愛知工業大学研究報告 第
2
2
号B
昭和6
2
年 95P
軌道原子中の
π電子密度と
その分子の反応性に就いて(第
2
0
報
〉
浅 田 幸 作
πElectron D
e
n
s
i
t
i
e
s
o
f
t
h
e
Elements
Belonging t
o
P
園O
r
b
i
t
sand R
e
a
c
t
i
v
i
t
y
o
f
t
h
e
M
o
l
e
c
u
l
e
s
which Contain t
h
e
s
e
Elemenis
Twenteeth R
e
p
o
r
t
Kosaku ASADA
On O=C=Nー,CN, Cyclic Amine grollps the Prediction abollt th巴Propertywhich Prec巴d
J
onic Reaction, and callsed by the Displacement of Electrons of the Atoms in Molecllles, agreeds with the Practical Reactions in the Ch巴micalLiteratures O=C=N-, CN(続),環状イミン系化合物 筆者は多くのπ電子を持つ化合物に就いて行った計算 からπ電子密度に関する計算値刀rr(自己分極率〉の大 きい原子が,イオン的反応性を先行する事を予想して実 例とよく一致する事を認めた。 方 J[電子の分子内移動1)により生じたπ電子密度 の変化によって,イオン的反応性を先行する位置となる 事を認めた。 この両者の位置が,一致する場合は問題がないが, 一 致しない例も可成り認められる。 その場合, 1可れが先行し易いかは化合物の形によって ♂律には言し、難し、が,一般に次の様にπ電子の変移によ る活性の強さの順位に依ると考えられる。~@ θ
、 ⑤θ / θ E B
E
B
1
1
C E C > J C = c k > O = C > O - c。。
⑤ ? 富
θ
⑦G
C-C- > -C=N > -C=N- >o
0 討 検 を i t L のN
C6
N
O
一 一 一 一N
S
c
o
=
一C
一 一>
O
= のθN
題 一 本@
c
l
て 一 夫 ﹂[
2
6
J
CH3CH(OH)-CN ンアン化ヒトリンα型 1.4
7
1.4
7
1
-
丁
- U -1.4
7
1.1
5
原子問巨離は, H3三 三C - - Cー十一一 仁 三N(
1
.
5
4
)
(
1
.
5
1
)
(
1
.
5
4
)
パラメ タ を次の値で計算。0
.
5
-0.1
十0
.
2
十2
+0.1 +0.6
│一一0一 一 日3三 三- C - - C↓ C =三 三N2
.
5
0
.
7
0
.
6
1
1
C
1 2 CC
3C
4C
5 C6 計算の結果,}千, llrr, Frは, バの値から, C1 ⑦ 核 的 C2⑤ 核 的 C3E
B
核的 C4θ電子的 C5θ電子的 C6θ電子的 刀rrの{直から,ll66>ll55>万33>llI1>ll22>刀44と なり,イオン的反応性はC
6の位置が先行と予想される。 尚,C5C6のπ電子密度の分散率は大きい。 従ってラジカノレ的反応性は可能と予想される。 F γの↑直から ,F4>F6>Fl>F3>F2>F5となりラジ カノレ的反応性はC
4の位置が先行と予想される。 この分子の各原子の極性は,jトから, @ ⑦ @ θ θ θ1 0
-H3主 主= C一一一一C一一一一一一一C三手- N己
o
L _ _ _JC
1 2 CC
3C
4C
5 C6 この分子も前分子同様C5C6のπ電子がC6に変移し C6は活性化されて反応が先行すると予想され,実施例 に良く一致する。 反応の実施例を挙げると2) 3) 1 )アノレカりの作用でシアン化ソ ダとアセ卜アノレデヒ トに分解。一方.
C
3C
4はラジカノレ的反応性を先行すると自由原 子価は示していないが,両{則の陰性基によりπ電子は両 倶~へ引かれるため活性化してラシカノレ的反応を先行する 性格を持つ事になる。 反応の実施例を挙げると2) 3) 1 )アノレカリで分解しNaCNを生成。 て、分解すればAgCNを生成。 2NaOH H20 又AgN03中 カノレ的反応性もC1二 C6の位置が先行と予想される。 この分子の各原子の性格は,メから次の様な活性化が 考えられるc θ @ θ θ @ θ空ラ
- C -
ーと三三ど一一
C
ー
で
と
5
C1 C2 C3 C4 C5 C6 C1C2及びC5C6はπ電子の変移によるM効果.E効 果のため.C
1C
6は活性化され反応を先行する事が予想 され刀汁にも同様に表われている。 Ag OH OH Ag ↓ ↓ ↓ ↓ N=C*C=C*C=N 2AgCN + H O - C H - C H - O H この機構はC1C6のθ電子性より Na+. Ag+の 吸 収 が先行。 2 )濃硫酸では分解しないて、溶解する。 酷体を形成すると考えられる。 3 )クロロホノレムにBrを含むエーテノレ液中で、はBr附加 物を作る。 Br'- Br' 'Br ↓ 〆 N三C-C三 C-C三N一一一→N三C-C三C-C=N i N三 C-CBr=CBr-C三N この反応はラシカノレ的反応で、C
4へ目Brの吸収が先行。 4)濃塩酸を作用させると α又はs
!1ロノレ .s
シアンア クりノレアミドを生成。0
:2 H- Cl.I
H! HCl ↓ ↓ l ↓ N三 C-C三 C-C=N一一一→ N=C-C=C-C=N H20 0 ↓ 11 N=C-CH=CC1-C-NH2 この機構はイオン的反応でC
6のθ
電子性により H!Na+ OH- OH- Na+
↓ ↓ 〆 〆 N=C*C三 C*C=N ↓
H
.
十N
一 一 一c
c
一 一 一c
c
一 一 一N
N
一 一 一c
c
一 一 一c
c
一 一 一N
2NaCN 作 幸 回 Na+ NaOH ↓ CH3CH(OH)-CN一一→ CH3CH(OH) * CNー→ この反応はガス反応でラシカノレ的にC
4へ日・十を吸収 が先行.H20を分離。更に N H2を吸収。o
1 1 NaCN 十 CH3C - H この機構はC6のθ電子性により Na+を吸収が先行,C
3C
5間を切断。 2)酸で加水分解するとオキシ酸アミドを,更にオキシ 酸を生成。 ジシアンアセチレン C1 C2 C3 C4 計算の結果 • j日刀トr,Frは, frの値から.Cl8
電子的 C2⑤ 核 的 C3θ電子的 C4θ電子的 C5⑤ 核 的 C6θ電子的 この分子はC,
-C3とC6-C4が対象型。 従ってC1=C6. C2=C5 • C3=C4o 刀行の値から .Jl11 = Jl6 6> Jl3 3 = Jl4 4> Jl2 2 = Jls 5 と なりイオン的反応性は.C1=C6の位置が先行と予想さ hる。 尚.C3C4のπ電子密度の分散率は100%で大きし、。 従ってラシカノレ的反応性は強いと予想される。 Frの{[宣から.FI=F6> F3=F4 >F2=F5となりラジ 浅 O CH3CH(OH)一
』
OH この機構もC6のθ
電子性による H!の吸収が先行。 3 )アンモニヤの作用により, アミノニトリノレを生成。 H.+→ H20 NH2十H+ ↓ CH3CH(OH)CNー←一一一→ CH3CH(OH)CN N H3 N H2 .NH:2 t. 一一一一一 CH3CHCH ↓ CH
s
CH(NH2)CN0-
2H!
H20 ↓ 〆 H20 CH3CH(OH)CN一 一 CH3CH(OH)CN一一一一一 H+ [27J N三 C-C=C-C三N 原子間旦離は略す。 パラメ←ターを次の{直で計算。 +0.6 +0.1 十O 十o
+0.1 十0.6 N三 三 三 三C一一一C三 三 三 三C一一一一C三 三 三 三N 1 1 1 1 1 C6 C5 NH3 OH- H+ ↓ O ↓ CH3CH(OH)一一C→
←
NH2+
96P
軌道原子中のr電子密度とその分子の反応性に就いて(第2
0
報〕 の吸収が先行。更にC
5の@核性により0-
2の吸収と,C
,C3
へラジカノレ的にC
l
,・H.
を吸収。5) 48%
のHBr
水溶液を作用させるとαBr.α8
ジシア ンエチレンを生成。 H.B
r
.
HBr
↓ ↓N=C-C
三C-C
至N
一一一→N=C-C=C-C
語N
l
N=C-CH=CBr-C=N
この反応もラジカノレ的反応でC
.
へラジカノレ的にB
r
.
を吸収が先行。更にC3へH.を吸収。6) NH3
ガスのエーテノレ液中,H
ガスの作用でα
アミ ノジシアンエチレンを生成。N
一 一
一
p uc
-一
c
c
-一
N
N
H-
z
+
H
.
NH
3 H.N
H
.
z
↓ ↓N=C-C=C-C=N
N
三C-CH=CNH2
-C
= N
この反応もラジカノレ的にC
.
へNH
2を吸収が先行。 尚,HI
の水溶液の作用でもα1
,α
β
ジシアンエチレ ンを生成。式略す。 7)純アルコーノレのf
乍用でaエトオキシジシアンエチレ ンを生成。N=C-C=C-C=N
C2H5
0
・ ー+ H
・+C
2H
50H
H.+・C2H50 ↓ ↓N=C-C=C-C=N
↓N=C-CH=COC2
H5
-C=N
この反応も前6)同様ァラジカノレ的反応でC.へC
2H
50
・を吸収が先行。 以上 3)~7)はイオン的反応よりもラジカノレ的反応が 強くC
.
の位置が先行する事が認められる例である。 N 、 11 1[
2
8
J
; N
-C
-N
-C
=
N
ジシアンシアミド 原子間巨離は, 1.3
6
、 1 .3
4
= = N -
1.3
6
1134
1.2
2
二
N
一一一一一C
N
一一一一一C
三 三 三 三N
(1.
5
1) (1.
5
1
)
(1.
5
1) パラメーターを次の値で計算。+0.4 +0.1
T_0.6+1
+0.1 +0.6
=ア
1¥ J-三
N一 一 一C .LN
一 一 一C三 塁 三N0
.
6
1 1 C,
C
2C
3C
.
C5 C6 計算の結果,fr, JI" , Frは, frの値から,C
,⑤核的C2θ
電子的C3θ
電子的C.θ
電子的C5θ
電子的C6θ
電子的 97 JIr
r
の値から,JI33>
JI66>
JIll>
JI55 >,主22>JI..と なりイオン的反応性はC
3の位置が先行とで予想される。 尚,C2
C3
及 びC5
C6
のπ電子密度の分散率は,極め て小さい。従ってラジカノレ的反応性は図難と予想され る。 Frの計算は略す。 この分子の各原子の性格は,んから,@ θ θ θ θ θ
、4
3
;
一';N
一一一C
一一一一一一N
一一一一C
三 三 三N
?
i
0 0 -一一→o
0 L一一一」 C,
C2 C3C
.
C5 C6 C,の対電子の一個がC2に移動。C2
C3
のπ電子はC3
へ変移。 一方,C5
C6
のπ電子もC6
へ変移。 この二つの変移ではC2C3の方がM効果,E効果が強 いと考えられ反応はC3の位置が先行する事が予想され る。 反応の実施例を挙げると2)3) 1 )オートクレープ中でNH
3と共に熱するとメラミン 其他を生成。 H十 N ↓ , 11NH3
、一
N-I
;N-C-N-C=N-
一
→
二
N-C
一
→
←
-N-C=N
、J
、│二
N-C=N
一 、.N-C=N
① + ②二
N │ ② ① ,C=N. -.C
二
1 1N = C - N
¥ N ¥ この機構は分解が先行しC
2C
.
間切断。生じたN-e
ーC=N
の①のラジカルへg-c=N
の②ラジカル と結合,環化すると同時に-NH
2を吸収。S
[
2
9
J
こ
N L - N
三
チオ尿素 1.661
.
3
4
==5 1
目3
4
原子間巨離は,ご
N
一一一一C
N
こ
(
1
.
5
1
)
(
1
.
5
1
)
、 パラメーターを次の値で計算。 十0
.
4 +0.1 +0.9 +0.4
¥ = = = S , ; N一一一一C一士一一一一一一Nご
0
.
6
1.2 0
.
6
、C
,
C2 C2C
.
計算の結果,/
r
, IIrr,F
r
は,J
干の値から,c
,E
B
核的C2θ
電子的C3θ
電子的9
8
浅 田 幸 作 C4=C1 IIrrの値から .IIll=II44>II22>II33となりイオン的 反応性は.C1=C4の位置が先行と予想される。 尚.C2C3のπ電子密度の分極率は小さい。 従ってラジカノレ的反応性は困難と予想される。Frの計 算略す。 この分子の各原子の性格は.frから,@ θ θ
⑤:
:
:
N
一 一C
三三三三三三三?空三三三一一一ム一一一一一一一一一一一ム一一一千一一一一千 Oο一一一一一一令0 0←←一一一一一一一一一一一一一一一0 0 C1 C2 C3 C4 C1C4の対電子の一個が共にC2へ移動。 この移動はC-Nの変移の逆移動でこの活性化は 弱L、が反応を先行すると予想される。 反応の実施例を挙げると2) 3) 1 )尿素と問様にフオノレムアノレデヒ卜を附加しメチロー ノレチオ尿素を生成。 H+S
1 1 ,CH20、r
r
I, ;N-C-N く一~ ;-N-C-Nζ S 'CH?O 、 11 ↓ 一 一 一 → ~N-C-N:_ S."
"
"
s
↓ ,CH20H / N C N L この機構はC[(C4)の@核性により H+を放出し生じ たラシカノレへ CH20
を吸収が先行。 このメチロ←ノレチオ尿素はチオ尿素と脱水縮合, この 反応を繰返し高分子化する。 [30J -S-C=N チオシアン自主1
.
7
8
1
ャ1
5
原子問巨離は.-S
C=壬 主 主 主 主N
(182) パラメ ターを次の値で計算。+0
+0.1
十0
.
6
S一 一 一 一C三 三 三 三N0
.
5
1
C
1 C2 C3 計算の結果• fr.IIrr. F,は, l干の値から.C1己電子的 C2⑦核的 C3⑦核的。 IIrr の値から • II11>
II22>
II33となりイオン的反応 性はC
1の位置が先行と予想される。 尚• C2C3のπ電子密度の分散率は小さい。 従ってラジカノレ的反応性は困難と予想。 Frの 計 算 略 す。 この分子の各原子の性格は,んから,θ
巴 ③ 一 一-S一一一C三 三 三 三N oo-~ 放出 C1 C2 C3 C3の対電子の 個は放出し .C-Nのπ電 子 は C3 へ変移してレない。 従ってM
効果.E
効果は表われずC
3は活性化せず反 応も先行しない。 依って反応の先行は刀日の値からC1の位置と予想さ れる。 反応の実施例を挙げると2) 3) 1 )濃塩酸中で加水分解し硫化カノレポニノレとアンモニウ ム塩を生成。 H+ OH H20 t t -S-C=N-一 → S-C五N一一→ HCl O→H20 日 HCl-jH-C-o
止十自←
H
3 S - Cエ エ ニO 十 NH3HCl この機構はC
1のθ
電子性により日+を吸収が先行。更 にC2の⑦核性により OHを吸収.H+を放出。 2) KMn04H202 で酸化すると • HCN. S02を生成。o
O2 H2→H20 O2 ↓ i ↓ -S-C=N一一→ S*C三N→ S.十 O※C=N↓占
S02 H20+
HCN この機構は分解が先行。 3 )有機ェチレン化物と反応し有機化合物のチオシアン 化物を生成。 2H
c
h N 1 4 二 一 恥 C 〆 一HTS
⋮ 一
N
C Q ︺ RCH2-CH2-S-C=N この機構はC1のθ
電子性により RCH=cmを 吸 収 しH+と置換。 CN. OCN系に類似する S-C=N系を少し例示し たが O-C=Nと異なり C=Nの変移は生成せす。 従ってNにM効果の活性は生じない。 環状イミン系化合物"
/ ¥ / [31] C - C = N一 一O - C イソキサゾリン パラメ タ を次の値で計算。一
一
ー
C1 C2 C3 C4 C5P軌道原子中のπ電子密度とその分子の反応性に就いて(第20報〕 99 計算の結果,fr , 刀~r,
F
r
は, j干の値から,c
,8
電子的 C2⑦ 核 的 C3θ電子的 C4E
D
核 的 C5θ電子的f
l
r
r
の値から,fl55 >刀3
3
>
f
l
l
l
ヰfl22>ll44となりイ オン的反応性はC
5の位置が先行と予想される。 尚,C2C3のπ電子密度の分散率は大きい。 従ってラシカノレ的反応性は可能と予想される。F
r
の値から,F4>F
,>F3
=
eF5>F2
となりラジカノレ 的反応性はC
4の位置が先行と予想される。 この分子の各原子の極性は,んから,8
E D θ
⑦θ
¥ / ¥ / C---C===N---O---Co
00---一一o
C,
C2 C3 C4 C5 C4の対電子一個 ,C5へ移動しC4はの核1引こ,C5はθ
電子性に変性し ,M効果によってC5は 活 性 化 し 反 応 性を先行する事が予想、される。 反応の実施例は文献には見出せなし、。 尚, この分子には次の三つの異性体が考えられるが現 在 は [I )のみが存在すると言われている。 C1 C,
C3 C4 C5、
ζ¥ヒ
=N-Oテ
ー
C/,
C=C-N-O-C/
[ I ) 1 , / 1 C-C-N-O-C [II) 〔皿〕 こ の 内 [I )のC1C5のHを酸化してイソオキサゾー ノレに変化させる事は下可能と文献では報告されているが その理由は恐らく C1C5はθ
電子性 (f,)のため日+を 放出は困難と考えられるためて、あろう。,
/
"
/
[32J C -N = C -0 -C オキサゾリン パラメ タ を次の値で計算。 十0.1 +0.6 +0.1 十O 十0.2"
c
一/ 一一- Nー = ーC--O---C"
/ 1 1 0.6 C,
C,
CI 3 C4 C5 計算の結果,fr, flrr.F
r
は, j干の値から,c
18
電子的 C2θ電子的 C3⑦ 核 的 C4⑦ 核 的 C5θ電子的f
l
r
r
の値から,fl55>fl33>fll,
>fl22>fl44となりイ オン的反応性はC
sの位置が先行と予想される。 尚,C'C3のπ電子密度の分散率は大きい。 従ってラジカノレ的反応性は可能と予想されるOF
r
の{直カミら,F4>F5>F3>F
,>Fl
となりラジカノレ 的反応性はC
4の位置が先行と予想される。 この分子の各原子の極性は,f
r
から,θ θ E D E D θ
¥ci-N=
干と
o _ .
.
.
.
ピ
,
1
0
∞).--J0
0
-
-
0
1
C1 C2 C3 C4 C5 電子の移動はC4の対電子の一個C5へ移動。 ♂方 C1は 電 子 一 個 過 剰 に 持 つ 性 質 が あ る が , 電 子 を出す原子がないためこの移動のための活性化は起きな い。又,C2C3の変移の活性化も弱い。結局 ,C4C5問 の移動により Csのθ
電 子 性 が 反 応 性 を 先 行 す る と 予 想 される。 反応の実施例を挙げると21 この分子も次の三つの構造が考えられるがその内 2ー オキサゾリンのみが知られている。¥
/
,
/
¥
/
C-N=C-O一C C=N-C-O-C 2 オキサゾリン 3 オキサゾリン 1 ¥ / C-N-C-O.C 4ーオキサゾリン 1) 2 オキサゾリンを水と煮沸すると, 2 ホノレムアミ トエタノーノレを生成。,
/
, /~O ,/.
.
.
.
/
C-N=C-O-C一一→ C米N送C-O-C一一→H
-
2H
-
O
¥J
↓ ↓ C-+
N一一一C一一0一一一CH2 間O
H
H
C
O
H ( しH
C 反応機構は高温でC2C3問π結合切断が先行。更にC1 C,間切断分解後は生じたラシカノレによるラジカノレ的結 0 1 1 合により, CH3-CH2-O-C-NH,を生成。 2) HClを通すと s-17ロノレエチノレホノレムアミドを生成o
H+→H20 TT十 ↓ ↓ , ムi,
/
"
/
HCl ,,/ " ; C-N=C-O-C -一一→ C-NキC-O*C H,
O Cl. H. 一 目 白 肉 ー と ーO{乍 反応機構は
C5
のθ
電子性によりK+
の吸収とH+
と 幸 回 浅 ↓l
CH3一一一CHC1-N-一一 C~O 100 の置換が先行。C-N=C-O-C
オキサソーノレ [34J 反応機構はC5のθ
電子性により日÷の吸収が先行。 パラメーターを次の値で計算。 十0.1 +0.6 十0.2 +2 十0.2 .c -~N=一一 C-~O--C H 1 1 0.6 0.611 イソオキサゾーノレ パラメーターを次の値で計算。 +0 +0.1 +0.6 +2 十0.2C - - C = N
一一一一0 - C
1 1 1 1 1 0.6 11」」
=N
Oと
ー
[33JC
1C2
C3
計算の結果.fr.I
I
r
r
.
F
r
は, Aの値から.C18
電子的 C2E
B
核的 C4⑤核的 C5θ電子的 IIrγの値から .II55>II33>II22>IIll>II44となりイ オン的反応性は.C
5の位置が先行と予想される。 尚 •C5C
1 •C2
C3
のπ電子密度の分散率は大きい。 従ってラジカノレ的反応性は可能と予想される。F
r
の値から.F4>F5>Fl>F2>F3
となりラジカノレ的 反応性は.C
4の位置が先行と予想される。 この分子の各原子の極性は.frから,r r θ E B r
C
一一一一C=
干= N
一一一一O--C
|L____.(∞∞ ~olC
1C2
C3
C4
C5
電子配置は,前 [17Jオキサゾリンと同一になってい る。 従って電子の移動は.C4の対電子 個がC5へ移動 しC4は⑤核性.C5はθ
電子性に極性化。 方 .C
1のθ
電子性の電子は収容する原子がなく 従ってM効果は表われない。 結局 .C4
C5
間の電子移動のM効果によってC5
のθ
電子性の反応が先行する事が予想される。 反応の実施例を挙げると2) C2H5OI三を作用するとシアンアセトアノレデヒドのカ リ塩を生成。と
一一C = N
一一O
一一一C
C
1C2
C3
計算の結果• )く,刀トγ.F
r
は, メーの値から.C1θ
電子的 C2E
B
核的 C4⑥核的 C5θ電子的I
I
r
r
の値から .II55'=cII33>万11>II22>II44となりイ オン的反応性はC
5の位置が先行と予想される。 尚.C2C3のπ電子密度の分散率は大きい。 従ってラジカノレ的反応性は可能と予想される。F
γ
の値から .F4>F5>F3
'=cFl>C2
となりラジカノレ 的反応性は.C
4の位置が先行と予想される。 この分子の各原子の極性は,んから,T
r r
E
B
T
C - - N =
ー
C--O--C
1lo~oo
0
0
-
0
1
1
C
1C2
C3
C
.
C5
電子の移動はC2の対電子の 個がC1へ移動0 4方• C4の対電子の 個がC5へ移動。 この二つの移動の内C2
-C
1は.C
→N
の移動の逆に なりこの活性化は弱く,従って反応性も弱い。これに対 しC4→C5の移動は活性化が強くM効果.E効果が強く 表われ反応性を先行すると予想される。 反応の実施例を挙げると2) この分子は揮発性で比較的不安定で分解し易く塩化合 物も分解し易いがHgCl2
の塩は比較的安定な錯化合物 を作る。 従って反応も困難で文献も殆んどない。C
3⑦核的 ~5 C4 C3θ電子的 C5 C4N-C=N-C=C
C
2H
50K
イミダゾ レノ パラメーターを次の値で計算。 +0.1 十0.6 十0.1 十0.1 N--C ニニニ~N--C=C 1 1 1 1 [35J f LI
C
I
l
i
-十。
H+ H
H
T
T
↓ ー ↑ ↑ 千 jニ
C-C=N 7E O-C 一円 -C~N 十O C5 C4 C3 C2 C1 ↓KN
三C-CH2
-C=O
P軌道原子中のπ電子密度とその分子の反応性に就いて〔第20報〕 101 frの値から,