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厚生労働科学研究費補助金 

医療機器開発推進(医療機器開発(ナノテクノロジーなど)総合推進)研究事業  総合研究報告書 

 

腫瘍血管内皮細胞への薬物送達システムによる耐性癌の化学療法と  臨床応用へ向けた製剤化 

 

研究代表者  櫻井  遊  北海道大学 大学院薬学研究院 特任助教   

研究要旨   

  がん細胞自身ではなく血管新生を阻害することは耐性癌治療の有用な手段であり、薬 物送達システム (DDS) による腫瘍血管内皮選択的な抗癌剤の送達は、効果の向上と副 作用の軽減に有効である。申請者は標的化リガンドと細胞膜透過性ペプチドを組み合わ せた dual‑ligand リポソームにより腫瘍血管へ選択的な薬物送達と耐性癌治療に成功 している。従来治療効果に乏しい癌種でも DDS で血管に薬物を送達し抗腫瘍効果が示さ れれば、既存の抗癌剤の適応拡大とライフサイクルの延長など医薬品産業の競争力を下 支えする基盤技術として貢献が期待される。またポソーム製剤の開発を通じて医薬品レ ギュレーション行政へ貢献が期待される。本事業では、dual‑ligand リポソームを用い た耐性癌化学療法を最終目的として、適応癌種拡大と非臨床試験へむけた製剤化の検討 を行った。 

  平成24年度には、適応癌種の拡大に向けて様々ながん細胞を用いた抗がん剤感受性 の評価を行った。その結果これまで用いてきた腎細胞癌だけではなく、17 種の癌細胞 からドキソルビシンに強い耐性を示す肺癌、乳癌、卵巣癌、膵癌の4種を同定した。ま た新たに2種類標的分子(Integrin と VEGF‑R2)のリガンド分子を搭載した新規 dual‑ligand リポソームの構築に成功した。また平成25年度の研究では、閉鎖流路を 用いたリポソームの大量製造に着手した。閉鎖流路として、有機化合物合成に用いられ るマイクロリアクターとシリンジポンプを組み合わせたシステムを作成した。流速や脂 質濃度などの検討を行うことで、目的の大きさを有する、およそ 100 mL/hr 単位でのリ ポソームの大量製造法の確立に成功した。 

 

A.研究目的 

  がん治療の際に外科的療法と並んで用 いられる化学療法において、最も問題と されるのは薬剤耐性化である。原因とし てよく知られているものは、白金製剤で は白金を解毒するメタロチオネイン、そ の他の低分子化合物では薬剤の細胞外へ

の排出を担う P 糖たんぱく質の発現後身 である。これらの特性変化はがん細胞自 身の増殖速度が通常の細胞と比較して非 常に早く、それに伴いゲノム配列が変異 を起こしやすいという特徴に起因すると されている。上述の背景の元、がん細胞 に酸素や栄養の供給を担う腫瘍内の血管

(2)

を標的とした血管新生阻害療法が注目さ れており

とが報告されている。しかし、一方では 消化管出血や腎障害など重篤な副作用が 問題となっている。これは、がん組織以 外の正常組織の血管においても既存の血 管新生阻害剤の標的遺伝子が阻害され、

正常組織のホメオスタシスが崩されてし まうことが一因である。したがって、疾 患部位であるがん組織の腫瘍血管に選択 的薬物送達を可能とする薬物送達システ ム (Drug Delivery System; 

効果の増強と副作用の軽減に有効な手立 てとなる。

  我々は、腫瘍血管内皮細胞に選択的に 薬物を送達

dua‑li いる 

リポソームは、腫瘍血管に特異的に発現 している標的分子を認識する選択的リガ ンドと、細胞内取り込みを飛躍的に向上 させる細胞膜透過性ペプチド

Penetrating Peptide; CPP

ている。また、腫瘍血管への親和性の向 上を目的として、直径を約

している

ビシン封入リポソーム

果の無い薬剤耐性がん種であるヒト腎細 胞がんを用いた

抗腫瘍効果が得られることを明らかとし ている

Release

を標的とした血管新生阻害療法が注目さ れており、薬剤耐性癌にも有効であるこ とが報告されている。しかし、一方では 消化管出血や腎障害など重篤な副作用が 問題となっている。これは、がん組織以 外の正常組織の血管においても既存の血 管新生阻害剤の標的遺伝子が阻害され、

正常組織のホメオスタシスが崩されてし まうことが一因である。したがって、疾 患部位であるがん組織の腫瘍血管に選択 的薬物送達を可能とする薬物送達システ

Drug Delivery System; 

効果の増強と副作用の軽減に有効な手立 てとなる。 

我々は、腫瘍血管内皮細胞に選択的に 薬物を送達可能な腫瘍血管内皮標的化

ligand リポソームの開発に成功して  (PCT/JP2011/053963)

リポソームは、腫瘍血管に特異的に発現 している標的分子を認識する選択的リガ ンドと、細胞内取り込みを飛躍的に向上 させる細胞膜透過性ペプチド

Penetrating Peptide; CPP

ている。また、腫瘍血管への親和性の向 上を目的として、直径を約

している (Fig. 

ビシン封入リポソーム

果の無い薬剤耐性がん種であるヒト腎細 胞がんを用いた

抗腫瘍効果が得られることを明らかとし ている (Takara K 

Release 2013)。本システムを

を標的とした血管新生阻害療法が注目さ

、薬剤耐性癌にも有効であるこ とが報告されている。しかし、一方では 消化管出血や腎障害など重篤な副作用が 問題となっている。これは、がん組織以 外の正常組織の血管においても既存の血 管新生阻害剤の標的遺伝子が阻害され、

正常組織のホメオスタシスが崩されてし まうことが一因である。したがって、疾 患部位であるがん組織の腫瘍血管に選択 的薬物送達を可能とする薬物送達システ

Drug Delivery System; 

効果の増強と副作用の軽減に有効な手立

我々は、腫瘍血管内皮細胞に選択的に 可能な腫瘍血管内皮標的化

リポソームの開発に成功して PCT/JP2011/053963)

リポソームは、腫瘍血管に特異的に発現 している標的分子を認識する選択的リガ ンドと、細胞内取り込みを飛躍的に向上 させる細胞膜透過性ペプチド

Penetrating Peptide; CPP

ている。また、腫瘍血管への親和性の向 上を目的として、直径を約

Fig. 1)。これまでにドキソル

ビシン封入リポソーム Doxil

果の無い薬剤耐性がん種であるヒト腎細 胞がんを用いた in vivo モデルにおいて、

抗腫瘍効果が得られることを明らかとし Takara K et al., 

。本システムを

を標的とした血管新生阻害療法が注目さ

、薬剤耐性癌にも有効であるこ とが報告されている。しかし、一方では 消化管出血や腎障害など重篤な副作用が 問題となっている。これは、がん組織以 外の正常組織の血管においても既存の血 管新生阻害剤の標的遺伝子が阻害され、

正常組織のホメオスタシスが崩されてし まうことが一因である。したがって、疾 患部位であるがん組織の腫瘍血管に選択 的薬物送達を可能とする薬物送達システ Drug Delivery System; DDS) は治療 効果の増強と副作用の軽減に有効な手立

我々は、腫瘍血管内皮細胞に選択的に 可能な腫瘍血管内皮標的化

リポソームの開発に成功して PCT/JP2011/053963)。Dual‑ligand リポソームは、腫瘍血管に特異的に発現 している標的分子を認識する選択的リガ ンドと、細胞内取り込みを飛躍的に向上 させる細胞膜透過性ペプチド (Cell  Penetrating Peptide; CPP) が修飾され ている。また、腫瘍血管への親和性の向 上を目的として、直径を約 300 nm に制御

。これまでにドキソル Doxil®では全く効 果の無い薬剤耐性がん種であるヒト腎細

モデルにおいて、

抗腫瘍効果が得られることを明らかとし , J Control 

。本システムを 

2 を標的とした血管新生阻害療法が注目さ

、薬剤耐性癌にも有効であるこ とが報告されている。しかし、一方では 消化管出血や腎障害など重篤な副作用が 問題となっている。これは、がん組織以 外の正常組織の血管においても既存の血 管新生阻害剤の標的遺伝子が阻害され、

正常組織のホメオスタシスが崩されてし まうことが一因である。したがって、疾 患部位であるがん組織の腫瘍血管に選択 的薬物送達を可能とする薬物送達システ は治療 効果の増強と副作用の軽減に有効な手立

我々は、腫瘍血管内皮細胞に選択的に 可能な腫瘍血管内皮標的化

リポソームの開発に成功して ligand リポソームは、腫瘍血管に特異的に発現 している標的分子を認識する選択的リガ ンドと、細胞内取り込みを飛躍的に向上

が修飾され ている。また、腫瘍血管への親和性の向 に制御

。これまでにドキソル では全く効 果の無い薬剤耐性がん種であるヒト腎細

モデルにおいて、

抗腫瘍効果が得られることを明らかとし J Control 

   

 臨床に応用することが可能となれば、既 存の抗がん剤の適応拡大、すなわち医薬 品のライフサイクルマネジメントが容易 になることが期待される。さらに、リポ ソームは水相や疎水相に核酸を含む様々 な医薬品分子を封入することができるこ とから、今後革新的医薬品の創製にもつ ながり得ると考えられる。

ーム製剤の開発を通じて医薬品医療機器 総合機構「医薬品・医療機器や久慈戦略 相談」を活用し、ナノテクノロジーを基 盤とする医薬に置いて必要な規格試験や 特性解析などの検討を通じて、医薬品レ ギュレーション行政への貢献が見込まれ る。

  以上より、

は、

の同定を行った。また、

ソームに用いる、特異的リガンドを他の 種類のリガンドに変更可能で

討も行い、論文として既に報告を行った 腎細胞がん以外のがん種に対する適応可 能性について検証した。

ん剤を送達し薬剤耐性がんを治療可能な dual

最終目的として、非臨床試験に向けた 基準の製剤化に向けた大量調製法の確立

Fig.

臨床に応用することが可能となれば、既 存の抗がん剤の適応拡大、すなわち医薬 品のライフサイクルマネジメントが容易 になることが期待される。さらに、リポ ソームは水相や疎水相に核酸を含む様々 医薬品分子を封入することができるこ とから、今後革新的医薬品の創製にもつ ながり得ると考えられる。

ーム製剤の開発を通じて医薬品医療機器 総合機構「医薬品・医療機器や久慈戦略 相談」を活用し、ナノテクノロジーを基 盤とする医薬に置いて必要な規格試験や 特性解析などの検討を通じて、医薬品レ ギュレーション行政への貢献が見込まれ る。 

以上より、2

は、初年度に本製剤の適応可能ながん種 の同定を行った。また、

ソームに用いる、特異的リガンドを他の 種類のリガンドに変更可能で

討も行い、論文として既に報告を行った 腎細胞がん以外のがん種に対する適応可 能性について検証した。

ん剤を送達し薬剤耐性がんを治療可能な dual‑ligand リポソームの臨床応用化を 最終目的として、非臨床試験に向けた 基準の製剤化に向けた大量調製法の確立

Fig. 1 Dual‑ligand

臨床に応用することが可能となれば、既 存の抗がん剤の適応拡大、すなわち医薬 品のライフサイクルマネジメントが容易 になることが期待される。さらに、リポ ソームは水相や疎水相に核酸を含む様々 医薬品分子を封入することができるこ とから、今後革新的医薬品の創製にもつ ながり得ると考えられる。

ーム製剤の開発を通じて医薬品医療機器 総合機構「医薬品・医療機器や久慈戦略 相談」を活用し、ナノテクノロジーを基 盤とする医薬に置いて必要な規格試験や 特性解析などの検討を通じて、医薬品レ ギュレーション行政への貢献が見込まれ

2 年間に亘った

初年度に本製剤の適応可能ながん種 の同定を行った。また、dual

ソームに用いる、特異的リガンドを他の 種類のリガンドに変更可能で

討も行い、論文として既に報告を行った 腎細胞がん以外のがん種に対する適応可 能性について検証した。腫瘍血管へ抗が ん剤を送達し薬剤耐性がんを治療可能な リポソームの臨床応用化を 最終目的として、非臨床試験に向けた 基準の製剤化に向けた大量調製法の確立

ligand リポソームの

臨床に応用することが可能となれば、既 存の抗がん剤の適応拡大、すなわち医薬 品のライフサイクルマネジメントが容易 になることが期待される。さらに、リポ ソームは水相や疎水相に核酸を含む様々 医薬品分子を封入することができるこ とから、今後革新的医薬品の創製にもつ ながり得ると考えられる。また、リポソ ーム製剤の開発を通じて医薬品医療機器 総合機構「医薬品・医療機器や久慈戦略 相談」を活用し、ナノテクノロジーを基 盤とする医薬に置いて必要な規格試験や 特性解析などの検討を通じて、医薬品レ ギュレーション行政への貢献が見込まれ

年間に亘った本研究事業で 初年度に本製剤の適応可能ながん種

dual‑ligand ソームに用いる、特異的リガンドを他の 種類のリガンドに変更可能であるかの検 討も行い、論文として既に報告を行った 腎細胞がん以外のがん種に対する適応可 腫瘍血管へ抗が ん剤を送達し薬剤耐性がんを治療可能な リポソームの臨床応用化を 最終目的として、非臨床試験に向けた 基準の製剤化に向けた大量調製法の確立

リポソームの概念図  

臨床に応用することが可能となれば、既 存の抗がん剤の適応拡大、すなわち医薬 品のライフサイクルマネジメントが容易 になることが期待される。さらに、リポ ソームは水相や疎水相に核酸を含む様々 医薬品分子を封入することができるこ とから、今後革新的医薬品の創製にもつ また、リポソ ーム製剤の開発を通じて医薬品医療機器 総合機構「医薬品・医療機器や久慈戦略 相談」を活用し、ナノテクノロジーを基 盤とする医薬に置いて必要な規格試験や 特性解析などの検討を通じて、医薬品レ ギュレーション行政への貢献が見込まれ

本研究事業で 初年度に本製剤の適応可能ながん種

ligand リポ ソームに用いる、特異的リガンドを他の

あるかの検 討も行い、論文として既に報告を行った 腎細胞がん以外のがん種に対する適応可 腫瘍血管へ抗が ん剤を送達し薬剤耐性がんを治療可能な リポソームの臨床応用化を 最終目的として、非臨床試験に向けた GMP 基準の製剤化に向けた大量調製法の確立

概念図 

(3)

を目的として研究を遂行した。また、粒 子径の増大がもたらす腫瘍血管内皮細胞 への結合力の増大メカニズムの解明も合 わせて行った。 

  

B.研究方法 

① 新規 ligand 修飾ラージサイズリポソ ームの開発と in vivo での機能評価 

本年度は、dual‑ligand リポソームを修 飾する標的化リガンドとして腫瘍血管内 皮細胞に高発現する

V

3 integrin を認識 する cyclic RGD ペプチドを用いた (RGD リポソーム)。初めにこれまでと同様大き な粒子径を有するリポソームが効果的に 腫瘍血管内皮細胞を標的化可能かの評価 を行った。 

本実験で用いたリポソームは単純水話 法で調製を行った。Egg phosphatidyl‑

choline (EPC) とコレステロール (chol)、

polyethylenglycol (PEG) 脂質、および その他のリガンド、CPP 等を、EPC:chol が 7:3、その他が任意の顔料となるように ガラス試験管に滴下し、よく混合した。

その後、減圧下有機溶媒を留去すること で、脂質薄膜を得た。等張にした 20 mM リン酸緩衝液 (pH 7.4) あるいは 20 mM アンモニウム硫酸緩衝液 (pH 5.5) を加 えて水和したのち、拡販することで脂質 薄膜をかい離させた。その後、任意のサ イズの小孔を有するポリカーボネート膜 を用いて粒子径を整えた。粒子径ならび にゼータ電位は動的光散乱法 (Zetasiz‑

er Nano ZA ZEN3600、Malvern 社) によっ て測定した。 

血管内皮細胞への RGD リポソームの取 り込みはヒト臍帯静脈血管内皮細胞 

(HUVEC) を用いて検討を行った。取り込 みを見る際には、RGD リポソームの脂質薄 膜を調製する際に 0.1%の蛍光物質ローダ ミン標識脂質を添加することで、RGD リポ ソームに蛍光標識を施した。HUVEC 細胞へ の取り込みは、リポソームを添加してか ら 2 時間後に共焦点レーザー走査型顕微 鏡 (CLSM) あるいは細胞溶解液の蛍光強 度を測定することにより求めた。 

in vivo での機能評価はヒト腎細胞が ん OS‑RC‑2 細胞 1.0 × 106 細胞を免疫 不全マウス (BALB/cAJcl nu/nu) の背部 皮下に移植したがんモデルを用いた。移 植して 10 日程度経過したのちに、蛍光標 識 RGD リポソームを尾静脈内より投与し、

24 時間後に腫瘍の様子を CLSM (Nikon  A1r) を用いて観察した。血管の造影には フルオレセインで蛍光標識された

Griffonia simplicifolia由来の

isolectin B4 40 

g を腫瘍採取の 10 分前 に静脈内投与することで行った。 

ドキソルビシン (DOX) 封入 RGD リポソ ームの薬理効果を調べる際には、先ほど 同様に作製した担がんマウスに対して、

DOX 量で 1.0   2.0 mg/kg body weight の投与量で投与したのちに、継時的に腫 瘍体積を測定し、抗腫瘍効果の判定を行 った。なお、全身毒性の目安としては体 重をモニタリングすることで簡易的に評 価した。 

RGD リポソームの HUVEC 細胞との解離 定数 (dissociation constant; KD) は、

種々のリポソームを添加した際の細胞内 取り込み量をプロットし、シグマプロッ トを用いて近似曲線を描くことにより算 出した。  

(4)

 

② 適応癌種拡大にむけた耐性癌種の同 定と

研究開始時、

有効性が確認されている癌種は腎細胞が ん OSRC

拡大を目的として市場の大きい肝癌や肺 癌、難治性の膵癌などを中心として、

種類の癌細胞を用い、ドキソルビシンへ 耐性の高い癌種の選定を行った。各癌細 胞に対して、培地に各濃度となるように ドキソルビシンを添加後、

ベートした。ドキソルビシンの除去と洗 浄後にさらに

細胞生存率を

(Dojindo

線から算出された

シン耐性癌種を選定した。

 

③ GMP

でのリポソーム製造

閉鎖流路による連続式のリポソーム調 製を行った。流路としてはワイエムシィ 社のマイクロリアクター

(helix) 

溶液と緩衝液はそれぞれ ーザブルシリンジ 社) をシリンジポンプ を用いて任意の流速 た。 

リポソーム溶液中のアルコールはタン ジェンシャルフローろ過により除去した。

MicroKros ( 用いて、溶液を に、PBS 5 mL

縮した。この操作を

適応癌種拡大にむけた耐性癌種の同 定と in vivo モデル確立

研究開始時、Dual

有効性が確認されている癌種は腎細胞が OSRC‑2 のみであったため、適応癌種の 拡大を目的として市場の大きい肝癌や肺 癌、難治性の膵癌などを中心として、

種類の癌細胞を用い、ドキソルビシンへ 耐性の高い癌種の選定を行った。各癌細 胞に対して、培地に各濃度となるように ドキソルビシンを添加後、

ベートした。ドキソルビシンの除去と洗 浄後にさらに 16

細胞生存率を cell counting kit

Dojindo)を用いて評価し、薬剤反応曲 線から算出された

シン耐性癌種を選定した。

GMP 基準での製造に向けた、閉鎖流路 でのリポソーム製造

閉鎖流路による連続式のリポソーム調 製を行った。流路としてはワイエムシィ 社のマイクロリアクター

(helix) 型) を用いた。脂質アルコール 溶液と緩衝液はそれぞれ

ーザブルシリンジ をシリンジポンプ を用いて任意の流速

 

リポソーム溶液中のアルコールはタン ジェンシャルフローろ過により除去した。

MicroKros (Spectrum 用いて、溶液を

PBS 5 mL を加え、再び 縮した。この操作を

適応癌種拡大にむけた耐性癌種の同 モデル確立 

Dual‑ligand

有効性が確認されている癌種は腎細胞が のみであったため、適応癌種の 拡大を目的として市場の大きい肝癌や肺 癌、難治性の膵癌などを中心として、

種類の癌細胞を用い、ドキソルビシンへ 耐性の高い癌種の選定を行った。各癌細 胞に対して、培地に各濃度となるように ドキソルビシンを添加後、8

ベートした。ドキソルビシンの除去と洗 16 時間インキュベートし、

cell counting kit

)を用いて評価し、薬剤反応曲 線から算出された EC50 から、ドキソルビ シン耐性癌種を選定した。

基準での製造に向けた、閉鎖流路 でのリポソーム製造 

閉鎖流路による連続式のリポソーム調 製を行った。流路としてはワイエムシィ 社のマイクロリアクター (

を用いた。脂質アルコール 溶液と緩衝液はそれぞれ 10 mL 

ーザブルシリンジ (Henke‑

をシリンジポンプ (ハミルトン社 を用いて任意の流速で射出

リポソーム溶液中のアルコールはタン ジェンシャルフローろ過により除去した。

Spectrum 社、MWCO 50,000)  用いて、溶液を 500 

L まで濃縮したのち

を加え、再び

縮した。この操作を 3 回行うことで、

適応癌種拡大にむけた耐性癌種の同

ligand リポソームの 有効性が確認されている癌種は腎細胞が

のみであったため、適応癌種の 拡大を目的として市場の大きい肝癌や肺 癌、難治性の膵癌などを中心として、

種類の癌細胞を用い、ドキソルビシンへ 耐性の高い癌種の選定を行った。各癌細 胞に対して、培地に各濃度となるように 8 時間インキュ ベートした。ドキソルビシンの除去と洗

時間インキュベートし、

cell counting kit‑8

)を用いて評価し、薬剤反応曲 から、ドキソルビ シン耐性癌種を選定した。 

基準での製造に向けた、閉鎖流路

閉鎖流路による連続式のリポソーム調 製を行った。流路としてはワイエムシィ

(SUS 製、Deneb  を用いた。脂質アルコール

10 mL ディスポ

‑Sass, Wolf ハミルトン社 で射出ように操作し

リポソーム溶液中のアルコールはタン ジェンシャルフローろ過により除去した。

MWCO 50,000)  まで濃縮したのち を加え、再び 500 

L まで濃

回行うことで、

4 適応癌種拡大にむけた耐性癌種の同

リポソームの 有効性が確認されている癌種は腎細胞が

のみであったため、適応癌種の 拡大を目的として市場の大きい肝癌や肺 癌、難治性の膵癌などを中心として、17 種類の癌細胞を用い、ドキソルビシンへ 耐性の高い癌種の選定を行った。各癌細 胞に対して、培地に各濃度となるように 時間インキュ ベートした。ドキソルビシンの除去と洗

時間インキュベートし、

)を用いて評価し、薬剤反応曲 から、ドキソルビ

基準での製造に向けた、閉鎖流路

閉鎖流路による連続式のリポソーム調 製を行った。流路としてはワイエムシィ Deneb  を用いた。脂質アルコール

ディスポ Sass, Wolf ハミルトン社) 

操作し

リポソーム溶液中のアルコールはタン ジェンシャルフローろ過により除去した。

MWCO 50,000) を まで濃縮したのち まで濃 回行うことで、ICH

ガイドライ

ル残存量よりも理論的に少なるように設 定している。

 

なお、本研究事業は動物実験を実施す るため、北海道大学が定める「動物実験 に関する規定」に基づく承認を取得済み であり、必要最低限の個体数やがん治療 実験における適切なエンドポイントの設 定など、動物愛護上の配慮をした上で、

遂行した。

 

C.研究結果   ①

ソームの開発と RGD

リガンド修飾リポソームを

nm のポアサイズを持つポリカーボネート 膜に通す

径約 (Small)  ーム

 

   

これら異なるサイズを持つリポソーム をローダミン脂質によって赤色蛍光標識 を行った。この蛍光標識リポソームを

Fig.

ガイドラインに定められているアルコー ル残存量よりも理論的に少なるように設

している。 

 

なお、本研究事業は動物実験を実施す るため、北海道大学が定める「動物実験 関する規定」に基づく承認を取得済み であり、必要最低限の個体数やがん治療 実験における適切なエンドポイントの設 定など、動物愛護上の配慮をした上で、

遂行した。 

 

C.研究結果 

① 新規 ligand ソームの開発と

RGD モチーフを含む リガンド修飾リポソームを

のポアサイズを持つポリカーボネート 膜に通す extrusion

径約 100 nm の (Small) と 300  ーム (Large) 

 

   

これら異なるサイズを持つリポソーム ローダミン脂質によって赤色蛍光標識 を行った。この蛍光標識リポソームを

Fig. 2 各粒子

ンに定められているアルコー ル残存量よりも理論的に少なるように設

 

なお、本研究事業は動物実験を実施す るため、北海道大学が定める「動物実験 関する規定」に基づく承認を取得済み であり、必要最低限の個体数やがん治療 実験における適切なエンドポイントの設 定など、動物愛護上の配慮をした上で、

 

ligand 修飾ラージサイズリポ ソームの開発と in vivo での機能評価

モチーフを含むV

リガンド修飾リポソームを

のポアサイズを持つポリカーボネート extrusion 法によって

の small size

300 nm の large size  (Large) を得た (Fig. 2

これら異なるサイズを持つリポソーム ローダミン脂質によって赤色蛍光標識 を行った。この蛍光標識リポソームを

各粒子径のリポソームの

ンに定められているアルコー ル残存量よりも理論的に少なるように設

なお、本研究事業は動物実験を実施す るため、北海道大学が定める「動物実験 関する規定」に基づく承認を取得済み であり、必要最低限の個体数やがん治療 実験における適切なエンドポイントの設 定など、動物愛護上の配慮をした上で、

修飾ラージサイズリポ での機能評価

3 integrin リガンド修飾リポソームを 100 nm と

のポアサイズを持つポリカーボネート 法によって平均粒子 small size リポソーム

large size リポソ

Fig. 2)。 

これら異なるサイズを持つリポソーム ローダミン脂質によって赤色蛍光標識 を行った。この蛍光標識リポソームを

リポソームの粒度分布 ンに定められているアルコー ル残存量よりも理論的に少なるように設

なお、本研究事業は動物実験を実施す るため、北海道大学が定める「動物実験 関する規定」に基づく承認を取得済み であり、必要最低限の個体数やがん治療 実験における適切なエンドポイントの設 定など、動物愛護上の配慮をした上で、

修飾ラージサイズリポ での機能評価 

integrin 標的 と 400  のポアサイズを持つポリカーボネート

平均粒子 リポソーム 

リポソ

これら異なるサイズを持つリポソーム ローダミン脂質によって赤色蛍光標識 を行った。この蛍光標識リポソームを

粒度分布 

(5)

HUVEC CLSM

においてより強い蛍光が細胞内に認めら れた 

していないリポソームではこのような増 大は認められなかった。

   

 

  同様に蛍光標識した 細胞に脂質濃度で なるように添加し、

光量を定量した。これをプロットするこ とで得た近似曲線から各々の

したところ 粒子/

胞への結合力は ことが示唆された。

  次に担がん の検討を行った。

胞がん移植免疫不全マウスを用いた。

めに

への結合力の違いが

 

Fig.

込み量に与える影響。

は細胞核を表す。

 

HUVEC 細胞に添加し、

CLSM により観察した。その結果、

においてより強い蛍光が細胞内に認めら  (Fig. 3)。一方で、リガンドを修飾 していないリポソームではこのような増 大は認められなかった。

同様に蛍光標識した 細胞に脂質濃度で なるように添加し、

光量を定量した。これをプロットするこ とで得た近似曲線から各々の

したところ Small

/well であった。このことから、細 胞への結合力は

ことが示唆された。

次に担がんマウスを用いて の検討を行った。

胞がん移植免疫不全マウスを用いた。

めに Large と Small への結合力の違いが

Small 

Fig. 3 リポソーム 込み量に与える影響。

は細胞核を表す。

細胞に添加し、2 時間後に細胞を により観察した。その結果、

においてより強い蛍光が細胞内に認めら

。一方で、リガンドを修飾 していないリポソームではこのような増 大は認められなかった。 

同様に蛍光標識した Smal 細胞に脂質濃度で 0.2 10 ×

なるように添加し、2 時間後の細胞内の蛍 光量を定量した。これをプロットするこ とで得た近似曲線から各々の

Small で 6.96、

であった。このことから、細 胞への結合力は Large のほうが

ことが示唆された。 

マウスを用いて

の検討を行った。担癌マウスはヒト腎細 胞がん移植免疫不全マウスを用いた。

Small の腫瘍血管内皮細胞 への結合力の違いが in vivo

リポソームの大きさが

込み量に与える影響。赤はリポソーム、青 は細胞核を表す。 

時間後に細胞を により観察した。その結果、Large においてより強い蛍光が細胞内に認めら

。一方で、リガンドを修飾 していないリポソームではこのような増

 

Small と Large

× 1010粒子と 時間後の細胞内の蛍 光量を定量した。これをプロットするこ とで得た近似曲線から各々の KD値を算出

、Large で 0.62  であった。このことから、細

のほうが 10 倍高い

マウスを用いて in vivo 担癌マウスはヒト腎細 胞がん移植免疫不全マウスを用いた。

の腫瘍血管内皮細胞 in vivo でも見られ

Large 

の大きさが細胞内取り はリポソーム、青 時間後に細胞を

Large においてより強い蛍光が細胞内に認めら

。一方で、リガンドを修飾 していないリポソームではこのような増

 

Large を 粒子と 時間後の細胞内の蛍 光量を定量した。これをプロットするこ

値を算出 0.62  であった。このことから、細

倍高い

in vivo で 担癌マウスはヒト腎細 胞がん移植免疫不全マウスを用いた。初 の腫瘍血管内皮細胞 でも見られ

るかを評価するために、

の各

静脈内より投与を行い、腫瘍血管との共 局在を

Large

ポソームが共局在している れた

 

 

  最後に Small が治療効果

った。ドキソルビシンをリガンドなしリ ポソーム、

ソルビシン量として

日間投与を行い、腫瘍の体積を継時的に 測定した。その結果、

有意な抗腫瘍効果が認められた

  Fig.

の 赤

リガンドなし Small

リガンドあり Small

取り はリポソーム、青

るかを評価するために、

の各 RGD リポソームを担がん

静脈内より投与を行い、腫瘍血管との共 局在を CLSM によって観察した。その結果、

Large において腫瘍血管とより多くのリ ポソームが共局在している

れた (Fig. 4)

最後にこれまで見られてきた

Small の血管内皮細胞への結合力の違い 治療効果に影響を与えるのか検証 った。ドキソルビシンをリガンドなしリ ポソーム、Small

ソルビシン量として

日間投与を行い、腫瘍の体積を継時的に 測定した。その結果、

有意な抗腫瘍効果が認められた Fig. 4 リポソーム

の腫瘍血管内皮細胞標的性に与える影響。

赤はリポソーム、

リガンドなし  Small 

リガンドあり  Small 

るかを評価するために、Small リポソームを担がん

静脈内より投与を行い、腫瘍血管との共 によって観察した。その結果、

において腫瘍血管とより多くのリ ポソームが共局在している

)。 

これまで見られてきた

の血管内皮細胞への結合力の違い に影響を与えるのか検証 った。ドキソルビシンをリガンドなしリ

Small、Large ソルビシン量として 1.5 mg/kg

日間投与を行い、腫瘍の体積を継時的に 測定した。その結果、Large

有意な抗腫瘍効果が認められた リポソームの大きさが

腫瘍血管内皮細胞標的性に与える影響。

はリポソーム、緑は血管

リガンドなし Large

リガンドあり Large

Fig. 6  模式図

Small と Large リポソームを担がんマウスの尾 静脈内より投与を行い、腫瘍血管との共

によって観察した。その結果、

において腫瘍血管とより多くのリ ポソームが共局在している様子が観察さ

これまで見られてきた Large の血管内皮細胞への結合力の違い

に影響を与えるのか検証 った。ドキソルビシンをリガンドなしリ

Large に封入し、ドキ 1.5 mg/kg で毎日 日間投与を行い、腫瘍の体積を継時的に

Large においてのみ 有意な抗腫瘍効果が認められた (Fig. 

の大きさが in vivo 腫瘍血管内皮細胞標的性に与える影響。

緑は血管を表す。 

リガンドなし  Large 

リガンドあり  Large 

6 閉鎖流路によるリポソーム調製の 模式図 

Large マウスの尾 静脈内より投与を行い、腫瘍血管との共

によって観察した。その結果、

において腫瘍血管とより多くのリ 様子が観察さ

 

Large と の血管内皮細胞への結合力の違い

に影響を与えるのか検証を行 った。ドキソルビシンをリガンドなしリ に封入し、ドキ

で毎日 3 日間投与を行い、腫瘍の体積を継時的に

においてのみ

Fig. 5)。

 

in vivo で 腫瘍血管内皮細胞標的性に与える影響。

 

閉鎖流路によるリポソーム調製の 閉鎖流路によるリポソーム調製の

(6)

 

③ GMP

でのリポソーム製造

研究開始時には耐性癌モデルは腎細胞癌 のみであったため、

に対して、ドキソルビシン感受性を検討 した。その結果、癌種によってドキソル ビシン感受性は大きく異なり、

1000倍以上のダイバーシティが存在する ことが明らかとなった。また、

同程度に

性を示す癌種とし、肺癌(

(MDA 癌(SKOV

Fig.

る治療効果。

Fig.

ン感受性。

 (mm3

GMP 基準での製造に向けた、閉鎖流路 でのリポソーム製造

研究開始時には耐性癌モデルは腎細胞癌 のみであったため、

に対して、ドキソルビシン感受性を検討 した。その結果、癌種によってドキソル ビシン感受性は大きく異なり、

倍以上のダイバーシティが存在する ことが明らかとなった。また、

同程度にEC50が高くドキソルビシンに耐 性を示す癌種とし、肺癌(

MDA‑MB‑231)、膵癌(

SKOV‑3)を見出すことに成功した(

投与してから

Fig. 5 ヒト腎細胞がん移植モデル 治療効果。 

Fig. 6 各種ヒト ン感受性。 

基準での製造に向けた、閉鎖流路 でのリポソーム製造 

研究開始時には耐性癌モデルは腎細胞癌 のみであったため、17種類のヒト癌細胞 に対して、ドキソルビシン感受性を検討 した。その結果、癌種によってドキソル ビシン感受性は大きく異なり、

倍以上のダイバーシティが存在する ことが明らかとなった。また、

が高くドキソルビシンに耐 性を示す癌種とし、肺癌(

)、膵癌(PANC

)を見出すことに成功した(

投与してからの経過

腎細胞がん移植モデル  

各種ヒトがん細胞の

基準での製造に向けた、閉鎖流路

研究開始時には耐性癌モデルは腎細胞癌 種類のヒト癌細胞 に対して、ドキソルビシン感受性を検討 した。その結果、癌種によってドキソル ビシン感受性は大きく異なり、EC50には 倍以上のダイバーシティが存在する ことが明らかとなった。また、OSRC‑

が高くドキソルビシンに耐 性を示す癌種とし、肺癌(H69AR)、乳癌 PANC‑1)、卵巣

)を見出すことに成功した(

経過日数 

腎細胞がん移植モデルにおけ

細胞のドキソルビシ

6  

基準での製造に向けた、閉鎖流路

研究開始時には耐性癌モデルは腎細胞癌 種類のヒト癌細胞 に対して、ドキソルビシン感受性を検討 した。その結果、癌種によってドキソル には 倍以上のダイバーシティが存在する

‑2と が高くドキソルビシンに耐

)、乳癌

)、卵巣

)を見出すことに成功した(Fig. 

6)。今後は、この

in 

や①で構築された新規

ソームを用い、癌種によって最適化リガ ンド処方を決定する。

 

③ 

でのリポソーム製造

  閉鎖流路によるリポソーム製造は下記 の図に示すような装置を作成して行った (Fig. 

アクター

ン社製のシリンジポンプを用いて、流路 内にリン酸緩衝液と脂質アルコール溶液 を注入した。リン酸緩衝液と脂質アルコ ール溶液は図に示すようなそれぞれ

 12.0 mL/min

ている。なお流速比については簡単な予 備検討より、リン酸緩衝液と脂質アルコ ール溶液が

  初めに流速が粒子形成に与える影響の 評価を行った。流速をそれぞれ上記のよ  

うに変化させ、形成した粒子の物性を動 的光散乱法によって測定した。

流速の増大に応じて粒子径は逆相関

 

的に減少した におけ

ドキソルビシ

)。今後は、この

in vivo担癌モデルを作成し、従来のもの や①で構築された新規

ソームを用い、癌種によって最適化リガ ンド処方を決定する。

 GMP 基準での製造に向けた、閉鎖流路 でのリポソーム製造

閉鎖流路によるリポソーム製造は下記 の図に示すような装置を作成して行った

Fig. 7)。ワイエムシィ社のマイクロリ

アクター (heilx

ン社製のシリンジポンプを用いて、流路 内にリン酸緩衝液と脂質アルコール溶液 を注入した。リン酸緩衝液と脂質アルコ ール溶液は図に示すようなそれぞれ

 12.0 mL/min

ている。なお流速比については簡単な予 備検討より、リン酸緩衝液と脂質アルコ ール溶液が 3:1

初めに流速が粒子形成に与える影響の 評価を行った。流速をそれぞれ上記のよ

うに変化させ、形成した粒子の物性を動 的光散乱法によって測定した。

流速の増大に応じて粒子径は逆相関

的に減少した 

)。今後は、この4種の癌細胞を用いて 担癌モデルを作成し、従来のもの や①で構築された新規dual

ソームを用い、癌種によって最適化リガ ンド処方を決定する。 

基準での製造に向けた、閉鎖流路 でのリポソーム製造 

閉鎖流路によるリポソーム製造は下記 の図に示すような装置を作成して行った ワイエムシィ社のマイクロリ heilx 型) に対して、ハミルト ン社製のシリンジポンプを用いて、流路 内にリン酸緩衝液と脂質アルコール溶液 を注入した。リン酸緩衝液と脂質アルコ ール溶液は図に示すようなそれぞれ

 12.0 mL/min、0.1   3.0 mL/min ている。なお流速比については簡単な予 備検討より、リン酸緩衝液と脂質アルコ

3:1 となるようにした。

初めに流速が粒子形成に与える影響の 評価を行った。流速をそれぞれ上記のよ

うに変化させ、形成した粒子の物性を動 的光散乱法によって測定した。

流速の増大に応じて粒子径は逆相関

 (Fig. 8A)。このことから、

Fig. 7 

ポソーム製造の模式図。

種の癌細胞を用いて 担癌モデルを作成し、従来のもの

dual‑ligand ソームを用い、癌種によって最適化リガ

基準での製造に向けた、閉鎖流路

閉鎖流路によるリポソーム製造は下記 の図に示すような装置を作成して行った ワイエムシィ社のマイクロリ に対して、ハミルト ン社製のシリンジポンプを用いて、流路 内にリン酸緩衝液と脂質アルコール溶液 を注入した。リン酸緩衝液と脂質アルコ ール溶液は図に示すようなそれぞれ

0.1   3.0 mL/min で流し ている。なお流速比については簡単な予 備検討より、リン酸緩衝液と脂質アルコ

となるようにした。

初めに流速が粒子形成に与える影響の 評価を行った。流速をそれぞれ上記のよ

うに変化させ、形成した粒子の物性を動 的光散乱法によって測定した。その結果、

流速の増大に応じて粒子径は逆相関

。このことから、

7 マイクロリアクター ポソーム製造の模式図。

種の癌細胞を用いて 担癌モデルを作成し、従来のもの ligandリポ ソームを用い、癌種によって最適化リガ

基準での製造に向けた、閉鎖流路

閉鎖流路によるリポソーム製造は下記 の図に示すような装置を作成して行った 

ワイエムシィ社のマイクロリ に対して、ハミルト ン社製のシリンジポンプを用いて、流路 内にリン酸緩衝液と脂質アルコール溶液 を注入した。リン酸緩衝液と脂質アルコ ール溶液は図に示すようなそれぞれ 0.3 

で流し ている。なお流速比については簡単な予 備検討より、リン酸緩衝液と脂質アルコ

となるようにした。 

初めに流速が粒子形成に与える影響の 評価を行った。流速をそれぞれ上記のよ 

うに変化させ、形成した粒子の物性を動 その結果、

流速の増大に応じて粒子径は逆相関 

。このことから、

マイクロリアクターを用いた、リ ポソーム製造の模式図。 

を用いた、リ

(7)

流速の調節によって粒子のサイズは制御 可能であることが示唆された。次に、脂 質濃度と粒子サイズの相関について検討 を行った。脂質濃度を

で変化させて粒子を形成させた際の粒子 物性を同様に動的光散乱法によって決定 した。その結果、

粒子形成が可能であることが明らかとな った 

さらに流速を ル溶液

た粒子径の小さなリポソームについてろ  

 

過滅菌が可能かの検討も行った。

のセルロースアセテート、ポリエーテル Fig.

ムの物性。

ムの物性変化。

リポソー

流速の調節によって粒子のサイズは制御 可能であることが示唆された。次に、脂 質濃度と粒子サイズの相関について検討 を行った。脂質濃度を

で変化させて粒子を形成させた際の粒子 物性を同様に動的光散乱法によって決定 した。その結果、

粒子形成が可能であることが明らかとな  (Fig. 8B)

さらに流速を ル溶液/緩衝液) 

た粒子径の小さなリポソームについてろ

過滅菌が可能かの検討も行った。

のセルロースアセテート、ポリエーテル Fig. 8 閉鎖流路によ

ムの物性。A) 流速を ムの物性変化。

リポソームの物性変化。

流速の調節によって粒子のサイズは制御 可能であることが示唆された。次に、脂 質濃度と粒子サイズの相関について検討 を行った。脂質濃度を 0.1   16.0 mM で変化させて粒子を形成させた際の粒子 物性を同様に動的光散乱法によって決定 した。その結果、2.0 mM 以上では安定に 粒子形成が可能であることが明らかとな

)。 

さらに流速を 4.0/12.0 (

) mL/min によって作成し た粒子径の小さなリポソームについてろ

過滅菌が可能かの検討も行った。

のセルロースアセテート、ポリエーテル 閉鎖流路により調製したリポソー

流速を変えた

ムの物性変化。B) 脂質濃度を変えた際の の物性変化。 

流速の調節によって粒子のサイズは制御 可能であることが示唆された。次に、脂 質濃度と粒子サイズの相関について検討

0.1   16.0 mM で変化させて粒子を形成させた際の粒子 物性を同様に動的光散乱法によって決定 以上では安定に 粒子形成が可能であることが明らかとな

(脂質アルコー によって作成し た粒子径の小さなリポソームについてろ

過滅菌が可能かの検討も行った。0.2  のセルロースアセテート、ポリエーテル

調製したリポソー 変えた際のリポソー 脂質濃度を変えた際の 流速の調節によって粒子のサイズは制御 可能であることが示唆された。次に、脂 質濃度と粒子サイズの相関について検討 0.1   16.0 mM ま で変化させて粒子を形成させた際の粒子 物性を同様に動的光散乱法によって決定 以上では安定に 粒子形成が可能であることが明らかとな

脂質アルコー によって作成し た粒子径の小さなリポソームについてろ 

 

0.2 

m のセルロースアセテート、ポリエーテル

スルホン製のフィルターを用いてろ過操 作を行った。あらかじめ脂質膜に蛍光標 識を施すことでろ過前後の脂質回収率を 算出した。その結果、セルロースアセテ ート製のメンブレンを用いた際にはろ過 後にリポソームの脂質由来の蛍光は検出 できなかった。一方で、ポリエーテルス ルホン製のメンブレンを用いた際にはろ 過後でも

ることが可能であった。

 

D.考察

  耐性癌種の同定では、

ビシン耐性癌を見出すことに成功した。

一方で、ドキソルビシンの細胞内取り込 み量

癌細胞でも、その量は大きく異なってい ることが明らかとなった。ドキソルビシ ン耐性への関与がよく知られている タンパク質(

ビシンの細胞外への排泄を促進する。

H69AR 量が低く、

た  一方で、

キソルビシン量が他の癌種と比較して高 調製したリポソー

のリポソー 脂質濃度を変えた際の

DOX

Fig.

スルホン製のフィルターを用いてろ過操 作を行った。あらかじめ脂質膜に蛍光標 識を施すことでろ過前後の脂質回収率を 算出した。その結果、セルロースアセテ ート製のメンブレンを用いた際にはろ過 後にリポソームの脂質由来の蛍光は検出 できなかった。一方で、ポリエーテルス ルホン製のメンブレンを用いた際にはろ 過後でも 90%程度の高い回収率で改修す ることが可能であった。

D.考察 

耐性癌種の同定では、

ビシン耐性癌を見出すことに成功した。

一方で、ドキソルビシンの細胞内取り込 み量を測定したところ、同じ耐性を示す 癌細胞でも、その量は大きく異なってい ることが明らかとなった。ドキソルビシ ン耐性への関与がよく知られている タンパク質(Pgp

ビシンの細胞外への排泄を促進する。

H69AR や SKOV‑

量が低く、Pgp  (Fig. 9)。

一方で、OSRC‑2

キソルビシン量が他の癌種と比較して高

0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0.014 0.016 0.018

Fig. 9  細胞内ドキソルビシン量

スルホン製のフィルターを用いてろ過操 作を行った。あらかじめ脂質膜に蛍光標 識を施すことでろ過前後の脂質回収率を 算出した。その結果、セルロースアセテ ート製のメンブレンを用いた際にはろ過 後にリポソームの脂質由来の蛍光は検出 できなかった。一方で、ポリエーテルス ルホン製のメンブレンを用いた際にはろ 程度の高い回収率で改修す ることが可能であった。 

耐性癌種の同定では、4

ビシン耐性癌を見出すことに成功した。

一方で、ドキソルビシンの細胞内取り込 を測定したところ、同じ耐性を示す 癌細胞でも、その量は大きく異なってい ることが明らかとなった。ドキソルビシ ン耐性への関与がよく知られている

Pgp)は、細胞内のドキソル ビシンの細胞外への排泄を促進する。

‑3 は細胞内ドキソルビシン Pgp の耐性への

。 

2 や MDA‑MB

キソルビシン量が他の癌種と比較して高

**

細胞内ドキソルビシン量

スルホン製のフィルターを用いてろ過操 作を行った。あらかじめ脂質膜に蛍光標 識を施すことでろ過前後の脂質回収率を 算出した。その結果、セルロースアセテ ート製のメンブレンを用いた際にはろ過 後にリポソームの脂質由来の蛍光は検出 できなかった。一方で、ポリエーテルス ルホン製のメンブレンを用いた際にはろ 程度の高い回収率で改修す

 

4 種類のドキソル ビシン耐性癌を見出すことに成功した。

一方で、ドキソルビシンの細胞内取り込 を測定したところ、同じ耐性を示す 癌細胞でも、その量は大きく異なってい ることが明らかとなった。ドキソルビシ ン耐性への関与がよく知られている

)は、細胞内のドキソル ビシンの細胞外への排泄を促進する。

は細胞内ドキソルビシン への関与が示唆され

MB‑231 は細胞内ド

キソルビシン量が他の癌種と比較して高 細胞内ドキソルビシン量の定量。

スルホン製のフィルターを用いてろ過操 作を行った。あらかじめ脂質膜に蛍光標 識を施すことでろ過前後の脂質回収率を 算出した。その結果、セルロースアセテ ート製のメンブレンを用いた際にはろ過 後にリポソームの脂質由来の蛍光は検出 できなかった。一方で、ポリエーテルス ルホン製のメンブレンを用いた際にはろ 程度の高い回収率で改修す

種類のドキソル ビシン耐性癌を見出すことに成功した。

一方で、ドキソルビシンの細胞内取り込 を測定したところ、同じ耐性を示す 癌細胞でも、その量は大きく異なってい ることが明らかとなった。ドキソルビシ ン耐性への関与がよく知られている P 糖

)は、細胞内のドキソル ビシンの細胞外への排泄を促進する。

は細胞内ドキソルビシン 関与が示唆され

は細胞内ド

キソルビシン量が他の癌種と比較して高 の定量。 

(8)

いにも関わらず耐性を示しており、おそ らくドキソルビシン耐性における 寄与は小さく、異なる機構によってドキ ソルビシンに対して耐性を示していると 考えており、詳細について現在検討中で ある。

さらに

る親和性の向上が認められた。これは、

リポソーム上のリガンドが

結合することが可能になっているためだ と考えられる

in vivo

の結合力が高まり、血中を循環する リポソームが腫瘍血管内皮細胞への結 合・細胞内取り込みが誘起されやすくな ったものと推察される。

  また、連続的な製剤調製に関して 閉鎖流路を用いても特定の流速比、脂質 濃度で溶液を注入することにより、任意 の粒子径のリポソームを調製することに 成功した。アルコールに溶解した脂質溶 液を水溶液によって希釈してリポソーム を形成する際には、それぞれの溶液の混 合速度が重要であると報告されている。

この結果は、過去のリポソーム形成の報 告を満たすものであると言える。また、

最終滅菌処理についても検討を行い、親 水性のポリマーを使用することで脂質を 損なうことなくリポソームをフィルター 滅菌に供することが可能となった。今後、

大きな粒子径を有するリポソーム調製の 場合には原材料のろ過滅菌と最終製材の

線による滅菌するなどすることで、無菌 状態を担保した製剤の開発を行っていく 予定である。

いにも関わらず耐性を示しており、おそ らくドキソルビシン耐性における 寄与は小さく、異なる機構によってドキ ソルビシンに対して耐性を示していると 考えており、詳細について現在検討中で ある。 

さらに粒子増大による標的細胞に対す る親和性の向上が認められた。これは、

リポソーム上のリガンドが

結合することが可能になっているためだ と考えられる (

in vivo においても腫瘍血管内皮細胞へ の結合力が高まり、血中を循環する リポソームが腫瘍血管内皮細胞への結 合・細胞内取り込みが誘起されやすくな ったものと推察される。

また、連続的な製剤調製に関して 閉鎖流路を用いても特定の流速比、脂質 濃度で溶液を注入することにより、任意 の粒子径のリポソームを調製することに 成功した。アルコールに溶解した脂質溶 液を水溶液によって希釈してリポソーム を形成する際には、それぞれの溶液の混 合速度が重要であると報告されている。

この結果は、過去のリポソーム形成の報 告を満たすものであると言える。また、

最終滅菌処理についても検討を行い、親 水性のポリマーを使用することで脂質を 損なうことなくリポソームをフィルター 滅菌に供することが可能となった。今後、

大きな粒子径を有するリポソーム調製の 合には原材料のろ過滅菌と最終製材の 線による滅菌するなどすることで、無菌 状態を担保した製剤の開発を行っていく 予定である。 

いにも関わらず耐性を示しており、おそ らくドキソルビシン耐性における 寄与は小さく、異なる機構によってドキ ソルビシンに対して耐性を示していると 考えており、詳細について現在検討中で

粒子増大による標的細胞に対す る親和性の向上が認められた。これは、

リポソーム上のリガンドが

結合することが可能になっているためだ (Fig. 10)。

においても腫瘍血管内皮細胞へ の結合力が高まり、血中を循環する リポソームが腫瘍血管内皮細胞への結 合・細胞内取り込みが誘起されやすくな ったものと推察される。 

また、連続的な製剤調製に関して 閉鎖流路を用いても特定の流速比、脂質 濃度で溶液を注入することにより、任意 の粒子径のリポソームを調製することに 成功した。アルコールに溶解した脂質溶 液を水溶液によって希釈してリポソーム を形成する際には、それぞれの溶液の混 合速度が重要であると報告されている。

この結果は、過去のリポソーム形成の報 告を満たすものであると言える。また、

最終滅菌処理についても検討を行い、親 水性のポリマーを使用することで脂質を 損なうことなくリポソームをフィルター 滅菌に供することが可能となった。今後、

大きな粒子径を有するリポソーム調製の 合には原材料のろ過滅菌と最終製材の 線による滅菌するなどすることで、無菌 状態を担保した製剤の開発を行っていく いにも関わらず耐性を示しており、おそ らくドキソルビシン耐性における Pgp 寄与は小さく、異なる機構によってドキ ソルビシンに対して耐性を示していると 考えており、詳細について現在検討中で

粒子増大による標的細胞に対す る親和性の向上が認められた。これは、

リポソーム上のリガンドが細胞と多価で 結合することが可能になっているためだ

。これにより、

においても腫瘍血管内皮細胞へ の結合力が高まり、血中を循環する RGD リポソームが腫瘍血管内皮細胞への結 合・細胞内取り込みが誘起されやすくな

 

また、連続的な製剤調製に関しては、

閉鎖流路を用いても特定の流速比、脂質 濃度で溶液を注入することにより、任意 の粒子径のリポソームを調製することに 成功した。アルコールに溶解した脂質溶 液を水溶液によって希釈してリポソーム を形成する際には、それぞれの溶液の混 合速度が重要であると報告されている。

この結果は、過去のリポソーム形成の報 告を満たすものであると言える。また、

最終滅菌処理についても検討を行い、親 水性のポリマーを使用することで脂質を 損なうことなくリポソームをフィルター 滅菌に供することが可能となった。今後、

大きな粒子径を有するリポソーム調製の 合には原材料のろ過滅菌と最終製材の 線による滅菌するなどすることで、無菌 状態を担保した製剤の開発を行っていく

8 いにも関わらず耐性を示しており、おそ

Pgp の 寄与は小さく、異なる機構によってドキ ソルビシンに対して耐性を示していると 考えており、詳細について現在検討中で

粒子増大による標的細胞に対す る親和性の向上が認められた。これは、

細胞と多価で 結合することが可能になっているためだ これにより、

においても腫瘍血管内皮細胞へ RGD リポソームが腫瘍血管内皮細胞への結 合・細胞内取り込みが誘起されやすくな

は、

閉鎖流路を用いても特定の流速比、脂質 濃度で溶液を注入することにより、任意 の粒子径のリポソームを調製することに 成功した。アルコールに溶解した脂質溶 液を水溶液によって希釈してリポソーム を形成する際には、それぞれの溶液の混 合速度が重要であると報告されている。

この結果は、過去のリポソーム形成の報 告を満たすものであると言える。また、

最終滅菌処理についても検討を行い、親 水性のポリマーを使用することで脂質を 損なうことなくリポソームをフィルター 滅菌に供することが可能となった。今後、

大きな粒子径を有するリポソーム調製の 合には原材料のろ過滅菌と最終製材の 線による滅菌するなどすることで、無菌 状態を担保した製剤の開発を行っていく

   

E.結論

  新たなドキソルビシン耐性癌種を4種 類見出すことに成功した。今後は

モデルの作出と

を用いた抗腫瘍効果試験を行う。ま dual

ガンドについて2種類追加することに成 功した。今後は、先に見出した耐性癌モ デルを含む

種によるリガンドの最適化と、適応癌種 の拡大を行う。

粒子サイズを大きくすることで細胞へ の親和性が大きく向上していることが明 らかとなった。これは、細胞膜上の受容 体とリポソーム

の結合が可能となっていると考えられる。

  また、製剤化においては目的とする粒 子サイズへの制御を可能とする連続式製 造法の確立に成功した。

   

F.健康危険情報 特になし  

 

G.研究発表 Fig.

E.結論 

新たなドキソルビシン耐性癌種を4種 類見出すことに成功した。今後は

モデルの作出と

を用いた抗腫瘍効果試験を行う。ま dual‑ligand リポソームの標的分子―リ ガンドについて2種類追加することに成 功した。今後は、先に見出した耐性癌モ デルを含む in 

種によるリガンドの最適化と、適応癌種 の拡大を行う。

粒子サイズを大きくすることで細胞へ の親和性が大きく向上していることが明 らかとなった。これは、細胞膜上の受容 体とリポソーム

の結合が可能となっていると考えられる。

また、製剤化においては目的とする粒 子サイズへの制御を可能とする連続式製 造法の確立に成功した。

F.健康危険情報 特になし   

 

G.研究発表  Fig. 10 粒子径 の多価的結合 

新たなドキソルビシン耐性癌種を4種 類見出すことに成功した。今後は

モデルの作出と dual‑ligand

を用いた抗腫瘍効果試験を行う。ま リポソームの標的分子―リ ガンドについて2種類追加することに成 功した。今後は、先に見出した耐性癌モ in vivo 担癌モデルを用い癌 種によるリガンドの最適化と、適応癌種 の拡大を行う。 

粒子サイズを大きくすることで細胞へ の親和性が大きく向上していることが明 らかとなった。これは、細胞膜上の受容 体とリポソーム上のリガンドがより多価 の結合が可能となっていると考えられる。

また、製剤化においては目的とする粒 子サイズへの制御を可能とする連続式製 造法の確立に成功した。 

F.健康危険情報 

 

粒子径を増大させた  

新たなドキソルビシン耐性癌種を4種 類見出すことに成功した。今後は in vivo

ligand リポソーム を用いた抗腫瘍効果試験を行う。ま

リポソームの標的分子―リ ガンドについて2種類追加することに成 功した。今後は、先に見出した耐性癌モ 担癌モデルを用い癌 種によるリガンドの最適化と、適応癌種

粒子サイズを大きくすることで細胞へ の親和性が大きく向上していることが明 らかとなった。これは、細胞膜上の受容 のリガンドがより多価 の結合が可能となっていると考えられる。

また、製剤化においては目的とする粒 子サイズへの制御を可能とする連続式製

 

を増大させた際の細胞へ  

新たなドキソルビシン耐性癌種を4種 in vivo リポソーム を用いた抗腫瘍効果試験を行う。ま

リポソームの標的分子―リ ガンドについて2種類追加することに成 功した。今後は、先に見出した耐性癌モ 担癌モデルを用い癌 種によるリガンドの最適化と、適応癌種

粒子サイズを大きくすることで細胞へ の親和性が大きく向上していることが明 らかとなった。これは、細胞膜上の受容 のリガンドがより多価 の結合が可能となっていると考えられる。 

また、製剤化においては目的とする粒 子サイズへの制御を可能とする連続式製 際の細胞へ

(9)

  1.論文発表 

1) Kibria G, Hatakeyama H, Harashima  H.  Cancer multidrug resistance: 

mechanisms involved and strategies  for  circumvention  using  a  drug  delivery  system.   Archives  of  Pharmacal  Research,  37(1):  4‑15  (2014) 

2) Sakurai Y, Hatakeyama H, Sato Y,  Hyodo M, Akita H, Ohga N, Hida K,  Harashima  H.

  RNAi‑mediated gene knockdown  and  anti‑angiogenic  therapy  of  RCCs  using  a  cyclic  RGD‑modified  liposomal‑siRNA system.  Journal  of Controlled Release, 173:110‑118  (2014) 

3) Akhter  A,  Hayashi  Y,  Sakurai  Y,  Ohga  N,  Hida  K,  Harashima  H.

  A liposomal delivery system  that  targets  liver  endothelial  cells based on a new peptide motif  present in the ApoB‑100 sequence.

  International  Journal  of  Pharmaceutics,  456(1):

  195‑201 (2013) 

4) Kibria  G,  Hatakeyama  H,  Ohga  N,  Hida K, Harashima H.  The  effect  of  liposomal  size  on  the  targeted  delivery  of  doxorubicin  to Integrin 

v

3‑expressing tumor  endothelial cells.   Bio‑

materials. 34(22): 5617‑5627   (2013) 

5) 櫻井遊,  核酸医薬の現状と創薬の パラダイムシフト  道薬誌, 30 巻

12 号:  4‑10 ページ  2013 年 

6) Takara K*, Hatakeyama H*, Kibria G,  Ohga  N,  Hida  K,  Harashima  H. 

Size‑controlled,  dual‑ligand  modified liposomes that target the  tumor vasculature show promise for  use  in  drug‑resistant  cancer  therapy.  Journal  of  Controlled  Release,  161(1):  225‑232  (2012) 

*Equally contribution 

(2013 年 10 月で研究代表者の変更があ ったため、畠山と櫻井、両者の成果につ いて記載している。)   

 

2.学会発表 

1) 櫻井遊, 畠山浩人, 兵藤守, 秋田英 万, 原島秀吉  腫瘍血管内皮細胞 標的型 siRNA デリバリーシステムの 構築 ,   日本薬剤学会第 28 年会、

2013 年 5 月 23‑25 日、ウインクあい ち、名古屋 

2) Hakeyama H et al.,  Development of  a pH‑sensitive multifunctional  envelope‑type nano device (MEND)  as an efficient nucleic acids  delivery system , July 21‑24 2013,  Hawaii Convention Center, Honolulu,  Hawaii, U.S.A 

3) 畠山浩人、高良和宏、キブリア  ゴ ラム、大賀則孝、樋田京子、原島秀 吉.腫瘍血管内皮を標的とした Dual‑ligand リポソームの開発.日本 薬剤学会第 27 年会.2012 年 6 月 26 日.神戸(神戸国際会議場、兵庫県)

(口頭発表) 

参照

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