特別支援教育における養護教諭の意識と課題に関する研究
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(2) 目. 第1章. 問 題. 第2章. 方 法. 第3章. 結 果 及 び 考 察. 次. と 目的. ・ ・ …1. ・ ・ …7. ・ ・ …9. 第1節. 回 答 率. ・ ・ …9. 第2節. 養 護 教 諭 の プ ロ フ ィー ル と勤 務 校 の 現 状. ・ …10. 第3節. 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 に 関 す る意 識. ・ …28. 第4章. 第i節. 総 合 考 察. ・ …45. 特 別 支 援 教 育 の校 内 体 制 に お け る養 護 教 諭 の位 置 づ け ・. …45. 第2節. 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 に つ い て の 意 識. ・ …46. 第3節. 今 後 の課 題. ・ …48. (1)養. 護 教 諭 の ス キ ル ア ッ プ. ・ …48. (2)連. 携. ・ …49.
(3) ●. ま と め. ●. 第4節. ・50.
(4) 第1章. 問 題 と目的. 第1節. 1905年. 養 護 教 諭 の歴 史 とその職 務. 、当 時 の 学 校 で 蔓 延 して い た 眼 科 の 伝 染 性 疾 患 で あ る トラ ホ ー ム の. 対 策 の た め 学 校 看 護 婦 が 配 置 され た 。こ の 頃 の 学 校 看 護 婦 の 職 務 は 、学 校 内 で の 洗 眼 ・点 眼 等 の 処 置 で あ っ た が 、そ の 後 明 治 末 か ら大 正 時 代 に か け 義 務 教 育 が 進 み 、そ れ ま で 不 就 学 の ま ま 放 置 され て い た 病 弱 児 、肢 体 不 自 由 児 と疾 病 障 害 を も っ て い る 児 童 が 入 学 す る よ うに な り、これ ら の 児 童 の 対 応 に 関 し て も 学 校 看 護 婦 の 職 務 で あ っ た 。1941年. 「国 民 学 校 令 」制 定 に よ り学 校 看 護. 婦 は 教 育 職 に 移 行 され 「養 護 訓 導 」の 名 称 で 制 度 化 され た 。そ の 後1947年. に. は 「学 校 教 育 法 」が 公 布 され 、 「養 護 教 諭 」と改 名 され 現 在 に 至 っ て い る 。1§7 2年 文 部 大 臣 の 諮 問 機 関 で あ る保 健 体 育 審 議 会 で は 「児 童 生 徒 の 健 康 の 保 持 増 進 に 関 す る 施 策 に つ い て 」の 答 申 を 行 な っ た 。そ の 中 に 「学 校 に お け る保 健 管 理 体 制 の 整 備 」の 項 で は 養 護 教 諭 に つ い て 次 の よ うに 述 べ て い る。 「養i護 教 諭 は 、専 門 的 立 場 か らす べ て の 児 童 生 徒 の 健 康 及 び 環 境 衛 生 の 実 態 を 的 確 に 把 握 して 、疾 病 や 情 緒 障 害 、体 力 、栄 養 に 関 す る 問 題 等 心 身 の 健 康 に 問 題 を 持 っ 児 童 生 徒 の 個 別 の 指 導 に あ た り、ま た 、健 康 な 児 童 生 徒 に つ い て も 健 康 の 増 進 に 関 す る指 導 に 当 た る の み な らず 、一 般 教 員 の 行 な う日 常 の 教 育 活 動 に も積 極 的 に 協 力 す る 役 割 を 持 つ も の で あ る 。こ の た め 養 護 教 諭 の 専 門 的 知 識 及 び 技 能 を い っ そ う高 め るよ う、そ の 現 職 教 育 の 改 善 充 実 に 特 に 配 慮 が 必 要 で あ る 。」 これ に よ り、学 校 教 育 法 第28条7項. 「養 護 教 諭 は 児 童 の 養 護 を 掌 る 」とは 、児. 童 生 徒 の 心 身 の 健 康 を 保 持 増 進 す る た め の す べ て の 活 動 で あ り、そ れ を 的 確 に 行 な ちた め の ス キ ル ア ップ が 必 要 で あ る ことが 明 らか に な っ た とい え る 。. 一レ.
(5) こ の よ うに 、養 護 教 諭 は 伝 染 病 対 策 や 障 害 を 持 っ 児 童 の 対 応 の た め に 配 置 され た 学 校 看 護 婦 か ら始 ま り、学 校 看 護 婦 の 職 務 は 教 育 で あ る とい う考 え か ら 教 育 職 へ と移 行 され 養 護 訓 導 とな り、学 校 教 育 法 の 制 定 に よ り現 在 の 養 護 教 諭 へ と変 化 し た 。ま た そ の 職 務 も 、そ の 時 代 に よ っ て 社 会 の 変 化 、情 報 化 、 生 活 環 境 の 変 化 、疾 病 構 造 の 変 化 な ど に よ る 児 童 生 徒 の 心 や 体 の 健 康 課 題 を ふ ま え 各 地 域 や 各 学 校 の 実 態 に 応 じて 変 化 して い る。. 第2節. 保 健 室 の機 能. 1958年(昭 て. 和33年)に. 制 定 さ れ た 学 校 保 健 法 第19条. に お い. 「学 校 に は 、 健 康 診 断 、 健 康 相 談 、 救 急 処 置 を 行 な う た め 保 健 室 を. 設 け る も の とす る 」 と定 め られ た 。 ト ラ ホ ー ム の 洗 眼 の た め に 設 け ら れ た 治 療 室 か ら、 身 体 検 査 や 救 急 処 置 、 衛 生 訓 練 、 予 防 処 置 とい っ た 機 能 が 加 わ っ た 衛 生 室 と な り 、 そ の 後 疾 病 の 治 療 と い う よ り保 健 管 理 や 保 健 教 育 の 意 味 合 い が 濃 く な り 経 営 の 主 体 も 医 師 か ら 養 護 教 諭 が 中 心 と な っ た 保 健 室 へ と移 行 し た 。 大 竹 に よ れ ば 、保 健 室 に お い て も、 児 童 生 徒 の 健 康 課 題 の 変 化 や社 会 的 な 時 代 の 要 請 で 保 健 室 の機 能 も変 化 して い る。 主 な 保 健 室 の 機 能 は次 の もの が あ る。. ① 個 人 お よ び 集 団 の 健 康 課 題 の 把 握(健. 康 診 断 、 発 育 測 定 な ど)の. 機 能 ② け が や 病 気 の 児 童 生徒 の救 急 処 置 や 休 憩 の 場 と して の機 能 ③ 心 身 の 健 康 に 問 題 を 有 す る 児 童 生 徒 の 保 健 指 導 、健 康 相 談 活 動(へ. 一2一.
(6) ル ス カ ウ ン セ リ ン グ を 含 む)を ④. 情 報 収 集. ⑤. 伝 染 病 お よび疾 病 予 防 の た め の 措 置 と して の機 能. ⑥. 保 健 教 育 推 進 の た め の 資料 の 収 集. ⑦. 児 童 生 徒 保 健 活 動 の セ ンタ ー の 場 と して の機 能. ⑧. そ の 他 (文. ・活 動. 行 な う機 能. 部 省. ・管 理 と し て の 機 能. 『平 成7年. 度. ・保 管 ・調 査 を 行 な う 機 能. 養 護 教 諭 中 央 研 修 会 資 料 』). 現 在 の 保 健 室 で は 、 文 部 科 学 省 の2006年. 度 の 調 査 に よ る と、い. じ め や 友 人 間 の 問 題 な ど 、 心 の 悩 み を 訴 え て 学 校 の 保 健 室 を 訪 れ 、養 護 教 諭 に 相 談 す る 子 ど も が 、 小 ・ 中 ・高 と も こ の10年 え 、 保 健 室 利 用 者 全 体 の40%以. 間 で 大 幅 に増. 上 を 占 めて い る こ とが 明 らか に され. た。 こ の よ う に 、 保 健 室 の8つ. の 機 能 に 関 して の 変 化 は な い が 、 救 急 処. 置 が 中 心 で あ っ た 保 健 室 か ら、心 身 の健 康 に 問 題 を 有 す る児 童 生 徒 の 保 健 指 導 、 健 康 相 談 活 動 を 多 く行 な う よ う に な っ た と い う点 で は 、 時 代 と と も に 保 健 室 の機 能 は 大 き く変化 して い る と言 え る。. 第3飾. 特 別 支 援 教 育 と養 護 教 諭. 2002年10月 間 報 告)」. 文 部 科 学 省 は 、 「今 後 の 特 別 支 援 教 育 の あ り 方(中 に お い て 、 「知 的 発 達 に 遅 れ は な い が 、 学 習 や 行 動 に 著 し い. 困 難 を 示 す 」 と い っ た 軽 度 発 達 障 害 の 疑 い の あ る 子 ど も が 全 体 の6. 3%い. る と全 国 的 な 実 態 調 査 結 果 を 報 告 し た 。 全 国 医 療 機 関 調 査 結 果. で はAD/HD児. は5歳. 以 上 の 受 診 者8,917名. 一3一. の う ち52名. で あ り、 そ の.
(7) う ち 学 校 不 適 応(保 て い る の は14名. 健 室 登 校 ・不 登 校 ・ 適 応 指 導 教 室 登 校)を で26.9%で. の 受 診 者8,394名. の う ち19名. 不 登 校 ・適 応 教 室 登 校)を 枝 、2001)。. あ っ た 。LD児. は 、 小 学 生 か ら高 校 生 ま で. で 、 そ の う ち 学 校 不 適 応(保. 起 こ し て い る の は11名. 杉 山(2002)は. お こ し. で57.9%で. 健 室 登 校. ・. あ っ た(小. 、 軽 度 発 達 障 害 の 子 ど も達 、 ま た は 疑. い の あ る 子 ど も 達 に つ い て 、 周 りの 理 解 の 薄 さ か ら い じ め や 不 登 校 等 の 二 次 障 害 に つ な が りや す い と述 べ て い る 。 こ れ ら は 文 部 科 学 省 の2006年 室 利 用 者 の40%以. 度 の 調 査 で 明 らか に な っ た 、保 健. 上 が い じめや 友 人 間 の 問題 、 心 の 悩 み を訴 え る児. 童 生 徒 が 占 め て い る 事 実 と の 関 係 が 考 え られ る 。. 養 護 教 諭 は 、 医 学 的 ・看 護 学 的 な 基 礎 知 識 を 持 つ 校 内 で 唯 一 の 存 在 で あ る 。 健 康 問 題 を 持 つ 児 童 生 徒 に 対 し、 解 決 を 支 援 す る た め 養 護 教 諭 は 、 観 察 ・調 査 ・検 査 な ど の 専 門 的 技 術 を 行 使 し て 、 的 確 な 判 断 の も と に 問 題 点 を 明 らか に し、 か つ 支 援 の 内容 を 決 定 して い く. 「養 護 診. 断 」 を 行 な う。 こ れ は 、 医 師 の 行 な う医 学 上 の 病 名 を つ け る と い う医 療 診 断 と は 違 う(杉. 浦 、1979)。. この よ うに 、 養 護 教 諭 は 医療 職 で は な く、教 育 職 で あ る。 そ の違 い は 、 医 療 職 の 医 師 や 看 護 師 の い る医 療 機 関 の場 合 、 患 者 が 明 らか に 症 状 を 自 覚 し 、 医 療 に か か ろ う とす る 自発 的 な 行 為 で あ る が 、 保 健 室 利 用 者 は 心 身 症 状 が何 で あ る か 自覚 して い な い場 合 も多 い 。 そ の た め養 護 教 諭 は 、 顕 在 化 した 症 状 の み な らず 潜 在 的 な 要 因 を 推 測 し な が ら お お よ そ 想 定 さ れ る 背 景 要 因 を 類 推 で き な く て は な ら な い(鎌 鈴 木(2007)は. 塚 、2007)。. 、 心 身 の 健 康 状 態 の把 握 や 、 障 害 や 疾 病 に っ い て 正. しい 知 識 の啓 発 な ど に専 門性 を発 揮 し、 適 切 な 校 内支 援 体 制 が で き る. 一4一.
(8) よ う に 、 コ ー デ ィ ネ ー タ ー と連 携 し な が ら積 極 的 に 働 き か け て い く必 要 で あ り、 ま た 日 ご ろ の専 門 的 な 視 点 か らの 心 身 の 健 康 観 察 、 養 護 教 諭 独 自 の 健 康 相 談 活 動 の 中 か ら、 子 ど も の 課 題 を 発 見 す る こ と も あ り う るた め 日々 の研 鐙 を積 み 、 専 門 知 識 の獲 得 に努 め て 、 子 ど も の サ イ ン を 見 逃 す こ との ない 眼 を養 うこ とが 大 切 で あ る。 鎌 塚(2007)に. よれ ば 、特 性 が 起 因 す る もの か 否 か を見 極 め の た め. に は 、発 達 障 害 の 視 点 を 持 っ て観 察 す る こ とが 大 切 で あ り、 更 に そ う い っ た 子 ど も 達 に 的 確 な 教 育 支 援 を 行 うた め に は 、 子 ど も の 観 察 や 日々 の 情 報 の 中 で そ れ ら を判 断 す る た め の 手 が か り と な る 指 標 を見 つ け 出 す こ とが 重 要 で あ る。 こ れ は 、 保 健 室 を 頻 繁 に 利 用 す る 児 童 生 徒 自身 が 背 景 に 、 先 天 的 な 発 達 の 偏 りや つ ま ず き が 根 底 に あ り、 そ の 特 性 か ら起 因 す る け が や 疾 患 、 対 人 関 係 ス キル の 問題 、 あ る い は 精 神 的 ダ メ ー ジ が あ る場 合 が考 え ら れ て い る か ら で あ る 。 こ の こ と に よ り、 養 護 教 諭 は 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を も っ た 子 ど も 達 と の 関 わ りが 深 く 、 し た が っ て 特 別 支 援 教 育 に お け る支 援 体 制 の 中 の役 割 の一 端 を担 うべ き で あ る と考 え られ る 。 し か し 、 現 時 点 で の 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 へ の 関 わ り方 は 、 特 性 が 起 因 と な っ た 問 題 点 が 明 確 に な っ て か らの 対 処 に 追 わ れ 、発 達 障 害 の 見 極 め や 早 期 発 見 と い う視 点 で 子 ど も 達 に 接 す る こ と は 難 し い の が 現 状 で あ る と考 え ら れ る 。 平 成16年. に 文 部 科 学 省 が 発 表 した 特 別 支 援 教 育 の 推 進 に つ い て の. 「小 ・中 学 校 に お け るLD(学. 習 障 害) ,ADHD(注. 意 欠 陥/多. 動 性 障 害),. 高 機 能 自 閉 症 の 児 童 生 徒 へ の 教 育 支 援 体 制 の 整 備 の た め の ガ イ ドラ イ ン(試. 案)」. で は 、 校 長 ・特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー の 他 に 担. 任 に つ い て も 、 役 割 ・ 支 援 の 実 際 ・他 と の 連 携 の 方 法 等 が 明 確 に さ れ. 一5一.
(9) て い る が 、 養 護 教 諭 につ い て は 明確 に され て い な い。 養i護 教 諭 の 実 態 調 査 に つ い て は 、 特 定 の 地 域 で 実 施 し た 淡 路(2005) と 金 子(2008)以. 外 は 検 索 し た 限 りで は 見 当 た ら な い 。. そ こ で 本 研 究 で は 、現 場 の 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 に っ い て の 意 識 お よ び 実 態 の 調 査 を 実 施 し 、結 果 お よ び 先 行 研 究 を も と に 実 態 を 明 ら か に した 上 で 、特 別 支 援 教 育 にお い て 養 護 教 諭 の 果 た す 役 割 を検 討 す る。. 一6一.
(10) 第2章. 方. 第1節. 法. 予備 調査. 養 護 教 諭 に 意 識 と 実 態 に 関 す る ア ン ケ ー ト調 査 用 紙 の 作 成 (1)対. 象S町. (2)期. 間2008年2月. (3)質. 内 公 立 小 中 学 校 養 護 教 諭14名. 問 内容. 養 護 教 論 自 身 に 関 す る 質 問8項. 目(選. 択 式 ・記 述 式)、. 発 達. 障 害 児 や 特 別 な 教 育 的 な ニ ー ズ を も つ 児 童 生 徒 の 保 健 室 の 利 用 状 況5項 い て8項 式)、 式)合. 目(選 目(選. 択 式)、 択 式)、. 特 別 支 援 教 育 に 関 す る校 内 体 制 に つ. 保 護 者 と の 関 係 に つ い て4項. 養 護 教 諭 と 特 別 支 援 教 育 に つ い て4項 計29項. 目(選. 目(選. 択. 択 式 ・記 述. 目 を 実 施 し た 。 こ れ ら の 質 問 項 目 は 淡 路(2005). が 作 成 し た 、軽 度 発 達 障 害 児 の 保 健 室 利 用 と 養 護 教 諭 の 支 援 に 関 す る調 査 の 質 問紙 を参 考 に した 。 (4)手 S町. 続. き. 内養 護 教 諭 研 修 会 にお い て 趣 旨の 説 明 後 協 力 依 頼 し配 付. し、 次 回 の 研 修 会 で 回 収 し た 。 (5)回. 第2節. 収. 率100%(14校). 本調 査. 養 護 教 諭 へ の ア ン ケ ー ト調 査 (1)対. 象A県. (2)期. 間2008年9月. (3)質. 内 公 立 小 中 学 校 養 護 教 諭1177校. 問 内容. 一7一.
(11) 養 護 教 諭 自 身 に 関 す る 質 問8項 職 務 に 関 す る 質 問2項. 目(選. 目(選. 択 法)、. 択 式 ・ 記 述 式) .お よ び. 保 健 室 の 利 用 状 況(発. 達 障. 害 児 や 特 別 な 教 育 的 な ニ ー ズ を もっ 児 童 生 徒 の 保 健 室 の利 用 状 況 含 む)5項. 目(選. い て11項(選. 択 式)、. 項 目(選. 択 式)、. 択 式. ・記 述 式)合. 特 別 支 援 教 育 に 関す る校 内 体 制 につ. 養i護 教 諭 計30項. と 特 別 支 援 教 育 に っ い て4 目を 実 施 した 。 これ らの 質. 問 項 目 は 、 予 備 調 査 で 実 施 し た 質 問 項 目や 回 答 を も と に 、 わ か りに くい 表 現 や 記 入 しに くい箇 所 な ど指 摘 の あ っ た と こ ろ を修 正 し、 養 護 教 諭 の特 別 支 援 教 育 に 関 す る意 識 や 実 態 が 具 体 的 に わ か る よ う選 択 肢 を 増 や す な ど し て 作 成 し た 。 (4)手. 続 A県. (5)回. き. 内 養 護 教 諭 に ア ン ケ ー ト をFAXで 収. 率. 返 信 して も ら っ た 。. 小 学 校16.5%(135校) 中 学 校13.1%(47校) 合. (6)分. 析 方 法. 計15.3%(180校). 度 数 を 集 計 しそ れ ぞ れ の 比 率 を 計 算 した 。 ま た. 必 要 に応 じて ク ロス 分 析 を 行 な っ た 。. 一8一.
(12) 第3章. 結 果及 び考察. 第1節. 回 収 率 5%、. 回 収 率 は 小 学 校 で16.. 中 学 校 で13.1%で. あ っ た 。. Table1. 回. 収. 小. 学. 校. 16.5%(135校). 中. 学. 校. 13.1%(47校). 率(学. 校 数). 回 収 率 の 低 さ に つ い て は 、 ア ン ケ ー ト を 実 施 し た 時 期 が9月. 前 半. で あ っ た た め 運 動 会 な ど の 学 校 行 事 の 時 期 で あ り、 保 健 室 の 来 室 者 が 多 く多 忙 が 回 収 率 の低 さに影 響 した と考 え られ る。 ま た 、 ア ン ケ ー ト内 容 が 特 別 支 援 教 育 で あ っ た た め 、 勤 務 校 で の 養 護 教 論 の 特 別 支 援 教 育 との か か わ りの 有 無 や 、 関 わ っ て い る場 合 もそ の か か わ り方 の 違 い か ら く る 意 識 の 差 も 反 映 い て い る の で は な い か と 考 え られ る 。. 一9..
(13) 第2節. 養 護 教 諭 の プ ロ フ ィー ル と勤 務 校 の 現 状. 1。. 養 護 教 論 の 年 齢 養 護 教 諭 年 齢(中 学 校 ノ. 養 護 教 諭 の年 齢(小 学校). 50歳. 代. 一 覧. 、20歳 代. 50歳. 40歳. 30歳 ・ 』1730。. 。. 代 の24.1%20歳. 30歳. 196%. 261%. 小 学 校 で は40歳. 代. 283CG. 30歳 代. 40歳 代. 代. 護 教 諭 の 年 齢(小. 28.3%が. 20歳. ■. 鳳. 代. 376000. fig1.養. 代. 261c』. 2410㌔2110二c. 学 校). fig2.養. 代 の 回 答 率 が37.6%と 代 の21.1%と. 護 教 諭 の 年 齢(中. 学 校). 最 も 多 く 、 次 い で50歳. な っ て い た 。 中 学 校 で は20歳. 最 も 多 く 、次 い で40歳. 代50歳. 代 は 、 小 学 校 が17.3%中. 学 校19.6%と. な か っ た 。. 一10一. 代 と も に26.1%で. 代 の. あ っ た 。. 、 と も に 最 も 回 答 が 少.
(14) 2.養. 護 教 諭 経 験 年 数 勤務年数(小学校). 30年. 以上. 勤 務 年 数(中 学 校). 4年 ∼0. 117. 30年. 203. 29評 診. 酬 羅9年. ∼20. 19年. 16』 「. ∼15. 。. 86・. 178。00. 148. Fig3.勤. 務 年 数(小. 学 校). fig4.勤. 回 答 者 の 経 験 年 数 は 、0∼4年 24.4%で. が 最. も 多. あ っ た 。 小 学 校 で は 次 い で25∼29年. 年 の16.4%と. 続 き 、中 学 校 で は2番. と続. 少 な か っ た の は 、10∼14年. く 。1番. ∼0. 霜L霧 恥 ㌃ro調 卜1_澗. ∼5. 」i葦ワ濃 24年. 以 上4年. 目 に30年. 務 年 数(中. 学 校). く 小 学 校20。3%中 の19.5%で 以 上 と5∼9年. で 小 学 校8.6%中. 学 校 、20∼25 の20% 学 校0%. で あ っ た 。. 3.養. 護 教 諭 出 身 養 成 課 程(全. 体). 養 護 教 諭 出身 養 成 課 程. 満幽 医 療+教. 育191。,. 厘 教 育 学 部 系5260・. ノ/ン. //こ,譲 医 療 学 部 系,92蕗._.. fig5.養. 詮蓼 証解 ノ. 護 教諭 出身 養 成 課程. 一ll一.
(15) 養 護 教 諭 の教 員 免 許 取 得 は様 々 な方 法 が あ るが 、 今 回 の 調 査 結 果 で は4年 52,6%で. 制 大学 ま た は短 期 大 学 の 教 育 学 部 系 出 身者 が 半数 以 上 の 最 も 多 か っ た 。 次 い で 、 医 療 系+教. 後 、 教 員 養 成 大 学 で 教 員 免 許 取 得)と. 4.取. 育 系(医. 療 系 免 許 取 得. そ の 他 が19.1%で. あ っ た。. 得 免 許 状 …. 一}}一. 一 一㎜_凹___. 翻. 100%1 80% 60%. 虫. i. 在. 醐篤. 畿.[頒. 山幅. fig6.取. 鱈. 雌 ㎜ 、 、. 」.・ ∵雌. 齪. 醜. " てマ. 甦0%. 1304. 旧. 20%. 切. /i. 出 陶. 40%. i. 著91. 響. 得 免 許 状. 養 護 教 諭 養 成 課 程 の違 い に よ っ て 、 養 護 教 諭 免 許 以 外 の 取 得 免 許 は様 々 で あ っ た。 教 育 学 部 系 出身 者 は養 護 教 諭 免 許 の ほ か に 中学 校 教 諭 免 許(保. 健 ま た は 家 庭 科)ま. た は 高 等 学 校 教 諭 免 許(保. 健 ま た. は 家 庭 科)を. 取 得 して い る者 が 多 か っ た 。 ま た 、 医療 学 部 系 出 身 者. と 医 療 系+教. 育 系 出身 者 は養 護 教 諭 免 許 の ほ か に、 看 護 師 免 許 や 保. 健 師 の免 許 を取 得 して い る者 が 多 か っ た 。 こ の他 、 小 学 校 教 諭 免 許 や 特 別 支 援 学 校 教 諭 、 幼 稚 園 教 諭 の 免 許 を 取 得 して い る も の も 数 人 い た 。. 一12一.
(16) 5.学. 校 規 模(児. 童 生 徒 数). 児 童 数(小 学 校)生. 徒 数(中 学 校 、. 滞 ∵獅 刷建 ヤ 214%一. 101∼300301∼500 331ρq250・. fig7.児. 童 数(小. 。. 学 校)fig8.生. 徒 数(中. 学 校). 回 答 者 の 勤 務 校 の 児 童 生 徒 数 が 小 学 校 で 最 も 多 か っ た の は101∼ 300人. で 、 次 い で100人. で は101∼300人. 以 下 、 そ し て301∼500人. が 最 も 多 く 、 次 い で301∼500人. で あ っ た 。 中 学 校 、 そ し て501∼700. 人 で あ っ た 。. 5-1学. 校 規 模 と養 護 教 諭 の 年 齢 と の 関 係. 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 100人. 以 下101∼300301∼500501∼700701∼900900人. 以 上 児 童 数. fig.9学. 校 規 模別 養 護 教 諭 の年 齢 分布. 一13一.
(17) 養 護 教 諭 の 年 齢 を 各 規 模 の 学 校 で 比 較 して み る と、 小 規 模 校 で は 20代. ∼50代. ま で どの 年 齢 の 養 護 教 諭 も配 置 され て い る。 児 童 数. 501∼700人. 規 模 の 学 校 に50代. の 養 護i教 論 が こ の 規 模 の 学 校. に 勤 務 す る 養 護 教 諭 の う ち62.5%を. 占 め て い た 。40代. 教 諭 は 大 規 模 校 に も 多 く 見 ら れ た 。(40代. の 回 答 が1番. の養 護 多 か っ た こ. と も 関 係 し て い る). 6.特. 別 支 援 学 級 の 有 無 特 別支 援学 級の 有 無(中 学校 ノ. 特 別 新 学 級 の 有 無(小 学 校 ノ. なし 1970⊃. 1マ 却1. あ り. 、 認. 803%. figlo.特. 別 支 援 学 級 の 有 無(小. 小 学 校 で80.3%、. 7.特. 学 校)fig11.特. 中 学 校 で88.6%に. 別 支 援 学 級 の 有 無(中. 学 校). 特 別 支 援 学 級 が 設 置 さ れ て い た 。. 別 支 援 学 級 の種 別 特別支 援学級の種 別 気 小 学校 、. 特 別 支 援 学 級 の 種 別'中. 学キ 如. 弱 視0σ 。 身体虚弱 121」. 身体虚弱. 肢体不 自 由167。. 肢体不 自 由119・. 、. 轟N響 1青辛者B章 害. 縢 害. 害. 「. 難 聴1乃 評 風1. 、. 誕撫 讐. 254'・. 28G『. fig12.特. 弱 視17・.. 0σ 、. 莫佳月悪18冷. 別 支 援 学 級 の 種 別. fig13.特. 一14一. 別 支 援 学 級 の 種 別. 害.
(18) 設 置 され て い る 特 別 支 援 学 級 は 、 知 的 障 害 が 半 数 以 上 を 占 め て お り次 い で 情 緒 障 害 が 多 く 、 肢 体 不 自 由 と続 き 後 は 身 体 虚 弱 、 弱 視 、 難 聴 は 同 じ く らい で あ っ た。. 8.6月. の 保 健 室 の 利 用 状 況(児. 童 数 と 来 室 人 数 の 関 係) (注. 小 学 校 の み 記 載). 60.0% 50.0%. 一. ﹂ 川 ぐ. 児 童 数101∼300人. 00以. 一. ー 詩. の1か. 月 間 の 保 健 室 利 用 状 況 は 、 児 童 数100人 月 の 来 室 者 数 は50人. た と 答 え 、他 は 来 室 者 数51∼100人. 01∼700人. 一 一. の 保 健 室 の 利 用 状 況. 以 下 の 学 校 で は54.8%が1か. 数101∼200人. ■ 一. 砺%%砺 免b薩b%そb fig14.6月. 2008年6月. 一 ・ ■一. 島. 濃. 頑 一. ー. 一甫. 湊. %. ・妨. ■. 0,0%. ぐ. 10.0%. i﹄甜. 20.0%. 峡. 1﹂ %. 30.0%. -醤. 40.0%. 以 下 で あ っ. 、101∼200人. が 多 い 。. の 学 校 で は 、35.7%が1か と 答 え1番. 月 の 来 室 者. 多 か っ た 。 来 室 者 数50人. ま で ど こ に も お. り 、 中 に は2.6%で. 以 下 、6 あ っ た が10. 上 の 学 校 も あ っ た 。. 児 童 数301∼500人 01∼200人 人 が29.2%で. の 学 校 で は 、50%が1か と 答 え1番. 月 の 来 室 者 数1. 多 か っ た 。 次 い で 来 室 者201∼300. あ っ た 。. 一15一.
(19) 児 童 数501∼700人 401∼500人 0人. の 学 校 で は 、50%が1か と 答 え1番. が25%で. 月 の来 室 者 数. 多 か っ た 。 次 い で 来 室 者201∼30. あ っ た 。 そ し て 、12.5%が. 上 と 答 え て お り 、 こ れ は 児 童 数851人. 来 室 者1000人. 以. 以 上 の 小 学 校 に は 養 護 教 諭. が 複 数 配 置 さ れ て い る が 、851人. 未 満 の 場 合1000人. を超 え る. 来 室 者 数 が あ っ て も 養 護 教 諭 は1人. で あ るた め 、 多 忙 を極 め て い る. こ とが 想 像 で き る。 児 童 数701∼900人. の 学 校 で は 、 来 室 者 数50∼100人. 601∼700人. と 各12.5%が. 児 童 数900人. 、. 答 え て い る 。. 以 上 の 学 校 は 、201∼300、301∼400、. 401∼500、601∼700、901∼1000、1001以 上 が す べ て 各16.7%で. あ っ た 。 こ の 学 校 規 模 の グ ル ー プ の 養 護. 教 論 は 複 数 配 置 と な っ て い る 。. 9.発. 達 障 害 児 の保 健 室 利 用. IT…. 躍. 圏発 達障害児 の保健室頻 繁来室者 数. 、叩^ρ. 婁. 21. ー 斗 臆. 中 学 校n=16341. 「. ' 電 酷. 鮎 蜘 鯵. 、 配. 「=i. 國特 別な教 育的ニーズを持つ保健 室 頻 繁来室者数. 1・ ・、 圃. 聾岡. 藪. 一一[1. だ. 「. !. 馨麟. ふ貢 圃. 94. ー. 営 良ー. 小 学 校n=40179. 岬 鵬蚕 塒激㈱ 蟹徽. 一. 蟹鮒lr」 Ψ 靴剛卜「・漁 闘. 靴 聯 曝潤 蝋雛遡鰍}阜L撃 }1即w「1「u'騨甲 隔1・ ぴ 麟 肚』麟 輝 驚 黙幽`響 脚慰雛1棚. へ. ・42麟. 謡勧 軋 更 〇.. 」-1」__L_1. 一. 翫1/1//1/// 0. n=回. 50. 100. 答 の あ っ た 小 学 校 fig15.頻. 150. 200. ・中 学 校 の 児 童. 繁 保 健 室 来 室児 の診 断 の有 無. 一16一. 250. ・生 徒 総 数. 300. 350.
(20) 小 学 校 で は、 発 達 障 害 の診 断 は受 け て い な いが 、 特 別 な教 育 的 ニ ー ズ を 持 っ と養 護 教 諭 が 感 じ て い る 児 童 の 保 健 室 へ の 来 室 は 障 害 の 診 断 を 受 け て い る 児 童 の3.6倍. 、 発 達. で あ った 。 中学 校 で は 、 発. 達 障 害 の 診 断 は 受 け て い な い が 、 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 つ と養 護 教 諭 が感 じて い る生 徒 の保 健 室 へ の 来 室 は 、 発 達 障 害 の診 断 を受 け て い る 生 徒 の5倍. で あ っ た 。 これ らか ら、 発 達 障 害 が 疑 わ れ な が ら. 診 断 を受 け て い な い 、 あ るい は学 校 に知 ら され て い な い 児 童 生 徒 の 方 が 、 発 達 障 害 の診 断 を受 け て い る児 童 生 徒 に比 べ て よ り多 く の人 数 が 頻 繁 に 保 健 室 へ 来 室 し て い る 可 能 性 が 高 い とい え る 。 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を持 ち な が ら学 級 に お い て 適 切 な対 応 が な され て な い こ と で 、 友 達 関 係 で の トラ ブ ル を 起 こ し た り 、 居 場 所 を な く しや す い こ と が 、保 健 室 に 頻 繁 に や っ て く る 原 因 で は な い か と も 考 え ら れ る 。. 10.来. 室 理 由 … …… …}桶. 35%/「. τ ㎝ ㎝. …}㎝. …}…. …}一}…. … … … ㎝「. …. 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0%. 轡"や fig16,発. 藩塾. 達 障 害 児 の 来 室 理 由. 一17一.
(21) 発 達 障 害 の 診 断 を 持 つ 児 童 生 徒 と、 診 断 は な い が 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 っ 児 童 生 徒 で あ る と養 護 教 諭 が 感 じ て い る 頻 繁 に 保 健 室 に 来 室 す る児 童 生 徒 の 来 室 理 由 は 、 小 学 校 で は 最 も 多 か っ た 。 次 い で 「不 定 愁 訴15%」 て13.4%」. 「ケ ガ15.8%」. 、 そ して. が. 「話 し 相 手 を 求 め. で あ っ た。 中学 校 で は 、 最 も多 か っ た の は. 訴19.6%」. で 、つ い で. 良15.2%」. 「頭 痛15.2%」. 「話 し 相 手 を 求 め て15.2%」. 「不 定 愁 「気 分 不. で あ っ た 。小 学 校 で は. 「ケ ガ 」 の. よ うな 特 性 が 直 接 起 因す る も の 、 中学 校 で は 二 次 障 害 が 疑 わ れ る も の が 原 因 と な っ て い る こ と が 考 え られ る 。. 11.特. 別 支援 教 育 の校 内体 制. 11-1特. 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー の 指 名. 小 ・中 学 校 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィネ ー ター. その他 養 護 教 諭34・. 。. 教 頭. 17%28D。. 襟 灘 壬■v讐. 騨. 44.3。o. fig17.小. 中 学 校 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー に 指 名. さ れ て い る 職 種. 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー に 指 名 され て い る の は 、 特 別 支. 一18一.
(22) 援 学 級 担 任 が 最 も 多 く47.7%で 担 任 以 外 の 教 諭 で44.3%で 諭 も1.7%あ. あ っ た。 次 い で特 別 支 援 学 級 あ る。 少 数 で は あ っ た が 、 養 護 教. っ た。. 11-2養. 護 教 諭. と 特 別. 支 援 教. 育. コ ー デ. 養 護 教 諭 と特 別 支 援 コー テ ィネー ター との 連 携 、 小学校. ィ ネ. ー タ ー. と の 連. 携. 養 護 教 諭 と特 別 支 援 教 育 コー デ ィネー ター の 連 携 、中学 校'. 出 来 て いな い300・. _欝 一 レ. 聖. 出 来 て い59レ. 臨 瓢. る70G」. fig18.特. 別 支 援 教 育 コ ー デ. の 連 携(小. ィ ネ ー. タ ー. とfig19.特. 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー. 学 校)の. 連 携(中. 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー(養 場 合)と. の 連 携 は 小 学 校 で は70%が. い な い の は30%で 59.1%で. タ ー. と. 学 校). 護 教 諭 が 指 名 され て い な い 出 来 て い る と答 え 、 出 来 て. あ っ た 。 中学 校 で は逆 転 し、 出 来 て い な い が. 出 来 て い る は40.9%で. あ る 。 小 学 校 ・中 学 校 の 、. 連 携 が 出 来 て い る場 合 の 連 携 内 容 と、 連 携 で き ない 場 合 の 理 由 は 次 の とお りで あ る。. Table2.連. 携 内 容 の 自 由 記 述(小. 学 校). 情報 交換. 51人(64.6%). 校 内委 員 会 へ の 参 加. 11人(13.9%). 相 談 に乗 って い る. 4人(5.1%). 日常 的 に 会 話 を 心 が け て い る. 4人(5.1%). 一19一.
(23) 研 修 会 の実施. 2人(2.5%). ケ ー ス会 議 へ の参 加. 2人(2.5%). 担 任 か らの 連 絡 を 聞 く. 1人(1.3%). 専 門機 関 の情 報 提 供. 1人(1.3%). 指 導 案 の 立 案 ・実 施. 1人(1.3%). 教材 作 り. 1人(1.3%). 保 健 室登 校 の対応. 1人(1.3%). Table3.連. 携 内 容 の 自 由 記 述(中. 学 校). 情 報 交換. !2人(63.2%). 校 内 委 員 会 へ の参 加. Table4.連. 7人(36.8%). 携 で き な い 理 由 の 自 由 記 述(小. 学 校). 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィネ ー タ ー が 役 割 を果 た して い な. 8人(24.2%). い. 校 内 の 支 援 体 制 が 取 れ て い る た め養 護 教 諭 が 連 携 を す. 4人(12.1%). る必 要な い 養 護 教 諭 は 多 忙 な た め 手 が 回 らな い. 3人(9.1%). 協 力 を 求 め られ な い. 2人(6.1%). 連 携 す る必 要 が な い. 2人(6.1%). 連 携 を しな くて も支 障 が な い. 2人(6.1%). 転 勤 し て き た ば か りで 学 校 の 様 子 が わ か ら な い. 2人(6.1%). 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ タ ー と話 す 時 間 が な い. 2人(6.1%). 一20一.
(24) 個 々 に 応 じ た 方 針 、指 導 の 方 向 性 を 決 め ら れ て い な い. 2人(6.1%). 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー と の 連 携 よ り職 員 全 体. 2人(6ユ%). の 連 携 が 求 め られ て い る。 組 織 と して 活 動 して い ない. 2人(6.1%). 人 間 関 係 が う ま くい っ て い な い. 2人(6.1%). 養護 教諭 が新任 のため. 2人(6.1%). 保 健 室 にや っ て くる対 象 児 が い な い. 2人(6.1%). 特 別 支 援 の 組 織 に 養 護 教 諭 は 入 っ て い な い 。担 任 が 支. 2人(6.1%). 援 を必 要 と して い る子 を隠す傾 向 連 携 の 取 り方 が わ か らな い. 2人(6.1%). 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー よ り担 任 と の 連 携 の ほ. 2人(6ユ%). うが 大 切 だ と思 う. Table5.連. 携 で き な い 理 由 の 自 由 記 述(中. 学 校). コ ー デ ィネ ー タ ー と して の機 能 が 定 着 して い な い. 4人(23.5%). 養 護 教 諭 に は情 報 が入 らな い. 2人(11.8%). 連 携 を 求 め ら れ な い し 、養 護 教 諭 か ら 働 き か け も し な い. 2人(11.8%). 特 別 支 援 教 育 が ま だ 手 探 り状 態. 2人(11.8%). 専 門 的 な 関 わ りが な い. 1人(5.9%). 養 護 教 諭 の本 務 を優 先 す べ き。 多 忙 で 手 が 回 らな い. 1人(5.9%). 転 勤 して き た ば か りで わ か らない. 1人(5.9%). 特 に す る こ とが な い. 1人(5.9%). 養 護 教 諭 は 校 内 委 員 会 に 入 っ てい な い. 1人(5.9%). 組 織 化 さ れ て い な い 。校 内 で 連 携 の 体 制 が 取 れ て い な. 1人(5.9%). 一2レ.
(25) 一 特 別 支 援 教 育 コー デ ィネ ー ター との 連 携 に つ い て 、 小 学 校 で は. 「連. 携 で き て い る 」 が 「連 携 で き て い な い 」 を 上 回 っ た が 、 中 学 校 で は 「連 携 で き て い な い 」 が. 「連 携 で き て い る 」 上 回 っ て い る 。 連 携 の 内 容 は. 小 学 校 中 学 校 と も に 「情 報 交 換 」 が 多 く ど ち ら も60%を 小 学 校. ・ 中 学 校 共 に6割. 換 」 に 関 して 、 ど ち ら も. 超 え て い る。. を超 え る 回 答 の あ っ た 連 携 の 内 容 の. 「情 報 交. 「情 報 交 換 」 後 の 具 体 的 連 携 内 容 に っ い て は. 不 明 で あ る。 連 携 で き て い な い理 由 と して は. 「コ ー デ ィ ネ ー タ ー が 活. 動 し て い な い 」 「組 織 化 さ れ て い な い 」 な ど の 校 内 体 制 の 問 題 と 、 「転 勤 し て き た ば か り 」 「連 携 す る 必 要 が な い 」 「人 間 関 係 が う ま く い っ て い な い 」 「養 護 教 諭 に は 協 力 を 求 め ら れ な い 」 な ど が あ っ た 。. 特 別 支 援 教 育 に お け る 「連 携 」 は 、 校 内 委 員 会 等 で 組 織 的 ・計 画 的 な ア プ ロ ー チ を 行 い 、 収 集 した 情 報 を も と に 子 ど も の 実 態 に 関 係 者 の 共 通 理 解 を は か り、 今 後 の 対 応 方 法 を 検 討 す る こ とで あ り、 今 後 は こ れ を 教 職 員 全 員 が 理 解 し 、 実 行 す る 必 要 が あ る(鈴. 一22一. 木2007)。.
(26) 11-3学. 校 規 模 と特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー と の 連 携 の 関係 (小 学 校). 葉00%. 國 連携できて いる. 90% 80% 70%. 口 連携できて いない. 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0%. %添 ㌦ ㌦ ㌦ ㌦ 筏 fig20.学. 校 規 模 と 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー と の 連 携 の 関 係. ※ 参 考Table6.(中. 学 校 規 模(生. 学 校). 徒 数). 連 携 で き て い る. 連 携 で きて い な い. 0人. 2人. 101∼300人(n=16). 9人. 7人. 301∼500人(h=11). 5人. 6人. 501∼700人(n=8). 4人. 4人. 701∼900人(n=5). 0人. 5人. 900人(n=2). 0人. 2人. 100人. 以 下(n=2) 1. 学 校 規 模 と特 別 支援 教 育 コー デ ィ ネ ー タ ー との連 携 の 関係 は 、小 学 校 で は 児 童 数 が 多 い ほ ど 「連 携 で き て い る 」 の 回 答 が 多 く 、 「連 携 で き て い な い 」 の 回 答 は少 な い。 中学 校 に 関 して は 学 校 規 模 で の ク ロス 分 析 はサ ン プ ル 数 が少 な い た め 割 合 は 出 して い ない 。. 一23一.
(27) 12.特. 別 支 援 教 育 に 関 す る校 内 委 員 会 の 有 無. 校 内委 員 会 の 有 無 曳 中学校 ・. 校 内 委 員 会 の 有 無(小 学 校). なし. なし. 103G。. 68㌔ 融£. あり. あ り 897Co. fig21.校. 内 委 員 会 の 有 無(小. 932%. fig22.校. 学 校). 校 内 委 員 会 は 小 学 校89.7%、. 内 委 員 会 の 有 無(中. 中 学 校93.2%と. 学 校). 多 く の 学 校. で 設 置 され て い た 。. 12-1校. 内 委 員 会 の 構 成 メ ン バ ー. 100% 90%. 團 小学校 團 中学 校. 80% 70%. ㍉ 毒. fig23.校. 勢. 0%. 秘梅秘穂. 20% 10%. 墾\梅秘. 筏曳. 40% 30%. 等. 60% 50%. 内 委 員 会 構 成 メ ン バ ー. 小 学 校 と 中 学 校 、 ほ ぼ 同 じ よ うな メ ン バ ー 構 成 で あ る こ と が わ か る。 校 長 、 教 頭 、 養 護 教 諭 、特 別 支 援 学 級 担 任 、 特 別 支 援 教 育 コー. 一24一.
(28) デ ィ ネ ー タ ー は 約70%以. 上 の 学 校 で 構 成 メ ンバ ー で あ る。 そ の他. に は 、 小 学 校 で は 交 流 学 級 の担 任 、 中学 校 で は 学 年 団 の代 表 が構 成 メ ン バ ー に な っ て い る 学 校 が 多 く 見 られ 、 通 級 学 級 担 任 と 特 別 支 援 教 育 担 当 者(校. 務 分 掌 上)は30%台. に と どま っ た 。 これ は 、 通 級. 学 級 の 有 無 が 関 係 し て い る 。 ま た 、 特 別 支 援 教 育 担 当 者(校 上)に. 務 分 掌. 関 して は 、 校 内 で の 特 別 支 援 教 育 に 関す る実 際 の執 務 等 を、. 特 別 支 援 学 級 担 任 や 特 別 支 援 教 育 コー デ ィネ ー ター が行 な っ て い る 場 合 が 考 え られ る 。. 13.通. 常 学 級 に 在 籍 す る発 達 障 害 児 の. 「個 別 の 指 導 計 画 」 「個 別 の. 教 育 指 導 計 画 」 作 成 の 有 無. 撒 60% 50%. 畿 20% 10% 0%. ㌦ 輸 ㌦ 鞠♪ fig24.「. 触z. 醍奄鰯. 個 別 の 指 導 計 画 」 「個 別 の 教 育 支 援 計 画 」 の 有 無. 特 別 支 援 学 級 に 在 籍 し て い る 児 童 生 徒 に 関 し て は 、 「個 別 の 指 導 計 画 」 「個 別 の 教 育 支 援 計 画 」 は 作 成 さ れ て い る と 思 わ れ る が 、 通 常 学. 一25一.
(29) 級 に 在 籍 し て い る 発 達 障 害 児 に 関 し て は 、 「個 別 の 指 導 計 画 」 「個 別 の 教 育支 援 計 画 」 どち らか 一 方 また は 両 方 あ る と の回 答 が 、 両 方 な しま た は 不 明 の 回 答 を 下 回 って い る。. 14.定. 期 的 ケ ー ス 会 議(事. 例 検 討 会)開. 催 の 有 無. 定 期 的 ケー ス会 議 開催 の 有 無(中 学 校. 定 期 的 ケー ス 会 議 開催 の 有 無 小 学 校'. 蹴さ. 'ピ. はい 442-.. い い. 趨1. f孟g25.ケ. ー ス 会 議 開 催 の 有 無(小. ケ ー. ス 会 議. は 小. 学 校. 学 校)fig26.ケ. で. 尺. 55e'. ー ス 会 議 開 催 の 有 無(中. は69.2%の. る 。 中 学 校 で は44.2%の. 学 校. で 定 期. 的. に 開 催. 1. ー ス 会 議(事. 例 検 討 会)の. 開催 頻 度. 8. 眺 脳. 7 6. 侃. 5. 眺. 4. 銚. 3. 侃 侃. 2 1. 眺 筋 月1回. さ れ. て い. 学 校 が ケ ー ス会 議 を 定期 的 に 開催 して い. る。. 5.ケ. 学 校). 学 期 に1回. fig27.ケ. 年1回. ー ス 会 議 開 催 頻 度. 一26一. 不定期.
(30) 開 催 頻 度 は 、 小 学 校 中 学 校 と も に 学 期 に1回. の 回 答 が多 か っ た。 こ. れ は 学 期 末 等 の 職 員 会 議 の 際 に 開 き や す い と い う理 由 が 考 え られ る 。 次 い で 、 月1回. 16.養. 開 催 で あ っ た 。. 護 教 諭 が ケ ー ス会 議 の構 成 メ ンバ ー に な っ て い るか. 100%. 50%. 0% メン バ ー で あ る. fig28.ケ. 90%以. メン バ ー で な い. ー ス 会 議 構 成 メ ン バ ー(養. 護 教 諭). 上 の 養 護 教 諭 が 、 ケ ー ス会 議 の 構 成 メ ンバ ー で あ っ た 。. そ の ほ とん どは 、 校 内 委 員 会 の 構 成 メ ンバ ー に も な っ て い る。. 一27一.
(31) 第3節. 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 に 関す る意 識. 1.発. 達 障 害 児 保 健 室 来 室 時 の 対 応(小. ・ 中 学 校). あ り ・一 自 信 あ り+ま な し 一 ・自 信 な し+ま. あまああり っ た くな し. な し3630%. 鑛 fig29.発. 〆. あり_. 達 障 害 児 対 応 の 自 信 の 有 無. 保 健 室 に 頻 繁 に 来 室 す る 、発 達 障 害 の 診 断 を 持 つ 児 童 生 徒 と 診 断 は な い が 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 つ と 養 護 教 諭 が 感 じ て お り 、頻 繁 に 保 健 室 に 来 室 す る 児 童 生 徒 に 関 し て 、 そ の 対 応 に63.7%の は 自 信 を 持 っ て お り(自 自 信 が な い(自. 2.勤 100%. 信 あ り+ま. 信 な し+全. あ ま あ 自 信 あ り)、36.3%は. く 自 信 が な い)と. 務 年 数 と 対 応 の 自 信 の 関 係(小. ・ 中 学 校). /「'}㎜}. 882%. 875%. 答 えて い る。. 833%「 圏 自信あり. 80%. 國 自信なし. 60% 40% 20% 0%. 養 護 教 諭. o' 秘 ㍉ fig30.勤. ㌦ 務 年 数. ㌔%隔 と 対 応 の 自信 の 関 係. 一28一. 蓄瀬 曳.
(32) 養 護 教 諭 の 経 験 年 数 で あ る 勤 務 年 数 の 関 係 を 見 て み る と、 勤 務 年 数 が 浅 い ほ ど. 「自 信 な し 」 が. 「自 信 あ り 」 を 上 回 る 。 勤 務 年 数 が10年. を超 え る く らい か ら、 逆 転 し. 「自 信 あ り 」 が. 「自 信 な し 」 を 上 回 る 。. 年 齢 的 に も学 校 全 体 を 見 渡 せ る余 裕 が で き る よ うに な るの が この 勤 務 年 数 が10年. を 越 え る 頃 と も 考 え られ 、 ま た 、 そ れ が 児 童 生 徒 の 表 面. 的 な 訴 え の 背 景 に 気 づ く こ と に も 関 係 し、 そ れ が 発 達 障 害 児 へ の 対 応 の 自信 に 結 び つ い て い る と考 え られ る。. 3.児. 童 数 と 対 応 の 自 信 と の 関 係(小. 学 校). }「 80%. 團自信あり. 60%. ■ 自信なし. 40%. 20%. 0%. 1% 》101∼転 fig31.児. 軌 軌. ㌦. 童 数 と 対 応 の 自 信. ぺ07∼ 甑. 駄. 委. と の 関 係. 児 童 数 と 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 つ 児 童 へ の 対 応 に 関 し て の 自信 は 、 児 童 数 に 関係 な くい ず れ も. 「自 信 あ り 」 が. 「自 信 な し 」 を 上 回 っ て い. る 。 こ れ は 、 「自 信 あ り 」 の 年 齢 層 の 養 護 教 諭 が ど の 規 模 の 学 校 に も 配 置 され て い る こ と が わ か る 。. 一29一.
(33) 4.勤. 務 年 数 別 、 現 在 重 要 と 考 え る 職 務(小. 学 校). 勤 務 年 数 別 重 要 と考 え る 職 務(○ ∼4年). 生 徒 指 導38こ ・ 教 育 木目言炎77-:. 一6酔. 講齢. _.. 健 康 診 断383、. fig.32勤. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(o∼4年). 勤 務 年 数 別 重 要 と考 え る 職 務(5∼9年) 不 登 校 ・保 健 室 登. 通 常 学級 対 象児. 校. α.そ. の他. 1蕉 ご 難. 響. 273㌔. 健康 診 断 0% fig.33勤. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(5∼9年). 勤 務 年 数 別 重 要 と考 え る職 務(10∼14年) 不登校 ・ 保健室登校. 通 常 学級 対 象 児 0⊃=. 9硝 萱 91c.. 教 育 相 談OD. そ の 他. 生 徒 指 導. cO%. 難 響 保 健 指 導. ∴ 剛. 躍 ・…. 364%{建. 康 言多断 0。。. fig.34勤. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(10∼14年). 一30一.
(34) 勤 務 年 数 別 重 要 と考 え る職 務(15∼19年) そ の他. 叢』捨 隙 生徒指導. 教育相談. o%53〔. fig.35勤. 保健指導. 、211㍉. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(15∼19年). 勤 務 年 数 別 重 要 と考 え る 職 務(20∼24年) そ の他. 継 むゴ∵ 保健 指導 生 徒 指 導262。 0・。. 。. 教 育 季目言炎 53%. fig.36勤. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(20∼24年). 勤 務 年 数 別 重 要 と考 え る職 務(25∼29年) 不 登 校 ・保 健 室 登 校. 通 常 学級 対 象 児. 87・ 、43:cそ. 一. の 他. 謹塾 保. 健. 指 導. 『P…. 耐 一 一'潔L. 39.100. fig,37勤. 灘. 一 健 康診 断 α㌔. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(25∼29年). -31一.
(35) 勤 務 年 数 別 重 要 と考 え る 職 務(30年. 以 上). 通常 学 級 対象 児 0。。 生徒 指 導. 不 登 校 ・保 健 室 登 校 そ の 他0。. 教 育 相 談0・cO,. ・. 。. ∴ ■ 鱗欝響 467GGト. fig.38勤. 瀦 響. 茜. 健 康診 断 67%. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(30年. 以 上). (1位) 70D%ギ. 團0∼4年. … き. 国5∼9年. 60.0%. ロ10∼14年 50.0%. ロ15∼19年 40.0%. ■20∼24年. 30.0%. ロ25∼29年. 20.0%. ロ30年 以 上. 10.0% 0.0%. 篤 触 秘癖 ぺ 幅 徳畷 》斎 fig.39勤. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(1位). 一32一.
(36) (2位). 70%. 國0∼4年. 60%. 置5∼9年. 50%. 口10∼14年. 40%. 口15∼19年. 20% 10% 0%. ㍉㍉椀㍉㍉ 幅 fig.40勤. ㌔葱. 鳶. 30%. 国20∼24年 圏25∼29年 ロ30年. 以 上. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(2位). (3位) 70% 60% 圏0∼4年. 50%. 国5∼9年. 40%. 口10∼14年. 30%. 口15∼19年. 20%. ■20∼24年. 10%. 團25∼29年. 0%. 口30年. 以 上. ㍉ 、 ㍉ ㍉ ㍉ 極熔 fig.41勤. 務 年 数 別 重 要 と 考 え る 職 務(3位). 小 学 校 勤 務 の 養 護 教 諭 の 勤 務 年 数 と現 在 重 要 と 考 え る 職 務 に つ い て 、1位 2位3位. に は 「救 急 処 置 」を ど の グ ル ー プ の 養 護 教 諭 も 選 ん で い る 。 に は 、0∼4年. の グル ー プ は. 一33一. 「健 康 診 断 」 「保 健 指 導 」 と.
(37) い っ た 従 来 養 護 教 諭 の 職 務 と し て 言 わ れ て い る も の を選 ん で い る 。 し か し 、15年. ∼30年. で は 、2位3位. に従 来 の 職 務 とい わ れ る も. の は 選 ん で お ら ず 、 「教 育 相 談 」 「不 登 校 ・保 健 室 登 校 対 応 」 や. 「普. 通 学 級 に在 籍 す る特 別 な 教 育 的 ニー ズ を持 っ た 子 の 対応 」 を選 んで い る。. 5。. ケ ー ス 会 議(事. 例 検 討 会)で. 養 護 教 諭 が 期 待 され る 発 言. (小 学 校). ■1位. 70%. ■2位. 60%. 圏3位 50% 40% 30% 20% 10%. ㍉為き 》篤妙. 0%. fig,42ケ. ー ス 会 議(事. 例 検 討 会)で. 養 護 教 諭 が 期 待 さ れ る 発 言(小. ケ ー ス 会 議 で は 小 学 校 で90.9%、. 中 学 校 で90%の. 学 校). 養 護 教 諭. が メ ン バ ー で あ るが 、 そ の ケ ー ス 会 議 で養 護 教 諭 が 他 の構 成 メ ン バ ー か ら 期 待 さ れ て 求 め ら れ る 発 言 を 、 求 め ら れ て い る 発 言 順 に1位 か ら3位 は. の 回 答 を 記 入 し て も ら っ た 。1位. 「保 健 的 デ ー タ 」 が35%で. と し て1番. 多 か っ た 回 答. あ っ た。 これ は 、 保 健 室 へ の 来 室 記. 一34一.
(38) 録 や 保 健 室 来 室 中 の様 子 で あ る。 1位. と し て2番. 7.5%で. 目 に 多 か っ た の は 「児 童 の 入 学 時 か ら の 様 子 」 が2. あ っ た 。 こ れ は 、 学 級 担 任 が1年. と は 違 い 、 養 護 教 諭 が1年. 生 か ら6年. 単位 で 児 童 と関 わ るの. 生 ま で の児 童 を入 学 当初 か ら. 長 い ス パ ン で 関 わ り 、 観 察 し て い る 職 種 で あ る こ と が わ か る 。2位 3位. と して 最 も多 く挙 げ られ た の は. 「児 童 の 障 害 特 性 」 で あ っ た 。. これ は 、 養 護 教 諭 に 、 教 諭 職 で あ り な が ら 医 学 的 知 識 を 持 つ こ と を 期 待 さ れ て い る こ と が わ か る と と も に 、 そ れ に 応 え る た め に も養 護 教 諭 自身 、 医学 的 知 識 を 身 に っ けて お く必 要 が あ る こ と も示 して い る。. (中 学 校). 1・・% ■1位80%. 国2位 60%国3位 40% 2。% 0%. ㍉為ぐ略 風 塾 艶 fig.43ケ. ー ス 会 議(事. 中 学 校 で は 、1位 3%で. あ っ た 。1位. 例 検 討 会)で. 養 護 教 諭 が 期 待 さ れ る 発 言(中. と し て 最 も 多 か っ た の は 「保 健 的 デ ー タ 」が33. と し て2番. 目に 多 か っ た の は. で あ り 、 こ れ は 小 学 校 と 同 じ 結 果 で あ っ た 。2位 の は. 「専 門 機 関(専. 学 校). 「生 徒 の 障 害 特 性 」 と して 最 も多 か っ た. 門 医 ・保 健 師 ・特 別 支 援 学 校 コ ー デ ィ ネ ー タ ー な. 一35一.
(39) ど)と. の 連 携 方 法 」 が35.7%で. あ っ た 。 これ は 、養 護 教 諭 が 校 外. の 関 係 機 関 と の 連 携 を 持 ち や す い 立 場 に あ る こ と を 示 し て い る 。3位 と し て 最 も 多 か っ た の は 、1位 が40%で. 6.特. と し て 最 も 多 か っ た 「保 健 的 デ ー タ ー 」. あ った 。. 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を持 つ 児 童 生徒 と関 わ る上 で 困 っ て い る こ と. その他 発達障害児と生徒指導上の問題 保健室 の利用 について 保護者 との連携 担任 との連携 管理職 との意見 の相違 職 員間 の共 通理解 障害 のある児童 の対応 障害 に関する知識 不足 0%. fig.44特. 5%. 10%. 15%20%25%. 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 っ 児 童 生 徒 と関 わ る 上 で 困 っ て い る こ と. 特 別 な教 育 的 ニ ー ズ を持 っ 児 童 生 徒 と関 わ る 上 で 困 っ て い る こ と は 、 小 学 校 で は. 「障 害 の あ る 児 童 の 対 応 」 が23.3%で. っ た 。 中 学 校 で は. 「障 害 に 関 す る 知 識 不 足 」 が21.8%で. 最 も多 か 最 も多. か っ た 。 小 学 校 中 学 校 に 差 が あ っ て 特 徴 的 だ っ た の は 、 「保 護 者 と の 連 携 」 と. 「発 達 障 害 児 と 生 徒 指 導 上 の 問 題 」 で あ る 。 小 学 校 で は 保. 一36一.
(40) 護 者 との 連 携 に 悩 む 養 護 教 諭 が 中学 校 に 比 べ る と多 く、 中 学 校 で は 発 達 障 害 が 生 徒 と生 徒 指 導 上 の 問 題 に悩 む 養 護 教 諭 が 小 学校 に比 べ 多い。. 7.困. っ て い る こ と と勤 務 年 数 の 関係. 障害に関する知識不 足. 発達 障害児と生徒 指導上 の. のある児童の対応. 障害のある児童の保健室利用. 教職 員間 の共通理解 一 ◆-0∼4年. +裸. 桜. 一顔 一15∼19年 一 ●-20∼24年. 保護者との連携. 担 任 との連 携. 一 ←25∼29年 一一←-30年. fig.45困. 以 上. っ て い る こ と と 勤 務 年 数 の 関 係. す べ て の 項 目で 、 勤 務 年 数 との 関 係 を 見 て み る と勤 務 年 数 の短 い 0∼4年. の 養 護 教 諭 は大 体 どの項 目も 困 っ て い る こ と と して あ げ て. お り、 こ れ は 経 験 不 足 か ら 来 る 不 安 が 考 え られ る。 し か し、 ベ テ ラ ン と い わ れ る25∼29年. の 養 護 教 諭 も他 の 年 数 よ りも 困 っ て い る. こ とを 挙 げ て い る。. 一37一.
(41) 8.特. 別 支 援 教 育 に 関 して 研 修 会 等 で 学 び た い こ と. }m}}耕. … 『 一. 一. 欄鼎}㎝. 皿…. 皿. 回}㎝. 隔旧 …. … …}㎜. …. … ¶『T片一 一"…. 開 「. 國 小学 校. 20%. 国 中学 校. fig.46特. 癖. も. 0%. 亀勢. 震. 5%. 嘱. 繋. 10%. 趣. 15%. 別 支 援 教 育 に 関 して 研 修 会 等 で 学 び た い こ と. 養 護 教 諭 が 特 別 支 援 教 育 に 関 し て 学 び た い と思 っ て い る こ と と し て 聞 い た 質 問 で あ る 。 小 学 校 で 最 も 多 い 回 答 は 、 「児 童 の 障 害 特 性 の 理 解17.1%」. で 、2位. は 「障 害 の 関 す る 医 学 的 知 識15%」. に 応 じ た 対 応 方 法15%」. で あ っ た 。 中 学 校 で は1位. が 関 わ る 範 囲16.8%」. で 、2位. が. が 「障 害 に 関 す る 医 学 的 知 識15.2%」 5.2%」. が. 「個 々 「養 護 教 諭. 「障 害 特 性 理 解16%」3位 「個 々 に 応 じ た 対 応 方 法1. で あ っ た 。 小 学 校 中 学 校 共 に 似 た よ うな 結 果 に な っ て い. る が 、 違 って い る と こ ろ は. 「養 護 教 諭 の 関 わ る 範 囲 」 と. 「個 別 の 指. 導 計 画 ・個 別 の 教 育 支 援 計 画 の 立 て 方 」、 「担 任 支 援 」、 「保 護 者 支 援 」 な どが あ った 。 「個 別 の 指 導 計 画 ・ 個 別 の 教 育 支 援 計 画 の 立 て 方 」 に っ い て は 、 今 回 の ア ン ケ ー ト結 果 中 学 校 で は. 「個 別 の 指 導 計 画 ・ 個 別 の 教 育 支 援. 計 画 と も に な し ・ ま た は 不 明 」 が60%で. 一38一. あ り 、 小 学 校(30%).
(42) に 比 べ 多 い た め こ の2っ. の 計 画 に つ い て 立 案 す べ き と考 え て い る 養. 護 教 諭 が 小 学 校 よ り多 い 傾 向 に あ っ た と 考 え られ る 。 逆 に 、 小 学 校 の 回 答 の ほ う が 中 学 校 よ り多 い 傾 向 に あ っ た も の は. 「担 任 支 援 」 と. 「保 護 者 支 援 」 で あ っ た 。 担 任 に 関 し て は 、 中 学 校 と 異 な り 小 学 校 の 担 任 は 全 教 科 を 教 え 、 児 童 と常 に 一 緒 に 生 活 を し て い る こ と に よ り、 周 囲 の 理 解 と支 援 も よ り必 要 と考 え られ る こ と が 理 由 と して 挙 げ られ る 。. 9.養. 護 教 諭 が 身 に つ け て お くべ き 特 別 支 援 教 育 に 関 す る 知 識. ・技 能. 30% 25%. lll 111 0%. 鵤 鰻 聯 潔曝 瓶 fig.47養. 護 教 諭 が 身 に つ け て お く べ き 特 別 支 援 教 育 に 関 す る 知 識 ・技 能. 養 護 教 諭 が 身 に つ け て お く べ き 特 別 支 援 教 育 に 関 す る 知 識. ・技 能. に 関 し て は 、 小 学 校 中 学 校 と も に 回 答 に 差 が あ ま り な く 、「障 害 に 関 す る医 学 的 知 識 」 と. 10.困. 「障 害 特 性 の 理 解 」 が 多 か っ た 。. っ て い る こ と と対 応 の 自信 の有 無 との 関係. 一39一.
(43) 圏 対 応 に 自信 あ り 口 対 応 に 自信 な し. 発達障害児と生徒指導上の問題 障害のある児童の保健室利用 保護者との連携 担任との連携 教職員間の共通理解 障害のある児童の対応 障 害 に 関 す る知 識 不 足 0%. fig.48個. 10%20%30%40%50%60%70%80%90%. ま っ て い る 事 項 と発 達 障 害 児 の 対 応 の 自信 の 有 無 と の 関 係. 困 っ て い る こ と と、 特 別 な教 育 的 ニー ズ を持 つ 児 童 生 徒 の 対 応 にっ い て の 自信 の 有 無 と の 関 係 は 、 自信 が あ る と 答 え た グ ル ー プ の ほ うが 困 っ た こ と と し て あ げ て い る も の が 多 く 、 自 信 が な い と答 え た グ ル ー プ の ほ うが 困 っ た こ と と して あ げ て い る もの が 少 な い 。 これ は 、 対 応 に 自信 あ り と答 え た 養 護 教 諭 が 実 際 に 現 場 で 困 っ て い る とい うよ り、 困 っ て い る こ とを課 題 と して 捉 え て い る とい っ た 、意 識 の 高 さ を表 し て い る の で は な い か と想 像 で き る 。. 一40一.
(44) 11.困. っ て い る こ と と 個 別 の 指 導 計 画 ・個 別 の 教 育 支 援 計 画 作 成. の有無 の関係 圏計 画あり 日計 画なし. 発達障害児と生徒指導上の問題 障害のある児童の保健室利用 保護者との連携 担任との連携 教職員間の共通理解 障害のある児童の対応 障害に関する知識不足 0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%. fig.49個. ま っ て い る 事 項 と 各 計 画 作 成 の 有 無 と の 関係. こ の 結 果 に 関 し て も 、 個 別 の 指 導 計 画. ・個 別 の 教 育 支 援 計 画 を 作. 成 して い る 学 校 の 養 護 教 諭 ほ ど 、 あ ら ゆ る 項 目 に 困 っ て い る と答 え て い る。 各 計 画 を 作 成 、 実 施 す る こ と に よ り見 え て く る 課 題 を 解 決 す る と き に 発 生 す る も の と も 考 え ら れ 、 そ れ は 関 心 の 高 さや 意 識 の 高 さ と も い え る の で は な い か 。. 12.養. Table7.(小. 護 教 諭 が特 別 支 援 教 育 に 関 わ る上 で の 考 え られ る課 題. 学 校). 養 護 教諭 の 特 別 支 援 に 関 す る ス キル ア ップ. 一41一. 23人.
(45) 個 に応 じた対 応 方 法 の 取得. 21人. 職 員 間 の 共 通 理 解(特. 14人. 性 の 理 解 ・ 対 象 児 童 へ の 対 応). 教職 員全 体 の連携. 6入. 担 任 との 連 携. 6人. 保 護 者 との連 携. 6人. 養 護 教 諭 の 関 わ る範 囲. 6人. 教 員 の 特 別 支 援 教 育 に 関 す る ス キル ア ップ. 5人. 保 護 者支 援. 4人. 対象 児童 に関 われ る時間の確保. 2人. 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 に 関 わ りに対 す る他 の 教 員 の 理 解. 2人. 障 害児 の心 理 的理解. 1人. チ ー ム と して の 支 援. 1人. 普 通 学 級 に 在 籍 す る発 達 障 害 児 の 対 応. 1人. 職 員 間 の 人 間 関係. 1人. 保 護 者 と学 校 の 連 携. 1人. 職員 間の情 報共 有. 1人. 系 統性 のあ る対応. 1人. 保 健 室 の あ り方. 1人. 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 っ 児 童 と他 の 児 童 の 関 わ り の 支 援. 1人. 教 育 的 ・福 祉 的 支 援. 1人. 担任 支援. 1人. 一42一.
(46) Table8.(中. 学 校)※. 注 意. 中 学 校 に 関 し て は 回 答 数 が 少 な い た め 全 回 答 を 表 示 す る. 生徒 の現 状 を理解 す る こ と 生 徒 の 障 害 の 内 容 と課 題 を 多 面 的 に 明 ら か に し て い く. 障 害 を持 つ 生 徒 の 指 導 方 法 の習 得 発 達 障 害 の 疑 い が あ る子 ども の対 応 子 ど も を 取 り巻 く 周 囲 の 大 人 が 共 通 理 解 し て 継 続 的 に 取 り組 む こ と. 障 害 特 性 の 理 解 と2次. 障 害 の予 防. 養 護 教 諭 が 正 し い 知 識 ・関 わ り 方 を 持 っ. 発 達 障 害 の 早 期 発 見 の た め の知 識 養 護 教 諭 の 見 極 め る能 力 対 象 生 徒 に か か わ る余 裕 知 識 不 足 の た め 、 障 害 に 関 す る知 識 の 習 得 と生 徒 の 理 解 心 の 面 、 保 健 面 で の支 援 障 害 の 見 極 め。 職 員 間 の 共 通 理 解 。 実 際 の 教 室 で の 子 ど もの 姿 は分 か りに くい。 時 間 も少 な い の で信 頼 関 係 が 築 き に くい. 教 職 員 間 の連 携. 連携 教 師 間 、 保 護 者 との連 携 担 任 と の連 携 。 障 害 に 関 す る 医学 的 知 識 の 取 得 。 専 門 的 知 識 の 取 得 。 組 織 内 で の共 通 理 解 。. 養 護 教 諭 自身 の 特 別 支 援 教 育 に対 す る意 識 職 員 問 の共 通 理 解 連 携 体 制 の 確 立 。 職 員 間 の共 通 理 解 。 健 康 面 で の 支 援 。. 一43一.
(47) どん な 関 わ りが 出 来 る か 共 通 理 解 が 必 要 保 護 者 と の連 携 。 学 校 組 織 内 での 手 立 て 。 小 中 の 情 報 交 換 の徹 底 。 対 応 、 連 携 、 共 通 理 解 。 い ま だ に. 「し つ け 」 や. 「指 導 」 の 問 題 と 言 う. 教 諭 もい る。 周 囲 の 子 ど も へ の 障 害 理 解 教 育 の 浸 透 。 教 職 員 の 積 極 的 取 り組 み 。 支 援. 指 導計 画 の共有 化 校 内 で の コ ー デ ィ ネ ー トカ 養 護 教 諭 の コ ー デ ィ ネ ー トカ 生 徒 指 導 上 の 問 題 と し て 扱 わ れ る の で 関 わ り に くい 専 門 的 な 具 体 策 不 足 。 人 的 、 時 間 的 余 裕 な し。 困 っ た ら 保 健 室 と い う他 の 職 員 の 意 識 は 問 題. 職 員数 の増加. 養 護 教 諭 自身 が考 え る 、養 護 教 諭 が特 別 支 援 教 育 に 関 わ る と き の課 題 に つ い て は 、 「養 護 教 諭 自 身 の ス キ ル ア ッ プ 」 と 「校 内 の 共 通 理 解 及 び 連 携 」 「養 護 教 諭 の 役 割 、 保 健 室 で の 対 応 の 他 教 員 の 理 解 」 「校 内 体 制 」 な ど が 挙 げ ら れ た 。 小 学 校 に つ い て は 、 「養 護 教 諭 の ス キ ル ア ッ プ 」 や. 「対. 応 方 法 」 が 多 く 、 中学 校 で は. 「校. 内 体 制 」 や. 「養 護 教 諭 の ス キ ル ア ッ プ 」 の ほ か に. 「他 の 教 員 の ス キ ル ア ッ プ 」 に 関 す る 項 目 が 挙 げ ら れ た 。. 一44一.
(48) 第4章. 総合 考 察. 第1節. 特 別 支 援 教 育 の校 内体 制 に お け る養 護 教 諭 の位 置 づ け. 養 護 教 諭 と特 別 支 援 教 育 に 関 す る校 内 体 制 に 関 して は 、 特 別 支 援 コ ー デ ィ ネ ー タ ー に 指 名 され て い る養 護 教 諭 は 少 な か っ た も の の 、 特 別 支 援 に 関 す る 校 内 委 員 会 の 構 成 メ ンバ ー に な っ て い る 養 護 教 諭 は 小 学 校 で82.2%、. 中 学 校 で72.3%と. 非 常 に 高 か っ た 。. ケ ー ス 会 議 が 開 催 さ れ て い る 学 校 で は 、 小 学 校 、 中 学 校 と も に9 0%以. 上 の養 護 教 諭 が ケ ー ス 会 議 の 構 成 メ ンバ ー で あ っ た 。 ま た 、. 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 っ た 児 童 生 徒 が 数 多 く保 健 室 を 来 室 し て い る が 、 そ の 児 童 生 徒 の 対 応 に っ い て 小 学 校 中 学 校 合 わ せ て63. 7%の. 養 護 教 諭 が 自信 が あ る と 答 え て い る 。. し か し 平 成16年 つ い て の /多. 「小. に 文 部 科 学 省 が 発 表 した 特 別 支 援 教 育 の 推 進 に. ・ 中 学 校 に お け るLD(学. 動 性 障 害),高. 習 障 害),ADHD(注. 意 欠 陥. 機 能 自閉症 の児 童 生 徒 へ の 教 育 支 援 体 制 の 整 備 の. た め の ガ イ ド ラ イ ン(試. 案)」. で は 、 校 長 ・特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ. ー タ ー の 他 に 担 任 に つ い て も 、役 割. ・支 援 の 実 際 ・ 他 と の 連 携 の 方. 法 等 が 明 確 に さ れ て い る が 、養 護 教 諭 に つ い て は 提 示 さ れ て い な い 。 特 別 支 援 教 育 に 関 し て 養 護 教 諭 は 、ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ て い な い が 、 今 回 の調 査 で は養 護 教 諭 は、 特 別 支 援 教 育 の校 内体 制 で あ る校 内委 員 会 や ケ ー ス 会 議 の 一 員 で あ り 、 重 要 な 役 割 を 果 た し て い る と言 え る の で は な い か 。 特 別 支 援 コー デ ィネ ー ター との 連 携 に 関 して の 調 査 で は 、 連 携 で き て い る と 感 じ て い る 養 護 教 諭 は 、小 学 校 で70%、. 一45一. 中 学 校 で40..
(49) 9%で. あ っ た。 小 学 校 で は 、 多 くの養 護 教 諭 が 特 別 支 援 教 育 コ ーデ. ィ ネ ー タ ー との連 携 が 出 来 て い る と回 答 して い る。 連 携 に 内容 につ い て は 、 小 学 校 で64.6%、. 中 学 校 で63.2%が. 「情 報 交 換 」. 答 え て い る が 、 情 報 交 換 の 内 容 と して は 明 確 で な く 、 情 報 交 換 の み に と ど ま っ て い る可 能 性 も あ る。 ま た 、連 携 で き て い な い 理 由 と し て 挙 げ ら れ た の は 、「特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー が 役 割 を 果 た し て い な い 」 や 特 別 支 援 教 育 コー デ ィネ ー タ ー と して の 機 能 が 定 着 し て い な い 」 等 の 意 見 が あ っ た。 これ は 、 ま だ校 内 体 制 が 確 立 され て い な い 学 校 も あ り、 そ れ に 伴 い 機 能 し て い な い こ と が 考 え られ る。. 第2節. 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 につ い て の 意 識. 養 護 教 諭 の 職 務 で 香 現 在 重 要 と考 え る も の は 、 勤 務 年 数 に あ ま り 関 係 な く1位. に. 「救 急 処 置 」 や. し か し 、2位3位. 「保 健 指 導 」 が 多 く 選 ば れ て い る 。. に選 ん で い る も の に は 、 勤 務 年 数 で違 い が 出 て お. り 、 若 い 世 代 で は 、 「健 康 診 断 」 「保 健 指 導 」 が 選 ば れ 、15∼30 年 の ベ テ ラ ン で は. 「教 育 相 談 」 「不 登 校. ・保 健 室 登 校 対 応 」 「普 通 学. 級 に在 籍 す る特 別 な教 育 的 ニ ー ズ を 持 つ 子 ど もの 対 応 」 が 選 ば れ て い る 。 ケ ー ス 会 議 に つ い て は 、 養 護 教 諭 は90%構. 成 メ ン バ ー に な っ て. い る が 、 そ こ で 他 の 教 員 か ら求 め ら れ る 発 言 は 小 学 校 で は 、 保 健 的 デ ー タ ー(健. 康 診 断 結 果 ・保 健 室 来 室 記 録 ・保 健 室 で の 様 子 等)や. 児 童 の入 学 時 か らの様 子 な どで あ った が 、 中 学校 で は 大 半 が 保 健 的 デ ー タ ー で あ っ た 。 他 の 教 員 か ら求 め られ て い る も の が 、 小 学 校 と 中 学 校 で は違 っ た。. 一46一.
(50) 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 の 関 わ りで 、 養 護 教 諭 が 困 っ て い る こ と に つ い て の調 査 で は 、 小 学 校 で 多 か っ た の は. 「障 害 の あ る 児 童 の 対. 応 」 が 最 も 多 く 、 「教 職 員 間 の 共 通 理 解 」 「障 害 に 関 す る 知 識 不 足 」 な ど が 続 い た 。 中 学 校 で は 「障 害 に 関 す る 知 識 不 足 」 「障 害 の あ る 生 徒 の 対 応 」 「職 員 間 の 共 通 理 解 」 が 多 か っ た 。 小 学 校 と 中 学 校 で 回 答 に 差 が あ っ た の は 、 「保 護 者 と の 連 携 」(小 徒 指 導 上 の 問 題 」(小. く 中)で. 〉 中)、. 「発 達 障 害 児 と 生. あ っ た 。 こ の 困 っ て い る こ と に は 、経. 験 年 数 に 少 し差 が あ っ た 。 経 験 年 数 の 少 な い 養 護 教 論 は 、 項 目 全 般 を 困 っ て い る こ と と し て 挙 げ た 。 少 し 経 験 を 積 ん だ(5∼14年) 養 護 教 諭 は 、 困 っ て い る こ と は 少 な い 。 そ して 、 ベ テ ラ ン と 言 わ れ る 養 護 教 諭(15∼29年)は. ま た 、 困 っ て い る こ とが 増 え て い る. の で あ る 。 し か し、 経 験 の 少 な い 養 護 教 諭 が 困 っ て い る こ と と し て 選 ん で い る 項 目 と は 、 少 し違 い 、 児 童 生 徒 の 対 応 と い っ た 直 接 子 ど も との 関 わ りを挙 げ る グ ル ー プ と、 他 の教 員 との 共 通 理 解 や 連 携 に 困 っ て い る と挙 げ る グ ル ー プ に 分 か れ た 。 特 別 支 援 教 育 につ い て 学 び た い こ との調 査 で は 、 小 学 校 で は. 「障. 害 特 性 の 理 解 」「障 害 の 関 す る 医 学 的 知 識 」等 が 多 く 、中 学 校 で は 「養 護 教 諭 の 関 わ る 範 囲 」 「障 害 特 性 の 理 解 」 が 多 か っ た 。 こ れ は 、 養 護 教 諭 の 特 別 支 援 教 育 に 関 わ りで 、養 護 教 諭 が 困 っ て い る こ と とほ ぼ 一 致 して い る. 。. 中 学 校 で 挙 げ られ た. 「養 護 教 諭 の 関 わ る 範 囲 」 は 、 特 別 な 教 育 的. ニ ー ズ を持 っ 生 徒 と、 生 徒 指 導 上 の 問題 を抱 え る生 徒 の 区別 がっ き 難 い こ と、 ま た 課 題 と考 え る 事 項 の 自 由 記 述 に も あ る. 「特 別 な 教. 育 的 ニ ー ズ を持 つ 生 徒 の行 動 が 、 生 徒 指 導 上 の 問 題 と して 扱 わ れ る の で 関 わ り に く い 」、「特 性 が 起 因 す る 問 題 行 動 が 、い ま だ に 「し. 一47一.
(51) つ け 」 や. 「指 導 」 の 問 題 と 言 う 教 諭 も い る 。」 と い う よ う な 、 特. 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を 持 つ 生 徒 と 、生 徒 指 導 上 の 問 題 を 抱 え る 生 徒 が 、 重 な っ て い る こ とが 共 通 理 解 され て い な い 場 合 に 、 保 健 室 で の 対 応 の あ り方 が 、 他 教 員 の 理 解 を 得 ら れ な い こ とや 、 ま た 連 携 が と れ な い こ と な どが原 因 とな っ て 、 養 護 教 諭 が 生 徒 指 導 上 の 問 題 等 に ど こ ま で 関 わ れ ば い い の か が わ か らな く な っ て い る の で あ る。 そ の た め に 養 護 教 諭 は こ の こ と を研 修 会 等 で 学 び た い と考 え て い る の で あ る 。. 第3節. 今 後 の課題. (1)養. 護 教 諭 の ス キル ア ップ. 特 別 支 援 教 育 に つ い て学 び たい こ とは 、 小 学 校 で は の 理 解 」 「障 害 の 関 す る 医 学 的 知 識 」、 中 学 校 で は. 「障 害 特 性. 「養 護 教 諭 の 関. わ る 範 囲 」 「障 害 特 性 の 理 解 」 が 多 か っ た 。 こ れ は 、 養 護 教 諭 が 困 っ て い る こ と とほ ぼ一 致 して い た こ とか ら、今 回 の調 査 で は 養護 教 諭 の ス キル ア ッ プ に は 、 ま ず これ らめ. 「特 性 に 関 す る 知 識 、 理. 解 」 と 言 っ た 医 学 的 な 知 識 を 得 る こ と が 必 要 と 考 え ら れ る 。 しか し 、 こ の 養 護 教 諭 の ス キ ル ア ッ プ の た め に 何 が 必 要 か と い う点 に お い て は 、 勤務 年 数 に よっ て 困 っ て い る こ とが 違 うよ うに 、 養 護 教 諭 の 勤 務 年 数 等 に よ っ て 何 が 必 要 か が 違 う。 特 別 支 援 教 育 に 関 し て 、 そ れ ぞ れ の 養 護 教 諭 が 自分 に と っ て 必 要 な 事 柄 を 自 分 自身 が 知 り、 そ れ を 身 に 付 け る と い っ た 、 ス キ ル ア ッ プ は 、 養 護 教 諭 に と っ て の 今 後 の 課 題 と言 え る 。. 一48一.
(52) (2)連. 携 多 く の養 護 教 諭 が 特 別 支 援 教 育 コー デ ィネ ー タ ー との 連 携 は 出. 来 て い る と答 え て い た が 、 そ の 内容 に っ い て は. 「情 報 交 換 」 に と. どま り、充 実 して い る とは言 え な か っ た。 ま た 、 連 携 が 出 来 て い な い と答 え た 養 護 教 諭 は、 そ の 理 由 に. 「特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ. ー タ ー が 役 割 を 果 た し て い な い 」 「連 携 を 求 め ら れ な い 」 な ど を 挙 げ た 。 先 行 研 究 で は 、 早 坂(2001)が. 、 「養 護 教 諭 の 職 務 認 識 に. よ る 行 動 の 類 型 化 」 と い う 調 査 で 、 「養 護 教 諭 と 教 諭 ・管 理 職 の 養 護 教 諭 へ の 期 待 との 比 較 か ら、 養 護 教 諭 は保 健 指 導 や 心 に 問題 を 持 つ 児 童 生 徒 の 個 々 の 問 題 に 関 わ る こ と も職 務 と認 識 し て い る が 、 周 囲 の 期 待 は救 急 処 置 で あ り、 管 理 職 は そ の 立 場 上 か ら も環 境 衛 生 や 学 校 保 健 計 画 の 立 案 と い っ た 全 体 的 ・管 理 的 な 職 務 も 期 待 し て い る こ と が わ か っ た 」「役 割 遂 行 上 の 問 題 点 で は 校 内 体 制 の 不 十 分 さ や 差 別 感 ・職 務 無 理 解 ・孤 独 感 な ど が あ げ ら れ た 」 と い う 、 養 護 教 諭 と他 の教 員 の 間 に 、養 護 教 諭 の職 務 につ い て の 考 え方 の ズ レ が あ る と言 う 報 告 を し て い る 。 特 別 支 援 教 育 に養 護 教 諭 が 関 わ る場 合 、他 の 教 員 の連 携 や 共 通 理 解 は 必 要 で あ る た め 、連 携 の 内 容 の 充 実 は 今 後 の 課 題 と 言 え る 。. 一49一.
(53) 第4節. ま とめ. 特 別 な 教 育 的 ニ ー ズ を持 っ た 子 ど もへ の 対 応 、 特 に 中 学 校 で は 不 定 愁 訴 な ど へ の 対 応 が 実 際 に 求 め ら れ て き て お り 、養 護 教 諭 は 、 救 急 処 置 だ け で な く 、教 育 相 談 、保 健 室 登 校 ・不 登 校 児 の 対 応 や 、 通 常 学 級 に在 籍 す る 教 育 的 ニ ー ズ を 持 っ た児 童 生 徒 の対 応 も重 要 と考 え て い た 。 養 護 教 諭 は 、 発 達 障 害 あ る い は 発 達 障 害 の 二 次 障 害 と い う視 点 を 持 っ て 対 応 す る必 要 が あ る も の の 、 職 員 間 の 共 通 理 解 や 連 携 は 十 分 で は な く 、 連 携 が 困 難 と感 じ る 場 合 情 報 交 換 に と ど ま っ て い る と感 じ て い る も の も 多 か っ た 。 養 護 教 諭 自身 が 、 自 らの 専 門 性 を 意 識 しな が ら 、 発 達 障 害 に 関 連 す る知 識. ・技 能 の 習 得 に 努 め る こ と が 、 有 機 的 な 連 携 や 職 員 問. の 共 通 理 解 に つ な が り、 特 別 支 援 教 育 の 体 制 整 備 に 貢 献 で き る と 考 え る。 今 後 は 、 養 護 教 諭 の ス キル ア ップ へ の方 法 、 ま た 他 の 教 員 へ の 調 査 を行 な い 、 養 護 教諭 の 特 別 支 援 教 育 に お け る求 め られ る役 割 を 明 ら か に して い き た い 。. 一50一.
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