1 「総合的な学習の時間」の未来展望 日進月歩のテクノロジーは,これまでの人間(Human)中心の思考過 程を大きく転換していくのではないか(むしろ,「いく」という断定表現 が優位である),という議論をもたらしている。知識基盤社会の重要性や 必要性は勿論であるが,このことを押さえつつ、その活用,さらに,もた らされる幸福と弊害についてもまた,両者の同時分析が求められる。そし て,これらの対応から、フィードバックとフィードフォワードを繰り返し, 未来創造に歩を進めていかなくてはならない現状がある。 このような状況に於いて,「総合的な学習の時間」の特質である「探究 課題」と「探究学習」に裏打ちされた教育活動の展開は,テクノロジーの 進化のみに焦点化しがちな無機質な議論に対して,人間の存在意義の視点 から極めて現実的に作用する,有機的な学習として益々重要視されてくる ことは明白であり,むしろ,様々な視点から臨機応変に対応できる教育活 動からも,必然的ととらえる。「総合的な学習の時間」の成否が,次代を 担う生徒の育成に深く大きく寄与すると表現しても過言では無いものとと らえる。 「総合的な学習の時間」が未来を創る。この視点で,以下に研究を進める。 2 新しい学習指導要領の全面実施を控えて 本年度(令和2年度)より新学習指導要領の全面実施が小学校からスター トした。中学校では,新年度(令和3年度)よりスタートする。この中で 注目すべきは,全教育活動を通した,さらに充実した総合的・横断的な取 組であり,言い換えれば,どの教科等も,それぞれの特質を生かしながら, それぞれの科目等がつながりを意識し,往還の関係を構築し、相乗効果を 図る点にある,言わば,科目等の大同団結である。これまでそれぞれの科 目・活動等が,自分のエリアに固執しがちであったのに対し,新学習指導
「総合的な学習の時間」における「探究課題」の設定に向けたアプローチ (569.05KB)
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課題 学習対象 学習事項 学習項目 学習項目の解説 キーワード. 生徒が探究的にか