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「雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)」 の概要について

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平成 2 年 11 月に始まった雲仙普賢岳噴火活動は,平成 8 年 6 月の噴火終息宣言まで 5 年 7 ヶ月 続きました。

その間,この島原半島でおきた大自然の猛威と,これに立ち向かった人々の火山と共生していく 姿と,これから得られたさまざまな教訓を後生に伝承することが必要であり,その施設として「雲 仙岳災害記念館」がつくられました。

一方,水無川流域一帯の火山災害を未然に防ぐための砂防施設や導流堤,さらに土石流に埋まっ た災害保存遺構公園,そして火砕流の被害を受け保存されている大野木場小学校跡などをフィー ルドミュージアム構想と位置づけ,その中核施設としての意味を持つことになります。

また,この「雲仙岳災害記念館」は全国から寄せられた温かい激励やご支援に感謝する気持ちを 表す施設であり,平成 14 年 7 月 1 日にオープンしました。

この記念館は,全国でも珍し いといわれる官民一体となって 策定した「島原地域再生行動計 画」(愛称・がまだす計画~島原 地方の方言で「がんばる」の意) の 27 大プロジェクトの一つとし て長崎県が建設し,財団法人雲 仙岳災害記念財団が運営をおこ なっています。

「雲仙岳災害記念館」は,火山 を「見る」「体験する」「遊ぶ」

「学ぶ」「憩う」がテーマで,有 料展示ゾーンと無料のメディア ライブラリーゾーンとで構成さ

「雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)」

の概要について

―火山を見る・体験する・遊ぶ・学ぶ・憩う―

河 野 俊 文

雲仙岳災害記念館館長

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- 72 - れています。

「有料ゾーン」は,8 つの展示コーナに分類されております。

先ず,入場するとマグマを表現する「マグマゲート」の正面では,噴火前と噴火後をスクリーン でどのように変化したかを認識してもらいます。

1,「姿を変えた雲仙岳」

火山のメカニズムを学んでいただき,雲仙普賢岳を中心とした模型に CG 画像が重なる平成噴火 シュミレーションで,火砕流や土石流を体感するコーナです。

2,「火山としての雲仙岳」

飛び出す絵本で火山の構造,種類などを興味深く理解していただく他,日本の常時観測火山など を学習していただきます。

3,「世界の中の雲仙岳」

世界のさまざまな火山やクレータを見て,触って,あるいはのぞきで興味をもって見たり,大き な地球儀についてるボタン

を押すと,世界の代表的火山の映 像が見られて,火山の違いが理解 できるコーナです。

4,「平成大噴火シアター」

雲仙普賢岳噴火に伴う「火砕 流」「土石流」を直径 14 メートル のドーム型スクリーンで再現し ており,映像と連動して床が動 き,噴き出す熱風とともに,災害 を疑似体験することができます。

また,火砕流で焼き尽くされた 風景の再現では,実際に被害を受

けた電柱や電話ボックス等々をご覧いただけますし,実際に使用されてた自衛隊のジープでの疑 似走行シュミレーションや噴火災害,土砂災害を写真による大パノラマとして展示しています。

展示物の目玉の一つである「火砕流の道」は実際に火砕流によってなぎ倒された木々を 40 メ ートルに亘って展示し,時速 100 キロメートルで走るといわれる火砕流の速さを光で体感してい ただきます。

5,「噴火と予知」

火山に対する科学的な知識,予知技術などを展示,紹介しています。

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- 73 - 6,「予知から防災へ」

防災監視システムや砂防ダム, 導流堤など防災施設の紹介なら びに警戒区域の立ち入り禁止区 域での無人化工法の紹介など,ま た,「火山 Q&A」コーナでは,ク イズで楽しみながら,火山や防災 についての知識を学んでもらい ます。

7,「雲仙噴火の歴史」

目玉の一つである「島原大変シ アター(劇場)」で寛政 4 年(1792) の噴火「島原大変肥後迷惑」の状 況を歌舞伎の手法を取り入れて, 昔話風にして子供さん達にも面 白く分りやすく表現しています。

8,「火山と共生」

平成の噴火から今日まで,島原地域の人々が,さまざまな困難と闘いながら,全国の皆様からい ただいた温かい激励,ご支援への感謝の気持を表した「語り部」や「実物や写真」で紹介し,火山 のもたらす恵みについても紹介しています。

「雲仙岳災害記念館」は,ただ見るだけの施設ではなく,自分の手で触ってみたり,動かしてみ たり,乗ったりしながら興味深く体感して学習できる施設です。

「無料ゾーン」は「メディアライブラリー」コーナとして開放しています。

1,災害の記憶

語り部の人たちの,災害当時の対応や感想を録画で見て聞くことができます。

2,雲仙岳のいま

42 インチの大型の映像装置で,現在の雲仙岳の様子や,災害時の映像や,ケーブルテレビを見る ことができます。

3,ビデオライブラリー

噴火に関する映像を検索・閲覧することができます。

4,資料閲覧

噴火に関する資料をデジタル化したものを,検索・閲覧することができます。

5,デジタル雲仙岳災害記念館

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記念館内部と展示の見方などを分りやすく見ることができます。

6,フィールドミュージアム案内

水無川流域一帯のサテライト施設を紹介します。

空問ナビゲーションを使って,半島内の施設などの情報を見ることができます。

7,島原半島の観光案内

島原半島の観光地やスポット,産物などの情報を見ることができます。

8,島原半島の歴史

島原半島の古代から現代までの歴史を紹介します。

「島原の乱」や「島原大変肥後迷惑」など歴史的出来事が探れます。

9,読書コーナ

災害や火山,自然に関する本や資料を収集し紹介するコーナです。

参照

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