大規模自然災害に備えた災害対応体制の充実強化
国土交通省水管理・国土保全局防災課 防災企画官 田中 克直 目 次 1.国土交通省の災害初動体制 2.TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊) 3.災害初動対応強化に向けた取り組み第641回建設技術講習会(山口県)
平成30年2月8日(木) 13:00~14:00
大規模自然災害に備えた
大規模自然災害に備えた
災害対応体制の充実強化
国土交通省 水管理・国土保全局防災課
国土交通省 水管理 国土保全局防災課
防災企画官 田中克直
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
国土交通省の災害初動体制
国土交通省の災害初動体制
1.国土交通省の災害初動体制
2 TEC FORCE(緊急災害対策派
1.国土交通省の災害初動体制
2.TEC-FORCE(緊急災害対策派
遣隊)
遣隊)
3 災害初動対応強化に向けた
3.災害初動対応強化に向けた
取り組み
自然災害 地震 津波災害
緊急事態とは
自然災害 地震・津波災害 風水害 火山災害 雪害 ・震度6弱(23区内は5強)の地震など 重大な被害が発生又は発生のおそれ がある場合 雪害 道路災害 河川水質事故災害 火災 重大事故 ・海上、航空、鉄道、道路等の事故で多 数の死傷者・行方不明者を伴うもの 火災 海上災害 航空災害 鉄道災害 数 死傷者 行方不明者を伴うも ・危険物等の漏洩、爆発等で多数の死 傷者・行方不明者を伴うもの、又は大 量流出で著しい水質汚染を生じるもの ・我が国周辺海域で船舶からの大規模 な油流出事故 鉄道災害 港湾危険物等災害 原子力災害 重大事件 ハイジャ ク ・原子力施設から放射性物質が放出さ れ、国民の生命、財産に被害が発生 重大事件 ハイジャック 大量殺傷型テロ・重要施設テロ等 不審船事案 ミサイル発射事案 武力攻撃事態 邦人退避 武力攻撃事態 その他危機 不審船事案 3 大量避難民流入 重篤な感染症(新型インフルエンザ、口蹄疫等)大規模災害における初動対応
事前計画
応急対応
災害復旧
本部会議を設置、国土交通省南海トラフ巨大 地震・首都直下地震対策計画等を策定 災害直後より緊急参集し、被災状況を把握 災害査定官による査定の実施 自衛隊との連携によるTEC-FORCE輸送訓練 航路啓開訓練(流木回収) 管 制 機 関 ダイバート指示 東 空 港 閉 鎖 空 港 閉 鎖 空港情報(被害状況等) 代替空港 緊急ダイバート 運航総合支援システム 代替 空港 情報 航 空 会 社 代替空港 情報 成田空港 羽田空港 都心 京葉道方面 常磐道方面 東 北道方面 関越道方面 中央道方面 東京湾 アクアライン方面 東名高速方面 横羽線方面 東京港 横浜港事前対策
事前対策
南海トラフ巨大地震・首都直下地震等への備え
【問題認識】
○南海トラフ巨大地震・首都直下地震対策に対し、国土の安全保障を担う国土交通省が
総力を挙げて対策を先導。
【対策本部】
○平成25年7月1日、大臣を本部長とする「国土交通省南海トラフ巨大地震・首都直下地震
対策本部」を設置し、両地震に対する実践的かつ具体的な対策計画の検討の着手。
〔検討のポイント〕
【対策本部】
・南海トラフ巨大地震と首都直下地震は被害のタイプが異なるため、それぞれに応じた
対策が必要。
行動を時系列に定めておく必要
〔検討のポイント〕
・どこでどのような被害が生じるのか、具体的なリスクの共有が重要。
・行動を時系列に定めておく必要。
【とりまとめ経緯】
○内閣府の計画と連携し、平成26年4月1日に国土交通省首都直下地震対策計画[第1版]
及び国土交通省南海トラフ巨大地震対策計画[第1版]を策定。
○南海トラフ巨大地震対策計画の策定にあわせ地方ブロックごとに より具体的かつ実践的
【とりまとめ経緯】
○南海トラフ巨大地震対策計画の策定にあわせ地方ブロックごとに、より具体的かつ実践的
な「地域対策計画」を策定。
○今後は地域ブロ ク広域訓練等の各種訓練を通じて対策計画の検証や課題抽出を行い
【今後の進め方】
○今後は地域ブロック広域訓練等の各種訓練を通じて対策計画の検証や課題抽出を行い、
国土交通省 南海トラフ巨大地震・首都直下地震対策計画
○南海トラフ巨大地震対策では 津波による被災に対して 重要施設への緊急輸送ルートについて陸
○南海トラフ巨大地震対策では、津波による被災に対して、重要施設への緊急輸送ルートについて陸
海空のあらゆる方面からの総合啓開を行うための計画策定等。また、首都直下地震対策では、木造
住宅密集市街地における住宅・建築物の倒壊や火災延焼への対策やゼロメートル都市対策等を重
点的に実施する等、国土交通省の各局・地方支分部局の総力を挙げた対策を実施。
■ 南海トラフ巨大地震の被害想定 ■ 首都直下地震の被害想定南海トラフ巨大地震対策計画
首都直下地震対策計画
南海トラフ巨大地震の 地震動分布 首都直下地震の 地震動分布 地震動・津波等により最大約32万人の死者、 最大約240万棟の建物被害が発生 出典 首都直下地震被害想定(H25 内閣府) 出典:南海トラフ巨大地震について(最終報告)(H25 内閣府) 【都政新報社提供】 地震動等により最大約2.3万人の死者、 最大約800万人の帰宅困難者が発生 出典:首都直下地震被害想定(H25、内閣府) 出典:南海トラフ巨大地震について(最終報告)(H25、内閣府) ■ 南海トラフ巨大地震対策計画の事例 ■ 首都直下地震対策計画の事例 公共施設の整備 狭あい道路の整備 基礎地盤(砂質土) 基礎地盤(粘性土) 液状化対策 (地盤改良・矢板)締固め工法、 ドレーン工法等 鋼矢板、 固化工法等 共同建替え 老朽建築物の除却 耐震改修 沿道建築物の不燃化 基礎地盤(粘性土) 避難訓練の実施 避難経路の確保 密集市街地の防災性の向上 ゼロメートル地帯対策 7南海トラフ巨大地震におけるTEC-FORCE活動計画
○南海トラフ巨大地震による甚大な被害に対し 発生直後から円滑かつ迅速に災害応急対策活動(緊
○南海トラフ巨大地震による甚大な被害に対し、発生直後から円滑かつ迅速に災害応急対策活動(緊
急輸送ルートの確保や緊急排水活動など)を行うことを目的として、あらかじめ活動計画を策定。
○活動計画は、動員計画、広域派遣のタイムライン、広域進出拠点等を規定。
※「南海トラフ地震防災対策推進基本計画(H26.3中央防災会議)」及び「南海トラフ巨大地震対策計画(H26.4国土交通省)」に基づき策定。 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画(中央防災会議)に TEC-FORCEが広域応援部隊として追加(H29 6)■ TEC-FORCEの動員計画
南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画(中央防災会議)に、TEC FORCEが広域応援部隊として追加(H29.6)。■ 広域派遣のタイムラインのイメージ
◆被害想定※ に応じた、TEC-FORCE及び災害対策用機械の 動員規模 1日目 :発災後、直ちに派遣準備を開始するとともに、本省災害 2日目 :受援・応援地整等のTEC-FORCEが一体での活動を開始 動員規模 対策本部長の指示に従い、広域進出拠点等に向けて出動 ①中部の被害想定が最大のケース ②四国の被害想定が最大のケース 3日目 :最大勢力のTEC-FORCE・災害対策用機械等が活動 34
九州 近畿 四国 中部 九州 近畿 四国 中部 1 割 2 割4
割
割■ 広域進出拠点
派遣先 (受援) 広域進出拠点 所在地 1 割 3 割 2 割4
割
九州 四国 九州 (※津波浸水深2m以上の浸水面積、全壊棟数) ・TEC-FORCE 約7.7千人 (受援) 広域進出拠点 所在地 中部地整 足柄SA(下り) 恵那峡SA(下り) 川島PA(上り) 静岡県駿東郡小山町 岐阜県恵那市 岐阜県各務原市 近畿地整 草津PA(下り) 滋賀県草津市 整 豊浜SA(下り) 香川県観音寺市 四国地整 豊浜SA(下り) 香川県観音寺市首都直下地震におけるTEC-FORCE活動計画
○首都直下地震による甚大な被害に対して、発災直後から、迅速かつ円滑に応急対策活動を実施す
○首都直下地震による甚大な被害に対して、発災直後から、迅速かつ円滑に応急対策活動を実施す
るため、TEC-FORCE等の動員計画、広域派遣のタイムライン等をあらかじめ規定。
○応援地整等のTEC-FORCEは、一次的な進出目標である広域進出拠点へ進出。受援地整等の指示
に従い、各活動拠点等に移動し、緊急輸送ルート確保、緊急排水活動、被害状況調査等を実施。
「首都直 地震 急対策推進基本計 議決定 び「首都直 地震対策計 交通省 基づき策定■ TEC-FORCEの動員計画
(地整等の最大派遣規模) 1日目:発災後、直ちに広域進出拠点等に向けて出動 ※「首都直下地震緊急対策推進基本計画(H27.3閣議決定)」及び「首都直下地震対策計画(H26.4国土交通省)」に基づき策定。■ 広域派遣のタイムラインのイメージ
東北地整 北海道 約380人/日 北陸地整 約 2日目:受援・応援地整等のTEC-FORCE一体で活動を開始 3日目:最大勢力のTEC-FORCE・災害対策用機械等が活動■ 広域進出拠点等の配置
東北地整 約290人/日 約190人/日 近畿地整 約220人/日 中国地整 約170人/日■ 広域進出拠点等の配置
羽生PA 谷田部東PA 武蔵丘陵 森林公園 援 整等 中部地整 約210人/日 四国地整 約120人/日 九州地整 圏 央 高坂SA 関東技術事務所 日本大学 大宮キャンパス 国土交通大学校 森林公園 受援地整等 関東地整 約400人/日 関東運輸局、東京航空局 約20人/日 ※ この他、地方運輸局等から約70人/日を派遣 九州地整 約290人/日 ◆TEC-FORCE、災害対策用機械等を最大限動員 中央自動車道 央 道 酒々井PA 談合坂SA ・TEC-FORCE 約8,900人(最大約2,360人/日) ・災害対策用ヘリコプター 8機 ・災害対策用機械 約514台 ・災害対策用船舶 26隻 足柄SA 国土技術政策総合研究所 (横須賀第二庁舎) 進出本部 車両待機拠点 広域進出拠点 震度5強 震度6弱 震度6強 震度7 9応急対応
応急対応
防災体制
該当事案の目安
初動対応の目安
国土交通本省の参集体制
防災体制
該当事案の目安
初動対応の目安
注意体制
○震度4
○津波注意報
関係職員が自宅等で
情報収集
注意体制
○津波注意報
○噴火警報(火口周辺)のうち「入山規制又は入山危険」
情報収集
(※津波注意報発表の場合は 関係職員が参集)○震度5弱又は5強(東京23区を除く)
警戒体制
○津波警報
○噴火警報(居住地域)
関係職員が参集
非常体制
○震度6弱(東京23区で震度5強)
非常体制
当該災害
対策本部
本部長:事務次官
○大津波警報
○東海地震注意情報
○多数の死傷者が伴う事故
事務次官以下の関係幹
部及び関係職員が参集
本部
該当事案の目安
初動対応の目安
国土交通省非常
事務次官以下の関係幹
国土交通省非常
災害対策本部
本部長:事務次官
○非常災害が発生
事務次官以下の関係幹
部及び関係職員が参集
国土交通省緊急
大
を含む関係幹部
国土交通省緊急
災害対策本部
本部長:大臣
○著しく異常かつ激甚な非常災害が発生
大臣を含む関係幹部
及び関係職員が参集
11国土交通省の災害時の初動対応
○災害時には 地方整備局や地方自治体等からの被害報告に加え カメラ映像やヘリ等
○災害時には、地方整備局や地方自治体等からの被害報告に加え、カメラ映像やヘリ等
の各種機器により、直接被害情報を把握するなど、
防災センターで災害情報を一元的に
集約
し、
迅速・的確に災害対応戦略を決定
。
防災センターにおける災害対応
○大規模自然災害等の発生時には国土交通省幹部
○大規模自然災害等の発生時には国土交通省幹部
が防災センターに緊急参集し、以下の事務を行う。
①気象・地震・河川・道路などの
情報を収集
北海道開発局とのTV会議
リアルタイム映像
レーダー雨量計システム②被害状況の把握
水位テレメータ③官邸・他省庁との情報共有、
国民・報道機関への情報提供
13 当該災害対策本部会議(平成28年8月22日)気象情報等
④緊急対策の決定
被害情報の収集・提供
災 害 対 策 用 ヘ リ プ タ ヘ リ 搭 載 カ メ ラ 浸 水 域 の 把 握ヘリコプター
災 害 対 策 用 ヘ リ コ プ タ ー ヘ リ 搭 載 カ メ ラ 浸 水 域 の 把 握リ プタ
監 視 カ メ ラ テ レ ビ 局 へ の 映 像 提 供 専 用 情 報 通 信 ネ ッ ト ワ ー ク監視カメラ
災 害 対 策 車 衛 星 通 信 車 小 型 衛 星 通 信 装 置 K u - S A T現地派遣
資機材
機
河川水位の上昇を把握するための情報
レーダー雨量計
レーダー雨量計
水
水 位
位 計
計
全国26基のレ ダ⾬量観測に
河川の適正な維持管理 洪⽔
全国26基のレーダ⾬量観測に
より、河川管理や道路管理に
活用
河川の適正な維持管理、洪⽔
や渇⽔等の⽔災害への対応等
を目的として活用
活用
を目的として活用
15国土交通省の災害初動体制
1.国土交通省の災害初動体制
2 TEC FORCE(緊急災害対策派
2 TEC FORCE(緊急災害対策派
2.TEC-FORCE(緊急災害対策派
遣隊)
2.TEC-FORCE(緊急災害対策派
遣隊)
遣隊)
3 災害初動対応強化に向けた
遣隊)
3.災害初動対応強化に向けた
取り組み
市町村では・・・
課題
課題
年間で
土木関係職員 割以上減少
10年間で
土木関係職員2割以上減少
・約5割の村で技術職員ゼロ
・約6割の町で技術職員5人未満
約4割の市町村
は10年間で
災害査定が1回以下
23%の市町村がゼロ
・23%の市町村がゼロ
・16%の市町村が1回
17被災地の
早期の復旧・復興に支障
国土交通省
国土交通省TEC
TEC-
-FORCE
FORCE(テック・フォース)
(テック・フォース)
※TEC-FORCE(
T
echnical
E
mergency
C
ontrol
FORCE
):
とは
とは
○大規模自然災害の発生後、河川、土砂災害、
※TEC FORCE(
T
echnical
E
mergency
C
ontrol
FORCE
):
緊急災害対策派遣隊
TEC-FORCEとは
TEC-FORCEとは
道路等の各分野に精通した国土交通省各組織の
職員や必要な資機材を派遣し、迅速に地方公共
職員や必要な資機材を派遣し、迅速に地方公共
団体等を支援
○平成20年4月に創設 平成29年4月現在8 912名
○平成20年4月に創設。平成29年4月現在8,912名
活動内容
活動内容
・被害状況調査
・復旧工法 緊急措置の企画・提案 助言等
復旧工法、緊急措置の企画 提案、助言等
・排水ポンプ車による緊急排水
二次災害防止のための捜索機関等への助言
・二次災害防止のための捜索機関等への助言
TEC-FORCE隊員は全国の地方整備局を主体に任命されており災害の規模によっては
緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の隊員数
TEC FORCE隊員は全国の地方整備局を主体に任命されており災害の規模によっては
全国から集結
国土技術政策総合研究所 本省(90名) 国土技術政策総合研究所 (170名) 地方運輸・航空局 (337名) 北海道開発局 666名 地方整備局等 (8,315名) 沖縄総合事務局 49名 TEC-FORCE 登録隊員構成 ※平成29年4月現在 計8,912名 (国土地理院、気象庁は事前任命が ないため グラフに含まれない ) 東北地方整備局 887名 北陸地方整備局 626名 ないため、グラフに含まれない。) 関東地方整備局 近畿地方整備局 982名 中国地方整備局 837名 関東地方整備局 1,467名 中部地方整備局 方整備 中部地方整備局 1,404名 四国地方整備局 480名 九州地方整備局 917名 19大規模な災害には全国の機材が集結し支援を行います。
国土交通省の災害対策用機材の配備状況
▼平成29年4月1日現在 (単位:台) 地整等 排水ポンプ 車 照明車 対策本部車 待機支援車 遠隔操作式 バックホウ 遠隔操縦装 置(ロボQ) 衛星通信車 Ku-SAT 災害対策用 ヘリコプター 備 考 北海道 28 15 8 1 0 4 14 1 北海道 28 15 8 1 0 4 14 1 東 北 45 29 10 2 0 4 19 1 関 東 41 41 25 2 0 9 29 1 北 陸 40 37 11 3 0 4 20 1 北 陸 中 部 37 34 15 2 0 6 17 1 近 畿 35 28 17 1 0 7 21 1 中 国 33 24 6 1 2 5 16 1 ヘリは四国・中国 1 地整とで共同管理 四 国 33 28 11 2 1 5 8 九 州 60 24 9 2 6 4 16 1 沖 縄 1 3 1 0 0 1 6 0 ■排水ポンプ車 ■照明車 ■対策本部車 ■Ku-SAT (小型衛星画像伝送装置) ■衛星通信車 計 353 263 113 16 9 49 166 8 【 H27.9 関東・東北豪雨 】 (茨城県常総市) 【 H27.9 関東・東北豪雨 】 (茨城県常総市) 【 H28.4 熊本地震 】 (熊本県益城町) 【 H28.4 熊本地震 】 (熊本県益城町) 【 H26.8 広島土砂災害 】 (広島県広島市) 【 H26.8 広島土砂災害 】 (広島県広島市) 【 H28.4 熊本地震 】 (熊本県南阿蘇村) 【 H28.4 熊本地震 】 (熊本県南阿蘇村) (茨城県常総市) (茨城県常総市) (熊本県益城町)(熊本県益城町) (広島県広島市)(広島県広島市) (熊本県南阿蘇村)(熊本県南阿蘇村)TEC-FORCEの活動内容
被災状況調査班(ヘリ調査) 情報通信班 災害対策用ヘリコプ 衛星通信車、Ku-被災状況調 班( リ調 ) 情報通信班 災害対策用ヘリコプ ターにより、上空から 広域に被災状況を調 査 SAT(小型画像伝送装 置 )等の機材を活用 し、被災地の映像情報 配信や災害対策に係 る被災地との通信回 現地支援班(被災自治体支援・リエゾン) 被災自治体の被害 応援対策班 状況や支援ニ ズを る被災地との通信回 線を確保 国が保有する照明 状況や支援ニーズを 把握し、地方整備局等 への報告のほか、状 況に応じて技術的助 言 車、排水ポンプ車、応 急組立橋梁等の資機 材を活用し、被災地の 応急対策を支援 先遣班 被災状況調査班(現地調査) 先行的に派遣し、被 災状況や必要とされる 現地踏査等により、 公共土木施設等の被 災状況や必要とされる 応援・支援規模を把握 害状況を把握し、被害 の拡大防止、応急復 旧等を技術的に支援 高度技術指導班 現地支援班(現地運用調整) 特異な被災事象等 に対する被災状況調 査 高度な技術指導 現地活動状況の報 告、活動に必要な資 機材の調達調整な ど 現地 活動する 査、高度な技術指導、 被災施設等の応急措 置の指導 ど、現地で活動する TEC-FORCE各班と災 害対策本部との連絡 調整 21TEC FORCE活動事例
TEC-FORCE活動事例
○平成28年度末までに東日本大震災をはじめ69の災害に対し
のべ5万人
日
TEC-FORCEの派遣実績
○平成28年度末までに東日本大震災をはじめ69の災害に対し、のべ5万人・日
を超える地方整備局などの職員により被災地支援を実施。
○平成29年度は、九州北部豪雨等の災害で活動し、被災地の早期復旧等を支援。
のべ派遣人数(人・日)派遣実績
派遣実績
派遣実績
派遣実績
10,912 3,524 4,042 熊本地震 台風第10号 平成29年7月九州北… 23,648 25 25,000 派遣回数(回) 派遣のべ隊員数(人・日) ※ 1,309 2,523 2,587 台風第26号 広島土砂災害 関東・東北豪雨 15,305 16回 10回 11回 15 20 15,000 20,000 1,035 2,011 1,237 九州北部豪雨 山口・島根豪雨 台風第18号 1,894 1,248 449 1,307 6,137 4,497 3,228 5回 4回 3回 4回 7回 10回 9回 5 10 5,000 10,000 1,499 18,115 5,185 岩手・宮城内陸地震 東日本大震災 台風第12号 1,248 449 , 0 0 派遣年度 0 5,000 10,000 15,000 20,000 ※平成29年7月九州北部豪雨は、8月16日時点の速報値。 23○ 地震発生後の15日には九州地整のほか 近畿・中国・四国地整のTEC-FORCEが九州へ入り活動を開始 これまで
平成28年4月熊本地震への派遣
○ 地震発生後の15日には九州地整のほか、近畿 中国 四国地整のTEC FORCEが九州へ入り活動を開始。これまで に全国の地方整備局等から日最大440人の隊員を派遣。 ○ リエゾンが収集した被災状況・支援ニーズに関する情報をもとに、自治体所管施設の被害状況調査を迅速に実施。 航空写真による被害判読等とあわせ、激甚災害指定に係る所要期間※の短縮に貢献。 ※4月25日閣議決定。新潟県中越地震34日間→今回9日間 ○ 余震や降雨に伴う 次災害 発生を防ぐため 緊急度 高 箇所 土砂災害危険箇所を 間 点検し 月 ○ 余震や降雨に伴う二次災害の発生を防ぐため、緊急度の高い1,155箇所の土砂災害危険箇所を9日間で点検し、4月 28日に県知事、13市町村長等へ報告。 ○ 道路陥没や土砂崩落等によって通行不能となった県道、市町村道の応急復旧を行い、熊本市内から南阿蘇方面へ の道路啓開など、緊急車両の通行を迅速に確保。 ○ 二次災害が懸念される箇所については 地方整備局が保有する無人バックホウによる土砂撤去を実施するなど 先 ○ 二次災害が懸念される箇所については、地方整備局が保有する無人バックホウによる土砂撤去を実施するなど、先 端的な災害対策用機器を駆使した活動を展開。 自治体所管施設の被害状況調査 土砂災害危険箇所の点検 道路啓開による緊急車両の通行確保 ドローン調査 ドローン調査 道路啓開状況道路啓開状況 先端的な災害対策機械を駆使した活動 南阿蘇方面への通行を確保 (グリーンロード南阿蘇) 南阿蘇方面への通行を確保 (グリーンロード南阿蘇) 道路施設の被害状況調査 道路施設の被害状況調査 土石流危険渓流の点検土石流危険渓流の点検 無人バックホウで土砂撤去を実施(南阿蘇村) 無人バックホウで土砂撤去を実施(南阿蘇村) 救助部隊への技術的助言 救助部隊への技術的助言 救助部隊への技術的助言 救助部隊への技術的助言 救助部隊 技術的助言 救助部隊 技術的助言 救助部隊 技術的助言 救助部隊 技術的助言平成28年台風第10号等一連の台風への派遣
○台風第10号等一連の台風の接近により大きな被害が予想された市町村等に対し、台風上陸前からリエゾンを派遣し、被災状況の把握 や支援ニーズの把握等を実施(1道11県83市町村へ延べ延べ774人・日を派遣)。 ○北海道開発局、東北地方整備局に加え、関東、北陸、中部、近畿、中国、四国地方整備局から延べ3,430人のTEC-FORCEを派遣。北 海道18市町村、東北10市町村において、自治体の所管施設等の被害状況調査を実施。9/16までに全ての首長等に調査結果を報告。 ○台風第10号では、河川の氾濫等により県管理道路が通行不能となり多くの孤立集落が発生した岩手県岩泉町等へTEC-FORCEを集中 的に投入し、県とも連携して全力で道路啓開や流出した道路の応急復旧を進め、9月13日まで地域の幹線である4国道(国道455号、340 的に投入し、県とも連携して全力で道路啓開や流出した道路の応急復旧を進め、9月13日まで地域の幹線である4国道(国道455号、340 号、281号、106号)の通行を確保。県道や町道の道路啓開・応急復旧を進め、ヘリによる救出等も進んだ結果、当初、解消まで数ヶ月と された岩泉町、久慈市の孤立は、災害発生から1ヶ月で全ての孤立が解消。 ○浸水解消のため、被害の発生した北海道南富良野町や岩手県宮古市など67市町村において、排水ポンプ車、照明車、衛星通信車等を 派遣し、24時間体制で排水活動を実施。 ○台風10号では 二次災害を防止するため 8市町において 7日間で土砂災害の被災状況調査を実施(岩泉町69箇所など 102箇所で土 ○台風10号では、二次災害を防止するため、8市町において、7日間で土砂災害の被災状況調査を実施(岩泉町69箇所など、102箇所で土 砂災害を確認)し、首長等へ報告、助言。 自治体所管施設の被害状況調査 24時間体制で緊急排水を実施 土砂災害の被災状況調査 位 置 図 UAVによる調査 UAVによる調査 緊急通行路確保のための道路啓開 河川・道路の被害状況調査(岩泉町) 被害状況を報告(岩泉町長) 排水状況(名寄市) 斜面崩壊箇所の調査(岩泉町) ▼台風第10号における北海道・東北地方への派遣人数(のべ人数) 台風第10号における活動範囲 北 海 道:702人・日 東北地整:909人・日 中国地整:44人・日 四国地整:73人・日 国総研・土研等・国土地理 院:79人・日 のべ3 524人 日 国道455号の道路啓開(岩泉町) 緊急車両の通行を確保(岩泉町) 関東地整:594人・日 北陸地整:451人・日 中部地整:355人・日 近畿地整:317人・日 のべ3,524人・日 (8/30~9/30) 25平成29年7月九州北部豪雨への派遣
○ 九州北部豪雨により、出水や山腹崩壊が発生。死者35名、家屋の全半壊等337棟、家屋浸水1,986戸が発生。 ○全国の地方整備局等のTEC-FORCE(7/6~8/16のべ4,042人・日)が河川・道路等の被害状況調査、道路啓開など、 2県11市町村において活動。 ○8月8日までに福岡県、大分県の河川、道路等の約1,800箇所で被害状況調査を実施。 ○被災自治体へ復旧工法等を企画・提案、激甚災害指定の見込み公表の早期化に貢献。 ○被災自治体へ復旧工法等を企画 提案、激甚災害指定の見込み公表の早期化に貢献。 ○国道211号において4.5kmを道路啓開を実施。7月14日13時に道路啓開が完了、全線で緊急車両の通行を確保。 ○東峰村内の県道52号を道路啓開を実施。国担当区間の道路啓開が8月8日に完了。 ○二次災害防止に向け、土砂災害危険箇所の緊急点検等 約1,300箇所(7/21現地調査完了)のうち約570箇所を支援。 自治体所管施設の被害状況調査 位 置 図 ドローンによる被害状況調査 TEC-FORCE活動範囲 緊急車両の通行確保のための道路啓開 河川・道路の被害状況調査(東峰村) 被害状況を報告(東峰村長) ドローンによる流木調査(朝倉市) ▼九州地方への派遣人数(のべ人数)速報値 土砂災害の被害状況調査 四国地整:342人・日 近畿地整 398人 日 中国地整:161人・日 九州地整:1,797人・日 国総研・土研等・国土 地理院:85人・日 のべ4,042人・日 (7/6 8/16) 近畿地整:398人・日 (7/6~8/16)国土交通省の災害初動体制
1.国土交通省の災害初動体制
2 TEC FORCE(緊急災害対策派
2.TEC-FORCE(緊急災害対策派
遣隊)
遣隊)
3 災害初動対応強化に向けた
3 災害初動対応強化に向けた
3.災害初動対応強化に向けた
取り組み
3.災害初動対応強化に向けた
取り組み
27災害対応戦略の立案
○
災害対応戦略の立案
にあた ては 道路 河川 土砂災害などの国交省所管に係る被
○
災害対応戦略の立案
にあたっては、道路、河川、土砂災害などの国交省所管に係る被
害情報、震源・震度、CCTVカメラ等のリアルタイム情報、緊急輸送道路等の事前情報を
統合表示する
統合災害情報システム(DiMAPS)
を活用。
統合災害情報システム(DiMAPS)
災害対応戦略の立案(平成28年熊本地震の例)
○
災害対応戦略の立案
にあた ては 道路 河川 土砂災害などの国交省所管に係る被
○
災害対応戦略の立案
にあたっては、道路、河川、土砂災害などの国交省所管に係る被
害情報、震源・震度、CCTVカメラ等のリアルタイム情報、緊急輸送道路等の事前情報を
統合表示する
統合災害情報システム(DiMAPS)
を活用。
<凡例> <平成28年熊本地震におけるDiMAPS表示画面(一例)> 南阿蘇村役場への迂回路 CCTVカメラ等による状況把握 ドローン調査結果の共有 ・ インフラ関連(緊急輸送道路、鉄道、港湾、空港、ダム等) ・ 施設関連(官公庁、避難所、病院等) ・ ハザードマップ関連(浸水想定区域、土砂災害危険箇所等) ・ 基盤図関連(航空写真、標高図) <事前情報(一例)> 29被害状況調査における
被害状況調査における
ICTの活用
ICTの活用
[平成29年九州北部豪雨]ドローンによる被災状況調査
【大肥川(国道211号)の被災状況調査(7/8):国土地理院】 【流木堆積状況調査(7/13):九州地整ドローン班】
[平成29年九州北部豪雨]ドローンによる被災状況調査
【大肥川(国道211号)の被災状況調査(7/8):国土地理院】 【流木堆積状況調査(7/13):九州地整ドロ ン班】
ドローン調査結果の共有
○ 2次災害の危険や接近困難な被災現場等において活用した
ドローンの被害状
況調査結果を(撮影画像(動画))
をDiMAPSにより共有。
<ドローン調査のDiMAPSでの共有>
ドローン調査結果の共有
○ 2次災害の危険や接近困難な被災現場等において活用した
ドローンの被害状
[調査の効率化]ウェアラブルカメラの活用
■ウェアラブルカメラの活用
写真
映像
写真と
写真と
映像の比較
多角的 解析す
動
多角的
特徴
多角的に解析するには
複数枚の写真が必要
動画により多角的かつ
機動的な解析が可能
35関係機関との連携強化
関係機関との連携強化
関係機関との連携強化
輸送艦おおすみとLCAC 輸送艦おおすみとLCAC