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チェコ・スロバキアにおける移行期のエネルギー問題

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Academic year: 2021

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(1)

    岩田 裕

(人文学部・経済学科・経済学研究室)

Energy Problems of Czech and Slovak Republics

      during

the Transition Period

       Hiroshi IwATA Faculりof Humanities aad Economics、Department ofEconomics   目  次 はじめに 第1節 旧ソ連邦における生産の減少と旧東欧諸国への輸出削減 第U節 エネルギーめ国内生産一総供給とのかかわりで一 第Ⅲ節 エネルギー需要について一特に効率性にかかわって一 第IV節 経済的合理性に欠けるエネルギー価格の設定      一旧政権のエネルギー価格政策の欠陥を中心にー   むすびにかえて

Abstract : l researched the energy l〕roblemsof Czech and Slovak Republics during the tran − sition period from such aspects as, け) the decline of energy output in the former Soviet Union and exports cut to the former Eastern Europe ,(2) difficultyin increasing of dome − stic production, (3) low efficiency of energy consumption, (4) low and distorted energy prices and mentioned to the prospective policies to resolve these problems.

key word : the former Soviet Union, exports cut, 10w efficiency of energy consumption, distorted energy prices.

はじめに  チェコ・スロバキアをはじめとする│日東欧諸 国は,現在,過度に中央集権的な計画経済から 市場経済に向けての急激なシステム転換の過程 にある。この移行過程にあって,きわめて深刻 な問題の一つが,原料,燃料,エネルギー(以 下,エネルギーと総称する)および環境保全に かかわる問題であるが,わが国では,この問題 についてまだ十分な解明が行われているとはい い難い。筆者の入手した資料は殆どが英語で書 かれたもので,この点で大きな制約があるが, 拙稿では何故に,エネルギー問題が深刻化した のかについての国際的環境の変化からはじめ, 現在両国がどのような課題に直面しているか, そして,今後どのように解決しようとしている かに論及したい。  なお,環境保全をめぐる問題についていは別 稿を予定している。ところで, 19 9 3年1月 から,スロバキアがチェコスロバキアから分離 独立したが,チェコとスロバキアについての個 別データが殆どないので,拙稿では,チェコ・ スロバキアという表示をしている。

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96 高知大学学術研究報告 第・12巻(1993年)社会科学 第1節 旧ソ連邦における生産の減少と旧東     欧諸国への輸出削減 【1】 旧ソ連邦における生産の減少についてソ  H/]Iソ連邦の石油生産は,19 8 0年代に入っ て,きわめて不安定な様相を示すようになっ た呪増産につぐ増産の記録も19 8 4年に息 切れし,さらに19 8 5年にも減産を招いた。 しかし,19 8 6年になると集中的な投資や新 聞を使っての大牛ヤンペーンによる石油労働者 の生産意欲向上の甲斐あって,増産に転じ,1 987年には6億2,400万tと過去最高の 産油量を達成したが,翌19 8 8年には殆ど増 産できず,ついに減産の危機に見舞われること となる。 19 8 9年ついに前年に比べて|,7 第1表  ││]ソ連邦の石油生産動向        (.単位; 100万t)

1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 生産量 595 615 624 624 607 570 518 増減量 - 20 9 0 ▲□ ▲37 ▲52 <出所> 村上隆(1992) ,33頁. 第2表 ソ連邦の天然ガス生産動向        ‥   (単位;10億 「)

1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 生産量 643 686 727 770 796 815 810 増減量 - 43 41 43 26 19 ▲5 <出所> 第1表に同じ。 Oへ0白万t/の減少゛,ゾj.1 9 9 1。0I・│万EgこCまさ。らに3,7 00万tそして,1 9 9 1年には実に5, 2 0 0万工もの大幅減少となづた2)。  つぎに,旺ソ連邦の天然ガズの生産動向を見 てみよう。旧ソ連邦は世界最大の天然ガス埋蔵 ほを誇=り,1/ 9……70.4=lljEイ犬以降生産増を急速にな レとげてきたレ……=。1 9 8 0\年代に人谷てもその中 葉までは増産態勢を持続していたが(第2表参 照)エ19 8 9年になると鈍化傾向が生まれた。 そし乙 IL9ダ:.lf]・F{4こCよ;・・・ :つ いに8,100億 「と前年に比ぺで50億 「の減産を記録するこ とと心った3)。………  さ引こ,旧ソ連邦の石炭生産は,長期に瓦る 採掘の結果,生産量は長期低落傾向にあった。 第3表  旧ソ連邦の石炭生産動向    ……      (単位; 100万t) \年次 ㈲仁、 1985 1986 珀87 1988 1989 1990 !991 生産量 726 751 760 772 740 703 629 増減量 - 25 9 12 ▲32 ▲37 ▲74 <出所>\第1/表レに]j=1じ。 第4表 │]ソ迪邦の外勤 _全=体ト ー一 原油および 石油製品 -一 石∧炭 一一 天然ガス 1980 3 6 . 4 % - 一 一 一 一 \ 2 . 2 % 7,4% <出所>……=しDR. 1985 38.9% 一一 レ2工% 一一 10,6% 1986 1---1 51.5% 一一 38.8% 、2.1% 10.6% 1987 33.5% -ソ2.1% 9。4% 1988 -40,4% 29.4% -2.2% 8。8% 1989 -38.2% 27.1% -2.2% 8。9% DlfiTZト(↓992), p.78 1990 -38.9% -25.9% 2。2% -10.8% 1 ) 19 8 9年までの動向については,岩田裕(1989), Plan】なon (1990) 2)村上隆; (1992) , 3 3頁. 3)村上隆; (1992) :同上       犬 \を参照。

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第5表 旧ソ連邦の原油,石油製品の輸出動向 (単位;1000バーレル/日) へ``ぺ九才 19 8 0 ↓985 19 8 6 19 8 7 19 8 8 19 8 9 19 9 0 19 9 1 合     計 旧東欧諸国 うち旧東欧 西 側 諸 国 う ち 米 国 西 欧 諸 国 うちドイツ 3,212 1,971 1,590 1,241   1 1,120  138 3,334 1,864 1,411 1,470   9 1,263  2n 3,725 1,979 1,622 1,747   7 1,533  202 3,915 1,987 1,598 1,929   7 1,642  199 4,104 1,913 1,548 2,191  24 1,907  254 3,695 1,911 1,530 1,784  56 1,523  183 3,171 1,151  867 2,020  38 1,776  475" 2,093  494  30  362  注1)旧東ドイツを含む。 <出所>第1表に同じ。 第6表 │日東欧5ヵ国の旧ソ連邦からの原油輸入動向(19 8 8-1991年)       (単位; 100万〇        年次 国名 19 8 8 19 8 9 19 9 0 19 9 1 (前半期)  19 9 1 (輸入必要量)9 ブ ル ガ リ ア チェコ・スロバキア ノヘ ン ガ リ ー ポ ー ラ ン ド ル ー マ ニ ア      計 1 2.7 1 6. 8  8.4 1 5.8  4.0 5 7.7 1 2.6 1 6.9  7.8 1 5.2  3.9 5 6.4  7.8 1 3. 0  4.8  9.7  3.4 3 8.7  1.8  5.0  1.4  3.9  0.1 1 2. 2 1 1.0 1 3.0  6.5 1 3.0 1 6.0 59.5  注1)推定値 <出所> A. K6ves ; (1992), P.68 発となり,後半に入っても増産傾向を持続した。 ところが,1 9 89年に入ると炭坑ストライキ の発生で,生産に大きな打撃を受け,以後は減 産量も年を重ねるごとに拡大している(第3表 参照)。特に大きな減産をした炭田は旧ソ連邦 最大のドネツ炭田(ウクライナ)で2,9 3 0万 tもの減少を記録し,ついで,2番目に大きな 炭田のクズネッツ炭田(西シベリア)も2,51 8万tの減少となった。 ゜  【2】 旧ソ連邦の石油,天然ガス,石炭の 輸出動向―特に旧東欧諸国への輸出カットに関 連して−  19 8 5年末から発生した国際石油価格の暴 落は,旧ソ連邦の外貨獲得能力を急激に減退さ せた。 19 8 5年には,原油,石油製品だけで 西側先進諸国向け輸出の5 7. 2%を占め,外 貨収入全体の3 8.9%を占めていたのに,1 980年代の後半になると急激にシェア低下を 招き,19 9 0年には,西側向け輸出の3 8. 6%,外貨獲得全体の2 5.9%にまで落ち込 んでしまった(第4表参照)。  旧ソ連邦は,石油価格の下落を補うため,西 側先進諸国向け石油輸出量を, 19 8 6年の7 800万tから19 8 8年には, 9,7 0 0万t まで増加させた。それでも外貨獲得額を増加さ せることは出来なかった。 19 9 0年になると, 前項で見た如く,国内生産の大幅減産に見舞わ れ,輸出余力が低下したが,国内の外貨不足を 補うため西側先進諸国向け輸出を優先させた。 その結果,]日東欧への同輸出は43%も削減さ れた。 199!年に入ると事態は一層悪化し (第1表参照),輸出数量そのものが大きく落 ち込むなかで,旧東欧への輸出は,前年の約5 7%の水準, 19 8 8年の水準の約32%にま

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98     高知大学学術研究報告 第42巻(1993年)社会科学 第7表犬旧ソ連邦の天然ガズ輸出動向………(1 9 7/Oノレ1 9淮1……牡モ) (単位;10億 「)

毎に

土星夕

19 7 0 19 8 0 19 8 8 19 8 9 19 9 0 19 9 1 輸 出   合 計 う  ち  東  欧       西  欧 3.3 2.8 1.0 5眠 8 3 1.0 2 3.8 8 7.8 4 5.8 4 2.0 10 3.5  4 4.8  5 8.7 10 9. 8  4 7.6  6 2.2 10 5.2  4 2.3  6 2.9 <出所>第1表に同じ 第8表 │日ソ連邦の石炭輸出の動向(19 8 0-1991年) (単位;100万〇

19 8 0 19 8 5 19 8 6 19 8 7 19 8 8 19 8 9 19 9 0 石炭(溶剤混合鉱を含む)o コ  ー  ク  ス  2 5.3 3,761  2 8.3 2,907  3 3.5 2,633  3 5.5 2,213  3 9.4 2,315  3 7.5 2,297  3 5.4 1,617  注1)アントラセンを含む。 <出所> H.X.CCCP(1990r卜cmp.6訴+646 で落ち込んでしまった(第5表参照)。 このよ うな旧ソ連邦の│日東欧への原油・石油製品輸出 減少の原因は,既述のような旧ソ連邦の石油生 産の減少,それに伴う輸出余力の減少にあるが, 特に19 9 1年の大幅減少が,コメコン体制の 崩壊に伴う旧ソ連邦の輸出方針の大転換が大き く寄与していることを見落としてはならない几  ところで,旧東欧諸国のなかで,チェコ・ス ロバキアの旧ソ連邦からの原油輸入はどうなっ たかについて見ておきたい。第6表から明らか なように,19 8 9年には,他の旧東欧諸国の 原油輸入が減少するなかで,チェコ・スロバキ アだけがほぼ前年水準の維持をはかった(僅か 10万tだが増加した)。 しかし, 19 9 0年 に入ると既述のような旧ソ連邦の行った旧東欧 諸国への輸出カットにあい約20%(390万 〇という大幅の減少を記録し,1 9 9 1年に は,さらに前年同様の減少量になるのではない かと推定されている‰  つぎに,旧ソ連邦の天然ガスの輸出動向を考 察しよう。西欧諸国は,旧ソ連邦のパイプライ ン建設に協力することによって安定的に天然ガ スの供給を受けようとしてきた。パイプライン の建設にあたっては米国の対ソ経済制裁で著し く政治問題化したが,0ECDのガイドライン 第=1図 第二次エネルギー供給対GDP 賃☆次エネ)レギー供給(単位; 100万〇 ‥36・.37………38 .39 ・.40 41 4Z 4a j GDP:1985年不変価格で測った10億USドル <出所> IEA ; (1992) P.16. でソ連産天然ガズの依存度を30%を超えない ということで,これまで安定的に供給されてい るツ(第7表参照)二とごノろで,旧東欧諸国につ いてはどうかノここでも,原油ほどの激変では ないが199!尚年に入ると,西欧輸出優先主義 の∧も/j・と│こ夕│,'。モ産量の減少による輸出余力減少分を 殆ど東欧にしわよせし,旧東欧への輸出を53 億 「も減少させ真。このために,チェコ・スロ 4) 5) 6) A ・K6ves ;(1992) ,詳しくは,第4章参照。 A・K<3ves ; (1992) , P 6 8. 村上隆; (1992), 5 1頁。

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第2図 チェコ・スロバキア第一次エネルギー供給       (単位; 100万t(石油換算))        <出所> 第1図に同じ バキアは,前年に比べて,5億 「0.5%) の輸出カットを被ることになった。  最後になったが,旧ソ連邦の石炭輸出の動向 を考察しよう。既述のように,旧ソ連邦の石炭 生産は,80年代に入っても増産を続けたが, 88年をピークに急激に減産に向かった。その 結果,輸出余力が減退し第8表にみるように, 石炭,コークスとも8 8年をピークに89年, 90年と輸出を減少させた。一方,チふコ・ス ロバキアはこの影響を受けて,89年,90年 と輸入量を若干減少させた。 90年についてみ ると,約400万tのコークスを輸入(旧ソ連 邦から300万t,ポーランドから100万〇 した。ところが,9↓年になると,ポーランド からの輸入が大きく伸びて,輸入量を約700 万t確保するものと見られている7)。 第n節 エネルギーの国内生産     一総供給とのかかわりでー チェコ・スロバキアのエネルギー政策をふり 注       ト 7) I EA ; (1992) , P. 3 8 返ってみると,コストおよびエネルギーにかか わる環境汚染を無視しつつ,エネルギー集約的 産業を優先的に発展させてきたといえよう。 1 988レ89年を例外として,経済が拡大する のに応じて,エネルギーの生産・消費も拡大し, 国内経済の縮小に応じて,同生産・消費も縮小 してきた(第1図,第2図,第9表,付表1参 照)。  第一次エネルギー供給は,生産,輸入,輸出, ストック変動からなっている。同供給は,19 87年に約7,600万t(石油換算)でピーク に達し,19 9 1年には, 6,6 8 0万t(同換 算以下同じ)へと減少した。石炭消費は,19 78年に4,5 8 0万t(同じ)でピークに達し, 石油消費は19 7 8年に1,9 10万t(同じ) でピークに,天然ガス消費は,19 9 1年に1, 100万t(同じ)でピークに,水力その他は, 1 9 74年に70万t(同じ)でピークに,原 子力は,19 9 0年に640万t(同じ)でピー クに達した。最大の成長率を示した燃料・エネ ルギーは天然ガスと原子力であり,これらは石

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5.082 4.995 5.038 4.942 4.925 4.9且 4.572 4.879 5.253 5.381 4.686 4.673 4.911 4.813 5.137 5.153 5.348 5.582 6.199 4.387 3.253 計 46.037 45.816 44.351 44.479 45.566 46.520 47.003 47.400 48.243 47.934 47.344 47.589 48.616 49.146 49.690 50.878 52.070 51.814 50.669 46.686 43.982 1 0 0 高知大学学術研究報告 第・12巻(1993年)社会科学 第9表 チェコ・スロバキアの第一一一次エネルギこご・データ         第・次エネルギー供給 年次 石炭原油および天然ガス山げ力水力および 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1飴4 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991     石油製品 43.186 11.500 43.254 1よ333 42.970 ・14.521 42.208 15.444 43.396 16.501 44.500 17と378 45.377 18.205 45.760 19.045 羽」脂 18.483 判.671 18.927 佃,砲月 18.367 4.1.571 16.593 脂寸佃.16 293 45.741 16.297 45.664 16.333 45.326に986 44.775 16 014 43.907 15.425 42.805・ 15 120 40.804 13.214 37.948 11.019 2.165 2.351 2.582 3.148 3.604 3.979 1.523 5.067 5.885 6.408 6.445 7.259 7.536 7.724 8.216 8.696 9.106 9.225 9.556 10.730 卜.038 0 . 0 0 0 0 . 0 0 0 0 . 0 6 5 0 . 1 2 7 0 . 0 5 0 0 . 1 1 6 0 . 0 3 0 0 . 0 0 5 0 . 5 6 4 1 . 1 8 0 1 , 割 2 ト 5 2 6 1 , 6 0 8 ! . 8 9 4 3 . 0 8 7 4 . 6 8 3 5 . 8 1 6 6 . 1 0 6 6 . 4 2 7 6 . 佃 2 6 . 2 3 9 そ の 他 0 . 5 9 3 0 、 5 3 9 0 . 5 6 2 0 . 7 川 一 0 . 6 7 4 皿 印 石 0 . 5 7 1 0 . 6 〔 〕 0 0 . 6 0 d 0 . 5 2 1 0 . 4 8 9 0 . 銘 2 0 . 4 8 0 0 . 4 6 0 0 . 6 0 2 0 . 4 0 7 0 . 6 佃 0 . 5 削 0 . 6 ! ] O 刀 ! 0 . 5 2 2          第一次エネルギー輸入 年次  石炭 原油および天然が`ス 電力    ダ     石油製品 1971  3.858 12.250  1.318  0.429 1972  3.686 13.408  1.558  0.394 1973 3.469 1・14.866 上902 0.468 1974  3.452 15.666  2.595  0.500 1975  3.460 16.600  2.862  0.418 1976  3.406 17.656  3.438  0.380 1977  3.579 18.574 ニ3.906  0.300 1978  3.668 19.158 4.187 0.391 1979  3.677 19.630 5.358 0.400 1980 。 3.261 19.700 6.091  0.296 1981   2.831 18.972  6.300  0.290 1982  3.319 17.432  6.578  0.266 1983  3.320 17.311  6.790  0.323 1984  3.114 17.156  7.410  0.393 1985ニ 3.102 17.159  7.897  0.522 1986  3.286 17.399  8.697  0.321 1987  2.888 17.583  9.054  0.485 1988  3.!24 17.212  9.058  0.516 1989  3.093 17.088  9.920  0.642 1990  3.067 13.942 10.615 0.757 1991   3.777 11.272 10.605  0.382 <出所>第1図に同じ。 計 57 444 汪477 01586790:■[>-'︱i CO CO CK! o:U O■^CvlOCCDC-︱ C︱ ︱ ;X)OCCOt-0︵ぴ 7625[/1467033190 0146800^. .._.._, CD ︱ CN] CO I-0 66666767777777 76.357 75.227 74.519 71.920 66.766 計 17.855 19.046 20.705 22.213 23.340 24.880 26レ359 27.404 29.065 29.348 28.393 27.595 27.744 28.073 28。680 29.703 30.010 29.910 30.744 28.381 26.036 石 44 佃  国内生仁科:100万t(研│換算)〕 炭/原油および………万天然ガス 原子力 水力および   計 734 400459380ワー rnリ7河ま4りh︶Ilqリ4︵11び rQリ1111328168’0 G0459380t CD 7河ま4りh︶Ilqリ4︵11び0 1111328168’Oo乙 334556655[り 44144444j︲1 46.178 佃j3闘 45.631 45.198 45.!35 判.5割〉 43.060 39.231 36.885 石炭 石 油 製 品   0 、 1 9 4 く 0 、 8 8 6 十 〇 」 9 1 ハ ゚ ヘ ゚ : : : 0 . 8 3 9 :   ( ・ ) 、 1 7 1 … … 0 7 5 0   0 」 佃   0 . 7 3 3   0 よ 4 2   0 . 7 1 9 = … … = O 』 3 2 … … … : : = j 0 . ・ 7 2 9 づ 川 2 3   0 . 6 8 0   0 . ! 1 7   0 . 8 6 2 \ ( 川 0 9 し く : 0 . 6 □ / O し O ㈲ … … … … レ … … 0 . 4 5 3   ( ・ L O ㈲ ∧ O 、 / 1 9 3   ( バ ) 8 9 犬 O 一 如 7 0 j O 闘 ∧ レ 0 . 祁 1 願 = O 叫 ノ ス O . f 0」23 111 000 0 0 0 C N i c r : c N i ■ -: + -4 . 。 -r 。 。 -。 ︱ 。 1 1 1 1 127 142へ 320150 72374Rリ [o cc-7654 000000 4.306 4.299 工535 4.649 4.584 4.558 4L↓94 4.393 4.633 4:.269 3.810: 3し799 3.706 3.598 3.494 3.253 3.025 2.955 3.243 2:597 2.7!3 0.000 0ム000 0.065 0.!27 0.050 0.116 0.030 0.005 0.564 土寸80 L割2 1.526 1.608 七894 よ087 4.683 5.816 その他 C O C O O O C O 2 2 0 0 0.195 0.330 0.311 0.278 0.351 0.303 0.315 0.367 0.323 0.277 0.276 0.225 0.296 0.282 0.351 り ■ c j   C O   T ︱ H   e n o p り 4 ρ り 9 O C O C O C X I 0 0 0 0 C D C r ^ C N ] e n O り 乙 4 Q り 1 4 -= ^ C X ] C G C O C O C O 第……次エネルギー輸出 原 油 お よ び 石 油 製 品     0 . 7 1 1     0 レ 6 0 8   0 . 3 9 7     0 . 1 7 3     0 . 2 8 1     0 、 2 9 6   ∧ O … … 2 9 1     0 . 3 8 2     0 . 5 0 8   10 1 、 9 7 3 一 一   O ム フ 7 ( ト   0 . 7 5 6   1 . 0 7 9 1 1 0 0 5 0 2 9 1.432 !.634 J.870 2.048 0.836 0.395 天然ガス 電力 0.006 0.000 0.004 0.004 0.005 0.014 0.006ダ 0.009/ 0.001 0.000 0.002= 0.007ニ 0.007 0.052十 〇.396 0.272 0.498 0.503十 〇.509ト 0.587 0.017‥ 0.059 0.088 0.102 0.116 0.055 0.043 0.08卜 0.095 0.111 0.!39 0.104 0.川 O」19 0.158 0.218 0.196 0.191 0.254 0.399 0.367 0.128

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100% 80% 60% 40% 20% O% 第3図 第一次エネルギーの配分 (19 8 9年) \\\\\\ \\\\\メ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1   1 1 1 1

チェコ・スロバキア <出所>第1図に同じ  OECDの ヨーロツノマji国 第4図 一人当り第一次エネルギー供給        1人当り(石油換算)トン 1970 1975 <出所> 第1図に同じ 1980 19弱 1990 OECD全体  也 力拡 ロ制札 第5図 1弧年鵬でのGDPのU詐ル鯨lmル豺卜次エネルギー鵬 1970 1975 <出所> 第1図に同じ 1 9 母 ○ ン │ ・ ト . ・ ・ i 1990 炭,石油を犠牲にしつつ成長を遂げたといえよ  パ諸国で19%,OECD全体で21%である う。       のに,チェコ・スロバキアでは,総需要の57  両国の燃料・エネルギーの消費の配分タイプ  %に達している。石油については,0ECEの は,0ECDのヨーロッパやOECD全体の配  ヨーロッパ全体で44%,0ECD全体で43 分タイプと様相を異にしている(第3図参照)。  %であるのに,両国ではわずか21%にしか達 最大の相違は,石炭需要と石油需要にみられる。  していない。 19 8 9年には,・石炭需要がOECDのヨーロッ   然も,両国では,このような燃料・エネルギー

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102 高知大学学術研究報告 第42巻(1993年)社会秤学 第6図 エネルギー自給率    第一次エネルギー供給に占める国内生産のシェア 1 0 0 8 0 6 0 4 0 2 0 <出所> 第1図に同じ の高水準(第4図参照)が,相当に低い粗国内 生産(GDP)しか生み出しえないという非効 率的エネルギー使用の問題かおる。第5図から も明らかなように,両国では, GDP 1 0 0 0 USドルを生産するために,0ECDのヨーロッ パ諸国或いはOECD全体の約4倍も多い燃料・ エネルギーを消費しているのである。  さて,両国の総合エネルギーバランスに関す るデータからは,19 7 1年以後,国内生産に よって,両国の第一次エネルギー供給の65% から80%がまかなわれたことがわかる[第6] 図参照)。両国のエネルギー生産は, 19 7 1 年以後自給率を低めたが,絶対量としては19 87年に5,2 10万t(石油換算卜でピークに 達して以後,急激に減産に向かっているが,自 給率についてはOECDのヨーロッパ諸国より は高く,0ECD全体に見られる比率に近いこ とがわかる。  それでは,両国のエネルギー供給動向につい て,その種類別に考察してみよう。ま‥ず石炭で あるが,19 7 1年以後,19 7 9年まで増産 第7図ニチレボy]スロバキア石炭 生産 (単位; 100万〇 <出所> W!図に同じ 十 傾向にあったが,80年代前半に減産に入った あと,………19 8・4年にピ十クレに達した後,再び減 産傾向にあるて第10表参照)。 19 9 0年の 生産は低質炭ト\8,370万t,良質炭2,34 0万寸で√総計………1。。億7卜o万tであった。 この 年には,前年より全体で9し%の減産となったが, 91年にはさらに,6%の減産となり,この2 0年刊で最低水準にな石言見積もられている (第7図参照)。>ニ    レ  ところで,石炭生産がエネルギー総供給に占 める意義をみる于=ために,上記トンから,標準燃 料トンヘ換算した値を考察しておこう。 197 1年以降の時系列で見ると,生産量のピークは, ト9\7二9年=首剣……66 3万①べ石油換算)に達七 だ後減産に入ゴたが,再び19 8 4年に4,6 3 6万t(同O十に回復した後,再び減産に入り, 19……91 I ・ .ljl‘Eli,と この20年間 獄j;……3,68 9万t(同じ)という の最低水準に落ち込んだのである。 しかも,80年代に入ってからは良質炭の割合 が減少ノし,ニこれが環境汚染問題の深刻化にも拍 車をかけたといスえよう。この状況について少し 1)ここで低質炭とは,l kg当り17. 4MJ (= 1 0'ジュール=0.000034121標準燃料トン)以下しかない。亜  炭,褐色炭をいう。これに対して,良質炭とは, 1kg別17. 4MJ以仁ものおよびエネルギーおよび治金工 程で使われる石炭(粘結炭)プも含めるo I EA ; (1992)、PL3ト4、

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第8図 石炭坑夫の生産性 一炭坑夫当り平均トン数 ㎜チェコ・スドキア[二二]OECDヨーロッパ諸国匝コオーストリア <出所>第1図に同じ 第10表  チェコ・スロバキア石炭生産高     1 0 0 0 t 良質炭 低質炭 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 28,818 27,925 27,783 28,179 28,394 28,562 27,354 29,150 28,781 28,307 27,622 27,463 26,915 26,421 26,223 25,445 25,616 25,478 25,053 23,400 84,161 84,931 81,249 82,165 86,272 89,468 93,236 94,879 96,227 94,890 95,282 97,097 100,470 102,857 100,387 100,771 100,957  97,999  92,318  83.700  複利計算した年平均成長率 1971-80  -0.2:%  1.3% 1980-90  -1.9% -1.2% 計 112,979 112,856 109,032 110,344 114,666 且8,030 120,590 124,029 125,008 123,197 122,904 124,560 127,385 129,278 126,610 126,216 126,573 123,477 117,371 107,100 100,491   シェア 良 質 炭 I低 質 炭 25.5% 24.7% 25.5% 25.5% 24.8% 24.2% 22.7% 23.5% 23.0% 23.0% 22.5% 22.0% 21.1% 20.4% 20.7% 20.2% 20.2% 20.6% 21.3% 21.8% 74.5% 75.3% 74.5% 74,5% 75.2% 75.8% 77.3% 76.5% 77.0% 77.0% 77.5% 78.0% 78.9% 79.6% 79.3% 79.8% 79.8% 79.4% 78.7% 78.2%  1.0% -1.4% -0,3% 計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 原典:

  1971-1990: IEA,“Energy Balances of Non-OECD Countries”,   (includes results from questionnaire) .

  1991: estimate from VUPEK energy balance   〈出所〉IE八; (1992) ,P.177.

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104 1 2 9 6 3 0 1971 高知大学学術研究報告 第42巻(1993年) 社会科学……… 第9図 天然ガス輸入 [単位; 100万トン(石油換算)] 1975 1980        <出所>第1図に同じ 触れておきたい。  主としてチェコ北部に賦存する褐色炭は,灰 質が多くかっ硫黄含有率が1. 5∼2. 4%と 推定されているが,なかには8∼10%になる ものもあるという。それに加えて,カロリー値 も低く,1 2. 3 MJ/kgである。一方,オス トラバ周辺に賦存する良質炭は,硫黄含有率も 0.7%と低く, カロリー値も2 4.4 MJ/ kgと高い。しかも,両国石炭鉱山の生産性は概 してOECD全体よりもかなり低い。良質炭に ついての生産性はOECDのヨーロッパ諸国の 約半分,オーストトリアの約14分の1である。= 褐色炭についての生産性は,0ECDのヨーロッ パ諸国におけるよりも約42%だけ低い(第8 図参照)。  次に,原油の供給について見てみよう。 19 9 1 年についてみると,国内生産による供給は, わずか約1%すぎず,約99%は輸入によって まかなわれている。 19 9 1年9月以後は,殆 どすべてが旧ソ連邦から「友情」パイプライン を通じて輸入ざれている。旧ソ連邦からの原油    犬1985  ………1990 輸人にに1〉980年にピークに達したが,19 82年から19 8 9年にかけては,これよりも 低い水準心七どまった2ソ19 8 9年から19 9!年の開心3 4%め減少があった。 19 9 0 年と19 9 1年にかけては,旧ソ連邦からの原 油輸入の減少を補うために,輸入先を多様化し, アドリ・アニ=?コパイプライン告通じて,イラン,エ ジプト,=………│リ=J=:ビ`ナ,ザウジアケビアからも原油を 輸入するごとができた。 しかし,それでも19 91年には,両国の全輸入量は,卜127万t (前年より寸∧9%の減少二旧ソ連邦からは,8 4%のト9しノプ5・:。・,0゛万tの原油が輸入された)となり, 両国の石油製品輸出は大きな打撃をこうむうた。 ところが,19 9 1年9月には,旧ユーゴスラ ビアでの が封鎖さ よい状態 錯乱要因 戦てあ ’ 内れには のため,アドリア・パイプライン しまった。同パ るといわれるjが イプライン自体は ,このような供給 単一の供給源に依存した場合の供 給の不安定性のおそれと供給源を多様化するこ との必要性を‥同政策作成者に痛感させることと なった.とい=えよう.犬\………;・.J'JIJ・.・ 2 ) I E A ; (1992) , P. 4 0

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 天然ガスの供給についてどうか。 19 7 1年 には,国内生産は88万t(石油換算)で総供 給の3 1.6%を占めた。その後7 0年代には 増減を繰返したが,80年代に入って大きく生 産量を減少させた。多い年(19 8 8年)でも 73万tに達したにすぎない(第9表参照)。 この間の供給の増加は,殆ど旧ソ連邦からの輸 入によってまかなわれた。第9表からも明らか なように,19 9 1年の両国のガス供給は,約 93%が輸入によって占められており,わずか 4%が国内生産(石油採掘に伴う)で,3%が 製造されたガスからなっている(第9図も参照)。 第Ⅲ節 エネルギー需要について     一特に効率性にかかわってー 【1】 旧東欧諸国のエネルギー消費効率1) 旧東欧諸国(ここでは,ポーランド,チェコ・ スロバキア,ハンガリーをとりあげる)の特定 されたエネルギーの消費効率は,西側諸国(こ こではオヤストリア,イタリア,デ`ンマークを とりあげる)のそれよりも大きく劣っている (第10図参照)。 このような大きな効率性の 違いが生まれてきた原因について後でより詳細 に論述する予定だが,ここでは一般論として, 19 7 0年代の最初のオイルショック以後の各 国の行ってきたエネルギー政策をあげておきた い。というのは,西側の先進資本主義国は,第 一次オイルショック以後,それ以前の政策を大 きく転換させ,エネルギーの生産,流通,消費 における効率性向上,およびエネルギー保全政 策を実施してきた2)。  その結果,西側の先進資本主義国のエネルギー 消費は大きく抑制された。 19 6 0∼70年の 開に第一次総エネルギー消費は,6 7%増大し たのに,19 7 0∼80年の間はわずか36% しか増大せず,この傾向は今日でも持続してい る。      ・。  ところが,│日東欧諸国で経済的リストラクチャー とエネルギーの効率改善は,それ程強力には推 進されなかった。エネルギー集約度を低下させ ようとする努力は余りに弱く,先導性にも欠け た。従って,先進資本主義諸国では,GDP当 りのエネルギー集約度が19 7 3∼85年の間 に,20%の減少を達成したのに,旧東欧諸国 ではわずか10%の減少にしかならなかった。 旧東欧諸国の国内生産当たりの特定のエネルギー 消費は,19 7 3年以降かなりの抑制はあった ものの,今日でもなお西側先進国よりも高く, ほぼ2倍をこえる高さである3)(第11図参照) このように高いエネルギー集約度は,旧東欧諸 国の国内総生産比しめる工業生産物,なかでも 重工業生産のしめる大きな比重ならびに,エネ ルギーシステムの展開と管理が非効率的に行わ れてきたことに由来している。  さらに,旧東欧諸国がエネルギーの世界価格 の急激な変化に緩慢にしか対応しなかった事 態oを理解するためには,この地域が19 8 5 年になっても1億3,0 0 0万t(石油換算)の エネルギーを輸出していたことに注目する必要 注

1)本項は,主として, The World Bank ;(1991) ch. 1 0およびDr.L.Lengyel ; (1992) , U.N. ; (1992)の   論述に負っている。      ‥ 2) U.N. ; (1992) , P. 9 .  十   ト       。回 3)別の推計(世銀(1991) P. 6 7の注1)では,5∼7倍にもなっている。すなわち,USドルで換算したG   DP100万ドル当りの石油換算(トン)の粗エネルギー消費は,西ドイツ 2 4 2,オーストリア2 4 5,   スウェーデン 3 5 1, ハンガリー 1,13 6,チェコ・スロバキア  1,4 4 5,ポーランド1,8 5 4,   である。このように測定値の大きな差異が生ずる原因は,国民所得の推定額およびどんな為替率を使うのか,   にある○ 4)このことは,旧ソ連邦を除く殆どの旧東欧諸国での第一次エネルギー消費にしめる石油のシェアが,19 7   0年の20%に対して19 8 0年までに23%にまで上昇したことに示されている。そして, 19 8 1年か   ら19 8 5年の間に,固形燃料消費の1%という僅かな上昇と引きかえに,石油のシェアは21%に低落した。   ところが,世界の石油消費は,19 7 3年にピークの47%に達した後,19 8 5年には41%に,また先進

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106 2 L O L O   一     1     ・     0 1           0 高知大学学術研究報告っ第42巻(1993年)……J=?f会科学     第10[図 特定エネルギーの消費 一一人当り年間エネルギー(石油換算トン) チェコ・ スロバキア ポーランド <出所> U オーストリア ハンガリー N デ  ポ   ノχ   イ ッ   l   ツ   タ マ   ラ   ガ   リ l   ツ   リ   ア ク   ド   I USドル当りKWh スチ  オ  デ  イ ロエ   I   ツ   タ ノマコ  ス  マ  リ 牛● 4  1   ア ア   ア   ク :(1992),p.9 5 5 4 5 3 52 5 1    4   CO OO r-H 0.5  0 2 L O L O   ・     I     ・     0 1           0 0   0   0   0 0   0   0   0 0   0   0   0   0   1   ?   ?   1 4   3   2   1 じSドノ ポーランド ハンガリー 年間エネルギニ(石油換算トン) ス □ チ 工コ・ バキア チェコ・ スロバキア オーストリア 第11図 エネルギー消費とGD P 第一次エネルギー供給 一人当りエネルギー(石油換算ト         0 <出所> U.N. ; (1992),P皿 デンマーク オーストリア ポーランド ■ 1 9 7 3 … … = タ ゙ = … … … … : 1 9 7 9   0   1 9 8 9 エコ・スロバギアノ ンド    … …6・やー¬゛゛`ヽO        ∧犬    デッ・マーク jオーストリア▽/ぐ………1.1 ……… ニ:ダレぶととぐTT …………万……\│:\:\ニ イタリア デンマ ク ハンガリー イタリア イタリア DP(一人当りUSドル) 2,000  4,000  6,000  8,000  10,000  12,000

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0     0 r O     O C O C O 0     0 L O O 2     2 1 5 0 1 0 0 5 0 第12図 旧東欧から西欧への輸出品のエネルギー集約度(単位こメ=ガジュ¬ルおよび%) 部  門 ======一コー==== 123456789101112 13= :宙 業業械綱 属 機宇車工工機用鋼 金 務空動具械作造延物鉄鋼 事航自器機工構圧鋳非鉄 ドル当りメガジュ コンピュータ セラミックス ガラス器具  <出所>U.N. ; (1992) ,P.12. がある。この量は,欧州大陸間のエネルギーの 流通量の17%に達した。エネルギーの販売は, これら諸国の輸出収入の50%になり,財貨お よびサービス購入の60%をまかなった。エネ ネルギ¬関連貿易は外貨獲得の主要な源泉であ り,従って,この貿易が旧東欧諸国の資金およ び経済バランスで決定的な役割を演じた。  このような状況下で,1 9 7 0年代に│[Lソ連 邦へのエネルギー依存を強めでいた旧東欧諸国 はエネルギー価格ギャップのわなにとらわれて しまった。ハードカレンシーの獲得を必要とす る旧東欧諸国は,西側ぺの輸出可能な財貨の生 産を加速化さ甘る経済政策を推進した。精巧な 製造技術や品質向上能力に欠けたために,輸出 する生産物は,エネルギー集約度が高い程。 そ の輸出収入が多くなった。  七かし,旧ソ連邦とぞの同盟国間に締結され た政府間協定により,旧東欧諸国は,西側に直 接エネルギー(安価な原油,ソガス,j電力)を輸 0000500000000  12346803605り乙       11122nj −ル          1111222nj     11251136013nj  05098509095805% 出することを許吝れなかった。そこで,エネル ギー集約的財貨の形態での間接的なエネルギー 輸出が増大したのであらだ。まさに,第1 2 図 は,エネルギー・集約度と旧東欧諸国の生産物の 輸出可能性との間に直接的関連があったことを 示している。 1   :  ■       ■  ■  しか七,19 8 0年代に入ると,ソ連邦の輸 入品価格が上昇し,エネルギー価格とのギャッ プが拡大した。けれどもそれらはなおも丁振替 ルーブル」で支払われたので,旧東欧諸国では エネルギー消費部門が,より効率的にエネルギー を使用するように設備の近代化を行ったり,適 応したり七ようとする刺激は欠落したといえよ う。   【2】 チェコ・スロバキアのエネルギー   >犬 効率   ∇ ご  犬 上EAの調査では,両国の全再ネルギーの消 費集約度は,0ECD全体或いはOECDのヨー

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108 高知大学学術研究報告\第砲巻サ………=].ぐ・.・jl'     上第ヶ1ト3図∧石炭の集約度……… !985年価格でのGDP(USド少換算)↓000下ル当力石炭    ……… …… ………レ[:,申,ぢ LO OO I  I 0.9 ■X! CO 0  0 0 . 0  チェコ・スロバ牛ア マ`こ¬・ぺ

ペレ

   OECDのヨーロッぢ諸国 言耳---`-`--'` 1970 \ 1975 レ1980 1985 <出所>ソ第一1図に同じ 第1 4 図△石油の.集約度< 1990 1985年価格でめGDP(USドル換算)1000ドル当り石油    〉 ‥‥ ‥‥=   =ダ<[単位レトヅ(石油換算且 C£i LO 0  0 0.4 0.3 0.2 0.1 くエコ・スロバキア

OECDのヨーロッパ諸国    \ ゴー―-is、4.。。。ta∼。 OECD全体  `4な'^%. 。 ゛ Q な a こ 2 2 ぶ I S な ぼ u = な :       − 1970 1975 1980 1985 ト」990 <出所>ニ第:1図に同じ二十 上\‥‥‥  ‥‥‥ ロッパ諸国の同集約度よノりも約4/倍も高いス第 5図参照)二\それでは,◇このように高い集約度 の実態について,=エネヰギュ毎に分析七てノみよ う。六大 十    ノ レ    ‥‥‥‥‥‥‥  まず√石炭四集約度首あるがレO E\CD全体 或いはOE∧CDの\ヨー∧り〉ツ=パ諸国ノよ力∧も約iし3\ 倍も=高いノ七かも同集約度がレ両国において√ 最近増大の徴候があるよこ/れぱ石炭消費のj減少 以上に経済活動の縮小,が/なざ/れTだごとレによるノ 叩〔〕ドル当り天然ガス レ;………ト I.・==・ン1(石。。油換算)] ¬ しスロノ キア 1990 り原子力 1990 <可半八諸国レよ∇りも約 の同集 油供給 ]ン==回閉鎖くによる供 ユ ……J・こ:れノミ.も・・一一oE.・C D 丿丿諸国)よレり・も約

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第11表 工業部門毎のエネルギー          (1985年と198 料力業属業グ    エッ    金ムリ   鋼二    鉄・ジ    学ッ 燃電鉄非化エ 電子・技術・金属加工工業建木パ 設製ル ガラス・繊衣皮印食冷そ 工 維服革刷 資 工9くNX   ラエエエ工 品プセ 料 品 工  凍 生 の 他 工   業 材業紙ク業業業業業産業 計 19 - 1 C O r ︱ i 8 − 2 1 5 117281332000500 5 198 22397991891917181り乙 10 0.0

原典:Federal Statistical Office. <出所>UNIDO ; (1992),P.160. L O ' ︱ I L O O a         C O 88281432000500 1 9 第12表工業部門毎のエネルギーの最終消費        (1980年と1988年) 14037063803727141Qり 100.0 4倍高い(第15図参照)。両国での環境を浄 化したいという願望の広がりのため,天然ガス の輸入が増加し,他の形態のエネルギーとの代 替が生じた。最近の集約度が著しく増大したの は,経済活動の縮小にもかかわらず,天然ガス が増加した結果である(第9図,第9表,付表 1も参照)。  原子力エネルギーの集約度は,過去数年間に (特に19 8 5年以後),大きく増大した。 これ は原子力発電による電力生産が著しく伸びたこ とから生じた(第16図参照)。過去2年間に 経済活動が縮小したのに,同電力生産は殆ど減 少しなかったので,同集約度の高さが際立って きた。第16図からも明らかなように,同集約 度は,0ECDの約3倍にOECDのヨーロッ パ諸国の4倍の高さである。  ところで,このように,エネルギー集約度が 高い原因の一つに,同国の産業構造の問題があ

匹牛

粗生産100万コルナ勁10リュール目19 8 0 19 8 8 燃        料 電        力 鉄        鋼 非  鉄  金  属 化学・ゴムエ業 エンジニアリング・電子工業 建  設  資  材 木 製 品 工 業 パルプ・紙工業 ガラス・セラミック 食 料 品 工 業 4,504 9,508 5,081 1,18 3 2,007   710 4,136 1,240 3,109 4,235   656  4,776 10,940  4,371  1,12 9  1,531   493  3,432   775  2,413  3,182   550

原典:Federal Statistical Office. 注1)109ジュールで測ったエネルギー消費、    粗生産は1984年価格で計算。 <出所>UNIDO ; (1992)、p.162. る。旧東欧諸国のなかでも,工業の占めるシェ アがきわめて高い5)が,その工業のなかでも重 化学工業の占めるシェアの高いことが同国の産 業構造上の特徴である。これらの産業のうち4 部門,すなわち√鉄鋼,化学,非電子機械,建 設資材の工業部門だけで,全工業部門のエネル ギー消費の63%∼70%も占めている(第 11表参照)。他のエネルギー集約的工業には, 燃料,パルプ・紙,ガラス・セラミック,食 料品かおる。  さらに,付加価値当りの総最終エネルギー消 費は19 8 0年代に入って,低落傾向を示した が(第17図参照),工業部門によっては,燃 料,電力のように逆に増加した部門もあって, 低落を強力なものに出来なかった(第12表参 照)。  さて,以上に考察してきたような両国のきわ めて高いエネルギー消費は,何故に生じたので 注 5) G, Hughes (1992)によれば,第1位,ルーマニア,第2位,ブルガリア,第3位チェコ・スロバキア,  第4位,ポーランド,第5位,旧ソ連邦,第6位,ハンガリーである。

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110 1.2 1 8  6 0  0 4  2 0  0 ○ 高知大学学術研究報告:第42巻(く19冊年)………万=.・'f・L一会科学 第17図 付加価値100万当りのエネルギー最終消費(19804989年)       ∧六大  単位;トッ(石油換算) 1980 1981 1982 1983 1984 1986 1986 <出所> UNIDO ; (1992),P.161 あろうか。世銀調査6)はにこの点について以下 の4点を指摘している○   (1)エネルギーの低価格および退蔵をひき 起す集権的エネルギー配分   (2)両国の計画指標が経済全体を物量的目 標達成に向けて方向づけし,効率性改善の刺激 が欠如したことレ  (3)強力な重工業化への指向をもった産業発 展戦略が追求されたこと。  (4)旧式で,エネルギーの非効率的使用設備 を使ったこと。         ニ  では,旧政権は,エネルギーの効率性改善に 向けて何も行わなかったのか。否,旧政権は, 周期的に,同効率陛の改善に向けて,操業の改 善(19 7 0年代中葉),燃料代替(19 8 0 年代の初めに石油生産物から石炭√天然ガスヘ), 再装備(19 8 0年代中葉),に集中したキャ ンペーンを展開してきた。また, 19 8 0年代 後半に国家計画委員会は,主要はエネルギーの 1987ヶ1988 1989 1990 全使用者に対して年平均で2%の特定エネルギー 消費の削減を命心丈。七加し,これらの運動は 成功/を収め==なかった。何故か。  その理由について,同上調査7りま(1) ルギー価格が余りに低すぎたこと,(2) エネ 企業 はソフトな予算制約にしか直面しなかったこと。 O)エ半万事二保全/の\位置づけが,計画官に について乱\企業管理者についても低かったこ と。(4)うユネルギー消費にっいての体系的情 報が収集されなかったこと(5)多くの詳細 なエネ片冊卜誦率の選択か評価されなかった。 (6)計量機器は殆ど存在せず,このため公共 建築物および住宅でのエネルギー消費の監視が 困難となよたこと。(7)設備および器具の姿 意的な わたる いる。 −1 う) O%から+1000%に が行われた,等をあげて 6) 7) W W B ; (1991), P. 67 B ;ibid, p.68.

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年 次  1980  1981 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 8 8 8 8 8 8 8 8 9 Q り 9 9 9 9 9 9 9 9 9 ︵ M リ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 価格変動 1980-89 1989-90 1990-91 工業用軽 燃料油 122222222247 0 9・7 888 888 888 967 967 967 967 967 997 320 458 11.8% 4 4. 1% 7 2. 6%  第13表 石・油製一品 発電用重 燃料油 052 4 7・5 495 5 16 269 300 331 362 3 6/2 C Q C O C N ] L Q O o q 7 n 0 4  5. 8% 5 9. 9% 2 2. 1% 石 チェコ・スロバキア・エネルギー価格 自動車用 ディーゼル 22345666671ρり       11 炭 14 50 53 248 6 9・6 932 157 955 179 180 180 179 304 017 862 O% 8% 1% 用 い 田 Q ■ : >   C T i C T i C D     ' ^ ^ C O   C O   a U C O 庭 料 8 8 8 8 家 燃 2 15 8 8 9 8 8・9 889 889 889 889 936 412 0 5 7 O% 3% 7% 年次  工業用 発電用 コークス 家庭用 1980 1981 1982 3 4 5 6 7 8 9 0 1 8 8 8 8 8 8 8 9 Q り 9 9 9 9 9 9 9 9 Q び 1 1 1 1 1 1 1 1 1 価格変動 1980-89 1989-90 1990-91 1  7 20 33 379 429 4 8 0 526 576 626 641 6 5 1 651 698 841 120 0% 5% 2% 296 374 379 384 473 483 493 502 502 5 3 7 660 961  6 22 45 8% 9% 5% 1 1 1 1 1 1 2 C D C O t ︱         p o 5 7 7 7 9 0 0 0 0 3 3 2 78 5 3 69 83 87 08 07 08 07 09 4 9 52 1 5% O% し O%11 486 486 4 8 6 4 8 6 486 486 486 486 486 486 4 8.6 033 %%% OOLO  一 ・ 一O O CN] 発電用 11122222211nj CO 1-I ai     Ci3 0 8 4 ↓13 714 0 057 3 9 3 720 720 720 G82 9 4・0 974 353 7% 8%・ 8%・ 家庭用 66666655555<X) 011  一 ・ I 3 9・5 326 256 186 116 047 953 919 884 818 4 779 453 9% 8% 7% 天 然 ガ ス   家庭用 7 0 0 9 電 176 176 1 7 6 176 176 176 176 176 200 176 1 7 6 111 工業 444455555564       1   3  10 137 O% O% 5% 力 用 058 302 546 790 034 279 348 4 3・1 442 546 108 473 5% 1% O% 工業用 11122222211CO O = 8 4 4 1 3 7 1 4 0 0 . 石 7 . 3 ・ 9 3 7 2 0 7 2 0 0 9 a   o C N 3 C O ' ^ 7 C O C T i ( L O T -H C T i         C D 9 3 74 53 % % % 7 C O C O

IEA、“Energy Prices and Taxes". CSFR Federal Ministry of Economy.

 (注):      尚  1980-1989年の価格変動は、複利計算した年成長率である。家庭用軽燃料油には税金が含まれていない。  <出所>第1図に同じ。       犬      ト

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0 112 高知大学学術研究報告∧第4=2=巻…… 第卜8図∧ チェゴ,ノスし口・バ半アとO・虻CDのフョレ半占ゾ……,=t ∧1………j 万…… …iし ]業用軽燃料油  ● .  ●  ●● し臨轟臨]\   ・.. ・   ..●・ 雨雁扨川…… = \ ・一一 ..・ ‥ ● 尭也用天然力寸六 コ ‥ 玉案用夭死ガズ十 7−クズ炭>iし 工業用褐色炭 発電用褐色炭 石油… … ………  ガソリjン\ 犬  二自動車用ディフゼル  エ業用軽燃料油  家庭用\レン・ ト  エ業用重うイ 電力用九丿        一 電カダ …………  工業用 ∧  家庭用く  し 天然ガス∧     =  工業用………j  発電用\犬  \ 自動車川 家庭用天然ガス 家庭用軽燃料油 400 チェコ・スロバキア  △ \8・G↓.  ∧+6↓/L‥  ∧   2↓O/ ∧………: <:5・2.  ………↓56レ  ダ ト1 5 6. 石炭∧ ・. ニ    レ …………  褐色炭(工業用)…… ………  ’・\ブヘ(発電用) ト  十\ 粘結炭(工業用) j ∧………== <出所> IEA ; (1992)√p. 192. 3 4 10 32言2 -ト10 14ダ5 6/5 -4.6・  36 /7∧5 1 0 0 8 5 a >   o o   -^ ン リ;::I ソ が O………9.1・.=90年) ツ当:りUSドル) -− ゾパ諸 ト 1 03825rD 6524111 1600 USドル) 3   I   ∼   I   一   一 〇 C D   m   C O   c j i 2 1 4 6 5 Q ぴ C O C O   l   1 1 戸 0 0 0   c e U C O r -H 14 1 C O 3 C N ] L T D C O ( L O レ93 79 ∧8 8 C O   i r -  C N i e n   ! ︱ I   o o

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第IV節 経済的合理性に欠けるエネルギー価格     の設定   二 一旧政権のエネルギー価格政策の欠陥を中心にー  チェプコ・スロバキアの│日政権は,中間需要者 および最終消費者に対する土ネルギーコストを, 雇用を維持し価格水準を低く維持するために, 低く保つことに関心をもってきた。 さらに,国 内炭の低価格決定は,生産と雇用を維持し,そ の上,エネルギー生産物の輸入を抑える意義が あったとされる。しかし,このような目的で設 定された価格決定は,どんな欠陥を露呈したで あろうか。上記世銀調査は,以下の欠陥を指摘 している1)。  第1は,石油製品と電力を除くと多くのエネ ルギー価格はコストをカバーしていない。  第2は,相対価格は,エネルギーの相対コス トを反映していない。  第3は,政府は,石油およびガスに関連する 活動から独占的利潤を獲得したが,大抵の企業 の余剰資金は,保安を行うのにやっとで,とで も事業の拡張にまでまわせない程少なかった。  さて,第13表は両国のエネルギー価格の推 移を見たものである。最近に至るまで,ごく一 部のエネルギー(ディーゼル,工業用軽燃料油, 天然ガス,コークス)を除いて,殆どの形態の エネルギー価格が上昇しなかったことがわかる。 家庭用に至っては,全く上昇しなかったことを 示している。このため19 9 0年の時点で,両 国のエネルギー価格は,0ECDのヨーロッパ 諸国のエネルギー価格との間にきわめて大きな 格差を生じた(第18図,第ト4表参照)。第 14表からは,19 9 0年には,ガソリン,ディー ゼル,重燃料油を除いたあらゆる形態のエネル ギー価格が公式為替率で測って西欧水準の2分 の1から8分のトの間にあったことが知られる。 このような価格政策の結果(1)さまざまな 1) 2) 3) W. B ; (1991), P .69. J. M. Kramer ; (1990), P. 27 W. B ; (1991) ibid. P.70. エネルギー使用者間への配分の効率性が損なわ れた。(2)エネルギー生産,交換,最終用途 の効率性の改善がはかられなかった。 O) エ ネノレギー企業が,再建を行うに十分な資金が得 られなかったノ(4)相対価格は,国際市場で のあらゆる形態のエネルギーの希少価値を反映 せず,例えば石油化学工業への大量投資の決定 に導いたり,節約のインセンティブに欠け,浪 費を促した。      十  それではなぜかこのようなエネルギーの低価 格決定・維持が可能となったか。また1 99 0 年以後,低価格維持が不可能となったかについ て触れ,本節をしめくくりとしたい。  前者が可能となったのは,最近(19 9 0年) まで,ソ連邦から輸入されたエネルギーの価格 決定が,コメコンの特定する為替率で換算され た代表的国際価格の5年の稼働平均に基づくと いう独特の方法で行われてきたからである。そ のため。ルーブル対USドルとルーブル対コル ナの為替率の歪みのために原油と天然ガスの輸 入価格は,コメコン為替率での国際価格に一致 する一方で,・実質的為替率での国際価格よりも 十分に低かった。第ト5表と第16表は,この ような事情を説明してくれる。 J,Mレクレマ¬ によると第1 5 表の値は人為的に高い公式為替 率を使用しているので,旧ソ連邦の原油価格を 過大評価しているという。それに対して,第  16表の値は,より実質的な為替率を使った旧  ソ連邦から旧東欧諸国への原油の実質的価格を  推定しているという呪 これらの測定値からは  きわめて興味深い帰結を導くことができる。  かくして,このような輸入価格の過少評価は, 原油と天然ガズだけで年平均18億USドルに 達したといわれる3)。これらは,チェコ・スロ バキすの国家予算と国際収支を潤おし,エネル ギー低価格維持のための,低い税率と補助金の 支出のために使われたのである。

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114  だがこ/のような方式はいづま懲も続∠く工はずが なかう=だノ外貨不足ごにあえこぐ旧ソ\連邦は工大9\9 L年L月以後,∧輸出されるよ≒ネレルギ÷価格はレ国▽…………1=j 際価格で決定し,宍しかも支払を交換性の\あ\る通 貨で要求するという方針に転換くしためである。\ これに伴い両国の国内通貨表示の輸入価格は, 原油について約2<6 0\%√天然ガ:ズにつ宍=いで 115%も増大すると推定さ:れくているレ ト (国内通貨こダ←ムで)は,……2 6億:USド1ル相=当 まで増加するであろう〉と見積\も\られているノ)。 バーレル当りUSドル) バ÷レル当りUSドル) lレ・:………JJごれ・4ま現為替 でいるトGDPしの 済レに与えレる影響 し……k こ り … … … j ・ y ・ キ . : ・ ア ・ . . ・ カ . j ・ ど の よ かを分析し 題を如何に なくな不=安定性やレ低質炭 ト輸入量をどう推定する

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年次 1971 付表1 ヂェコ・スロ・バキアの第1次よネルギ= 第一次エネルギー供給     腰自および戸炭石油製品 75.2% 20.0% 1972・ 72.7% 22.4% 1973 70.8% 23.9% 1974 68.5% 25,1% 1975 67.6%・25.7% 1976 66.8% 26.1%・ 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 66.0%26,5% 天然ガス原子力  3.8% 0.0% 4.0% 0.0% 4。3% 5.1% 5.6% 6.0% 6.6% 64,9% 27.0% 7, 322333108876666666655[D 4353748464 %%%%%%%%%% 6653222110222222222り乙 5% 8 4% 8 8%∧9 6%10 8% 6% 1% 1 I I 3%1 0%1 5%1 2%%%%%%%%%%%4913671699U 671699U 00111り乙 4% 20.3% 12.8% 56.7% 18.4% 14.9% 1991 56.8% 16.5% 16.5% 複利計算した年成長率1 7ト81 0.3% 4.8% 11.5% 81-91 -L6%-5.0%5.5% 0。1% 0.2% 0.1% %%%%%%%%%%%%%   2   0   0   8j   9l   3   6   2   2j  1 000011222467CO 年次 石炭 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 8。6% 9.0%%  %j  J 9  16 第一次エネルギー輸入 原也および 石油製品 天然ガス 21.6% 68.6% 7.4% 19.4% 70.4% 8.2% 16.8% 71,8% 15.5% 70.5% 14.8% 13.7% 13.6% 13.4% 12.7% 11.1% 10.0% 12.0% 12.0% 11.1% 10.8% 11

諮詣

4 Φ 一 9 1010 110.8% 1991 14.5% %%%%%%%%%%%%%%%%% 1059518241866561Qり 1109776321988759nj7776666666555554λ4‘ 複利計算した年成長率 71 81 -3.0% 4・5% 81‘91 2.9%⑤雨 71:91 。0j%-り%し 9。2% 13.8% 14.8% 15.3% 18.4% 20.8% 22.2% 23.8% 24.5% 26.4% 27.5% 29.3% 30.2% 30.3% 32.3% 37.4% 40.7% 16.9% 5.3% 11.0%  原典:VUPEK   I <出所> IEA(1992)トP.169 水力および 芒 その他  計っ 1.0%100.0% 0.9%10010% 0.9%100.0%: 上2% 100.0% LO%100.0%: 0.9%100.0% 0.8%ト100.0% % % % % % % % % % % % % % % C D   C D   C D   C D   C D   C D   C D   C D   C : ^   O   O   0 J J 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 % % % % % % % % % % % % % %   9   9 7 ︰   7   6   7   6   8   5   8 ワ J   8   0 旧 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 ,1 0 電 力 2.4% 2.1% 2.3% 2.3% 1.8% 1.5% 1.1% 1.4% 1.4% 1.0% 1.0% 1.0% 1.2% 1 1 1 1 % % % % 4 C O   1 -1   C O 1。7% 2.1% 2.7% 1.5% -3.8% 2.8% -0.6% 9% 2.2% 7%-0.6%   計 100.0% 100LO% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100ムO% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 4.7% -0.9% ±9% 国内コ生産    原油および 石炭石油製豆 97.2% 0.4% 97.2%犬0.4% 97.3% 0.4% 97.0%>0.3% 97.3% 0.3% 97.3% 0.3% 97.5% 0,3% 97.3% 96.7% 95.6% 95,3% 95.0% 95.0% 94.3% 91.8% 88.8% 86.7% 85.9% % %   0   0 8 5 8 4 83.9% 0,1% 二2.0% 石炭 84. 0。2% 0.2% 0.2% 0.2% 0.2% 0,2% 02% 0.2% 0.3% 0.3% 0.3% 0.3% 0.3% 0.3% -7.5% 4.8% 天然 ガス原子力 1。9% 1.8% 1.7% 1.6% 1.6% L6% 1.4% 1.8% 1.3% 0.9% LO% LO% 0 1 1 1 1 1 1 1 1 -5 , 0 9% 2% 1% 1% 2% 4% 3% 2.% O% 7% 9% 0。0% 0.0% 0.1% %%%%%%%%%%%%%%%%%%   3j2jJ2   5CO C-Q CO CJi CNJ 2j 8 7 8 2 0000012233369 11H 1-I Cd21314 16,6% 第一次エネルギー輸出 原雅5よぴ 石油製品 7% 14.0% 86.1% 90.0% 94.1% 93.1% 92・.8% 91.7% 90.0% 88.2% 12.2% 7.9% 3.5% 5.7% 6.0% 6.4% 7 Q ・ i.8% ム7% 79.3% 18.1% 81.3% 16.4% 811.3%.16.2% 75.5%・22.0% 74.8% 20.9% 腿・.0%201.0% 63.1% 27.8% 56.6%・30.6% 52.9% 33.5% 52.3% 33.0% 59.2% 19.1% 83.4% 12.1% -1.2% -3.3% -2.3% 天然ガス  0.1%  0.0%  0.1%  /0.1%  0.1%  0.3%  0.1%  0.2% 0.0%  0.0% .0.0% \0.1% 0.1% 1.1% 7.7% 5.3% =・9.3% 9.0%  8.2%  13.4%  0.5% 0。8% -10.4% -6.5% 23.9% -2.9% 5.3% 電・力 1.2% L8% 2.0% 2,3% 1.1% 0.9% 1.8% L9% 2.1% 2.6% 2.2% 2.4% 2.4% 3.3% t2% 3.8% 3.6% 4.6% 6.4% 8.4% 3j% 5.8% 2.1% 3.9% 水力および  その他   0.5%   0.5%  \0.4%   0.7%  \ 0.7%  \0.6%   0.7%   0.6%  0.7%   0.8%   0.7%  し0.6%   0.6%   0.5%   0.6% ト ・ 0.6%   0.7%   0.6%   0.7%   0.7%   0.6%   3.8%   -1.9%  計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 10010% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% -0.8% -3.6% -2.2%

(22)

116      ニ………i高矢│・】一大・学!学IB・i研.究報告∧第42巻プ=,ト[プ1㈲油丿]=.・社会科学へ………:゛………:……… の生産レ・消費に伴う環境汚染め反省に立づて√ :………j効率向上ブ可ダ1……1多宍:=本の有効性を評価す右指標お 供給先(輸入椙于卜牡よび供給される‥エネルギー……yノレレjy≠づ方法壱発展す⑤ソニ/と: ):にあくる/6………… ……… の種類を多緑化するこ七を重要視しでいる⊃そ………ノ…………j.……六万:)・こ・:jろj万万.首,万 .1=万I.:.万.j=万・≠.j.j・,万ネ..・=.才・レ・ I I牛ごI÷一一 I・1 ・=節..・約j . φ.・T可能性は,現在, のためには√ノ生産技術水準の改善,……質のダ悪い土………万=: −  =S  ・・・・−・ jj ● ・  ・ ネルギーから√質の良いよくネソレギTへ誰転換,六万……∧=……1 ぷr‘l t.http://www...`-f゛・r7・i.・●AIべ=-・〃w−ゝ・・_.・J  :  .・ ・・..・ 新しい運河画活用などが考えられている, つぎに価格政策にづいてみてみくよ=うソレ同政:策∧………;= は¬耳ネルギ:÷市場の不完全性を考慮しづづ十\jj==:゜万:;・.Ij・=4ミ 徐々に消費者およノび潜在的私的投資家への正七六∧Jス]y い信号を与える/ようノに市場原理ぱ従属するであ ろうとしている.そして、j新政権:は]これまで実ニ☆ トか1-7-4・.・_占ヤト.口上八・ぶ&Aこみ1・ふに、^ ■'If,「・・.ヽに卜・l‥‥‥‥/Tr-・エZ。ふ ・:・.・. 施してきた補助金支給を大幅に削減し、……価ij格を 上昇させてきた。七か七、燃料:・エネノレギー価 格の完全な、規制緩和め概念には抵抗していjる。 (そして,……このことに世銀やI E A は批判的=で十六 あるが)・.ぞれはなぜか.例えば,ニ,家庭用の工………レj=万………万・.・. ネルギー価格は最近急激に上昇さ\せてかたニ(第………=・j=……Iト・ L3表参考)ダが,……これ以上急ご激に国際価格ユにま……:・.j=.・j.・万一 で上昇させることは√国民生活の破壊につなが…………万・・:.: IJ==・J ることを恐れるからであろうj。\もノづ七‥もな判断十] と思われる.将来的には,家庭堪価格の国際価…………=`1・.゜=・:j 格への接近はありうるごとだろうが‥現在の過度…………万一万.:j (の混乱)十期に√市場機能発揮の条件が完全に\∧」 備わっでいない七,\福祉政策が確立じていないレノ=……:・・宍 時に,すぺ寸のエネルギプ価格の完全自由化と ノ]j 国際価格への接近は,問題があろう.十六   >〉………j 第3:は√効率性向上策である。政府は,ごエネ…………::=1

 ・zl-∼・ '7 /yJ11-L-│・J-J-』/1-∼に'J IJU かS/ゝ・/rj I.tnl.  ̄ ̄¬71:・..・. ルギー効率改善と環境保全に最優先権を与え\る………jj・.yj.・゛.1

 . ’.・J/4 ・ マ・・.k-J. ゛´│-・ノ・jrl゛ふ・ ̄=ミ1/ゝ1㎝,ノ・J Irr・.し・J ゛.・一-゛ ・.・ ため, ト99十年41月FEA (連邦≠ネノルギ=卜I\ノIト……万万. 機関)を経済省の下に設立した.コト9 9 ト年に√十

17g罵1天jノブご珊七ひFHy-j r I'-s又Jとし/こo 1 tヌy i ^l'-,∧ ………:………y FEAは了億コ?レナをエネルギア効率改善のだ…………≒1… … … …>……=……:・>万ソ‥.(ペノノ めに,両共和国懲支出したが,∧未ノだその事業jの……〉……\∧=…………へ……=………= 有効性を把握していないという(I EA……(1992)………万・.・.:I:・( P, 8 3………)。今後のFE A・の課題は√=エネルギュ= 注    ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1)第一波、第二波を通じて、どのよう=なヱネルギ→ によると旧東欧諸国のなかでチjコ]の大規模私有化か旧国有企業l でおり、そのうちバノウヂャ≒方式が36%(私有化ざれる企業のノ帳j めているといういまだ資産価格でいケとチ土コでは40%以上カベ………乙 (P.17) 七あ:る)とみjられている チ\卜十仏果谷て,鉄鋼, 産縮小水見込来れ,こ 期待されてい 上は√設備の 卜うト。……家=庭用 器φ設置が節 る万力八………個々の であ\蕎。そこ )・減免を行おう か斤に\こ・れ≒ら=:の設置 ノり……除く=万・..カiヵi・・ある. /環境改首に大・き これ:らjだけでは 資本主 中の私 上や環境改 時にへj]ケ……法=・ホll:度 視ケズデムが√ 士か尚もjひノき続いて り 号よへ(松1山, 1990 つ:いては、IEA Vivatisation・.' ・・………(・・PARIS,1993) ゴバキすで:は40%レ宍と最しも進ん 1ヌ・nダ1・i;Jギアスで=は65%)入をし 約27%が私有:化jされたという

(23)

 年)\所収

② Plan Econ, Mar. 7. 1990,

(3)村上隆;「旧ソ連のエネルギー事情」ソ連東欧貿  易会『ソ連東欧貿易調査月報』(↓992年4月号)所  収

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ENERGYTR- ADE : RECENT TRENDS AND FUTUB,E

 PROSPECTS,in(IEA et.al. ed. ) SEMINAR

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平成5年(1993) 9月30日受理 平成5年(1993)12月27日発行

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