学
論 文 内 容
要 旨
博士 専攻分 名称 博士 医 学 氏 名 管家 鉄
学 論 文 題 名
冠動脈CT 側副血行路を描出す 臨床的 用性 い 研究
(Studies on the Clinical Utility of Visualization of Collateral Channel with Coronary Computed Tomography Angiography)
背 目的
冠動脈CT 虚血性心疾患を診断す 非侵襲的 方法 し 臨床活用さ 時間分
解能 空間分解能 改善 常 拍動し い 心臓 い 微小血管を正確 描出
す 可能 い 臨床的 要 心臓 微小血管 し 慢性冠動脈閉
塞 chronic total occlusion：CTO を す 冠動脈 供給さ い 側副血行路 挙
近 冠動脈 CTO 対す 経皮的冠動脈形成術 percutaneous coronary intervention :
PCI い 側副血行路を利用し retrograde approach法 開発さ 冠
動脈CTO 対す PCI 手技成功率 改善 得 い Retrograde approach法
い 側副血行路 guide wireを通過させ 手技全体 中 最 要 要素
あ 側副血行路 guide wireを通過させ 成功し 場合 約90% 割合 最終
的 手技 成功す 報告さ い 故 retrograde approach法 適し 側副血
行路を選択す 要 従来 選択 方法 侵襲的 カテーテル 冠動脈造
影検査 coronary artery angiography: CAG あ し し retrograde approach
法 経験豊富 術者 CAG 結果を参考 し 手技を行 し 側副血行路
guide wireを通過させ い割合 17.7〜26.8% 報告さ さ 側
副血行路 関す 手技合併症発生 割合 8.4% 報告さ い
臨床研究 目的 非侵襲的検査 あ 冠動脈 CT 側副血行路 う 微小血管
を描出す 実際 臨床 う 役立 を調べ あ 現在
冠動脈CT 側副血行路を描出す 臨床的 用性を詳細 調べ 報告 無い
今回 冠動脈 CTO 対す retrograde approach法 PCI い 使用す 側
副血行路を冠動脈CT 評価し 描出能 臨床的 用性を検討し
対象 方法
2010 6 2013 3 冠動脈 CTO 対す PCIを施行し 134例 中
retrograde approach法を試 75例 う PCI施行前 5週間以内 冠動脈CT 施行
さ 49例を本研究 対象 し Retrograde approach法 使用し 側副血行路 冠動
脈CT 描出能をCAG 比較し 冠動脈CT 側副血行路 描出 無 guide
wire 通過 成否 使用し 側副血行路 関す 合併症 発生頻度を調べ 臨床的 用
結果
49例 う ６例 冠動脈CT image quality 十分 あ 除外さ 最終的
43例 対象 実際 治療 使用さ 55本 側副血行路を解析し 冠動脈CT
側副血行路 描出能をCAG 比較し 場合 感度 特異度 陽性的中率 陰性的中率
正診率 100.0% 50.0% 65.9% 100.0% 74.5% あ 側副血行路をepicardial
collateral septal collateral 分 場合 冠動脈CT epicardial collateral
描出能 septal collateral 高く epicardial collateral 感度 特異度 陽性的中率 陰性
的中率 正診率 100.0% 66.7% 87.5% 100.0% 90.0% あ 対し
septal collateral 100.0% 48.0% 60.6% 100.0% 71.1% あ 冠動脈CT
描出さ い 側副血行路をretrograde approach法 使用し 場合 冠動脈CT
描出さ い い側副血行路を使用し 時 比較し 意 guide wire通過 成功率
高 74.1% vs.46.4%, p = 0.034 冠動脈 CT 描出さ い 側副血行路
描出さ 側副血行路 比較し 意 合併症 発生率 11.1% vs.
32.1% , p = 0.041
考察
冠動脈CT 側副血行路 描出能 CAG 比較す 正診率74.5％ 良好 あ
CT装置 多列化 空間分解能 時間分解能 改善 描出能 向上 寄 し い
考え septal collateral epicardial collateral 方 良好 描出さ 理由
epicardial collateral 周囲組織 脂肪組織 あ 脂肪組織 CT値 造影さ 血管 比べ
意 い コントラ ト やすい 比べ septal collateral 心筋中隔内を走行し
側副血行路 造影剤 充満し い タイミング 周囲 中隔心筋 CT値 高く
い 血管 コントラ ト い いう 考え
冠動脈CT 描出 可能 あ 側副血行路 方 描出 能 あ 側副血行路 比べ
guide wire通過成功率 高 理由 し 側副血行路 血管サイ guide wire
サイ CT 空間分解能 関係 説明 CT 空間分解能 約0.6mm あ
対し guide wire 先端 径 0.35mm あ を考え CT 描出可能 側副血行路
guide wire を抵抗無く通過させ 血管径を し い
guide wire サポート し 使用す micro catheter 先端 直径 0.42mm CT 空間分
解能 小さい CT 描出可能 側副血行路 手技成功率 高く 安全性 高い
考え
Retrograde approach法 CTO 対す PCI い 術者 経験 感覚
確定 要素 手技 成否を左右す 手技 あ 世界 幅広く 及し い いえ い
本研究 示唆さ う 事前 CT retrograde approach 適し 側副血行路を把握す
手技 成功率 高 合併症を軽減す 可能性 あ
冠動脈CT 側副血行路を評価す retrograde approach法 CTO PCIを
標準化させ 一 手段 得
結論
冠動脈 CT 側副血行路 描出能 CAG 比較し 良好 あ 冠動脈 CT
描出可能 あ 側副血行路 描出 側副血行路 比較し guide wire
通過成功率 意 高く 安全性 高 非侵襲的 冠動脈CT 側副血行路
