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人材経営の戦略的視点 : 雇用ミックス(コア人材)マネジメント

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Academic year: 2021

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(1)

.人材経営の戦略的視点

.一.雇 用 ミ ツ'ク.ス(コ.ア 人 材)..マ ネ ジ メン 、

ト.r、

Strategic

View Points

of Human Resource

Management:

Portfolio-Planning,

In

Employment

Mixing (Business -Core)

Management

Yoshimitsu

MIKI

Abstract

The new trend that affects all that we do in Human Resource Management(HRM) is an important impetus for a reform of reassignment and manpower planning. One new trend, -without any regard for social appearance, is : more use should be made of flexible manpower outside the company, for example outsourcing many activities to vendors, consultants, temporary staffing or to other third parties.

Even if Japanese companies remain in life-time employment, they cannot avoid the worldwide. changing nature of HRM. To companies and employees alike in Japan, radical reforms must be accomplished in the next agenda for competitiveness.

This paper implies an active search of and entrance into the new Portfolio -Planning in "Employment -Mixing," or so called " Business-Core Employee's Management that consists of Professionals." As for the world-wide excellent company, many of the,

best and competent core-employees are playing more important roles and being given higher and more responsible positions than they have been in recent years.

1 は じめ に

人 材 経 営 の 戦 略 的 視 点 は 、 ビ ジ ネ ス ・コ ア.人材 を プ ロ フ ェ シ ョナル に求 め 、∫.雇用 ミ ック ス マ .ネジ メ ソ トと して ・業 務 の 多 くを外 部 の 企 業 ・ コ ソサ ル タ ソ.ト・ 人 材 派 透 ・ そ の他 の 第 三 機 関 に ア 、ウ トソー シ ソ グす る 「コア人 材 マ ネ ジ.メソ ト」 を21世 紀 に 向 け た 競 争 力 を築 くた め0経 営 戦 略 の 中核 に据 え る こ とに あ る。

(2)

米 国 に お い て は 、IBMの ワ ー ク フ ォ マ ス ・ソ リー ,シ ョ ソ1よ人 材 経 営 に 含 ま れ る 数 多 くの 業 務.を ア ウ ト ソ ー シ ソ グ した 典 型 的 な 事 例 で あ る し、 人 材 派 遣 企 業 の レ ノ ル は 企 業 か ら ア ウ トソ ー ス さ れ る大 部 分 の業 務 を請 負 う こ とで 急 成 長 した企 業 で あ る(1!。 これ らの事 例 は長 期 雇 用 慣 行 と い う 日本 的終 身雇 用 制 度 の も と で は 日本 企 業 は競 争 力 を強 化 で き な い とい う時 代 潮 流 の 一 片 を示 し て い る。 厂労 働 白書 」 が雇 用 安 定 の た め の 長 期 雇 用 慣 行 の 有 用 性 を 強 調 した の が1998年 度 で あ った が 、 今 年 度(1999年 度)は 大 き く趣 旨 を 変 え 、"日 本 的 雇 用 慣 行 は経 済 全 体 の 安 定 を もた らす が 、産 業 構 造 の転 換 を阻 害 す る恐 れ が あ る"と した。 今 後 の 雇 用 政 策 と して 、 白書 は"転 職 を 容 易 に す る環 境 整 備 と社 外 に通 用 す る職 業 能 力 の 開 発"を 謳 っ て い る。 本 稿 は 、 労働 白書 の 論 旨 を大 き く変 更 す るに 至 った 日本 企 業 の 人 事 シ ス テ ム の変 革 を 迫 る環 境 変 化 を 明 らか にす る こ とで 、現 在 、 日本 企 業 は 競 争 力 強 化 の た め に 「人 の リス トラ」 に 手 を つ け ざ る を得 な い 情 況 の も とで 新 しい 人 材 育 成 の あ り方 を模 索 して い る こ と を指 摘 、 日本経 営 者 連 盟 が提 言 ・建 議 した 「新 ・日本 的経 営 シス テ ム等 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト」 報 告 の 中 に"21世 紀 の雇 用 ミ ッ ク ス ・マ ネ ジ メ ソ トの あ り方"を 見 出 す 、 と共 に そ の 中核 とな る ビ ジ ネ ス ・コア人 材 の 能 力 開 発 は 「日常 業 務 の 管 理 能 力 」 と 「環 境 変 容 く異 質)に 適 応 す る リー ダー シ ップ」 に あ る こ と を強 調 した もの で る。 (追 記)コ ア人 材 を中 核 とす る人 材 経 営 の戦 略 的視 点 は 、経 営 戦略 と して コ ソ ピ テ ソ ス ・マ ネ ジ メ ソ トを 中 核 にお い た新 しい 競 争 力 を 築 くこ と に あ り、 さ らに 、 これ を行 動計 画 に ま で 昇i華さ せ る こ とに あ る。 こ う した戦 略 的視 点 の 導 入 は 時 代 潮 流 とな っ て 、既 に先 達 企 業 に おい て 成 果 が 期 待 され て い るの で 、 次 号 に お い て 、 「人 材経 営 の戦 略 的 視 点一 コ ソ ピテ ソ シ イ・ マ ネ ジ メ ソ トー」 と 題 した"1成 果 ・能 力 主 義 の 評 価 シス テ ム 、2選 抜 型 幹 部 研 修 、 選 択 型 自 己 啓 発 制 度 、3人 材経 営 コ ソ ピ テ ソ セ ィーCan,Abilityか らCapability,Competencyへ 、4戦 略 的 人 材 経 営 一新 人 事 シス テ ム ー"を 論 稿 す る予 定

2人

事システムの変革を迫る環境変化

日本 の少 子 化 ・高齢 化 の 進 展 は 著 し く、 高齢 化 と同 時 に進 む トレ ソ ドと して は高 度 清 報 化 、高 度技 術 化 、 グ ロー バ ル 化 、 サ ー ビス 化 等 が あ り、職 場 で は若 手 社 員 不 足 、 労 働 多 様 化 、 価 値 観 の 多 様 化(2)、 女 性 進 出 な ど が無 視 で きな い。 これ ま で の 日本 企 業 の 成 功 の ビ ジ ネ ス モ デ ル や 日本 経 済 ・産 業 トレ ソ ドベ ー ス の ア ウ トル ッ クは もは や 過 去 の もの に な ろ う と して い る。 と くにIT (情 搬 技 術)の 進 歩 とそ の 企 業 へ の適 用 の ス ピー ドは 著 し く、技 術 の シー ズ も市 場 のニ ー ズ も、 数 年 で な く数 ヶ月 の サ イ クル で 変 わ って い く状 況 に あ り、 こ れ に 連 動 して 、 従 来 か らの産 業 ・業 種 とい った 区 分 は崩 れ つ つ あ り、 新 た な 業 態 の産 業 が 生 まれ て い る。 企 業 は これ らの業 態 変 化 の波 に乗 り遅 れ れ ば生 き残 る こ と は難 し くな って きた。 これ は ま た 、 これ まで に な い新 た な企 業 群 と 競 合 して い く こ とを も意 味 す る。 企 業 は グ ロー バ ル な 視 点 か らの 新 た な価 値 観 と行 動 が 求 め られ て お り、 こ の環 境 変 化 にす ばや く対 応 で き る経 営 の ス ピー ドが 必 要 と され て い る。 この よ うな企 業 環 境 を考 え る と 、 日本 企 業 は従 来 か ら維 持 して きた雇 用 政 策 の パ ラダ イ ム(終 身 雇 用 ・年 功 序 列 ・集 団 温 情 主 義 等)の も とで は 、現 在 、 知 的 創 造 型 の 人 材 の 確 保 が で きな い と い う大 きな 課 題 に 直面 して い る。 そ の 第 一 は、 総 人 件 費:増に よ る経 営 の 破 綻 で あ る。 高 度 経 済 成 長 期 に大 量 新 卒 採 用 して企 業 規

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図表A "長期 帳 尻合 わぜ のシステ ムの構 図 模 を急 膨 張 させ て きた 多 くの大 企 業 は そ の ツ ケで 現 在40歳 以 上 の 社 員 構 成 が50%を 超 え て い る(3)。 若 年 層 の 多 い 、従 業 員 平 均 年 齢 の 低 い優 良企 業 で あ る といわ れて い る企 業 で あ っ て も、 社 員 構 成 で は5-10年 先 を シ ミュ レー シ ョ ソす る と40歳 以 上 が50%を 超 え る(4)こ とに な って しま う。 雇 用 の 維 持 を社 会 的 責 任 と して経 営 の 中 核 に据 え て い る企 業 は依 然 と して 多 い(5)。 しか し、 従 来 の ま ま の 職 能 等 級 制 度 の 年功 的 賃 金 制 度 を適 用 し続 け る と、 成 熟 経 済 の ゼ ロ成 長 の も とで は 、 総 人 件 費 の 高 騰 とい う こ とで 、 企 業 経 営 が 破 綻 す る こ と は必 至 で あ る とい わ ざ る を え な い 。 業 績 の 低 迷 が将 来 展 望 して も続 く と予 測 され る業 種 や 企 業 で は雇 用 の 維 持 を断 念 し、早;期退 職 優 遇 に よ る希 望退 職 や採 用 抑 制 に よ る 自然 減 に 頼 る とか 、 該 当 部 門 や 事 業 を 子 会 社 や分 社 化 して従 業 員 を 期 限 付 きで 出 向 させ る(但 し、賃 金 水 準 は今 ま で と同 じとす る企 業 が 大 半 で 、 期 限 が くる と 自社 に 復 職 か売 却 先 に移 籍)と か 、従 業 員 も含 め た部 門全 体 や 事 業 そ の もの を売 却 す る(6)な ど を や む な しと して い る。 そ の 第 二 は 、雇 用 確 保 の あ りか た の ひ とつ と して 、 中 高 年 層 の処 遇 ・評 価 と過 剰 賃 金 に経 営 老 と若 年 層 が 納 得 しな くな っ て きた こ とで あ る。 仕 事 上 で の能 力 と成 果 が 若 年 社 員 と中 高 年 社 員 で 仮 に 同 じで あ っ て も、 生 涯 賃 金 カ ー ブは 長 期 帳 尻 合 わ せ の モ デ ル(7)(図 表A)の も と で現 実 の 処 遇 が 年 功 で決 め られ る の で 、 日本 企 業 の 平 均 賃 金 は 定 年(60歳)近 く まで ベ ー ス ア ッ プ も あ っ て 毎 年 上 昇 続 け る。 欧 米 で は 賃 金 は仕 事 面 で の実 績 評 価(成 果)に リソ ク し、 年 齢 とは リソ ク し て い な い の で 、40歳 く らい が 最 高 で そ れ 以 降 は下 が って い くの が一 般 的 で あ る。 日本 も若 年 層 の 労 働 価 値 観 の 変 化 も強 く作 用 して 年 功 職 務 等 級 制 度 の 改 革 が加 速 され る状 況 に な っ た(8)。 これ に加 え て 国 を 中心 と した現 金 給 付 に よ る社 会 的安 全 ネ ッ トが 機 能 不 全 に な る の が必 至 の状 況 の 中 で 、企 業 は 優 勝 劣 敗 の 競 争 原 理 に 晒 され るの で 、 退 職 金 や 企 業 年 金 制 度 を見 直 す 企 業 が 続 出 す る で あ ろ う(9)。 そ の 第 三 は 日本 型 雇 用 シ ス テ ム の も とで は 職 種 別 賃 金 基 準 が社 会 的 に形 成 され て い な い の で 、 低 成 長 ・成 熟 経 済 の も と で は 中 高 齢 者 の ホ ワイ トカ ラー 管 理 職 の過 剰 と エ ソ プ ロ イ ア ビ リテ イ (労 働 市 場 就 業 能 力)不 足 が顕 著 に な る。 ま た 、 新 卒 男 子 社 員 が終 身 年 功 の ラ ダ ー で処 遇 され る こ とを前 提 と して い るの で 、女 性 、高 齢 者 、 外 国 人 の雇 用 に つ いて は雇 用 慣 行 面 か ら狭 き門 と な っ て い る し、 企 業 リス トラ に よ る中 高 年 層 失 業 者 の再 雇 用 の 機 会 は ほ とん どな い の が現 状 で あ る と い っ て も過 言 で な い(10)。新 卒 採 用 中 心 の リク ル ー ト制 度 の 中 で 実 効 性 の あ ま りな か っ た キ ャ リ ア採 用 も こ こ数 年 活 発 に な っ て き た と は い う もの の 、 そ の 採 用 条 件 に は ほ と ん ど若 年 層 専 門 職 中 心 の年 齢 制 限 が暗 黙 の 了 解 事 項 で あ り、 中 高 年 層 に は 門 戸 が 開 か れ て い な い の が実 態 で あ る。 今 まで の雇 用 慣 行 で は"加 齢 に 伴 い 経 験 を通 じて 能 力 は 高 ま る が 、 そ の伸 び 率 は下 が り、 一 定 の 年 齢 で 固 ま る"と され て い た が 、 これ か らは"加 齢 と と もに能 力 の完 成 度 が 高 ま る が 、 能 力 レベ ル の 個 人 差 が 拡 大 す るの で 、 中 高 年 に な って も 自己革 新 で き る"と す る人 事 制 度 の 構 築 が課 題 で あ る(注u)(図 表B)。

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第 四 と して は 、 日本 的 雇 用 慣 行 が多 様 な 人 材 を活 か せ ない 仕 組 み に な って い る こ とへ の是 正 を 迫 る もの と して 、 労 働 関 係 法 規 も急 速 に 修 正,改 善 が加 え られ 、 そ れ へ の企 業 の 対 応 が 課 題 で あ る。 そ の(1)は 、 働 く女 性 の 雇 用 環 境 条 件 を 整 備 す る 目的 の もの で 、 まず 、 男女 雇 用機 会 均 等 法 が 、 これ まで 事 業 主 の 努 力 義 務 で あ っ た募 集 ・採 用 、 配 置 、 昇進 に つ い て 女 性 に対 す る差 別 の禁 止 、企 業 名 の 公 表 制 度 の創 設 や 調 停 の 一 方 的 申請 を 認 め る な ど法 の 実効 性 を確 保 す るた め の 措 置 を強 化 、 さ らに ポ ジテ ィブ ・ア クシ ョ ソの促 進 、 セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン トの 防 止 とい っ た新 しい課 題 へ の対 応 等 を 改 '図表B流 動 性 能 力 と結 晶性 能 力 正 の主 た る ポ イ ソ トと して い る。 また 、 労 働 基 準 法 の 改 正 は女 性 の 職 域 の拡 大 を 図 り、 男 女 の 均 等 取 扱 い を促 進 す る観 点 か ら、 女 性 労 働 者 に 対 す る時 間 外 ・休 日労働 ・深 夜 業 の 規 制 の 解 消 等 を 内容 と して い る。 これ に 呼 応 して 育 児 ・介 護i休業 法 も、育 児?介 護 を 行 な う一 定 範 囲 の 男 女 労働 者 に つ い て 、 深 夜 業 の 制 限 を設 け る こ と に な って い る。 少 子 ・高 齢 化 が 一 層 進 展 す る中 で 、 こ う・ した法 制 面 で の変 化 を 踏 ま えた 女 性 の活 用,戦 力 化 が 今後 各 企 業 に と っ て重 要 な テ ー マ で あ る。 そ の(2)は 、 労 働 者 の 価 値 観 の 多 様 化 、 及 び人 材 の 流 動 化 に 対 応 した 労 働 者 派 遣 業 法 の 改 正 で あ る。1996年12月 ま で は ソ フ トウエ ア 開 発 、事 務 機 器 操 作 、通 訳 、秘 書 な ど16業 種 で あ っ た が 、 新 た に研 究 開 発 、 書 籍 の制 作 、 編 集 、 セ ー ル ス エ ソ ジ ニ ア な ど10業 務 が 追 加 、現 在 、 労 働 大 臣 の 諮 問 機 関 で あ る 中央 職 業 安 定審 議 会 の 改 正 要 綱 案 に よれ ば 、 人 材 派 遣 の 対 象 職 種 が さ ら に大 幅 に 拡 大,原 則 自 由化(ネ ガ テ ィ ブ リス ト化)さ れ る一 方 で 、 同 一 業 務 に つ い て 派 遣 先 が 派 遣 労働 者 を 受 け入 れ る こ とが で き る期 間 が1年 に 限 定 され る の に加 えて 、 そ の 後 も双 方 が継 続 雇 用 を 希 望 す る場 合 に は 派 遣 先 に対 して 直接 雇 用 の 努 力 義 務 が 課 せ られ る等 の 内容 と な っ て い る。 この 法 改 正 に よ り人 材 派 遣 市 場 が急 速 に拡 大 す る こ と 図 表C人 材 ポ ー トフ ォ リオ に よ る 雇 用 ミ ッ ク ス タ イム スケ ール 有期契約社員 長期雇用社員(コ ァ人材) メ ー カ ー サー ビス業 メ ー カ ー サ ー ビス 業 ・短 期 プ ロ ジエ ・新 規 事業 リー ・企 画 、 マ ネ ジ ・事業プロデュー コ ア 人材 ・高度研究者ク ト要 員 ダ ー ・研究開発技術メ ソ ト サ ー 、 ス タ ッ フ 、マ ネ ジ ヤー ・ コ ソ サ ル タ ソ ト ・各 種 スペ シ ヤ リ ス ト ア ウ ト ソ ー シ ソ グ 派 遣 ・パ ー ト 非 ア ライ ア ソ ス コ ア ・各種補助業務 ・各種補助業務 ・製 造、 検査 等 ・顧 客 サ ー ビス 人材 担当者 担当者 各 種オ ペ レー ・各 種 オ ペ レー タ ー タ ー は確 実 の 情 勢 で あ り、 企 業 側 と して も固 定 的 人 件 費 の変 動 費 化 や 労 働 力 流動 化 の 受 皿 等 に よ る柔 軟 か つ機 動 的 な経 営 を実 現 す る た め に、派 遣労 働 者 を含 めた人 材 ポー トフォ リオ'にお け る雇 用 ミ ッ クス 戦 略(12)(図 表 C)が ます ます 重 要 に な っ て きた。 出 所:日 本 能率 協 会 マネ ジ メ ソ ト ・イ ソス テ ィチ ュー ト報 告 書

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3人

材育成めあり方の役割変化

企 業 内 教 育 は、 厂経 営 の 目標 や使 命 、 政 策 を 創 り出 す 能 力 及 び そ れ を実 現 して い くた め に必 要 な 全 構 成 員 の 能 力 の開 発 を 行 な う もの で あ る。 した が って 、 企 業 の 内外 の環 境 変 化 に つ れ て 目標 や 使 命 が変 れ ば 、 経 営 政 策 も変 り、 そ れ に従 って 能 力 の 開 発 の あ りか た も当然 に 変 って くる もの で あ る6あ る企 業 内教 育 が効 果 を あ げ て い る と 言 わ れ るの は 、 現 在 有 効 と思 わ れ る経 営 政 策 を実 現 す る た め に 必 要 と さ れ る能 力 を 開発 して い る か らで あ り、 また 、1その 政 策 が有 効 とい わ れ るの は 現 状 の企 業 環 境 状 況 の 中 で 、 現 在 の 目標 や使 命 を達 成 す る た め に最 適 で あ る か らで あ る 」(13) と い わ れ て い る。 言 い か え れ ば 、 企 業 内 教 育 に よ る能 力 開 発 が 効 果 的 か ど うか は 、企 業 目的 を 達 成 す るた め に どの よ うな能 力 が 必 要 で あ るか に よ っ て大 き く異 な る。 そ こで 、 企 業 の 目標 や使 命 が企 業 内 教 育 の あ りか た を規 定 す る こ とに な り、 企 業 の 目標 や 使 命 が 個 々 の 企 業 に よ って 異 な っ て い るの を 当然 とす る と、 他 社 が 導 入 し実 施 しで い る能 力 開 発 プ ログ ラ ム をそ の ま ま 自杜 に適 用 して も成 功 す る とは 限 ら な い。 また 、 これ まで の 自社 の実 施 して きた 能 力 開 発 プ ロ グ ラ ム も環 境 変 化 へ の 適 応 に お い て 企 業 の 目標 や 使 命 が変 るの で 、 これ か ら も有 効 で あ る と は必 ず し も言 え な い 、 とい え る◎ 企 業 は 生 産 ・販 売 活 動 等 ビ ジネ ス活 動 をす す め る場 合 、 そ れ を 担 当す る従 業 員 に 対 して新 しい技 術 や よ り高 い能 力 を付 与 す る た め に ビジ ネ ス ・ス キル 養 成 向 上 訓 練 を 中長 期 的 ・計 画 的 に 施 す こ とに な る。 そ れ らは 「コ ソセ プ チ ャル ス キ ル 」 「テ クニ カ ル ス キ ル」 「ヒ ュ ー マ ソス キ ル 」 に大 別 され る(図 表D)が 、 そ れ ら ス キル の獲 得 の た め の投 資 は 企 業 に と っ て は人 的 資 本 投 資 で あ る。 投 資 で あ る限 り投 資 以 上 の 回 収 が な い ま ま社 外 に そ の 人 材 が 流 失(従 業 員 がす ぐに 辞 職)さ れ て は企 業 に と って は甚 大 の損 失 と な る。 な ん の た め の 投 資 で あ っ た の か と い う こ と に な る の で 、企 業 は 従 業 員 に対 して定 着 化 、長 期 勤 続 を 促 す た め に 、 長 く勤 め れ ば有 利 に な る よ うな長 期 雇 用 支 援 の賃 金 制 度(既 載 の図表A'注07)あ る い は 福 利 厚 生 施 策(14)・ 企 業 年 金 制 度 が 整 備 され 、企 業 に長 く忠 勤 を尽 せ ば 将 来 必 ず 報 わ れ る、 とい う諸 制 度 や企 業 文 化 を つ く りあ げ て い っ た。 一 方 、 従 業 員 に と って は運 命 共 同体 と して 企 業 の存 続 と 発 展 が あ る陂 り、 終 身 雇 用 が保 証 され 、 生 活 の 向上 と安 定 が 確 実 に予 測 され た の で 、 そ れ だ け に 勤 勉 性 、 忠 誠 心 が 高 揚 し、 モ チ ベ ー シ ョソ も高 くな った の で あ る。 年 功 序 列 型 人 事 は 若 年 層 に は 貢 献 よ りも誘 引(賃 金)が 少 ない が 、 こ こで 苦 労 して お け ば"将 来 は安 泰 の手 形"を 手 に入 れ る こ と が で き た とい うメ リ ッ トが あ っ た の で あ る。 日本 の企 業 は大 学 には 基 礎 能 力 の 付 与 と市 民 と

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して の 教 養 の養 成 を期 待 し、新 規 採 用 して か ら当 該 企 業 の 要 求 す る ビ ジネ ス ス キ ル と能 力 を 付 与 して い くの で 、 従 業 員 の 能 力 開発 の投 資 を福 利 厚 生 費 と 同 じ性 格 の も の と して 処 理 す る こ と が 多 く、 全 従 業 員 に 対 して 平 等 ・義 務 教 育 的 社 内教 育 が 施 され る こ と に な っ た。 この こ とが 大 き く寄 与 して 、 教 育 訓 練 体 系 に お け る 日本 企 業 独 特 の特 徴 で あ る 「階 層 別 教 育 プ ロ グ ラ ム」(15)が 整 備 され て い る の で あ る。 臼本 経 済 が戦 後 の 荒 廃 か ら短 期 間 で こ こ まで 拡 大 ・繁 栄 を 可 能 に した の は 、 日本 型 経 済 ・経 営 シス テ ム(16)が あ った か らで あ る。 これ ま で の 企 業 内教 育 は 、 日本 経 済 の 発 展 を 支 え て きた 日 本 型 経 済 ・経 営 シス テ ム を 人 的 能 力 向上 ・拡 充 の面 か ら推 進 す る こ と に寄 与 して して きた 。 そ し て現 在 、 日本 型 終 身雇 用 形 態 が崩 壊 しつ つ あ る と い わ れ な が ら も、 多 くの 企 業 の 企 業 内教 育 は、 過 去 か ら こ の シ ス テ ム を 推 進 す る よ うに組 み 立 て られ 、 実 施 され て きた 教 育 体 系 を抜 本 的 に 改 め られ ず に い るの で あ る。 しか し、 今 年(1999年)に 入 って 情 況 は 明 ら か に変 って きて い る。 そ れ は 「コ ス ト構 造 の リス トラ」(17)、「事 業 ポ ー トフ ォ リオ の リス トラ」(18)、「マ ー ケ 。 職 略 の リス トラ」(・9)の段 階 で は この 長 引 く経 済 低 迷 を脱 す る こ と が で き ない とい う切 羽 詰 ま った認 識 の 浸透 で あ る(20)。 さ らに グロー バ ル 化 ・収 益 構 造 の悪 化 等 、 大 競 争 時 代 の な か で エ ク セ レ ソ ト企 業 と い え ど も 「人 の リス トラ」(21)に手 を つ け ざ る を得 な くな っ た とい う こ と で あ る。 日経 連 で は 「人 間 の 顔 を した 市 場 経 済 」(22)を 説 い て 安 易 な 首 切 りを諫 め て い るが 、 「雇 用 に手 を つ け る の は 万 策 尽 きて の 最 後 の 施 策 で あ る べ きで 、 年 功 制 度 の 改 革 は 中 高 年 層 の 切 り捨 て とい う こと で な く、35歳 以 下 の 層 が こ れ か らの 大 競 争 時 代 に 耐 え う る資 格 ・能 力 を 身 に つ け る こ とで な け れ ば な らな い 」(23)との 見 解 を 日経 連 は述 べ る に至 り、 自殺 者 も昨 年(1998年)は 過 去 最:多(24)の状 況 で 、 こ れ か らの経 営 や 能 力 開 発 の あ り方 は大 き な変 更 を迫 られ る状 況 に な っ た。 "人 の リス トラ"の 意 味 す る と ころ は 「人 材 革 新(図 表E)を 経 営 革 新 の 中 核 に据 え て行 な う」 とい う こ と に ほ か な らな い 。 人 材 格 差(人 材 開 発 力)が 戦 略 格 差 ・組 織 格 差 ・統 治 格 差 ・業 務 格 差 と な って 業 績 格 差 を産 み 出 して い る。 そ れ が 日本 経 済 を二 極 化 に 導 び く こ とに な っ て い る と い わ ざ る を え ない 。 業 種 別 に は 、 製 造 業 に お い て は 、 強 い産 業 で あ る 自動 車 、 エ レク トロニ ク ス、 精 密 機 器 等 は 高 い国 際 競 争 力 を もつ が 、弱 い産 業 の代 表 と して は長 年 の 規 制 と保 護 に守 られ て き た農 業 や建 設 、 金 融 、 小 売 ・流 通 等 で あ る。 しか も、 同 じ業 種 の 中 で も業 績 の格 差 が開 き出 して い る。1999年3.月 期 決 算 で は総 合 建:設業 は 無 配 が全 体 の2割 強 の40社 、過i剰設 備 を 抱 え る鉄 鋼 業 は 無 配 が50社 の うち22社 で あ る。 自動車 で は株 式 時 価 総 額 で み て も業 績 で み て も ホ ソ ダ ・ トヨ タが 堅 調 で あ る が 、 日産 は厳 しい 状 況 に あ る(25)。 エ レ ク トロニ クス で は ソニ ー が時 価 総 額 倍 増 へ の経 営 改 革 課 題 を設 定(26)し た が 、三 菱 電 機 、東 芝 、 日立 製 作 所 の 経 営 戦 略 は い ま ひ と つ不 透 明 で あ る。 ヤ マ ト運 輸 と 日本 通 運 、 富 士 通 と 日立 製 作 所 、 ニ コ ン とオ リソパ ス光 学 工 業 、 山 之 内 製 薬 と三 共 、 三 井 金 属 と 三 菱 マ テ リア ル 、 日本 航 空 と全 日本 空 輸 を株 式 時 価 総 額 で 比 較 す る と前 者 が後 者 を引 き離 して い る逆 転 の事 例 で あ る(27)。横 並 び の曖 昧 な戦 略 で も業 績 を あ げ られ た時 代 は過 ぎ去 り、 個 々 の業

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種 内 の 企 業 間 、 商 品 間 で 戦 略 策 定 とそ れ の 実 行 面 で の 真 価 が 問 わ れ る こ と に な った 。 1999年 度 の 年 次 経 済 報 告(経 済 白書)は 山 一 証 券 や 北 海 道 拓 殖 銀 行 が 連 続 破 綻 した余 震 の 続 く 閉塞 の 恐 怖 の1998年 経 済 を 分 析 して 、企 業 成 長 が 将 来 に わ た って も続 くか ど うか わ か らず 、 中高 年 に な った と き見 返 りが 多 くな る とい う保 証 が な くな って きて い るの が 現 在 で あ る と警 告 、 厂経 済 再 生 の 挑 戦 」 と い う副 題 を つ け る。 現 在 の 景 気 の 明 る さの 兆 しは 、 多 分 に株 価 上 昇 傾 向 に支 え られ た もの で 、 需 要 サ イ ドの 消 費 と設 備 投 資 が 本 格 的 に始 動 して い るわ け で は な い 。7月 末 の 円 高 や株 安 は 白書 が指 摘 す る 日本 経 済 の失 政 の 教 訓 が投 影 され た もの と い わ ざ るを え な い。 白書 は 、 よ り多 くの 人 減 ら しの 計 画 を公 表 した 企 業(既 掲注21)を 確 固 た る経 営 戦 略 を持 つ 優 良企 業 で あ る か の ご と く株 価 が対 応 す る最 近 の リス トラ に対 す る風 潮 に一 本 釘 を さす よ うに 、 雇 用 ・設 備 ・債 務 の3つ の過 剰 を処 理 す れ ば 不 況 が深 刻 化 す る の で 、 リス トラの最 終 段 階 と して は 中高 年 従 業 員 の切 り捨 て で な く、現 在 の 経 営 資 源 を活 か す 前 向 き な リス トラが必 要 で あ る と説 い て い る。 米 国 企 業 は 以 前 は人 材 を 原 材 料 と同 じ性 質 の経 営 資 源 と み な して い た の で従 業 員 の採 用 は 購 買 部 門 に よ って 行 わ れ て い た 。 企 業 業 績 が悪 化 す る と、 コス ト削減 の重 要 な要 素 と して人 材 を レイ オ フ して きた ので あ る。90年 代 の米 国企 業 経 営 の 特 徴 は効 率 化 の飽 くな き追 求 で 、 資 本 効 率 が進 む 中 で 人 の リス トラが 盛 ん に実 施 され た。 こ れ に 対 す る批 判 と して 、 ウ ル リ ッチは 「か って の米 国企 業 の 人 事 部 門(PersonnelDepartment)は 成 す べ き こ と(Doables)を 重 視 して きた の に 対 し て 、 新 しい 人 的 資 源 部 門(HumanResourcesFunction)は 達 成 す べ き成 果(Deliverables)に 視 点 を 移 して い る と指 摘 して い る(28}。 米 国 の 先 端 企 業 で はLabor(労 働 力)、Employee(被 雇 用 者)、 Personne1(要 員)と い う言 葉 を 、 現 在 で はHumanResources(人 的 資 源)、HumanAssets

(人 的 資 産)と 言 い 換 え 、 人 材 を 企 業 目 的 達 成 の 重 要 な 戦 略 的 人 材 経 営 の マ ネ ジ メ ソ ト に 位 置 づ け 、 輝 か しい 成 果 を あ げ て い る(29)。 421世 紀 企 業 に 求 め られ る コ ア人 材 右 肩 上 が りの経 済 成 長 の 終 焉 、 少子 ・高 齢 化 の 進 展 や 転 職 希 望 者増 加 等 の 人 材 の流 動 化 、 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 ・労働 基 準 法 ・労 働 者 派遣 法 ・育 児 介 護i休業 法 の 改 正 等 労 働 関 係 法 規 の 変 化 な ど を 背 景 に、 こ こ4-5年 、 日本 型 終 身雇 用 ・年 功 賃 金 に 関 す る弊 害 と改 訂 の 必 要 性 の提 言 が い く つ か 既 に提 示 され て い た(30)。 これ らは い ず れ も雇 用 とい うこれ ま で 聖 域 と さ れ て ぎた 「人 の リ ス トラ の領 域 」 に 抜 本 的 な改 革 の 断行 が な い な ら ば 、 これ か らの 日本 経 済 の 将 来 は あ りえず 、 日 本企 業 の経 営 戦 略 や 事 業 展 開 は大 競争 時 代 か ら取 り残 され る との認 識 に よ る もの で あ る。 日経 連 は1995年5月 に 「新 ・日本 的 経 営 シ ス テ ム 等 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト」 と 題 した提 言 書(提 言)を 纏 め た(31)。 こ こで 注 目 した い の は 以下 の 指 摘 で あ る。 そ れ は 「今 後 の 労 働 市 場 を め ぐる 構 造 変 化 は需 要 ・供 給 両 面(図 表F) か ら多 面 的 な 関 係 に な る。 これ らを包

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含 して 雇 用 管 理 を して い くた め に は 、従 来 の 包 括 ・一 元 的 な 管理 感 覚 と制 度 で は 対応 で きな い 」 と の結 論 に 達 し、 最:近の雇 用 形 態 の動 きか ら今 後 の あ り方 を想 像 して 新 しい タイ プ の雇 用 シ ス テ ム は 次 の3つ の タイ プ(図 表G)に 対 応 す る 処 遇 の あ り方(図 表H)が 好 ま しい と提 言 した 。 具 体 的 に 「(a)従来 の 長;期継 続 雇 用 と い う考 え 方 に立 って 、"企 業 と して も働 い て ほ しい,従 業 員 と して も働 きた い"と い う長 期 蓄 積 能 力 活 用 型 グル ー プ。 能 力 開 発 はOJTを 中心 と し、O ff・JT、 自己 啓 発 を 包 括 して積 極 的 に 行 う。 処 遇 は職 務 、 階 層 に応 じて 考 え る。(b)企 業 の 抱 図表G企 業 ・従業 員の 雇用 ・勤続 に対 す る関係  

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長期貯蓄能力活用型 グループ 高度専門能力活用型 グループ 雇 用 柔軟 型 グル ー プ L定 着 注:1雇 用 形 態 の典 型 的 な分 類 2各 グルー プ間 の 移動 は可 企 業 側 の 考 え 方 移動 え る課 題 解 決 に専 門的熟 練 ・能 力 を もっ て 応 え る、 必 ず しも長 期 雇 用 を前 提 と しな い 高 度 専 門 能 力 活 用 型 グル ー プ。 日本 全 体 の人 材 の 質 的 レベ ノヒを 高 め る との 観 点 に 立 っ て 、 αf・JTを 中 心 に 能 力 開 発 を 図 る と と も に 自 己啓 発 の 支 援 を行 う。 処 遇 は年 俸 制 に 見 られ る よ うに成 果 と処 遇 を一 致 させ る。(c)企 業 の求 め る人 材 は職 務 に応 じて定 型 的 業 務 か ら専 門 的 業 務 を 遂 行 で きる 人 ま 出所:日 経連報告害(1995.5) 図 表Hグ ル ー プ 別 に み た 処 遇 の 主 な 内 容 雇 用 形 態 対 象 賃 金 賞 与 退職金 年 金 昇 進 昇 格 福祉 制度 長期貯蓄 能力活用型 グループ 期間の定 めのない 雇用契約 管理職、総 合職、技能 部門基斡職 月給 制 か 年 俸 制 、職 能 給 、昇 給 定 率+ 業 績 ス ライ ド ポ イ ソ ト制 役職昇進、 職能資格、 昇格 生涯 総合 施策 高度専門 能力活用型 グループ 有期雇用 契約 企画、営業、 研究 開 発部 門 年 俸 制 、業 績 給 、昇 給 な し 成果配 分 な し 業績評価 生活 援護 施策 雇用 柔軟 型 グル ー プ 有期雇用 契約 一般 職 、 技 能 部 門、 販売 部 門 時 間 給制 、 職 務 給 、 昇 給 な し 定率 な し 上位職務 への転換 生活 援護 施策 出所:日 経 連報 告 書(1995,5) で様 々 で 、 従 業 員 側 も余 暇 活 動 型 か ら:専門 的 能 力 の活 用 型 まで い る雇 用 柔 軟 型 の グル ー プ。 必 要 に応 じた能 力 開 発 を行 う必 要 が あ り、 処 遇 は職 務 給 等 が考 え られ る」 とい うもの で あ る。 そ して 、 日本 経 済 の 構 造 変 化 の 中 で 人 間 中心(尊 重)の 経 営 を 堅 持 す るた め に は少 数 精 鋭 の 徹 底 と 多 様 な人 材 を戦 略 的 に配 置 して い く要 員 ・採 用 管 理 が必 要 とな る と し、 次 の よ うな注 目す べ き視 点 を 提 示 して い る。 そ れ は 「(a)必要 な時 点 で 必 要 な 人 数 と能 力 を確 保 し、 充 足 す る こ と を原 則 と し、 入 材 は従 来 以 上 に弾 力的 に活 用 して い くと の基 本 方 針 を確 立 して い く こ と。 必 要 に応 じ、即 戦 力 ・ 即 能 力 発 揮 の た め に外 部 労働 市 場 へ の 積 極 的 な参 加 、 そ の た め の 人 事 労 務 管 理 諸 制 度 を 含 め た 社 内体 制 の 整 備 が 必 要 と な る。(b)採 用 管 理 の あ り方 と して は 、 新 規 学 卒 者 の 一 括 採 用 が 今 後 も中 心 と な る で あ ろ うが、 一 方 で 人 材 の ス キ ル や 適 性 を 求 め 、職 種 別 採 用 、企 業 グル ー プ ー括 採 用 、 い わ ゆ る 第2新 卒 、 中 途 採 用 な ど の通 年 の募 集 ・採 用 等 が試 み られ るべ きで あ る。(c)必 要 な 時 点 で 必 要 な 人 数 と能 力 の確 保 ・充 足 の た め に 、例 え ば 雇 用 期 間 、 労 働 時 間 、 労働 日、 職 種 、 プ ロ ジ ェ ク ト、 勤 務 地 等 々 に よ る柔 軟 な採 用 も検 討 され るべ きで あ る。(d)高 齢 者 の 一 層 の活 用 とい っ た 観 点 か ら、選 択 的 再 雇 用 制 や 賃 金 ・労 働 時 間 を組 み 合 わ せ た 個 別 契 約 更 改 制 の 導 入 等 、従 業 員 の 心 身 や 健 康 状 態 を考 慮 して企 業 と従 業 員 の ニー ズが マ ッチ す る よ うな:制度 を導 入 しつ つ有 効 活 用 す る こ と が 望 まれ る」 とい う個 所 で あ る。 日経 連 の 報 告 書 は、 社 内 の人 材 を 「能 力 ス ッポ ト買 い型 人 材 」 「労働 時 間 ス ポ ッ ト買 い型 人 材 」 「企 業 の コア と な る事 業 や業 務 を担 う コア人 材 」 の3種 類 に層 別(32)す る こ と を要 求 して い る こ とに ほ か な らな い 。 コア人 材 の み を雇 用 期 間 の定 め の な い雇 用 契 約 で 終 身 雇 用 す る よ うに 日本 の

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雇 用 制 度 は 変 わ って い くと ⑳予 見 で 南 るg 米 国 は80年 代 後 半 か ら90年 代 に か け て 経 済 回 復 の 兆 しが 見 え な い ま ま 、 組 織 形 態 と して柔 軟 性 と機 動 性 に とん だ ス リム な組 織 へ の 改 革 を進 め 、90年 代 前 半 に は 自動 車 ・半 導体 分 野 な どで 競 争 力 を回 復 、企 業 外 部 の諸 機 関 や 人 材 の 能 力 を活 用 す る外 部 ネ ッ トワー クを よ り積 極 的 に活 用 した 組 織 が 工 夫 され て きた。80年 代 後 半 、 日本 企 業 は バ ブル経 済 を謳 歌 して い た。 この 時 期 、米 国 で 組 織 の フ ラ ッ ト化 が重 視 され 、 市 場 ニ ー ズ に機 動 的 、柔 軟 に 対 応 す る プ ロ ジ ェ ク トチー ム を編 成 す る こ と が推 奨 され た。 専 門 知 識 を持 った 人 材 が プ ロ ジ ェ ク トメ ソ バ ー に な り、 そ れ を調 整 す る コー デ ィネ ー タが"コ ア人 材"で あ る と され た の で あ る。 社 内 の い ろ い ろ な専 門知 識 を 活 用 す る 社 内 ネ ッ トワー ク と して の プ ロ ジ ェ ク トチ ー ム が外 部(市 場)と の 結 び つ きを よ り緊 密 にす る活 動 を展 開 した。 日本 企 業 が バ ブ ル 後 遺 症 に悩 む90年 代 の前 半 の 時 期 に 、米 国企 業 は 激 変 す る企 業 環 境 の 変 化 へ の対 応 に高 い コス トや 社 内能 力 育 成 に時 間 が ゐ・か りす ぎ る こ と か ら、 外 部 へ の依 存 を高 め る。 企 業 に と っ て単 な るサ ポ ー ト業 務 や コ ス トの か か る間 接 業 務 は ア ウ トソー シ ソ グ され る こ と に な った の で あ る。 そ して 、 外 部 知 識 を効 果 的 に組 み 合 わ せ る こ とに よ り、新 た な付 加 価 値 を産 み 出 す 組 織 活 動 と して バ ー チ ャル ・コー ポ レシ ョソ とい っ た外 部 ネ ッ トワー ク活 用 の 組 織 が注 目 さ れ る よ うに な った。 こ こで の コア人 材 は付 加 価 値 を産 み 出 す プ ロ デ ュ ー サ ー で あ る。 企 業 が外 部 の 人 材 を活 用 す る仕 方 は大 き くは4形 態(図 表1)で 、 そ れ は 一 人 あ た り人 件 費 コ ス トに よ る。 これ が低 い

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業 務 ・ ル ー チ ソ 図表1外 部人 材活用 の4形 態 コ ソ サ ル テ ー シ ョ ソ 人 材 派 遣 パ ー ト ア ウ ト ソ ー ジ ソ グ 図表J未 来組 織(仮 想 企 業)イ メー ジ 社 内 噌

帥 社 外 場 合 、 そ の業 務 を 組 織 内 部 の従 業 員 で行 な い 、外 部 に発 注 され る こ とは な い。 あ る とす れ ば 、 そ れ は パ ー トの従 業 員 が 社 内 で 行 な う補 助 業 務 の み で あ る。 人 件 費 が 高 ま る につ れ て 、 組 織 内 部 の 従 業 員 が業 務 の企 画 ・判 断 ・ス ペ ッ クづ く り を行 い 、 そ の運 営 だ け とい う定 型 業 務(ル ー チ ソ業 務)が 外 部 に委託(外 注 ・代行)さ れ て組織 外 部(社 外) で遂 行 され る、 あ る い は 人 材 派 遣 社 員(33)が 組織 内部 で 勤 務 して実 施 す る。 さ らに 、人 件 費 コス 喞ト が増 加 す る と企 画 ・判 断 ・ス ペ ッ クづ く りを外 部 機 関(人)が 社 内 で 行 い 、 コ ソサ ル テ ー シ ョ ソの 運 営 ・実 施 を社 内従 業 員 が 行 う。 さ らに企 画 ・判 断 ・ス ペ ッ クづ く りと運 営 実 施 の 両 方 と も外 部 機 関 に委 託 して し ま うア ウ トソー シ ソ グ(34)が一 般

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化 す る こと に な る。 コア 人 材 を核 と した企 業 の ス リム化(人 の リス トラ)の た め に 、事 業 部 門 や 本 社 組 織 を 分 社 化 し、 従 来 業 務 を そ こヘ ア ウ トソー シ ソ グす る こ とが 行 な わ れ て い る(35)。単 な る コ ス ト削 減 だ け に 目を 向 け た安 易 な ア ウ トソー シ ソ グで な く、"選 択 と集 中"と い う経 営 の 根 本 改 革 に まで 踏 み 込 ん だ もの で あ る。21世 紀 の企 業 組 織 は 精 鋭 少 数 の コア人 材 の み を 中 核 に据 え た 人 材 構 成 で 、 組 織 外 部 能 力 を活 用 した ネ ッ トワー クの バ ー チ ャ ル企 業 の イ メー ジ(図 表J)で あ る。 高 橋 俊 介 は企 業 に お け る人 材 ポ ー トフ ォ リ オ概 念 図(図 表K)を 提 示 し、 「新 た に 儲 か 図表 し 企 業の競 争力 の源泉 と なる5つ の人 材 タ イプ 人 材 タ イ プ ビジネ ス リーダー型人材 戦 略 ス タ ッ ッフ型 人材 ビジネスプロフェノショナ'獸 材 技術ブロフェノショナル型人材 ク リエ ー タ ー型 人 材 内 容 利益 を 生み 出す 仕組 み を つ く り、 ブロ フ ェ ソシ ョナル や クリエー ター 等を コー デ ィネー ト して 事業 を起 こ した り、 事業 構造 を変 革 す る入 材 例)次 世 代 の経 営 リー ダ ー、企 業 内起 業 家 、 グルー プ会 社 ・海外 現法 の経 営 責任 者 な ど 全 社 的 な視点 に 立 って 、経 営 トップや ビジ ネス リー ダー な どの補 佐的 な役 割 を担 い 戦略 立 案 ・制 度立 案 等をす る こ とに よって 企業 全 体 を動 かす 仕組 みづ くりを行 う人 材 例)経 営企 画 な ど戦略 ス タ ソフ、 人事 企 画 スタ ソフな ど 所 与 の事 業の 仕組 み の中 で 、清 報 、 ノ ウハ ウ、人 の ネ ノ トワー ク、 ビ ジネスー 般 の 問題解 決 能 力 を活用 して、 付 加価 値 を提 供 す る人材 例)コ ソサル タ ン ト、 ア ナ リス ト/エ コノ ミス トな ど 先端 的 な技 術 ・ノウ ハ ウに基 づ き製 品 を開 発 した り、技 術上 の 付加 価値 を 生み 出す 人 材 例)ハ ー ド・ソ フ ト開 発設 計者 、基 礎研 究者 な ど 感性 的 な創 造力 に基 づ い て、製 品 や ソフ ト・サー ビス を 開発 し、 付加 価 値 を生 み出 す 人材 例)広 告 制作 者 、 フ ァ ッシ ョソ デザ イ ナー な ど 出 所:jMA「:企 業競 争 力の源 泉 とな る人材 マ ネ ジ メソ トに 関す る調 査 」1998・8 る仕 組 み を産 み 出 し、 事 業 化 して い くこ と の で き る"企 業 化 人 材"」 と 「高 度 な 専 門 性 を持 ち な が ら、 そ の専 門 性 を使 っ て具 体 的 な成 果 を 直 接 企 業 に もた ら し、 貢 献 度 が測 れ る"プ ロフ ェ シ ョナ ル人 材 勹 が コ ア人 材 で あ る と説 い て い る。 日本 能 率 協 会 は1998年8月 に有 力企 業500社 の経 営 企 画 担 当 部 門 ・人 事 担 当 部 門 の 責 任 者 を対 象 に 、企 業 競 争 力 の 源 泉 と な る人 材 を5つ の タ イ プ(図 表L)に 区 別 して 調 査 した 結 果 、 実 に"8割 弱(77.3%)の 企業 に お い て 、 ビジ ネ ス リー ダー 型 の 人 材 が 最 も重 要 で あ る"と 回 答 、 さ ら に "現 在 の ビ ジネ ス リーダーの現 状能 力は 十 分 な 水 準 に あ る"と 回 答 した企 業 は9. 4%で しか な か っ た(36)。 こ の こ と は 、 現 在 の ビ ジ ネ ス リー ダ ー の質 的 評 価 は極 め て 低 く、 利 益 を生 み 出 す よ うに事 業 構 造 を変 革 で き る ビジ ネ ス リー ダー を企 業 内で 育 成 す る こ とが 急 務 で あ る の が大 半 の企 業 で あ る、 と言 わ ざ る を得 ない 。21世 紀 の企 業 を 支 え る コア人 材 は 「雇 用 ミ ッ クス 戦 略(既 掲図表c:既 掲注12)」 の"長 期 雇 用 社 員 ・ で あ る が、企業 の差別化 の源泉 で あ る コア コ ソ ピ タ ソス を身 を も って 実 践 で き る コア人 材 が 育 成 され て な い とい う現 状 で は、 既 に存 在 す る儲 か る仕 組 み の 中 で業 務 を行 な うコ ア人 材 と非 コ ア人 材 との 区 別 す ら現在 で は で きて い な い の が実 態 で あ る。 日本 経 営 協 会 が行 な った 調 査(37)に よ る と 、"コ ア人 材 は現 社 員 の20%と す る のが 調 査 企 業 の3 4.9%と 最 も多 く、 コア人 材 を ゼ ネ ラ リス ト(ラ イ ソ管 理 者)と エ キ ス パ ー ト(専 門 職)に 分 け た 場 合 の コ ア人 材 の割 合 は ゼ ネ ラ リス ト主 体 型48.2%、 エ キ ス パ ー ト主 体 型3L2% 、 バ ラ ソ ス型

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20%"で あ るが 、・"企 業 の61%の お い て エ キ ス パ ー トが不 足 して お り、 さ らに 、500人 以 上1000 人 未 満 の 企 業 は エ キ ス パ ー ト主 体 型 の比 率 が 高 い"の が特 徴 で あ る。 コア 人 材 は深 い専 門 能 力 に 広 範 囲 な知 識 を備 え、 ビ ジ ョ ソと課 題 選 定 能 力 で 企 業 を リー ドし、 組 織 づ く りと統 率 力 に優 れ て な け れ ば な らな い か らで あ る。 コア 人 材 に と って の 重 要 要 件 は深 耕 能 力 が 最 優 先 で あ るが 、"10 00人 以 上 の 企 業 で ぽ 長 期 展 望 能 力 、 サ ー ビ ス産 業 で は ネ ッ トワー キ ソ グ能 力 、 減 収 企 業 の増 益 の た め に は挑 戦 能 力 が 重 要 で あ る"と い う調 査 結 果 で あ った。 日本 企 業 で は ゼ ネ ラ リス トに なれ な い 人 材 は 年 功 序 列 の ラ ダー を 登 る ご とが か な り難 しい状 況 に これ まで あ った こ と を考 え る と、 こ の 調 査 結 果 は現 状 を反 映 して お り、 現 在 、 コア 人 材 と して 比 率 の 高 い ゼ ネ ラ リス ト(ラ イ ソ管 理 者)が 「深 耕 能 力(エ キ ス パ ー トの 特 性)」 に 欠 け て い る の が 問 題 と され て い る こ と が 浮 き彫 りに され て い る。 この 調 査 が示 す こ と は ゼ ネ ラ リス トは将 来 の ビ ジ ネ ス コ ア人 材 に は な り得 な い と い うこ とで 、 ビ ジ ネ ス コア と して プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル を重 視 す る見 解 を 寺 本' 義也 が提示 され てい る(図 表M)。 こ れ か らの コ ア人 材 像 を展 望 す る と、 ビ ジネ ス ・コア と して 図 表Mコ ア 人 材:長 期 能 力 蓄 積 活 用 型 人 材(作 成:寺 本 義 也) ビジネス ・コア 専門 コア プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル 変 革 型 リー ダー の 要 件 専 門職 型人材 ス ペ シ ャ リ ス ト エ キ ス パ ー ト の プ ロ フ ェ シ ョ ナ ル を 重 視 した 次 の4タ イ プ を 提 示 し た い(38)《 図 表N)。 プ ロ フ ェ シ ョナ ル と は 、 ① 給 料 の3倍 稼 ぐ(39)② 仕 事 を 芸 事 と す る(40)③3カ 月 以 内 に 自 己 革 新(41)④ ス ペ シ ャ リ ス トで な く て 顧 客 へ の 付 加 価 値 の 提 供 者(42)⑤"ど の よ う に"で な く"ど の よ う な"に 関 心(43) ⑥ 無 自 覚 ・有 能 な 存 動 習 慣(44)、 の6つ が 要 件 で あ る と 考 え た い 。 タ イ プ1は ゼ ネ ラ リ ス ト と エ キ ス パ ー ト(ス ペ シ ャ リ ス ト)の 両 要 件 を 併 せ 持 図 表N4類 型 の リー ダ ー ゼ ネ ラ リス ト II 1 N 。 ロ フ ェ シ ョ ナ ノ HI 1管 理 型 マ ネ ー ジ ャ ー IIプ ロ ジ ェ ク ト型 マ ネ ー ジ ャ ー nl変 革 型 リー ダ ー Wプ ロ ヂ ュ ー サ ー 型 リー ダー っ 「管 理 型 マ ネ ー ジ ャー 」 で 日常 管 理 担 当 のbア 『 人 材 、 タ イ プIIは ゼ ネ ラ リ ス トと プ ロ フ 土 シ ョナ ル の 両 要 件 を 併 せ 持 つ 「プ ロ ジ ェ ク ト型 マ ネ ー ジ スペシヤ リス ト ヤ ー 」 で 方 針 管 理 担 当 の コ ア 人 材、 タ イ プIIIは プ ロ フ ェ シ ョナ ル と エキ ス パ ー トの 両 要 件 を併 せ持 つ 「変 革 型 リー ダ ー 」 で 異 質 な環 境 変 化 に対 応 す る 変 革 推 進 者(チ ェ ソ ジ ・エ イ ジ ェ ソ ト)の コ ア 人 材 、 そ して タ イ プWは 三 者 の コ ア人 材 を統 合 す る 「プ ロデ ュー サ ー 型 リー ダ ー 」 で 経 営 意 思 決 定 機 能 を発 揮 す る コア人 材 、 で あ る と類 型 化 した い。 日本 企 業 は これ まで 海 外 か ら生 産 ・経 営 の 新 し い技 術 を導 入 、 あ るい は保 有 技 術 を高 度 改 良 して 、 そ れ を活 用 して 儲 か る事 業 に して きた第IIの タ イ プ の コア 人 材 の養 成 に は 成功 して きた が 、 現 在 、 多 くの 企 業 が コア人 材 と して 大 きな従 業 員 構 成 比

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とな って い る ゼ ネ ラ リス トに、 新 技 術 開 発 に よ る ビ ジ ネ ス チ ャ ソ ス を掴 み き るス ペ シ ャ リス トの 専 門 性 を業 務 に活 かす 能 力 を 教 育訓 練 す る こ と が 出来 な か った こ とが 第1の タイ プの課 題 で あ る。 しか も、 これ ま で多 くの企 業 は 新 しい技 術 変 革 時 代 に 対 応 で き る ス ペ シ ャ リス トを 出 来 る だ け 多 く コア 人 材 と して雇 用 で き るか が企 業 の 将 来 発 展 の潜 在 能 力 の 決 め 手 と して研 究 開 発 投 資 を増 大 させ て きた が、 第IIIの タイ プの 課 題 と して 、 そ の潜 在 能 力 を顕 在 化 す る た め の プ ロ フ ェ シ ョナル の 要 件 を そ れ らス ペ シ ャ リス トが 修 得 で き る か ど うか が 問 わ れ て い る と い え る。 そ して 、 第IVの タイ プ の課 題 と して は三 者 の タ イ プ の コ ア人 材 の役 割 行 動 を統 合 して 経 営 意 思 決 定 す べ き取 締 役 が 機 能 不 全 に陥 って い る の が 深 刻 に な って い る こと で あ る。 言 い か えれ ば 、企 業 規 模 が 大 ぎい ほ ど取 締 役 機 能 に経 営 と執 行 の峻 別 が必 要 で あ る の に 、 そ の 混 在 が あ り、 担 当分 野 を超 えた 迅 速 な 経 営 意 思 決 定 が で き な い とい う事 態 で あ る。 取 締 役 層 の 中 を、 経 営 全 般 の適 切 な意 思 決 定 の で き る取 締 役 と商 法 上 の取 締 役 とは 別 の 日常 業 務 の執 行 責 任 を持 つ執 行 役 員 と に区 別 す る制 度 を導 入 して コー ポ レ ッ ト ・ガ バ ナ ソス(企 業 統 治)を 回復 す る取 締 役 改 革 に 日本 企 業 も革 新 先 達 企 業 が や っ と こ こ2-3年 前 か ら着 手 す るに 至 っ た(45)。

5日

本型経営システム改革 と能力開発

日本 の 経 済 的 発 展 を も た ら し て き た これ ま で の 日本 型 経 営 シ ス テ ム は 、21世 紀 に 向 け た 新 し い 時 代 に 適 合 す る よ う 改 革 して い く こ と が 必 要 と な る が 、 そ の 改 革 の 方 向 は 、 シ グ モ イ ド ・カ ー ブ(46)の 第2の カ ー ブ を 生 み 出 す 人 材 育 成(能 力 開 発)に あ り 、 企 業 の 成 長 段 階(47)の 閾 値 と い わ れ る"イ ソ フ レ ク シ ョ ソ ・ポ イ ソ ト(48) (図 表0)"の 局 面 を 重 視 す る こ と で あ る 。 日 本 ヒ ュ ー レ ッ ト ・パ ッ カ ー ドは 情 報 ユ ー テ ィ リ テ ィ を 支 え る オ ー プ ソ ・E一 サ ー ビ ス 、 情 報 ア ラ イ ア ソ ス で21世 紀 に む け た 第2の カ ー ブ 図表P情 報技 術 の進 化 成長 図表OINFLECTIONPOINT 時 間 出 所:カ ジ マ ・マ ネ ジ メ ン トセ ミナ ー テ キ ス ト(1998年 版) (図表P)を 創 り出 そ うと試 み て い る。 助 走 か ら 成 長 に 至 る局 面 で有 効 に働 く"集 団 を動 か す シス テ ム(集 団 主 義 的 経 営 の 良 さ)"を 維 持 しな が ら、 併 せ て 成 長 か ら成 熟 に 至 る局 面 で の"個 人 の 資 質 (過去 の成 功 体 験 か ら決 別 した個 性 ・創 造 性 を活 か す 能 力)"に 頼 って 国 際 市 場 競 争 力 を 高 め て い く」 こ とを先 達 企 業 は 率 先 優 先 して い く こ と と な る。 こ れ に と も な って 、 能 力 開 発 の方 向 も明 確iに な って く る。 出 所:カ ジ マ ・マ ネ ジ メ ソ トセ ミ ナ ー テ キ ス ト(1998年 版)

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1、)日 常業務 の管理能 力と能力開発 集 団 主 義 を維 持 しな が ら創 造 性 の育 成 ・発 展 の工 夫 を す る と か 、責 任 と権 限 を相 互理 解 で き る程 度 に 明確 に す る と い っ た ご とが 大 切 とな るの が 日常 業 務 の 管 理 能 力 で あ る。 環 境 変 化 とマ ネ ジ メ ソ トの 関 連(図 表Q)で は環 境 変 化 の 内 容 が 同 質 の 領 域 が 日常 業 務 の マ ネ ジ メ ソ トで あ り、 ど ち ら か とい え ば 変 化 の 度 合 い が 緩 慢 で あ る場 合 が 日常 管 理 、 変 化 の度 合 い が速 い 場 合 が方 針 管 理 に 該 当 す る。 こ こで の 能 力 要 件 は 「日常 業 務 で の 基 本 の 徹 底 」 で あ り、 「当 た り 前 の こ と を当 り前 に(基 本 に 忠 実 に)行 な う」 こ と に従 業 激 変

lI

緩 慢 図 表Qマ ネ ジ メ ン ト領 域 と リー ダ ー の タ イ プ 〔状況対応型 リーダー〕 ② 現 状 拡 大 ・縮 小 の マ ネ ジ メ ソ ト領 域 (経リス トラ・ダウソサイジソグ)営諸資源の調達 日常 業務 の管 理 能力 ・日常管 理 ・方 針管 理 ・管 理 シス テ ム ・改 善運 動 〔漸進的対応型 リーダー〕 ① 現 状 維 持 の マ ネ ジ メ ソ ト領 域

(社

黷 灘 上)

〔「変化 創造 」 変革 型 リー ダー〕 ④ リー ダ ー シ ップ 重視 の マ ネ ジ メ ソ ト領 域 (マネジメソ トからリーダーシップへ) 環 境 激変 に適 応す る "哲学 的 ・先 見的 ・未来 志 向能 力汚 (・ 方針 重視 の リー ダ ーシ ップ・知 識 創造 へ の リー ダー シ ップ) 〔先 取 り変 革型 リー ダー〕 ③ マネジ メソ ト不在 の打 破の マ ネジメソ ト領 域 (大 企業病`ゆでカエル現象7危機意識の欠如 〉 一) 同 質 ぐ 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 レ 異 質 変化 の 内容 員 の意 識 と関 心 を 集 中 させ 、 そ れ を 「単 な る 目標 で な く、使 命(ミ ッ シ ョソ)に ま で昇 華 させ る」 と とに お かれ る。 日常 業 務 の管 理 は プ ロセ ス の 改 善(方 針 管 理)と プ ロセ スの安 定(日 常 管 理)が そ の 内 容 で あ る。 プ ロセ スの 改 善 は 、現 状 の状 態 が 不 満 足 な と き、 そ れ を変 更 す る こ とで 、 「仕 事 の や り方 を 変 え る」 こと を 意 味 す る。 一 方 、 プ ロセ ス の 安 定 は現 在 の状 態 が 満 足 で き る と き、 そ れ を 守 る と い う こ とで 、 「仕 事 のや り方 を変 え な い」 とい う こ とで あ る(49)。 プ ロ セ ス の 改 善 が行 な わ れ た あ とは 、 そ の 効 果 を維 持 しな けれ ば な らな い の で 、仕 事 の 新 しい や り方 を 標 準 化 し、 そ れ を遵 守 す る よ うに す る プ ロセ スの 安 定 が必 要 と な る。 プ ロセ スの 安 定 は 、 異 常 の 原 因 を 取 り除 く(異常 処 理)だ け で 、 こ の段 階 で は 標 準 を変 え る こ とは な い 。 日常 業 務 の管 理 は プ ロセ ス の 安 定 そ の も の で は な い か らで あ る。 また 、"そ の 仕 事 を 日常 的 に や っ て い る か ど うか と い う こ と"な らび に"そ の 仕 事 が プ ロ セ ス の改 善 で あ る か、 プ ロ セ ス の安 定 で あ る か"と い う こ と と は 関 係 を もた な い。 そ れ は プ ロ セ ス の改 善 を 仕 事 の 中 に組 み込 ん で 日常 的 に仕 事 を 行 な う こ と もで き るか らで あ る(図 表R)。 要 す る に 、 プ ロ セ ス の 改 善 で あ ろ うが 、 プ ロセ ス の安 定 で あ ろ う が 、 日常 的 に や って い れ ば そ れ が 日常 業 務 の管 理 で あ る。 日常 管 理 は 「管 理 項 目」 と 「標 準 」 の 二 つ で 行 な うが 、 分 業 に よ って 職 務 の 内 容 が 明 確 に な って い る欧 米 で は 、担 当者 管理特性 図表R プ ロセ ス の 安 定 と プ ロセ ス の 改 善 管理特性 安定 安定 改善 プ ロセ スの 安定

騫 の 魯

プ ロセ スの 安 プ ロ・セスの 改 善 安定 改善

安定 0時 間0時 間 (増大 させ るの が望 ま しい場 合)(低 減 させ るの が望 ま しい場合)

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の責 任 と権 限 、 そ して 報 酬 が 明記 され て い る の で 、働 く人 は そ の職 務 だ け に専 念 し、 そ の職 務 に 必 要 な 能 力 の 開 発 が課 題 で あ る。 従 業 員 は そ の職 務 を 遂 行 す る た め の部 分 情 報 しか持 って な く、 全 体 情 報 を もっ て 個 々 の 職 務 を計 画 的 ・長 期 的 に 管理 して い くの が管 理 者 で あ る。 これ は、 変 動 が少 な く計 画 的 に仕 事 を す す め て い く場 合 に適 して い る。 人 材 育 成 の た め に、 人 材 配 置 、 訓 練 、 業 績 評 価 、 褒 賞 、 昇進 、 そ の他 人 材 フ ロー の た め に 、効 果 的 な プ ロセ ス(イ ソフ ラ ス トラ クチ ャー) を設 計 し、 運 用 す る こ とで 、 「管 理 型 マ ネ ー ジ ャー(図 表Nの タ イ プ1、 図 表Qの 斬 新 的 対 応 型 リー ダ ー)」 を 獲 得 す る こ と が 日常 管 理 に お け る能 力 開 発 の課 題 で あ る(50)。 方 針 管 理 は 、 管 理 で あ る と い う 以 上 、PDCAの サ イ クル を回 す こ と を重 視 す る。 方 針 管 理 で 取 り上 げ る テ ー マ は 、 ① 長 期 的 な観 点 か ら今 期 は こ こ まで 実 現 した い 、② 経 営 上 今 期 は これ だ け は 確 保 しな けれ ば な らな い 、 ③ 現 在 得 られ て い る結 果(状 態)が 来 月(期)も 継 続 して 実 現 しに くい 、④ 現 在 の ま ま放 置 す る と将 来 重 要 な 問 題 を 引 き起 こす 可 能 性 が あ る、⑤ 現 在 得 られ る結 果 で は不 満 足 で も っ と好 ま しい状 態(よ り良 い状 態)を 得 た い 、 と い う性 質 の業 務 が多 い 。 そ の た め に現 在 の"仕 事 の や り方""管 理 の仕 方"を 改善 して い くこ とが 主 要 テ ー マ で あ る。 方 針 管 理 の 直 接 的 な狙 い は"目 標"の 達 成 で 、 分 業 の観 点 か らみ る と業 務 の 分 割 は ゆ るや か で あ り職 務 権 限 が あい ま い で 、仕 事 は 自分 の 持 分 だ け 遂 行 す れ ば 目標 が 達 成 で き る ので な く、 方 針 の連 鎖 展 開(図 表S)が 可 能 に な る よ う、 上位 職 位 か ら下 位 職 位 まで 、 お 互 い に方 針 の す りあ わ せ を行 な い 、 協 力 ・意 思 伝 達 しな が ら 目標 の 達 成 を 図 って い くの が 、 日 本 的経 営 の 一 つ と な って い る方 針 管 理 活 動 で あ る。 方 針達 成 の た め に 、 まず 協調 性 が求 め られ る。 会 社 全 体 、 所 属 部 門 ・職 場 集 団 全 体 の 動 き、状 況 を知 らな くて は 方 針 展 開 の た め の'協調 行 動 が と れ な い の で 内 部 情 報 の 交 換 の場 面(す り合 わ せ)が よ り多 くな る。 さ らに 、上 位 職 の方 針 を 的 確 に把 握 ・理 解 し、 共 通 の方 向 に 一 丸 と な って 事 業 を進 め て い くた め に は、 思 考 ・活 動 の傾 向 の 同 質 性 が 要 求 され 、 集 団 討 議 に よ って お 互 に アイ デ ィア を 出 し合 い 課 題 解 決 を 図 って い く とい う集 団 主 義 経 営 も必 要 に な っ て い る。 方 針 管 理 活 動 に お い て は上 位 職 位 と下 位 職 位 との 個 人 間 の 意 思 疎 通 の 幅 が広 く、 会 社 全 体 の 目標 に 関 心 を もち な が ら 自主 的 に 活 動 す る傾 向 に な りや す い の で 仕 事 に 関 して 変 動 要 因 が 多 く、弾 力 的 にす す め て い か な くて は い け な い 現 状 打 破 的 な課題 解 決 の 場 合 に有 益 で あ る。 従 業 員 の コ ミッ トメ ソ ト(貢 献 意 欲)と コ ソ ピテ ソ ス(職 務 遂 行 能 力〉の 向 上 を は か り(51)、従 業 員 か ら の貢 献 の マ ネ ジ メ ソ トを 引 き 出 す こ と な ど で 、 方 針 管 理 に お け る能 力 開 発 は 「プ ロジ ェク ト型 々 ネ ジ ャー(図 表Nの タ イ プII、 図 表Qの 状 況 対 応 型 リー ダ ー)」 を獲 得 す る こ とが 課 題 で あ る。 企 業 の 成 長 段 階(既 掲注47)で の 「助 走 か ら成 長 へ の 時 期 が 日常 管 理 」 「成 長 か ら成 熟 へ の 時 期 が方 針 管 理 」 とい うこ とが で き、能 力開 発 の方 向 を規 定 す る組 織 運 営 の原 理 は 両 者 で 大 き く異 な っ て い る。 日常 管 理 と方 針 管 理 と を対 比 して み る と組 織 目的 が 「雇 用 の 増 大 に対 して 利 益 追 求 」、 組 織 管 理 が 「動 機 づ け に 対 して 目標 管 理 」、組 織 構 造 が 「中 層 に対 して重 層 」、意 思 決 定 が 「根 回 しに対 して リス ク回避 」、人 事 評価 が 「年 功 に 対 して年 功 に 実 力 を加 味 」、 イ ソセ ソ テ ィ ブ が 「報

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酬 先 送 りに対 してPLイ ソセ ソ テ ッブ 」、企 業 存 続 ベ ー ス が 「ニ ッチ 性(隙 間 独 創 性 ・改善)に 対 して有 効 性(改 革)」、 企 業 の 求 心 力 が 厂個 人Q忠 誠 に対 して 集 団 の 協 調 性(勤 勉)」、経 営 幹 部 の 権 限 の 源 泉 が 「カ リス マ 性 に対 して マ ネ ジ メ ソ トカ 」 と い っ た違 い が あ る。 2)環 境 変 容(異 質)に 適 応 す る リー ダ ー シ ップ と能 力 開 発 今 日の状 況 は 、 日常 管 理 も方 針 管 理 も 日常 業 務 の マ ネ ジ メ ソ ト基 本 の徹 底 を 図 る(改 善 ・改 革) と 同 時 に 「ハ イ ス ピー ドで 広 範 囲 に 、劇 的 に 、 そ して 静・か に起 きて い る歴 史 的 な変 化 の 質 と量 を 高 い感 性 で 確 実 に読 み 取 り、基 本 的 な方 針 変 更 を伴 う変 化 に創 造 的 に、 的 確 に対 処 す る」.とい う 新 た な 重 大 使 命 が 加 わ って く るの で 、 リー ダー シ ップ重 視 の マ ネ ジ メ ソ トが 求 め られ て い る。 これ ま で は社 内 の 情 報 通 に な り、社 内 人脈 を豊 富 にす れ ば 、企 業 内で 個 人 的 に 出世 す る こ とに な って い た。 した が って 、社 内 以 外 の情 報 や 人 脈 に関 心 を示 さな くな り・能 力 の 同 質 ・平 均 ・凡 入 性 が 進 み 、 そ れ に と もな って 、 改善 ・改 革 に は熱 心 で あ る が 、 革 新 か らは だ ん だ ん 遠 ざ か って い か ざ る を え な くな っ て い た 。 能 力 的 に も、 そ の企 業 の 中 で しか 通 用 しな い 人 間 を 創 り出 して い た こ と に な る。 これ ま で の 日常 業 務 の マ ネ ジ メ γ トで は 所 与 の 目標 の達 成 と効 率 の 追 求 が 目的 で あ り、 従 業 員 を い か に動 機 づ け た り、 目標 管 理 を い か に うま くや っ て い くか で あ った(52)。 と こ ろ が 、 今 日で は企 業 価 値 の創 造 に まで 従 業 員 の役 割 領 域 が拡 大 し、 そ れ に適 応 した 能 力 開 発 が 要 請 され て い る。 マ ネ ジ メ ソ トの 方 向 は これ まで は 目標 が 所 与 で あ った の で 内 部 志 向 の み で よ か っ た が 、 環 境 変 化 の 内 容 が異 質 と な る と 、 目的 の 選 択 や 企 業 環 境 へ の 働 き か けが 極 め て 大 事 に な る の で 、 会 社(社 内)で は な く社 会(社 外)に 対 して 常 に 目を 向 け る外 部 志 向 の視 点 が な く て は な らな くな る。 また 、 こ の段 階 で は 、企 業 は改 善 ・改 革 に加 え て革 新 機 能 を通 じて 新 た な利 潤 を獲 得 す る こ と に な る(53)。そ して 仕 事 の マ ネ ジ メ ソ トは 、 こ れ ま で は 行 動 ・成 果 が 目に 見 え る形 で 出 て く る定 型 性 の 高 い業 務 を知 識 と技 能 の研 鑚 で 管 理 限 界 水 準 以 内 に維 持 す る こ と に注 力 して い た が 、 今 日で は 目に見 え な い 情 報 や付 加 価 値 を重 視 す る非 定 型 性 の高 い プ ロ ジ ェ ク ト的 な 業 務 の 管 理 が重 視 され る よ うに な った 。 人 間 関 係 の 維 持 管 理 の 領:域の 拡 大 と して は 、 経 験 や 勘 (過去 の 成 功 体 験)が 有 効 性 を も つ 固 定 性 の 高 い 均 質 な メ ソバ ー に 、 新 た な人 材 、 た と え ば 流 動 的 で価 値 観 の 多 元 化 ・多 様 化 した メ ソバ 』 を い か に多 く経 営 に 参 画 させ るか が 大 切 に な って くる。 環 境 変 化 の 内 容 が 異 質 の領 域 で は,「マ ネ ジ メ ソ トよ りも リー ダ ー シ ップ」 が よ り重 要 で あ り、 企 業 組 織 を革 新 型 に位 置 づ け て運 営 し、 革 新 型 の イ ノベ ー シ ョソを 可 能 に す る リー ダー シ ップ が"環 境 激 変 を 常態 とす る 時 代"を ど う生 き抜 い て い くか を 決 定 す る最 大 の 要 とな っ て きて い る と い わ ざ る を え な い 。 人 材 育 成 に お い て は 、 変 革 推 進 者(チ ェ ソ ジ ・エ イ ジ ェ ソ ト)と して 、 従 業 員 が 古 い 方 法 を 捨 て 、 新 しい 方 法 、 新 し い 文 化 に適 応 す る プ ロ セ ス を支 援 す る こ とで 、 「変 革 型 リー ダ ー(図 表Nの タ イプIII・IV、 図 表Q)の"先 取 り"と"変 化 創 造"変 革 型 リー ダ ー 」 を 獲 得 す る こ と が課 題 で あ る(54)。 社 会 は 「工 業 生 産(マ ス)の 時 代 か ら知 識 社 会(個 人)の 時 代 」(図 表T)に 変 わ り、 成 長 ・発 展 す る産 業 ・業 種 ・業 態 が大 き く変 貌 す る と と もに 、 市 場 開放 ・規 制 緩 和 ・情 報 通 信 の進 展 な どは 同 業 者 間 や 国 内 だ け の 競 争 で は な く、 も っ と 図表T変 化 する社 会 工業 生 産 の時代 (マ スの時 代) 知識社会の時代 (個人の時代) 工 業 化 社 会 目 機械の生産力 脱工業化社会 lI 人間の生産力 戦略資源 資本 知識 主要生産物 ハ ー ド ソ フ ト ・サ ー ビ ス 技術 機械技術 知的技術 コア人材 技師 ・技術者 半熟練労働者 科学者 ・技術開発者 専門職 組織 ピ ラ ミッ ト型 ネ ッ ト ワ ー ク 型 権 限 命令主義 官僚主義 受容主義 民主主義 経済原:則 規模の経済 範囲の経済 収穫逓減 ス ピー ド 連 結 収穫逓 増 統治範囲 国家 地域社会 地球社会

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グ ロー バ ル化 、 多様 化 した競 争 世 界 の 中 で企 業 は 生 存 を か け た戦 い を 余儀 な くされ て い る。 現 在 は 今 まで に な い ス ピー ドで情 報 が 瞬 時 に世 界 を 駆 け巡 り、 顧 客 の ニ ー ズ も時 々 刻 々 と変 化 し、 ま た 資 金 が グ ロー バ ル に 移 動 す る。 した が って 、企 業 は 絶 えず 市 場 、 顧 客 、 競 合 企 業 の動 向 ・戦 略 ・ 戦 術 を キ ャ ッチ して 、 自企 業 に 対 す る"脅 威 幻あ るい は"チ ャ ソ ス"を 目 ざ と く発 見 して 、 そ れ に 対 して 素 早 い対 応 を して い か な くて は生 き残 れ な い、 変 化 へ の ス ピー デ ィ な対 応(意 思 決 定)の 時 代 と な って きて い る。 時 々刻 々 の 世 界 経 済 環 境 を把 握 し、 世 の 中 の うね りを的 確 に つ かみ 、 自 企 業 の 進 む べ き方 向 を ビ ジ ョソ形 成 力 ・先 見 性 ・リー ダー シ ップ で指 し示 す ス ピー デ ィで ア ジ リ テ イ な判 断 力 ・決 断 力 が必 要 で あ る。 ま さに 、企 業 は 不 連 続 的 変 化 の局 面(イ ソフレクシヨソ ●ポイ ソ ト:前掲図表o)を 迎 え て い るの で 、 組 織 目的 は 「成 長 機 会 の創 出 」、 組 織 管 理 は 「事 業 の コ ソセ プ ト」、 組 織構 造 は 「フ ラ ッ ト」、意 思 決定 は 「リス クテ イ ク」、 人 事評 価 は 「実 力」、企 業 存 続 ベ ー スは 「革新 性 」、企 業 の求 心 力 は 「個 人 の創 造 性 」、経 営 幹 部 は 「り一 ダー シ ップ(変 革 型 リー ダー)」 で なけ れ ば な らず 、 そ の た め の 能 力 開発 が 課 題 で あ る。 組 織 変 革 の あ り方 と して は 、 組 織 の分 業 や 権 限 関係 の 安 定 的 な パ ター ソ、 公 式 的 な 意 思 決 定 機 関(部 署 な ど)と 情報 系 人 的 な ネ ッ トワー クの 関 係 と して 、 そ の流 れ を 捉 え る こ とが で き る(図 表 U)。 情 報 化 ・創 造 化 の 時 代 に お い て は 、 迅 速 に対 応 で き 、 良 好 な コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ソ を有 し、 企 業 風 土 、知 識 ・戦 略 が共 有 され た構 造 が 前 提 条 件 で あ る。 これ まで に 「効 率 性 重 視 の ピ ラ ミ ッ ド型組 織 」 「長 期 雇 用 の もとで 技 術 ・ 情 報 ・理 念 を組 織 内 に形 成 ・蓄 積 す る エ クセ レ ソ トカ ソ パ ニ ー 」 「戦 略 的 発 想 。方 針 を 重 視 す る超 優 良 企 業 一 戦略 的組織 改革 一 」 を経 て、今 日、 「フ ラ ッ トな組 織 」 が クイ ック レス ポ ソス の た め に 採 用 され て い る が 、 この段 階 で は まだ ま だ 内 部 情 報 蓄 積 型 で あ る。 もち ろ ん 、 フ ラ ッ ト組 織 に は外 部 情 報 発 見 ・獲 得 型 の 要 素 も 加 わ っ て きて い る が 、 「中 央 の 管 理 部 門 を縮 小 し、 そ れ ぞ れ を 事 業 主 体 とす る分社 化 ・ピ グ ミー 企 業 」 「コ ス トの か か る間 接 部 門 を 外 注 化 す る ア ウ トソー シ ソ グ」 に お い て 組 織 原 理 が外 部 情 報 発 見 ・獲 得 型 と な り、 「バ ー チ ャル コ ー ポ レー シ ョ ソ」 に 達 して は じめ て ネ ッ トワー クの み に よ る付 加 価 値 の 創 造 が 可 能 と な る と い え よ う。 こ う した組 織 変 革 の時 代 の流 れ に 対 応 で きる変 革 型 リー ダー に な るた め に も、外 部 へ 人脈 を広 げ 、 異 業 種 研 修 会 な ど に 参 加 して外 部 の 情 報 を 吸 収 、 蓄 積 した り、 他 業 界 の

参照

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