高校生の意志決定行為に関する基礎的研究-自己実現達成に向けた意志決定スキルの育成-
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(2) 同を表す4要因との相関分析を行うた。また、性. の得点が有意に高かった。. 格傾向を表す3要因と自己実現志向を表す4要因. 第2学年では、r不明瞭」r不安」の得点が有意. との間で、相関分析を行った。. に高く、「自己実現志向」の得点が有意に低かった。. その上で、性格傾向を表す3要因と自己実現志. 他方、第3学年の「模索」の得点が有意に低く、 r既決」の得点が有意に高かった。. 向を表す4要因を独立変数、DBQの8要因それぞ れを従属変数とする重回帰分析を行った。. 4)重回帰分析 意志決定への高い「自己評価」は、「積極的傾向」. r有能感」慨決」と有意な正の関連、r悲観的傾. 皿 結果 1)性格傾向及ぴ自己実現志向. 向」「不安」と有意な負の関連があった。. r性格傾向に関する質問」について、3因子を. 意志決定の際のrストレス」は、r悲観的傾向」. 抽出した。第I因子は行動力・自信などを有する. r不安」と有意な正の関連、r積極的傾向」r有能. 「積極的傾向」、第皿因子は不安感・失敗感など. 感」と有意な負の関連があった。. を有するr悲観的傾向」、第皿因子は人より優れ. 意志決定を行う際の望ましくない反応パターン. た知識・能力・記憶力を有するr有能感」とそれ. である「自己歎嚇」「回避」「短慮」は全て、「積極. ぞれ命名した。. 的傾向」と有意な負の関連があった。さらに、噌. 「自己実現志向に関する質問」について、4因. 己歎嚇」はr不明瞭」と、r回避」はr悲観的傾向」. 子を抽出した。第I因子は自分の将来の見通しが. r不明瞭」r不安」と、r短慮」はr悲観的傾向」. できない「不明瞭」、第皿因子は将来への心配や. 「不安」と、有意な正の関連があった。望ましい. 焦りを感じているr不安」、第皿因子は将来はま. 反応パターンである「選択」は「積極的傾向」「有. だ先のことなので、今は情報を集めたり経験を積. 能感」「模索」「既決」と有意な正の関連があった。. んだりする段階と考えている「模索」、第IV因子 は既に将来の目標及び方向性を認識し、その実現. 1V 考察. に向けて取り組んでいる「既決」と命名した。. 高い自己実現志向が健全な意志決定を促進する. 2)DBQ. とともに、意志決定スキルの高まりが自己実現、. 各尺度のα係数は「自己評価」が.718、「スト. すなわち将来の目標設定と目標達成を強くサポー. レス」が.788、「社会的関連性」が.849、「熟慮」. トするであろうという相互作用が見出された。さ. が.853、「自己欺購」が.585、『回避」が.808、『短. らに、意志決定スキルの効果的な育成のためには、. 慮」が.771,r選択」が.621であり、そのまま全. スキルの認知的側面からの働きかけだけではなく、. てを尺度として採用した。. 生徒の失敗、不安、心配、焦燥などの情緒的側面. 要因問の関連性については、「自己評価」は「ス. への働きかけが有効であることが示唆された。こ. トレス」 『自己歎蹄」 「回避」「短慮」などとの. れらバランスのとれた働きかけで養われたスキル. 間に有意な負の相関をもち、 r選択」とは有意な. による課題克服の積み重ねが、生徒の自己効力感. 正の相関をもつなど、Radfordらの先行研究と一. を高め、将来にわたる自己実現達成への礎となる. 致した結果が得られた。. ものと期待される。. 3)男女差及び学年差 男子では、r有能感」r不明瞭」r自己歎臓」r回. 主任指導教員.荒木 勉. 避」の得点が有意に高く、女子では、「ストレス」. 指導教員:西岡 伸紀. 449.
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