類似車両 類似車両 類似車両
類似車両のハイブリッド のハイブリッド のハイブリッド のハイブリッド
SEAモデルを モデルを モデルを モデルを用 用 用 用いた いた いた いた簡易 簡易 簡易 簡易シミュレーション シミュレーション シミュレーション シミュレーション手法 手法 手法 手法
- -
- -その その その その
2軽量化 軽量化 軽量化 軽量化と と と車室内音低減 と 車室内音低減 車室内音低減 車室内音低減を を を両立 を 両立 両立 両立する する する する防音仕様提案 防音仕様提案 防音仕様提案の 防音仕様提案 の の の検討 検討 検討- 検討 - - -
日大生産工(院) ○中根 彰人 日大生産工 見坐地 一人
1.
はじめに はじめに はじめに はじめに
車両の高周波における解析手法として,統計 的 エ ネ ル ギ ー 解 析 手 法
(Statistical Energy Analysis Method : SEA法)
(1)が主流となってき ており,容易に解析を行うことが可能になって きた.しかし一方で
SEA法には解析精度に課題 があり,開発期間に関しても多大な時間が必要
であった
.そこで我々は 既にハイブリッドSEA(Hybrid SEA : HSEA)
法
(2)を提案し,解析
SEA(Analytical SEA : ASEA)法(3)に比べてより 高精度な解析が可能になった.更に開発期間の 短縮ができるようになったため,開発効率の向 上に繋がった.しかしながら
HSEA法は実車を 元に解析対象のモデルを作成する必要がある ため,実車が存在しない試作前等は精度の高い 車両モデルを構築できないという課題があっ た.この課題を解消するために,我々は簡易シミ ュレーション手法
(4)を提案した.
本論では,精度検証した類似車両のHSEAモ デルを用いて車体軽量化と車室内音低減を両 立する仕様提案の検討を行い,提案した手法の 有用性を示す.
2.
カーペットの カーペットの カーペットの カーペットの性能比較 性能比較 性能比較 性能比較
まずカーペットの性能比較を行う.今回カ ーペットに的を絞った理由として,Fig.1に示 す通りカーペットの寄与割合が全体的に高い 為である.Fig.2に示すのは目標防音性能を満 足するカーペット(Target),現行品のカーペッ
ト
(Current),開 発 品 の カ ー ペ ッ ト
(Development)の仕様であり,開発品は現行品
に対して12%軽量化している
.この3つのカ ーペットを用いたInsertion loss(挿入損失)と 吸音率の比較の結果をFig.3,
Fig.4に示す.挿入損失の比較結果をみると開発品は高周波で性 能が劣っている.
吸音率の比較結果において遮音タイプであ る目標品に対して
,開発品は吸音タイプにすることで吸音率を向上させている.
Fig. 1
部位別出力寄与(現行品)
Current
Target Development
Mass:1.94kg
Mass:2.43kg Mass:1.71kg(▲12%)
Insulation type
Absorption type Insulation
type
Fig. 2
各カーペットの仕様
Fig. 3
挿入損失比較
Fig. 4
吸音率比較
Quick Simulation Method for using a Similar Car HSEA Model
-
-
-
-Part 2Part 2Part 2Part 2. . . . A A A A Design Modification to Reduce the Car Cabin SPL as well as the Mass of Sound Proofing Material----
Akihito NAKANE and Kazuhito MISAJIKazuhito MISAJIKazuhito MISAJIKazuhito MISAJI
10[dB]
10[dB]
Good
Good
−日本大学生産工学部第43回学術講演会(2010-12-4)−
― 61 ― 7-21
3.
類似車両 類似車両 類似車両 類似車両
HSEAモデルによる モデルによる モデルによる モデルによる性能比較 性能比較 性能比較 性能比較
3つのカーペットを,代用した類似車両の
HSEAモデルに搭載しロードノイズ
56km/h(35マイル)を入力したときの車室内音比較結果を
Fig.5
に示す.目標品に対して現行品は性能的に
劣っている事がわかる.そこで今回の開発品を 用いることにより目標品の性能に近づける事が でき,性能向上に繋がっていることが確認でき る.このことから挿入損失で劣っている性能面 を吸音率の向上により補っている事がわかる.
100 125 160 200 250 315 400 500 630 8001000 1250 1600 2000 2500 3150 4000 5000
SPL(dBA)
1/3oct Frequency(Hz)
Current Development Target
Fig. 5
ロードノイズによる車室内音比較
4.
仕様提案 仕様提案 仕様提案 仕様提案の の の検証 の 検証 検証 検証
今回目的の1つとして車体軽量化と車室内音 低減の両立があった.ここで類似車両
HSEAモ デルを用いた仕様提案の性能予測結果を
Fig.6に示す.Fig.2,Fig.6 から開発品は現行品に対して
12%軽量化し,性能向上できていることが確認できる.
100 125 160 200 250 315 400 500 630 800 1000 1250 1600 2000 2500 3150 4000 5000
SPL(dBA)
1/3oct Frequency(Hz)
Current Development
Fig. 6
性能向上結果
5.
試作品 試作品 試作品 試作品を を を用 を 用 用 用いた いた いた性能確認 いた 性能確認 性能確認と 性能確認 と と予測精度検 と 予測精度検 予測精度検 予測精度検証 証 証 証 解析上では性能向上が確認できたので実際 に開発品を試作し,実測値と解析値の車室内音 差分比較を行った.その結果をFig.7に示す.こ こでの実測値差分とは現行品の実測値と開発 品の実測値の差分,解析値差分とは現行品の解 析値と開発品の解析値の差分である.比較結果 より実際の性能向上が確認でき,±3dB以内に 収まっているので精度高く予測できている事 が確認できる.
Fig.7
実験値差分と計算値差分の比較
6.
結論 結論 結論 結論
実車が存在しない試作前,または工数やテ スト車両確保等の理由でモデル作成が困難 な場合に精度の高いHSEAモデルを用いる手 法として,類似車両のHSEAモデルを用いた 簡易シミュレーション手法を提案した.そし て手法の妥当性を検証し,仕様提案の試作品 を用いて予測精度の検証を行った.その結果 以下の事が明らかになった.
1.
音 響 系 入 力 が 支 配 的 な 周 波 数 領 域
(630Hz~5KHz)では,防音材の性能予測に十分使える.
2.
その1で提案した手法を用いることで,車 体軽量化と車室内音低減を両立する仕 様提案の検証が可能である.
1,2より,その1で提案した類似車両のHSEA
モデルを用いた簡易シミュレーション手法 の有用性が確認できた.
今後は代用できる類似車両モデルの判断 条件をより定量的にし,本手法の更なる実用 性の向上を目指したい.
参 参 参 参考 考 考 考文 文 文献 文 献 献 献
(1)
見坐地一人,斎藤寿信,来原裕司,山下剛:
統計的エネルギー解析手法(SEA)を用いたロ ードノイズ解析,1999年自動車技術会学術講 演会前刷集,No.71-99,9939730
(2)
見坐地一人,多田寛子,山下剛,古株慎一,田 中秀典,腰越昭三:自動車用ハイブリッドSEA モデル化技術の開発,2004年自動車技術会学 術講演会前刷集,No.72-04,20045011
(3)
見坐地一人,来原裕司,多田寛子,野口好洋, 山下剛,マウリジオ・マントバーニ:自動車 用 防 音 パ ッ ケ ー ジ の
SEAパ ラ メ ー タ 予 測
,2002年 自 動 車 技 術 会 学 術 講 演 会 前 刷 集,No.95-02,20025495
(4)
髙橋亜佑美,中根彰人,小林 之徳,
大久 博 道,見坐地 一人:類似車両のハイブリッド
SEAモデルを用いた簡易シミュレーション 手法(軽量化と車室内音低減を両立する防音 仕様提案),2010年秋季大会自動車技術会学術 講演会前刷集,No.114-10, 20105792
10[dB] Good
4[dB]
Good 10[dB]
― 62 ―