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人口と経済社会現象から見た世界の貧困 (社大福祉フォーラム2018報告) -- (自主企画分科会)

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Academic year: 2021

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得階級別の人口推移を示した。現在は 80 億人 近くの人口の中で、低の所得と中の低の所得人 口が約半数を占めているが、長期的には、こう した所得階層の人口が増加する一方で、中の上 と高所得の人口層は、横ばいに推移するものと 推計されている。2020 年では、低の所得人口 が 7 億 3 千万人、中の低所得が 31 億 3 千万人 であり仮にこのうちの 50% を貧困層と考える と、貧困人口は 23 億人、全体の 30% となる。 これが 2050 年には、1.5 倍の 35 億人に達し、 全体の 36%、実に世界人口の四人に一人ほどが 貧困人口となることが推計されている。今後は、 世界的に貧困階層の人口が増加していくものと 考えられる。 3-2.所得格差と平均寿命格差 国別の平均寿命は、その国の社会経済環境、 とりわけ福祉健康水準を表す指標となる。所得 階層により、各国の平均寿命と一人当たりの GDP がどのような傾向を示しているのかを見 たのが図 3 である。図の横軸に各国の 2015 年 における米ドルに換算した一人当たりの GDP を、縦軸には出生時の平均寿命(余命)を示し ていて、円の大きさは人口に比例している。大 きく目立つ二つの円は、人口大国である中国と インドである。右側の比較的大きな円はアメリ カで、日本は、図の中央上部に位置し平均寿命 が世界のトップクラスにあることがわかる。左 下の中央アフリカから右上のスイスまで描かれ ている曲線は、平均寿命と一人当たり GDP の 関係を示したもので、低の所得国から急激に上 昇して、中の低所得国から中の上所得国を経て、 高の所得国になるとほぼ横ばいの状況となる。 この図から、所得が高くなるに従い、平均寿命 が長期化する傾向にあることが明らかであり、 寿命と所得水準に密接な関係があることを示し 0 200 400 600 800 1 000 1 200 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060 2065 2070 2075 2080 2085 2090 2095 2100 図2 所得階級別世界人口の推移 高所得の国 中の上の所得国 中の低の所得国 低所得の国 千万人 推計値

資料:United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2015)

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参照

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