平成18年10月期 第1四半期財務・業績の概況(連結)
平成18年3月15日上場会社名
田崎真珠株式会社
(コード番号:7968 東証・大証 第一部)(URL http://www.tasaki.co.jp)
代表者 役職名 代表取締役社長 氏名 田﨑 俊作 問合せ先責任者 役職名 常務取締役管理本部長 氏名 明石 靖彦 TEL (078)302-3321 1.四半期財務情報の作成等に係る事項 ①会計処理の方法における簡便な方法の採用の有無 :無 ②最近連結会計年度からの会計処理の方法の変更の有無 :有 (内容)当第一四半期より「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。 これによる減損損失は19億86百万円であります。 ③連結及び持分法の適用範囲の異動の有無 :無 2.平成18年10月期第1四半期財務・業績の状況(平成17年11月1日∼平成18年1月31日) (1)経営成績(連結)の進捗状況 (注)金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 四半期(当期)純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 18年10月期第1四半期 7,007 4.0 415 111.3 193 − △1,569 − 17年10月期第1四半期 6,739 △2.4 196 − △74 − △109 − (参考)17年10月期 28,555 △2.5 1,858 △3.9 899 0.3 △534 − 1 株 当 た り 四 半 期 ( 当 期 ) 純 利 益 潜 在 株 式 調 整 後 1 株 当 た り 四 半 期 ( 当 期 ) 純 利 益 円 銭 円 銭 18年10月期第1四半期 △42 10 − − 17年10月期第1四半期 △2 94 − − (参考)17年10月期 △15 58 − − (注)売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前年同四半期比増減率を表示してお ります。 [経営成績(連結)の進捗状況に関する定性的情報等] 当第1四半期連結会計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善による民間設備投資の増加や個 人消費の緩やかな回復が感じられ、概ね景気は好転した模様であります。宝飾品業界においては景気 好転の影響はまだ定かではありませんが、一般の消費傾向に追随したようであります。 このような環境の中で当社グループでは、高収益化のため売上計画を遂行していくとともに販売費 及び一般管理費の削減も努力いたしました。 その結果、当第1四半期の連結業績は、売上高は70億7百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は 4億15百万円(同111.3%増)、経常利益は1億93百万円、四半期純損失は15億69百万円となりました。 なお、当期純利益が損失となった要因は、当期より固定資産の減損会計が適用になったため特別損 失として減損損失を19億86百万円計上したためであります。減損損失の主なものは、土地8億20百万 円、建物7億16百万円、無形固定資産3億89百万円等であります。 また、当社グループにおける売上には季節性があります。第1四半期は、真珠の主力製品であるあ こや真珠のほぼ1年分の仕入があり、その加工が進んで3月∼4月に春の需要期を迎えます。従って、 毎年第1四半期は、売上高は低調ながら在庫が急増する現象が生じます。 春の次の大きな需要期は、9月∼10月の秋にあり、毎年第2四半期及び第4四半期が大幅な利益計 上時期となっております。したがって、第3四半期も第1四半期と同様に売上高は低調な期でありま す。− − 2 セグメント別の概況は、次のとおりであります。 当四半期 (単位:百万円) 小 売 事 業 卸 売 事 業 その他事業 計 消去又は全社 連 結 売 上 高 4,471 2,496 54 7,022 △14 7,007 営 業 費 用 3,656 2,279 76 6,011 580 6,592 営 業 利 益 815 217 △22 1,010 △595 415 前年同四半期 (単位:百万円) 小 売 事 業 卸 売 事 業 その他事業 計 消去又は全社 連 結 売 上 高 4,271 2,368 117 6,757 △ 18 6,739 営 業 費 用 3,626 2,258 117 6,003 539 6,542 営 業 利 益 644 109 0 754 △ 558 196 (小売事業) 小売事業の売上高は44億71百万円で前年同期より2億円(前年同期比4.7%増)の増収となりました。 これは主にあこや真珠製品や南洋真珠製品の売り上げが伸びたためであります。 営業利益は、8億15百万円となりました。 (卸売事業) 卸売事業の売上高は24億96百万円で前年同期より1億27百万円(前年同期比5.4%増)の増収となり ました。 これは主に中国をはじめ海外子会社における売上が好調に推移したためであります。 営業利益は、2億17百万円となりました。 (その他事業) その他事業は外食事業であり、1店舗の休業により売上高は54百万円で前年同期より63百万円の減 収となり、利益面では22百万円の営業損失となりました。 (2)財政状態(連結)の変動状況 総 資 産 株 主 資 本 株 主 資 本 比 率 1株当たり株主資本 百万円 百万円 % 円 銭 18年10月期第1四半期 86,682 37,095 42.8 995 39 17年10月期第1四半期 90,997 38,661 42.5 1,036 84 (参考)17年10月期 86,421 38,669 44.7 1,036 34 【連結キャッシュ・フローの状況】 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 現 金 及 び 現 金 同 等 物 期 末 残 高 百万円 百万円 百万円 百万円 18年10月期第1四半期 △ 883 59 1,889 3,615 17年10月期第1四半期 △ 722 534 2,709 5,178 (参考)17年10月期 △ 164 1,994 △ 1,970 2,544 [財政状態(連結)の変動状況に関する定性的情報等] (財政状態) 当第1四半期末の資産及び負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、流動資産では現金及び 預金が10億49百万円、たな卸資産が19億61百万円増加しました。ただし、たな卸資産の増減には仕入 時期の関係から季節性があります。一方、負債では、短期借入金が20億90百万円、支払手形及び買掛 金が7億90百万円増加しました。
(キャッシュ・フロー) 「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、売上高に比べ第1四半期には仕入に季節的偏重性があ り、また法人税等支払額が5億70百万円発生したことなどにより8億83百万円の減少となりました。 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、特に大きな変動はなく59百万円の増加となりました。 「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、主に短期借入金20億77百万円の増加、並びに配当金1 億49百万円の支払いなどにより18億89百万円の増加となりました。 この結果、「現金及び現金同等物の第1四半期末残高」は10億71百万円増加し、36億15百万円とな りました。 ○添付資料 要約四半期連結貸借対照表、要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算 書 以 上 [参考]平成18年10月期の連結業績予想(平成17年11月1日∼平成18年10月31日) 中間期及び通期の連結業績予想については、平成17年12月16日発表時と同額を見込んでおります。
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要約四半期連結貸借対照表
(単位:百万円) 当四半期末 (平成18年10月期 第1四半期末) 前四半期末 (平成17年10月期 第1四半期末) 増 減 (参考) 平成17年10月期 科 目 金 額 金 額 金 額 増減率 金 額 ( 資 産 の 部 ) % Ⅰ.流動資産 52,262 54,479 △2,217 △4.1 49,862 1.現金及び預金 4,776 7,154 △2,378 3,727 2.受取手形及び売掛金 3,059 3,178 △119 3,366 3.有価証券 − 0 0 − 4.たな卸資産 41,743 41,330 413 39,782 5.繰延税金資産 954 599 355 1,201 6.その他 1,821 2,368 △546 1,898 7.貸倒引当金 △94 △ 152 58 △ 114 Ⅱ.固定資産 34,391 36,409 △2,018 △5.5 36,512 1.有形固定資産 23,869 25,891 △2,022 25,694 2.無形固定資産 2,413 2,404 9 2,413 3.投資その他の資産 8,108 8,113 △5 8,404 Ⅲ.繰延資産 29 108 △79 46 資 産 合 計 86,682 90,997 △4,314 △4.7 86,421 ( 負 債 の 部 ) Ⅰ.流動負債 27,087 15,758 11,329 71.9 24,883 1.支払手形及び買掛金 1,148 1,158 △9 358 2.短期借入金 6,018 8,256 △2,238 3,928 3.一年内返済予定の長期借入金 10,450 515 9,935 10,487 4.一年内償還予定の社債 1,360 4,320 △2,960 1,360 5.一年内償還予定の転換社債 6,553 − 6,553 6,554 6.その他 1,557 1,508 49 2,194 Ⅱ.固定負債 22,500 36,578 △14,078 △38.5 22,868 1.社債 1,500 2,860 △1,360 1,500 2.転換社債 − 6,655 △6,655 − 3.長期借入金 13,500 19,190 △5,690 13,500 4.退職給付引当金 5,164 5,086 77 5,136 5.役員退職慰労引当金 349 339 10 357 6.再評価に係る繰延税金負債 1,971 2,360 △389 2,360 7.その他 14 86 △71 14 負 債 合 計 49,587 52,336 △2,748 △5.3 47,751 ( 少 数 株 主 持 分 の 部 ) 少数株主持分 − − − − − ( 資 本 の 部 ) Ⅰ.資本金 16,663 16,662 1 0.0 16,662 Ⅱ.資本剰余金 16,360 16,359 1 0.0 16,359 Ⅲ.利益剰余金 1,416 3,188 △1,771 △55.6 2,614 Ⅳ.土地再評価差額金 2,096 2,663 △566 △21.3 2,663 Ⅴ.その他有価証券評価差額金 654 144 509 351.6 469 Ⅵ.為替換算調整勘定 90 △ 182 272 − 83 Ⅶ.自己株式 △185 △ 175 △10 − △ 183 資 本 合 計 37,095 38,661 △1,565 △4.1 38,669 負 債 、 少 数 株 主 持 分 及 び 資 本 合 計 86,682 90,997 △4,314 △4.7 86,421要約四半期連結損益計算書
(単位:百万円) 当四半期末 (平成18年10月期 第1四半期) 前四半期末 (平成17年10月期 第1四半期) 増 減 平成17年10月期 (参考) 科 目 金 額 金 額 金 額 増減率 金 額 % Ⅰ.売上高 1.小売売上高 4,471 4,271 200 4.7 17,221 2.卸売売上高 2,482 2,352 130 5.5 10,959 3.その他の売上高 53 116 △62 △53.9 374 売上高合計 7,007 6,739 268 4.0 28,555 Ⅱ.売上原価 3,458 3,357 100 3.0 14,113 売上総利益 3,549 3,381 167 5.0 14,442 Ⅲ.販売費及び一般管理費 3,133 3,184 △51 △1.6 12,584 営業利益 415 196 219 111.3 1,858 Ⅳ.営業外収益 76 28 47 169.9 259 Ⅴ.営業外費用 298 299 △1 △0.4 1,218 経常利益 193 △ 74 267 − 899 Ⅵ.特別利益 33 16 17 109.1 9 Ⅶ.特別損失 1,986 − 1,986 − 1,466 税金等調整前当期純損失 又は四半期純損失 △1,758 △ 58 △1,700 − △ 558 法人税、住民税及び事業税 25 15 9 63.2 629 法人税等調整額 △215 35 △251 − △ 652 少数株主利益 − − − − 0 当期純損失又は四半期純損失 △1,569 △ 109 △1,459 − △ 534− − 6