北 海 道 にお け る ラ グ ビーの 実態 調 査
藤 江 正
1調 査 の 目的 皿 調 査 方 法 皿 結 果 と考 察
←)部 ・同好 会 の設 置 (⇒ ラ グ ビーの指 導
1)ラ グ ビーの実施 状 況
⇔ 指 導者 と練 習方 法 1)部 員構 成
2)顧 問 ・部 長 の ラグ ビー経 験 3)指 導者
4)練 習 日数 と練 習時 間 5)冬 季 練 習 ・ トレー ニ ソグ 6)講 習会 の参 加状 況
㈲ 施 設 ・用 具 の保 有 状 況 1)ラ グ ビー グ ラ ン ドの有無 2)グ ラ ソ ドの良 否
3)グ ラ ン ドの広 さ 4)附 属 施 設 ・用 具
㊨ 費 用
1)ク ラブ運 営 の公 費 ・私費別 2)各 チ ー ム別 年 間運 営 費
㈹ 事 故 防止
1)救 急処 置 に 関す る 自信 の有 無 2)事 故 発 生時 の 困難 点
3)救 急法 講 習会 希 望 の 有無
4)昨 年1年 間 の傷 害 発生 ・疾 患 別
㈹ レフ リーお よび レフ リソグ 1)レ フ リン グ上 の不 満 の有 無
2)ゲ ー ムに おけ る不 満 の有 無 と レフ リソグの影 曲 3)レ フ リーに対 す る注 文
】V結 語
[170]
北 海道に おけ るラ クビーの実態 調査(藤 江)
171
1調 査 の 目的
本 道 に おけ るラ グ ビー人 口は逐 年 増 加 し益 々盛 んに行 なわ れ る傾 向に あ る。
しか し技 術的 には 本州 レベ ル に達 せず,ま た 傷害 の面で も重 篤 な ものが減 少 しつ つ あ る とは い え,他 の傷 害 は依 然 と して絶 えな い現 状 で あ る。 これ ら技 術 の 向上 や傷 害 事故 を未然 に防 止 す るた めに は,施 設や 指 導管 理 等 が 当然 問 題 とな って くるわ けで,こ の よ うな観 点 か ら本 調 査 は北 海 道 に お け る ラ グ ビ
ーの実 態 を把 握 す る と同時 に これ らの問題 点を 明 らか に し,今 後 の改善 。解 決策 を探 求 し,更 な る北 海 道 に おけ る ラ グ ビーの普及 発 展 を 計 ろ うとす る も ので あ る。 ,
皿 調 査 方 法
調 査 方 法 は,高 校 に つ い て は 北 海 道 高 等 学 校 職 員 録 に よ り季 節,定 時,女 子 高 校 お よび 在 校 生100名 以 下 の 学 校 を 除 き,大 学 ・高 専 は 全 国 大 学 一 覧, 全 国 短 期 大 学,高 等 専 門 学 校 一 覧(文 部 省 発 行),社 会 人 は 昭 和50年 度 北 海 道 ラ グ ビー フ ッ トボ ール 協 会 登 録 チ ー ムを 対 象 と し,北 海 道 協 会 の 協 力 を 得 て 質 問 紙 法 に よ っ て 行 な った 。
調 査 時 期 は,昭 和50年4月 に 郵 送 で 依 頼 し,同 年6月20日 まで に 北 海 道 ラ グ ビー フ ッ トボ ール 協 会 事 務 局 宛 提 出 と した 。
回 収 状 況 は 表1‑1,1‑2,1‑3の とお りで,高 校 は73%,大 学 ・高 専 は74.1%,社 会 人 は65.2%の 報 告 率 で あ った 。
皿 結果 と考 察
e部 ・同 好 会 の設 置
ラ グ ビ ー部 また は 同 好 会 の 有 無 に つ い て,現 在 ラ グ ビ ー部 が 「あ る」 と答 え た 高 校 は(表1‑1)149校 中38校 の25.5%,「 同 好 会 が あ る」 とい うの
172
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人 文 研 究 第56輯
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北海 道におけ るラグ ビーの実熊 調査(藤 江)
173
表1‑3登 録 チームの報 告状 況(社 会 人)区 分 函 館 胆 振1小 樽 札 幌+勝 根 釧 計
昭和50年 度
道協会 登録 チ ーム数 5 5 1
9 1
223
報 告 チ ー ム 数 414i・
4
・12i15報 告 率S…18…}・ ・・…4・41・ ・i・ ・…165・2
は5校 の3.4%で,106校(71.1%)が 「な い 」 と答 え て い る。
大 学 ・高 専 の 場 合 は(表1‑‑2),ラ グ ビ ー部 が 「あ る」 と答 え た の は20 校 中12校 の60%。 「同 好 会 が あ る」 とい うの は2校 の10%で,6校 の30%が
「な い 」 と答 え て い る。
今 後,部 また は 同好 会 ので き る可 能 性 に つ い て 「あ る」 と答 え た の は,高 校 で4校 の3.8%で,他 は 「な い 」 「わ か らな い」 と答 え て い る。
(⇒ ラ グ ビー の指i尊
1)ラ グ ビー の 実 施 状 況
表2‑1の よ うに 何 らか の形 で ラ グ ビ ー を 実 施 して い る の は 高 校 の 場 合, 報 告 校 数 の37.6%で,不 実 施 校 は58.4%,大 学 ・高 専 で は 不 実 施 校 が90%を
表2‑‑1ラ グ ビーの実施状況()内 は%
区 分
報 告 校 数
校校明
施施
実実不
︻不
∴ 記
ググ
ララ無
正 体
課 育学佼行事 特別教育活動 るい記
ほ ヘ コ も レ ら に
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施実し
年施
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しい揺
施てし
実し薙
年施離
毎実過不 高
校
149
56(37.6) 87(58.4) 6(4.0)
41(27.5) 95(63.8)
コむ
13(8.7)ひ
115(10。1) 102(68.5)
15(10.1) 17(11,3)
計
f
昌 コ ロ
十二 画 両
149 (100.0)
149 (100.0)
149
(mo)l
l
大学 ・高 専
20
2(10.0) 18(90.0)
0(.0) 2(10.0) 18(90.0)
0(.0) 0(.0) 15(75.0)
3(15.0) 2(10.O)
計
十
曇 口
十孝 口
20 (100.0)
20 (100.0)
20 (100.0)
174
人 文 研 究 第5 6蛸
占め, クラブ以外で の正課体 育や学校行事 は殆 ん ど実施 され ていないのが現 状であ る。
これを指導者 との関連で調 べてみ る と,正課体 育では ラグ ビ‑経 験者 のい ない学校で の実施率が
56. 1%
と高 く,学校行事 ・特別教 育活動で は逆に ラグ表
2‑ 2
ラ グ ビ ー の 実 施 状 況ビー経験者 のい る学校 で の実施 率が前著 を上 回 ってい る
( 73・ 3%)
Oラグ ビ‑不実施 の理 由につ いては (図1‑ 1), 正課体 育では 「指導者 が いない」 とい うのが
25%
で一一番多 く,つ いで 「球 技の総時 間蘭か らみてそ の 余裕がない」
「適 当な グラン ドがない」 な どが主 な理 由 とな ってい る。学校 行事 ・特別教 育活動 におい て も 「指導者 がいないpl とい うのが 第一‑の理由つ ぎに 「正課体 育で実施 していないので生徒が ラグ t=:‑を知 らない
J
r学生北 海道にお け るラグ ビーの実態 調査(藤 江)175
・生 徒 か ら希 望 が な い 」 「従 来 実 施 して い な い の で 何 とな く」 とい った 理 由 が 述 べ られ て い る。
ラ グ ビ ー実 施 校 中,高 校 の正 課 体 育 で 毎 年 実 施 して い る学 校 は27.5%,学 校 行 事 や 特 別 教 育 活 動 と して毎 年 実 施 して い る の が10.1%で あ る。
実 施 期 間 に つ い て は(図1‑2),正 課 体 育 の 場 合11日 〜15日 間 実 施 して い る学 校 が 多 く,つ ぎに30〜40日 間 とな っ て い る。 学 校 行 事 と して は3日 間 以 内位 で 実 施 して い るが,特 別 教 育 活 動 で は30〜40日 間 が 最 も多 く,11日 〜 15日 間41日 以 上 とな っ て い る。
指 導 対 象 と して は(図1‑‑3)、 高 校 ・大 学 と も全 学 年 を 指 導 対 象 と して い る学 校 が50%以 上 を 占 め,つ ぎ に1年 生,2〜3年 生 の順 とな っ て い る。
図1‑1ラ グビー不実施 の理 由
%
40
30
20
10
指導者がいない 球技の総時間面から余裕がない 事故が発生すると困るので サッカー又は他の球技を実施
正 課 体 育
適当なグラソドがない 男子生徒が少ない
そ
の
他
無記不明
人 文 研 究 第56輯
176
学 校 行 事 ・ 特 別 教 育 活 動
4.313
%40302010 無記不明
その他
従来実施していないので
適当なグラソドがない
学生・生徒から希望がないので
正課で実施していないので
男子生徒が少ない
事故が発生すると困る
指導者がいない 動
0
、 口 正課鯖 翻 学校行事 ・特別教龍
己
図1‑2実 施 期 間
50,050.0
輌
一 一大 大
一
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31.7
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掌
高 専
33 3
羅
掌
高 専
一 17.1
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20.0一 6.7
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一 ii難il::=::ひ
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繕
%5040302010
1
〜 2 レ 嘱
日 間
3
〜 10
日 間
11
〜 15
日 間
16
〜 ・ 20
日 間
30
〜 40
目 間
41 日 間 以 上
無 記 不 明
北海道 におけ るラグ ビーの実態 調査(藤 江)
177
図1‑3指 導 対 象
80 70
6058・51i
50 '40
30 20 10
口 正課体育
睡1学 校行事 ・特別教育活動
4.9論1312・2
全 学 年3年2〜3年1〜3年2年 ユ〜2年 ユ年 無記
図1‑4今 後 の ラグビー実施 の有無 高 校N=87
54.0 難 欝 影膨
38.9
大 学 ・高 専N=18
1鐵灘i雛 嚢
0 50
100%口 考えている 翻 考えていない2不 記
不 実 施 校 に 対 し,「 今 後 ラ グ ビ ーの 実 施 を 考 え て い ます か 」 とい う質 問 に
「実 施 を 考 え て い る」 と答 え た の が 高 校 で54%,大 学 ・高 専 で38・9%あ り・
今 後 更 に 盛 ん に な る と とが 予 想 され る。 な お 「考 え て い な い」 とい うの が 高 校 で29.9%、 大 学 ・高 専 で27.8%と な っ て い る(図1‑一 一4)。
(⇒ 指 導 者 と練 習 方 法 1)部 員 構 成
部 員 の構 成 は(表3‑1),高 校 で20〜21名 が 最 も多 く,24〜25名,18〜
178
人 文 研 究 第56輯表3‑一 一1部 員 構 成
区 分
内 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 上
以 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 以
人 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 人
15 16 18 20 22 24 26 28 鉤 32 34 36
高校 チー ム数%
136248411
9 臼 ウ 臼
大 学 ・高 専 チ ーム数%
2.31 7.0 13.9 27.9 9.3 18.6 9.3 2.3
4.7 4.7
3
O J n δ 9 臼 1 1 義
121.4
21.4 21.4
14.3 7.1 7.1
7.1
社 会 人
チ ー ム数%
9 臼 ρ 0 9 臼 4
1
Q り ( U
Q J O ¶ 上 4
13.3 26.7
6.7
十
曇 ロ 43100.0 14100.0 15100.0
19名 の 順 で あ る。 大 学 で は18〜21名 の チ ー ムが 多 い が,な か に は15名 に 満 た な い チ ー ム もあ る。 高 専 は20名 が1校 で,他 の2校 は30名 以 上 い る。 社 会 人 は20〜21名 の チ ー ムが40%を 占 め,つ い で26〜27名,18〜19名,24〜25名 の 構 成 とな っ て い る。
2)顧 問 の ラ グ ビー経 験
顧 問 の ラ グ ビー経 験 に つ い て は(表3‑2,図2‑1,図2‑2),社 会 人 で は73.3%の 顧 問 が ラ グ ビー選 手 と して の 経 験 ま た は 指 導 の 経 験 を も っ て い る。 高 校 の場 合 は53.5%が ラ グ ビー経 験 者 で,34.9%の 顧 問 は いず れ の 経 験 も も た な い 先 生 方 で あ る。
大 学 の 場 合 は 半 数 の 顧 問 が 経 験 者 だ が,高 専 で は 経 験 の あ る顧 問 は1人 も い な い 。
顧 問 の ラ グ ビー経 験 内 容 で は(図2‑1,2‑2),選 手 と して の経 験 年 数 が10年 以 上 とい うの が 高 校 の 先 生 で50%以 上,つ い で5年 以 内34.8%,6
〜9年 が13%。 大 学 で は5年 以 内 と10年 以 上 の 経 験 者 が 同数 程 度。 社 会 人 の 場 合 は10年 以 上 が 約60%を 占 め,5年 以 内 の 経 験 者 は ご く少 数 で あ る。
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北海道に おけ る ラグ ビーの実態 調査(藤 江)
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179
顧 問 の ラ グ ビー指導 経 験 年数 で は 高校,大 学 とも6年 以上 の経 験 あ る 指導 者 が多 い。社 会人 の場 合 は選 手 と しての経 験 は 長 い が指 導経 験 の面 で は短 い とい う傾 向 が み られ る。
3)指 導 者
実 際 の指 導 に つ い ては(表3‑2), 高校 で は顧 問 ・体 育教 官 が 中 心 とな ってい るのが 半数 以上,他 は 先 輩 の 指導 また は 「部 員の み」 で や って い る。 大学 ・高 専 で は 「部 員 のみ」 で 実 施 して い るのが半 数 で,な か に は 創 部 ま もな い チ ーム もあ り,今 後 こ れ らチ ー ムの育成 法 を 真剣 に考 えて や らな けれ ば な らない で あ ろ う。 社 会 人 の場 合 も同 じ く 「部 員の み」 で や って い るチ ー ムが 大 半 だ が,経 験 者 の多 い社 会 人 チ ー ムに とっては 当 然 の傾 向か も知 れ な いが,こ の あた りに監督 ・コーチ等 指 導体 制 の確 立 した 本州 チ ー ムに勝 てな い原 因が あ る よ うに も思 わ れ る。
4)練 習 日数 と練 習 時 間
1週 間 の練 習 日数 で は(表4‑一 一1) 高 校 ・大 学 ・高 専 と も「殆 ん ど毎 日」
や って い るが,社 会 人 の場 合 は勤 務 の都 合 もあ って毎 日練 習 を して い る チ ー ムは高 校 ・大 学 に比 べ て 少 な く
180
入 文 研 究 第56輯図2‑一 一1顧 問 の選 手 と し て の 経 験 年 数 高 校N==23
大 学 ・高専N=7
口5年 以内
杜 会 人N=11
まお く ヂ
9・・鞭7・ 灘45・518・2圏6‑9年
図2‑‑2顧 問 の 指 導 経 験 年 数 高 校N=26
ew10・ 一・14年
大 学 ・高 専N・6
彪15年 以上
社 会 入N=7
57.1 14.3
28.60 50
100%週3〜4日 とい うチ ー ムが 比 較 的 多 い 。1日 の練 習 時 間 は2〜3時 間 が 圧 倒 的 に 多 く,つ い で1時 間 半 と な っ て い る。
5)冬 季 練 習 ・ トレー ニ ソ グ
冬 季 練 習 に つ い て は(表4‑1),高 校 で は 雪 上 練 習 と ウ ェ イ ト・トレー ニ ソ グ,サ ー キ ッ ト ・ トレ ー ニ ソ グ の 合 併 練 習 が 多 く採 用 され,つ い で ウ ェ イ
ト ・ ト レー ニ ソ グ ・ サ ー キ ッ ト ・ トレ ー ニ ソ グ,自 主 練 習 の順 と な っ て い る。
大 学 ・高 専 の 場 合 も大 体 高 校 と同 じ よ うな 組 合 わ せ で 行 な わ れ て い る。 社 会 人 で は 自主 練 習 が33.3%,「 そ の他 」 で は ス キ ー,ス ケ ー ト,ク ロス カ ソ ト
リー競 技,ホ ッケ ー な ど を 取 り入 れ て の体 力 作 りや 身 体 調 整 力 の 養 成 を ね ら っ て い る・ 数 は 少 な い が 「方 法 が わ か らな い 」 「何 に も しな い」 とい うチ ー ムが あ るが,こ れ らチ ー ム の 指 導 体 制 を 確 立 す る と共 に雪 国 に お げ る北 海 道 独 自 の冬 季 練 習 法 や トレ ー ニ ン グ法 の 指 導 を徹 底 させ る 必 要 が あ ろ う。
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北 海道に おけ るラグ ビーの実態 調査(藤 江)
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寸σ翻 畿
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.Z81
6)講 習 会 の 参 加 状 況
日本 協 会,関 東 協 会,北 海 道 協 会 主 催 の 各 種 講 習 会 に 参 加 した こ とが あ る とい うの は
高 校 で31.1%,大 学 が25%と 低 調 だ が 社 会 人 で は53.3%の 者 が 何 らか の 形 で 参 加 して い
る。
不 参 加 の 理 由 と して は(表4
‑2) ,「 費 用 が か か りす ぎ る」
「時 期 が 悪 い 」 「知 らな か った 」 な どを 主 な 理 由 と して い る が, そ の他 の 項 で は 「素 人 な の で 自 信 が な く て 」「校 長 の 判 断 」「必 要 が な い 」 「費 用 の 件 で 除 か れ た 」 な どが あ げ られ て お り,今 後,講 習 会 の運 営 す な わ ち時 期,開 催 地,日 程,対 象,方 法,内 容, 回 数 等 に つ い て 検 討 す べ き 点 が あ ろ うか と思 わ れ る。
今 後 の 講 習 会 開 催 の 希 望 に つ い て は,大 半 が 開 催 を 望 ん で い る。 しか し一 部 開 催 を 望 ま な い 者 もい る。 そ の 主 な 理 由 は 表4
‑一一2の と お りで ,な か で も 「学 校 の 指 名 で い や い や や っ て い る」 とか 「適 正 な 顧 問 配 置 で な い か ら」 とい う意 見 が あ り,今
182
人 文 研 究 第56輯回 回答 をい た だ け なか った 顧 問 の中 に もこの よ うな意 見 を お もち の方 が お ら
表4‑2講 習 会 に つ い て
区 分
高
校 大 高 学 専
社会人
実 数
% 実 数
% 実 数
%
講習会参加経験の有無
あ る な い 無 記 計
14 3L1
4
25.0
8
53.3
28 62.2
10
62.57 46.7
3 6.7
2 12.5
45
100.0 16
100.015 100.0
今後の講習会開催の希望
陣 む 望まない 無 訓 計 「
39
86.711
68.815 100.0
4
8。9
3 1&7
2 4.4
2 12.5
45
100.0 16 100.0
15 100.0
表4‑3講 習 会 に 関 す る 内 容
内 容 高 校(%)1大 学.蕩 社会人(%)
参加状況不参加の理由 望まない理由講習会の開催を
部員 全員 を参加 させ てい る
で きるだ け多 くの部 員を参 加 させ てい る 代表 のみ参 加 させ てい る
そ の 他 時期 が悪 くて
費 用がか か りす ぎる 経 験が ないので
知 らなか った 同好会 のため 仕事か ら離 れがたい 勤 務 の都 合で そ の 他
適 正な顧問配置 でない
学 校 の指名 でいやいや顧問 にな ってい る 指導者が いれ ば望む ところ
教 育系 大学 研修 会に参加 のため 若 い人 に機会 を与えた い
ル ール改正点 の修 得 のみ に有効,他 の効 果 は基 本的 に無理
そ の 他
4(28.6) 5(35.7) 4(28.6)
1(25.0)
1(7・1)i3(75・ ・)
6(21.4) 9(32.1) 4(14.3)
9(32.1)
1(25.0) ユ(25.0) 1(25.0)
1(25.0)
4(40.0) 1(10.0) 1(10.0) 2(20.0) 1(10.0) 1(10.0)
1(33.3) 1(33.3) 1(33.3)
1(12.5) 7(87.5)
2(28.6)
2(28.6)
2(28.6) 1(14.2)
北海道 におけ る ラ〆 ピーの実態 調査(藤 江)
183
れ る こ と も予 測 され るわ け で,こ の あ た りに ク ラ ブ運 営 の 問 題 点 が 潜 ん で いる よ うに 思 わ れ る。
四 施 設 ・用 具 の 保 有 状 況 1)ラ グ ビ ー グ ラ ン ドの 有 無
ラ グ ビ ー の で き る グ ラ ン ドの 有 無 に つ い て は(表5‑1),高 校 で学 校 の グ ラ ソ ドが 「あ る」 と答 え た の が67.9%e,こ の うち 専 用 の グ ラ ソ ドを 持 っ て い る の が17.9%,道 市 町 所 有 の も の が12.5%で,ラ グ ビ ー の で き る グ ラ ン ドは
「な い」 とい うの が19.6%で あ る。 大 学 ・高 専 で は学 校 所 有 の もの が61,9%
こ の うち 専 用 グ ラ ソ ドを 持 っ て い る の は4.8%に す ぎず,グ ラ ン ドが 「な い 」
表5‑‑1ラ グ ビー グ ラン ドの有無(重 答)
区 分
高 あ
専用兼用
市 町 村 学 校
胆振
函館
校
る
市 町 村
学 校陀
な い
樽小
噌 1 ρ0
一‑
{
3
2一1}1一3
1
大学・高専
1
社 会 人
あ
る
専 市 町 村2
用 学 校「
兼 市 町 村1 用 学 校3
な い
あ
る
専用
兼
市 町 村2
会 社 ・隊1
市 町 村1 馴 会社 ・隊1
な い
1
‑ ⊥ 一 ‑ 一 ‑ ⊥
4 1
不明
北見
根釧
十勝
旭川
空知
札幌
‑ 一 9 臼 一 Q O
1 2
0 0 一 〇 〇
1
0 0 } 3
1
ー ム 一 Q J
4 1 1一
9 臼 一 ワ ︼
1
1
3
‑ ← 一 ‑
4
2 1
1
2.
2
2
計(%) 4(7.1) 10(17.9)
3(5.4) 28(50.0) 11(19.6) 3(13.0) 1(4.3) 3(13.0) 12(52.2) 4(17.4) 3(17.6) 1(5.9) 3(17.6) 10(58.8)
0(0)
184
人 文 研 究 第56輯表5‑2使 用 グ ラ ソ ドに つ い て
区
分 鹿
高
校
大学・高専 練習試合
学 校
市 町 村
学 校
市 町 村 無 記 不 明
練陸 校
判 市 町 村
試合
学 校
市 町 村 1無 期 不 明
4 } 1 一 1 ﹁ 4 一 1
胆 小 札
振1樽 幌
iI
335
33
113
13111
‑'"一 一一1
3
社 会 人
練習試合
会社 ・劇 市 町 村 2 会 社 ・隊
̲̲1̲
市 町 村2 無 記 不 明12
1
5
12
1
11
2 15
根釧
十勝
旭川
空知
si34 1、
434
311
1 2
1
11
23
̲一 一一一一..一、̲‑1
・11
2 .2LL li
21・ ■
1 3
北 不 見 明
3
32 11 1‑l
l7い
‑i一i1
1
π 一
̲」̲
計(%) 33(39.3)
1(1.2) 23(27.4)
10(11.9) 17(20.2) 11(39.3)
0(0) 4(14.3) 5(17.8) 8(28.6)
2
5(21.7)
4(17、4)
4(17.4) 一一1‑‑
3(13.0)
7(30.5)
{
とい うの が19%あ る。 社 会 人 の 場 合 は 各 職 場 の グ ラ ソ ドを 持 っ て い る チ ー ム が 多 い が(68.7%),こ の 大 半 は 他 種 目 との 兼 用 グ ラ ソ ドで あ る。 道 町 市 営 グ ラ ン ドが 「あ る」 の は 函 館,小 樽,札 幌 の3地 域 の み で 北 海 道 に お け る ラ グ ビ ー施 設 の 貧 弱 さ が うか が え る。
日常 の 使 用 グ ラ ソ ドは(表5‑2),高 校,大 学,高 専 と も練 習 時 は 大 半 が 自 校 グ ラ ソ ドを 使 用 し,試 合 時 に は 学 校 グ ラ ソ ドや 道 市 町 営 グ ラ ソ ドを 使 用 して い る が,高 校 の 場 合 は 試 合 時 に お い て も 自校 グ ラ ソ ドを 多 く使 用 して い る。 これ は 管 理 上 の 問 題 や 試 合 相 手 との 関 係 も さ る こ とな が ら,道 市 町 営 グ
ラ ソ ドが 少 な い とい う結 果 の あ らわ れ で,社 会 人 の 場 合 も 同 じ よ うな 傾 向 が
北海道 におけ るラグ ビーの実態 調査(藤 江)
185 表5'r.3今 後 の グ ラ ソ ド造 成 の 有 無
区 分
高
校
大学・高専
社
ある
市 町 村
学 校
な
い
わ か ら な い 無 記 不 明
ある
市 町 村
学 校
な
い
わ か ら な い 無 記 不 明 1あ 市 町 村
る 会 社 ・隊
不明
北見
根釧
十勝
旭川
空知
札幌
小樽
胆振
函館
会
人
'5
2
1
な
い
わ か ら な い 無 記 不 明
‑ ㎝ ‑ ⊥ [ り 臼
2
2
1
ー ユ 一 9 臼
1 2
2
2
2
1
1
44
¶ ■ 一 ‑
2
1 一 惚 } 3
2 2
1
1
21一
凶■←一11繭
1
1
1
3
2ウ 臼 一 3
2 1
1
9 臼 ︻ ‑ 1
計(%) 3(6.0)
3(6.0)
25(5do) 9(18.0) 10(20.0)
0(0) 1(6,7) 8(53.3) 5(33.3) 1(6.7) 0(0) 2(13.3) 4(26.7) 5(33.3) 4(26.7)
み られ る。
今 後 の グ ラ ソ ド造 成 の見 通 しに つ い て(表5‑‑3),「 あ る」 とい うの が 高 校 で12%,大 学 で6.7%,社 会 人 で13.3%,他 は 「な い 」 「わ か らな い 」 「無 記 不 明 」 とな っ て い る。
2)グ ラ ソ ドの 良 否
グ ラ ソ ドの 良 否 に つ い て は(表5‑4,図3‑1),「 大 変 よい 」 と い う の が 高 校 で13.8%,大 学 が4.8%で,そ の 内 容 は グ ラ ス が2高 校,ロ ー ソが
1高 校 ・1大 学 に 各 々1面 つ つ あ る。 他 は 良 質 の 土,柔 い,排 水 が よい な ど の 内 容 とな って い る。 「良 い 」 とい うの は,社 会 人 の66.7%,高 校 の27.6%,
186人 文 研 究 第56輯
大 学 ・高 専 の23.8%oで あ る。 「悪 い 」 とい うの は 大 学 の52.4%を 筆 頭 に,高 校 の51.7%,社 会 人 の33.3%で ラ グ ビ ーに は 不 適 と思 わ れ る グ ラ ソ ドが 以 外
図3‑1グ ラン ドの良否につ いて 高 校N=58
、3.827.61雛 灘 、灘 ・,灘 α9翻 大変 よい
綴 、'}'",、'ヤ 駕 ♂
大 学 ・高 専Nニ21
社 会 人N・=15
騰 灘 灘 騰 鱗 職'
66・7難1繍 灘 灘
口 良 い
睡 悪 い
霧 無記不明
一 一 一
〇50100%
と多 い こ とが わか る。 この 「悪 い」 グ ラ ソ ドの 内容 と して は(表5‑一 一4),
「排 水 が悪 い」 を第1と して 「硬 い」,「 石 が 多 い」,「 粘 土 質 」 な どの理 由を あげ て い る。
表5‑4グ ラン ドの良否に関す る内容
内 容 高 校 大学 ・劇 社 会 入
大変よい
悪
い
スソ土いい他
のよ一フ一質がの
グロ良柔排そ いいい質い良他
移 嬬 土 幣
石硬排粘狭整そ
9 醒 ー ム ■1 1 9 一 ¶ ⊥ FD 只 V O 2 1 匹 ー ム 0 0 1
1
9 臼 へj P D
1
1 1 ⊥ 9 臼
1
北海道 におけ る ラグ ビーの実態調査(藤 江)
187
3)グ ラ ソ ドの 広 さグ ラ ソ ドの大 き さ に つ い て は(表5‑5),大 体 正 規 の グ ラ ソ ドに 該 当 す る と思 わ れ る も の は,(正 規 の グ ラ ソ ドの 規 格=縦 の 長 さ144m以 内,横 の 長 さ69m以 内)報 告 数84中 縦 の 長 さが140m以 上 あ る もの が20面 の23.8%, 横 の 長 さ68m以 上 の もの が40面 の47.6%で,半 数 以 上 の グ ラ ソ ドは 正 規 の 試 合 に は や や 狭 く,と くに縦 の長 さが 足 りな い グ ラ ン ドが 多 く 目立 っ て い る。
また タ ヅチ ラ イ ソ よ り障 害 物 ま で5m以 内 とい う,い わ ゆ る危 険 と思 わ れ る グ ラ ン ドが27.4%も あ る こ とが わ か った 。
表5‑5グ ラ ン ド の 大 き さ
縦 の 長 さ
(含 イ ソ ゴ ー ル)
長 さ
(m)
60 90 95 1∞102 105 110 116 120 130 140 150 160 200
無 記
該 当 数
1 2 1 1 1 1 4 1 3 0 9 6 3 2 9 ー 工 哨 ⊥ ‑ ← ‑
横 の 長 さ
長 さ
(m)
40 45 50 55 56 60 64 65 66 67 68 68.7 70 75 80 90 100 120
無 記
該 当 数
21421616111202842199臼‑
障 害 物 ま で の 距 離
タ ヅ チ よ り の 長 さ (m)
無
0 1 2 3 4 5 10 11 12 15 20 25 30 50 記
該 当数
118418511641120100
デ ツ ド ボ ー ル ヲ イ ン よ りの 長 さ
(m)
無
012345605040己11223二=口
該 当 数
65671719261303
計 84計 ・4i計 84計 84
■
人 文 研 究 第56輯
188
表5‑6グ ラ ソ ドの 付 属 施 設 ・設 備
高 校(%)【 大学 ・高専(刎 社 会 人(%)
分
区
6(40.0) 6(40.0) 2(13.3) 1(6.7) 5(38.5) 6(46.1) 2(15.4) 11(84.6) 1(7.7) 1(7.7) 1(6.8) 0(0) 2(13.3) 2(13.3) 2(13.3) 6(40.0) 2(13.3)
「甑斡鞠.、'
2(13.3) 10(66.7) 3(20.0) 3(20.0) 9(60.0) 3(20.0) 0(0) 2(13.3) 1(6.7) 11(73.3)1(6.7) 0(0) 2(66.7) 0(0)
1(33.3)、
11(73.3) 0(0) 4(26.7) 0(0) 1(6.7) 14(93.3)
0(0) 4(23.5)
24(46.2) 8(15.4) 14(26.9) 6(11.5) 7(18.4) 25(65.8) 6(15.8) 28(73.7) 4(10.5) 6(15.8) 1(1.9) 18(34.6)
1(1.9) 10(19.2)
0(0) 16(30.8)
6(11.5) 10(19.2) 38(73.1) 4(7.7) 1(1.9) 47(90.4)
4(7.7) 0(O) 13(25.0)
3(5.8) 32(61.5)
4(7.7) 13(81.3)
0(0) 2(12.5)
製
一 一
一
一 一
皿
一
一 一 一
『"
'th
6(35.3) 4(23.5) 3(17.7) 4(30.8) 6(46.2) 3(23.0) 8(61.5) 2(15.4) 3(23.1) 0(0) 4(23.5) 0(0) 7(41.2) 0(0) 3(17.6) 3(17.6) 10(58.8) 4(23.5) 3(17.7) 0(0) 14(92.4)
3(17.6) 0(0) 6(35.3) 2(11.8) 6(35.3) 3(17.6) 4(50.0) 1(12.5) 3(37,5)
製あ 木
る 鉄
な い
無 記 不 明
}
⁝無有
﹁ マ ッ ト
} ポ ︒ ,
無 記 不 明
対1 方
片数
無 記 不 明
ゴール・ポスト
市 町 村
学 校 ・会 社 ・自 衛 隊
市 町 村
学 校 ・会 社 ・自 衛 隊
そ の 他
専用兼用
な し副
無 記 不 明1
更衣室 有無
無 記 不 明
有 ・無
無 記 不 明
シ ャ ワ ー 風 呂
市 町 村
学 佼 ・ 会 社 ・自 衛 隊
の
他 ・
兼用そ
い ⁝ 明
不記無な 炊自
Qc‑9)
11(6.2)
食 事 付
外 か ら
そ の 他
食事
合宿所
10(58.8) 1(a5.9) 3(17.6) 3(17.6) 1(5.9) 13(76.5)
3(17.6) 36(69.2)
3(5.8) 10(19.2)
3(5.8)
移 動 式/
固 定 式1
し▽「
あるな
無 記 不 明i
タ マ ツシ ク ン ノレ
6(11.5)
有
42(80.8) 4(7.7)
無
無 記 不 明
ス ム ソ ク マ ラ シ