目次
第1 章 開催趣旨
1-1 海の復権……….……….…. 1-2
1-2 位置づけ………...…………. 2
1-3 コンセプト……….…………. 3
第2 章 開催概要
2-1 名称・開催期間・会場等……….………. 4-5
2-2 事業構成……….…….………. 6
2-3 推進体制……….…. 6
第3 章 事業内容
3-1 アートプロジェクト・イベント……….….………. 7-1
0
3-2 関連研究事業……….………. 11
3-3 連携事業……….……….…. 11
第4 章 広報・誘客活動
4-1 方針……….……….…. 12
4-2 広報・誘客活動………...…….…. 13
第5 章 交通
5-1 海上交通………..…. 14
5-2 島内交通……….…….…. 14
5-3 高松港・宇野港周辺対策………...…….……. 14
5-4 中西讃の島々への四国本土側アクセス………..………… 14
第6 章 ツーリストへの対応
6-1 案内所における情報提供………. 15
6-2 多様なコミュニケーションツールによる情報提供………. 15
6-3 モデルコースの設定……….…….…… 15
6-4 宿泊対策……… 15
6-5 外国人ツーリスト支援……….…….…. 16
第7 章 サポーター
7-1 ボランティアサポーター「こえび隊」の育成・強化………. 17
7-2 地元でのサポーターづくり……….…………. 17
7-3 企業、団体等との協調………..…………. 17
第8 章 販売
8-1 チケット……… 18
8-2 芸術祭関連商品………. 18
第9 章 スケジュール……….…………. 19
第
1 章 開催趣旨
「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい。」-そのためには、人が訪れる“観
光”が島の人々の“感幸”でなければならず、この芸術祭が島の将来の展望につな
がって欲しい。ということが、このプロジェクトで当初から掲げてきた目的=『海の復
権』です。
世界のグローバル化・効率化・均質化の流れの中で、島々の人口減少、高齢化
の進行、地域の活力の低下が顕著となり、島の固有性は失われつつあります。私た
ちは、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬
戸内が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指し、瀬戸内国際芸術
祭(以下「芸術祭」と表記します。)を開催していきます。
2010 年から始まった芸術祭は、2013 年の第 2 回芸術祭では春・夏・秋の3シー
ズ
ンに分けて開催したことによりほぼ1年間が会期となり、また芸術祭会期以外の通年
の活性化も含めて、毎年続く事業になりました。第 2 回芸術祭で会場は 12 島と拡
大し、「あるものを活かし新しい価値を生みだす」という当初からの方針のもと、現代
アートの作家や建築家と、そこに暮らす人々との協働により更に地域の資源が生き
返りました。また、それぞれの島が持つ特色の違いを浮き彫りにすることは空間を巡
る旅であるだけではなく、この列島が辿ってきた時間を巡る旅になりました。遥か三
万年以前、海上の道を経てイヴ(ホモサピエンス)の子孫たちは東は太平洋という未
触の海しかないという極東の島にやってきたこと、この列島は岬を繋ぐことで素早い
文化の伝達ができたこと、それ故漁と農と家づくりが一体となってここに住む人たち
の基本となったことを教えてくれました。
そして有史以来この瀬戸内海が日本列島のコブクロであり、この海を舞台に灘波
津からの近畿中央文化ができたこと、源平、室町、戦国時代へとつながる資源の争
奪の場であったこと、北前船の母港として列島全体を活性化したこと、朝鮮通信使
による大切な大陸文化の継続した蓄積の通路であったことも知るのでした。
しかしこの静かで豊かな交流の海は近代以降、政治的には隔離され、分断され、
工業開発や海砂利採取等による海のやせ細り、地球環境上の衰退を余儀なくされ、
これがグローバル化されつつある効率化の中で、島に人が住まなくなる、という事態
にまで至ったのです。これらは 2 度の芸術祭を通して益々明らかになってきました。
以上を踏まえて第 3 回の芸術祭では、会場と会期は第 2 回芸術祭を踏襲した上で、
1.島それぞれの特色を見つめその主体性をより発揮できるような制作、パフォーマ
ンス、ワークショップ等を組めるように進めます。
2.日本列島・瀬戸内海とアジアの島嶼文化のつながりを確認します。
3.こえび隊や来場者との関わりを深め、都市と地域の交換、助け合いによるコミュ
ニケーションを大切にする社会への一歩を進めプロジェクトを推進します。
1-1 海の復権
第
1 章 開催趣旨
4.“ローカルとグローバル”“具体と観念”との差異という 21 世紀的課題が、多くの人
の移動と体験と地域生活の継続の中で、鍛えられていくことを願い、プロジェクト
を推進します。
今年は瀬戸内海が国立公園として指定されて 80 年。日本三景は全て海に神
社・
仏閣が、添景としてあった景観でした。芸術祭は今再び、美術によって瀬戸内の景
観を知る試みともいえます。
日本列島の人の移動、文明の発祥からはじまり、海に囲まれどこからでもアプロー
チできること、海と山がつながること、そして農・工・商が混在した原初の人びとの存
在を教えてくれる瀬戸内の島巡りを通し、この先地球上に人が生きること、展望を持
つことを第 3 回芸術祭でも考えていきます。そのための特に大きな要素として、以下
の 3 つを掲げます。
◆他地域との「連携」…県内や瀬戸内の他地域との連携を図り、一人でも多く
の人々が関わり芸術祭の開催効果を波及させます。
◆「食」プロジェクトの強化…日常をベースとしたそれぞれの場に固有な食
文
化に注目し、旅の醍醐味としての食を大いに楽しんでもらいます。
◆「国際化」の促進…世界の文明と密接なつながりを築き、地球規模の交流
へ
とつなげます。
私たちは、「瀬戸内国際芸術祭」を 3 年ごとに開催するとともに、芸術祭開催年以
外
においても 1 年を通じた発信・誘客のための活動に取り組み、その活動全体を
「ART
SETOUCHI」と呼びます。
「ART SETOUCHI」では、島々の活力を取り戻すきっかけとして芸術祭を開催すると
ともに、芸術祭の中間年においても、それぞれの島で培われる縁を大切にし、継続
的に活動することで、恒常的に島の活力を高めます。
1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目
1-2 位置づけ
第
1 章 開催趣旨
1 アート・建築-地域の特徴の発見
固有の場所で展開されるアートや建築は、その場所へ人を惹きつける力を持ちま
す。瀬戸内の持つ美しい景観と自然の中でアートは、人間が自然に関わるための
「技術」
となり、そこに流れてきた時間、文化、歴史を活かします。
2 民俗-地域と時間
それぞれの地域・島で育まれてきた固有の民俗、農業や漁業、お祭り、農村歌舞伎
や女文楽、また丁場や産業遺産等、瀬戸内の島々に継承される多様な生活・芸術を
活かします。
3 生活-住民(島のお年寄りたち)の元気
島々で営まれてきた生活、歴史に焦点を当て、島外の人々の参加を得たイベントを
きっかけに、地域再生の機会を探ります。
4 交流-日本全国・世界各国の人々が関わる
世代・地域・ジャンルを超えた人々が集い、地域の人々と協働し、作品を創り上げま
す。海外の、とりわけアジアの地域との協働プロジェクトに取り組み、多くの誘客を目
指します。また、“こえび隊”として登録した人々が、より深く地域づくりに参加すること
を促します。地域の再生は、そこに住む人だけでは難しく、世界は具体的な顔が見え
る協働により元気になると考えるからです。
5 世界の叡智-この地を掘り下げ、世界とつながる場所に
地元の大学などとも連携しながら、芸術祭を通し、地域で活動し、美術や建築、音
楽、パフォーミングアーツ、科学、文学、思想、哲学、映画、スポーツ、国際交流等、
様々な分野が集い、作業し歓談する場をつくります。これがやがて地域固有の文化
に光をあて、地域再興の灯台となるように動きます。
6 未来-次代を担う若者や子どもたちへ
次代を担う若者や子どもたちが、芸術祭を作るプロセスを共有し、世代・地域を越え
て集まる人々と協働します。世界の第一線で活躍するアーティストたちの作品は五
感を通して子どもたちに伝わります。新しい事象に出会う感動と、身体感覚に刻まれ
た豊かな体験は、瀬戸内の未来を拓く大きな原動力となります。
7 縁をつくる-通年活動
芸術祭の開催により、それぞれの島に新しい縁ができました。さらに島間の交流を
1-3 コンセプト
第
1 章 開催趣旨
|3
活発化し、そこから新しい島と瀬戸内海再生の機会を生んでいきます。
第
2 章 開催概要
名称 瀬戸内国際芸術祭2016
SetouchiTriennale2016
開催期間 春:3月20日(日・春分の日) ~4月17日(日) 29日間
夏:7月18日(月・海の日) ~9月4日(日) 49日間
秋:10月8日(土) ~11月6日(日) 30日間
※会期総計:108日間
会場 直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、
沙弥島(春会期)、本島(秋会期)、高見島(秋会期)、粟島(秋会期)、
伊吹島(秋会期)、
高松港周辺、宇野港周辺
2-1 名称・開催期間・会場等
高松
女木島
男木島
大島
小豆島
豊島
直島
伊吹島
粟島
本島
犬島
宇野
沙弥島
高見島
第
2 章 開催概要
|5
主催 瀬戸内国際芸術祭実行委員会
会長 :浜田恵造 (香川県知事)
名誉会長 :真鍋武紀 (前香川県知事)
副会長 :竹﨑克彦 (香川県商工会議所連合会会長)
:大西秀人 (高松市長)
総合プロデューサー :福武總一郎((公財)福武財団理事長)
総合ディレクター :北川フラム(アートディレクター)
構成団体 :香川県、高松市、丸亀市、坂出市、観音寺市、三豊市、土庄町、
小豆島町、直島町、多度津町、玉野市、(公財)福武財団、(公財)
福武教育文化振興財団、香川県市長会、香川県町村会、四国経
済産業局、四国地方整備局、四国運輸局、国立療養所大島青松
園、四国経済連合会、香川県商工会議所連合会、香川県商工会
連合会、(一社)香川経済同友会、香川県農業協同組合、香川県漁
業協同組合連合会、(株)百十四銀行、(株)香川銀行、香川大学、
四国学院大学、徳島文理大学、高松大学、香川県文化協会、(公
財)四国民家博物館、(公社)香川県観光協会、(一社)日本旅行業
協会中国四国支部香川地区委員会、(公財)高松観光コンベンショ
ン・ビューロー、香川県ホテル旅館生活衛生同業組合、四国旅客鉄
道(株)、高松琴平電気鉄道(株)、香川県旅客船協会、(一社)香川
県バス協会、香川県タクシー協同組合、(公財)香川県老人クラブ連
合会、香川県婦人団体連絡協議会、(公社)日本青年会議所四国
地区香川ブロック協議会、香川県青年団体協議会、さぬき瀬戸塾
〔オブザーバー〕岡山市、岡山県商工会議所連合会、岡山大学
第
2 章 開催概要
1 アートプロジェクト・イベント
それぞれの会場で、自然、民俗的資源、島の生活や歴史等を活かしたアートプロ
ジェクトを展開する。展開場所・数等については、芸術祭 2010・2013 作品、既存
の資産等とのバランス、鑑賞ルート等を考慮する。芸術祭での独自イベントの他、
開催地の既存の祭等と連携を図りアートイベントやパフォーマンスを実施する。
2 連携事業
芸術祭の開催効果を開催エリアだけではなく、県内や瀬戸内の他地域にも波及
させることができるよう、周辺の美術館や博物館で芸術祭に連携する独自企画を
開催するほか、県内や瀬戸内地域で開催されるアートイベント等との連携を図り、
一人でも多くの県民等が関われる芸術祭とする。
2-2 事業構成
2-3 推進体制
総 会
会則に関する事項、事業計画及び事業報告に関する事項、予算及
び決算に関する事項、その他実行委員会の事業に関する重要な事
項を議決する。
本部会議
総会から委任された事項等を議決する。
幹事会
瀬戸内国際芸術祭の運営を円滑に推進するための業務を行う。
事務局
総
合
デ
ィ
レ
ク
タ
ー
総
合
プ
ロ
デ
ュ
ー
サ
ー
実行委員会
第
3 章 事業内容
|7
1 各会場での展開方針
芸術祭 2010・2013 におけるアート展開の蓄積を踏まえ、開催地の地元の既存の
祭り等とより連携を強めるなど更なる発展を図る。特に、それぞれの場に固有な食
文化に注目する「食」プロジェクトへの取組みと、地球規模の交流につなげる「国
際化」の促進に力を入れる。
各会場におけるアート展開を検討するに当たっては、その地域活性化に関わる様
々な関係者を交えて議論を行うことにより方向性を深めていくとともに、各会場のア
ートプロジェクト・イベントの詳細は、幹事会において取りまとめるものとする。
―直島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
豊かなアート施設や高い
知名度を活かし、芸術祭
の会場となる島々の中で
中心的役割を果たす。
直島の玄関である宮浦港周辺地域で
のアート展開を行う。
直島町
ベネッセハウスミュージアムにおいて
企画展や、宮浦ギャラリー六区におい
て先端をいく企画展を実施する。
ベネッセホー
ルディングス
福武財団
直島女文楽の公演等を実施する。 実行委員会
―豊島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
食とアート -農学の歳時
記をつくる。
「島キッチン」を拠点に、棚田の農産物
と瀬戸内の地魚を活用し、農と食の活
動を展開する。
実行委員会
豊かな自然の中で、生と
死をテーマにした作品を
通じ、これからの生き方(よ
く生きる)を考える場所に
する。
島の魅力増・集客増につながる施設
や企画として、空き施設のギャラリー化
や、民家を活用したサイトスペシフィッ
ク(*)な作品の展示を行う。
福武財団
ベネッセホー
ルディングス
既存作品を活かし、新しい側面を加え
ながら進化させる。
実行委員会
―女木島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
アートプロジェクトの展開
により、島全体を視野に
入れた活動をする。
既存作品を活かし、新しい側面を加え
ながら進化させる。
福武財団
実行委員会
愛知県立芸術大学「MEGI HOUSE」を
中心に来訪者がアーティストや地元の
人々とともに楽しめるイベントを開催す
る。
実行委員会
愛知県立芸術
大学
3-1 アートプロジェクト・イベント
第
3 章 事業内容
―男木島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
アートプロジェクトの展開
を恒常的な地域づくりに
引き継いでいく。
集落の中、石垣に囲まれた路地でのイ
ンスタレーション(*)展開や、島内に設置
した作品を巡ることで島の生活に触れ
ることができるように展開する。
実行委員会
民家を活用し、サイトスペシフィック(*)な
作品を設置する。
各事業主体
既存作品を活かし、新しい側面を加え
ながら進化させ、多様な人々が交流す
るプラットホーム化を図り交流拠点とす
る。
実行委員会
各事業主体
―小豆島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
祭りや地芝居の場として
受け継がれてきた桟敷や
農村歌舞伎を芸術祭の舞
台として展開する。
江戸時代より地芝居として盛んであっ
た農村歌舞伎を、芸術祭の「ハレ」の
行事として位置づける。
実行委員会
豊かな自然や地域資源を
活用する。
肥土山・中山地区を中心に、作品展
開を図る。
港など導線の拠点となる場所に作品
展開を図る。
三都半島でのアーティスト・イン・レジ
デンス事業を活かした作品展開を行う
とともに、醤の郷・坂手港エリアを地場
産業や自然資産の再発見と再価値化
に取り組む場とする。
小豆島町
アジアにおける地域文化
のコミュニティを通した交
流を経て、コミュニティの
未来を描く。
「福武ハウス」を活用しアジア・アート・
プラットフォームとして、イベントや作品
展示を通してアジア地域への理解を
深めていく。
福武財団
小豆島町
―大島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
住民と来島者が関わる豊
かな環境を構築する。
美術を通して、島及び島
民の歴史などを見ることの
できる施設整備に向けて
準備する。
やさしい美術プロジェクトを発展させ、
左記施設に結実させる。
実行委員会
「カフェ・シヨル」の継続的な営業と展
開を図る。
田島征三を中心に、イベント、ワークシ
ョップ等の楽しい展開で島民と島外者
をつなげる。
大島の在り方を考える。 「大島振興方策(仮称)」に基づいた
事業を展開する。
高松市
―犬島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
日本の近代化を振り返り、
これからの人間の営みを
考える場所とする。
犬島家プロジェクトの展示替えを行う。 福武財団
維新派の公演を行う。
第
3 章 事業内容
|9
―沙弥島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
地域の歴史や文化施設を
活かした活動を行う。
神戸芸術工科大学のアートプロジェクト
の継続や、既存作品を活かし、新しい
側面を加えて進化させる。
実行委員会
―本島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
島の歴史ある地域資産に
絡んで活動する。
島の特色を活かした作品展開を図る。
また、シーボルトガーデンを通し、オラ
ンダとの交流を深める。
実行委員会
―高見島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
地域の歴史や文化施設を
活かした活動を行う。
京都精華大学「高見島プロジェクト」等
を継続する。
実行委員会
―粟島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
瀬戸内海の歴史や魅力を
見せるプロジェクトを展開
する。
瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト
として、海底探査で発見したものを使
った企画を展開する。
実行委員会
アーティスト・イン・レジデ
ンス事業を継続し芸術祭
作品として展開する。
「粟島芸術家村」を活用し、作品制
作やワークショップを通じて島民との
交流を進める。
三豊市
―伊吹島会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
島の漁撈文化や古い資産
を明らかにする活動を行
う。
みかんぐみの「伊吹しまづくりラボ」の
継続活動や、旧小学校でインスタレー
ション(*)作品等を展示する。
実行委員会
―高松港周辺会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
海との出会いの場 -港
町高松の特徴を活かす。
港を中心にインスタレーション(*)の展開
や船の演出等で街を盛り上げる。
実行委員会
瀬戸内国際芸術祭のマザ
ーポートとして、にぎわい
を創造する。
高松港周辺において、市民との協働
等により、街なかアート活動や音楽な
どのイベントを実施する。
各島へのマザーポートで
ある高松を楽しむための
プログラムを展開する。
まち歩きを楽しむプログラムを実施す
る。
各事業主体
高松の資産を活かし、
ART SETOUCHI ブランド
に位置づける。
屋島、玉藻公園など高松の資産を活
かしたプログラムやアートイベントを実
施する。
高松市
各事業主体
島への玄関口、瀬戸内海
交流の拠点 -人、モノの
出会いの場となる。
高松港付近に、瀬戸内の「食」が集ま
るマルシェを展開する。
香川県
第
3 章 事業内容
―宇野港周辺会場
目的・機能 主な事業内容 実施主体
宇野港の歴史や魅力を見
せるプロジェクトを展開す
る。
連絡船の町プロジェクトを展開させ、多
様な関係を築いていく。
実行委員会
JR宇野駅や宇野港を活かしたプログ
ラムやイベントを実施する。
玉野市
各事業主体
(*) サイトスペシフィック
特定の場所に帰属する性質を示し、美術作品の場合は、場所性を活かした表現により制作さ
れた作品をさす。
(*) インスタレーション
現代美術における表現方法の1つで、様々な素材を組み合わせて空間に配置・構成し、空間
全体を作品として体験させること。
2 参加アーティスト
アーティストは、招待または公募によって芸術祭に参加する。
招待 :サイトスペシフィックな作品制作や、コミュニケーションをテーマとする作品
展開などに定評・実績のあるアーティスト、新進気鋭のアーティストを招待
する。
公募 :島々の魅力を発見し、地域資源を活かしたアートプロジェクトを広く国内
外から公募する。新しい才能の発掘・育成の場とするとともに、事前広報
の場としても活用する。
3 アーティスト選考
アーティストの選考は、作品設置場所等の諸条件、地域の素材や住民との関わり
などを考慮し、総合ディレクターが行う。なお選考にあたり、総合ディレクターが作
家の能力や実績、活動等についてできるだけ幅広い情報を収集し、円滑かつ効
率的に選考を行うための体制を整え、また選考の公平性の確保を図るために、
「瀬戸内国際芸術祭アーティスト選考アドバイザリーボード(仮称)」を設置する。
第
3 章 事業内容
|11
地域に埋もれている文化的資産を掘り起こし、世界に次代へのメッセージを残すため、
香川県、香川大学、福武財団が協力し、「瀬戸内全誌」の編纂に向けて活動を開始
する。
芸術祭の開催効果を開催エリアだけではなく、県内や瀬戸内の他地域にも波及
させることができるよう、周辺の美術館や博物館で芸術祭に連携する独自企画
を開催するほか、県内や瀬戸内地域で開催されるアートイベント等との連携を図
り、一人でも多くの県民等が関われる芸術祭とする。
(例)
・市町等連携事業
香川県内の市町や団体等が開催するアートイベント等と広報面での積極的な
連携を図り、相乗効果を目指す。
・広域連携事業
会期中に瀬戸内の他地域で開催されるアートイベントについて、互いの広報
媒体を活用した連携を図る。
3-3 連携事業
3-2 関連研究事業
第
4 章 広報・誘客活動
芸術祭に関する情報を多様な層にタイムリーに提供するため、下記の方針のもとターゲッ
トに応じた広報・誘客活動を行う。
1 パブリシティを重視した効果的な広報
費用対効果の高いパブリシティを活用し、プレスリリースや記者会見などを通して、
ニュース性の高い情報をタイムリーに提供する。
2 プロセスに焦点を合わせた情報発信
作品公募、作品制作など、芸術祭開催に向けての各プロセスや、「ART
SETOUCHI」の通年活動を広報機会として捉え活用する。
3 ターゲットに応じた戦略的な広報・誘客活動の展開
文化芸術関係者向け、あるいは、一般観光客向けなど、ターゲットに応じた戦略的
な広報活動を展開し、多様な層からの誘客を図る。
4 広報・誘客活動の迅速かつ的確な実施
国内外メディアによる現地取材への対応、公式ウェブサイトからの情報発信、広報
ツールの作成などの広報・誘客活動を迅速かつ的確に実施する。
4-1 方針
第
4 章 広報・誘客活動
|13
1 地域(地元)向け活動
地元説明会や島々での芸術祭関連イベントを開催し、芸術祭 2016 の告知と更な
る
サポーターの獲得を図る。
2 メディア向け活動
タイムリーなプレスリリースをはじめ、プレスツアーや企画発表会等を開催し、メディ
アによる情報発信を促す。
3 旅行エージェント向け活動
旅行エージェントを対象とした説明会の開催や商談会での働きかけなど、旅行エ
ージェントとの情報共有を図りながら、芸術祭を組み込んだ旅行商品の造成を促
す。
4 一般向け活動
公式ウェブサイトやフェイスブック・ツイッターなどのコミュニケーションツールのほ
か、ポスター・チラシなどの様々な広報ツールやメディアを活用し、多様な層への
情報発信と誘客を図る。
5 海外向け活動
欧米や東アジアを中心に企画発表会等の PR 活動を実施し、海外からの誘客を図
る。
4-2 広報・誘客活動
第
5 章 交通
2016 年の芸術祭会場となる島々などにおいては、交通混雑が見込まれることから、前回開
催時の来場者の状況も踏まえ、海上交通及び島内交通に関する対策を講じ、地元への負担
を極力低減させながら、来場者の交通手段の確保に努める。
旅客船、鉄道、バス、タクシーなどの交通事業者との連携を図りながら、各会場へのスム
ーズな輸送の実現に向けて対策を検討する。
芸術祭会期中、会場への既存航路の増便や臨時航路の開設を働きかけ、海上
交通網の充実を図る。来場者の利便性の向上と乗船窓口付近での混雑緩和の
ために、前回に引き続き、共通乗船券の導入に向けて、関係機関との調整を行う。
地元市町等と連携しながら、島内バスやレンタサイクル等の充実を図る。
マイカーでの来場者の利便性の向上と、誘客促進のために、芸術祭来場者向け
の駐車場を確保するとともに団体バスの乗降場等を整備する。
地元市町等と連携しながら、各島への港周辺での駐車場の確保に努めるととも
に、JR各駅から港までの交通アクセスの充実を図る。
5-1 海上交通
5-2 島内交通
5-3 高松港・宇野港周辺対策
5-4 中西讃の島々への四国本土側アクセス
第
6 章 ツーリストへの対応
|15
来場者が会場となる島々を効率的に巡れるように、海上交通、島内交通と連携しながら、
モデルコースを設定する。併せて、来場者が各会場をストレスなく快適に周遊することが
できるような環境整備を行う。
会場となる島々や高松港、宇野港等に案内所を設置する。各案内所では、作品
展示場所やイベントの案内、交通機関や作品施設での混雑情報など、芸術祭に
関する各種情報を提供するほか、作品鑑賞パスポート等の販売も行い、来場者
の利便性の向上のためのマルチステーションとして、きめ細かなサービスを提供
する。また、芸術祭の作品、施設などに関するバリアフリー情報の提供を行う。
ガイドブックをはじめ、芸術祭公式ウェブサイトなど多様なコミュニケーションツー
ルを活用して、芸術祭に関する各種情報を効果的に提供する。
インターネットやモバイルサイトを利用し、アート作品情報、交通機関等の混雑情
報及び運行状況など、来場者が必要とする情報を迅速かつ機動的に提供すると
ともに、インターネット環境の充実を図る。
島々に点在する作品を効率よく見学できるように、日程別、テーマ別、季節別に
モデルコースを設定する。
旅行エージェントと連携し、アートファン向け、あるいは、一般観光客向けなど、タ
ーゲットに応じたモデルコースを提案する。
関係観光協会やホテル旅館等宿泊事業者の団体等を通じて、各宿泊事業者に
芸術祭に関する情報提供を積極的に行うとともに、宿泊事業者を対象とした説明
会を開催し、きめ細やかな受け入れ態勢の充実を図る。
6-1 案内所における情報提供
6-2 多様なコミュニケーションツールによる情報提供
6-3 モデルコースの設定
6-4 宿泊対策
第
6 章 ツーリストへの対応
海外からも多くの来場が見込まれることから、外国語版のチラシやガイドマップ、
案内サインを整備するとともに、公式ウェブサイトにおいて外国語による情報提供
を行うなど、言葉の壁を感じることなく、芸術祭を楽しんでもらえるように取り組む。
また、外国語の通訳を主要な案内所に配置し、外国人からの問合せに対応する。
6-5 外国人ツーリスト支援
第
7 章 サポーター
|17
芸術祭 2016 の様々な活動を支えるサポーターとして、ボランティアサポーター「こえび
隊」や住民、行政機関、民間企業等が協働で取り組み、作品の制作支援や開催期間中の運
営など芸術祭の幅広い分野において、サポーターからの協力を得るとともに、サポーター
組織の強化を図る。
芸術祭 2010 の際に組織されたボランティアサポーター「こえび隊」が引き続き芸
術祭 2016 を支えていく。こえび隊事務局機能を担う「NPO 法人瀬戸内こえびネ
ッ
トワーク」が中心となり、各種メディアで広く「こえび隊」への参加を呼び掛け、既に
活動している「こえび隊」に対しては、継続的な活動の中で、情報の共有や活動
経験に応じた役割を担ってもらうことなどにより、「こえび隊」の更なる育成・強化を
目指す。
地域での勉強会を各所で開催し、サポーターとなる人たちを募る。また、子どもた
ちや保護者、教育関係者を対象とした説明会や講演会も実施し、芸術祭への理
解を深めてもらうとともに、サポーターづくりにつなげていく。
県内外の企業、団体、または個人の方々に、寄付・協賛を依頼する。また、作品
制作や会期中の展示に当たっての関係資材や機材、設備の提供など、個別の
作家の支援を含め、民間企業や団体からの協力が得られるように働きかける。さ
らに、芸術祭会期中においても、案内所の運営やボランティアガイドへの参加な
ど、社会貢献活動や教育活動の一環として芸術祭に関わる取り組みを促す。
7-1 ボランティアサポーター「こえび隊」の育成・強化
7-2 地元でのサポーターづくり
7-3 企業、団体等との協調
第
8 章 販売
来場者の利便性、満足度向上のため、チケット制度の構築や、関連商品の開発を進める。
1 チケット制度の構築
会期中、芸術祭の全作品と関連施設の鑑賞に利用できる作品鑑賞パスポートな
ど、来場者が利用しやすくニーズに対応したチケット制度を構築する。
2 チケット販売体制の構築
前売期間及び会期中の長期間にわたり、多様なチャネルにおいて販売ルートを確
立していくため、旅行代理店やコンビニエンスストア等と連携しながら、チケット販売
体制を構築する。
芸術祭のガイドブックやガイドマップ等を制作し販売する。なお、ガイドブックは出
版社から発行し、全国での流通を図る。そのほか、芸術祭に因んだオフィシャル
グッズ等を開発し、プロモーション素材としても活用する。併せて、アーティストや
デザイナーによる新しいデザインを施す県産品リデザイングッズの開発も継続し、
芸術祭を地場産業の振興につなげる。
8-1 チケット
8-2 芸術祭関連商品
第
9 章 スケジュール
|19
2014 年 2015 年 2016 年
5 - 8 9 -12 1 - 4 5 - 8 9 - 12 1 - 4 5 - 8 9 - 12
事業計画
会場での事業展開
アートプロジェクト
イベント
広報・プロモーション
その他
■基本計画策定
■実施計画策定
■公募開始
ART
SETOUCHI
2015
春
ART
SETOUCHI
2015
夏
ART
SETOUCHI
2015
秋
ART
SETOUCHI
2014
夏
ART
SETOUCHI
2014
秋
芸術祭
2016
春会期
芸術祭
2016
夏会期
芸術祭
2016
秋会期
■現地ツアー
■公募〆切り
■招待作家視察・プラン検討
作品制作
■参加作家発表①
■キックオフイベント
開催
■ガイドブック発売
地元調整
■詳細計画策定
■チラシ・ポスター
■前売券発売
■直前広報展開催
■参加作家発表②
■企画発表会
開催