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轟議

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(1)

魚 群 探 知 機 に 現 わ れ た 記 録 の 解 析‑V.

黄 海 下 り え び 漁 場 に つ い て(1)

Analysis of Fish-Finder Records - V.

On Winter Shrimp Trawl in the Yellow Sea (1) Keishi SHIBATA

Now fish-finders have been installed to almost all trawlers by fishermen to detect fish, and above all, in the midwater or off bottom trawlings, fishermen have to decide their net hauling depth according to the fish density traced on echograms. Therefore, they have been investigating earnestly to interpret the echotrace.

Much has been written about the reverberation of ultrasonic sound at the Yellow Sea and the East Sea by TSUJITA, NISHIMURA, HAMURO and others. The author, on board the two boat trawler, the Tôkaimaru, #33 (belonging to the Taiyii Gyogyô. Co.) during the period from 25th Dec., 1963 to 5th Jan., 1964, made a preliminary research on trawling of shrimp (KOraiebi, Penaeus orientalis, commer- cial named Taishôebi), from the standpoint of the user of a fish- finder.

The details of catch per haul of trawl and plankton nets were shown in Table 1. In this research, the author observed as follows.

1. The reflection loss of Koraiebi X 5, full length 22 - 24cm, (see Fig. 2) was 38db.

2. The scattering layers (SL) showed remarkable journal migration, but lower SL near the sea bed showed little migration.

3. After his 17 hauls of 7.5cm plankton nets, the author did not prove organisms of SL and supposed that the origin of SL was

not only plankton (Schizopoda, Copepoda, Amphipoda, Sagitta and etc.) and marine snow as shown in Fig. 12, but also distinct zone

of temperature and salinity of the sea water and exceptionally

SL near the sea bed might be by muddy water disturbed by trawl nets.

4. On the 50KC echogram, the number of single traced at the cove- rage depth of trawl net was also in substantial agreement with

the number of fish caught per haul at the rate of water volume

covered by trawl net and echo beam, but on the 200KC echogram,

it was very difficult to estimate such a relation, as it catches too sensitively, the reverberation from any scatters in the sea water.

The author hopes to have a further opportunity of studying above questions.

(2)

キンメダイ・カレイなどの反射損失の

測定を行ない,CσSHING4・9・■■・■2)は

英国近海におけるトロール漁場および Herring漁場の魚探による調査を行な い,特にHerringにおいては,その餌:

では記録に現われた数と漁獲高の間に相関があることを認めているが,そのうちの価値の あるものと価値のないもの,および魚群と散乱層 (Scattering Layer以下Sしと略称)

を識濡することが問題にされているようである.

 以西漁場における魚探記録の本格的な 研究は,1956年頃から辻田1.),西村2),

葉室z3),橋本7)および間庭ら8)によっ て始められた.辻田■)は生物学の立場 からキグチ・シログチ・イボダイおよび Sしの日周運動を明らかにし,西村2)は 超音波技術者としての見地から,シログ チ漁場において,主として魚体の反射損 失,日周運動およびSしの観察等を行な い,また葉室3)は漁具実験の中で,200 KC魚探による記録と漁獲との関係につ いてふれている.その他,橋本・間庭7・

8)は実験水槽においてアジ・サバ・

       120e [一] 125 E

o      o 8℃

一 59㌦耽  、6O ,D

vKOREA

σ 12℃

35。 a6

13℃ aDノ、

「     ・, o    o●

o15℃

Fig. 1. The relat!onship between shrimp     fishing ground(28th, Dec.,ユ963     ・v3rd. Jan., 1964) and isothermoli−

    ne* (21st, to 31st, Dec., 1963);

    shade indicating the fishing ground .

料になるCalanusの分布と漁場構成を明らかにしている.

 これら諸研究者にならって,魚群探知機使用老の立場から,漁業者の疑問を明らかにし たいと考え,計画をたてるための予備的な手段として,大洋漁業長崎支社以西底曳漁船第 33東海丸に乗船し1963年12,月27日から1月3日の間,主として200KCで黄海中央部の

下りエビ (越冬回遊群)漁場の調査を行った.研究の予備的調査であるため充分な成 果は得られなかったが一応コウライエビ(Penaeas orientalis以西通称大正えび)の反 射損失ならびにその魚探記録の特徴と,今后解明すべきいくつかの問題点について報告す

る.

調査した漁場について

 調査を行なった海域はFig.1に示す通り,黄海中央部34。一50/N・122。一30 E附 近で,水深の傾向は西側は浅く45〜72m,表面水温は10.2〜10.8。C, 30mの水温は10.0

〜10.6。C,塩分はそれぞれ17.44〜17.59%o,17.44〜17.63%oであった.コウライエピの 漁場は池田■o)が述べている様に,暖冷水塊の収敏線附近に構成され,西側(水深45m)

に♂が多く,中央部附近(水深62m)に♀の密集群が型成されることがあり,そして東 側(70m)には♀およびキグチが見られたが♂は極めて少なかった(♀:♂=100〜80:

1).漁況はTable 1に示したように極めて低調であったが,漁場においては所属社単 半Fi審・1の等温綜は長崎海洋気寒台の旬報(1963212月21目〜31目)によった,

(3)

柴田:魚群探知機に現れた記録の解析一一V. 27

位で相互間の漁況交換を行ないつつ操業しているので,Fig.1の海域では,当時♀群が 他と比較して濃密な分布を示していたと考えてよい.半獣30 以内の操業四九をレーダ

ーにより調べたが,約30組以上の底曳船と3,4隻のトロール船が数えられた..このよ うに密集して操業し,かつ高度の漁獲努力が加えられるから,海況要因と漁獲高の相関を 求めることは極めて困難である.なお,この調査期間の漁獲i物の主なものの名称をあげる

と,次の通りである.

商 業 名(長崎)

大きなあほかひ えぐ こぶ  ご正ん んし ﹂り びちやうかなめ

あかえい、すえい

さほたくまにひ さ が れ

ん  こ ち  う ろ め ば

な  が

いちおるたべら

コキナアホカ ウ ラ イ エ

  グ   ナ シソシ    ガ〃 フコザ    シ ビチグウメラ

アカエイ、ガンギエイ

ヤナギムシガレイ

    /!

    1/

ク  ロ  ソ  イ

マ  ナ  ガ  ツ  オ ホ   ソ   ニ   ベ ヒ      ラ

Pθ箔α麗50rientalis

Pseudosciaena manchurica Fugu vermicularis radiatus 1)ψ肋融5setigerus Mastelus monazo LePidotrigta microptera Paragichthys olivaceus Dαsyatisα肱ノθちRαノαren・ノei Tanqkius kitaharai

PlatycePhalus sP.

Trichurus haunzeia Sebastes sP.

Strowateoides echinogaster Miichthヅ5 i n6ricαtus Ilisha eZongata

探魚能力の推定について

 コウラィエビ以外の反射損失は測定しなかったが,橋本・間庭・西村が測定した各魚種 ごとの反射損失(Lp)の測定値をFig・2にまとめ,.記録の解析に使用した.魚探がど の程度の魚を何m深度まで記録し得るかを知るため,橋本7),間庭8),西村2)の方法に 従って次の測定を行った.凪の日を待ち(漂泊中,船にあたる風圧流のための反射体と,

船との関係位置の変化にともなう指向角係数による誤差を小さくするためには,出来るだ け外力の影響が小さい方がよい)1963年12月31日の揚網時間を利用し,標準反射体として       2d

      ≒33db)8・■6)を振動子の取付位置附近に釣り硝子玉浮子,径92mm(:Lg=2010g、。

      R

下げ,深度16.5mにおける反響余裕値(M)を測定し35dbを得た..これらの値は横 軸(対数目盛)に深度(m),縦軸に反響余裕値(bd)凌とったグラフ上にプPットし た.Xl)9、の距離にある単体からの反射音圧を・P2x(db), l mの距離ある無限完全反射体 からの反射音圧をPo且(db)とした場合次の関係■5・エ6)にある.

 poi=P2x十4010giox十Lp十2αx  したがって  Poi−P .・x == 4010gi(、x十Lg十2αx これはFig.4−1において(D)= LP,陽平=・4010g x十2αx,(A)=pol−PD.xであり,

F以下はその時の反響余裕値M(記録が姶まり,消える時の減衰抵抗値(db)であるか ら,P2x =Mである,したがって前にプロットした点にαの補正を行ない,4010g.i{lxの

(4)

Table 1. The detail of haul caught by shrimp trawl net,and

Date

Time of haul Lat (N)

Long (E)

Water temp. OC, Om

        30m Salinity %o Om         30m.

Depth of sea bed (rn)

Head rope height (m)

Catch by plankton net:

    Schizopoda.

    Sagitta     Amphipoda

    , Copepoda,

    others

Catch by trawl net;

    Koraiebi 9     Koraiebi. 6     Kiguchi     Nashifugu     Kochi     Anko

    Yanagimushigarei     Kanagashira

    other . fish

30th Dec, 1963

(Moon age, 15)

0940

一・ 1130

34−S6 122−25

10.0 工0.2 17.44 17.44 63 12

59 1020 58 1003

 1

1

1

6

1415  一 1655

34 一一 57 122 一一 27

10.8 10.6 17.49 17.51 63 12

91 654 98 427

05﹁⊥1

■⊥−←︵﹂

2

1850

一一@2120 35−OO 122−30

63 18−25

26 187 14 55  2

3︵∠

31st Dec. (Moon age, 16)

0620

一一一@0850 34−55 122−21

10.4 10.6 17.49 17,46 58 12

15 193 13 339

︵∠Qり︵∠﹁⊥︵∠

2

1105

一一 1235

34−54 122−20

0︻∠︵◎﹁⊥

55 138 29 514

︵◎ワゐ

1605

一 175Q

34−55 122−20

10.4 10,6 17.59 17.56 59 12

 3・

147 19 107

8∩◎﹁⊥︵∠

直線を引き,1mにおける値86dbに,標準反射体のLPである33dbを加え,この魚 探のP。1を119dbと推定した.次に此の漁場におけるコウライ・エビの平均体長に近い めすえび5尾を選び,Fig.3の如く細い竹串で刺し横に並べ,できるだけ游泳中の形を 保つようにして深度12mに釣り下げ;同様の方法でマージシテストを行ない,距離lm

におけるコウライエビの反射音圧P 。1を推定し,poi 一  Piie=112 db 一一 81db = 38dbを

♀エ・t  5・尾群の反獺失とした・な繍体の反獺失Lはし鋤+2・1・9・・tt ff,(N

=個体数)で表現されるから,♀エビ単体のLPは40dbであるとした.

 次に測深能力を推定するに当って,一応底質が泥であるとし,200KC匠おいては, Lb

= lsdb,α == 50db/Kmであるから,測深能力を示す式工5)

  pot=P2k十2010gio2x十2αx十LbにおいてP2x= poi. 一一一 20109102 一一 20109iox 一 100db   /Km×x−18db :119db−6db−18db一一100db/Km×x−2010giox :95db−100db/Km   xx.2010giQx

(5)

柴田:魚群探知機に現われた記録の解析一一 V. 29

plankton net (sunrise about 08h−OOm, sunset about 17h−50m).

lst Jan. 1964 (moon age, 17)

0510 1 1030

O7001 一noon 35−OOI 34−58 122−20 ユ22−16

10.6 10.4 17.55 17.58

1505

一 1645

34−49 i22−18

1935

−2100 e4−28 122−18

2nd Jan. (moon age,. 18) i 3rd Jan. (moon age, 19)

0︹∠貧︶−

17 164 168  1

2

7﹂︹∠只︶−山 ︵◎2 3

20

■⊥つ911←− 8︵∠︑51⊥

42

9.6

13 191.

44

1

︵UO︵◎2 091⊥3︵∠ロQ−⊥■⊥41←−←

1

M.N.

一一@0230

34 一一 45

122−28

 8) 68 1 12

422 t

 17  23 1111

0900 1 1325

−10151 一1500 34r40i 34−45 122−45 ユ22−50

10.2 1o.o 1

・71⊥ βQ︵︶︵∠3 7 1

 1 172 23 94

    1  6 i   l

ll l

 2  1 1  1 1 − 1 1 1  1  i

ii13

1 i i

l 14

煙i望IL

■⊥2741

30 336 77 772

2

−⊥1←﹁⊥

轟議

        il:l

       i17.63         

、2で、411111

   }

3851 ・・i6

1077     298    i758

34     i19

985      69    i205

 1    1

       1

 1  1 13

1

1

1 1

1

ーマ←

1

 1430

−1600  34−OON

122−56E  IO.60C  10.80c

17.63.0/.

72皿

12m

258 1224  26 1864

 5

∩∠︵∠ユ.

1

の関係が成立する...したがって測深反響余裕値曲線は20109、。xにαの補正を行なったも のであることが分る.またこの式はSound beamに関して充分な拡がりを持つ魚群およ びDSLの場合Lbの値が変るだけでそのまま適用されるから,マ 一一・ジンテストを行え ば下記の海底湖深マージン,曲線との距りを示す反響余裕値から反射損失が推定される.

以上の方法にしたがって求めた第33東海丸魚群探知機の能力曲線をFig.4−1,2に示 す.Fig.4−3は第6長洋弓のものである.この図から見ると,第33東海丸が通常使用す

る感度4〜6において,全長27cmのシログチ(200KC2)で20db,50KC2)で26db)程度 の魚は200KCおよび50KC共に40〜70cm迄記録できる.・また12月 28日22時頃の曳網中

(Fig・5・の蜘において・単体の反丁丁(Lp==2・1・9・・》舌・÷・か惹

であるから同一三三であれば,魚の大きさの函数であるS))の測定を行なった.感度を種 々に変えて,各感度において消えかxる記録の深度(xm)と反響余裕値(db)を求め,

(6)

60

50 D

v

.H 40

ぎ30

署、。

10

0 10

Fig. 2.

*1, 12cm, anchovy8),

1

ワμ 3△τ  5戸0  789101112

      13       14       15

 14 24 28 50 100 200

   Freguency in KC.

Reflection loss of fish (black spots were mearsured by Shibata and diamond spots by Nishimura).

2. 15cm, jack mackere18).

3. 19.4cm, sardine8).

.4. 22一一24cm, Koraiebi 9 ×5.

5. 31cm, alfonsin8).

6. 37cm, crab mackere18). 11, 27cm, white croaker2).

7. 20cm, frog fish8). 12. 30cm, sepia (Mongoika)2)

8. 73cm, hairtai12). 13, 40kg, yellowfin tunai8).

9. 64cm, sharp toothed ee12)・ 14, 56kg, yellowfin tunai5).

10. 45cm,. llisha elongata2). 15. 200cm, blue sharki5).

Fig.4−1にプロットした結:果,18〜54 dbと推定されるものが25mから海底ま

で平均して散在してtL・ると推定された.

Fig.2に示した周波数と魚種別反射損失 のグラフから記録された反射体は,ホシ ザメ全長約60cm,大型キグチ約30CM,

アンコウ約60〜20cm,ナシフグ約30〜

10cm,コウライエビ約40dbおよびはち くらげ類直径80〜30cmなどの単体およ び昼間大きな群を形成する小型タチウオ・

ビラ・ツマリエツなどの小型魚の一群で あろうと推定した.

 Fig.5左側は曳網中の200KCによる 記録で50m附近の細い横線ぽ無線式網 高さ計(Netsonde)による前天中央部の 高さの記録で,この場合グランドロ 一一プ は完全に離底(海底より5mの高さと推

kT xt x,

⊥︾

Fig. 3. Hanging te$t of Koraiebi, Penaeus     orientalis, Full length; 22−24 cm,

    total vv eight; ca. 400g

(7)

柴田 魚群探知機に現われた記録の解析一V. 31

︵ρで︶巴房の①﹂畠唱ロコ︒の︒≧θ£ω出︵書︶巴房の①出唱¢3のω﹀咽日邸﹇①出 O>蝋り邸一〇鑑

(    ( p  Q)    )

110

P00 X0

1

 1     (A):Po1−M

?uぎ錨2畿_、,b、。,:, ・…g・…h22…側短・1963     (D):Lg=33db(glass ballφ92mm>    ●Scatte「ing iaye「

1 (E):Lb霜20 io92+18db       ×Hanging tesし

@      卸〔,S〔〕unding off Goto ls. 26th Dec,

@      Se∂      6ed

︵ぐ︶ β︶

         二一遜転       、

1  馬

B80

@ 70

@ ,60

@ 50

@ 40F__

@ 30

@ 20

@ 10

@  0

一 一一 一 一 の 一一 一 一 一一 一 一  一 一  聯 一  鱒 一    o 一 一  一 一

一〕く

o 、侮

  3

@ ε

@  田て} コ

ナ署O  hの  自噂

100 90

80 70

0065

40 30

20

10

0  1

130 120

110

100

90 80 7e

60 50 40 30 20 10 o

1 1e 20 30 so 70 leo 200 3vo 

10 20 50  Depth (m)

100 200 300 500 1000

 恥a6ed

@ 餓メ編

ホ  %蛎

@    @駕% 臨%象勿

\、

1

1         10  20   50  100150200300 500 1000   2000 Fig. 4.

0・VO2468

Vol.

0 1 2

3 4 5 6

      Depth (m>

The relation.between depth and sound pressure.

4−1 to 3 (top to bottom) : 4e一一1, 200KC ; 4一一・2, 50KC and 4・一一・3, 50KC.

(8)

5

■−9

F

e 2 bl

Ta

The typical nocturnal distribution of fish (19h−30m 31st Dec, 1963) by 200KC. Fishes are scattered in sea water.

The field test of minimum range of 50KC by pingpong balls.

Name

ABCDE

Number

of ball

Depth (m)

 on line    1

   1    1    3

weight

22.00 23.15 23.35 23.85 25.00

Distance each other

1.15 0.20 0.50 1.15

Depth (m)

on record 20.0 21.2

21.9 23.0

Difference

1.2

0.7

Ll

下学

弓︐︐祉垂

︐3 ︐

5

  ∬

・脚榔 偽

耀

鰯麟煉.. 鵜  魏姻灘

  魯  く  騨

︑・ξ鼻  喰

︑馳毒︑   ㍗・

︵ 奪㎞冒

響︑ き     ン 瀞

 匹ウ  ◎騨㌔

 諦 糊

 弊 ︑

灘塗 嚇 拶   賃 寡 窟

 爵粂 触寝 野饗 り軽羅簿¢難

9 6

︐−F

 ∫〉 ゆ

   、欝蟹

  ヂ くキ  、豫 アン3  ,

         ) S. s

灘議繁ゑ紘露箏離離叢勢懇懇急 ㌶嘆

  喚へ  taVt 膨    〜 ・

    ヲ

 ;  .r     康 武轟脚、.

tU 嘔騨脚締 

  

   り嚢、

ρ  , 向 

  謎喋   鴬喋   誕》

I   莞

 な場二藁=;

  津

鰻  鑓ギ職

き鑓

㍗、  彰き

れ       へも

   ちぢウ

  鑛鑛   辮蕪

駕喉獅

講《》

,欝

駕響

      轟磨〃灘

一讐

i  

      き ご嘩晦

       纏臨

       ジ簸灘/縦・麟塞鵬擁護織駕駕

      尋

The test of minimum range by 50KC.

(9)

柴田:魚群探知機に現われた記録の解析一V. 33 定)しており,このような場合ホソゴチ,カレイ,ヒラメなどは漁獲されないことが多 いこと(分解能は40cm程度のため,海底とその附近の魚群は記録されない)から,記録 される単体の中には含まれないとした.次にこの魚探の分解能を調べるため,直径39mm の国際規格のピンポン球を用いFig.6ように釣り下げ記録し, Table 2の結果を得た.

Fig.6から明らかなようにBおよびCは分離し得なかったが, BとDは完全に分離し得 た.またBD間の反射音の無い部分の間が深度にして0.4mであるから,約0.4mま では分離し得ると推定した.各部分のピンポン球の反射損失を測定したが,39dbあった

3個球であるDの記録にはやx濃淡が見られるが強い反射の部分で35〜36dbと測定し k. Bの記録は39程度ではないかと思われる・これらの値はL8潤から直径39mmの 場合4・dbとなり,またし=Lp+2・1・即六においてN−3嶺から,L÷35dbと なり実測値と大体一致した.またCUSHING4)によれば,魚群体からの反射は,音がその 構成単体相互間で複雑な経路の多段の反射を行なった後,振動子に帰り,群体外周からの 反射音の到達時間との間に二野を生じるから,群体の場合は記録が深度側に長く,海底附 近の場合は海底表面より下部まで記録される.しかしこの実験では反射体が少数のため,

この点は明らかにし得なかったが,底魚漁場でも,単体の記録は■8)群体と明らかに区別 し得た.また魚探記録の型状から魚の遊泳速度の測定は,探魚範囲を正確に計算すれぽ推 定が可能となる筈であるから今後明らかにしたい.

散乱層(Seattering Layer)について

 再びFig.5およびFig.4−1から水深62m 12月30日22時Scattering layerの反 射損失は深度10mにおいて52db,海底から高さ10mにおいて42dbと推定した.こ の時このSLは上下運動を終わり,安定した状態である. BARHAM5)は管クラゲ類がそ の気泡体の中の炭酸ガスを発生したり放出したりして,垂直運動を行なうといい,ま たTucKER6)はSan Diego沖のDSLが上昇下降の過程において最大の反射を測定し て居ることなどからSしの反射損失を測定する場合には安定状態を標準にすべきで あると考える.また橋本・間庭7)がプランクトン,ネットで採集したもの(ホルマ

リン固定)の密度と反射損失の関係を,水槽実験によって明らかにし,間庭もサクラ

Fig. 7. The descend migration of scattering layer which contained groups      of fish and single fish by 50KC (Choyomaru, #3, D3−A type).

(10)

エビ漁場のDSLを測定し24KCと200KCのの間に14dbの差があるとしている.こ.

れから周波数による変化傾向が仮に15109、。f(frKC)の比例関係にあるとして200KC の場合は沈澱量にして推定するとプランクトン量:は海水2.S!当たり47.4mlの密度の 場合,反射損失は44dbとなる.:Fig.7は日出后下降中の場合のもので, S しの中にこ の附近のほとんどすべての単体魚,およびクラゲ等を含み,Sしと魚との関係を明示し ている例である.このように日出没時を境とし,照度に反応してSしが垂直運動を示す こと自体,これらが生物で構成されている証拠であり,またこの様に連続して記録される ことは,決して潮目の如き10calな現象ではなく,海面にpatch状に広がったものが一 様に上下することを示しているのである.またその上降の速度はヒリッピン海域における DSLのそれが7〜11m/minであったのに較べて,はるかにゆるやかで1〜3m/minと 考えられる.この漁場に,おける日没后のSL垂直運動をFig.8によって説明すると,

LSD

   11m  m  m  m  m  m mO 10 20 30 40 50 60

∵・●

b

■o

\翻即U

80

電●

LSD

18型巫

Sunset 17−55

玉8旦 18堕 18堕

Time of Observation

18皿 22.堕

Fig. 8. The evening ascent diagram of fish and scattering layer on 30th     Dec. 1963 at the Yellow Sea by 200KC. Small dot; single fish or     small groups of small fish. Arrow; moving direcction of fish.

17時頃海底から10mの高さの所にかなり濃いSL (約35db)が存在し, 日没時に なると,海底附近にあった魚らしき単体が急に上昇を始め,このSしの上縁まで上り,そ の頃からLP= 55dbと推定されるSしが海底附近から現われ,日没后4〜5分には底層 SLを超え,18時16分には16mに達し,底層のSLはやx上昇しながらうすくなり,また

それ以下の所に濃いSしの部分的な生成が見られる.魚は昼間は海底とこの上層のSし の上縁との問に多く分布し,小型魚の小頭らしきものが25m附近に連続して現われ,時

として10〜25mの聞に大きな群を生成することがある.日没になると海底附近の魚は急 に上昇してSしの中に多く見られ,一部が底近く残るようであるが,日没后15分頃底層の Sしが解消を始める頃から上方に分散を始め,18時40分には20〜50mの間に点在するよ うになる.また18時15分頃から後は,小魚が大きな群体を生成することがなくなり,分 散して単体あるいは小馬(単体に見える)を形成するものと想像される.22時の記録

(Fig.5右端)から見ると, SLは0〜20mに存在し,単体は25〜50mの間に分布し,

その下縁には濃密に分布してSLを生成し,その下の約2〜3m以深の底層Sしとの問 はやx空白となる現象を示す(Fig.8参照).次にFig.9は1964年5,月21日東海(30。

一一R0 N,125。一39 E)における14KCによるSしの上昇運動を示す.この海域でとれたマ アジの胃中に多数のEuphausiaが見られ,網につけたプランクトンネットにEuphausiae

(11)

柴田:魚群探知機に現われた記録の解析一V. 35

灘鰹

        生肝

㌧無:轍獅晦 纏驚

磁蜘︑船

 衡1恥鞭

驚灘鱒.鵡鱒  葺鞠灘購鱒 欝 勢 勢繍麟撫

Fig. 9. Scattering layer s ascending stage at the East Sea on 21st      May 1964 by 14KC.

Copepoda, SalpaおよびAmphipoda等が見られた.

 この様にSしの上昇に際し,垂直運動速度を異にする二層に分れる現象が見られること もあった.またこの内,特に底層のSL附近は魚が記録される上限になることが多いことか ら,漁獲に関連があるのではないかと考えられるので,この層の構成を明らかにする ため,Fig.10に図示したように網のsquare net前縁でhead ropeが wing net head ropeと結合される部分に(Netsonde記録より約2m下)小型ネットを取り

Head rope hight 12m一ヅ∫二  、、、、

∈9

Fig. 10. A shrimp net of two boat trawler and plankton net.

付け,この層に:おける採集を行なった.採集物は既報■9)の場合と異りTable 1に示すよう に,Euphausia, Sagitta, Capepoda,Amphipoda類を主とし,その他ゴガイ類,ウリ クラゲ類および巻貝なども見られたが,Sしとの明らかな相関は見られなかった.また

t高≠窒奄獅?@snow と思われるものも若干見られ,毎曳網時にネットが泥で汚れている現象 も見られた.なおホルマリンで固定した後の全沈澱量は30〜80ml.であった. Fig.11 の記録では,この底層のSLは47dbと推定されたが,これは橋本間庭7)および間庭s)

の実験結果から42.8KCにおいて57dbと類推されプランクトンの密度は2.5!当り 16mlあると類推される.また一方この時の小型プランクトンネットに依る採集量は,90 分間の曳網*を行って約80mlであった. Fig.12はこの採集物の一部を示し,個体数 はEuphausia 248, Sagitta 1224, Copepoda 1864, Amphipoda 24であった.

*曳綱速度を約2.5ノット,ネットの濾過率を50%と仮定すれば、全濾過水量は4.5×106m1である.

(12)

Fig. 11. By 200KC (15−OO 3rd Jan., 1964).

Fig. 12. Organisms of the plankton net hauls at the above position      Euphausiids, Amphipoda, Copepoda, Sagitta and marine snow.

 採集物の密度は0.117/2500となり,橋本の実験値から推定した密度1.6/2500よりも 極端に小さく,この反射には他のものが加わって,その原因となっているものかもしれな い.橋本7)の場合,ホルマリン固定標本を用いて反射損失を測定しているがこの大きな,

相違は生きているプランクトンの反射率の増加のみに起因するとは認め難い.したがっ て,この相違はこのプランクトンネットによって濾過されるもの,すなわち漁網によって かきまぜられた浮泥およびマリンスノウなどの他にこのネットで捕えにくい遊泳力の 早い小動物類に原因するものと推定した.何等かの方法で,この層の大量の定量採水を行 なうことができれば,さらに原因を明確にできると考えられるので,今後その方法につい て検討したい.筆者が1964年3月5日長崎港外において,水中テレビによる海底の観察を 行った際,dredge状態のテレビカメラ外箱の下端から,泥士による不透明層が盛んに湧 上るのを認めた事,西海区騒騒の池田(未発表)が3月中旬黄海の「上りエビ」漁場で,

海底附近のこの層に可成りの量のマリソスノウらしき懸濁物層を観察している事,筆者の 行った曳網時プランクトンネットが泥で汚染している事,このSしが日周運動を行なわな い事,漁船が盛んに曳網している区域に限られる事,採集物の中にゴカイ類及び巻貝類等 底棲生物に類するものが認められた事などから,以上の推定を行った.又この底層のSし が照度変化に反応して垂直運動を顕著に行なわないことから.これらは塩分および水温の 躍層のみによって生じるのではないかとも考え,橋本・間庭の水槽実験の結果にもとづい て更に考察した.この漁場の30m層の塩分および水温の差はTable 1のようにそれぞ れ0.3%および0.8。Cであった.この全量がSしの部分(BTにより躍層の測定を行えば 明確であるが,器具の関係から筆者はOm,30mの2層について調査した.)で明確な境

(13)

柴田:魚群探知機に現われた記録の解析一V. 37 界を形成したと考えても,水温,塩分の此の程度の傾度では,ともに65db以下の反射損 率を示すにすぎない.両者の全量が同時にSしの深さで層をなしたとすれぽ,65 db 一一 2010gi。2から59db以上になる可能性は全くないと結論され,本魚探の性能から判断し

て,60dbでは40m以深は記録できない.

 したがって,以上の理由からこの海域におけるSLは,反射体の存在が要因であろうと 考えられるから,Fig,4にプロットされた約40dbの底層のSしおよび50dbの表層の SLプランクトンおよび異水塊による躍層とプランクトンの共存またはプランクトン以外 の反射体(マリンスノウまたは浮泥)もその原因とならねぽならない.

魚の記録の現われ方および単体と群体の区別について

Fig.13(50KC, vol.7.水深70m)における矢印は単一の魚(約26db,深度68m)

の記録である.此の様に上縁が双曲線における極限値の型をなし,下縁は不明瞭でこれよ りやs曲率が大きい双曲線をなす4・5・■6・■8・26).(最も浅く記録された深度が魚の真の深

Fig. 13. The typical diurnal echogram in the Yellow Saa by 50KC (9h−OOm      2P.th Dec, 1963) The convex shape shows single fish.

度を示し,その時の記録の深度尺方向の長さは反射が強い程長くなる).すなわち上方に攣 曲した凸レンズ型に記録されるのが単体の特徴である.記録の長さは発振勢力及び指向角 の大きさの他に船と魚の相対速度・魚の深度・大きさ,及び増幅度(感度目盛り)の函数とし て示されるもので,その他送波器から発射される円錐状超音波音軸に関する魚の通過位置 が変われば,以上の条件が一定であっても,音軸から遠ざかる程弱く,且つ短くなる事は 注意すべきである.従って単体はFig.13における矢印の記録の様に上限が轡曲した爪 跡状に記録されている.なおこれらの単体のLPは航海中,マージンテストの結果,25db前 後と推定され(航走減衰は2.5ノットであるから無視した)深度は68mで,この時の感度 は7であるから,Fig.4−2においてvol.7と26dbの単体の曲線4010g xとの交点 は75mである.従ってこの魚の最:大探知距離i 75mとなる.

記録に現われた単体数と漁獲量との関係

 Fig.13は12,月28日080s〜0985の曳網時の50KCの記録であるが,此の時の漁獲階数 はコウライエビ5, 大型キグチ2, ナシフグ6, アンコウ1, ホシザメ1の外,

カナガシラ類, ヒラメ, エイ類, ヤナギムシガレイ, コチ類などであり,又直径

(14)

50cm以上の 「クラゲ 」類が相当量見られた.又ground ropeが海底から離iれる程 度に所謂離i底曳を行った場合, 「カレイ」類, 「コチ」類等の漁獲が極めて少い事 から,これは海底に密着しで棲息して居り,記録の上では個体どして判別できないも のと考えた.従って記録に現われる魚単体は,先に述べた分解能から見て海底から『50cm 以上離れて存在した魚のうち,探知能力から見てキグチ(26db),アンコウ(≧26db),

Table 3.  Nu血bers of fish by haul on 28th Dec.,1963.

Narne of fish Yellow croakrr Puffers Angler fishes

Rays Sharks

Folk length  (cm)

27 一一 30

25−40

25 一 50

40−50 40−60

Reflection

loss (db)

26пr﹀﹀

Number of

fish/case t Catch ofhaul (c/s)

80 一一 90

 25  50

 5

 15

2﹁←11山− 5

Numbers of   fish

220 25 50  5 15

大型ホシザメ (>26db)クラゲ類(≧26db?)等であると考えた.無線式網高さ計で測 定した前天一浮子綱中央部の高さは12mであるから,海底より10mまでの範囲にあ

る明らかに単体と認め得るものの数を数えて,30分間に92個体を得た.曳網時間は約1.5 時間であるから,その間に記録されるべき単体数は276個体と推定される.又その時の漁       獲算数を漁獲字数から推定するとTable 3       の様になった.但し此の時の曳網深度範囲    Athwart Longitudinal

      は60〜70mであった事から, Fig.4一一一2か       ら見て27cmのキグチ程度(75mまで記       録可能)より小さいものは記録し得ない       と判断し,これより小さいものは除外して       考えた.漁獲総個体数315と記録個体数276       との差は約40となるが,此の間における誤       差を生起する原因について次の様に考え       た.Fig.14は海上電気SG型の指向性記       録範囲曲線である(右側左右:方向,左側前       後方向を示す).平均網高さは約10mと       推定されるのでこの図における60〜70m       が曳網範囲であり進行方向に直角な平面に       おける記録範囲は約80m2となろが葉室3)

      の実測値を参考にして前民部における展開       面積を推定すると約100m2となり,曳網

Fig. 14. Coverage diagrarn of sound

      時魚探がカバーし得る面積は網の展開面積

    beam for LP,= 26db & 32 db

    single fish(Tokaimaru#33,   の80%oとなる.ロープ及びwing net     50KC, vo1.7)      の効果による魚の入網量と,網口から逃げ

(15)

柴田:魚群探知機に現われた記録の解析一V. 39        

出し得た魚の量が等しいと仮定し菅前芸部の展開面積を曳網の有効面積とすると,これと 魚探のカバーし得る面積の比から漁獲された単体数315は252として比較し得る.・従って 276一一252・=24が「クラゲ」類及び小魚の群体の誤認によるものであろうと考えた.又前述 の如く海底より50cm以内の魚は記録されていないから24体より誤差は大きいと考えら れるが記録数と魚獲i尾数は略一致する.又先にFig.5に12月30日19時頃の200KCによ る記録を示したが,これは夜間の魚群の分布状態の一般的なものである.横の細い線は網 高さ計の記録で,図引中央部が海底より20cmの高さに存在する事を示すものである.

従ってグランドロープは充分離底している状態である.漁獲物は♀エビ380♂エビ500尾そ の他アンコウ・ビラ・マナガツオ・ガザミ・クラゲ類などが若干見られた.

 エビは夜間には群を解体して浮上するといわれているので,♀の反射損失は約40dbと 推定され使用感度が6であることからFig.4−1によりこれらが記録される深度は35m まであり,この記録の範囲にはわずかしか現われない.又一分間における記録spotの数 は約20〜30個である.Fig.15,16に昼間の200KCの記録を示すがこの様に50KC

Fig. 15. The afternoon echogram by 200KC (15−20 31st Dec.).

Fig. 16. Echogram recorded by the 200KC (11−30 31st Dec,). Shallow       depth zone; dense school of small fish, Mid water: each       dot shows a group of small fish, Near the sea bed; weak       line shows head rope hight by Netsonde (wireless depth       metre). Lower scattering layer which contained single fish,

*電気漁網の実験が米ソで行なわれている様であるが28),それによると通常のトロール網の場合  網口から半数以上逃げるのではないかと考えられる.又CUSHINGは魚獲高の平方根と記録数  を比較している.

(16)

と異り200KCの持つ狭い指向性のため,単体と群体の区別がつけにくく,叉鋭い解像能 力のため記録される数が極めて多くなるから,漁獲との相関については論じ難い.なお此 のspotの反射損失は18db〜34dbで,サメ類,及びキグチから23cmの「エビ」より や玉大きい範囲までのものであろうと推定した.又15m〜20m附近に40db程度のもの が見られるが,或いは♀エビがこのあたりまで,浮上していることを示すものかもしれ

ない.

      コウライエビ記録

 1964年2月11日に第3長洋丸が一曳網で201幽(約25,000尾)の♀エビを漁獲した時の記 録Fig.17では,エビ群は水深71mの海底に高さ約10mにわたって,約300mの距

、織

纒寒灘=鰹

Fig. 17. The good haul echogram of about 25,000 shrimps, Penaeus      orientalis, (Choyomaru, #3, D3−A type 200KC).

繍熱慧藪礁難撫織筋鯵,

Fig. 18. The next haul caught 11,250 shrimps, at the above position.

     The figure shows the dense shool disturbed by hauling.

離i内に密集して分布していることを示している.これは200KCを使用しているので,航 跡を中心として約10m巾の範囲を記録している筈であるから,前述のようにこのエビ群 は完全に網の範囲内に入る.曳網時両船の間隔は約400mであるから,網はこの魚探の 位置から200m離れた位置にあることになり,エビ群もそこまで拡がって存在していた 筈である.また,その附近で行なった他船の曳網は300〜500尾程度の入網であったことか

ら,この記録は少なくとも25,000尾位の密集体であると考えられる.折り返しの曳網を同 一点で行ない,エビ約11,250尾を得たが,この時の記録:Fig.18と比較すると後者の方 にエビ群の分散が見られ,またその後同一点を反復して曳網したが,漁獲は約500尾に減 少した.1月28日:および30日に漁獲した大正エビ20尾つつについて,体長(伸してspine

(17)

柴田:魚群探知機に現われた記録の解析一V. 41

の前端より尾端までの全長)測定を行ないその平均体長をTable 4に示した.

Table 4. The full length (cm) of K6raiebi, Penaeus orientagis.

Date, 1963 28

V〃30〃

e〃〃〃〃G D

Haul time

0805 一 0935

1235−1405

 do

O920 一一 1050

  do

Station

34−43N,122−49E 34−52N,122−49E    do 34−56N,122−25E

   do

Sex

Q7Q7爪◎Q7︿0

文土σ  Min. Max,

24.6土1.15  22.0 23.8土1.17  20.5 19.6土0.75  18.0 24.4土5.98 21.6 19.1土0.19  18.2

27.0 25.0 20.5 26.5 21.4

Catch per haul

 840 (6 10)

 600

 14

1,250 1,240

 1, この調査で使用した魚群探知機の感度4の場合には,例えば大型キグチおよびコウ

ライエビの♀尾群は200KCでは75mおよび50m,50KCでは35mおよび20m迄

の範囲において記録されていると考えられる.したがって曳網範囲に見合う深度まで記録 し得るようにさらに感度を上げて使用しなければいけない.老化している魚探の場合に は,各部の効率低下,すなわち鉱山能力の減少が考えられるので,魚探使用者は随時,標 準反射体(3〜5寸玉浮子)を利用して,探魚能力の検定を行ない,機械の保守に留意す

ると共に,使用目的に応じて感度を変える必要がある.

 2.三洋丸型のD3−A型のものは200KC,50KCともに感度4で,以西漁場 で考えられる最大深度150m以上までキグチ程度の単体を記録できると想定され

る.      一t.t一、,

 3.50KCの場合,単体は曳網中は爪跡状,航行中は A 型に記録されている.群体 が小さい密集体で現われた場合はCUSErlNG4)の報告のように三内各個三間の乱反射のた め,深度尺方向に長く現われるから,単体と区劉できると考える.

 4.調査に使用した魚探のパスル巾は0.5msecであるが,鉛直方向の分解能は40cm であり,海底附近の魚の分離に関しては50cmであることを実験的に確めた.

 5.昼間海底にある超音波散乱層は日出・日没時を境として垂直運動z8・エ9)を行ない,

魚の日周運動4)と相関をもつもののようである.またその運動速度は1〜3m/minであ って,太平洋のものが7〜11m/minであるのに比べ,ゆるやかである.

 6.1963年7月基隆男女群島間を14KCによって観察s)したが,あまり顕著なSLを 認めなかった.今回は50KCより200KCでより顕著に記録された.(鈴木24)の場合 と同じ).叉200KCの場合,濃いSL(40〜60db)の他に時として極めて弱い(70db)

Sしが,前者より高い速度(約3〜5m/min)で上昇することを観察した.又1964年5月男 女群島西南西150 の地点で14KCにより明らかな2層のSしが上昇する過程を認めた.

 7.本調査においては散乱層の構成を明らかにすることは出来なかったが,プランクト

(18)

ソネット採集生物の組成から,Sagitta, Copepoda, Schizopoda, Amphipodaと共に マリンスノウおよびクラゲ類が含まれ特に周波数が高い程顕著に記録される現象%)から,

SLは極めて小さい超音波反射体で構成されているかも知れないと考えられる.

 8.50KCの単体記録数と漁獲罪数との間に相関が認められたが,クラゲなどのような 異物のため及び網の効率の推定が不明確のため完全には一致しない.200KCの場合,小 型反射体の群体も単体と類似の型に記録されるから,.漁獲尾数との関係を求めることは困 難であった.この点さらに研究したい.

 9.食性■0・20・24)においてプランクトンに依存度が高いイボダイ・キグチ。シログチ などの漁場は,Sしの分布および濃さとに相関する可能性が4・9・■■・エ2)が充分考えられ るので更に調査したい.

 二本調査を行なうに当り助言を頂いた本学入江教授,乗船調査の機会を興えられた大洋 漁業沖常務,長崎支社高峯漁業課長および調査に御協力を頂いた野崎漁携長他第33東潅丸 の乗組員各位に深謝する.本研究に使用した資料の一部は大洋漁業長崎麦社および海上電 機から提供をうけた.又水中テレビカメラを提供された海上電機に感謝する.

参  考  文  献

︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︑2︶︶︶123456789012345678901234         111ーユ・l111122222 TsuJiTA, T, : Bull, Seikai Reg. Fish. Res, Lab. 14, 1 (1957),

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43

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