Japanese Society of Pharmaceutical Health Care and Sciences
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Japanese Soolety of Pharmaoeutloal Health Care and Solenoes
第
10
回 日
本病 院薬
学会年会
の
開催
に
あ
た
っ て
日本 病 院薬学会は、 病 院 薬 学の 進歩発 展 を は か り、 医療の 質と国民の 健康福祉の 向上
に寄 与 す る こ とを 目 的 と して 1990 年に 設立 さ れ ま し た。 その 後、 年を追 うご とに学 術
レベ ル は向 上 し、現在会員は病院薬 剤師、 開局薬 剤 師、 薬 学部 ・薬系大学教官、 医薬 品
関 連企業研 究 者 、 学 生等か ら成 り、 その
数も
2
,
800
人に達 して お り ます。 また、 】
gg8
年
に は 日本病院薬 学 会認 定 薬 剤師制度を制 定 し、 薬の
専門 家 と呼ば れ る にふ さ わ しい
優れ
た薬 剤 師の育 成 にも貢 献 しつ つ
あ り ます。 西暦 2000
年とい う記念 すべ き年に、 第 10 回
日本病 院薬 学 会年会を京都で 開 催 させ てい た だきますこ と を、 大変光 栄に存 じます。
本年会の 開催にあた り ま して 、 メ イン テーマ 「新 世 紀にのぞ む医 療 薬 学 一科学的 実践
か ら社会的 実 感へ 一
」を設 定い た しま した
。 高度化 ・多様 化 が 進 む医療にお い て、 薬 物
療法の
果たす役割はます ます重 要 と なっ て い ます。 医 薬 品の 安 全性 ・有 効性 を最 大限 に
確保 し、患 者個別 に対する最 適治療を推 進 する ため に も、 科学性 を基盤 とする薬 剤師業
務の
確立 ・構 築は緊 要 課題である と認 識 されて い ます。 本 年 会で は この ような趣 旨に基
づ
き、最 新の
研 究 成 果 と情 報 を如何 に 社 会 ・
患 者に フ ィー
ドバ ッ ク し、 また 国民の健 康
増 進に貢 献で きる かにつ い て
討論する 中 か ら、新世紀に望 まれる
薬物療法 と チーム医療
にお ける薬剤 師の
役割
につ い て新たな方
向
性 を提示 するこ とがで きればと
考えて お りま
す。 この メ インテ ーマ に沿っ て
、 特別 講 演
1
題、教育講 演 1 題 、シ ンポ ジ
ウ ム 「薬物 療
法の個 別 化 と薬剤師の貢 献」を設定 し、 また 今年は第
10
回 年 会で あ り
、 し かも 2000 年
とい
う節 目の年で もあ りますの で
、 特別企画として 日本病院薬 剤 師会会 長と 日本 薬 剤 師
会会長にご講 演 をお願い い
た しま した
。
一
般演
題 として
487
題 とい う過去最多の 申 し込
み があ りま したこ とか ら、 全 国で取 り組まれて い る様々 な 医療薬 学の研 究と実 践の ア ク
テ ィ ビ ティ の 高さ が伺わ れ る と と もに 、年会本来の
姿で ある一般演 題の
発 表 ・討論の 充
実が図れ る もの と期 待 さ れ ます。
一
方、 学 会 活動は会員の 利益の み な らず
、 社 会に対 し
て も積 極 的に貢献する必 要が あ ります。 そ こで 凵本病 院薬 学会として は初めて
、 一般 市
民 に医 薬 品につ い て の理 解 を 深め正 しい
知識を もっ て もら うた め に、 「くす り
と上手に
つ き
あ うた め に」とい うテ ー
マ で 市 民講 演会を 企画い た しま
し た。
京都で の本 年 会 が 、
21
世紀に 向けて 医療 薬 学の
新た な展開の
第一
歩 とな り ます よう、
多
数の
皆様方の ご支援 とご
協 力をお願い
申 し上 げ ます
。
2000
年 7
月
第
10
回 日本病院薬学会年会
年会長
乾
賢…
1
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