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所 属 人間健康科学研究科 人間健康科学専攻 学 位 の 種 類 博士(放射線学)

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Academic year: 2021

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氏 名 丸山

マ ル ヤ マ

大樹

ダ イ キ

所 属 人間健康科学研究科 人間健康科学専攻 学 位 の 種 類 博士(放射線学)

学 位 記 番 号 健博 第

188

号 学位授与の日付 令和

2

3

25

課程・論文の別 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 名

熱蛍光スラブ線量計を用いた放射線治療装置の郵送出力線量計測法

に関する研究

論 文 審 査 委 員 主査 准教授 眞正 浄光 委員 教 授 齋藤 秀敏 委員 教 授 小倉 泉

【論文の内容の要旨】

放射線治療装置の品質管理は施設担当者の責任の下で行う方法と,第三者によって客観 的な手法で行われる方法がある.近年の放射線治療においては施設担当者による品質管理 の質を担保するため第三者による出力線量評価を行うことが重要視されている.

現在の郵送を利用した第三者による出力線量評価は熱蛍光線量計やガラス線量計を用い たビーム中心軸上の基準点によるポイント線量によって評価され,ビーム形状は評価対象 とならない.コミッショニング時に治療計画装置へ登録した放射線ビームデータを基準と し,ビーム形状の不変性を評価することによって治療計画の質を担保することができる.

本学で開発中の熱蛍光スラブ線量計は熱蛍光量分布を取得することができる平面型の熱 蛍光線量計である.本研究では熱蛍光スラブ線量計を用いた第三者による出力線量評価お よびビーム形状不変性評価への導入に関する検討を行った.

まず熱蛍光スラブ線量計のグロー曲線を解析し熱蛍光再現性および照射後の経過時間に 応じて生じるフェーディングの定量評価をおこなった.解析結果より吸収線量計測に利用 可能な計測精度を有し,熱蛍光量減衰補正による計測精度向上が可能であることを示した.

次に郵送による第三者による出力線量評価に必要な機能を評価した.具体的にはアニー リングによる熱処理に対する物質安定性,放射線耐性,郵送による振動や保管温度による 熱蛍光量の変動を評価し,熱蛍光特性は変化しないことを明らかにした.

さらに熱蛍光感度補正フィルタおよび熱蛍光量-吸収線量変換係数を導出し,固定され

た照射条件における吸収線量分布計測による出力線量及びビーム形状不変性を評価し,計

測システム全体の不確かについても検討した.

(2)

その結果,熱蛍光スラブ線量計による吸収線量分布計測は放射線治療装置の品質管理に 利用可能な精度を有し,固定された条件におけるシステム全体の計測不確かさは本邦の第 三者による出力線量評価と同様の結果を示した.

以上より,熱蛍光スラブ線量計は郵送による第三者による出力線量評価への導入可能な

機能を有していることを明らかにした.

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