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日英語母音フォルマント周波数の分布と基本母音図との関係

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Academic year: 2021

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(1)Title. 日英語母音フォルマント周波数の分布と基本母音図との関係. Author(s). 田村, 光規. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. A, 人文科学編, 28(2): 17-31. Issue Date. 1978-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4066. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係. 日英語母音フ ォ ルマ ント周 波数の分布と基本母音図との関係. 田. 村. 光. 規. lt 言語音の生成においては, 吸着音は別として, 肺臓から流れる呼気がvoca t(声道) を通過 r c a する際に音声器官による調節を受ける. この時声帯が振動すると喉頭原音が生じ, 母音の場合には. 声道内 で共鳴現象をおこす. 子音においては, 調音体と調音体の接近及び接触位置が比較的容易に 認定されるが, 母音に関しては調音体の接近度が小さく, 子音の分類と同一の方法で母音の音質の. 差を記述するのは実際上極めて困難である. 従っ て母音の場合には口腔内のX線撮影等を手段とし lvoweld i た Ca rdina r ag am (基本母音図) を作成し, 舌の位置に応じて区別される種々の母音をこ. の図に位置づけるという方法がとられている. こうして共鳴器としての声道の容積や形に大きな変 化を与えるあごの開閉度, 舌面の動きという生理的な面が調音音声学的に処理される。. 一方このよう に咽腔, 口腔 (鼻母音の場合は鼻腔も関与) を喉頭原音が通過する生理的プロセス において生ずる共鳴現象を物理的に把握し, 母音の成分を記述すれば母音の音質の差異に関する問 題はより一層 究明さ れる. 筆者はヘテロ ダイ ン方式のサウン ドスペクトロ グラフSG-07型を使用 し, 母音の物理的な面について実験を行った. 先ず, 日本語及び英語の母音を録音円板にとらえ,. 分析操作の後放電記録紙上に描記された音声エネルギーの 分布状況を検討し, エネルギーの集中し. て い る フ オ ルマ ン ト帯 域 の 最 大 ボリ ュ ー ム を 示 す ピー ク ポイ ン トの周 波 数 を測 定 し,こ の 測 定 値 を,. 比例尺度, 対数尺度, メル尺度の三種のグラフに位置づけ, これ等のグラフ上の周波数測定値相互 の関係を従来の基本母音図に位置づけられた舌位置に依る母音相互の関係と対比し, 調音器官の動. きと音響スペクトルの間の関連について検討した. つまり, 日英語母音の生理的面と物理的面に ど のような対応関係が存在するかを実験により確めた. 工 1. ここ では先ず調音音声学の面から作成されている従来の母音図について検討する. これ等の母音 図を見ると, 科学性のあるものから科学性のうす いものに至るま でいくつかのタイ プが見られる.. つまり 基本母音図が, 音声教育面からの配慮もあっ て, 種々の形に変形されて示される場合も多い.. しかもこれ等の図形内に位置づけられる記号は, ある場合には音声記号 であり, またある場合には 音素記号であるから, 一層混乱が生じがちである。 従っ て筆者の母音フォ ルマント周波数分布図と 基本母音図を対比させ るに先 だっ て, 従来のいくつかの異なるタイ プの母音図について検討を加え ford に よ れ ば, 基 準 と な る 母 音 尺 度 と して 今 日 用 い ら れ て い る 整 理 し て おく 必 要 が あ る. J t .C, Ca. l lの 父 A.M.Be l lに よ っ て最 初 cのdg ”〆 のwe′ s(基 本 母 音) と い う 術 語 自 体 は, 電 話 発 明 者 A,G.Be 1 } 今 日 普 及 し て い る 母 音 図 の 多く は Dan ina l i I に 導 入 さ れ た よ う だ が( Jones が 作 成 し た ca rd e , ld iag ram に 準 拠 して い る. vowe Fig 1 はJones 自身が4種の基本母音を発音している際に左側面からとっ たX線写真 であり ロン . , 17.

(3) . 田村光規:日英語母音フオルマント周波数の分布と基本母音図との関係. 2 ) X線撮影により舌面の輪郭をとらえ l tho ドン の St omeWS Hospital でとられたものである( . Bar . 3 ) Jonesは 舌 の 中 央に そ っ て 前 部 ium sulfate paste を 舌 面 に 塗 る 方 法 も あ る が{ るに は, 造 影 剤 Bar ,. 1 の左上は, 母音であることを保持 i から後部にかけて金属の鎖を位置 づける方法をとっ ている.F g . するという条件のもとに口腔内 で舌をできるだけ前方によせると共に 前舌部をできるだけ高くもち 上 げた場合 であり, その時の舌の最 高 点 (大きな黒 点 でその最 高 点 を示 して ある) をじのdみ な α. i りowe 〔 〕の位置と定めている. . 左下は同じ条件のもと で舌をできるだけ前方によせると共に前舌部 をできるだけ低く下げた場合であり, その時の舌の最高点をc餅諺“〆 owe頁a〕 と 定 め て い る. 右 上は舌をできるだけ後方によせると共に後舌部をできるだけ高く持ち上げた場合 であり, その時の. 舌の最高点が〔u〕 である. 右下は舌をできるだけ後方によせると共に後舌部をできるだけ下げた場 /5に 〕 である. ×印は硬ロ蓋後部の一点である. このX線写真は2 合で, その時の舌の最高点が 〔α. 縮小されているので, この写真を見て上記4個の基本母音の位置を正確に図示するわけには行かな 2 のよ う に な る であ ろ う.Fig 3~Fig 8 は jonesに よ る い が, × と 4 個 の 大 き な 黒 点 と の 関 係 は Fig . . .. 4 ) 前母音 〔 i 〕 を位置づけ, 〔α 〕-〔 〕 図 であるが{ 〕-〔 u〕 の間に等間 a〕 の間に等間隔に 〔 e ど ,〔 , F i F i 4 である. 3 隔に〔 が これの直線による図形が つ〕 〔 〕を位置づけた曲線による図形 であり g g . . , ,o. Fig 3 の 方 が Fig 4 よりも科学的に正確 であるが, 曲線図形は直線図形よりも実際上取り扱いに不便 . .. i 4も基本母音の相対的舌位置の関係はかなり 正確に保持しているので, 種々の母音の であるし,F g . 4の基本 4のタイ プが使用される. 所が音声教育上の配慮その他から Fig. 位置関係を見るには Fi g . F i 5 プも かなり使用されている. しかしこの図 では後母音の 母音図をより一層単純化した g . のタイ. 系列の基本母音の前後関係が失われて一律になっ てしまう し, 前舌高母音と後舌高母音とが同一の i 6 のような母音図も使用されるが,これは図形としていかに釣合いが 高さになっ てしまう.更に F g .. とれていようと, 音声事実から隔たっ ており, 不正確で科学性は 一層うすく なる, さてj one sはこ れ i〕 〕 〕 等 の 基 本 母 音 に 番 号 を 与 え て お り, NQ1 〔 , 恥.5 〔α , NQ6 〔つ} , No .3 〔G , 恥.4 〔a〕 , NQ2 〔e〕. N o〕 o Q8は特定言語の母音 ではなく (但し特定言語 Q7 〔 Q .1~N ,N ,8 〔u〕 と定めているが, これ等N のある具体的な母音が, たまたまこれ等いくつかと重なることはあり得る) ,NQI ~楠,8 を結ぶ直線 に囲まれた四辺形は人類言語の母音の限界を示している. つまり 世界のあらゆる言語の母音はこの. 枠内 (枠を示す直線を含む) に位置しており, この枠をはみ出すと摩擦を伴う等して母音の発音は 4に具体的な英語 (南英) の母音を 7は基本母音図 Fi 不可能になるという意味の図形である. Fi g g . .. i 5にこれ等の母音を位置づけたもの 8はそれを単純化した F 大きな黒点で示したものであり,Fi g g . . Z例のγ Z A C G i j た の E7 改訂 し しか しロ ドン 大 学 の が n ⑦ ‘“””g DZ c る ン ms o n o e s g産物 Pm7のる であ . .. 5 ( } i 9のような母音図が示されており , j 第1 3版には F onesの母 音図作成以後いく分変化した現代 g .. i 7と比較 してみると, 〔 〕 が基本母音 〔 イ ギリス英語の母音がうかがわれる. これを F : 3 3〕 よりも g . 高まり, 〔△〕 の舌位置がいく 分下がり, より前方に移動しているのが特徴的 である.. 6 } Fig10 の 曲 線 図 形 では 〔 i Fig 10 及 び Fig 〕 ton Wi aude Mer se に よ る 母 音 図 であ る が( . .11 は C1 . ,. 〕 の距離が長過 ぎる. しかもこの曲線図形のもとに と 〔u〕 の距離があまりにも短いし, 〔u〕 と 〔α. している口腔図では, 明らかに最高点になっ ていない位置を最高点としてとらえているところもあ i 4 タイ プ) 1 1(Fi り不正確 である.従って,この曲線による図形を直線による図形に変換しても F g g . , i の よ う な 四 辺 形 に は な ら な い は ず であ る が, こ の 四 辺 形 に W se 自身が母音を発音した際の位置を. 黒点で示している. そしてここには一般アメリカ英語以外の母音つまり米国東部, 南部, 英国の母 i I VoweI NQ5 とNo d 音も含まれている. 但し後母音を見ると, これ等は Ca r na .8 を結ぶ直線にほぼ そっ ており, 単純化された図と考えられる。 ford は Fig 12 の よ う な図 形 を 示 し, こ れ が 伝 統 的 な 母 音 分類 の 為 の 舌 の 最 高 点 を 示 して t j . .C.Ca. 18.

(4) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係. ‐. ー 三三 藩ド -. く - - 蕊轟 - - - 」. キー 闘 - , - - - - - - -- -. い. - - -- -. i. ー 言キ 一瞥誓 幸 ニ ‐ --~ 警 醒騨 三 キ キ ミ ー ニ - 三 ‐ ー }ー - -. ー 轡璽- - - -. -. ×. ●. 三 蔓 i - -醐 慶 胃酸監護. 瞳醗酵キ. ¥ ’聯ー 堺- -- -. ‐ 、 -. 一. 二 ‐ 三 ー ;轟ききき達二 - 「ミ ‐ - - ≧ - ずぎすぎま --ご‐ ; ま に 一 三 も. 養 ‐ 護. ・u. Fig.3. ヤ. ー. e. Fig.l. g. o. Fig.4 F i ig.5 月 ! r o〃 cわぶ ci. u 。. om , 月・. ′ ce” ′ r q. 二 抽夢 , ,. e. 謬. 。. . . . Fig.6. 0 . お om. Fig.7. Fig.9. ・u. 把 Fr t on. ?. ′ Cc” ′ r q. : i 詰 物; ぐ i 鰐 ーo. .. . ′ o 肱 歩c c o f ・ . o βqcた. . β”c夫. : ぎ : O. . 月・ ′ o”. Q β”cた. Fig.8. Fig,10. q :Ba k G. 19.

(5) . 田村光規:日英語母音フオ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係. - --1 ow ;メ 三一 ≠;デモ ・飛 ん も に ぞ ー f ー ジ キ 、 も メド w ミ, ・ ト , 、 ハ\ もぎ \. , L .・. . . . 、 \. て. back. f ront. .・一・ O 、-- 凄 .・. Fig.12. Fig.11. i. 1 【 i で ) 「山) t. も. ◎ (泌). ○. ( ー. Fig.15. . . . 3 a. o. もr. Fig.13 Fig.16 F r o t n. b-\ 1 ( y - , , b回 な (. b ( t )竺 g b (. B k a c. c y. b ( t ) M. E. . 重 三. 犯. b ( 夢 幻 型 r. Fig.14. 20. Fig.17. .

(6) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係 7 ) こ の 図 では 基 本 母 音NQI -NQ4 の 距 離 とNQ5 -No8 の 距 離 が あ まり に も 接 近 し て いる と 云う が{ , . お り,NQ1 一NQ8 の 距 離 とNQ4 一NQ5 の 距 離 も 接 近 し 過 ぎて い る か ら 正 確 な 図 と は 云 え な い だろ う.. 13 しかしこれ等四点の大体の相互関係は保持されていると云えよう. なおこのタイ プの図形は Fi g ,. 8 ) こ の 母 音 図 の 場 合 も Fig11 の場 合 と 同 に 示 し たjohn SamueIKenyon の母 音 図 に 類 似 し て い る( , .. 様に, 一般アメリカ英語以外の米国東部, 南部, 英国等の母音をも含めており, 一部の母音を除い て Kenyon 自身の母音の位置が示されている X線撮影では 〔 〕 - 〔U〕 がそれぞれ e〕 - 〔工〕 o ,〔 . 工 接 近 し て い る こ と を ふ ま え て, 図 形 内 の 〔e o , , ,U〕 の 位 置 関 係 も そ の よ う に 示 さ れ て い る。 しか し こ. こに見られる前母音, 後母音は, それぞれ基本母音N Q5-N Q8を結ぶ直線 QI -NQ4 を結ぶ直線とN i 1 1 の母音図と比較して にそって位置づけられており, かなり単純化された母音図 である。 また F g ,. 14 は C1 i f f l l tor ty Wa み る と, 中 舌 母 音 の 分布 に 相 違 が 見 ら れる. Fig ord H, Pra r ace . . と Bet ,J ( 9 ) inet Zm” E”g産物 P“7錫擁c 2 Rob t に よ る 賜の“郷 qfA” 28γ α云わ7 乞に 示 さ れて い る 米 語の 母 音 図 で あ る. i 1 3 の図をア ダプトしたものである. ここには音声記号と音素記号の が, こ れは Kenyon に よ る F g ,. 中間的な記号が見られるの で, 音声学的には充分注意する必要があるが, この点については後に述 lに は 米 人 吹 込 み に よ る 録 音 テ ー プ (以 下 Tape- AEP と 略 べ る こ と に す る. な お こ の Manua. 1 0 )があり 筆者はアメリカ英語母音の音響分析において主としてこの録音テープを使用した す)( , . 1 )の 表 紙 う らに 示 さ れ て いる i 15は音声学会会報 (各号 1 さて次に日本語の母音図を見よう。 F g .. 日本語の母音であり, 方言音を含めている. この母音図は平易に表示されたものであるが, 日本語 i 16のX線写真には, 日 の場合も厳密な母音の位置をとらえるにはX線撮影 が行われる. F ,本語 g , 2 1 ) Fig17 は レ ン ト ゲン 実 験 を 経 て 位 置 づ け ら れ た 日 本 語 母 「雨」 の 「ア」 の 位 置 が 示 さ れ て い る( . . 1 3 ( ) 4 プ 11 等 7 基 音 であ り , こ れは Fig タイ の 本 母 音図 の 枠 内 に 納 め ら れ て い る の で, 特 に Fig , , . , Fig. の英米語の母音の相対的関係と比較するのに都合が良い。 以上,イ ギリス英語, アメリカ英語, 日本語に関して基本母音との関連において示されている種々. のタイ プの母音図を検討して来たわけだが, そこには科学性を持っ た厳密な母音図から, 単純化さ れた母音図に至るま でのいくつかのタイ プが見られる. 更にまたこれ等の母音図は, もっ ぱらX線. 撮影に依存しているというわけ ではなく, 個々の母音の舌位置の認定には音声学者の聴覚による判. 断も大きな比重を持っ ている。 従来の母音図に関して以上のような点に留意して, 次に日英語母音 の音響分析に移り, その実験結果とこれ等の母音図との関係をとらえることにする, 1 1 1. 純音を発する発振体としての音叉が振動すると周囲の空気分子の位置に変化がおこり, これ等分 i i 子の変位による空気の圧縮, 希薄化の交互運動は正弦波 (S tude) ne wave) を 成 し, 振幅 (ampl. f つまり気圧の水準からの最大変動範囲がその音の強さを示し, 周波数 ( equency) つま り一秒間に 1 4 ) しかし人間が発する音声は おける周期的な圧縮, 希薄化の反復運動回数がその音の高さを示す( 。 そのような単一のサインカーブ で示されるような単純な音ではない. 音声には周期的なものも非周 期的なものもあるが, 周期的な母音の場合も単純音 ではなく, 声帯の振動によっ て生じた喉頭原音. f ltone) と, ろ 過 さ れて 振 幅 に 著 し い は声道内を通過する際に共鳴現象をおこし, 基音( ta undamen i 差異を生じた複数個の倍音 (ha ) とから成る複合音を形成する。 基音は複合波の成分のうち rmon c 最も低い振動数つまり基本振動数を持つ成分音であり, 倍音は基本振動数の整数倍の振動数の成分 1 5 ) 母音の音質は共鳴現象により強調や抑圧を受けたそれぞれの倍音の相対的振幅が成す であるが( , 成分構造によっ て決まる。 筆者が母音の分析に使用したヘテロ ダイン方式のサウン ドス ペクトロ グ ラ フ SG-0 7型は, 上記の複合音の原波形を周波数 の異なる正弦波に分析するフーリエ解析を経た 21.

(7) . 田村光規:日英語母音フオルマント周波数の分布と基本母音図との関係. それぞれの音声の成分構造を時間の流れにそっ て放電記録紙上に描記する.. Fig 18 は 前 述 の Tape-AEP を サ ウ ン ドス ペ ク トロ グラ フ に ラ イ ン 入 力 し て 得 た ア メ リ カ 英 語 .. の発話 Z脳s〆の粥 禽 粥”βe尤彩れsれe 劫α“ 物の o〃〃 .の ス ペ ク ト ロ グラ ム であ る. レ ン ジ 2.4 秒, 分 析. 範囲を全幅8 5Hz(ヘルツ) -8 KHz(キロヘルツ)とし, 滝波器実効帯域幅つまりフィ ルタ一幅を H 広帯域300 Zに調節した. 縦軸が周波数 であり横軸が時間である. 分析成分のエネルギーは濃淡に. よっ て表示され, エネルギーの大きい成分は濃く表示されている. 周波数軸はこの図の左側に示し,. o , 4 KHz , 8 KHzの点を記しておいたが, このように 矢印の方向に上に行くにつれて周波数が高く. なる. 母音が発音されている所には帯状の黒い部分がいくつかずつ描記されているが, これ等は比 較 的 振 幅 の 大 き な 周 波 数 成 分 の 集 ま り であ り, フ オ ル マ ン ト(Formant) と 呼 ば れる, フ ォ ル マ ン ト. 1 6 )とみなされ ある音を特徴づけたり これと音色の異なる他の音を は音韻性を形作る重要な因子( , ,. 区別するのに役立つと考えられる. そして周波数の低い方から順に第1フォ ルマント (F. ) , 第2 フ ォ ル マ ン ト (F a. 第 3 フ ォ ル マ ン ト (F3) … と な る が, 図 に 見 ら れる よ う に, こ れ 等 は た だ-. つの高さの周波数を示しているの ではなく, 幅を持っ た周波数帯を成しているが, 筆者はフオ ルマ 18 では γの粥 と ン ト周 波 数 の 測 定 に 当 っ て は 最 大 ボ リ ュ ー ム を 示 す 頂 点 の 周 波 数 を と らえ た. Fig . 物の の 母 音 フ オ ル マ ン ト の う ち, そ れ ぞれ F,と F2 のピークの時間的動きを実線で示した 物〆 の .. /鴛/に お い て は フ ォ ル マ ン ト の 大 き な わ ん 曲 は 見 ら れ ず 定 状 部(s teadys tate) が 容 易 に 見 ら れる が, i ion) を 経 て/uw/の 調 音 に 入 り,g l iding を見せながら後続 t 〆の伽 の 場 合に は/ r/か ら の 過 渡 部(t rans. の両 唇通 鼻音/m/への過 渡部に 入る状況がフオ ルマントのわん曲によく現われている. 更に進む と/m/の定状部に入り,次の Z sの母音は/m/からの過渡部を経て定状部に入る.このように調音音声 l ide) がフ オ ル マ ン ト の 動 き に よ く 現 わ れ て い る こ れ 等 の 帯 の 断 面 図 が 学 で 云う 所 の わ た り (g .. TimeSe i i 18の上部に( t c on であり時間軸の一時点における切断面を意味する.F ④-⑥の五つの時 g . g 点 に お け る セ ク シ ョ ン を 記 録 し た. ④ は 物Z s りeの 第 2 音 節, , ⑥ は mo粥, ◎ は 粥〃β , ⑨ は e物 鋤s. ◎は 劫の のそれぞれの母音の一時点のセクショ ンを示している. なおこれ等はフオ ルマントの時間 的流れを示す パタン描記の後, 同一放電記録紙上に逆セクショ ンの方法により描記した. つまりこ. の場合には記録紙の下が分析可能上限周波数 であり, 上に行くにつれて周波数 が低くなり最上部は. ゼ ロ と なる. セ ク シ ョ ン ④ にOHZ と 3KHz の 周 波数 の 位 置 を 示 した が, こ のよ う に 矢印 の 方 向 に 周 波 数 が高 ま っ て 行く.第 1 フ オ ル マ ン トと 第 2フ ォ ルマ ン トの ピー クに そ れ ぞれ F. , F2を 記 した.物の. の母音部を見ると周波数の最も低い部分にもフオ ルマントのような帯を表わす横縞が見られるが,. lcords) の 振 動 を 示 す 有 声 縞 (vo icebar) であ る か ら, そ の す ぐ上 の こ れは F,では なく 声 帯 (voca. g ba icebar r が F,で, そ の 上 が F2で あ る (8物 鋤s ひ βの エ ネ ル ギー を 見る と, 〔s〕 は 無 声 音 な の でvo. i を持たないのに対し, 〔v〕 は有声音なの でvo ceba rが描記されている点に注意) . ⑧ 時点における 下 の パ タ ン 描 記 の α βの 周 波 数 は そ れ ぞ れ セ ク シ ョ ン 描 記 の α , βに 対 応 す る. こ の 時 点 の F1と F2の ピ ー ク の ボ リ ュ ー ム 差 を 測 定 す る と, F2は F,よ り 2dB (デ シ ベ ル) 大 き い. 同 様 に room の. 母音部の動きを示すフオ ルマントの⑧時点に関して, パタン描記のF, , F は そ れ ぞれ セ ク シ ョ ン 描 差 記 の F. , F2に 対 応 す る. 二 つ の ピ ー ク の ボリ ュ ーム を測 定 す る と, F.は F2よ り も l dB 大きく, 周波数は図に示したようにF,は 400HZ で あ り F2は 1250HZ であ る.. 19 も Fig 18 と 同 一 の 録 音 に よ る も の で あ る が, フ ィ ル タ 一 幅 を 狭 帯 域 45Hz に 調 節 し 次 に Fig . .. 倍音をとらえたものである. 母音部に沢山の筋が見られるが, 最も周 波数の低い所に見られる筋は 喉頭原音の ピッチを表わす基本振動数を持 つ成分音である. この基本波のすく上が2倍音, 更に上 ‐倍 音 と な て い る Fi 19 の 夕 が 3 倍 音 … …N りの” と 劫の の 母 音 に そ れ ぞれ 黒 点 で10 倍 音 ま で記 し っ . . g. た が, 前者の1 0倍音の測定値は110OHZ であ る の に 対 し 後 者 の 10 倍 音 は 1750HZ であ る.こ の 測 定 22.

(8) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係. 値をそズ ぞれ 10 で割 る と, 〆の“ 2の 基 本 波 は 11OHZ 乞の ピ ッ チ , 物の の 基 本 波 は 175Hz と な り,〆の“ と比較して 劫の の ピッチはかなり高いと いう事実が実験により確認されたわけである. このピッチ. 1 i 8の広帯域300HZ幅 の フ ィ ルタ ー に よ っ て 得 た ス ペ ク ト ロ グラ ム か ら も 細 の高低に関しては F g ,. ia ion) を 見 る こ と に よ っ て 概 略 は 知 る こ と が でき る フ ォ ルマ ン ト の 帯 の 周 辺 を 見 る と 縦 に t t 条(s r . 走 る こ ま か な 線 に よ る 縞 を 成 し て い る が, こ の 線 が細 条 であ る.γの“ 2に お い て は 細 条 の 間 隔 が広く,. 豹の の場合には狭いが,細条は声帯の振動数の現われ であるから,物の の場合のように細条の間隔が 18 か ら も 劫の の ピ ッ チ は 高 い と 狭 い と いう こ と は 声 帯 の 振 動 が 早 い と い う こ と であ り,従 っ て Fig .. i 19 の中央よりやや高い位置の 判定できる,しかし F g g .19によれば正確な数値が得られる.さて Fi . i 基底線 (ba ne) の上には振幅描記が見られるが, これは45Hzパタン描記の後, 放電記録紙を装 s el 着円筒に固定したままその上に描記したもの であるから, 上下の描記の時間軸にずれは生じていな sと 豹の が対照を成しており, 対照強調があるであろうと予想されるが, 振幅を い. この文 では 物z. 調べてみると 物Z sと 物の の母音の振幅がこの発話の中 で最も大きいことが確められた. なおこの二. つ を 比較 す る と, の方が よ り 2 dB 大きいことが確認された.また音声の訓練を受けた者の 聴覚から, 通常英語の音節に強いs t r e s sが置かれると長くなり, そう でない場合は 短いと感じとる 19 で ピ ッ チ が 低く 振 幅 も 小 さ い Z こ と が でき る が,Fig sとピッチが高く振幅も大きい 物の の母音部 . 物の. 物ゐ. 18 の ス ペ ク トロ グラ ム を 手 掛 り に 測 定 し て み る と, 鷹 の 母 音 は 70msec を, Fig , .(70AOOO 秒) , 劫の. の母音は1 40ms /1 40 000秒) という数値が出, 後者は前者の2倍の持続時間をもつことがわ ec ,(1 か っ た.. さて以上の実験結果から母音が発話の流れに位置づけられると周囲の音の影響でフオ ルマントが. わん曲するし, その他種々の要因による変化を受けることが物理的にも確認され, これが自然な言 語のそのままの姿 であるが, 筆者は先ず母音の物理的な基本形をとらえて, これを生理的な基本母. 音図と対比してみることが必要であると考え, 以下の母音フォ ルマント周波数の測定に当っ ては, 主として独立して発音され. 音声環境の影響による過渡部を有しない母音の定状部を対象とした.. こ の よ う に して Tape-AEP に お い て 単 独 に 発 音 さ れ て い る ア メ リ カ 英 語 の 12 種 の 母 音 を サ ウ. ン ドスペ クトロ グラフにライン入力し, 分析範囲を全幅85Hz-8 KHz と し, フ ィ ル タ 一 幅 を 300 Hzに調節して描記した広帯城パタンと逆セクショ ン描記からF,とF2を測定した.()内の二つの数 値のうち前者がF. ) , 後者がF2である. (単位はHz .. i 〔 〕(25 0,22 50 ) 0,21 00 ) 〕(650 90 0 ) 800) 〕(8 50, e〕(500,2000) e ,〔I〕(40 ,〔 ,〔 ,〔驚〕(750 ,1 ,〔a ,1. 1 200) 00 00 0) 〕(50 0, 900) 150 〕(7 ) ) ) 0,1250 o 3 ,〔 ,〔 , 〔U〕(450 , 〔u〕(400,1000 ,1 ,1 , 冷〕(70 ,〔ぴ〕 (500,1500) .. Pra inet 14 では, 彰の の 母 音 を/ iy/と 表 記 して い る が, こ れは Jones に よ る to t に よ る Fig r-Rob .. i Fig 14 の 虜Zの 母 音 白 /は Fig 7の 〔 i 20 は/ iy/ 7の 〔 〕 に 相 当 す る. ま たFig 〕 に 相 当 す る. Fig : . . . , , Fig 1 2 ペ H . は 月 /の ス ク トロ グラ ム であ り, そ れ ぞれ 上 部 に 300 Z 広帯 域 フ ィ ルタ ー と 45Hz 狭帯 域 フ ィ ル タ ー に よ る 逆 セ ク シ ョ ン を 濃 度 調 整 し て 二 重 描 記 し た. こ れ 等 の ス ペ ク トロ グラ ム か ら. i i / y/の前部と後部の二つのセクショ ンを比較して y/と/工/の音質が異なることは確かである,また/ みると, 後部はボリュームがかなり小さくなっ ているが周波数の相違はわずかである. しかしわず. id ing を お こ し て い る の で あ る 所 で 単 独 に 母 音 を 発 音 す る 際に, Tape- AEP のin かながら gl ‐ , f iy/を/ 1/に 比 べ て か な り 長 く 発 音 し て い る こ と が こ の ス ペ ク トロ グラ ム か ら も わ か る ormant は/ 23) と 諺云の 母 音 (Fig 22) の 長 さ を測 が,/s-t/の 同 一 音 声 環 境 に 位 置 づ け ら れ た seat の 母 音 (Fig , . 1 4 / 1 定 し て み る と, 前者が1 ( 0 0 0 0秒) 後 者 1 2 5 1 / 1 秒) 4 が 0msec であ り, 持 続 時 msec . ,( 25 000 ,. i 間に大差はないことがわかっ た. 以上の理由から筆者は本稿にお いては/ y/の前部の周 波数を測定 23.

(9) . 田村光規:日英語母音フオ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係 ,。. ④ F ,. 一転. ‐ .. F I F z. F -. 1. α一,. F -. ・妻h キ ー 鰯 奉 書 一国 鰯 雲 - I - - H. E - 州” … - , }眼 幸 細章腕 - ,- 一. ミ ; ‐ F ‘ ′ ・ ,稀 も M. r. 1ル が. ・ 勝て. - ・. , ー , -. i 1デー i - 璽 離州 かギ ヤ 州響 き. 縄撫. 燥. -禰. “- “ 〆. 管. Fig.18. l ( i & m t d p u e ) t hい. . 滋 戦 争 泌 警登臨. 講談 電 熱 - - ◆ ; r… --- ÷ ; ;~ ;÷ = - - --O M ‐R I s Mo E E ×. -- -蝋. pE N. ニー -. ;. : : : :手o oNE AN,丁邑タ: s , vFTH. Fig.19. , F 2. Fig・20. 1 醗 酵F. 蜜. F ,. F i 1 g ・2. F ヱ. .. i 墓園 !廟 鰯醒豊艶鴎 塗 塾鰹琶 tF も l. 24. y. , 封卿 鞠,F. Fig ・22. 灘 豊. 麗 繍 繊 瞳鰯離そ. S-i y‐七.

(10) . 田村光規:日英語母音フオ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係. mm 馴 馴 ,m m. ●1. ・U. ●a t. ●e. 伽皿伽ぷ. 晶( Hz ). mm 獅. F. 1. ●u ●○. 600. ●6. ・第. … お. ●0. ●e. t a. e. u U o. 9。. Fig.25. Fig.24. R 2. 2 5 。 。2 。 。, 。 。 。, 5 。 。 。 鰯 塵. 15001ooo 5 0 0 丘。. . F . 0. i. 批. m. a. o o o Fig.26. 3ooo. 2750. &. ◎. Fig.27. 25oo. 2250. 〔i 〕 ⑧. ◎ ・. 2000. Fig.28. ・750. ・ 5 0 0. oo6. 6. 品. ・. *. e. o m. 批. M ◎ ● ■. ▲. .. ・. F. △. ◇. 。. l ◎. a. 0 □. 5 o艶書諮 り. △ ▲. ‐ ・. ●. 5 0 7. . △. 〔e〕 ○. 1 0 0 0 0. 。. 1 2 5 o. △母. ▲. ●. 〔a〕 □. . . . ■. 1000. Fig.29 25.

(11) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係. .嫌. -. S. 倣. S. *鞍. 3 ・「 藍 塵 F . g ・. o ,. a. e. l. 滋 精 錆蝋. t u . . - 』 遂- ,. 縦盤幽艶- 園 園 i蝿鰹 剛-鰹. - …・. 跨 三三FF…… F ,. ← --ルー - - . - -. d o r en , 3i 3. 総 ,s. Fig.33. o. f. d e n , 3i 3. 世: s. 世 d a. Fig.32. THE A M. ER. I. ー ーa i l穐. CA N E. M BA SS Y F 4 ▲. . O. V ERT H E. RE. 稲 戦 菖 M 幻 納斗. ‘ も ち ふ . . THE A M E R 1. c AN E , M BA SS Fig.35. 26. Y. O. VERTH E. RE. 母 d a.

(12) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係. Fig。36. 1KH. IKH. , HEED HID HEAD HAD HOD HA凧の 日ooD w面5 D. O. BRITISH ENGLISH (PLADEFOGED). o ooo 〇 O0〇 lo 0トd . o 0 の . oo 〇0 0 NO O . JAPANESE (M.TAMURA). ば. ( 0亜 O . O ◎. Fig。37. ◎e. ◎a. ′. /. も. 十」 一「 i. / /. 500. I. e. 寺 E ▼. /. / /. lo oo 1200. Fig.39. /. ◎m. (. ◎○. ◎e. Fig。38. H ( ) z 工程. 犠. 。。. 留年. 10 00 1200. 1200. ◎. 。 。. . 鰯↓ F .. 陪 1. ◎e. HのA HEDA 日ADA日ODA 日UDA. /. l j U. ー翌. 0. ろ o a. 1000 1200 Fig.40. Fig.41. Fig.42. 暑豪自賛昌皇蔓自 国養蚕夏零震享憂さ=;. n ↓. i. i. 掛 t U 0 ‐. e. ぬ 欝. l. 山. e. 0・. 掛. I U. e o. 0 0. o 冬 ;. a Fig.43. Fig。44. Fig.45. 27.

(13) . 田村光規:日英語母音フオ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係 l ing が 見 ら れ, id i し, こ れ を 〔 〕 と し,/1/は そ の ま ま 〔1〕 と し た. 次に 加法 ααを 等 の/ey/に も g. 〕 は 彰ム g“等の母音, 〔駕〕 は ら域 のム 後部は変化しているの で, 前部 〔 e〕 の数値をとらえた. 〔 e 7の 〔つ 〕 に 相 当 す る. 次 : 闘w 等 の 母 音 であ り, こ の 〔3〕 は Fig . F i 1 4 l i d i 肋の の 母 音 を/ow/と 表 記 し て い る が, g ng が 見 ら れる の で, 前部 の周 波 数 を測 定 に g . では 〔a〕 は P域 のち 〔3〕 は らα増競. i 14では もの云の母音を/ し, これを 〔 〕 とした.〔U〕 はP咳 彰”等の母音である. F uw/と表記し o g . l id ing が 見 ら れる の で前 部 〔u〕 の 周 波 数 を 7 の 〔u て お り, こ れ は Fig 〕 に 相 当 す る が, こ こ に も g : .. とらえた. 〔 〕は も該 c幼 等の母音である. 最後に通常/ 3 r/と音素表記される 3. れ 庇γ等の母音のス. l ing が見 ら れ な か っ た 従 っ て こ id ペ ク ト ロ グラ ム を 調 べ て み る と, フ ォ ル マ ン ト が一 定 し て お り g .. 〕 ではなく -音 であることになるので 〔ぴ〕と表記しその周波数値を の音は音声学的には 〔 a〕 + 〔 r 示 した.. 以上のアメリカ英語に見られる1 2種の母音フォ ルマント周波数測定値 (F,及びF2 ) の分布状況 i 24 である. 単位を Hzとし, 縦軸にF. を比例尺度による グラフに表わしたのが F g . , 横軸にF2をと. り, 右上を0とした. そしてF,は下に行くほど周波数が高まり, F2は左に進むほど周波数が高まる ように軸を設定した. その理由は, 前記周波数測定値を検討した結果, このように軸をとる方が周. 波数測定値の グラフと基本母音図との関係を同一平面上で把握するのに便利 であろうと予測した為. i 25は, 横軸 5の距離が縦軸2の距離に相当するように軸 をとり, この平面上に である. 一方 F g . i F 2 4 g . の母音図形を変換したもの である. つまりどの母音に関してもF,は周波数が低く, しかも母 音相互の周波数の相違幅が小さいのに対し, F2は周波数が高く, しかも母音相互の周波数の相違幅. が大きいの で,変化幅の大きいF2の目盛を縮小することによっ て縦軸と横軸の釣合をとっ てみたわ i 24と前後上下関係 の釣合のと れた g け である. さてこ れ等母音の前後関係 が強調さ れて いる F .. , これを前述の基本母音図において舌の位置に 応じて示されている 英語の母音と比較 してみると, F2の周波数は舌を前方によせるにつれて増大し, 後方によせるにつれて減少し, F,の 周波数は舌面が高まる (つまり口蓋に接近する) につれて減少し, 舌が低くなるにつれて増大して. Fig 25 を見て .. 14 等 を 見 る と, 特 に 五 種 の 前 舌 母 音に 関 して 8 13 い る こ と が わ か る. こ の 関 係 は, Fig . . . , Fig , Fig. i i 7 9 11等を見ると, 〔1〕 に 相当する母音はいく分中舌の 明確に現われている.(但し Fi g g g . . . ,F ,F K 〕 〕 方向にずれている) e o ,〔 . また前述のように enyonはX 線撮影で確められたように 〔1〕 と 〔 i 13のような母音図を示しているが, この点に関しては ど と 〔U〕 を極端に接近させて図形化し F g .. う であろうか.Kenyonはこの図で前母音相互の上下関係, 後母音相互の上下関係を強調しているの i 25の特に後母音に関して, 上下関係に視点を向けなければ比較にならない. このような点 で, F g . 25 と Fig 13 を比較してみると, 周波数分布図においても確かに〔1〕と〔 に 注 意 し て Fig e〕のF.周 . . 25 の 〔a〕 は ア メ リ カ 波 数 の 間 隔 は 狭く, 〔o〕 と 〔U〕 の F.の 間 隔 も 狭 い こ と が わ か る. ま た Fig.. i 7の 〔 Z〔pαt 〕 の 〔α 〕 と比較すべき筋 英語のPO 〕 を/a/とみなして表記したもの であるから, F a g . i 7 合のものではなく, ほぼ F の 〔 〕 このように見て来ると に相当すると考えれば良い α g . , 周波数 . i 25 軸におけるこの母音も基本母音図における母音の位置と良く 一致していることになる. 次に F g . 11 13等 の 〔a〕 では なく 〔△〕 に 相 当 す 7 の 〔a〕 は 単 独 に 強調 して 発 音 して い る の で Fig . . . , Fig , Fig る と 見 る べ き であ り, こ の よ う に 考 え る と こ の 母 音 の フ ォ ルマ ン ト も 舌 の 位 置 と 良く 対 応 し て い る. ことになる. 後母音に関しては母音図全体の枠から見て, フォ ルマント周波数分布図におけるアメ リカ英語後母音の前後関係はイ ギリス英語後母音の微妙な前後関係といく分対応しない面も見られ るが, 〔U〕 と 〔u〕 の前後関係は明確に一致しているの である. 次に日本語の母音を検討する. 日本語においては,〔 〕の後 では/u/の異音は中舌音〔世〕 s s z ,z ,t ,d (= 〔故〕) に な る と 云 わ れ て い る の で, こ の 現 象 が 母 音 フ オ ル マ ン ト に どの よ う に 現 わ れ る か 実 験 28.

(14) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係 i す る 意 味 があ る の で, 五 種 の母 音 〔 ,a ,e ,o ,m〕 に 〔母〕 を プ ラ ス して 計 六 種 の 母 音 に つ い て ス ペ. クトルをとり, F. , F2の周波数を測定した. 特に我々日本人が日常使用するこの日本語に関しては 個人差がどのように現われているか興味深い問題と考えていたので, 大学生男子5名と女子5名,. 計 10名 を 被 験 者 と し て〔s母,i ,e ,a ,o ,m〕と 発 音 さ せ, サ ウ ン ドス ペ ク トロ グラ フ に マイ ク 入力 し, ペ 26) ク ト ルを た し の フ ス と っ . そ て, こ ォ ル マ ン ト周 波 数 測 定 値 をも と に, 男 子 平 均 (Fig . , 女子. i i 27 2 i 8) をグラフに表わした。1 29(M=男, 平均(F ) 0名の母音の分布を F g g g . , , ,10名の平均値(F. F= 女) に 示 した 実 例 と して 男 子 の ス ペ ク トロ グラ ム の例 を Fig 26~Fig 30 に 示 した Fig 28 をX . , , . .. i 17と比較してみると, この基本母音図に位置する母音と 線撮影による日本語の舌位置を表わす F g .. フオ ルマントの グラフが, 先に英語に関してもそう であったように, 良く対応していることがわか. る.舌が奥に引かれるにつれてF2の周波数が下がり,舌が高められるにつれてF,の周波数が下がっ ている様子が良く示されているし, 日本語の/u/の異音は英語の/u/に比べて中舌よりの位置で発音 i 17 されており, 日本語の〔 〕は英語の〔 〕ではなく〔 〕に近い点も周波数に良く現われている.F o 3 o g , では, 筆 者 の よ う に/u/を 二 つ に 分離 して お ら ず,/a-o/の 距 離 よ り も/o-u/の 距 離 の 方 が長 い が,. 低母音 〔 〕 〕 よりも中舌より であるという関係や 〔 〕 の上下関係等フォ o a a , , 高母音 〔u〕 共に 〔 ,o ,u. ルマントの グラフと共通している。 つまり日本語母音全体としての相互関係を示す舌位置とフォ ル 29 の 10名 の 母 音 フ ォ ル マ ン ト の 二 種 の 図 形 に 対 応 関 係 が あ る こ と は 確 か で あ る. こ の こ と は Fig ,. 〕 はかなり広く分布しているが, 日本語の場合には英語 マン ト周波数分布図にも現われている. 〔 e i と違っ て,〔 〕 の間には音韻上/ 〕- 〔 a e/のみが存在するので, これがかなり拡散していても音韻情. 報の上 では支障は生じないであろう.〔母〕,〔m〕はかなり接近しているが, これ等は/u/の異音であ るから, たとえ両者に重複部分ができても音韻情報は確保される, 特に前母音に関しては男女が分 i 17に良く 離し, 女性の第2フオ ルマントの周波数が大きいが, 母音全体としての相対的関係は F g , 25 のア メ リ カ 英 語 のinfo 24 対 応 し て い る. な お Fi rmantは 男 子 で あ る か ら, こ の 意 味 では g . . , Fig. 25 と 男 子 日 本 語 話 者 の Fig 26 の 同 一 ス ケ ー ルに よ る 図 を 比 較 こ こ で日 英 語 を 対 比さ せ る に は,Fig . .. すると局部的には便利であろう が, 重要なのは母音図全体としての相互関係 である. ここで筆者は. これ等日本語の母音が発話の流れに位置づけられた場合, 上記の関係は どのように保持されるか確 める為に, 前述の大学生被験者10名に「オレンジジュースだ」 と発音させ, 広帯域30 0HZ のフ ィ ル 31 は 男 子 の 母 音 フ オ ルマ ン と を 示 す ス ペ ク トロ グラ ム の タ ー に よ り そ の ス ペ ク ト ル を取 っ た. Fig .. i ke(針状線) が走っ ており, 例 である. これを見ると, 「オレンジ」 の 「ジ」 の始めには細い縦線sp i keは見られず, こ この子音は破擦音 〔d3 〕 であるが, 「ジュ ー ス」 の 「ジ」 は母音の直後なのでsp d t の子音は摩擦音 〔 また通常 〔 〕 の後に 〕 であることがわかる z z s s 〔 〕 田 が現われると云わ 3 ,, , . れ て い る が, 測 定 の 結 果 〔3〕 の 後 に も こ の 中 舌 音 が 現 わ れ る こ と が わ か っ た。 こ う し て F,と F2の. i 32には1 定状部の周波数を測定し グラフを作成した.F 0名の母音フォ ルマント(横線)の分布が g . 示されている。F,とF2をそれぞれまとめて左側を縦線で結んだ.それぞれ右側に記した数字は人数 i 33 には男子平均値 (実線) と女子平均値 (点線) を位置づけた。 〔 i である. F 〕 のF.は10名共一 g .. i 致 して い る。 女 子 の フ ォ ルマ ン ト は 男 子 の そ れよ り.も いく 分 高く, 特 に〔 ,e ,a〕の F2の 差 が 大 き い。 2 6 F i 2 9 グラ ~ の フ 現 わ れ た 同 様 こ の こ と は 先 の 単 独 母 音 Fig に て い の と であ る. そ し て 各母 音 相 g , ,. 互の関係は単独母音の場合と同様であることがわかる. ここで米語話者の男女の同一発話断片 (- 1 7 }か らサ ウ ン ドス ペ ク ト ロ グラフ に ライ ン 入力 物B A 粥拶たαれ E粥らα s s 〃-)を 録 音 テ ー プ{ y 仰げ 云庇〆. i 34(男性) i して得た300Hzフィ ルター使用による広帯域幅スペクトロ グラム F 35(女性)を g g , , ,F. 比較してみると, やはり女性のフォ ルマントは男性のそれよりも高く, 日本語の場合と同様に特に 前母音の第2フォ ルマントが高いことがわかった。 喉頭原音を発する声帯の長さは, 成人男子で約 29.

(15) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係 1 8 ) 1 秒 間 の 声 帯 振動 数 の 平 均 値 は 男 子 100~150 回 女 子 200~300 23mm, 女 子 は 18mm であ り{ , , ,. 1 9 )である そこ で筆者は ドミソ ドの音程で声帯の振動速度を変えて順 次喉頭原音のピ チを上 回( ッ , . げて同一母音を発音 し, 広帯域幅ス ペ クトロ グラムを取っ てみたが, フォ ルマントの周波数は高ま. ら ず 一 定 し て い た. 狭 帯 域 幅 の ス ペ ク ト ロ グラム を 取 っ てみ る と, 当 然 の こ と な がら 倍 音に よ っ て. ピッチの変化が明確にとらえられた. この実験から, 女子の母音フォ ルマントが男子より高い原因 は声帯の振動数にあるの ではなく, 共鳴器としての声道にあることは容易に予測される。 つまり男 が 女 の 声 をま ね し て も, こ れ がに せ も の であ る こ と は, そ の 録 音 ス ペ ク ト ルを 取 れ ば 発 見さ れる こ. とになる. 但し言語における音韻情報の上では, 前述のようにこの差は問題 ではない , d〕における日英語母音を比較する意味で,UCLA さて次に日英語にほぼ共通した音声環境〔h 〕¥〔 2 0 }と 筆 者 の 2 の 音 声 学 者 Ladef oged (イ ギリ ス 英 語 話 者) 自 身 の 英 語 の 8 種 の 母 音 フ ォ ル マ ン ト(. モ ー ラ の 日 本 語 (火 だ, 紬 だ, 歯 だ, 帆 だ, 負 だ) の 第 1 モ ー ラ の 母 音 と を 同 一 ス ケ ー ル の グラ フ 36 であ り, そ れ ぞれ 下 が F. に 表 わ し て み た. こ れ が Fig i 〕, . , 上 が F2であ る.(但 し日 本 語「火」は〔c. 「負」 は 〔 〆m〕 であるから厳密な意味では類似した音声環境とは云えないが) f oged . ここ では Lade は英語の 〔o 〕 をあげていないの で, 筆者の日本語 〔 〕 に似たものが見当らないが, 特に英語の 〔u〕 o と日本語の〔皿〕の相違が明確に示されている. このように音声環境を設定してスペクトロ グラムの フォ ルマントに近い図で母音を対 比させるのも有効な一つの方法であると筆者は考えている. また. f t J ord は, 比 例 尺 度 では な く ロ ガリ ズム ス ケ ー ルに よ っ て フ オ ルマ ン ト周 波 数 の 関 係 を 示 す .C. Ca 2 1 ) 筆 者 は 常 用 対 数 方 眼 紙(両 対 数)に Fig 25~Fig28 の 図 を 変 換 して み た 方 法 をと っ て い る の で( . . , . 2 F i 5 3 F i F i 7 2 6 (Fig 3 8 F i F i 2 3 9 F i ig を 7 2 8 F 40 に そ れ ぞ れ 変 換) に に を を を に g g g g . . . . . . . . , , g , g . 25~Fig 28 と Fig 37~Fig 40 を比べてみても 母音相互の関係に相違は生じていない しかし Fig. . . .. ,. .. 25~Fig. 28 では, 基 本 母 音 図 と 比較 す る 為 に F,と F2の 目 盛 を 同 一 に して い な い が 対 数 の た だ Fig . ,. 場合にはそのように意図的に目盛を変えずに基本母音図と対比できるという意味では, より自然で あろう. また人間の音の高さ に対する感覚は周波数と比例関係にあるわけ ではないので, この点を. 考慮して, 人間の純音に対する感覚尺度としての me l尺度を利用するのも一方法であろう F 4 ユ g . . i 2 2 )であ る は, 横 軸 に 周 波 数 を, 縦軸 に メ ル を と っ て 両 者 の 関係 を 示 した Denes-Pinson に よ る 図{ .. Lade f oged は, 数値自体は周波数とし, これ等の数値をメル尺度の率に合わせ て配置した グラフ用. 2 3 )を 提 供 し こ の グラ フ 用 紙 の 縦 軸 に F 紙( . , , 横 軸 に F,と F2の 差 (F2- F.) を と る こ と を 勧 め て 2 F i いる の で, こ の用 紙 を 使 用 し て Fig 5 28(つ ま り 対 数 尺 度 の Fig 37~Fig 40 に相当) をメル ~ g . . . . 42~Fig 45 に そ れ ぞれ 変 換 して み た こ れ 等 を 見 る ど確 か に Fig 尺 度 に よ る 図 形 Fig 4 タイ プの基 . . . .. 本母音図をもっ て, これ等フォ ルマント周波数により分布する母音を容易に包囲 できることがわか るが, 部分的に見ると, 日本語の 〔母〕 も英語の 〔ぴ〕もかなり前方に位置することになる. また英 語の後母音〔 〕の前後関係はわずかながら逆転する.横軸にF2-F.をとっ てあるので, F2の 〕と〔o コ 低い母音の場合にはこのように位置が変化するが, F2がかなり高く F,がかなり低い前母音の場合 に は, 横 軸 に F2を と っ た 場 合 と 比 べ て ほ と ん ど変 化 は 見 ら れ な い こ と に な る な お Ladefoged の メ .. ル尺度による グラフ用紙は横軸と縦軸 の数値の幅を意図的に変えているので, この意味では対数尺 度の方が自然 であろう. しかしこのメルによる方法をとっ た場合も母音全体の相互関係には大きな 変化が見られず, 基本母音図の舌の位置 との対応関係は, これま でにあげたF. , F2図形の場合と同 様に保持されている.. 30.

(16) . 田村光規:日英語母音フォ ルマント周波数の分布と基本母音図との関係 W. 以上サウントス ペ クトロ グラフに依る実験を通して日英語母音の音質を支えるフォ ルマント周波 数を測定し, これ等測定値の分布図を作成し, これを従来の調音音声学の母音図と対比した その . 結果, F,が高まるにつれて母音は次第に低母音となり, F2が高まるに つれて前母音になるという関 係が把握された。 メ ル尺度により縦軸にF, , 横軸にF2とF.の差をとった場合にも舌位置を示す母 音図と同様の図形が得られる が,このことは全般的に云っ てF,の数値が小さくしかも母音間の相違. を示す幅も小さいのに対して, F2の数値が大きい為 である。 またフオ ルマントの個人差を検討して. みると, 男子に比べて女子のフォ ルマント周波数値は大きい。 しかし基本母音の枠内の具体的な母 音図形と男女により数値の差を示すフォ ルマント周波数分布図も相対的には一致した関係を持っ て いることがわかっ た。 なお単独母音のほかに発話の音声環境に位置づけられた母音についても実験 を行っ たが,この場合の母音相互の関係も単独母音の関係を明確に保持していることが確められた 。 従来の母音図と周波数分布図において個々の母音を調べると, 両者でわずかながらずれている音も 見当るが, 従来の母音図はもっ ぱらX線撮影に依存しているわけ ではなく音声学者の聴覚による母 音識別力を利用して推定した面もう かがわれるので, 伝統的な基本母音図自体も今後綿密な実験に. よっ て再検討されねばならないと考える.. 〔注〕. f ( 1 t inburgh Un )seeJ zね (Ed iv ord f”〆α“ 2 8 7 2加乙P劣のを7 ”sgれ Pあのz g ) ,C.Ca ,Fz . .173 , ,1977 ,p IJ A の 溺 猿ねP肋 彦 C b i fE d H f f & S Tokyo: Maruzen Company ( 2 )SeeDanie ( ones ” ‘ れ β 7 2 輝 c s a m r e: e e r n q o s- g g , , 9 1960 ) . ,i. ( 3 )鳥居次好&兼子尚道, 「英語の発音」(東京:大修館, 1 6-1 9参照. 4 ) 96 ,1 , pp. i IJones ( 4 )SeeDan e s ,Aれ α粥粥βqfEれ部ば魂 P卿“〃”c .35 . , pp ,36 ,37 ,64 i IJones E 鳶靴 “ P Dた “ 1 ( 5 3 hE d i i i )Dan d e t t 7 知 t 2 れ o ” ” ” o “ ” o n J g “, : , g .Gimson(London ,e edby A.C .M.Dent& Sons Ltd-New Yo E.P.Dut l 1 i t 9 6 7 ) rk : on & Co n c v . . , , .. l ( 6 i f f )C,M. Wi i l l J c s(Eng ) s e ewood C1 s ent ce -Ha .:Pr .81 ,廓Zmdzに云おれ 加 F物れ研ぎ ,N. . ,PP ,86 f d ( 7 )SeeJ 173 or の斑の7 2 sズ フ 2Pあの僻霧C s .C ,Cat . ,E””αの?彩可α P’ , ,p 1 0 pp60 61 S.Kenyon igan:Geo ( 8 )SeeJ 7 2 8γたα 7 2Pね? 錦” ?α窃”○“ (Ann Arbo r ch rge Wahr . ,A7 , Mi ,1962 ) , . , , f fo i P d H R & B l l i 9 w R b 』 勿 〆 ( )C1 t t t 北 E Z ね J t t fA P r . r i i ion ao r e y a ace o ne , 〃“ q “ t 2 8γ α 7 2 れ郡s ねれz 7 ‘ 2αのわれ rd Ed , . , Th l t tand Wins (New York:Ho ton ) nehar . ,Ri .13 . ,lnc ,1972 ,p lo fAmer i i l i ion 録音 テー プ (Tokyo:Eichosha 1973 1 t ( 0 )Manua onunc can Eng shPr a ) . ,. ⑪音声学会会報 (各号) , 日本音声学会発行. 3 2 Q )大西雅雄, 「国語音声教本」(東京:広文堂, 1 2 96 7 ) .1 . ,p 1 ( 3 )大西雅雄 (総鑑修) 35 97 6 ) .7 , , 「音声学大辞典」(東京:三修社, 1 ,p. f q iv 4 )Seep,Lade i oged ‘財Z cp初”〃”c s(Un ) cago .ofCh ,Eを“だれね げ Aのz .3-21 . ,1962 ,pp. Q 5 )粉矢好弘, 「英語音声学」(東京;こびあん書房, 1 9 76 ) .20参照. ,p 1 0 q 6 )越川常治, 音声の物理″ 「 聴覚と音声 9 」( 東京:電子通信学会 9 6 ) 7 .28 . , ,1 ,p. qのSony Language Labor t ry 7 a o 2E”g偽ね Co“〃 ) 〃符のめれ E-4(Tokyo:Sony , Modeγ . ,1964. q 8 )See A.C.Gims Z on fE“g‘ l d 2 魔かod zに鳶o 7 2Z o 的ePγの似れc z郷Z ) o”q sね(London:Edwa rd Arno ,A7 .8 . ,1965 ,p i 1Ma 1mberg qのSeeBe t 1 i i r 7 t ) 2 g”” (New York:Dove rPub ca ons ,Pたo .26 . ,1963 ,p Z Z Z Z Z 卿 )Seep.Ladefoged,Eを“ 8 7 2 sqfAco”s cpたo 7 8 c s 2 2 .102 . ,p ′ C f d F 喬 吻 P . b Z 庵 P ” ( 2 1 t )SeeJ C o r z 伽 a 粥勿 α ’ o れ o燦 c s 勿2 s ., , . ,P.60. 1 iotN.P inson t ( 2 2 )Pe 乙 erB,Denes & EI 2 espe g塊 物のれ′r勿eP毎””””αβZ o o卿 qfspo膨れ乙αれ郡‘ B(New Yo rk αg ,77 7 l ITe l i 1 9 0 7 8 5 t ) :Be ephone Labo ra or es p , ,, . i ◎P.Ladefoged,A Coz tBraceJovanov 975 ‘ 7 sgZ ”pたの解灯じ s(New York:Ha ) r cour ch .175 . ,lnc一1 ,p. (本 学助 教 授 ・ 函 館 分校). 31.

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