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図表 2-1 インラック内閣主要閣僚一覧 (2012 年 8 月現在 ) 主要閣僚 閣僚氏名 備考 1 首相 インラック シナワット 元 SC アセット社長 元 AIS 社長 2 副首相兼内務相 ヨンユット ウィチャイディット タイ貢献党党首 3 副首相 チャルーム ユーバムルン 警察大尉 元内務相

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第2章 政治、外交

1.政 体

1932 年 6 月の立憲革命による臨時憲法公布以来、立憲君主政体をとっている。その後、 何度か憲法改正が行われたが、国王を国家元首とする民主政体に変化はない。同じ立憲君 主制を敷く英国の制度を取り入れ、議会制民主主義の下で首相と内閣が政治運営を司る。 国王は憲法に基づき任命権や解散権等を有するが、直接的な政治への関与は原則行わない。 現在の憲法は2007 年 8 月に制定された。

2.元 首

プーミポン・アドゥンヤデート国王。1927 年 12 月 5 日、米国マサチューセッツ州ケン ブリッジで生まれる。1946 年 6 月、ラーマ 8 世王(兄)の死去により、19 歳でチャクリー 王朝9 代目の国王(ラマ 9 世)に即位。シリキット王妃との間に 1 男 3 女あり。2006 年 6 月には在位60 周年を迎え、世界 24 ヵ国の国王や皇太子など王族が参列する慶祝式典をは じめ国を挙げて祝賀行事が催された。現在タイ国王としての在位最長記録を更新中である。

3.首 相

インラック・シナワット。1967 年 6 月 21 日生(45 歳)。タクシン元首相の実妹。チェ ンマイ県サンガンペーン郡で出生。チェンマイ大学で学士号(政治学)、ケンタッキー州立 大学で修士号(行政学)を取得。シナワット一族同族企業である、シナワット・ダイレク トリーズ社、Advanced Info Service 社を経て、2006 年から 2011 年まで、SC アセット社 の社長を務める。政治経験のないまま、2011 年 7 月の総選挙でタイ貢献党から出馬し民主 党を破る。2011 年 8 月から首相を務める。

4.内 閣

内閣は国王によって任命された首相1 名及び 35 名以内の国務大臣(大臣・副大臣)によって 構成されている。現憲法下では、首相・閣僚の下院議員との兼職が禁止されている。 インラック内閣は、2011 年 7 月の総選挙にて、民主党のアピシット前政権に大勝し、2011 年 8 月に発足。タイ貢献党、タイ国民発展党、国家開発党、パランチョン党、マハチョン 党の連立政権である。同内閣は、発足から5 ヵ月後の 2012 年 1 月に、財務相、運輸相、国 防相等の主要閣僚の入れ替えを行い、インラック新内閣を発足させている。

5.行政組織

タイの行政組織は高度に中央集権化されており、中央行政組織は1 府 19 省よりなる。

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図表 2-1 インラック内閣主要閣僚一覧 (2012 年 8 月現在) 主要閣僚 閣僚氏名 備考 1 首相 インラック・シナワット 元SCアセット社長、元AIS社長 2 副首相兼内務相 ヨンユット・ウィチャイディット タイ貢献党党首 3 副首相 チャルーム・ユーバムルン 警察大尉、元内務相、元法務相 4 副首相 ユタサック・サシプラパ 前国防大臣、元国軍副最高司令官 5 副首相兼財務相 キティラット・ナ・ラノン 前商務大臣、シナワット大学学長、元タイ証券取引所理事長 6 副首相兼観光・スポーツ相 チュンポン・シンラパーチャ 元副運輸相、元上院議長 7 首相府大臣 ニワッタムロン・ブーンソンパイサン 元シンコーポレーション副会長、元ITVテレビ社長 8 首相府大臣 ウォラワット・ウーアピンヤクン 前教育相、元文化相 9 首相府大臣 ナリニー・タウィシン 通商代表、元バンコク都議員 10 国防相 スカンポン・スワンナタット 前運輸層、空軍副司令官(空軍大将) 11 外務相 スラポン・トウィチュクチャイクン 下院議員 12 社会開発・人間の安全保障相 サンティ・プロムパット 元運輸相、元運輸相顧問、元内務相顧問 13 農業・協同組合相 ティラ・ウオン・サムット 前農業・共同組合相 14 運輸相 チャルポン・ルアンスワン タイ貢献党幹事長、元法務省・労働省事務次官 15 天然資源環境相 プリチャ・レンソンブンスック 元副内務相 16 情報技術・通信相 アヌディット・ナーコンタブ 下院議員 17 エネルギー相 アラック・チョンラタノン タイコム社チーフアドバイザー、元シンコーポレーション取締役 18 商務相 ブンソン・テーリヤプロム 前財務副大臣、元ソムチャイ元首相私設秘書 19 法務相 プラチャ・プロムノーク 元工業相、元警察庁長官 20 労働相 パドゥームチャイ・サソンサブ 元運輸副大臣 21 文化相 ソクモン・クンプルム 下院議員 22 科学技術相 プロードプロソプ・スラサワディ タイ貢献党副党首、元天然資源・環境次官 23 教育相 スチャート・タダーダムロンウェート タイ貢献党経済チームリーダー、元財務相 24 公衆衛生相 ウィタヤ・プラナシリ タイ貢献党幹事長、元工業相秘書官、元財務相秘書官補 25 工業相 ポンサワット・サワディワット タマサート大学イノベーション学部長 (出所)JETRO ホームページより作成

6.地方行政制度

全国を77 の県に分け、①県 ⇒ 郡 ⇒ 区 ⇒ 村という内務省による直接的な監督下にあ る縦割りの地方行政単位と、②県行政機構、自治市町、区行政機構、バンコク都、パタヤ 特別市というような自治が認められた地方自治体が混在している。前者の①の県知事およ び郡長は内務大臣による任命制であるが、1985 年に公選制が復活したバンコク都に代表さ れるように、後者の②の県行政機構、自治市町等の地方自治体の首長は公選制である(た だし、パタヤ特別市は独自のシティー・マネージャー制を採用している)。なお、県名と県 庁所在地名はほぼ同じで分かりやすい。

7.国 会

タイの国会は議会制民主主義のもと、元老院(上院)及び人民代表員(下院)の二院制 を敷く。現憲法下では、いずれも公選制で(旧憲法下では上院は勅選であった)、上院は150 議席(うち77 名が一県一区制による選挙で選出、73 名は選出委員会により任命)、任期 6 年であるのに対し、小選挙区比例代表並立制による下院は500 議席(うち 375 名は小選挙 区制による選出、125 名は比例代表による選出)、任期 4 年である。上院には政治的中立機 関として監査機能が期待され、三権の長、閣僚、上下両院議員の罷免権等強力な権限が付 与された。首相は下院から選出される。法律発案権を有さない上院には解散がないが、下 院は首相による助言を受けた国王により解散が命じられる。上院議員は、40 歳以上で、政 党に所属できないが、下院議員は、25 歳以上で政党に所属できる。

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8.政 党

2011 年 7 月に実施された下院総選挙の結果に基づく主な政党の勢力図は図表 2-2の通り。 それまで第一党であった民主党に代わりタクシン派のタイ貢献党が躍進した。タイ貢献党 は、タイ国民発展党、国家開発党、パランチョン党、マハチョン党の以上 4 党と連立政権 を組み、インラック政権は 500 議席中、299 議席を占めている。一方、現在の野党は、民 主党、タイ名誉党、タイ友愛党、マトゥプーム党、愛平和党、新民主党である。 図表 2-2 タイの現在の政党(下院) (2012 年 8 月時点) 政党名(党首) 議席数 連立与党 299 1. タイ貢献党 (ヨンユット党首) 265 2. タイ国民発展党(チュムポン党首) 19 3. 国家開発党 (ワンナラット党首) 7 4. パランチョン党 (チャオ党首) 7 5. マハチョン党(アピラット党首) 1 野党 201 1. 民主党 (アピシット党首) 159 2. タイ名誉党 (チャワラット党首) 34 3. タイ友愛党 (チュウィット党首) 4 4. マトゥプーム党 (ソンティ党首) 2 5. 愛平和党 (タウィン党首) 1 6. 新民主党 (スラティン党首) 1 合計 500 (出所)各種資料より作成 ひとくちメモ (2): タイ政治の混乱 2001 年に発足したタクシン政権は、国民による高い支持と下院における安定多数を背景に、2005 年 2 月 の下院総選挙ではタイ史上初のタイ愛国党による単独政権となった。しかし、2006 年以降、タクシン首相 の政治手法や親族による株式売買などをめぐり、民主化市民連合(PAD、通称「黄シャツ」)を中心とする 反タクシン運動が活発化した。同年 2 月の下院解散に伴う総選挙では野党がボイコットし、憲法裁判所が 総選挙のやり直しを命じるなど政治の混乱が深まった。同年 9 月、タクシン首相の外遊中に軍部が政権を 掌握し、タクシン政権は事実上終焉した。 政変を受けて発足したスラユット首相(当時枢密院顧問官、元国軍最高司令官)を首班とする暫定政権 の下、2007 年 8 月にタイ政治史上初の国民投票による新憲法が制定された。同憲法に基づき、下院総選挙 が 2007 年 12 月に実施され、その結果、解党されたタイ愛国党を継承する国民の力党が過半数に迫る議席 を獲得し、2008 年 2 月、同党を中心とする 6 政党によりサマック党首を首相とする連立政権が発足した。 サマック政権樹立後、汚職疑惑をめぐる裁判で出頭を要請されていたタクシン元首相が帰国し、国民の 力党による憲法改正の動きが始まると、憲法改正は同党及びタクシン元首相の利益に資することを目指し たものであるとの反発を招き、更に、カンボジアとの国境地帯にあるプレア・ビヒア寺院の世界遺産登録 をめぐる政府の対応に対し批判が高まった。これを受けて PAD は、2008 年 5 月末より連日にわたり反政府 集会を展開し、8 月 26 日には、PAD のデモ隊が首相府を占拠し、サマック政権の退陣を迫った。政府と PAD との間で膠着状態が続き、政府は非常事態宣言を出すに至ったが、同年 9 月懸案となっていたサマック首 相のテレビ料理番組出演問題について憲法裁判所が違憲の判決を下し、同首相は失職し、政権も崩壊した (料理番組出演による報酬が、憲法で定める首相の副業禁止に抵触)。

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これを受け、同月国会で首班指名を受けたソムチャイ副首相兼教育相が首相に選出され、新政権が発足 した。しかし、激化する反政府デモに有効な対応策がとれない中、2008 年 12 月に 2007 年 12 月の選挙違 反を理由に、憲法裁判所により、国民の力党は解党処分となった。その後、同党の一部及び連立与党が民 主党支持に回ったため、民主党を軸にした連立政権が誕生した。 2009 年 3 月、アピシット新政権に対して、タクシン元首相支持の反独裁民主戦線(UDD、「赤シャツ」) が反政府デモを断続的に実施した。同年 4 月にパタヤで開催が予定されていた ASEAN 関連首脳会議は会議 場へのデモ隊乱入により延期となる事態が発生した。政府はバンコク及びその周辺に非常事態宣言を出し、 事態を収拾した。2010 年 2 月、最高裁判所は、タクシン元首相の国内資産を没収する判決を出した。UDD は不満を高める中、3 月中旬より国会の即時解散を求めてバンコク都内において大規模な反政府抗議集会 を実施。4 月 10 日、デモ隊と治安部隊との間で衝突が発生。邦人 1 名を含む多数の死傷者が出た。その後、 タイ政府による和解案の提示や上院議長による仲介努力等平和的な問題解決の試みも行われたが不調とな る中で、5 月 19 日政府治安部隊はデモ隊への行動を開始し、治安部隊が包囲網を狭める中で、UDD 幹部が デモ集会の終結を宣言した。その後、タイ政府による国民和解のプロセスとして、国家改革委員会や事実 究明委員会など各種委員会が立ち上げられた。タイ政府発表によると、同年 3 月以降の一連のデモ行動に 伴う混乱による死亡者数は 87 名を数える。 その後、2011 年 8 月のインラック政権の発足により政情は安定を見せている。しかし、憲法の改正案の 審議等をめぐっては、反タクシン派がデモ活動を繰り広げる等、予断を許さない状況となっている。

9.司 法

タイの裁判所制度は、新憲法に基づき、(1)通常の民事・刑事訴訟を担当する司法裁判所 のほかに、特別な裁判所としての(2)憲法問題を担当する憲法裁判所、(3)行政事件訴訟を担 当する行政裁判所、(4)軍に関する訴訟を担当する軍事裁判所、により構成されている。一 般的な訴訟案件を扱う(1)の司法裁判所は、第一審裁判所、控訴裁判所(バンコク都及び全 国9 管区の計 10 ヵ所)および最高裁判所の三審制をとっている。第一審裁判所としては、 首都バンコクに民事裁判所、刑事裁判所、全国各地に少年家庭裁判所、簡易裁判所、県裁 判所がそれぞれ設置されているほか、労働、租税、知的財産権・国際通商、破産等の諸問 題に絡む訴訟を担当するものとして、特別に労働裁判所、租税裁判所、知的財産権・国際 通商裁判所および破産裁判所の4 つが設けられている。 訴訟の維持に当たっては、裁判所に対する手数料、弁護士費用、その他経費が掛かるた め、少額事件の場合には、経費倒れになる可能性もある。このため、労働事件や国際取引、 破産事件等に絡む訴訟については、迅速結審の措置が取られているほか、当事者双方の合 意を前提にした一審限りの仲裁裁判所の制度が準備されている。

10.外 交

タイは、伝統的に柔軟な全方位外交を基本とし、ASEAN 加盟国として域内諸国との連 携・協調を重視する一方、米国、中国、日本といった当該地域に影響力を有する主要国と の良好で安定的な関係の維持に努めてきている。

ASEAN との関係では、1967 年の ASEAN 結成に参加し、以降 ASEAN 重視を基本方針 として掲げ、1995 年以降、ベトナム、次いでラオス、カンボジア、ミャンマーの参加への 道を開き、ASEAN10 ヵ国体制構築の推進力となった。現在スリン・ピッスワン元外務大臣 がASEAN 事務総長を務め、ASEAN 憲章の発効(2008 年 12 月)や 2015 年に予定される

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ASEAN 共同体設立に向けた活動など重要な役割を担っている。また、日中韓を加えた ASEAN+3、アジア欧州会合(ASEM)、アジア地域フォーラム(ARF)等、ASEAN 以外 の諸国・地域との関係強化においても意欲的である。 対米関係では、ベトナム戦争の終結時や軍事政権の成立時、あるいは通貨・経済危機に際 して、一時的に対米協調姿勢が冷却化することもあったが、その後2004 年からタイ米自由 貿易協定(FTA)交渉が開始されるなど次第に改善してきている。また安全保障上の協力 関係の構築も進み、タイはアジアにおける平和と安定の基礎をなしているとして米国から 評価されている。 対中国関係では、タイは、歴史的、人種的に中国に近い関係にあり、1975 年の対中国交 正常化後、華僑問題や南沙諸島問題を抱えながらも、関係改善に力を入れてきており、こ れまで ASEAN と中国との関係強化において中心的な役割を担ってきた。2010 年にはタ イ・中国国交正常化35 周年を迎えた。また、同年にはタイを含む ASEAN 先行 6 ヵ国と中 国との間でASEAN・中国 FTA(ACFTA)が発効。タイにとって中国は、日本に次ぐ第 2 の貿易相手国となっている。 日本との関係では、600 年に亘る交流の歴史を背景に、経済・貿易面に留まらず人的交流 や地域開発など幅広い分野で協力関係が築かれている。タイに対するODA のうち無償資金 協力は原則終了したが、草の根無償・人間の安全保障資金協力、技術支援、円借款などを 通じ、日本からの援助供与は継続されている。また、2007 年 11 月に発効された日・タイ 経済連携協定(JTEPA)では貿易、投資、政府調達、協力等の幅広い分野で経済関係の強 化が実現すると期待されている。また、同年は1887 年に日タイ修好宣言に調印して近代的 外交が開始されてから「日タイ修好 120 周年」にあたり、幅広い交流促進のための行事が 行われた。 一方、隣接するインドシナ 4 ヵ国(CLMV)及びマレーシアとの関係は、歴史的に複雑 なものがあり、国境のほとんどが未確定であることに加えて、麻薬、不法移民、少数民族 (反政府活動)等の国境を越える問題を抱えている。中でも、対カンボジア関係は、紛争 に発展する等の緊張が続いた。2008 年に、両国国境に位置するプレアビヒア寺院がカンボ ジアの遺跡として世界遺産に登録されたことが、両国間の紛争の火種となった。2010 年 12 月末には、下院議員を含むタイ人 7 名が両国の国境線未確定地域に侵入したとして、カン ボジア当局に身柄を拘束される事件が発生。その後2011 年 2 月に、国境付近で両国軍の武 力衝突が勃発し、民間人の犠牲者が出る事態となった。同年 7 月、国際司法裁判所は、寺 院周辺の国境線未確定地域から軍を即時撤退、問題解決に向けた話し合いの再開、ASEAN 議長国インドネシア政府の監視団の受け入れの 3 点について命令を下した。両国は、判決 を受け入れることで合意したものの、国境付近から軍の撤退を開始したのは、判決から約1 年後の2012 年 7 月。両国共に、警官の再配備を行っており、引き続き情勢を見守る必要が ある。 なお、タイには、国連経済社会理事会の下部地域委員会の1 つである ESCAP(アジア・

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太平洋経済社会委員会)本部事務局のほか、UNDP(国連開発計画)、FAO(国連食糧農業 機関)、ILO(国際労働機関)等多数の国際・国連機関地域事務所が設置されている。

11.国 防

タイの国防体制は、国王が軍を統帥し、国軍最高司令官が陸・海・空軍を指揮する。総 兵力は正規兵が約30 万人、予備役約 20 万人、準備隊(志願制非正規兵)4.5 万人。現役兵 力と予備役等の合計数は50.5 万人と、ベトナム(548.2 万人)、インドネシア(70.2 万人) に次いで多い。タイでは徴兵制が取られており、21 歳以上の男子は徴兵対象者となり、2 年間の兵役義務がある。対象者が多いため、志願者を除きくじ引きによって決定される。 女子は原則徴兵の対象外であるが、21 歳以上で希望すれば訓練を受けられる。 図表 2-3 ASEAN 主要国の保有軍事力の概要(2010 年) 陸軍 海軍 海兵 空軍 総計 ベトナム 8,902 41.2 4.0 0 3.0 48.2 500.0 548.2 インドネシア 23,251 23.3 2.5 2.0 2.4 30.2 40.0 70.2 タイ 6,813 19.0 4.6 2.3 4.6 30.5 20.0 50.5 ミャンマー 5,049 37.5 1.5 0.1 1.5 40.6 0.0 40.6 シンガポール 483 5.0 0.9 0 1.3 7.2 31.2 38.4 フィリピン 9,361 8.6 1.7 0.7 1.5 12.5 13.1 25.6 カンボジア 1,505 7.5 0.1 0.15 0.1 12.4 6.7 19.1 マレーシア 2,791 8.0 1.4 0 1.5 10.9 5.1 16.0 【参考】 韓国 4,850 52.2 4.3 2.5 6.5 65.5 450.0 515.5 中国 135,414 160.0 24.5 1.0 30.0 228.5 51.0 279.5 北朝鮮 2,399 102.0 6.0 0 11.0 119.0 60.0 179.0 台湾 2,297 20.0 3.0 1.5 4.5 29.0 105.7 134.7 日本 12,699 15.1 4.5 0 4.7 24.7 5.6 30.3 アジア展開米軍 2.8 2.4 1.1 2.0 8.3 極東ロシア 7.3 3.5 0.3 4.1 15.1 陸軍 海軍 国防費 戦車 総隻数 作戦機 海軍機 億ドル/年 ベトナム 1,315 74 223 0 24.1 インドネシア 350 120 100 0 44.7 タイ 283 119 165 39 48.1 ミャンマー 150 70 136 0 -シンガポール 196 54 148 0 83.4 フィリピン 7 72 34 0 21.3 カンボジア 150 11 24 0 2.7 マレーシア 48 52 82 0 28.1 【参考】 韓国 2,514 197 490 8 254.0 中国 7,050 448 1,681 311 7,640.0 北朝鮮 3,500 48 620 0 -台湾 926 123 477 32 93.0 日本 850 115 374 95 528.0 アジア展開米軍 170 60 186 180 極東ロシア 3,000 66 378 78 国名 空軍 合計 (万人) 国名 人口 (万人) 現役兵力(万人) 予備役等 (万人) (出所)(財)史料調査会・編「2012 年世界軍事情勢」より作成

図表  2-1  インラック内閣主要閣僚一覧    (2012 年 8 月現在)  主要閣僚 閣僚氏名 備考 1 首相 インラック・シナワット 元SCアセット社長、元AIS社長 2 副首相兼内務相 ヨンユット・ウィチャイディット タイ貢献党党首 3 副首相 チャルーム・ユーバムルン 警察大尉、元内務相、元法務相 4 副首相 ユタサック・サシプラパ 前国防大臣、元国軍副最高司令官 5 副首相兼財務相 キティラット・ナ・ラノン 前商務大臣、シナワット大学学長、元タイ証券取引所理事長 6 副首相兼観光・スポーツ相

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