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E科学生の欠席・遅刻情報の共有システムの試作

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Academic year: 2021

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E科学生の欠席・遅刻情報の共有システムの試作

布施川 秀紀

(2017年11月24日受理)

1.まえがき

本校では義務教育の学校や一般の高校のようないわ ゆる「職員室・教員室」がない。そのため,その日の 学生の出席状況を確認することが容易ではない。古き 良き時代(という言い方が適切ではないかもしれない が)には,学生の出欠席については学生自身が把握し, 教員から欠課時数が規程を超えないように注意を促さ れることはあまりなかったと思われる。しかし近年で は,教員が日頃から出欠席状況を把握し,当該学生や その保護者に対して欠課時数等を知らせることも多くなっ ている。今までの出欠席状況の把握は,各学生の一週 間分の出欠席状況が記入された出席簿(公簿)をクラ ス担任が集計し行なっていた。そのため,紙媒体によ る集計の煩わしさや,学内便によるタイムラグ等のデメ リットがあった。また,現在では校内LANが整備され ているため電子メール等での情報交換も可能ではある が,科目担当者が電子メールアプリを起動し対象学生 の学籍番号を氏名を打ち込んでクラス担任等に送信す るのは,結構面倒である。そこで,これらの作業の煩 わしさを軽減するために,WebServer上に欠席・遅刻 情報の共有システムを構築したのでこれを報告する。

2.システム概要

科目担当者等が学生の欠席・遅刻情報の共有システ ム(以下システムと略す)にアクセスし,クラスを選ぶ と所属する学生の一覧表が出てくるので,遅刻あるい は欠課した学生のところにチェックを入れ,科目名, 曜日(基本的に授業終了後速やかにデータ共有するた め日付入れない仕様),時限を指定し,送信ボタンを 押すことにより,電子メールにて学科内に欠席・遅刻 者の一覧が送信される。

3.システム構成

本システムは,本校電子メディア工学WWWサーバ上 に構築されている。欠席・遅刻情報の共有システムのシ ステム構成を図1および表1に示す。 *電子メディア工学科 PHP PHPの実行 Apache
 HTML MySQL
 学生データ 要求 要求 応答 応答 Webブラウザ サーバ側 クライアント側 要求 応答 図1.システム構成 

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表1.システム構成

3.1 Apache とは

Apache とは,WWW(World Wide Web)サーバ ソフトウエアのひとつであり,世界中で使用されてお り,オープンソースソフトウエアであるため無償で利用 できる。 3.2 MySQL とは(1) MySQL とは,世界で最も利用されているリレーショ ナルデータベース管理システムである。これもオープン ソースソフトウエアであるため無償で利用できる。 3.3 HTML とは(2)

HTML (HyperText Markup Language) とは,Web ページを記述する言語である。Webページの基本的な 構造を記述したり,利用者の入力したデータをWeb サーバに送る仕組みの「フォーム」を配置することが できる。 3.4 PHP とは(1) PHPは,プログラミング言語である。また,Webペー ジを記述する言語である HTML の中に埋め込めること ができ,PHPのコード自体はサーバー側で実行される ため,そのWebページ内でどのような処理が行われて いるかをWebページ閲覧者が知る方法はない。さらに, サーバ上に構築されたリレーショナルデータベース(本 システムではMySQL)に容易にアクセスすることがで きる。メールサーバとも通信もでき,簡単に電子メール を送ることができる。

4.学生のデータベースについて

学生のデータベースは,以下のようなフィールド(カ ラム)を持つレコードを電子メディア工学科全学生分作 成してある。 ・id : 学籍番号 ・Name : 氏名(漢字) ・Name2 : 氏名(ひらがな) ・class : 所属クラス データベースを作成しておくと,クラスを指定して検 索することで,そのクラスに所属する学生のデータを全 て抽出することができる。また,学籍番号(ここでは id)で検索すれば,その学生の氏名等のデータを抽出す ることができる。もし,別の新たなシステムを構築す る場合でも,このデータベースをそのまま利用すること も容易であり,そのときに新しい項目(フィールド)が 必要になった場合でも,容易にフィールドを追加するこ とがでる。また,既存のシステムのプログラムの変更を せずにそのまま使い続けることができる。

5.システムの流れ

(1) WebServer上の学生の欠席・遅刻情報の共有システ ムにアクセスする。 (2) ログイン画面でユーザ(教員名)を選びパスコード を入力することにで認証される。 (3) クラス名を選ぶ(図2) (4) 指定クラスでデータベースに問い合わせ,そのクラ スの学生の学籍番号,氏名の一覧が表示される。(図 3) (5) 科目名,コメント,曜日,時限を設定し,遅刻者, 欠席者にチェックを入れ「確認」ボタンを押す。(図 4) (6) チェックを入れた学生のみが抽出され欠席者,遅刻 者リストが表示される。(図5) (7) 間違いがなければ,「送信」ボタンを押す。 (8) 電子メールで欠席者,遅刻者リストがE科教員に送 られる。

6.あとがき

平成28年度10月頃から本システムの利用を開始し約1 年がたった。本学科の教員に利用してもらい,概ね好 評を得ている。本システムのWebページにアクセスして から,科目名とコメントの打込み以外は全てマウスの クリックで済んでしまうのため,1分足らずで作業が済 み,今までに比べて作業が容易になり,学籍番号や氏 名の打ち間違いもほとんどなくなった。 また,本システムを利用しているうちに,学生が欠席 したらそのことを保護者にも連絡しておきたいという要 望もでてきた。そこで,欠席者一覧を送信した後に各 分類 使用しているもの WWW サーバ Apache RDB(リレーショナルデータベース) MySQL 記述言語 HTML PHP ࠉࠉ7+(*810$̻.2+6(15(9,(:1R

(3)

学生の保護者個別に欠席したことを連絡する機能も追 加した。これについては,また別の機会に報告したい と思う。

参考文献

1) 大重美幸:「詳細!PHP7+MySQL入門ノート」,ソー テック社,2016. 2) スタジオ イー・スペース:HTML5+CSS標準テキ スト」,技術評論社,2011. 図2. クラスの選択 図3. 対象クラスの学生一覧 図4. 科目名,欠席,遅刻者等の選択 図5. 送信内容の確認

Making of prototype of sharing system of

absentees and latecomers list

Hideki FUSEGAWA

We do not have the teaching staff room in our school. So, it is not easy to share data of absentees or latecomer in a few days. To solve this, I made this system with HTML, MySQL and PHP on our Web server. By using this system we became possible to share absentees and latecomers information easily.

参照

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