共通指標を用いた複数仮想マシン動作時における性能見積もり方式
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(2) 情報処理学会第 73 回全国大会. 3. 2 次近似性能モデルの補正. モデル化の対象リソースは CPU(使用率) とした。評価サーバ. 2 種類のワークロードを同時に発生させ (分割数 N2 )、 得られた性能データと 2 次近似性能モデルの推定値の. は Express5800/Xeon3.60GHz(2core)、仮想ミドルは Xen を 用いた。評価では以下の 3 つの手法の比較を行った。. 誤差を求め、誤差データをスプライン関数を用いてモ. (xi , x j ). • 従来手法: 2.3-a に記述した 3 次性能モデルを直接求め る方法 (計 55 サンプリング). (w ,w ) (w ,w ) (xi , x j ) = b Lβ i j (xi , x j ) + Dβ i j (xi , x j ) (3). • 提案手法 (1 次 30, 2 次 15, 3 次 10 の計 55 サンプリ ング) • 提案手法 (変形版): 2.3-b を用いて 3 次近似性能モデル. (w ,w j ). デル化したものを Dβ i. (w ,w j ). (xi , x j ) と置く。Dβ i. を用いて. Lβ. (w ,w j ). のように補正したものを 2 次性能モデル Lβ i. (xi , x j ). を直接構築し (2 次の工程を省略)、補正により 3 次性. とする。. 能モデルを求めた場合 (1 次 30, 3 次 25 の計 55 サンプ. 4. k 次近似性能モデルの構築 k 次近似性能モデルは k − 1 次性能モデルから以下のよ. リング) モデル化におけるサンプリング数は全て同一になるように設. うに近似する。 k−1. k W wi b LW (Xk ) = worsti≤k (Lβi (Xik−1 ) + Lβ (xi )) (4) β. ただし、W = (w1 , · · · , wk )、 X = (x1 , · · · , xk ) とし、 Wik−1 は W k のうち i 番目の要素の除いたものを指す。 Xik−1 も同様。worst は i ≤ k のうち、性能が最も悪い値 k. k. 定した。() 内はモデル構築に用いたデータ数を示す。また、 モデルの評価用データとしては、1331(各ワークロードの分 割数を 10 とした場合の総組合せ) のサンプリングデータを用 いた。 0.4. を返す関数である。. 0.2. 0.0. 合せを実行するが、その際の分割数を高次になるに従い小さ. 0.1. 各近似性能モデルの補正段階で、複数のワークロードの組. 0.0. 0.1. 0.2. 補正は 2 次の場合と同様に行う (分割数 Nk )。 6. k = m になるまで上記プロセスを繰り返す. −20. く設定する(つまり、Ni > N j (if i < j))ことで全体のプロファ. −10. イリング時間を削減することが可能となる。. 2.4. Proposed−Trans Traditional. 0.3. Proposed Traditional. 0.3. 5. k 次近似性能モデルの補正. 0.4. (wi ,w j ). 0 error(%). 10. 20. −20. −10. 図1. 複数仮想マシン実行時の性能モデル化. 0 error(%). 10. 20. 図2. 図 1 は、提案手法と従来手法における評価用データのフィッ. 複数仮想マシン実行時の性能モデル化では、既に複数の仮. ティング誤差をヒストグラム表示したものである。従来手法. 想マシン (Nvm 台とする) が動作しているところに、ある仮. に比べ、提案手法は精度よくモデル化できていることがわか. m 想マシン V M p を追加した際の性能 e LW (Xm ) を求めること β. る。また、図 2 は提案手法 (変形版) と従来手法の比較を行っ. を目的とする。eは複数の仮想マシンの競合を考慮している. たものである。こちらは、従来手法に比べあまり精度は向上. m. ことを意味し、前述の LW (Xm ) とは異なる。便宜上 V M p の β. m m V Mp V Mp e LW (Xm ) を e Lβ (Xm )、LW (Xm ) を Lβ (Xm ) と記す。また、 β β. VM 既に動作している仮想マシンのリソースβの使用量を Lβ VM とおき、その総和を Lβ. all. していない。これは 2 次の性能モデル化が精度向上に重要で あることを示している。. i. とする。仮想マシンに対し、均等. 4 今後の展望. なスケジューリングがされると仮定すると 今後はディスク IO などを含めた複雑なケースについて本. V Mp e Lβ (Xm ) =. (5). V Mp m Lβ (X ) if c1 V M all max(lβ max − Lβ , lβ max/(Nvm + 1)) elseif c2 LV M p (Xm ) otherwise β m. VM VM 条件 c2 は Lβ (Xm ) + Lβ. all. ≥ lβ max. 参考文献. である。lβ max はリソース β の最大性能値を指す。. 3. 本研究の一部は、総務省委託研究「クラウドサービスを支 果である。. 条件 c1 は Lβ (X ) ≤ lβ max/(Nvm + 1)、 p. 5 謝辞 える高信頼・省電力ネットワーク制御技術の研究開発」の成. と近似することができる。ただし V Mp. 提案方式の効果を検証する予定である。. 評価と考察 3 種のワークロード (CPU、ネットワーク送信、ネットワー. ク受信) を用いて単一仮想マシンの性能モデルを構築した。. [1] Stefan Appel, Ilia Petrov, Alejandro Buchmann: PERFORMANCE EVALUATION OF MULTI MACHINE VIRTUAL ENVIRONMENTS, In SPEC Benchmark Workshop, 2010. [2] Tickoo Omesh, Iyer Ravi, Illikkal Ramesh, Newell Don: Modeling virtual machine performance: challenges and approaches,SIGMETRICS Perform 2009.. 1-28. Copyright 2011 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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