• 検索結果がありません。

離散事象型システムのボトルネック発見手法

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "離散事象型システムのボトルネック発見手法"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1−G−11

2001年度日本オペレーションズ・リサーチ学会 秋季研究発表会

離散事象型システムのボトルネック発見手法

01404693(株)豊田中央研究所 (株)豊田中央研究所 (株)豊田中央研究所

1.はじめに

生産ラインなど離散事象型システムにおい

て、スループットに関するボトルネックを発

見する方法を提案する.従来、平準化されたシ

ステムに対して、信頼性区間を考慮した上で

ボトルネックを自動的に発見する実用的方法 がなかった.離散事象型シミュレーションの

分野で、1)最大平均稼動率、2)最大平均休

止時間、3)最長平均待ち行列を持つサーバ

ーをボトルネックとするなど、いくつかの手

法が知られている【11.しかし、従来の方法は、

精度【2】上問題があり、経験に基づいた判断が

必要とされる。自動化を試みた研究も、手法

の複雑さ【3】など実際的問題がある.

本稿では、システムの中で最も影響している ボトルネックを簡便にまちがいなく知るための 数理的手法を述べる.

2.ボトルネック発見方法

サーバーの状態を稼動(active)・非稼動

(inactive)の2つに分類する(Tablel).生産シス

テムでは、故障による修理中や工具交換時間も

稼動時間とすることに注意されたい.

今、サーバーfの連続稼働時間(Fig.1)集合を

dいその平均をαfとおく。

4=♭f,l,αf,2,…αり,…αf,乃i

(1) *中野 冠 NAKANO Masaru ローザークリストフ ROSERChristoph 田中 稔 TANAKAMinoru Tablel:Active−InactiveStatesforDiffヒrentServers

Server Active Inactive

Processlng Working,in repalr, Waitingfbrpart, Machine Changlng tOOIs,Ser・ Waltlngfbrser−

viced Vice,blocked

AGV Movingtoapickup Waiting,mOV−

location,mOVlngtOa 1ngtOaWaiting

dropofflocation,re・

Charglng,beingre・

paired

Human

Working,reCOVenng Waiting

Worker

Supply Obtainingnewpart, Blocked

Output Remcrvlngapart form the system

Computer Calculating Idle Phone ServiclngCustomer Waiting Operator

本法では、最大平均連続稼働時間を持つサー

バーをボトルネックと定める.非稼働時間はほ

ぼ独立と考えられるので、連続稼働時間も独立

と考えられる.従って、連続稼働時間の信頼性

区間は、次式で得られる.

(3) Ji q=′α′2■石 (4) 本手法は、シミュレーション結果、現場実績デ ータのどちらを用いることもできる.

3.実験

Fig.2の生産ライン(7機械3バッファ)にシ

ミュレータGAROPS【4]を用いて、本計算手法

を検証した。機械の状態は、動作/停止

(starved)/停止(blocked)/工具交換/修理の5状

態であり、稼動中とは停止以外の場合である.

暖機運転期間を削除し、約130時間分のシミュ

レーションを行った.比較のため、最大平均稼

働率でボトルネックを発見する従来法と比べる. (2) AGtivePedod Fig・1:ActivePeriodsofMachineduringSimulation ー158− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

Table3:NewBottleneckDetectionApproach:Av−

erageDurationofActivePeriod

Machine Active 95%Con見ence Bottleneck

Pedod Intenral Ml 13.2 0.0 M2 168.0 42.0 M3 39.0 0.0 M4 14$$5.2 737‘., Yes M5 62.0 0.0 M6 49.0 0.0 M7 59.0 1.0 M8 65.5 1.4 UO膏Jコロ警膏く乱e﹂¢>< Fig.2:SimulationModel

Table2、3およびFig.2,3によれば、本法

ではボトルネックが特定されるが、従来法で

は95%信頼性区間でボトルネックを特定でき

ないことがわかる.また、従来法では、平均稼

働率の信頼性区間を得るのに一般的にバッチ

平均法[1]などを用いて、複数回のシミュレー

ションをしなければならない.本法は、1回

のシミュレーションでボトルネックが検証で

き、かつシミュレーションを自動的に停止さ

せるができる.

Table2:ConventionalBottleneck Detection Ap−

MI M2 M3 M4 M5 h/K5 M7 M8 Fig.4:NewBottleneckDetectionApproach:Aver− ageDurationofActivePeriod

4.おわりに

離散事象型システムのボトルネックを自 動的に発見する計算手法を提案した。生産ラ インにおけるシミュレーション実験で従来法 と比較して実用性を示した.本手法は、一般の システムシミュレータに組み込むことが容易 であり、また、現場の実績データを用いて改 善に利用することもできる。 参考文献 【l]Law,Averi11M.,and Kelton,David W.1991. Simu/afjonAわdujng&Ana恒fs.McGrawHill. 【2]Luthi,JohanneS,andHaring,Guenter1997.Bottle−

neckAnalysis fbr Computer and Commmication

SystemswithWorkloadVariabilities&Uncertain−

ties.血勘〝甲0.0〝九九伽椚αJfcdJAゐ鹿沼〝g.

【3]Berger,Arthur,Bregman,Lev,andKogan,Yaakov

1998.Bottleneck Analysisin Multiclass Closed Queueing Networks andIts Applicadon.Baltzer

ノ0〟r〃α/∫.

【4]Nakano,Masaru,Sugitua,Nori0,Tanaka,Minoru, andKun0,Toshitaka1994.ROPSII:AgentOriented

Manufacturing Simulator on the basis of Robot

Simulator.InJqpan−US4Sy〝甲OSium on nexible

Automation,Kdbe,Japan. proach:MachineWorkload

Machine Percent 95%CoI漬dence Bottleneck

Active Interval Ml 1$.82% 0.18% M2 97.3$% 1.40% Possible M3 55.58% 0.42% M4 99.0$% 2.‘$% Possible M5 88.36% 0.49% M6 69.83% 0.39% M7 80.69% 0.58% M8 87.14% 0.60%

Fig.3:ConventionalBottleneck Detection Ap−

proach:MaclmeWorkload

−159−

参照

関連したドキュメント

(1) 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づき更生手続開始の申立がなされている者又は 民事再生法(平成 11 年法律第

この問題をふまえ、インド政府は、以下に定める表に記載のように、29 の連邦労働法をまとめて四つ の連邦法、具体的には、①2020 年労使関係法(Industrial

第1条

1.3で示した想定シナリオにおいて,格納容器ベントの実施は事象発生から 38 時間後 であるため,上記フェーズⅠ~フェーズⅣは以下の時間帯となる。 フェーズⅠ 事象発生後

・ 各吸着材の吸着量は,吸着塔のメリーゴーランド運用を考慮すると,最大吸着量の 概ね

DJ-P221 のグループトークは通常のトーンスケルチの他に DCS(デジタルコードスケル

スペイン中高年女性の平均時間は 8.4 時間(標準偏差 0.7)、イタリア中高年女性は 8.3 時間(標準偏差

平均的な交通状況を⽰す と考えられる適切な時期 の平⽇とし、24時間連続 調査を実施する。.