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<巻頭言> ウィズコロナ時代のHuman Welfare研究

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Academic year: 2022

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<巻頭言> ウィズコロナ時代のHuman Welfare研究

著者 武田 丈

雑誌名 Human Welfare : HW

巻 14

号 1

ページ 1‑1

発行年 2022‑03‑10

URL http://hdl.handle.net/10236/00030105

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ウィズコロナ時代の Human Welfare 研究

人間福祉学部長 武 田 丈

昨年度のこの『Human Welfare』の巻頭言で、「2021年度の授業に関しては基本的に 対面で実施することが2020年11月下旬に村田学長によって発表された」と記したが、

2021年度も残念ながらほとんどの授業がオンラインとなってしまい、昨年度に続きキ ャンパスライフも大きく制限され、学生にとっても、また教職員にとってもフラスト レーションやストレスがたまる1年となってしまった。

幸い2021年の秋になって日本国内では多くの人がワクチン接種を受け、また第5波 が収束したことに伴い、まだまだ予断を許さないが、少しずつ国内の活動制限が緩和さ れだしている。関西学院大学でも、オンライン中心だった授業が11月より対面授業中 心に移行するようになった。すでに実施されているワクチン接種に加え、今後経口薬の 承認、またウイルス自体の弱毒化などが進んで、一日でも早くポストコロナ時代が到来 することを願ってやまない。

この新型コロナウイルスの世界的なパンデミックは、世界中の、そして国内の中の格 差を可視化させたが、国連はこのパンデミックがおこる以前の2015年に、「誰一人と取 り残さない」という共通理念のもと、地球規模の問題を解決するための17の目標とそ れを達成するための169のターゲットからなるSDGs(Sustainable Development Goals=

持続可能な開発目標)を採択している。このSDGsの17の目標とは、1.貧困をなく そう、2.飢餓をゼロ、3.すべての人に健康と福祉を、4.質の高い教育をみんなに、

5.ジェンダー平等を実現しよう、6.安全な水とトイレを世界中に、7.エネルギーを みんなに そしてクリーンに、8.働きがいも経済成長も、9.産業と技術革新の基盤を つくろう、10.人や国の不平等をなくそう、11.住み続けられるまちづくりを、12.つ くる責任 つかう責任、13.気候変動に具体的な対策を、14.海の豊かさを守ろう、

15.陸の豊かさも守ろう、16.平和と公正をすべての人に、17.パートナーシップで目 標を達成しよう、である。これらの目標は、まさに社会福祉、社会起業、人間科学を基 礎とする人間福祉学部・人間福祉研究科の教育や研究と合致するものである。

関西学院がキャンパス内の性別、年齢はもとより、国籍、人種、民族、出身地、主た る言語、宗教・信仰、身体的・精神的特徴、セクシュアリティといった違い(ダイバー シティ)を尊び、それぞれの能力を発揮できる環境づくりに向けて努力していくという 通称「インクルーシブコミュニティ宣言」を2010年に発表したように、人間福祉学 部・人間福祉研究科もウィズコロナ時代においてダイバーシティを尊重し、すべての人 たちのウェルフェアの向上のために社会の中の格差に立ち向かっていく存在であり続け ることを宣言する。

巻頭言

1

参照