするも の5経営体,やや強いとサるもの2経営体に対して,

やや弱いとするもの1経営体,弱いとするもの1経営 体で,(無回答1経営体),依然魚種の市場特性はある ものの以前より若干弱くなっていることをうかがわせ る。このことは,ハモを例にとると,以前は潰物とし て長崎, 下関,神戸での需要と,関西での惣菜物とし ての需要のみだったものが,東京の関西出身者の増加 により東京でのハモの需要が発生してきている,とい うような人ロの移動による消費の変化が一つの原因と 考えられる。

 このような中での長崎市場の位置づけだが表一4,

図一4仕向地別出荷量の推移でわかるように,絶対量 は横這いだが出荷比率は増加して昭和61年現在49.8

%と数字の上では重要な位置を占めるに至った。しか し,これを以て長崎市場が以西底曳業者に積極的に評 価されているとは言い難い。

 聞き取りで,長崎市場を積極的に評価したものは,

「長崎は単価が高い」と言う1経営体のみである。

 他の経営体も全て長崎仕向を増加させているが,そ れは,「直送をしても出荷経費をカバーするほどの価 格が他市場でつかなくなった」というのが主な理由で ある。昭和56年までは,それでも,出荷経費の上昇 を価格でカバーできない関東,東海・中京,関西の市 場への出荷を減らしながらも,中国,九州の比較的出 荷経費がかからない地方市場への出荷は漸増させてい たが,昭和57年以後は,それすら減少させるに至って

(9)

長崎大学水産学部研究報告 第64号(1988) 61

いる。また,魚種別仕向地別出荷量の推移のデータが 無いので断言はできないが,関東,関西での需要の多 い高級惣菜魚の漁獲が特に減少していることも関西,

関東への出荷を減らしている原因と考えられる。

 このように,直送のうま味が薄れ,以西底曳の水揚 自体が減少してゆくなかで,長崎市場の処理能力は一 定している,ということが長崎への出荷比率を増加さ せている原因で,以西底曳業者に長崎市場が積極的に 評価されているためではないと考えるのが妥当であろ

う。

 ただ,補足として付け加えておくと,長崎市場の評 価を上げ得る動きもないでもない。

 それは長崎魚市㈱冷販課による遠洋物(以西物)買 付冷凍で,以西物の価格を守るために,昭和53年から 開始された。

 これは,セリで売れ残った(指値が実現しなかった)

ものを,冷々課が買い付けて冷凍し,長崎の仲卸や県 外の荷受に販売するというものであり,主な買付魚種

は,アカイカ,マナガツオ,アカメ,シズ,ナマズ,

サバフグ等である。表一5に昭和55年からの買付金額 の推移を示すが,長崎魚市㈱関係者は,この買付金額 の増加と以西物の長崎への出荷比率の増加が一致して いることを指して,以西物の価格を守るという目的を はたしている,と言っている。それはともかく,昭和 61年の買付金額17億500万円は,長崎魚市㈱の遠:洋 物(以西物)取扱金額110億4762万円の15%を占め るに至っている。

表一5長崎魚市㈱冷二二  遠洋物買付金額の推移

ll召不055勾三 昭不056年 II召不U57ff 昭和58年

i昭禾[159年 口召禾060勾三 H召不061壬F

金額(百万円)

 707  641

1, 218 1, 316 1, 432 1, 520

L,1, 705 L

      く

(長崎魚市㈱より聞き取り)

 この長崎魚市㈱の以西物買付に対する意見を各経営 体に聞いたところ,好意的な評価をしているものが3 経営体あった。買取価格が低いとするものも1経営体

あったとはいえ,今後これが以西物の価格安定につな

がれば,長崎市場のそれなりの評価につながると考え られる。

5.生産,市場対応の結果

 これまで述べた生産,市場対応の結果,以西物商品 は市場に投入され,価格が形成されて,その後の流通,

加工へ流れる.ことになる。ここでは,流通,加工へ流 れる前の最後の段階として,魚種別価格,魚種別用途,

魚種別仕向地別出荷について迷べることにする。

 a.魚種別価格

 魚種,規格が多く,「直送」される各地の市場で価 格形成される,以西物の価格を正確にまとめることは 大変困難なことである。底曳協会長崎支部でまとめて いる魚種別平均魚価(表一6)は,長崎市場の価格に よるものであり,したがって,これは大まかな傾向こ そ表すものの,現実の価格と必ずしも一致しない。ま た,同一魚種でも規格が異なればそれは別の商品にな るので,個別商品の分析には不十分なものである。

 そこで,個別商品(魚種規格別)の現実の価格を みるために,資料が得られた2経営体の魚種規格別単 価(表一7,8)を示す。これからわかることは,同 一魚種でも規格(函,大きさ)が異なれば,価格にか なりの差があるということで,「規格が違えば別商品」

ということを端的に表している。

 一般に環物とされるタチを例にとると,平均単価は 113〜128円/kgだが,中には量としては少ないが,

300円/kg代のものもあり,これはおそらく惣菜用 であろうと予想される。このように,魚種規格別単価 をみることは,用途を推定することに有効であると考 える。

 b.魚種別用途

 魚種別用途の推定は,主に各経営体と長崎魚市㈱か らの聞きとりをもとに行った。資料一1は,その推定 の主な根拠と結果である。(ここで加工用としている ものには,潰,その他の加工の他に冷凍も含んでいる。)

 結果を単純化して,各魚種の加工用の比率と量(昭 和61年)を推定すると,タチ85%6,500トン,コウ イカ50%3,300トン,アカイカ70%4,300トン, シ ログチ80%4,100トン,ハモ40%1,700トン,アカ メ60%2,100トン,エソ100%3,000トン,レンコダ イ15%400トン,ナマズ20%500トン,シズ35%800 トン,スエイ100%2,300トンとなり,これだけの魚 種の59%29,000トンが加工用となっている。(これは,

(10)

62 池凪八木,浜旧:長山奇以酉底曳網の丞1三産と市場の対応の関係

  表一6 昭和61年 底曳 協会長崎支部 魚種別∫IZ均魚価

(ll t{ 1 :一[iJ/10kg)

12

脚㎜礁㎜㎜論纂繍鰯舗蜘鍛鋼黙⁝㎝㎜耀㎜掘欄欄㎜11      i

11

㎜醐普c遡欄糊㎜難撚細蟹鰯㎜覗㎜魏㎜繭細細捌欄難

10 9

㎜翻㎜塑脚.脚一㈱枷㎜㈱㎜一㎜㎝︻㎜一㎜㎜㎜欄脚働㎜㎜謝十念㎜枷廼翻㎜㎜㎜脚㎜枷㎜&臥し島   既 亀τ生翫4 瓜L 瓜 3L瓜3乞La刷瓜L  鼠瓜aL 凧歌街生広凧乞駄3       1

8 7糊魏驚﹇繋㎜翻羅即幽幽皿響鰯愚襯⁝﹁㍊糠﹁欄㎜1       1

6

翻糊鑑識霧難綿幽幽欄轍鰯覗襯脚癬翻即職漁      1

5

脚翻撚翻囎面癖羅㍊即騨繍糊欄㎜灘㎜糊欄糊難−       塁

4

㎜熟畑㎜翻糊㎜響欄鐵愚痴⁝熱論欄加熱羅糊欄欄糊㎜1       ︻  1

3翻羅愚撚獅繍羅繭紬馴糊⁝羅㎜難鰯瑚繍㎜繍㎜−      1

2

難㎜⁝謡⁝蜘羅翻欄難㎜⁝即藩細論翻㍊鰯油襯脚卿器1      1

−︑ 撚㎜欄澗⁝講評縄欄綱欄翻撚㎜繍㎜㎜蝿㎜鰯油欄黙1       1       . .      ﹂

り月別種魚

いいそちぢちぢもびおいかいいめためべいちいっすじじらずずすちうらぐぐいめんこかかかかかびに他だぐぐ えっれれ痢し せだむあ    ぼしふふ さ い沖いいいえだ侃ろぐろ怠学だ謡らかか−いまからわまま奮応え㌦な痴かか蹴のまれえしきしたは大ま憾めさそひああにふごああきひあさなしかこほかさそすふにあこしあわそそかそ

(底曳.協会長崎支部資料)

(11)

長崎大学水産学部研究報告 第64号(1988) 63

れんごだい ㊧レンコ 16,230 Q0,020

952 W06 な ま ず

⑳豆

Sナマズ

宴iマズ

1,050 V,020 R0,830 R8,900

68 Q73 S91 S3凹

し  ず

㊧シズ

59,250

T9,250

286 Q86 す え い ㊥スエイ 49,225

S9,225

278 Q78 表一7 昭和61年 魚種別規格別単価(a)

(a社資料)

表一8 昭和61年魚種別規格瑚単価(b)

魚  種 規   格 数量(kg) 単価(円/kg)

た   ち ㊥小豆

?セ:η

1,027,000 P18,001 P,145,001

99 R37

P.28

甲 い か ⑳甲イカ 1β45,181

P,845,正81

553 T53

あかいか ⑳赤イカ

?ヤイカ

S豆S小豆

130,026 U07,662 R49,999 P34,654 P,222,341

615 P,044d830

しろぐち

①口口

S早口

870.・150 R9,728 X10,178

1墓347

あ   じ

㊧アジ

SアジS小 S豆

775,440 P55,246 P93,167 U7,691 z,191,544

424 P26 P41 P44 R23 一は   も

㊥大

宴nモ

42,825 U07,447 U50,272

ll1539

あ か め

㊥豆

S赤目

404,250 U18,956 P,023,206

︐1;251

まながつお

㊧マナ

Sマナ

90,162 P24,033 Q14,195

1β48P11

え   そ

㊥エソ

Sエソ

? エソ

704,150 P0,816 Q8,850 V43,816

151 Q52 P60 P5隔

れんこだい ㊧連子

S芝S豆芝

Sバラ芝

344,115 Q3,1M W3,473 T3,157 T03,859

1,179 S20 R78 R69 X26

な ま ず

㊧ナマズ

5,778 531

魚  種 ・規   格 数量(kg) 単価(円/kg)

た   ち

㊥大

?Q段?、

?チ大S太刀

11,100 X,325 S40,200 P9,850 S8,285 T28,760

326 P30 V7 R51 Q86 P13 甲 い か ⑲甲イカ

燕bイカ

29,925 R5,250 U5,175

261P11

しろぐち ㊥大中

?ャ?、

?Q豆?R豆 S白口

144,150 Q26,750 Q60,300 X2,025 P,225 P0,245 V04β95

357 R45 R11 P80 P28 Q63 R11 あ   じ

㊥アジ

?Aジ

?、

125 P,380 V00 Q,205

60 Q08 Q04 P98

あかいか ⑲赤イカ 艶ヤイカ

1,230 U5,590 U6,820

謂666

は   も

㊥大

?Xズハモ

S5入〜9入

S2段

S3段 ・

S豆

Sスズハモ

Iハモ子

28,075 U1,775 U85,710 P58,655 P52,295 S3,440

@1,185

@225

P,131,360

354 R34 R70 R80 Q88 P69 S56 P,224 R51 あ か め ㊥アカメ

Mアカメ

1,025 P3,425 P4,450

56 P65 P57 まながつお

⑳マナ

S2.5段S2段 R3段S4段 S豆R黒マナ

?}ナ奄Q段

?

53,220 R2,955 Pβ30 Q3,295 U1,125 U,735 P,890 P55,130 S,370 W,540 R49,090

286 T99 U05 X2 P35 T8 P29 U58 U86 X12 S58 え   そ

㊥エソ

39,725

R9,725

148 P4漁

れんこだい

㊥芝

?、M芝

1,925 P,850 P5

178 P80 R33

(12)

64 池凪八木,浜田:長ll碕以西底曳網の生産と市場の対応の関係

な ま ず

⑳ナマズ

371,306 525

377,084 525

し  ず ㊧シズ 644,220 521

⑳豆 22,126 77

666,346 506

すえい ㊥スエイ 593,075 246

593,075

(b社資料)

資料一1 長崎以西底曳漁獲物魚種別用途

(一一t)は昭和61年の数値

。タチ(7,674t)

 ・長崎(4,522 t)の70〜80%は加工

 ・豆タチは加工(潰。ちんみ)一潰:長崎,下関       ちんみ:長崎   豆:太刀=90;10(A社61年)

  豆:小太刀:太刀=94=4:2(B社58年)

  豆:2段:太刀:大:特大=83:2:9:2:4        (C社61年)

→80〜90%(約6,500 t)以上が加工用

。コウイカ(6,544t)

 ・「長崎(3,432t)の90%以上は加工一多様(むきいか〜

      ちんみ)

 ・小さいものは長崎で加工(D社61年 長崎40%〔加工〕

       勇ミi仮宇申 30%  ソL少卜1 30%)

 ・小:ちんみ等加工 大:冷凍(B社)

 ・冷凍有(E社)

 ・コウイカの良品はモンコイカ等の高級物と同様に京阪袖  名古屋,東京へ生鮮出荷か?

  豆豆:豆:小:キズ:甲イカ=10:14:6:5:65        (13老1二 58{:i三)

→40〜50%加工(むきいか〜ちんみ),冷凍を含め≒ると50%

  (3,300 t)以上が加工用、

。アカイカ(6,176 t)

 ・長崎(約3,900t)の80%は加工(ほとんど冷凍)、

 。冷凍(A社,E社, F社)IUI−Tl;(D社一ほとんど, F社)

 ・大:惣菜用 小.:抑工用   豆:赤イカ=・24 :76(A社61年)

  豆豆:豆:大豆1:小;赤イカ=44:21:20:1: 4..

       (B社.58奪1>・

→冷凍(3,000t以土〉を含むと約70%〈4,300 t)が加工  用か

。シログチ(5,129t)

 ・長崎(1.407t)・の70〜80%が潰加工

 ・神戸,大阪,名古屋へ潰用として出荷(神戸→小田原ル   ート多?)

 ・大きなものは惣菜用も若干有

  豆豆:豆:大豆:小:白口=4:5:21:49:㍗・

       (B社58勾三)

   2豆:豆:小:白口:大中==・13:35:31:1 ...:20..

       (C社61年)

→80%(4,100t)以上が加工用(=潰)

。アジ(4,298t)

 ・資料無し

。ハモ(4,186t)

 ・豆ハモ,スズハモは(開き,潰)加工用となり,小〜中  は惣菜用として京阪神へ(スズハモー潰,中〜小一惣菜  小〜豆一隅,開き)

 ・神戸,長崎,熊本には舶用として豆ハモが  ・仕向地が限ら れている

 ・冷凍もできる

  ハモ:大ハモ=96:4(A社61年)

  豆:小:ハモ:スズハモ=5:19:57:19(B社58社)

  豆:3段:2段:5入〜9入:大:スズハモ       =4:3:14:61:2:6(C IS:61杢1三)

→60%(2,500 t)以上が惣菜用か

。アカメ(3,571 t)

 ・長崎(2,926t)の70%が加工(開き,潰)

 ・九州以外にはほとんど行かない

→60%(2,100 t)近くが(又はそれ以上?)加工用か

。マナガツオ(3.170t)「

 ・高級惣菜魚だが,みそづけ等のノ川rr.,冷凍もある。

→加工,冷凍の比率は不明

。エソ  (3,005t)

 。長崎(約3,000 t)の70〜80%が潰加工(ほぼ金てが長崎  へ)

→エソの場合惣菜用とされることはまれなのでほぼ100%

  (3,000D加ユニ用と考えた方が良いだろう

。レンコダイ(2,682t)

 ・長崎(467t)の50%が加工一「小だいのささづけ」

  「すずめずし」の原料として福井(主に),大阪へ  ・109看冷1東(A社)

 。主に惣菜用(H社)

→15% (400t) fifj後登口二]二Ellカ〉?

。ナマズ(2,564 t)

 ・30%は長崎へ加工用として(D社)

 ・長崎:直送=18%:82%

 ・小は加工,多い1時は冷食用にまわる(1社)

 ・62年にかぎって20%弱冷凍(A社)

 ・加工有(A社)

 ・大は惣菜,小は加工用として長崎,下関へ(G社)

 ・主に惣菜用(1−1社)

   ナマズ:小:豆耳 94:2:4(B社58をド)

   ナマズ:豆=・97,:3(C社61年)

→20%(500t)前後加工用か?

。シズ(2;340 t)

 ・長崎(591のの80%冷凍(=・ヲ1旺〔開き〕か)

 ・90%長崎へ,うち90%加工(開き)(D社)

 ・冷凍,鋤工(開き)(F社)

 ・62年にかぎって冷凍60%(A社)

→30〜40%(約800t)(あるいはそれ以上)加工用か?

。スエイ(2,321t)

 ・ほぼ100%長崎へ加工用(ちんみ)として  ・加工(ちんみ(D社,E社,1社)

→100%(2,300t)加工用

(聞き取り調査により作成)

参照

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