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DSpace at My University: 英語教育リレー随想 111号(2019.6) 実践の推進力を得た大学院時代

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Academic year: 2021

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大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/ 〈英語教育リレー随想〉第 111 号 1 大学で第1種教員免許状を取得した私は、専修免許状が取得できるという理由だけで大 学院に進みましたが、そこに待ち受けていたのは博士号を取得したばかりの 40 代前半の 助教授でした。 私の研究テーマはモーターを様々な半導体を使って効率よく回転させることでして、例 えば浄水場で使用されているモーターは家庭等に水道水を供給のため 24 時間 365 日回転 していますから、ほんのわずかでも効率を向上させますと 1 年間で膨大なエネルギーの節 約につながります。 研究は先行研究を徹底的に読み込むことから始まります。もちろん英文。助教授は私の 教員希望など意に介さず次々と課題を課します。そして学会の研究発表大会の申し込み原 稿締切日をめざして、回路を設計し組み立てることになります。そしてその回路を使って 実験を繰り返し先行研究より優れた結果を示そうとするのですが、予定どおりには進みま せん。発表原稿は実験がうまくいくことを前提に書きます。このことは実現できていない 状況で書くので非常に怖いことでした。原稿締切日から発表まで1ヶ月あるのですが、そ の間は必死の思いで実験を繰り返しました。回路が潰れればその都度修理し、潰れないよ うに対策を施していきます。実験回路はつぶれなくなりますが、様々な対策を施した影響 によって理想からわずかにずれた結果になります。そこからが真のスタートでした。徹底 して余分なものを取り除いていくのです。 そこには、理想に限りなく近づける、そこまで到達できないのは工夫不足、アイデア不 足、アイデアを実現する力量不足・・・、そんな妥協しない助教授の姿がありました。 学会発表の直前にその助教授からは「堂々と自信を持って」と言われました。他の大学 は国の予算や企業の支援を受けて、大がかりな装置で最先端の研究成果を発表しているの で、どうしても気後れしてしまっていたのでしょう。「この研究は、世界であなたしか行 っていなのだから」とも言われました。教員時代に考え出したささやかなアイデアも、こ の言葉を思い出しては、反対意見は反対意見として実現に向けて取組めたと思うのです。 大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター

〈英語教育リレー随想〉

2019 年 6 月

実践の推進力を得た大学院時代

森 均 第 111 号 (森 均 特任教授/教員養成センター)

参照

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