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1.研究室の概要

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Academic year: 2021

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第 82 巻 第 8 号 (2018) (51) 459

1.研究室の概要

 日本三大暴れ川の

1つである吉野川と,徳島のシンボル

ともいえる眉山に挟まれた位置に徳島大学常三島キャンパ スがあります。このキャンパスには化学工学分野で研究を おこなっている研究室がいくつかあり,私たちはその中の

1つとして頑張っています。研究室のスタッフは,本原稿

の筆者である外輪と,准教授の堀河俊英先生の

2名で,学

生は学部,大学院を合わせて約

25

名が在籍しています。

研究室で担当している講義は,化学工学基礎,分離工学,

自動制御,反応工程設計,化学工学演習,それに学生実験 があります。化学工学基礎は量論と移動現象論の基礎部分 をカバーしており,反応工程設計ではプロセスシミュレー タを使って極めて簡単なプロセス設計を体験する内容と なっています。

2.研究内容

 研究室の研究テーマは幅が広く,現象解析から単位操 作,プロセス合成,サプライチェイン最適化までをカバー しています。外輪はプロセスシステム分野で博士を取得し ましたが,大学を転々とするうち,晶析,マイクロリアク タ,反応工学といった分野に関わるようになりました。マ イクロリアクタの研究では,反応や粒子合成への応用に取 り組んで来ましたが,最近はマイクロ空間の多相流に着目 してその特性解析を実験とシミュレーションの両面から進 めています。また,プロセスシステム工学とマイクロリア クタの研究を通じて,移動現象論と熱力学に基づいた新し い装置やプロセスの創出に大変興味を持っています。マイ クロリアクタの発想から誕生した圧力駆動型蒸留はその代 表的な成果です。最近では流れと晶析の関係に興味を持 ち,新しい晶析装置の提案を目指した研究もおこなってい ます。

 堀河准教授は,細孔径を制御した多孔質炭素材料の開発 に関する研究で学位を取得し,現在では炭素材料への気相・

液相吸着現象を主とした基礎研究を推進しています。さら に最近では培った炭素材料調製技術を応用し,機能性吸着 剤,リチウムイオン電池用無機材料の開発などその研究の 枠を広げています。

3.研究以外の活動

 研究室では勉強,研究のほか,各種行事にも一生懸命取 り組んでいます。学科のボーリング大会,ソフトボール大 徳島大学大学院社会産業理工学研究部理工学域 応用化学系 化学プロセス工学分野 外輪健一郎・堀河俊英研究室 外輪健一郎

研究室紹介

会では毎年好成績を収めています。最近では徳島マラソン にも多くのメンバーが参加しています。

 2016年の秋季大会は徳島大学で開催されましたが,そ の懇親会で阿波踊りの披露があったことを覚えておられる 方もいらっしゃると思います。そのときに演舞したのは,

当研究室と杉山茂先生の研究室の学生です。本物の阿波踊 りには学科で連(踊りのチーム)を組んで出場していますが,

この

2つの研究室は学科の中でも阿波踊りに熱心で,毎年

ほぼ全員が出場しています。阿波踊りは,下級生と交流で きたり,卒業生に会えたりするので,上下のつながりを形 成する有益なイベントとなっています。

 夏期に阿波踊りの練習と同時進行するのが,プロセスデ ザイン学生コンテストの課題への取組です。ご存じの通 り,このコンテストは化学工学会の

SIS

部会が秋季大会で 開催しているもので,徳島大学では博士前期課程

1

年の学 生の有志が毎年参加しています。化学工学を勉強している とはいえ,プロセス設計を初めて体験するのでいろいろな ことが起こります。設計のアプローチが分からないといっ た問題だけでなく,意見の相違などが原因で険悪なムード になることもあります。しかし最後はチームで協力して困 難を乗り越え,課題を完成させます。興味深いのは,大変 な苦労をした先輩の様子を見ていたはずの

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年生が,翌年 になるとコンテストに参加したい,と申し出てくることで す。興味の幅が広く,チャレンジ精神旺盛な元気の良い学 生が多いことの証拠だと思っています。

甲子園球場でプロ野球観戦 阿波踊りに参加した研究室メンバー 公益社団法人 化学工学会 http://www.scej.org/

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参照

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